JP3174940U - 掲示具 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運びが容易で風雨に晒されても表示事項が読みづらくならない掲示具を提供する。
【解決手段】可撓性を有する長方形状の緑色の基板シート2の上に透明な保護シート3を重ね、保護シート3の上辺、左辺、右辺の端縁を基板シート2に接着により密着することで、方形袋状の掲示具本体4が形成してある。保護シート3の下辺の開口は張り紙出し入れ口5と成っている。掲示具本体4の4隅と上辺の中央及び左右辺の途中3個所ずつに、基板シート2と保護シート3を表裏貫通したハトメ金具6を装着し、掲示具本体4の下辺中央に基板シート2と保護シート3に分離しての一対のハトメ金具7aを装着し、これらのハトメ金具6、7aにより、紐、針金、チェーンなどを用いて屋外のフェンス、柵、塀、建物、電柱などに着脱自在に取り付け可能となっている。
【選択図】図4

Description

本考案は掲示具に係り、とくに屋外で使用する場合に好適な掲示具に関する。
選挙ポスターの掲示など、屋外で一時的に情報を表示した張り紙を掲示する場合、地面に立てた木製の支柱にベニヤの掲示ボードを固定した掲示板が用いられており、張り紙をピン、テープで掲示ボードに固定するようにしていた(特許文献1、2参照)。
しかしながら、このような掲示板は架設の際、支柱と掲示ボードの両者を設置場所まで運び、地面に支柱を立設し、しかるのち支柱に掲示ボードを取り付けなければならず、作業が大変であった。また、張り紙が風雨に晒されて皺になったり、破れたりして表示事項が読みづらくなってしまう問題があった。
特開2007−286206号公報 特開2003−29679号公報
本考案は上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、風雨に晒されても表示事項が読みづらくならない掲示具を提供することを、その目的とする。
また、他の考案は、表示事項を記載した張り紙を掲示具の所望位置に簡単にセッティングできるようにすることを、その目的とする。
本考案の請求項1記載の掲示具では、硬質又は可撓性を有する方形の基板シートの片面または両面に可撓性を有する方形で透明な保護シートを重ね、保護シートの3辺の端縁を基板シートに密着し、密着していない一辺を張り紙出し入れ口とする掲示具本体を形成し、掲示具本体の少なくとも4隅に取付対象物への取付部を設けたこと、を特徴としている。
本考案の請求項2記載の掲示具では、硬質又は可撓性を有する方形の基板シートの片面に、可撓性を有する透明な保護シートを複数枚並べて重ね、各保護シートの上辺及び左右辺の端縁を基板シートに密着し、密着していない一辺を張り紙出し入れ口とする掲示具本体を形成し、掲示具本体の少なくとも4隅に取付対象物への取付部を設けたこと、を特徴としている。
本考案の請求項3記載の掲示具では、基板シートの表面または保護シートの裏面に張り紙を係止する係止部を設けたこと、を特徴としている。
本考案の請求項4記載の掲示具では、基板シートの表面または保護シートに罫線を付したこと、を特徴としている。
本考案の請求項5記載の掲示具では、保護シートの張り紙出し入れ口を開閉自在に封止する封止部を設けたこと、を特徴としている。
本考案の請求項5記載の掲示具では、保護シートの張り紙出し入れ口を開閉自在に封止する封止部を設けたこと、を特徴としている。
本考案によれば、掲示具の内部に挿入された張り紙の上が保護シートで覆われるとともに、保護シートの3辺が基板シートに密着されているので、張り紙が雨風に晒されたり、雨水に濡れたりすることはなく、張り紙が皺になったり破れたりして表示事項が見づらくなることはなく、更に、張り紙が基板シートまたは保護シートにくっ付いて外せなくなったりすることもない。
また、他の考案によれば、基板シートの表面または保護シートの裏面に張り紙を係止する係止部を設けたことにより、掲示中に張り紙がずれないようにできるとともに、掲示具の所望の位置へ簡単にセッティングできる。
また、他の考案によれば、保護シートの一辺の張り紙出し入れ口を開閉自在に封止できるので、掲示中に張り紙が掲示具の下に抜け落ちるのを防止できる。
