JP3175039U - スティックライト - Google Patents

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Abstract

【課題】他のスティックライトと同調させて使用することが極めて容易で、スティック状の先端部分まで効率良く発光させることができるスティックライトを提供する。
【解決手段】RGBフルカラーLEDを使用した光源部10を設ける。光源部10の光が照射する方向に延長された筒状を成す発光筒体20を設ける。発光筒体20の内側で光源部10を囲む反射鏡30を設ける。電池を収納する収納筒体40を設ける。各LEDを制御して発光色及び発光手段を制御する制御部を設ける。制御部をコントロールするロータリースイッチを収納筒体40の表面に設ける。各種発光色及び発光手段をロータリースイッチの表示部で選択するように構成する。
【選択図】図3

Description

本考案は、RGBフルカラーLEDを使用したスティックライトに係り、他のスティックライトと同調させて使用することが極めて容易で、しかも、先端部分まで効率良く発光させることができるスティックライトに関する。
赤色LED、緑色LED及び青色LEDを利用したスティックライトは特許文献1に記載されている。このスティックライトによると、所望の色が発光されるように各LEDを個別に制御することで、スティックライトを任意の色に発光させるものである。そして、7色(赤、黄、緑、青緑、青、紫、白)を予め定められた順序で関係付けておき、スイッチを操作したときこの順序で7色の色の内の1色が選択されるように構成している。具体的には、第1のスイッチを1度押すたびに、赤→黄→緑→青緑→青→紫→白(以下この繰り返し)の順で色が変化するものである。
また、このスティックライトには、第2のスイッチが設けられており、スイッチを押すたびに、連続点灯モード→点滅モード→変色モード(以下この繰り返し)の順でモードが変化するものである。
特開2000−90702号公報
特許文献1のスティックライトは、第1のスイッチを1度押すたびに、赤→黄→緑→青緑→青→紫→白(以下この繰り返し)の順で色が変化するものである。また、第2のスイッチを押すごとに、連続点灯モード→点滅モード→変色モードに変化する。そのため、任意の色を選択するには、選択した色が出るまで、第1のスイッチを何度も押す必要があり、選択した色を瞬時に発光させることは極めて困難であった。そのため、複数の使用者がスティックライトの色を統一して使用するには、全員の色が統一されるまで各種の色が点灯されることになり、スティックライトを共同の色で使用するまでに手間がかかるものであった。
また、発光モードも第2のスイッチを順次押して、好みのモードを選択する構成であるから、複数のスティックライトを使用して同じ色を同じ発光モードで使用する場合は、各スティックライトの色彩や発光モードを統一するまでに更に多くの手間と時間を要するものであった。
スティックライトをコンサートなどで使用する場合、個々のスティックライトが異なった発光をするよりも、できるだけ統一された色や発光モードで使用するほうが効果的な場合がある。このような場合、特許文献1のスティックライトでは、他のスティックライトと同調させることが極めて困難になるものであった。
更に、LEDを利用してスティックライトを構成した場合、LEDから離れるほど光量が減少するので、スティック状の先端部分が暗くなり易くなるといった不都合もあった。この場合、レンズ等の集光部品を利用して遠くまで照射することは可能であるが、部品点数が増加して構造が複雑になり、重量等も増加するので、振り回して使用することが多いスティックライトに集光部品を利用することは困難であった。そこで、従来では、LEDの周囲に反射鏡を設け、周囲の光を集光することで、できるだけ効率良く照射しようとしている。
一方、赤・青・緑のLEDが一つのパッケージに封印されたRGBフルカラーLEDが提供されている。このようなRGBフルカラーLEDは、多彩な色彩に変化させるのに好適なLEDになっている。ところが、砲弾形のRGBフルカラーLEDのごとく、安価なフルカラーLEDを使用して各種の色を調整する場合、LEDの先端方向で色が交じり合って色彩が調整されるが、LED素子内での混合や拡散ができないので、LEDの周囲には、各LEDの色が原色のまま照射されることになる。このため、LEDの周囲に反射鏡を設けていると、この原色の光が反射して調整した色彩を妨げる不都合が生じる。この結果、混合と拡散機能を持った高価なフルカラーLEDを使用せざるを得なかった。
