JP3174140U - 亜塩素酸ナトリウムと洗浄剤をコーティングし、裏面に酸性剤をコーティングし、使用時に水に浸すと二酸化塩素を生成し長時間発生する抗菌、抗かび、消臭,洗浄ドライシート - Google Patents
亜塩素酸ナトリウムと洗浄剤をコーティングし、裏面に酸性剤をコーティングし、使用時に水に浸すと二酸化塩素を生成し長時間発生する抗菌、抗かび、消臭,洗浄ドライシート Download PDFInfo
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Abstract
【課題】使用時に抗菌、抗カビ、消臭機能を簡便な方法で発揮させ、長時間その機能を発揮するドライシートを提供する。
【解決手段】亜塩素酸ナトリウム溶液をマイクロカプセル化し、それにバインダー樹脂と分散剤と洗浄剤を混合しコート剤とし、シート状物質に噴霧した後乾燥させ、裏面に、酸性剤を水に溶融しバインダーを混合し泡状にコーティングし乾燥させる。使用時に、水に浸すと二酸化塩素が発生し、ウエットシートとなり、長時間使用できる。
【選択図】図1
【解決手段】亜塩素酸ナトリウム溶液をマイクロカプセル化し、それにバインダー樹脂と分散剤と洗浄剤を混合しコート剤とし、シート状物質に噴霧した後乾燥させ、裏面に、酸性剤を水に溶融しバインダーを混合し泡状にコーティングし乾燥させる。使用時に、水に浸すと二酸化塩素が発生し、ウエットシートとなり、長時間使用できる。
【選択図】図1
Description
従来厨房の調理台などに使用される食品関係の抗菌剤は、90%以上が次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系の抗菌剤であり、その毒性は小さじ一杯飲めば赤ちゃんが死ぬと言われるぐらい強く、欧米では、酸素で抗菌する二酸化塩素の使用が奨励されている。本考案は、その二酸化塩素をマイクロカプセル化することにより、使用時に抗菌、抗かび、消臭機能を簡便な方法で発揮させしかもマイクロカプセル化による除放性により長時間その機能を発揮するシート状物質であることが必要でしかも輸送や海外輸出を考慮した場合ドライタイプであることも望まれる。
最近、ノロウイルスやインフルエンザウイルス、そしてO−157やサルモネラ菌など食中毒や感染症などが食事を通じて人々に感染を広めている問題があり、簡便で安全でしかも強力な抗菌力のあるシート状物質を抗菌ダスターとして使用することは、必要不可欠と言える。
またこのシートに、同時に洗浄剤(石鹸化したものも良い)をコーティングすると、洗浄、除菌、消臭、抗かびのドライシートができ、利用分野が大きく広がる。
最近、ノロウイルスやインフルエンザウイルス、そしてO−157やサルモネラ菌など食中毒や感染症などが食事を通じて人々に感染を広めている問題があり、簡便で安全でしかも強力な抗菌力のあるシート状物質を抗菌ダスターとして使用することは、必要不可欠と言える。
またこのシートに、同時に洗浄剤(石鹸化したものも良い)をコーティングすると、洗浄、除菌、消臭、抗かびのドライシートができ、利用分野が大きく広がる。
従来二酸化塩素は、液体であり抗菌力を発揮する酸素の気化が早く2カ月〜3カ月で消滅し効力を失うもので、多くは液体をすぐ使用するか二酸化塩素生成装置を現場に導入し、使用時に精製する以外ありませんでした。
これでは非常に使い勝手が悪く、ダスターやタオルその他のシート状物質を作成することは不可能であった。
これでは非常に使い勝手が悪く、ダスターやタオルその他のシート状物質を作成することは不可能であった。
従って本考案が解決しようとする課題は、簡便で必要な時に使用できる抗菌、抗かび、消臭,洗浄シートをドライタイプで作成しなければならない。
しかも長時間機能を発揮できるものがより望ましい。
しかも長時間機能を発揮できるものがより望ましい。
この課題の解決には、二酸化塩素を化学反応により生成する素材AとBのうち、Aと洗浄剤の混合液を予めシート状物質に塗布コーティングした後乾燥してし、裏面にB剤の溶液をコーティングした後乾燥しドライタイプにし使用時に水に浸すことにより二酸化塩素を発生させることにより実現できる。