本考案の第1実施例に係る掲示具の正面図である(実施例1)。 図1の掲示具の背面図である。 図1の掲示具のIII-III'線に沿った縦断面図である。 図1の掲示具の使用状態の説明図である。 第1実施例の変形例に係る掲示具の一部省略した正面図である。 図5の掲示具の一部省略した左側面図である。 本考案の第2実施例に係る掲示具の正面図である(実施例2)。 図7の掲示具の背面図である。 図7の掲示具の使用状態の説明図である。 本考案の第3実施例に係る掲示具の正面図である(実施例3)。 図10の掲示具の背面図である。 図10の掲示具のXII−XII' 線に沿った縦断面図である。 本考案の第4実施例に係る掲示具の正面図である(実施例4)。 図14の掲示具のXIV−XIV' 線に沿った縦断面図である。 図14の掲示具の使用状態の説明図である。 第4実施例の変形例に係る掲示具の正面図である。 第4実施例の他の変形例に係る掲示具の正面図である。 図17の掲示具のXVIII−XVIII' 線に沿った一部省略した縦断面図である。 本考案の第5実施例に係る掲示具の正面図である(実施例5)。 図19の掲示具の使用状態の説明図である。
以下、本考案の最良の形態を実施例に基づき説明する。
図1乃至図3を参照して本考案の第1実施例を説明する。図1は本考案に係る掲示具の正面図、図2は背面図、図3は図1のIII−III’線に沿った縦断面図である。
図1乃至図3において、1は屋外で使用可能な可撓性を有するシート状の掲示具であり、全体が縦長の長方形状に形成されている。掲示具1の内、2は背面側に備えられた可撓性を有する長方形状の緑色の基板シート、3は前面側に備えられた可撓性を有し、基板シート2と同寸・同形で基板シート2の前面の上に重ねられた透明な保護シートである。基板シート2には風雨に強い合成ゴム製又はプラスチック製であり、塩化ビニルシート、クロロプレンゴムシートなどを用いることができ、保護シート3には風雨と紫外線に強い透明プラスチック製であり、透明UVカットビニルシートなどを用いることができる。保護シート3は、上辺、左辺、右辺の3辺の端縁(図1の斜線範囲A参照)が基板シート2に接着または熱溶着により密着されて一体化され、方形袋状の掲示具本体4が形成されている。保護シート3の下辺の開口は張り紙出し入れ口5と成っている。
掲示具本体4の4隅と上辺の中央及び左右辺の途中3個所ずつに、基板シート2と保護シート3を表裏貫通した取付部としてのハトメ金具6が装着されており、掲示具本体4の下辺中央に基板シート2と保護シート3に分けて個別に装着された取付部としての一対のハトメ金具7aと7bが装着されており、これらのハトメ金具6、7a、7bにより、紐、針金、チェーンなどを用いて屋外のフェンス、柵、塀、建物、電柱などの取り付け対象物に着脱自在に取り付け可能となっている。ハトメ金具7aと7bの図1における左側と右側には、張り紙出し入れ口5を開閉自在に封止するためのスナップボタン8、9が装着されている。スナップボタン8、9は保護シート3と基板シート2に分離して装着された一対のオス側スナップボタン8aとメス側スナップボタン8b、一対のオス側スナップボタン9aとメス側スナップボタン9bから成る。
このように構成された掲示板1により、基板シート2と保護シート3の間に1つの袋状の張り紙収納部20が形成されている。
次に、掲示具1の使用方法を説明する。
掲示具1の保管は折り畳み状態または巻き取り状態で行なうことで場所を取らない。設置場所への移動も、折り畳みまたは巻き取り状態で行なえるので、普通の乗用車で可能であり、トラックなどの大掛かりな車両を要しない。
屋外のフェンス、柵、塀、建物、電柱などの所望の設置場所に来たら、掲示具1を広げ、スナップボタン8、9をそれぞれ外して下端の張り紙出し入れ口5を開けて(図3の二点鎖線B参照)、基板シート2と保護シート3の間に所望の表示事項を記した張り紙30を挿入し(図3の矢印C参照)、張り紙30の全体を張り紙収納部20の中の所望の配置位置に入れる(図4参照)。そして、スナップボタン8、9を嵌めて張り紙出し入れ口5を封止する。なお、挿入する張り紙30は1枚でも良いが、複数枚を並べても良い。
