JP2008527446A - ライトショーを保存・定義する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
見る側に対しライトショーを提供する照明体である。該照明体は、それぞれ異なる波長で発光する少なくとも2つのLEDと、ライトショーの間、見る側が知覚する色を変化させるべく該少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するマイクロコントローラと、を含む。ライトショーは少なくとも1つのセグメントを含み、該少なくとも1つのセグメントについて、メモリが該少なくとも2つのLEDの各々の目標強度レベルとタイミング情報とを記憶する。マイクロコントローラは、該セグメントが継続する間、該少なくとも2つのLEDの開始強度レベル、目標強度レベル、およびタイミング情報に基づき該少なくとも2つのLEDの各々について複数の中間強度レベルを計算する。マイクロコントローラは、該セグメントが継続する間、該計算された各中間強度レベルで動作するよう該少なくとも2つのLEDを制御する。
Description
本発明は、照明体用のライトショーをデザインし保存することに関する。照明体は、照明用もしくは装飾用の光を提供することを意図したものであれば任意の物体とすることができる。照明体として、プロジェクタ、従来のライトソケット用電球、内部発光彫刻、夜間照明などが挙げられる。また、本発明は照明体用の新規なライトショーに関する。より詳細には、本発明はライトショーで使用する色、ならびにライトショーの途中で色を変換する方法を定義する様々な方式および/またはCIE(Commission Internationale de l’ Eclairage)座標の利用に関する。
家庭における照明効果は、鎮静作用からドラマチックな効果まであらゆる環境を求める消費者にとって重要であり且つ望ましいことが実証されている。特に、調光器や特殊なライトシェードを用いることで、消費者はあたたかく寛げる環境を創出できる。ネオン光を利用した彫刻は、家庭に色彩とドラマチックな効果をもたらすことから人気を博している。キャンドルは快適な雰囲気を創出するために現在も日常的に利用されている。
当然ながら、この他にも、生活空間に心地よい環境を創出すべく個人が利用する、装飾的光/照明体を含む照明効果の例は数多く存在する。特許文献1(スパーク電球に関する)、特許文献2(色の制御が可能なトラックライティング(移動照明)を開示)、ならびに特許文献3(擬似キャンドルに関する)は、利用者に視覚的な楽しみをもたらすライトショーを提供する各種照明体を記載する。照明体として、照明用または装飾用の光を提供することを意図した任意の物体を利用できる。従って、プロジェクタ、従来のライトソケット用電球、内部発光彫刻、夜間照明などが照明体として利用できる。
発光ダイオード(LED)が発達し、LEDを用いる廉価な照明製品が容易に利用できるようになり、LEDは美しい照明効果を創出する方法として人気を博している。LED発光はほぼ瞬間的に起動され、ほぼ瞬間的に消える。このため、最適輝度に達するまでと、消灯後暗くなるまでに時間がかかる従来の照明器具(蛍光や白熱光など)と比べ、LEDの汎用性は高い。特許文献3に記載されるように、LED照明器具のこのような汎用性は模擬点滅光にも生かされている。また、LEDでは多彩な色を利用でき、異なる着色LED光を容易に混合できるため、着色LEDは様々な家庭用照明器具に利用されている。例えば、特許文献4は、装飾用照明体や室内照明においてライトショーを提供する際にLEDを利用することを記載する。
動作において、1つのLEDは主波長の光もしくは極めて狭い波長範囲の光を発する(本願明細書では説明を簡単にするためLEDの主波長に言及する。LEDの主波長は狭い波長範囲をも包含するものとする)。例えば、青色LEDは色スペクトルの青色範囲において主波長の光を発する。この主波長は、所与のLEDに関して実質上制御不可能である(ただし、主波長および強度は、気温変動などの要因によりわずかに変動することがある)。なお、所与のLEDに関する光強度は制御可能である。例えば、印加電流を変更することによりLEDを制御し、LEDの主波長の光強度を変更できる。制御は数多くの手段により遂行できるが、パルス幅変調(PWM)によることが望ましい。制御プロセスでは、LEDの操作に関する指令をメモリもしくは外部ソースから受け取る制御ロジックを含む、マイクロコントローラを使用することが望ましい。PWMを行う場合、マイクロコントローラは各LEDについてサイクルを設定し、そのサイクルの中で、サイクルの一部(すなわちデューティサイクル(負荷時間)のパルス幅)について一定の電流がLEDに供給されるよう、LEDのオン時間とオフ時間とを制御する。デューティサイクルのパルス幅が変更されると、LEDはサイクルの一部についてはオンに、サイクルの残りの部分についてはオフになるよう制御される。従って、ダイオードは経時的なデューティサイクルの反復に伴い点滅する。なお、この点滅は極めて短時間で行われるため、見る側には一定の発光のように知覚される。パルス幅が増大すると光強度が高くなる。従って、最大強度に達するまで(例えば白熱電球にてフィラメントが加熱されるまで)と、発光停止まで(例えばフィラメントが冷却されるまで)に時間を要するために迅速なオン/オフ切り換えができない従来の光と比べて制御面で優れる。
従って、LED照明では、見る側は当該LEDの主波長に対応する色を知覚し、パルス幅の変動により減光効果が生ずる。LED制御方法は当該技術で周知であり、詳細な説明は割愛する。LEDの別の操作方法も知られており、その利用は当業者には明らかである。
異なる色のLEDが同時に使用される場合、個々のLEDの光は混合される。例えば、特許文献4に異なる色のLEDからの光の波長を組み合わせるシステムが記載されている。光の混合は、同一表面上に光を照射する、LEDを相互に極めて近い位置に配置する、LEDからの光を拡散器を介して照射する、光学装置などに光を透過させる、などの方法により行うことができる。異なる波長の光が効果的に混合されると、見る側は混合波長を単一色として知覚する。知覚される色は、異なるLEDの強度(例えばデューティサイクル)を各々調整することで変更できる。これにより、知覚光における色の変化が得られる。
知覚された色がLEDの相対強度の調節によって変化しても、各LEDは主波長の光のみを発している。従って、照明効果を生み出すべく利用される光の特定波長は、見る側が知覚する光変化を表すものではない。
ただし、知覚される色は、Commission Internationale de l’ Eclairage(CIE)分類として知られる基準に則って定義できる。CIE分類は図1に示す色チャートの形態を呈する。ただし、図1では黒と白のみで示されている。チャートの実際の色の表示は、非特許文献1などのソースから容易に入手できる。
主波長を発する単一のLEDは、CIEチャート上の1点(すなわち1組の座標)で示される、知覚される色を提供する。従って、色の異なる2つのLEDは、CIEチャート上の2つの異なる点で表すことができる。2つのLEDを操作して、各々の発する光を組み合わせる場合、当該2つのLEDの相対強度を変えることで得られる知覚光は、CIEチャート上の2点をつなぐ線により定義される。
