JP3175426U - 包装用紙箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右壁及び底板が一体的に形成され、これとは別体で前後壁が一体形成され、製造コストが安く抑えられた包装用紙箱において、箱内の上部スペースを広くすることが容易な包装用紙箱を提供する。
【解決手段】方形状の底板2と、該底板2の四辺から立上る4つの側壁3,3,4,4における向い合う一対の側壁3,3である左右壁を、底板2の対向辺にそれぞれ一体的に連設し、向い合う他の一対の側壁4,4である前後壁を、互いの上端側同士が連接されるように形成し、該前後壁4,4の下端部を係脱可能に底板2の前後辺側に係合させ、左右壁3,3及び前後壁4,4の上端側に把手部6を設け、把手部6を前後壁4,4及び左右壁3,3と別に形成し、該把手部6を、前後壁4,4の連接部12の前後幅中途部に左右方向に配置し、左右壁3,3の各上端部側に係脱可能に係止する。
【選択図】図2

Description

この考案は、包装用紙箱に関する。
方形状の底板と、底板の四辺からそれぞれ立上る4つの側壁を備え、向い合う一対の側壁である左右壁を、底板の対向辺にそれぞれ一体的に連設し、向い合う他の一対の側壁である前後壁を、互いの上端側同士が連接され且つ左右壁と別体になるように形成し、該前後壁の下端部を係脱可能に底板の前後辺側に係合させ、左右壁及び前後壁の上端側に把手部を設け、周壁等にカバーされるようにして食品等の対象物を底板上に載せて使用する特許文献1に示す包装用紙箱が公知になっている。
実用新案登録第3168957号公報
上記文献の包装用紙箱は、前後壁及び底板が一体的に形成された紙製シートと、左右壁が一体形成された紙製シートとによって構成され、板紙を打抜くことにより、上記2枚の紙製シートを形成可能である。このため、紙の使用量の少なくてすみ、手間も掛からず、コストが低減される。
しかし、左右壁の上端部同士を重ね合せ、この重ね合せ部分を持ち易い形状に成形して把手部としているため、箱内における把手部の真下側近傍スペースが、上記重ね合せによって狭められ状態になる。
本考案は、左右壁及び底板が一体的に形成され、これとは別体で前後壁が一体形成され、製造コストが安く抑えられた包装用紙箱において、箱内の上部スペースを広くすることが容易な包装用紙箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1に、方形状の底板2と、底板2の四辺からそれぞれ立上る4つの側壁3,3,4,4を備え、向い合う一対の側壁3,3である左右壁を、底板2の対向辺にそれぞれ一体的に連設し、向い合う他の一対の側壁4,4である前後壁を、互いの上端側同士が連接され且つ左右壁3,3と別体になるように形成し、該前後壁4,4の下端部を係脱可能に底板2の前後辺側に係合させ、左右壁3,3及び前後壁4,4の上端側に把手部6を設けた包装用紙箱であって、把手部6を前後壁4,4及び左右壁3,3と別に形成し、該把手部6を、前後壁4,4の連接部12の前後幅中途部に左右方向に配置するとともに、左右壁3,3の各上端部側に係脱可能に係止したことを特徴としている。
第2に、把手部6を持上げることにより、左右壁3,3の内面が前後壁4,4の端面に接触するように、左右壁3,3を前後壁4,4の左右両外側に配置したことを特徴としている。
第3に、前後壁4,4の上端側と、把手部6の下端部とを係脱可能に係合させて位置決めすることを特徴としている。
第4に、前後壁4,4の連接部12に、側断面視V字状に折曲げ形成された谷部16を形成し、該把手部6の下端部を、V字形谷部16に挿入したことを特徴としている。
第5に、V字形の谷部16の前後両側に形成された山形の折り目14a,14aを、その中央側が両端側に対して平面視外側に湾曲した円弧状に形成したことを特徴としている。
第6に、前後壁4,4のV字形の谷部16の底側にスリット状の差込孔12aを形成し、該差込孔12aに挿脱可能に挿入される爪部21を把手部6の下端部に形成したことを特徴としている。
第7に、連接部12の左右端側にそれぞれ個別に折り目14bを形成し、該左右の折り目14bによって連接部12の左右両側に各別に谷部16を形成したことを特徴としている。
