JP3165069U - 昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造 - Google Patents

昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3165069U
JP3165069U JP2010007088U JP2010007088U JP3165069U JP 3165069 U JP3165069 U JP 3165069U JP 2010007088 U JP2010007088 U JP 2010007088U JP 2010007088 U JP2010007088 U JP 2010007088U JP 3165069 U JP3165069 U JP 3165069U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planting unit
lowered
frame
wall surface
planting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010007088U
Other languages
English (en)
Inventor
良三 高野
良三 高野
Original Assignee
良三 高野
良三 高野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 良三 高野, 良三 高野 filed Critical 良三 高野
Priority to JP2010007088U priority Critical patent/JP3165069U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165069U publication Critical patent/JP3165069U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

【課題】壁面緑化工法に於いて、壁面に垂直固定した枠体支柱に掛合懸架した植栽ユニット籠を昇降可能にする構造を提供する。【解決手段】上部枠体Aと下部枠体Bの両隅に左右対称に配した一対のコ型支柱1,1を、壁面に直付けか又はやや間隔を保持して垂直固定し、当該コ型支柱1,1内を転動する両端のガイドローラー2,2の案内で上昇又は下降することを可能とした昇降棒3と、その下方に、別にガイドローラー4,4の案内で上下動出来る数本の継ぎ目棒5を介装し、前記下部枠体Bの内側に設置したウインチ6の巻きドラム7に基端を固定した2本のロープ8,8の先端を上部枠体Aの滑車9,9を掛合案内して前記昇降棒3に係着して昇降可能にし、昇降棒3には金網からなる植栽ユニット籠Cの上フック10,10を着脱自在に掛合懸架した。【選択図】図1

