JP3174236U - 歯車変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素化されて小型化に適する歯車変速装置を提供する。
【解決手段】入力シャフト20に取り付けられた第1と第2の駆動ギア21、22と、伝動シャフト40に取り付けられていると共に、第1と第2の駆動ギア21、22とそれぞれ噛み合う第1と第2の従動ギア41、42と、第1の従動ギア41と伝動シャフト40との間に介在する単式スラスト軸受60と第2の従動ギア42を伝動シャフト40に係止し且つ解除できる同期手段50とを備える。さらに、第2の駆動ギア22のピッチ円直径が第1の駆動ギア21のピッチ円直径より大きく、且つ第2の従動ギア42のピッチ円直径が第1の従動ギア41より小さくなるように形成して歯車変速装置とする。
【選択図】図2

Description

本考案は歯車変速装置に関し、特に、構成が簡素化されて小型化に適する歯車変速装置に関する。
従来の歯車変速装置は、例えば図1に示されているように、ハウジング1内に操作シャフト2と、トランスミッションシャフト3と、クラッチフォーク案内シャフト4と、入力シャフト5と、連動シャフト6と、従動シャフト7と、出力シャフト8とを備え、操作シャフト2を操作することによって、トランスミッションシャフト3に取り付けられたトランスミッションハブ301を介してクラッチフォーク案内シャフト4に取り付けられたクラッチフォーク401を移動させ、クラッチフォーク401の移動で入力シャフト5に取り付けられたクラッチスリーブ501を制御し、クラッチスリーブ501の左右に取り付けられた駆動ギアのどちらが入力シャフト5による駆動力を従動シャフト7及び出力シャフト8に伝動するのかを決定する構成になっている。
上記従来の歯車変速装置において、ハウジング1内に操作シャフト2と、トランスミッションシャフト3と、クラッチフォーク案内シャフト4と、入力シャフト5と、連動シャフト6と、従動シャフト7と、出力シャフト8との合計7本のシャフトを有するので、構造が複雑である上、占めるスペースも大きいので、小型化することが難しい。
本考案は、構成が簡素化されて小型化に適する歯車変速装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、ハウジングと、棒状体であって、該棒状体の中心軸が回転軸として回転可能に前記ハウジングに取り付けられている入力シャフトと、前記入力シャフトと共に回転することができるように前記入力シャフトに取り付けられている第1の駆動ギアと、ピッチ円直径が第1の駆動ギアのピッチ円直径より大きいものであって、前記入力シャフトと共に回転することができるように前記入力シャフトに取り付けられている第2の駆動ギアと、棒状体であって、該棒状体の中心軸を回転軸として回転可能に前記ハウジングに取り付けられている伝動シャフトと、前記第1の駆動ギアと噛み合いながら、単式スラスト軸受を介して前記伝動シャフトに貫挿されている第1の従動ギアと、ピッチ円直径が前記第1の従動ギアより小さいものであって、前記第2の駆動ギアと噛み合いながら、回転可能に前記伝動シャフトに貫挿されている第2の従動ギアと、前記第2の従動ギアを係合すると前記第2の従動ギアを前記伝動シャフトと同期的に回転させることができるように構成されている同期手段と、棒状体であって、該棒状体の中心軸を回転軸とし、且つ前記伝動シャフトの回転に応じて回転することができるように前記ハウジングに取り付けられている出力シャフトとを備えており、また、前記単式スラスト軸受は、前記第1の従動ギアが前記伝動シャフトを駆動することが可能になる一方、前記伝動シャフトが前記第1の従動ギアを駆動することが不可能になるように構成されたものであり、前記同期手段は、前記第2の従動ギアを係止すると、前記入力シャフトが前記第2の駆動ギアと前記第2の従動ギアと前記伝動シャフトとを介して前記出力シャフトを駆動し、前記第2の従動ギアに対する係止が解除されると、前記入力シャフトが前記第1の駆動ギアと前記第1の従動ギアと前記伝動シャフトとを介して前記出力シャフトを駆動することができるように構成されたものであり、且つ、前記入力シャフトの回転を前記出力シャフトに伝えると共に、前記出力シャフトの前記入力シャフトに対する回転速度の比を、前記第1の駆動ギアと前記第1の従動ギアとの連動関係と、前記第2の駆動ギアと前記第2の従動ギアとの連動関係に応じて変えることができるように構成されたことを特徴とする歯車変速装置を提供する。
