JP3175199U - 光受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバを安全、且つ容易に配設できる光受信機を提供する。
【解決手段】収容空間15における内壁の内、光ファイバ配設面に対して直交する方向に設けられた周壁の何れか一つには、前記周壁の外側から光受信部30に光信号を供給することができるよう、光中継用アダプタ31の一部を露出させた端子部18を設けることによって、当該端子部18において前記光ファイバの末端に設けられた光コネクタを光中継用アダプタ31に対して着脱自在に接続可能に構成する。そして、蓋体で収容空間15を閉塞したときに、光中継用アダプタ31に接続された少なくとも前記光コネクタと、当該光コネクタから引き出されている前記光ファイバの一部を前記収容空間に収容する。また、前記収容空間と前記光ファイバ配設面との間を、光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする配設路13を備えた。
【選択図】図3

Description

本考案は、主に光伝送システムに利用される光受信機の構造に関し、詳しくは、余長の光ファイバを収容する収容部の構造に関する。
従来、ケース本体にO/E(光信号/電気信号)変換部を備えている光受信部と、余長の光ファイバ収容部とを備えた光受信機が提案されている。この従来からの光受信機においては、ケース本体内部に光受信機を装着し、当該ケース本体に着脱自在に構成された前記光ファイバ収容部は、前記光受信機に重合するように載置することで前記ケース本体内に収容される構成となっている。そして、この光ファイバ収容部に光ファイバを配設する際には、当該光ファイバ収容部に備えられた光ケーブル出入口を介して光ケーブル(若しくは、光ファイバ。以下、同様)を配線していた。
(例えば、特許文献1参照)
特開2005−024760号公報
ところが、従来の光ファイバ収容部を備えた光受信機によると、光ファイバ収容部に光ケーブルを配設するための挿入口の位置が予め決められていることにより、前記光受信機を通常の如く壁面等の設置面に装着する場合、光ケーブルの配線方向に制限が生じるなど、光ケーブルの配線の容易性、つまりは設置工事の容易性が損なわれる点で問題があった。
また、光受信機の近傍まで壁面等に沿うように配線されてきた光ケーブルを当該光受信機に引き込むため、壁面に引き回された光ケーブルと前記光受信機との間に配設される光ケーブルの自由部分に対して、前記光ケーブルの曲げ半径が当該光ケーブルの安全曲率を超えないようにするには、光ケーブルが配線されている方向(例えば、光受信機の上方から光ケーブルが配線されている場合)に応じて、当該光ケーブルが破損しないよう曲率を考えながら、大きく弧を描くように撓ませるなどして配線する必要が生じ、配線に時間が掛かったり、余分な長さの光ファイバが必要となると言った問題もあった。
更に言えば、上述のように配線した結果、壁面に引き回された光ケーブルと前記光受信機との間に配設する光ケーブルの自由部分が長すぎてしまうことになって、作業をする際に作業道具を光ケーブルに引っ掛けたり、余分なストレスが加わったりする可能性が大きくなり、光ケーブルを破損させてしまうと言った問題も考えられた。
そこで本願においては、こうした問題点を解決するためになされたものであり、
その目的は、設置工事の容易な光受信機を提供することに有る。
その目的は、余長の光ケーブルの収納が容易な光ファイバ収容部を備えた光受信機を提供することに有る。
他の目的は、光ケーブルにストレスが加わったり、破損したりすることの無い光受信機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、光ファイバによって伝送されてくる光信号を光中継用アダプタを介して受入れ、当該光信号を電気信号に変換して高周波出力端子を介して出力する光受信部と、前記光受信部を内部に収容するケース本体と、前記光ファイバの余長部分を収容する光ファイバ収容部と、からなる光受信機において、
前記ケース本体は、当該ケース本体の外面の内の少なくとも一つの外面を、前記光ファイバを配設するための光ファイバ配設面とする前記光ファイバ収容部が形成されていると共に、前記光ファイバ配設面と対向する側の外面である対向面に、少なくとも当該対向面の一部を外側に向かって開口するように形成された階段状の収容空間と、当該収容空間の開口部を着脱自在に閉塞可能に形成された蓋体と、を備えるように形成されており、