第8に、先端側が上側を向いたフック部17を把手部6の左右端部に形成するとともに、左右壁3,3の上部に、前記フック部17を引掛けて係合する係合部3aを形成したことを特徴としている。
第9に、左右壁3,3の間に位置する前後壁4,4が、側面視左右壁3,3から外側に突出しない大きさに形成されたことを特徴としている。
第10に、底板2の前後端を、折曲げ起立させて底板2の剛性を付与したことを特徴としている。
第11に、底板2における上記折曲げ起立させた部分である前後の補助壁9,9と、底板2の補助壁9.9以外の部分である底部11とを、側断面視円弧状に湾曲された接続部27によって一体的に接続することにより、補助壁9を前後に弾力変形可能とし、前後壁4,4が前後の補助壁9,9を前後方向外側に押圧するようにして該前後璧4,4の下端側を底板2側に係合させることにより、補助壁9,9が前後璧4,4に弾力的に密着することを特徴としている。
把手部を前後壁及び左右壁と別に形成し、該把手部を、前後壁の連接部の前後幅中途部に左右方向に配置するとともに、左右壁の各上端部側に係脱可能に係止しているため、左右壁の上端部同士を重ねる必要がなく、箱内において上記連接部に近い側である上部側に、より広いスペースを確保できる他、左右壁の上端部間に把手部が架渡された状態になるため、左右壁を取外して、前後を開放させた状態で使用することも可能になり、汎用性も向上する。
また、把手部を持上げることにより、左右壁の内面が前後壁の端面に接触するように、左右壁を前後壁の左右両外側に配置した構成によれば、箱内の密閉性が向上する。
また、前後壁の上端側と、把手部の下端部とを係脱可能に係合させて位置決めする構成によれば、把手部の位置が安定し、より持ち易くなるとともに、前後壁の上端側も変形しずらくなる。
さらに、前後壁の連接部に、側断面視V字状に折曲げ形成された谷部を形成し、該把手部の下端部を、V字形谷部に挿入した構成によれば、把手部と、前後壁の連接部とが互いにより安定した状態で位置決めされる。
なお、V字形の谷部の前後両側に形成された山形の折り目を、その中央側が両端側に対して平面視外側に湾曲した円弧状に形成した構成によれば、この折り目によって、前後壁がより外側に膨らむため、箱内の上部にさらに広いスペースを確保できる。
また、前後壁のV字形の谷部の底側にスリット状の差込孔を形成し、該差込孔に挿脱可能に挿入される爪部を把手部の下端部に形成した構成によれば、把手部と、前後壁の連接部とが互いにより安定した状態で位置決めされる。
また、連接部の左右端側にそれぞれ個別に折り目を形成し、該左右の折り目によって連接部の左右両側に各別に谷部を形成したものによれば、連接部の左右幅全体に亘り折り目が形成されないため、連接部の強度が高く保持できる。
さらに、先端側が上側を向いたフック部を把手部の左右端部に形成するとともに、左右壁の上部に、前記フック部を引掛けて係合する係合部を形成した構成によれば、把手部の左右壁からの着脱がより容易になり、組立時の利便性が向上する。
なお、左右壁の間に位置する前後壁が、側面視左右壁から外側に突出しない大きさに形成された構成によれば、左右壁と前後壁の間の隙間が形成され難くなり、箱内の密閉性が向上する。
また、底板の前後端を、折曲げ起立させて底板の剛性を付与した構成によれば、底板により重い物を載せることが可能になり、汎用性や利便性が向上する。
また、底板における上記折曲げ起立させた部分である前後の補助壁と、底板の補助壁以外の部分である底部とを、側断面視円弧状に湾曲された接続部によって一体的に接続することにより、補助壁を前後に弾力変形可能とし、前後壁が前後の補助壁を前後方向外側に押圧するようにして該前後璧の下端側を底板側に係合させることにより、補助壁が前後璧に弾力的に密着するものによれば、補助壁との密着によって、前後璧がさらに高い強度で、底板側に係止される他、内部の密閉性も向上する。
本発明を適用した包装用紙箱の斜視図である。 図1に示す包装用紙箱の左右壁の一方を開放させた状態を示す斜視図である。 (A)は把手部の展開図であり、(B)は前後壁の展開図であり、(C)は左右壁及び底板の展開図である。 把手部の左右端部を、左右壁にそれぞれ係合して装着した状態を示す斜視図である。 (A),(B)は本発明の別実施形態を示す底板及び左右壁の要部展開図と、左右壁の側面図である。 本発明の別実施形態を示す包装用紙箱の斜視図である。 図6に示す包装用紙箱の左右壁を開放させた状態を示す要部斜視図である。 底板側の構成を示す側面図である。 把手部の正面図である。