上記歯車変速装置において、前記同期手段は、前記伝動シャフトに摺動はきるが回転はできないように取り付けられている摺動ハブと、前記伝動シャフトにより回転自在に貫挿され、且つ、前記第2の従動ギアと共に回転することができるように、前記第2の従動ギアの前記摺動ハブに向かう側に固定されているトランスミッションギアと、前記伝動シャフトに貫挿され、且つ、前記摺動ハブの前記第2の従動ギアに向かう側に固定されている係止リングと、前記摺動ハブに取り付けられているスリーブとを備え、且つ、前記摺動ハブが前記トランスミッションギア側へ動かされると、前記係止リングと前記トランスミッションギアとの係合により、前記第2の従動ギアを係止して前記第2の従動ギアを前記伝動シャフトと同期的に回転させることができるように構成されていることが好ましい。
上記歯車変速装置において、前記トランスミッションギアと前記係止リングとの係合は、前記トランスミッションギアに形成された第1の係合面と前記係止リングに形成された第2の係合面との摩擦係合により成されることが好ましい。
上記歯車変速装置において、前記第1の係合面は、前記伝動シャフトの中心軸を軸心とし、且つ、前記第2の従動ギア側の外径が前記摺動ハブ側の外径より長くなるテーパー面に形成されており、前記第2の係合面は、前記第1の係合面の形状に対応して、該第1の係合面と同軸に形成され、且つ、前記第2の従動ギア側の内径が前記摺動ハブ側の内径より長く形成されており、前記係止リングが前記トランスミッションギアに接近して前記第1の係合面と前記第2の係合面とが接触して摩擦係合すると、前記第2の従動ギアを前記伝動シャフトと同期的に回転させることが好ましい。
上記歯車変速装置において、モーターと、前記モーターにより駆動される作動アームとを有する制御手段を更に備え、且つ、前記作動アームが駆動されて前記スリーブ及び前記摺動ハブを前記伝動シャフトに沿って押し動かす上、前記係止リングの前記第2の係合面を前記トランスミッションギアの前記第1の係合面との接触関係を制御することができるように配置構成されていることが好ましい。
上記歯車変速装置において、前記制御手段は、前記モーターにより駆動される作動軸と、前記作動軸に取り付けられ、前記作動軸の回転に応じて揺動する揺動アームとを更に有しており、前記作動アームは、前記入力シャフトに摺動自在に取り付けられていると共に、前記揺動アームにより押し動かされて前記入力シャフトに沿って摺動して前記摺動ハブを押し動かすことができるように配置構成されていることが好ましい。
上記構成により、本考案の歯車変速装置はハウジング内に入力シャフトと伝動シャフトと出力シャフトとの合計3本だけのシャフトが収容されているため、簡素化された構成になっているので、従来より小型化に適する歯車変速装置を提供することができる。
従来の歯車変速装置の構成例が示される断面図である 本考案の歯車変速装置におけるハウジング内の構成及び第1の駆動/従動ギアで出力シャフトを駆動する状態が示されている断面図である。 図2における駆動ギアと伝動ギアの周辺構成が示されている拡大断面図である。 本考案の歯車変速装置におけるハウジング内の構成及び第2の駆動/従動ギアで出力シャフトを駆動する状態が示されている断面図である。 制御手段及びハウジング内のギア構成関係が示されている説明図である。 制御手段から作動アームまでのギア構成関係が示されている説明図である。 制御手段から作動アームまでのギア構成関係が示されている説明図である。
以下は図面を参照しながら、本考案の好ましい実施形態について詳しく説明する。
図2〜図7では本考案の歯車変速装置の好ましい実施形態が示されている。図2は本考案の歯車変速装置において、ハウジング内の構成及び第1の駆動/従動ギアで出力シャフトを駆動する状態が示されている断面図であり、図3は駆動ギアと伝動ギアの周辺構成が示されている拡大断面図であり、図4は本考案の歯車変速装置において、ハウジング内の構成及び第2の駆動/従動ギアで出力シャフトを駆動する状態が示されている断面図であり、図5は制御手段及びハウジング内のギア構成関係が示されている説明図であり、図6及び図7は制御手段から作動アームまでのギア構成関係が示されている説明図である。