しかし二酸化塩素は、発生する酸素は短時間に気化し長時間の使用に耐えることが出来ない、従ってマイクロカプセル化しその除放性を生かし長時間使用可能にすることが出来る。
以上のことから、ドライタイプのシート状物質は、使用時に簡便にしかも長時間使用できることが可能になる。
しかし二酸化塩素は、発生する酸素は短時間に気化し長時間の使用に耐えることが出来ない、従ってマイクロカプセル化しその除放性を生かし長時間使用可能にすることが出来る。
以上のことから、ドライタイプのシート状物質は、使用時に簡便にしかも長時間使用できることが可能になる。
本考案は、基本的には(イ)〜(ハ)の手段から成り立っている。
イ)亜塩素酸ナトリウム溶液を、マイクロカプセル化し、樹脂バインダーや分散剤及び洗浄剤と混合して塗布コート剤としA剤とする
ロ)各種不織布や綿や紙類などのシート状物質に塗布した後乾燥させ、
ハ)裏面に酸類を溶かした溶液B剤をコーティングし乾燥させてドライシート化する。
ニ)使用時に、水に浸してA剤とB剤の化学反応により、二酸化塩素を生成し、発生する酸素により抗菌、抗かび、消臭、洗浄機能を有するシートにする。
本発考案に於いて使用する亜塩素酸ナトリウム溶液は、98%濃度の粉体を水に溶融するか、一般に歯磨きの漂白剤として使用される20%濃度の溶液などを使用する。
バインダー樹脂成分は、繊維用としては、無機粉体の分散性に優れたアクリル酸エステル共重合エマルジョンやその他の安全な樹脂、または他の繊維用バインダーもある。
マイクロカプセルの分散を均等化するための分散剤や、対象によっては柔軟性を上げるための柔軟剤の添加も必要である。
また洗浄剤は、植物油脂類など鹸化出来る液剤が最も良い。
コーティングする場合、まずA剤をシートに塗布コーティングし後B剤をA剤と化学反応しないように泡状にしてコーティングし乾燥しドライシート化する。
本発考案に於いては、塗布定着させる溶液の構成は、亜塩素酸ナトリウムのマイクロカプセル3重量〜5重量部が含まれた水溶液50重量部に、バインダー樹脂成分10重量部、分散剤3重量部、洗浄成分10重量部、水27重量部の比で混合された溶液であり、またB剤としてコーティングする酸性液は、クエン酸、リンゴ酸、フマール酸、硫酸水素ナトリウム、希塩酸などの各種酸溶液のうち一種類を5重量部から20重量部を80重量部から95重量部の水に溶かしたものである。
イ)亜塩素酸ナトリウム溶液を、マイクロカプセル化し、樹脂バインダーや分散剤及び洗浄剤と混合して塗布コート剤としA剤とする
ロ)各種不織布や綿や紙類などのシート状物質に塗布した後乾燥させ、
ハ)裏面に酸類を溶かした溶液B剤をコーティングし乾燥させてドライシート化する。
ニ)使用時に、水に浸してA剤とB剤の化学反応により、二酸化塩素を生成し、発生する酸素により抗菌、抗かび、消臭、洗浄機能を有するシートにする。
本発考案に於いて使用する亜塩素酸ナトリウム溶液は、98%濃度の粉体を水に溶融するか、一般に歯磨きの漂白剤として使用される20%濃度の溶液などを使用する。
バインダー樹脂成分は、繊維用としては、無機粉体の分散性に優れたアクリル酸エステル共重合エマルジョンやその他の安全な樹脂、または他の繊維用バインダーもある。
マイクロカプセルの分散を均等化するための分散剤や、対象によっては柔軟性を上げるための柔軟剤の添加も必要である。
また洗浄剤は、植物油脂類など鹸化出来る液剤が最も良い。
コーティングする場合、まずA剤をシートに塗布コーティングし後B剤をA剤と化学反応しないように泡状にしてコーティングし乾燥しドライシート化する。
本発考案に於いては、塗布定着させる溶液の構成は、亜塩素酸ナトリウムのマイクロカプセル3重量〜5重量部が含まれた水溶液50重量部に、バインダー樹脂成分10重量部、分散剤3重量部、洗浄成分10重量部、水27重量部の比で混合された溶液であり、またB剤としてコーティングする酸性液は、クエン酸、リンゴ酸、フマール酸、硫酸水素ナトリウム、希塩酸などの各種酸溶液のうち一種類を5重量部から20重量部を80重量部から95重量部の水に溶かしたものである。