図1は、本発明を適用した包装用紙箱の斜視図であり、図2は、図1に示す包装用紙箱の左右壁の一方を開放させた状態を示す斜視図であり、図3(A)は把手部の展開図であり、(B)は前後壁の展開図であり、(C)は左右壁及び底板の展開図である。これの図に示す包装用紙箱1は、長方形状又は正方形状(図示する例では左右方向に長い長方形状)の底板2と、底板2の四辺からそれぞれ立上る4つの側壁3,3,4,4と、側壁3,3,4,4の上端側に設けられた把手部6とを備え、底板2から立上った上記4つの側壁3,3,4,4は包装用紙箱1の周壁を構成し、この4つの側壁3,3,4,4の内、向い合う一対の側壁が左右壁3,3になるとともに、向い合う他の一対の側壁は前後壁4,4になり、この左右壁3,3及び前後壁4,4によって四方を囲繞される内部スペースSが箱内の空間になる。
上記左右壁3,3の全長方向一端は底板2との連接端になるととも他端は自由端になり、これによって、左右壁3,3が底板2の一対の短辺(対向辺)側にそれぞれ連設される。言換えると、左右の側壁3,3及び底板2は、フレキシブルに変形可能な一枚の板紙を打抜くことにより、一体形成される紙製シート7である。
この紙製シート7における左右の側壁3,3と底板2との境には折り目7aが形成され、この折り目7aを介して、左右壁3,3を底板2に対して起立するように折曲げると、該左右の側壁3,3の連接端が下端に位置するとともに自由端が上端に位置した状態になる。
また、左右各側壁3,3は、連接端から自由端に向かって前後幅が徐々に狭くなる形状に成形され、該側壁3の自由端寄り箇所には、該側壁3の全長方向(側壁3を起立させた状態では上下方向)に細長いスリット状の係合孔(係合部)3aが穿設されている。
さらに詳しい説明をすると、左右壁3,3の前後各縁における連接端寄り部分が、前後方向外側に山形に盛上る円弧状に形成され、左右壁3,3の前後各縁における自由端寄り部分が、上記円弧状部分から連続し且つ先端側に向かって前後方向内側に傾斜した形状に成形され、左右壁3,3の自由端が、底板2の短辺に平行な直線状に形成されている。
上記底板2は上記の通り左右壁3,3と一体形成され、この底板2の各長辺側端部を、折曲げ起立させることにより、左右方向に帯状に延びる前後一対の補助壁9,9を形成している。このように補助壁9,9を折曲げ可能にするため、底板2における前後の補助壁9,9以外の部分である底部11と、前後の補助壁9,9との境には、左右方向の折り目7bが形成されている。
上記前後壁4,4は、上記左右壁3,3及び底板2とは別体形成され、この前後各側壁4,4の全長方向一端側には、該前後壁4,4同士を連接させる連接部12が一体的に設けられるとともに、他端側は、底板2の長辺側に係脱自在に係合される係合端になる。
この他、前後壁4,4の左右各縁は、外側に山形に膨出した円弧状に形成され、各係合端の左右方向中央部には、底板2における底部11長辺側に穿設された左右方向に細長いスリット状の係合孔(係合部)2aに挿脱自在に差込まれる係合爪13が一体形成されている。ちなみに、係合爪13及び連接部12を含む前後壁4,4は、フレキシブルに変形可能な一枚の板紙を打抜くことにより、一体形成される紙製シート14である。
この前後壁4,4の係合端を、底板2の一対の長辺(対向辺)側にそれぞれ係脱自在に係合(具体的には、前後の係合爪13,13を、底板2の前後の係合孔2a,2aに差込係合)させることにより、前後壁4,4が、側面視逆U字状に変形した状態で、底板2に装着される。この変形時、連接部12の前後方向中央部に、側面視V字状に折曲げられた左右方向の谷部16が形成される。
具体的には、連接部12の前後の縁には、左右方向の折り目(端側折り目)14a,14aがそれぞれ形成され、連接部12の前後方向中央には、左右方向に延びる折り目(中央側折り目)14bが形成され、上記一対の端側折り目14a,14aは、平面視において、それぞれ前後方向外側に山形をなすように円弧状に湾曲形成されている。そして、一対の端側折り目14a,14aをそれぞれ山折りするとともに、中央側折り目14bを谷折りすることにより、前記V字状の谷部16を形成している。
