JP3174610U - ベランダ緑化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置及び維持コストを低減し、しかも火災時に消防士がベランダから室内へ進入しやすくしたベランダ緑化装置を提供する。
【解決手段】高層建物1のベランダ2の天井2aと床2bの間に複数本のフレーム3を所定間隔おいて縦横に架設し、その各フレーム3間の開口部に植生ネットを張設し、その植生ネットのベランダ2側の下方位置に植物Pを植え付けた栽培器7を設置し、その栽培器7の植物Pを植生ネットに絡ませて上方へ生長させることでベランダ2の開口部分を緑化できるようにする。また、ベランダ2の壁より高い位置のフレーム3間に人が出入りできる大きさの植生ネットの無い開口部分を形成し、その開口部分に植生ネットを枠体に張設した構造の扉5をフレーム3に対して開閉可能に枢支し、その扉5をベランダ2の外側から開錠操作できるロック機構を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、高層建物のベランダの開口部分を緑化するベランダ緑化装置に関する。
従来、建物の外側を緑化する方法としては、建物の壁面に作業用の足場を仮設し、植物を植え付けたプランターと植物を絡ませる植生ネットを壁面に対して設置し、その後足場を撤去する方法がある。しかし、この方法は作業後に足場を撤去する手間を要し、メンテナンス時はその都度足場を仮設・撤去しなければならず、設置及び維持コストがかかる問題があった。
これに対し、作業に足場を使用しない壁面緑化方法が特許文献1で提案されている。この技術は、格子状に組まれたPC鋼線に植物を植え付けた多数のプランターを取り付け、そのPC鋼線を建物の屋上から壁面を覆うように吊下して地上に固定している。しかし、この技術ではメンテナンス時に足場を仮設・撤去しなければならず、維持コストがかかる問題があった。
また、従来の各技術で使用する部材は、撤去時以外は恒久的に取り付けるものであるから、火災時に植生ネットやPC鋼線が邪魔になって消防士が室内へ進入できないか又は迅速に進入し難くなり、消防活動の障害となる問題があった。
特開2002−272274号公報
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、設置及び維持コストを低減し、しかも火災時に消防士がベランダから室内へ進入しやすくすることにある。
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) 高層建物のベランダの開口部分に複数本のフレームで支持された植生ネットを張設し、その植生ネットに植物を絡み付かせて上方へ生長させることでベランダの開口部分を緑化できるようにしたベランダ緑化装置であって、前記植生ネットに人が出入りできる大きさの開口部を形成し、その開口部に閉状態を保持するロック機構付きの扉を取り付け、その扉のロック機構をベランダの外側から解除できるようにしたことを特徴とする、ベランダ緑化装置
2) ロック機構が、ベランダの外側に設けて扉の閉状態をスライドによって解除可能に保持する開閉ピンと、その開閉ピンの先端部に挿抜可能に貫通して開閉ピンのスライドを規制する係止ピンとで構成したものである、前記1)記載のベランダ緑化装置
3) 扉が、室内側へのみ開閉可能な構造である、前記1)又は2)記載のベランダ緑化装置
4) 扉が、枠体に植生ネットを張設した構造である、前記1)〜3)いずれか記載のベランダ緑化装置
にある。
本考案の前記1)及び2)記載の構成によれば、各部材がベランダ側で設置できる構造であるから、設置後に撤去する部材がなく、設置コストを低減できる。メンテナンスはベランダ側で任意の箇所を安全に作業でき、その都度足場を仮設・撤去する必要がなく、維持コストも低減できる。火災が発生した場合は、消防士がベランダの外側からロック機構を解除して扉を開放することで、室内へ迅速に進入して消防活動できる。
本考案の前記3)記載の構成によれば、扉が外側から押して開く構造であるから、安全に開放操作できる。外側へ引く方向に開く構造では、高所において危険性がある。
本考案の前記4)記載の構成によれば、平時においては、扉に対しても他のフレームと同様に植物が絡み付くことができ、扉の箇所も含めて満遍なく緑化できる。
実施例のベランダ緑化装置の側面図である。 実施例のベランダ緑化装置の正面図である。 実施例の緑化されたベランダの正面図である。 実施例の扉の開放を示す説明図である。