前記収容空間における内壁の内、前記光ファイバ配設面に対して直交する方向になるように設けられた周壁の何れか一つには、前記周壁の外側から前記光受信部に光信号を供給することができるよう、前記光中継用アダプタの一部を露出させた端子部を設けることによって、当該端子部において前記光ファイバの末端に設けられた光コネクタを前記光中継用アダプタに対して着脱自在に接続可能に構成されており、しかも、前記蓋体で前記収容空間を閉塞したときに、前記光中継用アダプタに接続された少なくとも前記光コネクタと当該光コネクタから引き出されている前記光ファイバの一部を収容するように構成されており、
更に、前記ケース本体には、前記収容空間における内壁の内、前記光ファイバ配設面と前記対向面との中間に位置するように設けられた段部から外方向に突出するように設けられ、前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする添付壁と、前記段部から、当該段部とは反対側に位置する前記光ファイバ配設面に掛けて形成された溝状の通路であって、前記添付壁を介して配設された前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とすると共に、当該光ファイバを前記光ファイバ収容部が形成された前記光ファイバ配設面に誘導する配設路と、前記段部に直交する方向に位置し当該段部と連通する前記ケース本体の外面の外方向から、前記配設路に対して前記光ファイバを挿抜自在に配設可能とする切欠部と、を備えるように構成されている。
請求項1の考案によれば、前記端子部を具備した前記収容空間と、余長の光ファイバを収容する前記光ファイバ収容部とが同一面上にならないように構成されているので、光受信機を小型化できる。
更に言えば、前記端子部と前記光ファイバ収容部との位置関係が前記収容空間の段部を介して反対側に位置するように構成されていても、前記切欠部の存在によって、光ファイバを前記収容空間と前記光ファイバ収容部との間に容易に配設することができるから、光受信機の設置工事をより簡単なものにすることができる。しかも、光ファイバを前記収容空間と前記光ファイバ収容部との間に配設する際は、前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする前記添付壁と前記配設路の存在によって、光ファイバの最小曲げ半径を気にすることなく配設作業を行なうことができるので、設置工事の工数を低減するばかりでなく、工事の信頼性を向上させることができる。更に言えば、前記光コネクタと当該光コネクタから引き出された光ファイバを前記収容空間内に収納して、前記光受信機の外形より外側にはみ出さないように構成すると共に、当該収納空間を蓋体で持って閉塞するように構成したことによって、設置工事をする際に作業道具を光コネクタや光ファイバに引っ掛けたり、余分なストレスが加わったりする可能性を無くすことができ、この点でも設置工事を容易、且つ安全に行うことができる。
本考案の光受信機を説明するための概略図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は下面図である。 本考案の光受信機を構成するケース本体を説明するための概略図であり、(a)はケース本体から蓋体を外した状態を示す正面図、(b)はケース本体から蓋体を外した状態を示す下面図である。 ケース本体から蓋体を外した状態の要部を拡大した斜視図である。 本考案の光受信機に光ファイバを配設した状態を説明するための斜視図であり、(a)は光中継用アダプタと光コネクタとの接続部分を示す拡大図、(b)は光ファイバ収容部を示す拡大図。 本考案の光受信機を構成する光ファイバ収容部に光ファイバを巻き付けた状態を説明するための図であり、(a)は光受信機の下方から光ファイバ収容部に光ファイバを引き入れた状態、(b)は光受信機の側方から光ファイバ収容部に光ファイバを引き入れた状態を示す。
以下に本考案に係る光受信機の一実施形態について図1から図3を基に説明する。