CIEチャート上で定義されるように、異なる着色光を得るためにLEDを組み合わせて使用できることは当該技術で周知である。例えば、特許文献5には、特定の2つのLEDに対応するCIEチャート上の2点をつなぐ線に沿って異なって知覚される光の色を得るダイナミクスに関する記載がある。特許文献6には、LEDが各種環境条件下で(CIEチャート上で定義される)一定の白色光を保持すべく制御される、異なる色の多数のLEDの発光を組み合わせることに関する記載がある。
2色以上のLED発光の相対強度を変更することで、広範囲に異なって知覚される色を提供すべくLEDを操作できる。
米国特許第6,685,339号
米国特許第6,459,919号
米国特許第5,924,784号
米国特許第6,801,003号
米国特許第6,498,440号
米国特許第6,411,046号
ダニエル・マラカラ(Daniel Malacara)著、「色覚と測色:理論と応用(Color Vision and Colorimetry:Theory and Applications)」,SPIE Press 2002年
しかしながら、これらの改良を踏まえても、LEDの動作ならびにライトショーのデザインと実施には依然改良の余地がある。
特に、知覚光の色が経時的に変化する(例えば、色の流れ)ライトショーを表示すべくLEDが利用される従来の照明体においては、マイクロコントローラは通常ショー中のLED操作に対する指令を記憶したメモリに接続される。特に、ショー中の各点に関するLED設定を表示するデータを記憶するため、ルックアップテーブルが使用される。よって、ルックアップテーブルは、ショー中の各点(すなわち所与の瞬間における新たな設定)について、当該ライトショーの作成に使用される異なる各LEDに関する特定のパルス幅設定用データを含む。従って、ショーの間、LED設定は特定の時間単位毎に変更される。これらの異なる色点は、ショー中に1つの色(すなわち1点)から次の色へとスムーズに流れるように見える色の流れを提供すべく、順に提供される。当然ながら、使用される色点間の距離は、知覚される速度およびショーのスムーズな流れに影響を及ぼす。このことから、特に多数のライトショーがメモリに記憶され、且つデバイスがメモリチップのコストが製造コストの大部分を占めるシンプルなデバイスである場合に、比較的大容量のデータが必要となる。また、本発明における好適な改良のように、照明器具においてモジュール式の交換可能なメモリカードが使用される場合、メモリサイズが製造・販売されるユニット(すなわちメモリカード)のコストの大部分を占める。
本発明者らは、ショーの各点に関する従来のデータの定義および記憶方法と比べてメモリ容量が少なく、且つデザインおよびプログラムが容易なライトショーの操作に関するデータを定義し保存する新規な方法を開発することにより、上記従来のシステムの欠点を克服した。
さらに、CIEチャートと特定のLEDとの関係は当該技術で周知であるが、本発明者らは、見る側にとって望ましいと本発明者らが信じる新規なライトショーを開発し、着色LEDのセットの可能な組み合わせを通してCIEチャート上の特定の領域に対しそれらのライトショーを定義することにより、当該技術に改良を施した。
一実施形態において、本発明は、多色ライトショーを表示するためにLEDを制御するプログラムを実行する、色の異なる複数のLEDを含む照明体に関する。プログラムはライトショーの開始色点(単に現在の色点としてもよい)、ライトショーの終了色点、およびライトショーに関するタイミングを表すタイミング情報により定義される。
開始点および終了点は、CIEチャートに対して、あるいはライトショーを作成する際に使用される別のLEDのための特定の設定(すなわち強度リード値)などに対して定義できる。タイミング情報はライトショーの時間的長さおよび/またはライトショーで使用されるLEDの傾斜速度に関する情報を含んでもよい。傾斜速度とはLEDの強度レベルの変化率を指す。傾斜速度はすべてのLEDに対し共通とすることもでき、あるいはライトショーで使用される各LEDについて独立に設定することもできる。
本発明を利用すれば、ライトショーの開始色点と終了色点の間の中間色点をルックアップテーブルに記憶させる必要がなくなる。その代わり、開始点および終了点(または目標)点を識別するデータと、ライトショー作成のために開始点と終了点の間を移動するためのタイミング情報とを用いて中間点を計算するようにマイクロコントローラをプログラムしてもよい。この詳細は後述する。これにより、1つの以上のライトショーを記憶するメモリのサイズおよびコストを低減できる。また、ライトショーのデザイナーにとっても所望の効果を得るためのライトショーの定義および変更プロセスが簡略化される。
また、本発明は、本発明の新規な照明体に対し前述の特徴を用いてライトショーをデザイン・記憶・操作する方法に関する。さらに、本発明は前述の照明体についてライトショーを実行するコンピュータプログラム、ならびにそのようなプログラムを記憶したコンピュータ可読媒体を含む。
好適な実施形態では、本発明は、見る側に対しライトショーを提供する照明体に関する。照明体は、それぞれ異なる波長で発光する少なくとも2つのLEDと、ライトショーの間、見る側が知覚する色を変化させるべく少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するマイクロコントローラと、を含む。ライトショーは少なくとも1つのセグメントを含み、該少なくとも1つのセグメントについて、メモリが少なくとも2つのLEDの各々の目標強度レベルとタイミング情報とを記憶する。マイクロコントローラは、当該セグメントが継続する間、少なくとも2つのLEDの開始強度レベル、目標強度レベル、およびタイミング情報に基づき当該少なくとも2つのLEDの各々について複数の中間強度レベルを計算する。マイクロコントローラは、当該セグメントが継続する間、上記計算された各中間強度レベルで動作するよう少なくとも2つのLEDを制御する。
本発明に従った好適な方法は、見る側に対しライトショーを提供するための各ステップを含む。詳細には、この方法はそれぞれ異なる波長で発光する少なくとも2つのLEDを提供するステップと、ライトショーの間、見る側が知覚する色を変化させるべく少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するステップと、を含む。本発明の方法は、さらに、少なくとも2つのLEDの各々について、ライトショーの少なくとも1つのセグメントの目標強度レベルおよびタイミング情報をメモリから読み出すステップを含む。また、本発明の方法は、当該セグメントが継続する間、少なくとも2つのLEDの開始強度レベル、目標強度レベル、およびタイミング情報に基づき少なくとも2つのLEDの各々について複数の中間強度レベルを計算するステップを含む。さらに、本発明の方法は、当該セグメントが継続する間、上記計算された各中間強度レベルで動作するよう少なくとも2つのLEDを制御するステップを含む。
別の実施形態において、本発明はCIEチャートの定義された領域内に存在する知覚光色を提供すべく組み合わせて操作される異なる色のLEDを利用して実施される新規なライトショーに関する。本出願を通して参照されるCIEチャートのバージョンはCIE1931である(ただし、本発明はこれに限定されない)。本発明者らはCIE1976も広く利用されていることを認識している。あるチャートの座標を別のチャートの座標に変換するプログラムが存在することは当業者には明らかである。