続いて、掲示具1の上辺を上向きにして、紐、針金、チェーンなどをハトメ金具6、7aと7bに通し、フェンス、柵、塀、建物、電柱などに固定する。
張り紙30の表示事項は透明な保護シート3を通して外部から視認することができる。掲示具1に挿入された状態の張り紙30は、基板シート2と保護シート3に挟まれて摩擦力を受けるので、ずれたり抜け出たりする恐れは殆んどない。万一ずれたとしても、ハトメ金具7a、7bが紐、針金、チェーンなどで留められるとともに、スナップボタン8、9が嵌められて張り紙出し入れ口5が封止されているので、張り紙30が張り紙出し入れ口5から下方に抜け落ちることはない。なお、張り紙30を基板シート2の表面に両面接着テープなどで貼り付けても良いのは勿論である。
また、張り紙30の上が保護シート3で覆われているとともに、また保護シート3の上辺と左右辺が基板シート2に密着されているので基板シート2と保護シート3の間に雨風が侵入することもなく、張り紙30が雨風に晒されたり、雨水に濡れたりすることはなく、張り紙30が皺になったり破れたりして表示事項が見づらくなることはなく、更に、張り紙30が基板シート2または保護シート3にくっ付いて外せなくなったりすることもない。
張り紙30を取り替えたい場合は、スナップボタン8、9を外すとともに、ハトメ金具7a、7bに通した紐、針金、チェーンを外し、張り紙出し入れ口5を開けて交換すればよい。
また、掲示具1を回収したい場合は、ハトメ金具6、7a、7bに通した紐、針金、チェーンなどを外し、掲示具1を折り畳むかまたは巻き取ることで、簡単に移動・保管ができる。
なお、掲示具1の内部に張り紙30をセットしたあとハトメ金具7a、7bに錠をして張り紙出し入れ口5を封止するようにすれば、張り紙30を他人に取り出されるのを防止することもできる。
この実施例によれば、掲示具1の全体が可撓性を有し、折り畳んだり巻き取ったりしてコンパクトにできるので、移動・保管が簡単に行なえる。また、ハトメ金具6、7aと7bに紐、針金、チェーンなどを通すことでフェンス、柵、塀、建物、電柱など様々な場所に容易に設置できる。また、張り紙30の上が保護シート3で覆われるとともに、保護シート3の上辺と左右辺が基板シート2に密着されているので、張り紙30が雨風に晒されたり、雨水に濡れたりすることはなく、張り紙30が皺になったり破れたりして表示事項が見づらくなることはなく、更に、張り紙30が基板シート2または保護シート3にくっ付いて外せなくなったりすることもない。
なお、上記した実施例では、掲示具本体の周囲に設けたハトメ金具に紐、針金、チェーン等を通してフェンス等に取り着けるようにしたが、図5、図6に示す如く、掲示具本体4の上辺の複数箇所に取付部としてのフック40を別個装着しておき、掲示具1Aの設置時に、このフック40をフェンス等に引っ掛けるようにしても良い。
また、掲示具本体を縦長の形状としたが、横長の形状としても良い。
図7、図8を参照して本考案の第2実施例を説明する。図7は本考案に係る掲示具の正面図、図8は背面図である。なお、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
第1実施例では、掲示具が1つの張り紙収納部を有する場合を例に挙げたが、第2実施例では張り紙収納部を複数有する場合を例に挙げる。
図7、図8において、1Bは屋外で使用可能な可撓性を有するシート状の掲示具であり、全体が縦長の長方形状に形成されている。掲示具1Bの内、2は背面側に設けられた可撓性を有する長方形状の緑色の基板シート、3−1と3−2は前面側に設けられた可撓性を有し、各々基板シート2のほぼ半分の大きさで基板シート2の前面の上に上下に並べて重ねられた透明な保護シートである。保護シート3−1は、上辺、左辺、右辺の3辺の端縁(図7の斜線範囲A1参照)が基板シート2に接着または熱溶着により密着されて一体化され、同様に、保護シート3−2は、上辺、左辺、右辺の3辺の端縁(図7の斜線範囲A2参照)が基板シート2に接着または熱溶着により密着されて一体化され、方形の掲示具本体4Bが形成されている。保護シート3−1の下辺が開口して張り紙出し入れ口5−1を成しており、保護シート3−2の下辺が開口して張り紙出し入れ口5−2を成している。