そこで本考案は、上述の課題を解消するために案出されたもので、他のスティックライトと同調させて使用することが極めて容易になり、しかも、スティック状の先端部分まで効率良く発光させることができ、安価な砲弾形のRGBフルカラーLEDを使用しても各種の色彩を反射鏡内で調整することが可能なスティックライトの提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、RGBフルカラーLEDを使用した光源部10と、該光源部10の光が照射する方向に延長された筒状を成し光源部10の光で発光する発光筒体20と、発光筒体20の内側で光源部10を囲む反射鏡30と、発光筒体20の反対方向に延長され、電池41を収納する収納筒体40と、該収納筒体40に収納されRGBフルカラーLEDを制御して発光色及び発光手段を制御する制御部42とを備えたスティックライトにおいて、制御部42を操作せしめるロータリースイッチ50を収納筒体40に設け、制御された各種発光色を該ロータリースイッチ50の表示部で選択するように構成したことにある。
第2の手段において、前記ロータリースイッチ50は、前記制御部42で設定された各色を指定する番号が円周方向に表示されたダイヤル盤51と、該ダイヤル盤51に表示された番号が一つだけ選択表示される表示部52とで構成され、該表示部52に表示された番号の色が前記発光筒体20で発光するように構成したものである。
第3の手段において、前記発光筒体20は、内部側面に凹凸形状の乱反射面21が形成されると共に、前記発光筒体20を構成する材質の内部に光を拡散せしめる拡散粒子22が混合され、乱反射面21と拡散粒子22とで前記光源部10の光が前記発光筒体20の先端方向まで拡散するように構成している。
第4の手段は、前記反射鏡30の内側面全体に断面V字形状の溝部33が形成され、前記光源部10の側面から発光する光を該溝部33で乱反射させて反射鏡30内部で三原色を混合するように構成したものである。
第5の手段において、反射鏡30は、前記光源部10を囲む凹面状の反射基部31と、該反射基部31の先端から前記発光筒体20の延長方向に沿って筒状に延長された導光部32とを備え、該導光部32にて反射させた光を前記発光筒体20の先端方向に集光するように構成している。
本考案の請求項1によると、制御部42をコントロールするロータリースイッチ50を収納筒体40に設け、制御された各種発光色及び発光手段を該ロータリースイッチ50の表示部で選択するように構成したことにより、従来のスティックライトのように選択した色が出るまでスイッチを何度も押す必要がなくなり、選択した色を瞬時に発光させることができる。この結果、他のスティックライトと同調させて使用することが極めて容易になり、コンサート会場等での使用効果が高まる。
請求項2のごとく、ロータリースイッチ50は、制御部42で設定された各色を指定する番号が円周方向に表示されたダイヤル盤51と、該ダイヤル盤51に表示された番号が一つだけ選択表示される表示部52とで構成され、該表示部52に表示された番号の色が前記発光筒体20で発光するように構成したことで、色の選択が極めて容易になり、大勢の集団が持っているスティックライトでも瞬時に同調させることが可能になる。
請求項3のように、発光筒体20は、内部側面に凹凸形状の乱反射面21が形成されると共に、前記発光筒体20を構成する材質の内部に光を拡散せしめる拡散粒子22が混合され、乱反射面21と拡散粒子22とで前記光源部10の光が前記発光筒体20の先端方向まで拡散するように構成したことで、発光筒体20の構造を利用して発光筒体20の先端方向まで光らせることができる。
請求項4のごとく、反射鏡30の内側面全体に断面V字形状の溝部33が形成され、前記光源部10の側面から発光する光を該溝部33で乱反射させて反射鏡30内部で三原色を混合するように構成することで、LED素子内で光の混合や拡散ができない安価な砲弾形のRGBフルカラーLEDを使用した光源部10でも、反射鏡30内で各種の色彩を調整することに成功した。
請求項5のように、反射鏡30は、前記光源部10を囲む凹面状の反射基部31と、該反射基部31の先端から前記発光筒体20の延長方向に沿って筒状に延長された導光部32とを備え、該導光部32にて反射させた光を前記発光筒体20の先端方向に集光するように構成することで、光源部10周囲の光を発光筒体20の発光に利用することができる。したがって、光源部10からより遠くの発光筒体20まで発光させることが可能になりスティックライトとしてより効果的に発光させることができる。
本考案の一実施例を示す正面図である。 本考案のロータリースイッチを示す要部正面図である。 本考案の発光筒体の一実施例を示す断面図である。 本考案の収納筒体の一実施例を示す断面図である。 本考案の回路図である。 本考案の反射鏡の他の実施例を示す断面図である。 本考案の反射鏡の他の実施例を示す平面図である。 本考案の反射鏡の他の実施例を示す断面図である。
本考案によると、他のスティックライトと同調させて使用することが極めて容易になり、しかも、スティック状の先端部分まで効率良く発光させることができ、安価な砲弾形のRGBフルカラーLEDを使用しても各種の色彩を反射鏡内で調整することが可能なスティックライトを提供することに成功した。
以下、本考案の実施例を説明する。本考案は、例えば、コンサート会場等の雰囲気を盛り上げる道具などとして使用するスティックライトであり、このスティックライトは、コンサートライト、ペンライト、チアライトなどと称することもある。