特に、本発明は見る側が知覚する際に色を変換するライトショーを作成すべく異なる色のLEDが組み合わせで動作するライトショーに関する。知覚される色は一実施形態では座標(0.15,0.1)、(0.12,0.19)、(0.58,0.42)および(0.65,0.35)により概ね画定され、別の実施形態では(0.58,0.42)、(0.7,0.3)、(0.6,0.3)および(0.56,0.4)により概ね画定され、さらに別の実施形態では(0.15,0.02)、(0.1,0.1)、(0.13,0.2)、(0.24,0.31)および(0.34,0.16)により概ね画定される、CIEチャートの境界領域に存在する。
同様に、本発明は複数の異なる色のLEDを選択するステップと、それらのLEDが動作可能なCIEチャート上の領域を選択するステップと、当該領域内におけるライトショーの開始点を選択するステップと、当該領域内の終了点を選択するステップと、開始点と終了点の間の選択された領域内に概ね存在する点のパスにより定義されるライトショーを作成するステップと、を含む方法に関する。
また、本発明は、新規なライトショーを実施する装置、ならびにライトショーを制御するためのコンピュータプログラムおよび上記プログラムを記憶したコンピュータ可読媒体に関する。
図面、および本発明の好適な実施形態を例示し説明する以下の説明を参照することで、上記および他の特徴ならびに本発明の利点がさらに深く理解される。
<ライトショーの定義と保存>
上述したように、本発明の一実施形態はショーの保存に必要なメモリ容量を小さくし、且つデザイナーが容易にライトショーをプログラム・変更できるようにライトショーを定義・保存することに関する。
上述したように、本発明の一実施形態はショーの保存に必要なメモリ容量を小さくし、且つデザイナーが容易にライトショーをプログラム・変更できるようにライトショーを定義・保存することに関する。
本発明の改良されたシステムは、ライトショーの目標(もしくは終了)色点、および場合により開始色点を定義することを含む。色点とは、ライトショーの所与の瞬間において、特定の知覚される色を提供するLED設定を指す。(LED設定はライトショーに関する指令に応じて経時的に変更されるため、ショーにおける連続色点は究極的には色の「流れ」または「波」として知覚される。)ここでは「知覚される」色について議論しているため、開始色点はカラーショーに用いられるLEDの発する光の波長に直接対応していない。これは、それらの波長が実質上一定であるためである。しかし、開始色点および目標色点は、CIEチャート上の座標、あるいは見る側が知覚する色を定義する別の座標により定義される。
また、色点はカラーショーの作成に利用されるLEDから発せられる光の相対強度(すなわち、ライトショーの特定の点における異なるLEDに関する操作上の設定)によっても定義できる。例えば、色点は使用される各LEDに関する特定の強度レベル(時間上のその点に設定される)により定義できる。当然ながら、そのような色点において見る側が知覚する色は、LEDの相対強度と各LEDの主波長の組み合わせのファクタとなる。強度レベルはLEDに印加される電流のデューティサイクルにより(例えば、完全に活性化されたLEDの割合として)定義されることが望ましい。
当業者には明らかなように、異なる色のLEDからの特定強度の光の組み合わせは、CIEチャート上の設定された点に直接対応する。よって、上述した色点を定義するための異なる方法(すなわちCIEチャート座標または特定のLED設定を利用する方法)は、知覚される色を定義するに当たり概ね同じ目的を達する。
しかし、異なるLEDからの光を組み合わせる方法が数多く存在することに本発明者らは着目した。方法によっては、特に、拡散器を用いずLEDを相互に隣接させて配置するだけの場合には、使用者はLEDの発光点に近い異なる色を知覚する(すなわち個々のLEDの色を知覚する)ことがある。色点について論じる場合、表示において使用者が完全な混合ではなく個々のLEDからの波長に対応する明瞭な色を見る知覚可能な部分が存在する場合であっても、異なるLEDからの光のほぼ完全に混合された色を指す。
開始色点および終了色点は、従来のシステムにおけるカラーショーの全ての点を表示するルックアップテーブルの最初と最後の項目に類似する。なお、本発明では、従来のルックアップテーブルから全ての中間点を提供するのではなく、中間色点の全てを決定・保存する必要がない。この効果を達するため、タイミング情報が提供される。タイミング情報はライトショーおよびLED制御をタイミング面から定義する。
マイクロコントローラはタイミング情報を用いて、ライトショーにおける各LEDに関する開始点および終了点の設定に対応する、知覚された開始点と終了点との間のあらゆる中間色点を自ら計算してもよい。これにより、これまで各種ライトショー用の複雑なルックアップテーブルが占有していた貴重なメモリ空間をセーブできる。また、こうしたルックアップテーブルを作成する手間が省ける。
タイミング情報は、開始色点から終了色点の表示までの、ショー継続時間に関する情報を含むことが望ましい。
また、タイミング情報は、LEDの傾斜速度に関する情報を全体としてあるいは独立に含むことが望ましい。傾斜速度とはLEDの強度が変化する速度を指す。一般的に、傾斜速度はLEDが(当該特定のショーのための)1つの強度レベルの増分を変更するのに要する時間単位として定義できる。各増分は等しい。傾斜速度は時間単位毎の強度の変化としても定義できる。傾斜速度は所与のライトショーの所与のLEDに関して一定としてもよく、ライトショーの途中で変更してもよい。
前述のように、LEDは、デューティサイクルの一部に印加される一定電流のパルス幅がLEDから発せられる光強度を変更すべく変更されるように、PWMにより制御できる。LEDの強度レベルは一定電流が印加されるサイクルの分数として測定でき、割合(%)など様々な方法で表現される。LEDがオンでないとき、パルス幅は0%である。一定電流がLEDにサイクルの半分だけ印加されているとき、LEDの強度は50%である。
一実施形態において、傾斜速度は、例えば総強度の1ポイントの強度変化の間の時間量として定義できる。従って、LEDの傾斜速度が2秒に設定されている場合、当該LEDの強度はライトショーの間に目標値(すなわち終了色点を定義する当該LEDの強度値もしくは他の測定値)に到達するまで2秒毎に1ポイント変化する。より好適な実施形態では、傾斜速度は秒毎の変化率として定義される。当業者には明らかなように、変化率は多くの方法のうち任意の方法にて定義できる。さらに、傾斜速度は、ライトショーの間にLED強度が増大するか低下するかによって、正の値もしくは負の値となる。あるいは、マイクロコントローラは、必要な式に負の値を導入するのではなく、開始強度設定を終了点強度設定と比較することにより、強度設定を増減するようにプログラムされていてもよい。よって、例えば、マイクロコントローラが終了値の設定が開始値の設定よりも低いと判断すると、マイクロコントローラは所与の傾斜速度により設定された割合でLED強度を低減させる。