さらに、連接部12は、中央側折り目14bを境に対称な形状に成形され、その左右縁は、それぞれ楔状に左右外側に突出した形状に成形されている。
上記把手部6は左右方向に形成され、把手部6の左右両端部には、先端が上方左右内側に突出し且つ上方側が開放されたフック部17がそれぞれ形成され、この左右のフック部17,17間には、上方に膨出した山部18が設けられ、把手部6下端の左右両端側には、下方突出する突起片19,19がそれぞれ一体形成され、把手部6下端の左右方向中央部には、前記谷部16の底側(中央側折り目14b)の左右方向中央部に穿設されて左右方向に細長いスリット状の差込孔12aに、係脱自在に差込挿入される半円状の係止爪(爪部)21が、下方に向かって一体的に突設されている。ちなみに、この把手部6も、フレキシブルに変形可能な一枚の板紙を打抜くことにより、一体形成される紙製シートである。
フック部17は、山部18の稜線に沿って斜め下方に延びる上方開放型のスリット状部6aと、該スリット状部6aの開放側を拡大させる楔状の切欠き状部6bとを、把手部6の左右の各端部に設けることにより、形成されている。
把手部6の左右両端部を、左右壁3,3の係合孔3a,3aにそれぞれ挿通させ、該係合孔3aの上端を、フック部17(さらに具体的にはスリット状部6a)に引掛けることにより、把手部6の左右両端側が、左右壁3,3の上部に係脱自在に係合される。これによって、左右の側壁3,3の上端部間に把手部6が架渡され、該上端部同士が安定的に連結される。
山部18の左右及び上下の中央側には、左右方向に長い方形状の持ち手孔6cが穿設され、この持ち手孔6cの上端側には、左右両端側の切込6d、6dによって折畳み部22が形成され、この折畳み部22を、折り目6eを介して、襞状に折畳むことによって、把手部6の強度を向上させるとともに、持ち手孔6cに指を差入れて把手部6を把持する際の持ち易さを向上させている。
左右の突起片19,19の間には、前後壁4,4の連接部12を、嵌合させることができるように構成され、さらに具体的には、連接部12の中央側折り目14b部分が、左右の突起片19,19間に嵌入され、これによって、把手部6と左右壁3,3とを互いに位置決めしている。
なお、上述した各折り目6e,7a,7b,14a,14bの端側には、曲げ時に可動範囲を拡大させて折曲げを容易にする円形状の切欠き部23が形成されている。
次に、図1乃至図4に基づき、包装用紙箱1の組立手段について、説明する。
本包装用紙箱を組立てるには、まず、底板2の一対の係合孔2a,2aに、近い側の前後壁4,4の一対の係合爪13,13をそれぞれ挿入し、前後壁4,4の下端側を、底板2の長辺側にそれぞれ係脱自在に係合させる。
ちなみに、この際、前後壁4,4から前後方向外側に突出した補助壁9,9を、該前後壁4,4に近接又は接触するように起立させることにより、内部スペースSの密閉性を高める。
続いて、端側折り目14aを山折りするとともに、中央側折り目14bを谷折りすることにより、側面視V字状の谷部16を形成し、この谷部16の底側に把手部6の下端側が接触するように、該谷部16に把手部6を差入れ、両者を係合させる。この際、係止爪21を、差込孔12aに係脱自在に差込挿入するとともに、左右の突起片19,19の間に連接部12の中央側折り目14bが嵌め込むことによっても、把手部6と左右壁4,4とを係合させ、両者の位置決めを行う。
このようにして、前後壁4,4の連接部12上面側の前後幅中央(中途部)に左右方向を向いた状態で配置された把手部6における左右のフック部17,17を、左右壁3,3の係合孔3a,3aを引掛けて係合させることにより、把手部6の左右両端部が、左右壁3,3の上端側にそれぞれ係止され、本包装用紙箱1の組立が完了する。
以上のように構成される本包装用紙箱1は、前後壁4,4の連接部12によって、内部スペースSの上方側が閉塞されるとともに、把手部6によって、連接部12の上面を真下側に押え付ける状態になるため、前後壁4,4が互いに遠ざかるように外側に山形に湾曲し、内部スペースSが広くなる。