Description

本考案は、高層建物の壁面を緑化する壁面緑化工法に於いて、昇降可能にした植栽ユニットの構造に関する。
近年、都会の高層建物のヒートアイランド緩和効果及び地球温暖化に対する環境負荷低減策として、さらには、省エネ効果と共に、環境に配慮して美観を保ち、人目に留まりやすい壁面緑化は、歩行者に安らぎを提供し、都市環境の向上に役立つこともあり、建築壁面の様々な緑化工法が提案されている。(例えば特許文献1を参照)
特許第3642056号
地面につる性植物を植えて外壁を緑で覆う壁面緑化手法は、従来行われてきたが、壁面を緑で覆うのに長時間かかる事や、被覆時にムラが発生しやすく、商業テナントビルなどの集客施設で壁面緑化を行う場合、環境面に加えてビルの顔ともなる意匠性も求められ、さわやかさ,みずみずしさ,明るさといった緑の印象は、企業ブランドの向上に貢献することにもなるが、管理がうまくいかないと、景観だけでなく、企業の印象を損なう事のもなるので、オープン当初から被覆率の高い壁面を演出する事が望まれている。
夏季熱せられた建築物壁面は、室内温度の上昇をもたらし、冷房負荷は多大なものとなるが、壁面を緑の植物で覆うことは、表面温度が下がり冷房負荷の低減につながり、周辺環境への熱の照り返しを防止する効果があり、ある自治体の調査では、壁面緑化は最大で約10度の壁面温度の低減が報告されているが、建築物の壁面緑化は垂直面で行い、しかも植栽の根の部分は、メンテナンスのし難い高所に配置するという厳しい環境下で、植物を健全に育成して日持ちを良くさせなければならず、その実現には、植物と土に関する知識に加え、灌水,メンテナンス等を容易に行う事が必要となる。
植物のメンテナンスは、剪定,殺虫殺菌,施肥,除草,自動灌水点検,更に、枯れものは剪定や植え替えする等多岐に渡り、適切なタイミング管理作業が必要となり、特に高所はメンテがしにくいばかりでなく、高い場所は、ビル間の風速に比例して、時には秒間空気重量数百トンにも及ぶ強風に煽られる恐れがあり、台風などの強風荷重に耐えられるよう強風対策が必要となるなど問題点がある。
灌水設備の確保が必須要件となるため、登坂型,下垂型とする工法は、高さは10メートルが限度で、主につた類の植物に限られ、植栽籠を基盤にして造成する前記特許文献1の方法は、植物の種類は問わないが、メンテナンス等の植栽管理が困難で、建物に管理通路を構築するなどの煩わしい対策が必要となる等の問題もある。
本考案は、壁面緑化植栽の管理の容易性と維持力,高所に施工配置される植栽籠の風荷重に対する転倒防止,培養土壌剤の飛散防止のための管理の困難さを解決するもので、植栽籠を地上又は屋上に手繰り寄せて着脱自在とし、植栽植物のメンテ管理を極めて容易にし、壁面緑化管理システムを統括して、設計,施工,管理までトータルに対応できる体制を整え、植物の成長と共に緑化していく補助材料の壁面緑化から、設置と同時に緑豊かな壁面を演出できる高付加価値まで、建物の形状,目的,コストに合わせて自由に選択できることを可能にするものである。
高層建物壁面の緑化工法に於いて、上部枠体(A)と下部枠体(B)の両隅に左右対称に配して壁面に沿って垂直に固定した一対のコ型支柱の間を、ウインチによって上昇又は下降を可能とした昇降棒と数本の継ぎ目棒に、上下のフックで植栽ユニット籠(C)を上下左右に多数着脱自在に掛合懸架し、高層建物壁面全面に配置した緑化植栽ユニットを昇降可能にして、必要に応じて高所に配置した植栽を地上に取り込んで水管理等のメンテナンス管理や植え替え更には、高所強風対策に対応すべくなした。
本考案は、植栽ユニット籠(C)を昇降させる事により、植栽ユニット籠を地上又は屋上に手繰り寄せて着脱自在とし、植栽植物のメンテ管理を極めて容易にしたもので、高所施工に伴う強風対策も容易で、従来、建物構造上の大きな負担となっていたメンテのための管理通路が不要となり、環境にも配慮して、水管理,種類別植え替え,葉枝の剪定整理等の植栽管理が極めて容易となる効果を得たものである。
本考案の要部斜視図である。 本考案の実施例の要部正面図である。 本考案の実施例の側図である。
本考案は、上部枠体(A)と下部枠体(B)の両隅に左右対称に配した一対のコ型支柱(1),(1)を、壁面に直付けか又はやや間隔を保持して垂直固定し、当該コ型支柱(1),(1)内を転動する両端のガイドローラー(2),(2)の案内で上昇又は下降することを可能とした昇降棒(3)と、その下方に、別にガイドローラー(4),(4)の案内で上下動出来る数本の継ぎ目棒(5)を介装し、前記下部枠体(B)の内側に設置したウインチ(6)の巻きドラム(7)に基端を固定した2本のロープ(8),(8)の先端を上部枠体(A)の滑車(9),(9)を掛合案内して前記昇降棒(3)に係着して昇降可能にし、昇降棒(3)には金網からなる植栽ユニット籠(C)の上フック(10),(10)を着脱自在に掛合懸架し、その下フック(11),(11)は、下方の継ぎ目棒(5)を着脱自在に掛合懸架して、下方の植栽ユニット籠(C)の継ぎ目の懸架棒とした。
本考案では、高所での強風対策や水管理や植え替え剪定等のメンテナンス作業等は、地上で行うもので、ビル間風速で強まる強風圧力で揺れる植栽ユニット籠(C)内の植物は、葉が壁にぶつかって切れたり、傷ついた若い葉が成葉で変色したり、籠自体が落下する危険もあるが、ウインチのロープを緩めることにより地上に容易に取り込めることが出来ると同時に、従来、高所に懸架されたままで困難であった管理作業が、植栽ユニット籠を順次地上に取り込んで懸架棒継ぎ目棒から取り外すことにより、植栽ユニット籠内の植栽植物の散水,剪定,施肥,植え替え等のメンテナンス管理作業が、足場や高所作業車を必要とすることなく、地上作業で容易に出来ることとなる。
植栽ユニット籠(C)は、全体を鋼,アルミ等の金属格子枠とし、壁側の裏面と下半分を、植物(p)を植栽する培養土(a)を充填保持してこぼれ落ちを防ぐ棕櫚,不織布等の通気保水面体(b)とし、上半分を細目網シート体(d)を張架した構造となしたもので、通気保水面体(b)内は、培養土(a)のみならず、不織布の袋に人工土壌や繊維状の植栽ブロックを詰めた植栽基盤として植物を植生することが出来、張架した細目網シート体(d)は、スモールメッシュで落ち葉の飛散や土こぼれを防ぐ効果がある。上半前面を開閉扉とした場合は、メンテ管理が更に容易となり、壁面緑化を確実なものとする。
植栽ユニット籠(C)の金属格子枠となる枠及び金属格子メッシュは、メッキカラー塗装した鉄,ステンレス鋼,アルミで、建物壁の色彩に合わせて色合わせも可能とするもので、別に、メンテ管理の自動灌水設備として、水力発電ユニット,雨センサー,ポーラスパイプ等を設備する。
実施例として、植栽ユニット籠(C)の替わりに、落葉の飛散や土こぼれを防ぐ効果のある不織布の袋に人工土壌や繊維状の植栽ブロックを詰めた植栽基盤を枠付きのメッシュ金網で抑えた構成の、シート状にした植栽ユニットマット(D)を、昇降棒(3)と数本の継ぎ目棒(5)に掛合懸架して、建物壁面を全面緑化することが出来、この場合も、ウインチ操作で順次地上に取り込み、地上作業でメンテ管理することが出来ることは上述の通りである。
植栽ユニットマット(D)は、メッシュ枠で囲んだ繊維状のピートモース植栽基盤マットとすることも出来る。
A 上部枠体
B 下部枠体
D 植栽ユニットマット
p 植物
a 培養土
b 通気保水面体
d 細目網シート体
1,1 コ型支柱
2,2 ガイドローラー
3 昇降棒
4,4 ガイドローラー
5 継ぎ目棒
6 ウインチ
7 巻きドラム
8,8 ロープ
9,9 滑車
10,10 上フック
11,11 下フック