図2〜図4に示されているように、本考案の基本構成として、ハウジング10と、それぞれ棒状体であって、それぞれの中心軸を回転軸として回転可能にハウジング10に取り付けられている入力シャフト20と、伝動シャフト40と、出力シャフト30との合計3本の回転軸を備えている。
この実施形態では、入力シャフト20と、伝動シャフト40と、出力シャフト30とは互いに平行するように配置されている。
入力シャフト20には、該入力シャフト20と共に回転することができるように取り付けられている第1の駆動ギア21及び第2の駆動ギア22が固定されている。第2の駆動ギア22は、ピッチ円直径が第1の駆動ギア21のピッチ円直径より大きくなるように形成されている。
伝動シャフト40には、第1の駆動ギア21と連動するように噛み合いながら、単式スラスト軸受60を介して伝動シャフト40に貫挿されている第1の従動ギア41と、第2の駆動ギア22と連動するように噛み合いながら、回転可能に伝動シャフト40に貫挿されている第2の従動ギア42と、同期手段50と、伝動シャフト40と同調に回転できる伝動ギア43とが取り付けられている。
第2の従動ギア42は、ピッチ円直径が第1の従動ギア41より小さくなるように形成されている。
出力シャフト30には、伝動ギア43と連動できるように噛み合いながら、出力シャフト30と同調して回転できる出力ギア31が固定されているので、伝動シャフト40の回転に応じて該伝動シャフト40と反対する方向に回転することができる。
同期手段50は、第2の従動ギア42を係合すると第2の従動ギア43を伝動シャフト40と同期的に回転させるように構成されたものであり、その詳しい構成については以下の通りである。
同期手段50は、図2及び図3に示されているように、伝動シャフト40に摺動可能且つ回転不可能に取り付けられている摺動ハブ51と、伝動シャフト40により回転自在に貫挿され、且つ、第2の従動ギア42と共に回転することができるように、第2の従動ギア42の摺動ハブ51に向かう側に固定されているトランスミッションギア52と、伝動シャフト40に貫挿され、且つ、摺動ハブ51の第2の従動ギア42に向かう側に固定されている係止リング53と、摺動ハブ51に取り付けられているスリーブ54とを備えている。
伝動シャフト40の表面に該伝動シャフト40の中心軸に沿って延伸する係止溝402が形成されている。摺動ハブ51は、伝動シャフト40により貫挿されている環状体であり、その内周面に該係止溝402に嵌めこむ係止歯511を有することにより、伝動シャフト40に対してシャフトの延伸方向に沿って摺動可能であるが回転することはできないように、伝動シャフト40に取り付けられている。また、摺動ハブ51の外周面に、スリーブ54に形成された固定フランジ541によって嵌め込まれ固定されている固定溝512が形成されている。
トランスミッションギア52には第1の係合面521が形成されており、係止リング53には第2の係合面531が形成されている。第1の係合面521は、伝動シャフト40の中心軸を軸心とし、且つ、第2の従動ギア42側の外径が摺動ハブ51側の外径より長くなるテーパー面に形成されており、第2の係合面531は、第1の係合面521の形状に対応して、該第1の係合面521と同軸に形成され、且つ、第2の従動ギア42側の内径が摺動ハブ51側の内径より長く形成されており、係止リング53がトランスミッションギア52に接近して第1の係合面521と第2の係合面531とが接触して摩擦係合すると、係止リング53、摺動ハブ51及び伝動シャフト40をトランスミッションギア52及び第2の従動ギア42と同調的に回転させることができる。
即ち、摺動ハブ51がトランスミッションギア52側へ動かされて、トランスミッションギア52に形成された第1の係合面521と係止リング53に形成された第2の係合面531とが摩擦係合すると、同期手段50が第2の従動ギア42を伝動シャフト40に係止し、伝動シャフト40は第2の従動ギア42側と同期して第2の駆動ギア22に応じて回転するようになる。