タイミング情報が与えられると、LEDを制御しているマイクロコントローラに、各LEDについて開始点と終了点との間の中間色点を計算するためのロジックが提供される。開始強度は、現在の強度レベルに関わらず、特定の強度レベルに設定できる。終了点は、ライトショーの間にプログラムがそれを目指す目標強度レベルであることがより望ましい。プログラムはショーの終了までに、あるいはショーの特定のセグメントの終了までに目標値に達しても達しなくてもよい。ロジックはメモリからタイミング情報を読み出し、各LEDについて傾斜速度および目標強度に応じてデューティサイクルを調整する。各LEDの強度は目標値に達するまで、あるいはショーが継続する時間の終わりまで調整される。このとき、マイクロコントローラはメモリから後続のタイミング情報セットを読み出し、再開する(例えばショーの新たなセグメントに移動する)。当然ながら、ショー(またはセグメント)の終了前に目標強度に達した場合、マイクロコントローラはショーの期間完了までLED強度を維持する。連続的に変化するショーが望まれる場合、ショーの終了前に目標強度に達しないよう傾斜速度を設定してもよい。この場合、目標値に達することはない。同様に、マイクロコントローラはショーの継続時間を無視し、目標強度に達するとすぐに次の強度および傾斜速度をロードするよう構成されてもよい。
上記構成を得るためのプログラミングは当業者には明らかである。よって、マイクロコントローラのプログラミング方法についての詳細な説明は割愛する。ただし、好適なオペレーションモードに関しては以下に説明する。
開始強度および目標強度が定められ、タイミング情報が提供された状態で、上記のごとく定義されたライトショーの開始が指示されると、マイクロコントローラは中間点を計算してもよい。ライトショー(または当該セグメント)の継続時間に関連するタイミング情報は、ライトショーの開始時からショーまたはセグメントの終了までの時間的長さを定義することが望ましい。タイミング情報は、さらに傾斜速度を定義することが望ましい。傾斜速度は、ライトショーの定義された継続時間において、開始強度と目標強度の間に表示される中間色点を定義すべく用いられてもよい。CIEチャートに対し、中間色点は開始点と終了点との間のパスを定義する。開始点と終了点との間を通るパスは多数存在する。傾斜速度を調節するとパスは変更される。
例えば、ライトショーに使用される異なるLEDにそれぞれ異なる傾斜速度が設定された場合、これらのLEDと傾斜速度との関係が開始点と終了点との間のパスを定義する。異なる傾斜速度は、強度の変化率がある色では高く、別の色では低いというように設定されてもよい。また、それぞれの傾斜速度が正であるか負であるか(すなわち、ショーの間にどのLEDの強度が増大しどのLEDの強度が低下するか)によってもパスに影響がある。さらに、ライトショー全体にわたる各種LEDの総強度変化の差異によってもパスに影響がある。以下に、図2に対応する実施形態について、パス制御の一例を説明する。
図2は、本発明に従って得られる好適なライトショー(「秋の夕暮れ(Autumn Sunset)」)の一例である。ライトショーは開始点Alと終了点A2とを含む。ライトショーは異なる3色のLEDを利用して実施される。すなわち本実施形態のライトショーは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDから発せられる光を組み合わせることで実施される。本実施形態のLEDは、図1の点100、点200、および点300に対応する波長の光を発する。これらの点に関する座標は図5の表に示されており、同表では座標「RED」(100)、「GREEN」(200)、および「BLUE」(300)と呼ぶ。LEDが点100、点200、および点300に対応する光を発しているとき、当該LEDを組み合わせることで、これらの3つの座標をつなぐことで画定されるCIEチャート上の三角形の領域に位置する任意の知覚色が得られる。
図2において、開始色点Alと終了色点A2の間に示されるパスPlは、ライトショーの中間色点(図示せず)により定義される。Plに対応する中間色点のパスは、傾斜速度と、関連する異なる3色のLEDの強度における相対(総)変化との関係により定義される。マイクロコントローラにより計算される中間色点数は、継続時間、傾斜速度、および開始強度と終了強度の差異により決定してもよいし、予め設定してもよい。
開始点と終了点(AlとA2)は、CIEチャート上で各々(0.1645,0.1549)および(0.6039,0.3785)である。図5において、「Autumn1」は「Autumn Sunset」カラーショーの開始点のCIEチャート上の座標を示し、「Autumn2」は終了点(A2)の座標を示す。ライトショーの継続時間は18秒に設定されている。赤色LED、緑色LED、および青色LEDの傾斜速度は各々5%/秒に設定されている。また、赤色LED、緑色LED、および青色LEDの各々の(開始点から終了点までの)強度変化はそれぞれ95%、25%、および82%である。(換言すれば、開始時から終了時までの緑色LEDの強度設定における変化は、総可能強度の25パーセント点である)。緑色LEDについては、必要な強度変化が他のLEDと比べて小さい(且つ、青色LEDの強度はショーの間に低減する)ため、色点のパスPlはライトショーの早い段階においてCIE色チャートの緑色領域に向けて湾曲する。ただし、緑色LEDの強度変化の総量は小さいため、緑色LEDは他のLEDの目標強度と組み合わされると、他のLEDよりもショーの早い段階で終了色点(「目標強度」)の表示に必要な強度値に到達する。よって、緑色LEDはライトショーの残りの間、当該目標強度を維持する。換言すれば、傾斜速度は、他のLEDの目標強度と組み合わされると、当該LEDの開始強度から、終了色点の達成に必要な目標強度への強度変化の速度を定義する。あるLEDに関して目標強度がいったん達成されると、当該LEDはライトショーの継続時間の終了までその強度を維持し、使用されている各LEDが各々の目標強度に達すると終了色点が達成される。
緑色LEDはライトショーの早い段階で目標強度に到達するため、ライトショーの残りの間、緑色LEDが一定強度を維持した状態で他のLEDの強度は増大もしくは低減する。このため、他の2つのLEDの強度が光の組み合わせ(特に赤色LEDの強度の増大)と釣り合うよう、CIEチャートに沿ったショーのパスはチャートの緑色範囲から離間し終了色点に向かう方向に湾曲する。
パスは、LED間における強度の総変化のみならず速度の変化によっても変更されうる。従って、ライトショーのデザイナーが暗い赤色範囲における色調を減ずるべく表示色を変更しようとする場合、デザイナーは赤色LEDの傾斜速度を低下させ、例えば暗い赤色に向けてパスが湾曲することを防止してもよい。さらに、あるLEDの強度が増大したか低減したかによってもパスに影響が及ぼされる。このシステムは、ルックアップテーブル全体を書き換えるよりも簡単に、ある知覚色を回避したり達成したりするためにも利用できる。よって、本発明によりライトショーのデザイナーはライトショー中に表示される色を定義し操作するためのより簡単な制御機構を利用できる。
ライトショーの継続時間終了前に全LEDが目標強度に到達した場合、対応する色点はショー終了まで維持される。逆に、傾斜速度の設定が低すぎるとショーの継続時間終了までに特定の終了色点に到達しないこともある。
所与のライトショーは開始点および終了点を各々1つずつ有する代わりに、各々が開始色点と終了色点により定義される複数のセグメントで構成されてもよい。図3に多数のセグメントを有するライトショーの開始点および終了色点を示す。