図1は本考案が適用された光受信機の概略構成を説明するための略図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は下面図である。図2は本考案の実施形態に係る光受信機1のケース本体2を説明するための概略図であり、(a)はケース本体2から蓋体3を外した状態を示す正面図、(b)はケース本体2から蓋体3を外した状態を示す下面図である。図3は本考案の実施形態に係る光受信機のケース本体から蓋体を外した状態の要部を拡大した斜視図である。尚、以下の説明で方向を表す場合は、特に明示しない限り図1(a)の状態を基にし、図1(a)の状態における光受信機の手前側が正面若しくは前面であり、図の奥行き方向が背面若しくは後面である。左右方向及び上下方向は図1(a)の図面の方向の通りである。
本考案に係る光受信機1は、光ファイバ33(図4参照)によって伝送されてくる光信号を光中継用アダプタ31を介して受入れ、当該光信号を電気信号に変換して高周波出力端子51を介して出力する光受信部30と、前記光受信部30を内部に収容する合成樹脂材からなるケース本体2と、前記光ファイバ33の余長部分を収容する光ファイバ収容部8と、からなる。
前記ケース本体1は、前記光受信部30を収納するように一方を開口した箱状の収納部2Aと、前記光受信部30が収納された前記収納ケース2Aの開口面を閉塞するカバー部2Bと、からなる。
本考案の実施形態に係る前記収納部2Aには、前記光受信部30を収納する空間の底面とは反対側(言い換えれば、前記収納部2Aの背面)に位置する外面に、図1(d)に示されているような、当該外面を前記光ファイバ33を配設するための光ファイバ配設面6とする前記光ファイバ収容部8が形成されている。
本考案の実施形態に係る前記光ファイバ収容部8は、当該光ファイバ配設面6から外方向に突出するように一体的に具備され、前記ケース本体1の外形に略沿うように形成された側壁4A、4B、4C、4Dを連設することで、前記光ファイバ配設面6の四方を囲うように設けられ、内部に光ファイバ収容部8の収容部を形成する外枠4と、前記外枠4の内側にあって前記光ファイバ33を安全曲率の範囲内で略円形状に添付を可能とする巻枠5(本考案の実施形態では4つの巻枠壁5a、5a、5a、5aから構成されている例が示されている)と、前記側壁4A、4B、4C、4Dの夫々に、前記光ファイバ33を被からケース本体2の外側から収容部に向けて配設するために設けられた複数の開口部10A、10B、10C、10Dと、からなる。
複数の前記開口部10A、10B、10C、10Dの内の何れかは、夫々対向する前記側壁(本考案の実施形態では4A−4C、4B−4D)に、前記光ファイバ33の配設方向に向かう軸線を略一致させると共に、前記光ファイバ33の配設方向が前記側壁の内面と略平行に沿うように配置させることにより、前記光ファイバ配設面6に対して、前記光ファイバ33を横断的に配設可能にする一対の開口部(10A−10A、10B−10B、10C−10C)からなる配設手段を構成しており、しかも、前記配設手段は、当該配設手段における前記光ファイバ33の配設方向に向かう軸線が互いに直交する方向に配置されるように少なくとも2つ備えられている(本考案の実施形態では3つ備えた例が示されている。)
加えて、本考案の実施形態に係る前記光ファイバ収容部8には、前記側壁4A、4B、4C、4Dと前記巻枠5との間に設けられ、前記側壁4A、4B、4C、4Dに形成された前記開口部10A、10B、10C、10Dの近傍に、前記光ファイバ配設面6から外方向に向かって一体的に突設された壁であって、前記光ファイバが前記配設手段を構成する一対の開口部(10A−10A、10B−10B、10C−10C)の間を略直線状に配設可能とする誘導壁9bと、前記光ファイバ33が前記配設手段と前記巻枠5との間を配設可能にする凹部9aと、からなる隔壁9(本考案の実施形態では4つ備えた例が示されている。)を備えられている。
本考案の実施形態では、前記光ファイバ収容部8をケース本体2の背面に備える例を示したが、前記ケース本体2の外面の内の少なくとも一つの面を光ファイバ配設面6として光ファイバ収容部8を備えればよく、本考案の実施形態に限定されることは無い。
次に、本考案の実施形態に係るケース本体2について図2及び図3を基に更に詳しく説明する。本考案の実施形態に係るケース本体2は、前記光ファイバ配設面6と対向する側の外面である対向面16に、少なくとも当該対向面6の一部を外側に向かって開口するように形成された階段状の収容空間15と、当該収容空間15の開口部を着脱自在に閉塞可能に形成された蓋体3と、を備えるように形成されている。