伝動シャフト40と第1の従動ギア41との間に介在している単式スラスト軸受60は、第1の従動ギア41が伝動シャフト40を駆動することを可能にする一方、伝動シャフト40が第1の従動ギア41を駆動することを不可能にするように構成されている。即ち、単式スラスト軸受60は、伝動シャフト40の中心軸を回転軸とした第1の従動ギア41の伝動シャフト40に対する1方向への回転のみ係止するように構成されている。
入力シャフト20及び第1の駆動ギア21が所定の回転方向(例えば時計方向)に回転駆動すると、第1の駆動ギア21の回転に応じて、第1の駆動ギア21と噛み合う第1の従動ギア41は前記所定の回転方向と反対する反対方向(例えば反時計方向)に回転する。単式スラスト軸受60は、伝動シャフト40の中心軸を回転軸とした第1の従動ギア41の伝動シャフト40に対する反対方向の回転を係止するので、第1の従動ギア41が第1の駆動ギア21に応じて反対方向に回転すると、伝動シャフト40は単式スラスト軸受60の係止によって、第1の従動ギア41と同調的に反対方向に回転する。
一方、伝動シャフト40の反対方向における回転速度が第1の従動ギア41の第1の駆動ギア21に応じる回転速度より速い場合、第1の従動ギア41は伝動シャフト40の中心軸を回転軸とした伝動シャフト40に対する前記所定方向で回転するようになり、単式スラスト軸受60は所定方向への回転を係止しないので、第1の従動ギア41の回転と伝動シャフト40の回転とが同調せず、つまり伝動シャフト40が第2の従動ギア42を駆動しない。
また、第2の駆動ギア22のピッチ円直径が第1の駆動ギア21のピッチ円直径より大きくなるように形成されており、第2の従動ギア42のピッチ円直径が第1の従動ギア41より小さくなるように形成されているので、第1、第2の駆動ギア21、22がそれぞれ同じ回転速度で第1、第2の従動ギア41、42を駆動すると、第2の従動ギア42の回転速度は第1の従動ギア41より速い。
従って、同期手段50が第1の係合面521と第2の係合面531との摩擦係合を用いて、第2の従動ギア42を伝動シャフト40に係止すると、図4に示されるように、入力シャフト20が第2の駆動ギア22と第2の従動ギア42と伝動シャフト40とを介して前記出力シャフト30を駆動する。
そして、同期手段50における第2の係合面531が第1の係合面521から離れると、第2の従動ギア42に対する係止が解除され、入力シャフト20が第1の駆動ギア21と第1の従動ギア41と伝動シャフト40とを介して出力シャフト30を駆動する図2に示される状態に戻る。
上記構成は、入力シャフト20の回転を出力シャフト30に伝えると共に、出力シャフト30の入力シャフト20に対する回転速度の比を、第1の駆動ギア21と第1の従動ギア41との連動関係と、第2の駆動ギア22と第2の従動ギア42との連動関係に応じて変えることができる、即ち、第1の駆動ギア21と第1の従動ギア41との連動関係を用いて出力シャフト30を駆動した際の出力シャフト30の回転速度は、第2の駆動ギア22と第2の従動ギア42との連動関係を用いて出力シャフト30を駆動した際の出力シャフト30の回転速度より遅くなる。
また、図示されている構成では、入力シャフト20と伝動シャフト40と出力シャフト30とは平行して並んでいるが、必要に応じて、各駆動/従動ギアの形状を変えることによって、各シャフトの配置方向を変えることも可能である。
続いて、図5〜図7を用いて、同期手段50の作動を制御する手段について詳しく説明する。
本考案の歯車変速装置は、同期手段50の作動を制御する制御手段70を更に備えている。
制御手段70は、モーター71と、ハウジング10に回転自在に取り付けられている作動軸73と、作動軸73の中心軸を回転軸として該作動軸73と同調して回転できるように固定されていると共に、モーター71により回転駆動される扇形ギア72と、作動軸73に固定され、作動軸73の回転に応じて揺動する揺動アーム731と、揺動アーム731と連動し、且つ、スリーブ54に凹設された作動溝542に嵌め込むことにより、揺動アーム731により押し動かされて摺動ハブ51及び係止リング53がトランスミッションギア52に接近/離間するのを制御することができる作動アーム75とを備えている。