詳細には、図3は点Wl、点W2、点W3、点W4、および点W5を示すCIEチャートである。これらの点は、各々が開始色点と終了色点とを有する個々のセグメントにより構成されるライトショー(「冬至(Winter Solstice)」)を定義する。WlとW2は、各々開始点と終了点の第一のセットを定義する。W2とW3は、第二のセグメントの開始点と終了点である。W3とW4は、さらに別のセグメントの開始点と終了点である。W4とW5は、最後のセグメントの開始点と終了点である。各セグメントは、開始点と終了点のセットを1セットのみ含むAutumn Sunsetライトショーに関して記載したように定義され操作されうる。よって、セグメント継続時間および当該ショーに使用される3つのLEDの傾斜速度を含むタイミング情報は、第一のセグメントWl〜W2について提供されてもよい。各セグメントに別々のタイミング情報が提供されてもよい。
多数のセグメントを利用するライトショーでは、ライトショーのデザイナーはCIEチャート全体にさらにしなやかなパターンを与えるため、中間色点のパスに対しさらなる制御を行ってもよい。これにより、デザイナーはより広い範囲の色を用いてより簡単にライトショーをプログラムできる。さらに、異なるセグメントを利用することで、デザイナーがライトショー全体にわたって異なるタイミング情報を与えることが可能となる。特に各セグメントについて異なる傾斜速度のセットがプログラムされていてもよい。さらに、傾斜速度が高く、当該セグメントの終了前に終了色点に対応する目標色に達する場合、当該終了色点は維持される。この現象は見る側にとって、好適な色を維持すべく特定の時間ライトショーが一時停止し、その後、着色光の流れが再開するように見える。このように傾斜速度を組み合わせると、使用者にはライトショーが特定の色点(すなわち所与のセグメントの終了色点)に向けて緩慢に進行し、再度変化する前に瞬間的にためらっているように見える。
当業者には明らかなように、所与のカラーショーに多数のセグメントを用いることで、デザイナーは、見る側が知覚する際のライトショーの効果を変えるための数多くのオプションを利用できる。
いったん所与のセグメントの継続時間に関するタイミング情報がセグメントの完了を表示すると、ライトショーを操作しているマイクロコントローラは次のセグメントに移る。このときマイクロコントローラは当該セグメントの個々のデータ設定を計算すべく利用できる。
図5は「Winter Solstice」ライトショーの開始点および終了点に関するCIEチャート上の特定座標を示す(W1〜W5はそれぞれWinter1〜Winter5に対応する)。
図4は「トスカナ(Tuscany)」と題されたライトショーの様々なセグメントの開始点および終了点を示すCIEチャートである。点Tlおよび点T2は第一のセグメントを、点T2および点T3は第二のセグメントを、点T3および点T4は第三のセグメントを定義する。図5は点T1〜点T4(Tuscany1〜Tuscany4)についてのCIEチャート上の特定座標を示す。Tuscanyライトショーは心和ませる(soothing)ライトショーであり、見る側を心地よくリラックスさせる赤色とオレンジ色の色調に焦点を当てている。
各ライトショーのプログラムされた継続時間が終了すると、ライトショーは終了してもよい。見る側が、心地よい家庭環境や仕事場環境を創出するために、ライトショーを実施する照明体を長時間利用したいと考える場合もある。しかし、開始色点から終了色点(あるいは、多数のセグメントが存在する場合には最後のセグメントの終了色点)に至るライトショーの継続時間は数秒間もしくは数分間である。よって、ライトショーは視覚的体験を延長するため、表示される色全体を何度も循環させる(一巡して戻る(ループ))ことがより望ましい。
ライトショーの延長は様々な技術を用いて実施できる。第一のセグメントの開始色点からライトショーを再開してもよい。ただし、終了点から開始点に急に変わると、(開始点と終了点が相互に近似していたり同一でないかぎり)見る側に違和感を与える。色が急に変わることはライトショーのパターンの心和ませる性質に違和感を生ずることから、一般的に寛がせることを目的としたライトショーでは望ましくない。
別の実施形態では、ライトショーを逆の順序で表示してもよい。この場合、表示色は最後のセグメントの終了点から第一のセグメントの開始点へ、逆の順序で表示される。もとの開始点に戻ったら、カラーショーを再開してもよい。このプロセスは必要に応じて反復してもよい。
ショーを逆の順序で表示する代わりに、最後のセグメントの終了色点から第一のセグメントの開始色点への色点のパスをプロットすることでループを形成するようにマイクロコントローラが指示されるよう、ライトショーをプログラムしてもよい。実質的に、この方法では追加のセグメントを作成する。追加のセグメントの開始点は最後のセグメントの終了点(あるいは終了点近傍)であり、追加のセグメントの終了点は第一のセグメントの開始点と同一である。これにより、ループが形成される。このような追加のセグメントを図2にパスP2で示す。
ショーを記憶したメモリは、さらに、当該ライトショーを循環させる回数もしくはセグメント全体を循環させる期間に関する指示をマイクロコントローラに与えるための情報を記憶していることが望ましい。あるいは、上記設定を各ライトショーにおいて標準としメモリサイズをさらに減じることを可能とすべく、この情報をプログラムメモリに記憶させてもよい。よって、設定された期間が終了するとライトショーを自動的に止めることもできる。あるいは、使用者が機械を止めるか、プログラミングの変更を行わない限り、ライトショーを進行させる設定も可能である。
当業者には明らかなように、多数回にわたりライトショーを循環させるに当たり別の方法も利用できる。例えば、照明効果のランダム性を高めるため、セグメントを8の字型パターンなどで相互接続し、コントローラが多数のセグメントの交差する点においてパスがランダムに変更されるようにライトショーを制御してもよい。本発明は明白な修正例を含むが、上述の原理を用いたあらゆる修正が本願明細書に記載されているわけではない。
<好適な実施例>
図7Aおよび図7Bは、マイクロコントローラを用いた異なる3色のカラーショーを操作するための(C言語による)プログラム用ヘッダファイル800の一例を示す。
<好適な実施例>
図7Aおよび図7Bは、マイクロコントローラを用いた異なる3色のカラーショーを操作するための(C言語による)プログラム用ヘッダファイル800の一例を示す。
この例では、マイクロコントローラは異なる3色の6つのLEDを制御する。詳しくは、2つの緑色LED(802と808)、2つの赤色LED(804と810)、および2つの青色LED(806と812)に関する指令が存在する。プログラムヘッダファイル800に定義された3つの異なるライトショー(すなわちショー824,826,および828)が存在する。
この例では、ヘッダファイル800に対応する制御プログラムに3つの主変数が含まれる。これらの変数として「継続時間」「デューティ」および「傾斜」が含まれる。
継続時間とは、実施中のライトショーの1つのセグメントの長さを指す。この例では、各ショーは7つのセグメントを有する。例えば、緑色LED802では、ライトショー822について定義された7つのセグメント822A〜822Gが存在する。