掲示具本体4Bの4隅と上辺の中央及び左右辺の途中3個所ずつに、基板シート2と保護シート3−1、3−2を表裏貫通した取付部としてのハトメ金具6が装着されており、掲示具本体4Bの下辺中央に基板シート2と保護シート3−2に分けて個別に装着された取付部としての一対のハトメ金具7aと7bが装着されており、これらのハトメ金具6、7a、7bにより、紐、針金、チェーンなどを用いて屋外のフェンス、柵、塀、建物、電柱などに着脱自在に取り付け可能となっている。ハトメ金具7aと7bの図7における左側と右側には、張り紙出し入れ口5−2を開閉自在に封止するためのスナップボタン8、9が装着されている。スナップボタン8、9は保護シート3−2と基板シート2に分離して装着された一対のオス側スナップボタン8aとメス側スナップボタン8b、一対のオス側スナップボタン9aとメス側スナップボタン9bから成る。
また、保護シート3−1の下端部には下辺に沿って、張り紙出し入れ口5−1を開閉自在に封止するための3組のスナップボタン10〜12が装着されている。スナップボタン10〜12は保護シート3−1と基板シート2に分離して装着された一対のオス側スナップボタン10aとメス側スナップボタン10b、一対のオス側スナップボタン11aとメス側スナップボタン11b、一対のオス側スナップボタン12aとメス側スナップボタン12bから成る。
基板シート2と保護シート3−1により第1の張り紙収納部20−1が形成されており、基板シート2と保護シート3−2により第2の張り紙収納部20−2が形成されている。
次に、掲示具1Bの使用方法を説明する。
掲示具1Bの保管・移動も第1実施例の掲示具1と同様に折り畳み状態または巻き取り状態で行なうことができる。
屋外のフェンス、柵、塀、建物などの所望場所に設置する際、掲示具1Bを広げ、まず、第1の張り紙収納部20−1のスナップボタン10〜12をそれぞれ外して張り紙出し入れ口5−1を開けた状態で、張り紙出し入れ口5−1から基板シート2と保護シート3−1の間に所望の表示事項を記した張り紙30−1を挿入し、張り紙30−1の全体を第1の張り紙収納部20−1の中の所望の配置位置に入れる(図9参照)。そして、スナップボタン10〜12を嵌めて張り紙出し入れ口5−1を閉じて封止する。なお、挿入する張り紙30−1は1枚でも良いが、複数枚を並べても良い。
次に、第2の張り紙収納部20−2のスナップボタン8と9をそれぞれ外して張り紙出し入れ口5−2を開けた状態で、張り紙出し入れ口5−2から基板シート2と保護シート3−2の間に所望の表示事項を記した張り紙30−2を挿入し、張り紙30−2の全体を第2の張り紙収納部20−2の中の所望の配置位置に入れる(図9参照)。そして、スナップボタン8、9を嵌めて張り紙出し入れ口5−2を閉じて封止する。なお、挿入する張り紙30−2は1枚でも良いが、複数枚を並べても良い。
続いて、掲示具1Bの上辺を上向きにして、紐、針金、チェーンなどをハトメ金具6、7aと7bに通し、フェンス、柵、塀、建物、電柱などに固定する。
張り紙30−1、30−2の表示事項は透明な保護シート3−1、3−2を通して外部から視認することができる。掲示具1Bに挿入された状態の張り紙30−1、30−2は、基板シート2と保護シート3−1、3−2に挟まれて摩擦力を受けるので、ずれたり抜け出たりする恐れは殆んどない。万一ずれたとしても、スナップボタン10〜12、8、9が嵌められており、ハトメ金具7a、7bが紐、針金、チェーンなどで留められているので、張り紙出し入れ口5−1、5−2から下方に抜け落ちることはない。
また、張り紙30−1、30−2の上が保護シート3−1、3−2で覆われるとともに、保護シート3−1、3−2の上辺と左右辺が基板シート2に密着されているので、張り紙30−1、30−2が雨風に晒されたり、雨水に濡れたりすることはなく、張り紙30−1、30−2が皺になったり破れたりして表示事項が見づらくなることはなく、更に、張り紙30−1、30−2が基板シート2または保護シート3−1、3−2にくっ付いて外せなくなったりすることもない。