この実施形態において、扇形ギア72とモーター71との間にギアが1つ介在しているが、このギアはモーター71の設置位置に対応して増設されたものであり、扇形ギア72がモーター71により直接駆動される構成にすることも可能である。
モーター71の駆動に応じて揺動する揺動アーム731は、図6及び図7に示されるように、伝動シャフト40の延伸方向と平行に摺動できるフォーク状連動ブロック74により挟まれており、フォーク状連動ブロック74が揺動アーム731の左右揺動に応じて伝動シャフト40の延伸方向と平行に左右摺動すると、出力シャフト20に摺動可能に取り付けられている作動アーム75(図2、図5参照)を押し動かすことができる。
図6に示されるように、フォーク状連動ブロック74が揺動アーム731によって図中の左側に押し動かされると、フォーク状連動ブロック74に応じて作動する作動アーム75は、摺動ハブ51に取り付けられているスリーブ54及び摺動ハブ51を伝動シャフト40に沿ってトランスミッションギア52へ押し動かし、係止リング53の第2の係合面531をトランスミッションギア52の第1の係合面と摩擦係合させ、第2の従動ギア42を伝動シャフト40に係止させる。そして、図7に示されるように、フォーク状連動ブロック74が揺動アーム731によって図中の右側に押し動かされると、フォーク状連動ブロック74に応じて作動する作動アーム75は、摺動ハブ51に取り付けられているスリーブ54及び摺動ハブ51を伝動シャフト40に沿ってトランスミッションギア52から離れるように押し動かし、係止リング53の第2の係合面531をトランスミッションギア52の第1の係合面から離間させて摩擦係合を解除し、第2の従動ギア42を伝動シャフト40から解放する。
上記構成により、本考案はハウジング内に入力シャフトと伝動シャフトと出力シャフトとの合計3本だけのシャフトが収容されていることにより、簡素化および小型化に適する構成を持つ歯車変速装置を提供することができ、例えば変速機構を小型化することが必要となる各種の車両や駆動設備に用いることが可能である。
10 ハウジング
20 入力シャフト
21 第1の駆動ギア
22 第2の駆動ギア
30 出力シャフト
31 出力ギア
40 伝動シャフト
402 係止溝
41 第1の従動ギア
42 第2の従動ギア
43 伝動ギア
50 同期手段
51 摺動ハブ
511 係止歯
512 固定溝
52 トランスミッションギア
521 第1の係合面
53 係止リング
531 第2の係合面
54 スリーブ
541 固定フランジ
542 作動溝
60 単式スラスト軸受
70 制御手段
71 モーター
72 扇形ギア
73 作動軸
731 揺動アーム
74 フォーク状連動ブロック
75 作動アーム

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    棒状体であって、該棒状体の中心軸が回転軸として回転可能に前記ハウジングに取り付けられている入力シャフトと、
    前記入力シャフトと共に回転することができるように前記入力シャフトに取り付けられている第1の駆動ギアと、
    ピッチ円直径が第1の駆動ギアのピッチ円直径より大きいものであって、前記入力シャフトと共に回転することができるように前記入力シャフトに取り付けられている第2の駆動ギアと、
    棒状体であって、該棒状体の中心軸が回転軸として回転可能に前記ハウジングに取り付けられている伝動シャフトと、
    前記第1の駆動ギアと噛み合いながら、単式スラスト軸受を介して前記伝動シャフトに貫挿されている第1の従動ギアと、
    ピッチ円直径が前記第1の従動ギアより小さいものであって、前記第2の駆動ギアと噛み合いながら、回転可能に前記伝動シャフトに貫挿されている第2の従動ギアと、
    前記第2の従動ギアを係合すると前記第2の従動ギアを前記伝動シャフトと同期的に回転させることができるように構成されている同期手段と、
    棒状体であって、該棒状体の中心軸が回転軸とし、且つ前記伝動シャフトの回転に応じて回転することができるように前記ハウジングに取り付けられている出力シャフトとを備えており、