亜塩素酸ナトリウム20%溶液を2ミクロンのシリカマイクロカプセルに含浸し、そのマイクロカプセル化したものを5%を10%のバインダーと3%の分散剤と10%の洗浄成分を混合し、72%の水に溶かした塗布用コート剤を作成する。そのコート剤を厚さ2ミリ300ミリ四方の綿不織布シート片面に50cc噴霧コーティングし、乾燥装置で乾燥させた。
その後裏面にはクエン酸25%に10%のバインダーを混合し、60%の水に溶かした溶液に5%の増粘剤を入れて乾燥させた不織布シートに泡状にしてコーティングし後乾燥させてドライシートを完成させた。
使用時にドライシートを水道水に浸け二酸化塩素測定器で測定すると約20ppmの濃度の二酸化塩素が発生し、12時間程度発生が継続できた。
一般データー上では、ノロウイルスは4ppm濃度で120秒、サルモネラ菌や大腸菌は3ppm濃度で20秒、インフルエンザウイルスは1ppm濃度で15秒で完全死滅する。したがって20ppm濃度が発生すれば十分死滅すると言える。
その後裏面にはクエン酸25%に10%のバインダーを混合し、60%の水に溶かした溶液に5%の増粘剤を入れて乾燥させた不織布シートに泡状にしてコーティングし後乾燥させてドライシートを完成させた。
使用時にドライシートを水道水に浸け二酸化塩素測定器で測定すると約20ppmの濃度の二酸化塩素が発生し、12時間程度発生が継続できた。
一般データー上では、ノロウイルスは4ppm濃度で120秒、サルモネラ菌や大腸菌は3ppm濃度で20秒、インフルエンザウイルスは1ppm濃度で15秒で完全死滅する。したがって20ppm濃度が発生すれば十分死滅すると言える。
Claims (3)
- (イ)亜塩素酸ナトリウム溶液を、マイクロカプセル化し、樹脂バインダーや分散剤と混合して噴霧コート剤とし、
(ロ)各種不織布や綿や紙類などのシート状物質に塗布した後乾燥させ、
(ハ)使用時に、酸類を溶かした水溶液を塗布するか、含浸させて二酸化塩素を生成し、発生する酸素により抗菌、抗かび、消臭機能を有するドライシート。 - 洗浄剤を各種不織布や綿、紙類等のシート状物質に塗布した請求項1のドライシート。
- 使用時に、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、フマール酸、希塩酸、硫酸水素ナトリウムなどの様々な酸類の希釈液を塗布するか、含浸させると二酸化塩素が生成され、発生する酸素により抗菌、抗かび、消臭する請求項1のドライシート。
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JP2011007799U JP3174140U (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | 亜塩素酸ナトリウムと洗浄剤をコーティングし、裏面に酸性剤をコーティングし、使用時に水に浸すと二酸化塩素を生成し長時間発生する抗菌、抗かび、消臭,洗浄ドライシート |
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JP2020063260A (ja) * | 2014-09-19 | 2020-04-23 | ザ・ホンコン・ユニバーシティー・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジーThe Hong Kong University of Science & Technology | 表面の長期殺菌のための抗菌コーティング |
CN111436456A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-07-24 | 南京协心健康科技有限公司 | 一种二氧化氯溶液喷剂及其制备方法 |
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