この第2実施例によれば、掲示具1Bの全体が可撓性を有し、折り畳んだり巻き取ったりしてコンパクトにできるので、移動・保管が簡単に行なえる。また、ハトメ金具6、7aと7bに紐、針金、チェーンなどを通すことでフェンス、柵、塀、建物、電柱など様々な場所に容易に設置できる。また、2つの張り紙収納部20−1、20−2を有するので、複数の張り紙30−1、30−2を上下に並べて掲示したい場合に、張り紙30−1、30−2を掲示具1Bの所望の配置位置へ容易にセッティングできる。
次に、図10乃至図12を参照して本考案の第3実施例を説明する。図10は本考案に係る掲示具の正面図、図11は背面図、図12は図10のXII−XII’線に沿った縦断面図である。なお、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
この第3実施例は掲示具の表裏両側に張り紙を掲示可能としたものである。
図10乃至図12において1Cは屋外で使用可能な可撓性を有するシート状の掲示具であり、縦長の長方形状に形成されている。掲示具1Cは全体が3層構造になっており、2は真ん中の可撓性を有する長方形状の緑色の基板シート、3は前面側に設けられた可撓性を有し、基板シート2と同寸・同形で基板シート2の前面の上に重ねられた透明な保護シートであり、保護シート3は、上辺、左辺、右辺の3辺の端縁が基板シート2に接着または熱溶着されて密着されて一体化されている(図10の斜線範囲A参照)。3−3は背面側に設けられた可撓性を有し、基板シート2と同寸・同形で基板シート2の背面の上に重ねられた透明な保護シートであり、保護シート3−3は、上辺、左辺、右辺の端縁が基板シート2に接着または熱溶着されて密着されて一体化されている(図12の斜線範囲A3参照)。基板シート2、保護シート3、3−3により掲示具本体4Cが構成されている。保護シート3の下辺は開口して張り紙出し入れ口5を成しており、保護シート3−3の下辺は開口して張り紙出し入れ口5−3を成している。
掲示具本体4Cの4隅と上辺の中央及び左右辺の途中3個所ずつに、基板シート2と保護シート3、3−3を表裏貫通した取付部としてのハトメ金具6が装着されており、掲示具本体4Cの下辺中央に基板シート2、保護シート3、3−3に個別に装着された取付部としての一組のハトメ金具7a〜7cが装着されており、これらのハトメ金具6、7a〜7cにより、紐、針金、チェーンなどを用いて屋外のフェンス、柵、塀、建物、電柱などに着脱自在に取り付け可能となっている。
ハトメ金具7aと7bの図10における左側と右側には、張り紙出し入れ口5を開閉自在に封止するためのスナップボタン8、9が装着されている。スナップボタン8、9は保護シート3と基板シート2に分離して装着された一対のオス側スナップボタン8aとメス側スナップボタン8b、一対のオス側スナップボタン9aとメス側スナップボタン9bから成る。同様に、ハトメ金具7cと7bの図11における左側と右側には、張り紙出し入れ口5を開閉自在に封止するためのスナップボタン13、14が装着されている。スナップボタン13、14は保護シート3−3と基板シート2に分離して装着された一対のオス側スナップボタン13aとメス側スナップボタン13b、一対のオス側スナップボタン14aとメス側スナップボタン14bから成る。
基板シート2と保護シート3により張り紙収納部20が形成されており、基板シート2と保護シート3−3により張り紙収納部20−3が形成されている。
次に、掲示具1Cの使用方法を説明する。
掲示具1Cの保管・移動は第1実施例の掲示具1と同様に折り畳み状態または巻き取り状態で行なうことができる。
屋外のフェンス、柵、塀、建物、電柱などの所望場所に設置する際、掲示具1Cを広げ、まず前面側のスナップボタン8、9をそれぞれ外して下端の張り紙出し入れ口5を開けて(図12の二点鎖線B参照)、基板シート2と保護シート3の間に所望の表示事項を記した張り紙30を挿入し(図12の矢印C参照)、張り紙30の全体を張り紙収納部20の中の所望の配置位置に入れる。そして、スナップボタン8、9を嵌めて張り紙出し入れ口5を封止する。なお、挿入する張り紙30は1枚でも良いが、複数枚を並べても良い。