この他、左右壁3,3の前後各縁が上述した形状をなして、この湾曲した前後壁4,4に沿った状態になり、側面視左右の側壁3,3から前後壁4,4が前後方向外側に突出しないため、左右壁3,3と前後壁4,4との間に隙間が形成され難く、密閉性が向上する。
これに加えて、前後一対の端側折り目14a,14aは、互いに遠ざかるようにそれぞれ外側に山形に湾曲しているため、前後壁4,4の平断面も、同様の形状に湾曲し、内部スペースSがさらに広くなる。
図4は、把手部の左右端部を、左右壁にそれぞれ係合して装着した状態を示す斜視図である。同図に示す通り、前後壁4,4を用いず、把手部6の左右両端側に左右壁3,3を係合させ、前後両側が開放された状態で、底部11にケーキ等の食品を載せて用いてもよい。この場合、食品の周囲の一部が開放された状態になり、食品の出し入れが容易になる他、食品を目視することも可能になる。
次に、図5及び図6に基づき、本発明の別実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図5(A),(B)は本発明の別実施形態を示す底板及び左右壁の要部展開図と、左右壁の側面図である。同図に示す包装用紙箱1では、各補助壁9の左右両端から、展開状態で左右方向外側にそれぞれ延出される一対の貼付部24,24を設けるとともに、各補助壁9,9の展開時における前後端には、折り目7cを介して山折りされる山折り部26が設けられている。ちなみに、貼付部24は、折り目7dを介して、左右壁3,3の外面側に折曲げられ、該左右壁3,3に貼付される。この貼付部24及び山折り部26によって、本包装用紙箱1の強度がさらに向上する。
次に、図6乃至図9に基づき、本発明の別実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図6は、本発明の別実施形態を示す包装用紙箱の斜視図であり、図7は、図6に示す包装用紙箱の左右壁を開放させた状態を示す要部斜視図であり、図8は、底板側の構成を示す側面図である。これらの図に示された包装用紙箱1では、紙材に合成樹脂を含有させて加熱処理することにより弾性変形可能なシート7を構成している。ちなみに、合成樹脂を含有させた紙製シートの加熱加工によって、弾性力を付与する手法は従来公知のものである。
底部11と、前後の補助壁9,9とは、折り目7bではなく、側断面視円弧状をなすようにR加工された接続部27によって、一体的に接続されている。このシート7の材質と、R加工された接続部27によって、補助壁9は、底部11に対して、前後に弾性変形するように構成される。
また、左右各側壁3の下端部(底板2との連接端部)の前後両側は、それぞれ切欠き形成されて係合凹部28を構成している。一方、前後各側壁4の下端(係合端)部の左右両側は、左右外側及び下方側に一体的に突出形成されて係合凸部29を構成している。ちなみに、前後璧3,3には、上述した係合爪13は設けない。
起立させた左右壁3の左右の係合凹部28に、前後壁4の左右の係合凸部29を挿通させるとともに、左右の係合凸部29,29の間に、底板2の左右両端を嵌合させることにより、前後璧4,4の下端部が底板2の前後縁側に確実に係止される。
しかも、前後璧4,4は、左右壁3,3の前後縁と、補助壁9とによって、前後から挟持された状態になるため、より高い強度で、係脱自在に係止され、この際、前後壁4,4によって、各補助壁9が前後方向外側に押圧されて弾性変形するため、補助壁9,9の前後方向内側への弾性復帰力が前後璧4,4に作用し、この弾性復帰力によって、補助壁9,9と前後璧4,4とがより密着し、且つ前後璧4,4の係止強度がより高くなる。
ちなみに、該状態では、左右の係合凸部29,29が、左右の係合凹部28,28から左右外側にそれぞれ突出した状態になるとともに、下方側にもそれぞれ突出した状態になる。
図9は、把手部の正面図である。図7及び図9に示す通り、把手部6は、山部18が正面視円弧状に形成され、円弧状の山部18の左右両端部からは、それぞれ上方に突出形成されたフック部17が一体で設けられている。ちなみに、上述の突起片19や係止爪21は設けない。