更に、前記収容空間15における内壁の内、前記光ファイバ配設面6に対して直交する方向となるように設けられた周壁の何れか一つ(本考案の実施形態では、前記収納部2Aによって形成される周壁2aと、カバー部2Bによって形成される周壁2bと、からなる)には、前記周壁2a、2bの外側から前記光受信部30に光信号を供給することができるよう、前記光中継用アダプタ31の一部を露出させた端子部18を設けたことによって、当該端子部18において前記光ファイバ33の末端に設けられた光コネクタ32(図4参照)を、前記光中継用アダプタ31に対して着脱自在に接続可能に構成されている。
また、前記収容空間15には、前記収容空間15における内壁の内、前記光ファイバ配設面6と前記対向面16との中間に位置するように設けられた内壁であって、前記収容部2Aと一体的に形成された段部11が備えられており、前記収容空間15は、少なくとも前記光ファイバ配設面6に対して直交する2つの周壁(2a、2bを含む)と前記段部11とで、前記端子部18を除いて前記ケース本体2内部と隔離されている。
そして、前記蓋体3で前記収容空間15を閉塞すれば、前記光中継用アダプタ31に接続された少なくとも前記光コネクタ32と当該光コネクタ32から引き出されている前記光ファイバ33の一部は、前記収容空間15内に収容されるよう構成されている。尚、本考案の実施形態に係る蓋体3には、図1(e)において3aで示された開口部が形成されており、当該開口部3aから光ケーブル33が引き出し可能に構成されている。
次に、前記光ファイバ収容部8及び前記収容空間15の構造について詳しく説明する。
前記ケース本体に形成された前記収容空間15には、当該収容空間15における内壁の内、前記光ファイバ配設面6と前記対向面16との中間に位置するように設けられた前記段部11から外方向に突出するように設けられ、前記光ファイバ33を安全曲率の範囲内で添付を可能とする添付壁12が形成されている。
図3によく示されるように、この添付壁12の光ファイバ33を添付する側の表面(図の手前側)は、前記段部11に直交する方向の軸線を中心軸とする曲面を構成する下部添付壁12bと、前記中心軸上に中心点を有した球面の一部を構成する上部添付壁12aと、からなり、それぞれ前記光ファイバ33を安全曲率の範囲内で添付を可能とする曲面状に形成されており、
加えて、前記段部11から、当該段部11とは反対側に位置する前記光ファイバ配設面6に掛けて形成された溝状の通路であって、前記添付壁12に対して配設された前記光ファイバ33を安全曲率の範囲内で添付を可能とすると共に、当該光ファイバ33を前記光ファイバ収容部8が形成された前記光ファイバ配設面6側に誘導する配設路13が形成されている。
この配設路13の光ファイバ33を配設する側の内面は、前記下部添付壁12bと連通するように設けられた内周壁13bと、前記収納空間15から前記光ファイバ配設面6に至るまでの範囲で設けられた底壁13aと、からなり、それぞれ前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする曲面状に形成されている。
更に、前記側壁4Cに形成された前記開口部10Dと連通するように設けられた切り欠きであって、前記段部11に直交する方向に位置し、当該段部11と連通する前記ケース本体2(詳しくは、収納部2A)の外面2cから、前記配設路13に至るまでの範囲に連設された切欠部7が形成されている。この切欠部7の存在によって、前記ケース本体2の外面2cの外側から前記配設路13に対して前記光ファイバを挿抜自在に配設可能とする。
このように構成された光受信機1に対して、前記光ファイバ33を配設する手順について図4を用いて説明する。図4は本考案の光受信機1に光ファイバ33を配設した状態を説明するための斜視図であり、(a)は光中継用アダプタ31と光コネクタ32との接続部分を示す拡大図、(b)は光ファイバ収容部8を示す拡大図である。図4に示されているように、前記光ファイバ33の末端に設けられた光コネクタ32を、前記収納空間15における端子部18から露出させてある、前記光受信部30に具備された前記光中継用アダプタ31に装着することから始める。装着が完了したなら、前記光コネクタ32から引き出されている光ファイバ33を前記ケース本体2(詳しくは、前記外面2c)の外側から前記切欠部7を介して図4(a)の矢印方向に挿通すれば、前記光ファイバ33は、前記配設路13から、前記収納空間15と当該収納空間15とは反対側に位置する前記光ファイバ収容部8側(図4(a)のA点から図4(b)のB点)に配設されることになる。