続いて、背面側のスナップボタン13、14をそれぞれ外して下端の張り紙出し入れ口5−3を開けて(図12の二点鎖線D参照)、基板シート2と保護シート3−3の間に所望の表示事項を記した張り紙30−3を挿入し(図12の矢印E参照)、張り紙30−3の全体を張り紙収納部20−3の中の所望の配置位置に入れる。そして、スナップボタン13、14を嵌めて張り紙出し入れ口5−3を封止する。なお、挿入する張り紙30−3は1枚でも良いが、複数枚を並べても良い。
続いて、掲示具1Cの上辺を上向きにして、紐、針金、チェーンなどをハトメ金具6、7a〜7cに通し、フェンス、柵、塀、建物、電柱などに固定する。
張り紙30、30−3の表示事項は各々透明な保護シート3、3−3を通して外部から視認することができる。掲示具1Cに挿入された状態の張り紙30、30−3は、基板シート2と保護シート3、3−3に挟まれて摩擦力を受けるので、ずれたり抜け出たりする恐れは殆んどない。万一ずれたとしても、スナップボタン8、9、13、14が嵌められており、ハトメ金具7a〜7cが紐、針金、チェーンなどで留められているので、張り紙出し入れ口5、5−3から下方に抜け落ちることはない。
また、張り紙30、30−3の上が保護シート3、3−3で覆われるとともに、保護シート3、3−3の上辺と左右辺が基板シート2に密着されているので、張り紙30、30−3が雨風に晒されたり、雨水に濡れたりすることはなく、張り紙30、30−3が皺になったり破れたりして表示事項が見づらくなることはなく、更に、張り紙30、30−3が基板シート2または保護シート3、3−3にくっ付いて外せなくなったりすることもない。
この第3実施例によれば、掲示具1Cの前面側に張り紙収納部20、背面側に張り紙収納部20−3を備えたので、1つの掲示具1Cにより、前面側と背面側の両側で別個の張り紙を同時掲示可能となる。
なお、この第3実施例では、掲示具の表裏に同じ張り紙収納部を設ける場合を例に挙げたが、前面側を第1実施例と同じく1つの張り紙収納部とし、背面側を第2実施例と同様に複数の張り紙収納部としても良い。
また、背面側は、掲示具の1つの長辺が張り紙出し入れ口となるように、他の3辺で保護シートを基板シートに密着し、掲示具を横長向きにして使用できるようにしても良い。
図13、図14を参照して本考案の第4実施例を説明する。図13は本考案に係る掲示具の正面図、図14は図13のXIV−XIV’線に沿った縦断面図である。なお、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号が付してある。

第4実施例では、掲示具に張り紙の係止部を設けて、掲示中に張り紙がずれないようにするとともに、掲示具の所望の配置位置へ簡単にセッティングできるようにしたものである。
図13、図14において掲示具1Dの基板シート1の表面には、係止部の一例としての断面が上向きのコ字状で横長の複数の係止部材50、51、52が上下に間隔をあけて横方向に延設した状態で接着剤により装着されている。掲示具1Dの他の構成部分は第1実施例と同様に構成されている。
この第4実施例によれば、図15に示す如く張り紙30−4、30−5を張り紙収納部20に挿入する際、張り紙30−4、30−5の下端を複数の係止部材50〜52の内、所望の1つに差し込むことで、張り紙30−4、30−5を掲示具1Dの所望の配置位置へ縦横真っ直ぐの姿勢に簡単にセッティングすることができ、かつ、長時間掲示しても下方にずれを生じないようにできる。なお、係止部材50〜52が横長なので、保管・移動時に掲示具1Dを上または下に巻き取り状態とすることができる。
なお、上記した第4実施例では、係止部を横長の係止部材により構成するようにしたが、図16の掲示具1Eに示す如く幅の短い断面コ字状の係止部材60、61、62・・を横に複数個並べて係止部を構成するようにしても良い。或いは、係止部材を取着する代わりに、図17、図18の掲示具1Fに示す如く、基板シート2に横長の張り紙係止溝70、71、72を形成して張り紙30−6の係止部としても良い。また、これらの係止部材または張り紙係止溝から成る係止部を保護シート3の裏面に設けるようにしても良い。