本考案の主な構成は、光源部10、発光筒体20、反射鏡30、収納筒体40にて構成されている(図4参照)。光源部10は、赤・青・緑のLEDが一つのパッケージに封印された砲弾形のRGBフルカラーLEDを使用する。このRGBフルカラーLEDは、3つのLEDの明るさを変えることで多彩な色を飛揚時できるものである。図示例では、R、G、Bの各ドライバを備えたフルカラーLEDを制御部42が制御している(図5参照)。この制御部42は、発光色のほか、発光モードなどの各種制御をするもので、マイクロプロセッサが使用されている。
発光筒体20は、光源部10の光が照射する方向に延長された筒状の部材で、光源部10の光で発光する。この発光筒体20の材質は、アクリル樹脂等のプラスチックが使用されている。更に、発光筒体20の内部側面に凹凸形状の乱反射面21を形成すると共に、前記発光筒体20を構成する材質の内部に光を拡散せしめる拡散粒子22が混合している(図3参照)。拡散粒子22の材質は、光を拡散させる性質のものであればどのようなものでも良く、他のプラスチックや金属材、ガラス材など任意の拡散粒子22を選択することができる。このような構成により、光源部10の光が乱反射面21と拡散粒子22で乱反射しながら発光筒体20の先端方向まで拡散するので、発光筒体20の先端部近くまで発光させることができる。
反射鏡30は、発光筒体20の内側で光源部10を囲む部材である(図4参照)。この反射鏡30は、光源部10の光を反射させ、発光筒体20の先端方向に集光するように配置している。反射鏡30の他の実施例として、内側面全体に断面V字形状の溝部33を形成したものがある(図6、図7参照)。この溝部33は、光源部10の側面から発光する光を乱反射させることで、反射鏡30内部でも三原色を混合するように構成したものである。特に、砲弾形のRGBフルカラーLEDのように、LED側面の光を反射鏡30で集光する場合でも、反射鏡30内で各種の色彩を調整することができる。
更に、反射鏡30の他の実施例として、反射基部31と導光部32とを備えた反射鏡30がある(図8参照)。反射基部31は、光源部10を囲む凹面状を成し、導光部32は、この反射基部31の先端から発光筒体20の先端方向に向かって筒状に延長された部位である。そして、この導光部32にて反射させた光を発光筒体20の先端方向に集光するように構成している。
収納筒体40は、発光筒体20の反対方向に延長され、電池41や制御部42を収納している(図4参照)。この収納筒体40には、制御部42をコントロールするロータリースイッチ50を設けている(図1参照)。そして、制御された各種発光色及び発光手段を該ロータリースイッチ50の表示部で選択するように構成したものである。このロータリースイッチ50は、ダイヤル盤51と表示部52とで構成されている。
ダイヤル盤51は、制御部42で設定された各色を指定する番号が円周方向に表示されている(図2参照)。一方、表示部52は、このダイヤル盤51に表示された番号が一つだけ選択表示される部位である。図示例では、円形の窓状に開けた表示部52から一つの番号のみが表示されている。この表示部52の表示で各種発光色をワンタッチで選択するもので、選択窓43に表示された数字が示す発光色で発光筒体20が光るものである。尚、図中符号44は、電源スイッチ44である。
次に、ロータリースイッチ50の具体的な使用例を示す。例えば、ダイヤル盤51に表示した番号の1〜12までは、レッド、ホワイト、ロイヤル・ブルー、グリーン、ピンク、イエロー、パープル、オレンジ、シー・ブルー、サフラン、アクア・グリーン、ローズ・ピンクの各色が各番号に設定されている。更に、ダイヤル盤51の数字13〜16は、ブルー・グラディエーション、レッド・グラディエーション、グリーン・グラディエーション、オールカラー・グラディエーションが、各番号に設定されている。そして、表示部52に表示した1〜16の番号に予め設定されている色彩で発光筒体20が発光するものである。
本考案の電源を操作するには、電源スイッチ44を操作する。実施例の電源スイッチ44でON操作の場合、押す操作を2秒以内にすることで電源が入る。更に、2秒以内のON操作を繰り返すごとに、スロー点滅とハイ点滅と通常の点滅とが繰り返される。電源を切るには、2秒以上の長押しにより電源OFFとなるように設定している。このように、電源スイッチ44を利用しての操作は任意に設定することが可能である。
尚、本考案の光源部10、発光筒体20、反射鏡30、収納筒体40等の各構成部位や材質等は、図示例に限られるものではなく、本考案の主旨を変更しない範囲での設計変更は任意に行えるものである。
本考案は、コンサート会場等の雰囲気を盛り上げるスティックライトとして説明しているが、このほか、工事現場の誘導ライトや緊急時に使用する緊急ライトなど、他の用途でも利用することが可能である。
10 光源部
20 発光筒体
21 乱反射面
22 拡散粒子
30 反射鏡
31 反射基部
32 導光部
33 溝部
40 収納筒体
41 電池
42 制御部
43 選択窓
44 電源スイッチ
50 ロータリースイッチ
51 ダイヤル盤
52 表示部