ここで、前記光ファイバ収容部8側に配設された余長の前記光ファイバ33を、当該光ファイバ収容部に設けられた巻枠5に巻き付けるに当たり、前記光コネクタ32と光ファイバ収容部8との間の光ケーブル33が緩んだ状態とならないよう、光ファイバ33を引っ張ったとしても、当該光ファイバ33は、前記収容空間15に形成された前記添付壁12と、前記配設路13を構成する前記内周壁13b及び底壁13aに添付されるので、前記光ファイバ33は安全曲率の範囲内で配設される。
即ち、本考案の実施形態に係る光受信機1によれば、前記収容空間15(詳しくは、光コネクタ31と光受信部30の光中継用コネクタ31の接続部分である端子部18)と、余長の光ファイバ33を収容する前記光ファイバ収容部8とが同一面上にならないように構成されているので、光受信機1を小型化できる。また、端子部18と前記光ファイバ収容部8との位置関係が前記収容空間15の段部11を介して反対側に位置するように構成されていても、前記切欠部7の存在によって、光ファイバ33を前記収容空間15と前記光ファイバ収容部8との間に容易に配設することができるから、光受信機1の設置工事をより簡単なものにすることができる。しかも、光ファイバ33を前記収容空間15と前記光ファイバ収容部8との間に配設する際は、前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする前記添付壁12と前記配設路13の存在によって、光ファイバの最小曲げ半径を気にすることなく配設作業を行なうことができるので、設置工事の工数を低減するばかりでなく、工事の信頼性を向上させることができる。更に言えば、前記光コネクタ32と当該光コネクタ32から引き出された光ファイバ33を前記収容空間15内に収納して、前記光受信機1の外形より外側にはみ出さない構成すると共に、当該収納空間15を蓋体3で持って閉塞するように構成したことによって、設置工事をする際に作業道具を光コネクタ32や光ファイバ33に引っ掛けたり、余分なストレスが加わったりする可能性を無くすことができ、この点でも設置工事を容易、且つ安全に行うことができる。
次に、前記光ファイバ収容部8側に配設された前記光ファイバ33の処理手順について図4(b)及び図5を用いて説明する。図5は本考案の光受信機1の光ファイバ収容部8に光ファイバ33を巻き付けた状態を説明するための図であり、(a)は光受信機1の下方から光ファイバ収容部8に光ファイバ33を引き入れた状態、(b)は光受信機1の側方から光ファイバ収容部8に光ファイバ33を引き入れた状態を示す。
本考案の実施形態に係る光受信機1によれば、前記光ファイバ収容部8の収容部を構成する前記外枠4には、前記光ファイバ33を収容部に向けて(若しくは収容部から外部に向けて)配設するために設けられた複数の開口部10A、10B、10C、10Dを備え、また、その複数の開口部の内のいくつかは、前記光ファイバ配設面6に対して、前記光ファイバ33を横断的に配設可能にする一対の開口部(10A−10A、10B−10B、10C−10C)からなる配設手段を構成し、しかも、前記配設手段は、当該配設手段における前記光ファイバ33の配設方向に向かう軸線が互いに直交する方向に配置されるように少なくとも2つ備えられている(本考案の実施形態では3つ供えた例が示されている)ことによって、光受信機1から四方の何れかに向けて(若しくは光受信機1に対して四方の何れかから)光ファイバ33を引き出す(引き入れる)ことができ、光ファイバ33を引き回す方向を問わないので、設置工事が容易に行えるばかりでなく、すっきりとした配線ができるようになる。
また、前記開口部10A、10B、10C、10Dの近傍には、前記側壁4A、4B、4C、4Dと前記巻枠5(詳しくは5a)との間に設けられ、前記側壁4A、4B、4C、4Dに形成された前記光ファイバ配設面6から外方向に向かって一体的に突設された壁であって、前記光ファイバが前記配設手段を構成する一対の開口部(10A−10A、10B−10B、10C−10C)の間を略直線状に配設可能とする誘導壁9aと、前記光ファイバ33が前記配設手段と前記巻枠5との間を配設可能にする凹部9bと、からなる隔壁9を備えたことによって、光ファイバ33の配設における、それぞれの状況に応じた配設が容易に行うことができる。