Claims (1)

  1. 上部枠体(A)と下部枠体(B)の両隅に左右対称に配した一対のコ型支柱(1),(1)を、壁面に直付けか又はやや間隔を保持して垂直固定し、当該コ型支柱(1),(1)内を転動する両端のガイドローラー(2),(2)の案内で上昇又は下降することを可能とした昇降棒(3)と、その下方に、別にガイドローラー(4),(4)の案内で上下動出来る数本の継ぎ目棒(5)を介装し、前記下部枠体(B)の内側に設置したウインチ(6)の巻きドラム(7)に基端を固定した2本のロープ(8),(8)の先端を上部枠体(A)の滑車(9),(9)を掛合案内して前記昇降棒(3)に係着して昇降可能にし、昇降棒(3)には金網からなる植栽ユニット籠(C)の上フック(10),(10)を着脱自在に掛合懸架し、その下フック(11),(11)は、下方の継ぎ目棒(5)を着脱自在に掛合懸架して、下方の植栽ユニット籠(C)の継ぎ目の懸架棒とした昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造。
JP2010007088U 2010-10-06 2010-10-06 昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造 Expired - Fee Related JP3165069U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010007088U JP3165069U (ja) 2010-10-06 2010-10-06 昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010007088U JP3165069U (ja) 2010-10-06 2010-10-06 昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3165069U true JP3165069U (ja) 2011-01-06

Family

ID=54876386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010007088U Expired - Fee Related JP3165069U (ja) 2010-10-06 2010-10-06 昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165069U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113661851A (zh) * 2021-07-28 2021-11-19 温州新太阳景观艺术装饰工程有限公司 一种园林景观墙

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113661851A (zh) * 2021-07-28 2021-11-19 温州新太阳景观艺术装饰工程有限公司 一种园林景观墙
CN113661851B (zh) * 2021-07-28 2022-08-23 温州新太阳景观艺术装饰工程有限公司 一种园林景观墙

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008289462A (ja) 植栽ユニットを昇降可能にした建物等の建設物壁面緑化工法。
CN107503534A (zh) 一种大型自动化三七种植工厂结构
CN102613039B (zh) 一种大跨度遮阳网装置
JP5191721B2 (ja) 壁面緑化構造体
CN205511198U (zh) 一种节约空间的互联网+智能温室
JP3165069U (ja) 昇降可能にした建築建物壁面緑化工法の植栽ユニットの構造
JP5042930B2 (ja) ベランダの緑化方法および緑化装置
JP3121520U (ja) 作物栽培装置
CN206932762U (zh) 一种爬藤植物的预培装置
KR20200075240A (ko) 터널 하우스형 인삼 재배 시설
CN201742784U (zh) 葡萄防鸟网
CN110972768B (zh) 一种结合藤本植物的绿化结构
CN211745670U (zh) 一种结合藤本植物的绿化结构
JP4855790B2 (ja) 壁面緑化装置およびそれを用いる壁面緑化方法
JP2014087315A (ja) 蔓性植物の支持棚
CN108112392A (zh) 一种用于种植西红柿的支架
CN108990612B (zh) 一种城市房屋顶棚绿化装置
JP2004248550A (ja) 壁面緑化装置および壁面緑化方法
CN208446192U (zh) 一种用于草莓种植的厂房
CN220606697U (zh) 一种草莓种植盆
CN211861359U (zh) 基于独立悬空支撑框架系统的高层建筑墙体绿化灌溉系统
CN206101092U (zh) 一种蔬菜种植温室
CN214902414U (zh) 一种可调式时花成品化的种植装置
CN107724928A (zh) 集成蔬菜种植的阳台防护装置
CN217336611U (zh) 一种建筑物外墙的绿色生态景观系统

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees