JP3149861U - 買物かご及びショッピングカート用掲載カードケース取付構造 - Google Patents

Abstract

【課題】買物かごやショッピングカートの側部開口部に手軽に装着でき、来店者に様々な商品広告や販売情報などを伝達することができる買物かご及びショッピングカート用掲載カードケース取付構造を提供する。【解決手段】上辺が開口している掲載カードケース３を四隅に取り付けられた先端に鉤状引掛け部材を有した弾性部材４を介することで様々なタイプの買物かごやショッピングカートに何ら手を加えることなく側部開口部２に簡単に取り付けることができるよう構成する。この構成により、掲載情報をカードケース上辺を通して内部に収めたり、ケースの表面に貼着することで、来店者に対して様々な商品広告や販売情報が伝達されるようになる。【選択図】図１

Description

本考案は、買物かごやショッピングカートの側部開口部に手軽に装着でき、来店者
に様々な商品広告や販売情報などを伝達することができる買物かご及びショッピン
グカート用掲載カードケース取付構造に関するものである。

従来の買物かごやショッピングカートを介した情報表示手段としては、買物かご
側面の一部に所定の広さを有する情報表示エリアを設け、その表示エリアに広告や
情報を掲載した印刷状のシートを貼るものがある（例えば、特許文献４参照。）。ま
た、パウチした掲載情報印刷物をかご側面にセロテープ（登録商標）、結束テープ、針金などで止
めたり、かご底面に掲載情報印刷物を置くなどがあった。
なお、関連技術に下記物件がある。

特許３５９３１０３号公報（第７頁、図１） 実登３１０８８３０号公報（第５頁、図１） 特開平０９−０１６１１２号公報（第４頁、図１） 特許３６４８２９３号公報（第５頁、図１）

特許文献１は、かごの上縁部に外側縁に沿って一体形成された薄肉ヒンジを介し
た基板手段と閉止板手段からなる挟持手段により、シート状情報体を収納した透視
可能なシート状の袋を挟み、保持することを特徴としたショッピングかごにおける情
報表示装置の記載があった。

さらに特許文献２は、透明の合成樹脂等素材で出来ている袋状の広告入れの裏面に
接着剤が付いていることにより、かごの内外側面に貼り付けられることを特徴とした
買い物籠内外面貼り付け広告入れ袋の記載があった。

また特許文献３は、上縁部にかご側面の網孔を貫通し、取付ネジを挿通するための
水平取付孔、下縁部にかご側面の網穴を貫通し、取付ネジを水平方向及び鉛直方向に
所定距離を調整して連結するためのＬ型の取付孔を有する複数の水切り孔を設けた
透明で平坦な樹脂製の基板をかごの内外側面に取り付け、その基板に広告シートを
取り付けることを特徴とした買物かご用広告表示板の記載があった。

さらに特許文献４は、かごの側板に広告内容を記載した広告シールを貼り付けるた
めの平坦でその周縁部に広告シールの剥がれを防止するための隆起部を設け、その略
中央部にシールを剥がしやすくするための剥がし孔、さらに剥がし孔の周囲に多数の
空気抜き孔を形成した広告表示エリアを有することを特徴とした店内用買物かごの
記載があった。

以上に述べた従来の買物かごやショッピングカートを介した情報表示手段では、
かご自体に細工を要するものや、掲載情報の素材が限定的なもの、接着剤を使用する
ことによりかごに接着剤が残る、また残った接着剤に埃や汚れが付き、清潔感に欠け
るものや、表示位置が目立たないものや、情報表示物の取り付けに時間がかかるとい
った問題点があった。

さらに特許文献１では、従来使用している買物かごとは別に新たな挟持手段など
を用いた形態の買物かごを作ることになるため、コスト高や資源の無駄という問題
点があった。

また特許文献２では、接着剤で袋状広告入れを貼り付けるため、広告入れの着脱
が自在ではなく、また剥がした後のかご表面に残った接着剤等の処理に手間がかか
るという問題点やかごの網孔部を通して広告入れ裏面の接着剤にごみなどが付着し
てしまう問題点があった。

さらに特許文献３では、買物かごの網孔を活用し基板を取り付けるものであって
も数多くの取り付けには手間や時間がかかり、さらに基板をかご側面に固定させる
ための取付ネジによりかごをスムーズに段積みできない可能性や何度も繰り返し着
脱される広告シートを剥がした後の基板に残った広告シートの残存や接着剤などの
処理に手間がかかるという問題点があった。

また特許文献４では、特許文献１と同様、従来使用している買物かごとは別に新
たな形態の買物かごを作ることになるため、コスト高や資源の無駄という問題点や
特許文献３同様、掲載情報の素材が限定的という問題点があった。