各値822は、セグメントが終了し新たなセグメントが開始されるまでのミリ秒単位の時間を指す。従って、第一のセグメント(822Aに対応)が18.0秒間継続され、その後プログラムは822Bに対応する後続セグメントに移り、当該後続セグメントは9.0秒間継続される。
各継続時間822A〜822Gについて、対応するデューティが存在する。すなわち、対応するデューティサイクル値832A〜832Gが存在する。デューティ値830は対応する継続時間820に関するセグメントの目標強度値である。詳しくは、デューティ値830はLEDのパルス幅変調におけるデューティサイクル(すなわちLEDがオンであるサイクル周期)である。上述したように、これはLEDの強度値を定義する1つの方法に過ぎない。
傾斜840は、関連するLEDの強度値(デューティ値830)の変化率に対応する値である。この例では、変化率は±l/(傾斜(1/fpwm))である。このとき傾斜はリスト中の傾斜値(例えば832A〜832G)であり、fpwmはLEDを駆動するパルス幅変調信号のサイクル率(例えば120Hz)である。従って、1/fpwmはパルス幅変調の1サイクル期間(例えば8.33ミリ秒)である。
従って、この例における変化率は、目標強度値(デューティ830)に向かう途中で、デューティサイクル(強度レベル)の1%が変化する間の期間である。この例では、当該期間は、デューティサイクルが1%変更される前に、循環するパルス幅変調サイクルの期間の数により測定される。従って、傾斜値842Aは、マイクロコントローラがパルス幅変調期間を、デューティサイクル値が1%変更される前に、現在の設定で35回にわたり循環させるべきであることを示している。
従って、継続時間値820はライトショーの各セグメントの時間の長さを規定する。デューティ値830は対応する継続時間820に関するLEDの目標強度値を規定する。傾斜値840は目標デューティ値830に向かうLED強度値(すなわちデューティ値830)の変化率を規定する。このプログラムを用いると、マイクロコントローラは、セグメントの所与の継続時間の間、指示された目標値に向けて各LEDについて所与の速度で1パーセント点ずつ各LEDの強度を変更するよう指示されうる。この目標値はセグメントの継続時間中に達成されてもよい。この場合、強度値の変化は停止され、また当該セグメントの継続時間が終了したために目標強度値が達せられないことがある。セグメント終了後、新たなセグメントが読み出され、当該セグメントの対応する目標強度値および傾斜速度に応じてマイクロコントローラが制御される。
当業者には明らかなように、上記は本発明に従ったマイクロコントローラの制御に用いられるソフトウェアのヘッダファイルの一例である。必要な制御の実施に当たり別のソフトウェアプログラムを用いてもよく、変数はライトショーの各種セグメントにわたり強度値を変化させるべく定義されてもよい。
<好適なライトショー>
上述したように、赤色、緑色、および青色の3つの着色LEDを利用することで、デザイナーはこれらのLEDから発せられる光の色に対応するCIEチャート上の3つの座標をつなぐ線により画定されるCIEチャート領域において、任意の知覚色のみでライトショーを定義できる。
<好適なライトショー>
上述したように、赤色、緑色、および青色の3つの着色LEDを利用することで、デザイナーはこれらのLEDから発せられる光の色に対応するCIEチャート上の3つの座標をつなぐ線により画定されるCIEチャート領域において、任意の知覚色のみでライトショーを定義できる。
様々な色のLEDを多数利用することができる。当業者には明らかなように、特定のライトショーの作成に使用されるLEDは、デザイン上の嗜好や要求に基づいて選択できる。しかし、図1に示すような着色LEDに対応する座標により画定される重要領域に見られるように、広範囲の知覚色を得るのに1つの赤色LED、1つの緑色LED、および1つの青色LEDを用いることが望ましい。
本発明者らは、数多くの試験を経て、このような領域内で新規なカラーショーを発明し、これを好適であると定義した。第一の好適なカラーショーはAutumn Sunsetカラーショーであり、その例を図2に示す。詳細についてはすでに述べた。本発明に従った新規なAutumn Sunsetライトショーは、座標(0.15,0.10)、(0.12,0.19)、(0.85,0.42)、(0.65,0.35)により実質的に定義されるCIEチャート領域に位置する着色光を発するライトショーとして定義できる。換言すれば、これらの座標は色の好適な範囲を実質上画定するボックスの角部の点を構成する。当業者には明らかなように、この領域に位置するライトショーを得るべく多数の着色LEDを組み合わせることができる。
ショーを表示するのに異なる色の3色LEDを利用することが望ましいが、このショーを実施するのに2つ以上のLEDを利用してもよい。当然ながら、2つのLEDのみを利用した場合、ライトショーではそれらの2つのLEDの波長発光に対応するCIEチャート上の2つの座標をつなぐ直線に位置する色を作成することのみ可能である。
本発明に従った別の新規なライトショーは「Winter Solstice」ライトショーであり、その例を図3に示す。詳細についてはすでに述べた。本発明に従った新規な「Winter Solstice」ライトショーは、CIEチャート上で座標(0.15,0.02)、(0.10,0.10)、(0.13,0.02)、(0.24,0.31)、(0.34,0.16)により概ね定義される領域に位置する着色光を発光するライトショーとして定義できる。前述のように、ライトショーがこの領域内に位置するよう、任意の多数の着色LEDを組み合わせることができる。ショーの表示には異なる色の3色LEDを利用することが望ましい。
本発明に従ったさらに別の新規なライトショーは「Tuscany」ライトショーであり、その例を図4に示す。詳細はすでに述べた。本発明に従った新規な「Tuscany」ライトショーはCIEチャート上で座標(0.58,0.42)、(0.70,0.30)、(0.60,0.30)、(0.56,0.40)により概ね定義される領域に位置する着色光を発光するライトショーとして定義できる。前述のように、ライトショーがこの領域内に位置するよう、任意の多数の着色LEDを組み合わせることができる。ショーの表示には異なる色の3色LEDを利用することが望ましい。
さらに、上記新規なライトショーの各々において、平均傾斜速度は約10%/秒を超えないことが望ましい。上記定義された新規なライトショーと好適な傾斜速度を適用すれば、使用者にとって快適な、心を和ませリラックスさせる色の変化を伴う独特なライトショーを発すべく本発明に従った照明体を制御できる。
また、上記定義された各領域内において、点から点への変化率が傾斜速度により制御される、多数の色点によりライトショーを定義することが望ましい。色点は、直線、曲線、波状、ループ状、8の字形状などの形状や、これらの組み合わせのうち少なくとも1つの形状の、CIEチャート上の表示領域内にパスを定義することが望ましい。前述のようにCIE座標はあくまでライトショーを定義する方法の一例である。座標自体は特定の強度レベルにおいて個々にあるいは他のLEDとの組み合わせにおいて動作する特定のLEDと対応する。LEDとそれぞれの強度レベルの観点からライトショーを定義することもできる。
これらの新規なカラーショーを適用すれば、本発明に従った照明体は、心を和ませる、律動的な着色光の流れを提供できる。
<プログラミング>