    また、前記単式スラスト軸受は、前記第1の従動ギアが前記伝動シャフトを駆動することが可能になる一方、前記伝動シャフトが前記第1の従動ギアを駆動することが不可能になるように構成されたものであり、
    前記同期手段は、前記第2の従動ギアを係止すると、前記入力シャフトが前記第2の駆動ギアと前記第2の従動ギアと前記伝動シャフトとを介して前記出力シャフトを駆動し、前記第2の従動ギアに対する係止が解除されると、前記入力シャフトが前記第1の駆動ギアと前記第1の従動ギアと前記伝動シャフトとを介して前記出力シャフトを駆動することができるように構成されたものであり、
    且つ、前記入力シャフトの回転を前記出力シャフトに伝えると共に、前記出力シャフトの前記入力シャフトに対する回転速度の比を、前記第1の駆動ギアと前記第1の従動ギアとの連動関係と、前記第2の駆動ギアと前記第2の従動ギアとの連動関係に応じて変えることができるように構成されたことを特徴とする歯車変速装置。
  2. 前記同期手段は、
    前記伝動シャフトに対して摺動できるが回転はできないように前記伝動シャフトに取り付けられている摺動ハブと、
    前記伝動シャフトにより回転自在に貫挿され、且つ、前記第2の従動ギアと共に回転することができるように、前記第2の従動ギアの前記摺動ハブに向かう側に固定されているトランスミッションギアと、
    前記伝動シャフトに貫挿され、且つ、前記摺動ハブの前記第2の従動ギアに向かう側に固定されている係止リングと、
    前記摺動ハブに取り付けられているスリーブとを備え、
    且つ、前記摺動ハブが前記トランスミッションギア側へ動かされると、前記係止リングと前記トランスミッションギアとの係合により、前記第2の従動ギアを係止して前記第2の従動ギアを前記伝動シャフトと同期的に回転させることができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯車変速装置。
  3. 前記トランスミッションギアと前記係止リングとの係合は、前記トランスミッションギアに形成された第1の係合面と前記係止リングに形成された第2の係合面との摩擦係合により成されるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の歯車変速装置。
  4. 前記第1の係合面は、前記伝動シャフトの中心軸を軸心とし、且つ、前記第2の従動ギア側の外径が前記摺動ハブ側の外径より長くなるテーパー面に形成されており、
    前記第2の係合面は、前記第1の係合面の形状に対応して、該第1の係合面と同軸に形成され、且つ、前記第2の従動ギア側の内径が前記摺動ハブ側の内径より長く形成されており
    前記係止リングが前記トランスミッションギアに接近して前記第1の係合面と前記第2の係合面とが接触して摩擦係合すると、前記第2の従動ギアを前記伝動シャフトと同期的に回転させることができることを特徴とする請求項3に記載の歯車変速装置。
  5. モーターと、
    前記モーターにより駆動される作動アームとを有する制御手段を更に備え、
    且つ、前記作動アームが駆動されて前記スリーブ及び前記摺動ハブを前記伝動シャフトに沿って押し動かす上、前記係止リングの前記第2の係合面と前記トランスミッションギアの前記第1の係合面との接触関係を制御することができるように配置構成されていることを特徴とする請求項4に記載の歯車変速装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記モーターにより駆動される作動軸と、
    前記作動軸に取り付けられ、前記作動軸の回転に応じて揺動する揺動アームと、を更に有しており
    前記作動アームは、前記入力シャフトに摺動自在に取り付けられていると共に、前記揺動アームにより押し動かされて前記入力シャフトに沿って摺動して前記摺動ハブを押し動かすことができるように配置構成されていることを特徴とする請求項5に記載の歯車変速装置。
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