本考案では、上記問題を上辺が開口している掲載カードケースを四隅に取り付け
られた先端に鉤状引掛け部材を有した弾性部材を介することで簡単にかごに止める
ことができ、掲載情報をカードケース上辺を通して内部に収める、またはケースの
表面に貼着することで、多大なコストや労力をかけず、来店者に対して十分な伝達
効果をあげて解決することを目的とするものである。

本考案は、上記課題を解決するために掲載カードケースを予め買物かごやショッ
ピングカートの側部開口部に止めて表示できるようにしたものにおいて、該掲載カ
ードケースは一端に固着部材、他端に鉤状引掛け部材の止められた弾性部材を介し
て、少なくとも掲載カードケースの四隅が取り付けられ掲載カードケースの中や表
面に掲載情報が表示されるようにしたことを特徴とする買物かご及びショッピング
カート用掲載カードケース取付構造。

本考案は、前述の構成からなるので以下に示す効果が期待できる。
１ 買物かごやショッピングカートは店により側部開口部の位置や大きさが異なる
が、弾性部材を介することにより、様々なタイプに対応することができる。
２ 弾性部材の先端に鉤状引掛け部材を取り付けることにより、接着剤を使用する
ことなく掲載カードケースをしっかりと買物かごやショッピングカートに固定
することができる。
３ 掲載カードケース上辺開口部を通じて誰れにでも手軽に簡単に掲載情報の出し
入れや差し替えができる。
４ ケース状となっているので、掲載情報を水濡れや破れ、穴あきから保護すること
ができる。
５ 従来の買物かごやショッピングカートをそのまま利用できるので、新たに買物か
ごを開発せず、資源の無駄がでない。
６ ケースの表面に掲載情報を貼着することもできる。

取付け例を示す斜視図 掲載カードケース正面図 買物かごの内側から見た取付け例を示す斜視図 買物かごの段積みの状態を示す斜視図 ショッピングカートへの取り付け斜視図。

以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
図１に示すように、本考案は掲載カードケース３の裏面四隅に少なくとも一端が接
着剤、鋲、ホックなどの固着部材を介して固着し、他端が鉤状引掛け部材５を有する
ゴム、化学繊維、あるいは金属からなるコイルスプリングなどの弾性部材４が掲載カ
ードケース３の上辺及び下辺と平行になるように取り付けられている。買物かごやシ
ョッピングカートは、店により側部開口部のサイズや位置などが異なるが、本考案の
掲載カードケース３の裏面を買物かごやショッピングカートの外側面に密着させ、弾
性部材４のそれぞれを外向きに適度に張力を与えながら側部開口部２を介してかご
内面に先端の鉤状引掛け部材５を内向きに引掛けることで外側面に固定させる。その
場合、先端に鉤状引掛け部材５を有する弾性部材４を介することで側部開口部のサイ
ズや位置が異なる様々な店で使用されている化学樹脂や金属部材などで形成された
買物かごやショッピングカートに柔軟に対応し、来店者の最も視野に入る箇所に簡単
に取り付けることができる。また固定させた掲載カードケース３の上辺は開口部とな
っており、掲載情報６を上辺開口部を通して手軽に内部に収める、あるいは取り出す
ことができるため、様々な商品広告や販売情報を手軽に差し替えて来店者に伝達する
ことができる。さらに掲載情報６が紙などの水気に弱い素材であったとしても掲載カ
ードケース３により商品に付着した水分や傘についた雨など大抵の水気から守ること
ができる。また掲載カードケース３の上辺を固着できるようにすることで掲載カー
ドケース３内部に水が入ることを確実に防ぐこともできる。さらにカードケース３の
表面を平らに作成し、ここに軟質塩化ビニールなどから作成されたパウチ加工のケー
スに収められた掲載情報を簡単に帖着することも可能である。

なお、本考案の４本の弾性部材は、上下各１本ずつとし、それぞれの弾性部材の
中央部周辺が掲載カードケースに固着し、両端に鉤状引掛け部材を有する形態でも
よい。

１ 買物かご本体
２ 買物かご側部開口部
３ 掲載カードケース
４ 弾性部材
５ 鉤状引掛け部材
６ 掲載情報

Claims (1)

1. 掲載カードケースを予め買物かごやショッピングカートの側部開口部に止めて表示で
   きるようにしたものにおいて、該掲載カードケースは一端に固着部材、他端に鉤状引掛
   け部材の止められた弾性部材を介して、少なくとも掲載カードケースの四隅が取り付け
   られ、掲載カードケースの中や表面に掲載情報が表示されるようにしたことを特徴とす
   る買物かご及びショッピングカート用掲載カードケース取付構造。
   
   
   

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