本発明は前述のプロセスによりライトショーを作成・定義する方法のほか、上記定義されたライトショー自体、ライトショーを具象化するプログラム、上記定義された方法にてライトショーをメモリに記憶すること、この情報を記憶するメモリデバイス、および上記定義され記憶されたライトショーを表示すべく動作する照明体にも関連する。
<プログラミング>
本発明は前述のプロセスによりライトショーを作成・定義する方法のほか、上記定義されたライトショー自体、ライトショーを具象化するプログラム、上記定義された方法にてライトショーをメモリに記憶すること、この情報を記憶するメモリデバイス、および上記定義され記憶されたライトショーを表示すべく動作する照明体にも関連する。
その関連で、本発明者らは、ライトショーを表示する照明体内の固定メモリに当該ライトショーを記憶させてもよいことに注目した。メモリは、本発明のライトショーを得るために複数のLEDを制御すべく動作するマイクロコントローラと接続されていてもよい。図6は、照明体1000、マイクロコントローラ1001、メモリ1002、複数のLED(1003(赤色)、1004(緑色)、1005(青色))、ユーザインタフェース1006、電源1007、クロック機構1008を含む、システムの一例を概略図で示す。
照明体1000はあらゆる形態をとることができる。照明体が芸術的形状とされ、その境界を光が透過および/または反射することでカラーショーが照明体1000内から発せられる構成が望ましい。別の実施形態では、照明体1000は外部の表面にライトショーを投影する構成であってもよい。他にもあらゆる形態が可能である。
マイクロコントローラ1001の一例としてAmtel Mega8プロセッサが挙げられる。メモリ1002としてマイクロチップテクノロジーズ(Microchip Technologies)社(アリゾナ州チャンドラー市)製造のMicrochip 24LC00、アムテル(Amtel Corp)社(カリフォルニア州サンノゼ)製造のAmtel AT25F512、もしくはマキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(Maxim Integrated Products)社(カリフォルニア州サニーヴェール市)製造のDallas Semiconductor DS5206-UNWが好適である。別の実施形態では、メモリ1002は照明体およびマイクロコントローラから取り外し可能なメモリチップもしくはカードであることが望ましい。これによりライトショーを記憶したメモリチップもしくはカードを取り外し、他のメモリカード/チップ1002と交換できる。この場合、見る側は照明体を連続的に更新して、新しい、別のライトショーを得るため、経時的に新たなメモリ1002を購入してもよい。
メモリ1002は上述のようにライトショーに関するデータを記憶することが望ましい。このデータはセグメント/ショーの開始色点、終了色点、継続時間情報、傾斜速度、別のタイミング情報、などを含んでもよい。マイクロコントローラ1001は少なくとも部分的に色データおよびタイミング情報に基づいて、ライトショーデータを解釈し、中間光点を算出し、LEDを制御する指令を含む内蔵プログラムメモリもしくは外部プログラムメモリを有してもよい。このような構成により、ライトショーを記憶するメモリ1002は、ライトショーの定義に使用されるルックアップテーブルに通常提供される全範囲のデータを必要としない。
外部メモリ1002のサイズ、および外部メモリ1002に記憶されるマイクロコントローラ1001に指示を与えるためのプログラムの範囲、ならびに製造工程においてマイクロコントローラ1001に記憶される内蔵プログラムの範囲は、デザイン上の要求に基づき決定できる。また、交換方式のメモリカード1002が使用される場合、将来においてメモリカード1002を交換する際、新たなライトショーを実施するに当たり追加の情報が必要な場合、マイクロコントローラ1001を制御するために追加のロジックを提供してもよい。当業者には明らかなように、このような情報をメモリ1002とマイクロコントローラ1001の間で別の方法で分割してもよい。しかし、好適な実施形態では、マイクロコントローラ1001がライトショー用の操作指令を含み、メモリ1002がライトショーで使用される各LEDのタイミング、強度、および傾斜速度データを含む操作指令を含むべくシステムを定義する。
1つのメモリ1002が多数のライトショーを記憶している場合、使用者がショーを切り換えられるよう、メモリ1002を取り付ける照明体にユーザインタフェース1006を設けることが望ましい。この実施形態では、使用者が様々な設定を切り換えられるよう、ユーザインタフェース1006はスイッチ1010を含む。様々な設定はオン/オフ状態および/または異なるライトショーを含む。また、特定の色点においてライトショーを停止させるためのボタン1012が設けられてもよい。
当業者には明らかなように、ユーザインタフェース1006の形態は様々である。例えば、遠隔位置から照明体1000を制御する遠隔制御(無線もしくは有線)を行ってもよい。遠隔ユーザインタフェースもしくは他のユーザインタフェースのプログラミングと仕組みは当該技術で周知であることから、さらなる説明は割愛する。
また、マイクロコントローラ1001に内蔵される、ライトショーデータを含むプログラムメモリの一部は、シリアルインタフェースもしくはUSBインタフェースを介して、標準的なパーソナルコンピュータにより、新たなライトショーデータを用いて再プログラムされてもよい。ユーザインタフェース1006は使用者の接触に応答する伝導性被覆、回転スイッチ、押しボタンスイッチ、あるいは照明体1000全体を押下することにより起動される機械的スイッチであってもよい。ユーザインタフェースは、LEDを任意の色調のソリッド色に設定する、色を示すダイヤルを含んでいてもよい。このダイヤルは、使用者が常時快適な色を選択できるよう、多色構成とすることができる。この場合、ダイヤル設定により、LED1003〜1005の相対強度をプログラムすべくマイクロコントローラ1001を制御する。
本発明は、新規なライトショー、および照明体に用いるライトショーのデザインおよび保存方法を提供する。本発明に従ったライトショーは娯楽と装飾とを提供し、審美面でも快適である。さらに、光をデザインし保存する本発明の方法は、消費者にとって費用効率の高い照明体を製造する助けとなる。
Claims (20)
- 見る側に対しライトショーを提供する照明体であって、
それぞれ異なる波長で発光する少なくとも2つのLEDと、
ライトショーの間、前記見る側が知覚する色を変化させるべく前記少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するマイクロコントローラと、を備え、
前記ライトショーは少なくとも1つのセグメントを含み、前記少なくとも1つのセグメントについて、メモリが前記少なくとも2つのLEDの各々の目標強度レベルとタイミング情報とを記憶し、
前記マイクロコントローラは、前記セグメントが継続する間、前記少なくとも2つのLEDの開始強度レベル、目標強度レベル、およびタイミング情報に基づき前記少なくとも2つのLEDの各々について複数の中間強度レベルを計算し、前記セグメントが継続する間、前記計算された各中間強度レベルで動作するよう前記少なくとも2つのLEDを制御する、