図19を参照して本考案の第5実施例を説明する。図19は本考案に係る掲示具の正面図である。なお、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号が付してある。
第5実施例では、掲示具に罫線を設けて、所望の配置位置へのセッティングを簡単に行なえるようにしたものである。
図19において掲示具1Gの基板シート2の表面には縦横等間隔にマス目状の罫線80が付されている。掲示具1Gの他の構成部分は第1実施例と同様に構成されている。
この第5実施例によれば、図20に示す如く張り紙30−7を張り紙収納部20に挿入する際、張り紙30−7の端辺を罫線80に合わせることで、張り紙30−7を掲示具1Gの所望の配置位置へ縦横真っ直ぐの姿勢に簡単にセッティングすることができる。
なお、罫線を基板シートでなく保護シートの表面または裏面に付すようにしても良い。
なお、上記した各実施例、変形例では、張り紙出し入れ口を開閉自在に封止する封止部材としてスナップボタンを設けるようにしたが、本考案はなんらこれに限定されず、チャック、マグネットなどを用いても良い。
また、基板シートを緑色のシートとしたが、黒等の他の有色シートとしたり、半透明または透明シートとしても良い。基板シートを透明シートとすれば張り紙の裏面の表示事項も外部から視認可能となる。
本考案は、雨風の当たる屋外や粉塵の多い工場内などで、宣伝・広告、業務案内、役所の公報、交通規制案内などの種々の表示事項を掲示する場合に適用可能である。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G 掲示具
2 基板シート
3、3−1、3−2、3−3 保護シート
4、4B、4C 掲示具本体
5、5−1、5−2、5−3 張り紙出し入れ口
6、7a〜7c ハトメ金具
8〜14 スナップボタン
20、20−3 張り紙収納部
20−1 第1の張り紙収納部
20−2 第2の張り紙収納部
30、30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7 張り紙
40 フック
50〜52、60、61、62、・・ 係止部材
70〜72 張り紙係止溝
80 罫線

Claims (5)

  1. 硬質又は可撓性を有する方形の基板シートの片面または両面に可撓性を有する方形で透明な保護シートを重ね、保護シートの3辺の端縁を基板シートに密着し、密着していない一辺を張り紙出し入れ口とする掲示具本体を形成し、
    掲示具本体の少なくとも4隅に取付対象物への取付部を設けたこと、
    を特徴とする掲示具。
  2. 硬質又は可撓性を有する方形の基板シートの片面に、可撓性を有する透明な保護シートを複数枚並べて重ね、各保護シートの上辺及び左右辺の端縁を基板シートに密着し、密着していない一辺を張り紙出し入れ口とする掲示具本体を形成し、
    掲示具本体の少なくとも4隅に取付対象物への取付部を設けたこと、
    を特徴とする掲示具。
  3. 基板シートの表面または保護シートの裏面に張り紙を係止する係止部を設けたこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の掲示具。
  4. 基板シートの表面または保護シートに罫線を付したこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の掲示具。
  5. 保護シートの張り紙出し入れ口を開閉自在に封止する封止部を設けたこと、
    を特徴とする請求項1または2または3または4記載の掲示具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3198556U (ja) * 2015-04-25 2015-07-09 有限会社 桜工芸 工事管理板
JP2016127771A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 トヨタ自動車株式会社 回転電機ロータ
JP2020187194A (ja) * 2019-05-11 2020-11-19 株式会社コバッグ シート掲示具

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