Claims (5)

  1. RGBフルカラーLEDを使用した光源部と、該光源部の光が照射する方向に延長された筒状を成し光源部の光で発光する発光筒体と、発光筒体の内側で光源部を囲む反射鏡と、発光筒体の反対方向に延長され、電池を収納する収納筒体と、該収納筒体に収納されRGBフルカラーLEDを制御して発光色を設定する制御部とを備えたスティックライトにおいて、制御部を操作せしめるロータリースイッチを収納筒体に設け、設定された各種の発光色を該ロータリースイッチで選択するように構成したことを特徴とするスティックライト。
  2. 前記ロータリースイッチは、前記制御部で設定された各色を指定する番号が円周方向に表示されたダイヤル盤と、該ダイヤル盤に表示された番号が一つだけ選択表示される表示部とで構成され、該表示部に表示された番号の色が前記発光筒体で発光するように構成した請求項1記載のスティックライト。
  3. 前記発光筒体は、内部側面に凹凸形状の乱反射面が形成されると共に、前記発光筒体を構成する材質の内部に光を拡散せしめる拡散粒子が混合され、乱反射面と拡散粒子とで前記光源部の光が前記発光筒体の先端方向まで拡散するように構成した請求項1記載のスティックライト。
  4. 前記反射鏡の内側面全体に断面V字形状の溝部が形成され、前記光源部の側面から発光する光を該溝部で乱反射させて前記反射鏡内部で三原色を混合するように構成した請求項1記載のスティックライト。
  5. 前記反射鏡は、前記光源部を囲む凹面状の反射基部と、該反射基部の先端から前記発光筒体の延長方向に沿って筒状に延長された導光部とを備え、該導光部にて反射させた光を前記発光筒体の先端方向に集光するように構成した請求項1記載のスティックライト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015204246A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 株式会社ルミカ 棒状ライト

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