照明体。 - 前記メモリは、さらに、前記ライトショーの前記セグメントについて前記少なくとも2つのLEDの各々の開始強度値を記憶し、前記マイクロコントローラは、前記セグメントが継続する間、前記開始強度レベルから前記目標強度レベルに向かうべく前記少なくとも2つのLEDの前記中間強度レベルを計算する、請求項1に記載の照明体。
- 前記タイミング情報は、前記少なくとも2つのLEDの、前記目標強度レベルに向かう各々の前記中間強度レベルの変化率を示す傾斜データを含む、請求項2に記載の照明体。
- 前記タイミング情報は、前記マイクロコントローラに、前記ライトショーの前記セグメントの前記継続時間を制御させるべく指示を与えるための継続時間情報を含む、請求項3に記載の照明体。
- 前記マイクロコントローラは前記少なくとも2つのLEDの前記強度レベルを制御すべくパルス幅変調を利用する、請求項4に記載の照明体。
- 前記ライトショーは複数のセグメントからなる、請求項4に記載の照明体。
- さらに、それぞれ異なる波長で発光する3つのLEDを含む、請求項4に記載の照明体。
- 前記マイクロコントローラが、前記3つのLEDの各々の発光を組み合わせることで形成される、見る側が知覚する光が、
(i)(0.15,0.10)、(0.12,0.19)、(0.85,0.42)、(0.65,0.35)、
(ii)(0.15,0.02)、(0.10,0.10)、(0.13,0.02)、(0.24,0.31)、(0.34,0.16)、および
(iii)(0.58,0.42)、(0.70,0.30)、(0.60,0.30)、(0.56,0.40)
の座標セットのうち少なくとも1セットにより定義されるCIE1931カラーチャート上の領域内に存在するライトショーを提供すべく、前記3つのLEDの前記強度レベルを制御する、請求項7に記載の照明体。 - 見る側に対しライトショーを提供する照明体を制御する方法であって、
それぞれ異なる波長で発光する少なくとも2つのLEDを提供するステップと、
ライトショーの間、前記見る側が知覚する色を変化させるべく前記少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するステップと、
前記少なくとも2つのLEDの各々について、前記ライトショーの少なくとも1つのセグメントの目標強度レベルおよびタイミング情報をメモリから読み出すステップと、
前記セグメントが継続する間、前記少なくとも2つのLEDの開始強度レベル、目標強度レベル、およびタイミング情報に基づき前記少なくとも2つのLEDの各々について複数の中間強度レベルを計算するステップと、
前記セグメントが継続する間、前記計算された各中間強度レベルで動作するよう前記少なくとも2つのLEDを制御するステップと、
を含む方法。 - 前記読み出すステップは、さらに、前記ライトショーの前記セグメントについて、前記少なくとも2つのLEDの各々の前記開始強度値を前記メモリから読み出すことを含み、前記計算するステップは、さらに、前記セグメントが継続する間、前記開始強度レベルから前記目標強度レベルに向かうべく前記少なくとも2つのLEDの前記中間強度レベルを計算することを含む、請求項9に記載の方法。
- 前記タイミング情報は、前記少なくとも2つのLEDの、前記目標強度レベルに向かう各々の前記中間強度レベルの変化率を示す傾斜データを含む、請求項10に記載の方法。
- 前記タイミング情報は、前記マイクロコントローラに、前記ライトショーの前記セグメントの前記継続時間を制御させるよう指令を与えるための継続時間情報を含む、請求項11に記載の方法。
- 前記制御するステップは、前記少なくとも2つのLEDの強度レベルを制御すべくパルス幅変調を利用する、請求項12に記載の方法。
- 前記ライトショーは複数のセグメントからなる、請求項12に記載の方法。
- 前記提供するステップは、それぞれ異なる波長で発光する3つのLEDを提供する、請求項12に記載の方法。
- 前記制御するステップは、前記3つのLEDの各々の発光を組み合わせることで形成される、見る側が知覚する光が、
(i)(0.15,0.10)、(0.12,0.19)、(0.85,0.42)、(0.65,0.35)、
(ii)(0.15,0.02)、(0.10,0.10)、(0.13,0.02)、(0.24,0.31)、(0.34,0.16)、および
(iii)(0.58,0.42)、(0.70,0.30)、(0.60,0.30)、(0.56,0.40)
の座標セットのうち少なくとも1セットにより定義されるCIE1931カラーチャート上の領域内に存在するライトショーを提供すべく前記3つのLEDの前記強度レベルを制御する、請求項15に記載の方法。 - それぞれ異なる波長で発光する少なくとも2つのLEDを制御するコンピュータに、見る側に対しライトショーを実施するよう指令を与える、コンピュータ可読記憶媒体において実施されるコンピュータで実行可能なプログラム製品であって、
ライトショーの間、前記見る側が知覚する色を変化させるべく前記少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するステップと、
前記少なくとも2つのLEDの各々について、前記ライトショーの少なくとも1つのセグメントの目標強度レベルおよびタイミング情報をメモリから読み出すステップと、
前記セグメントが継続する間、前記少なくとも2つのLEDの開始強度レベル、目標強度レベル、およびタイミング情報に基づき前記少なくとも2つのLEDの各々について複数の中間強度レベルを計算するステップと、
前記セグメントが継続する間、前記計算された各中間強度レベルで動作するよう前記少なくとも2つのLEDを制御するステップと、
を実行するよう前記コンピュータに指令を与えるコードを含む、プログラム製品。 - 見る側に対しライトショーを提供する照明体であって、
それぞれ異なる波長で発光する少なくとも3つのLEDと、
ライトショーの間、前記見る側が知覚する色を変化させるべく前記少なくとも2つのLEDの強度レベルを独立に制御するマイクロコントローラと、を備え、
前記ライトショーは前記少なくとも3つのLEDの各々の前記強度レベルを表す、記憶されたデータにより定義され、
前記マイクロコントローラは、前記ライトショーを見ている間、見る側が知覚する、前記3つのLEDの各々の発光を組み合わせることにより規定される前記色が
(i)(0.15,0.10)、(0.12,0.19)、(0.85,0.42)、(0.65,0.35)、
(ii)(0.15,0.02)、(0.10,0.10)、(0.13,0.02)、(0.24,0.31)、(0.34,0.16)、および
(iii)(0.58,0.42)、(0.70,0.30)、(0.60,0.30)、(0.56,0.40)
の座標セットのうち少なくとも1セットにより定義されるCIE1931カラーチャート上の領域内に存在するように、前記記憶されたデータにより示される前記強度レベルで前記少なくとも3つのLEDを操作する、
照明体。 - 前記少なくとも3つのLEDのいずれか1つの強度レベルの変化率が約10%/秒を超えない、請求項18に記載の照明体。
- 前記CIE1931カラーチャートの前記領域が(0.15,0.10)、(0.12,0.19)、(0.85,0.42)、(0.65,0.35)により画定される、請求項19に記載の照明体。
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