尚、本考案は、以下に例示するように本考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。本考案に係る光受信機1を壁面に取り付けて使用することを考えると、前記光ファイバ収容部8は光受信機1の背面側(即ち、取り付け面側)、前記収容空間15は光受信機8の前面側に設けることが望ましい。
1…光受信機、2…ケース本体、2A…収納部、2B…カバー部、2a・2b…周壁、2c…外面、3…蓋体、3a…開口部、4…外枠、4A・4B・4C・4D…側壁、5…巻枠、5a…巻枠壁、6…光ファイバ配設面、7…切欠部、8…光ファイバ収容部、9…隔壁、9a…誘導壁、9b…凹部、10A・10B・10C・10D…開口部、11…段部、12…添付壁、12a…上部添付壁、12b…下部添付壁、13…配設路、13a…底壁、13b…内周壁、15…収容空間、16…対向面、18…端子部、30…光受信部、31…光中継用アダプタ、32…光コネクタ、33…光ケーブル、51…高周波出力端子、52…電源コード

Claims (1)

  1. 光ファイバによって伝送されてくる光信号を光中継用アダプタを介して受入れ、当該光信号を電気信号に変換して高周波出力端子を介して出力する光受信部と、前記光受信部を内部に収容するケース本体と、前記光ファイバの余長部分を収容する光ファイバ収容部と、からなる光受信機において、
    前記ケース本体は、当該ケース本体の外面の内の少なくとも一つの外面を、前記光ファイバを配設するための光ファイバ配設面とする前記光ファイバ収容部が形成されていると共に、前記光ファイバ配設面と対向する側の外面である対向面に、少なくとも当該対向面の一部を外側に向かって開口するように形成された階段状の収容空間と、当該収容空間の開口部を着脱自在に閉塞可能に形成された蓋体と、を備えるように形成されており、
    前記収容空間における内壁の内、前記光ファイバ配設面に対して直交する方向になるように設けられた周壁の何れか一つには、前記周壁の外側から前記光受信部に光信号を供給することができるよう、前記光中継用アダプタの一部を露出させた端子部を設けることによって、当該端子部において前記光ファイバの末端に設けられた光コネクタを前記光中継用アダプタに対して着脱自在に接続可能に構成されており、しかも、前記蓋体で前記収容空間を閉塞したときに、前記光中継用アダプタに接続された少なくとも前記光コネクタと当該光コネクタから引き出されている前記光ファイバの一部を収容するように構成されており、
    更に、前記ケース本体には、前記収容空間における内壁の内、前記光ファイバ配設面と前記対向面との中間に位置するように設けられた段部から外方向に突出するように設けられ、前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とする添付壁と、
    前記段部から、当該段部とは反対側に位置する前記光ファイバ配設面に掛けて形成された溝状の通路であって、前記添付壁を介して配設された前記光ファイバを安全曲率の範囲内で添付を可能とすると共に、当該光ファイバを前記光ファイバ収容部が形成された前記光ファイバ配設面に誘導する配設路と、
    前記段部に直交する方向に位置し当該段部と連通する前記ケース本体の外面の外方向から、前記配設路に対して前記光ファイバを挿抜自在に配設可能とする切欠部と、を備えたことを特徴とした光受信機。
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JP2015075745A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 Dxアンテナ株式会社 光受信機
WO2022064747A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 住友電工オプティフロンティア株式会社 光ファイバのパッケージ、パッケージ品、光ファイバの取り出し方法、および治具

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