本考案の扉は、一般的な板状や格子状の他、枠体に植生ネットを張設して植物が絡み付きやすくした構造でも良い。扉の開き方としては、観音開き(両開き)の他、片開きでも良く、下向きに傾倒できる構造でも良い。また、その扉を取り付ける位置も、植生ネットの中央や左右いずれの位置でも良い。扉の開閉方向としては、ベランダの外側又は室内側いずれかの方向、あるいは両方向可能な構造でも良いが、力の入れやすさや安全面では室内側へのみ開閉できる構造が望ましい。扉のロック機構は、蛍光色など目立ちやすい色に着色して緊急時に消防士が識別しやすいようにしても良い。
フレーム及び扉の素材としては、溶融亜鉛メッキされたスチールやステンレス等の錆び難い耐候性に優れる材料が用いられる。植生ネットの素材としては、ポリエステル樹脂等の耐久性に優れ且つ植物が絡み付きやすい材料が用いられる。
植物としては、生長の速いゴーヤやアサガオ等のツル性の植物が用いられる。植物は、土壌を充填したプランターや育苗ポット等の栽培器に植え付けられ、これを植生ネットやフレームに直接掛止したり、ベランダの床に設置して用いられる。栽培器には水や液肥等を自動的に供給する手段を設けてもよい。以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
本実施例のベランダ緑化装置は、図1,2に示すように、高層建物1のベランダ2の天井2aと床2bとの間に角パイプからなるフレーム3を縦横に配置し、その縦向きのフレーム3を滑り止め用のゴムを備えたアジャスター3aで天井2aと床2bに押し付けるとともに、固定具3bで壁2cにボルト止めしている。そのフレーム3間の開口部には植生ネット4を張設し、その植生ネット4の直下の床2bに植物Pを植え付けた栽培器7を土台8で所定高さに設置している。
壁2cより高い位置のフレーム3間には、人が出入りできる大きさ(幅1450mm、高さ1340mm)の植生ネット4の無い開口部を形成し、その開口部に矩形状の枠体5aに植生ネット5bを張設した構造の2枚の扉5をフレーム3に対して蝶番5cで室内側へのみ観音開き可能に枢支している。2枚の扉5の対向位置には、穴を有する張出片6aをベランダ2の外側となる面に突設し、先端に穴を有する開閉ピン6(ロック機構)を各張出片6aの穴に連通し、その連通した状態の開閉ピン6の穴に係止ピン6bを上方から差し込んでいる。
本実施例では、栽培器7の植物Pが植生ネット4,5bに絡み付きながら上方へ生長すると、図3に示すように、扉5の箇所を含むベランダ2の開口部分が植物Pで覆われて緑化される。フレーム3や植生ネット4,5bのメンテナンスはベランダ2側で任意の箇所を容易に行え、撤去や新たな設置作業もベランダ2で安全に行える。また、植物Pへの水やりや施肥もベランダ2で安全に行える。開閉ピン6は室内側からの操作が行い難いから、子供などが扉5を安易に開閉できないようになっており、安全である。
火災が発生した場合は、消防士がハシゴ等で現場階上に移動し、係止ピン6bを引き抜いて開閉ピン6を片方の張出片6aの穴から外し、図4に示すように扉5を室内側へ押して開放させることで、ベランダ2から室内へ迅速に進入して消防活動できる。植物Pの絡み付きが強い場合は、扉5を強く押して茎を切断するとよい。このときも、力を入れる方向が押す方向であるから、高所でも安全に開放操作できる。
本考案の技術は、電力需要の最も多い期間だけ遮熱して高層建物の蓄熱を低減する季節限定の温暖化防止策に有用である。
1 高層建物
2 ベランダ
2a 天井
2b 床
2c 壁
3 フレーム
3a アジャスター
3b 固定具
4 植生ネット
5 扉
5a 枠体
5b 植生ネット
5c 蝶番
6 開閉ピン(ロック機構)
6a 張出片
6b 係止ピン
7 栽培器
8 土台
P 植物

Claims (4)

  1. 高層建物のベランダの開口部分に複数本のフレームで支持された植生ネットを張設し、その植生ネットに植物を絡み付かせて上方へ生長させることでベランダの開口部分を緑化できるようにしたベランダ緑化装置であって、前記植生ネットに人が出入りできる大きさの開口部を形成し、その開口部に閉状態を保持するロック機構付きの扉を取り付け、その扉のロック機構をベランダの外側から解除できるようにしたことを特徴とする、ベランダ緑化装置。
  2. ロック機構が、ベランダの外側に設けて扉の閉状態をスライドによって解除可能に保持する開閉ピンと、その開閉ピンの先端部に挿抜可能に貫通して開閉ピンのスライドを規制する係止ピンとで構成したものである、請求項1記載のベランダ緑化装置。
  3. 扉が、室内側へのみ開閉可能な構造である、請求項1又は2記載のベランダ緑化装置。
  4. 扉が、枠体に植生ネットを張設した構造である、請求項1〜3いずれか記載のベランダ緑化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105863043A (zh) * 2016-04-07 2016-08-17 来利军 一种飘窗结构

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