一方、連接部12の左右両端部からは、下方に屈曲される受止め部31がそれぞれ一体形成されており、組立時、この左右の受止め分31,31によって、左右壁3,3が受止められる。この左右の受止め分31,31には、連接部12側まで至る左右方向に長い係合スリット32が切欠き形成されている。また、中央側折り目14bは、連接部12の係合スリット32と連続するように、連接部12の左右端寄り部分に形成され、左右幅全体に亘っては形成されていない。
この左右の係合スリット32,32及び谷部16,16に、把手部6下縁部の左右端部が、それぞれ嵌め込まれ、連接部12に把持部6が係脱可能に係合される。
1 包装用紙箱
2 底板
3 側壁(左右壁)
3a 係合孔(係合部)
4 側壁(前後壁)
6 把手部
9 補助壁
11 底部
12 連接部
12a 差込孔
14a 端側折り目(折り目)
14b 中央側折り目(折り目)
16 谷部
17 フック部
21 係止爪(爪部)
27 接続部

Claims (11)

  1. 方形状の底板(2)と、底板(2)の四辺からそれぞれ立上る4つの側壁(3,3,4,4)を備え、向い合う一対の側壁(3,3)である左右壁を、底板(2)の対向辺にそれぞれ一体的に連設し、向い合う他の一対の側壁(4,4)である前後壁を、互いの上端側同士が連接され且つ左右壁(3,3)と別体になるように形成し、該前後壁(4,4)の下端部を係脱可能に底板(2)の前後辺側に係合させ、左右壁(3,3)及び前後壁(4,4)の上端側に把手部(6)を設けた包装用紙箱であって、把手部(6)を前後壁(4,4)及び左右壁(3,3)と別に形成し、該把手部(6)を、前後壁(4,4)の連接部(12)の前後幅中途部に左右方向に配置するとともに、左右壁(3,3)の各上端部側に係脱可能に係止した包装用紙箱。
  2. 把手部(6)を持上げることにより、左右壁(3,3)の内面が前後壁(4,4)の端面に接触するように、左右壁(3,3)を前後壁(4,4)の左右両外側に配置した請求項1記載の包装用紙箱。
  3. 前後壁(4,4)の上端側と、把手部(6)の下端部とを係脱可能に係合させて位置決めする請求項1又は2の何れかに記載の包装用紙箱。
  4. 前後壁(4,4)の連接部(12)に、側断面視V字状に折曲げ形成された谷部(16)を形成し、該把手部(6)の下端部を、V字形谷部(16)に挿入した請求項3記載の包装用紙箱。
  5. V字形の谷部(16)の前後両側に形成された山形の折り目(14a,14a)を、その中央側が両端側に対して平面視外側に湾曲した円弧状に形成した請求項4記載の包装用紙箱。
  6. 前後壁(4,4)のV字形の谷部(16)の底側にスリット状の差込孔(12a)を形成し、該差込孔(12a)に挿脱可能に挿入される爪部(21)を把手部(6)の下端部に形成した請求項4又は5の何れかに記載の包装用紙箱。
  7. 連接部(12)の左右端側にそれぞれ個別に折り目(14b)を形成し、該左右の折り目(14b)によって連接部(12)の左右両側に各別に谷部(16)を形成した請求項4乃至6の何れかに記載の包装用紙箱。
  8. 先端側が上側を向いたフック部(17)を把手部(6)の左右端部に形成するとともに、左右壁(3,3)の上部に、前記フック部(17)を引掛けて係合する係合部(3a)を形成した請求項1乃至7の何れかに記載の包装用紙箱。
  9. 左右壁(3,3)の間に位置する前後壁(4,4)が、側面視左右壁(3,3)から外側に突出しない大きさに形成された請求項1乃至8の何れかに記載の包装用紙箱。
  10. 底板(2)の前後端を、折曲げ起立させて底板(2)の剛性を付与した請求項1乃至9の何れかに記載の包装用紙箱。
  11. 底板(2)における上記折曲げ起立させた部分である前後の補助壁(9,9)と、底板(2)の補助壁(9.9)以外の部分である底部(11)とを、側断面視円弧状に湾曲された接続部(27)によって一体的に接続することにより、補助壁(9)を前後に弾力変形可能とし、前後壁(4,4)が前後の補助壁(9,9)を前後方向外側に押圧するようにして該前後璧(4,4)の下端側を底板(2)側に係合させることにより、補助壁(9,9)が前後璧(4,4)に弾力的に密着する請求項10記載の包装用紙箱。
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