JP3174111B2 - タレットパンチプレス - Google Patents

タレットパンチプレス

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばNCタレットパ
ンチプレス等のタレットパンチプレスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】NCタレットパンチプレスに於いては、
金型、工具を保持するタレットディスク、被加工物(材
料)を保持するワークテーブル、ワークキャレッジ等
は、サーボモータによるサーボ機構により駆動され、サ
ーボ機構が数値制御装置よりの指令信号に基づいて作動
されることにより、位置決め制御されるようになってい
る。
【0003】上述の如きタレットパンチプレスに於いて
は、タレットディスクの金型、工具の交換等に際して
は、手動モードの設定により、NCプログラムによる自
動運転が停止され、作業者による押しボタン式の手動ス
イッチの操作により、タレットディスク駆動用のサーボ
モータ、即ちT軸サーボモータが手動運転され、タレッ
トディスクが作業者の意志により自由に回転駆動される
得るようになっており、また材料の交換、クランプ位置
変更等に際しても、手動モードの設定により、NCプロ
グラムによる自動運転が停止され、作業者による押しボ
タン式の手動スイッチの操作により、ワークテーブル、
ワークキャレッジ駆動用のサーボモータ、例えばX軸サ
ーボモータ、Y軸サーボモータが各々手動運転され、ワ
ークテーブル、ワークキャレッジが作業者の意志により
自由にX軸方向、Y軸方向へ駆動される得るようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き手動モード
を有するNCタレットパンチプレスに於いては、工具交
換、材料交換等に際しての手動モード時に、工場ノイズ
等により数値制御装置が誤動作し、これが暴走状態にな
ったり、ミスタッチ等により作業者の意に反して手動ス
イッチが操作されると、タレットディスク、ワークテー
ブル、ワークキャレッジが作業者の意に反して運動し、
危険な状態になる虞れがある。
【0005】本発明は、従来のNCタレットパンチプレ
スに於ける上述の如き問題点に着目してなされたもので
あり、工具交換、材料交換等に際しての手動モード時
に、作業者の意に反してタレットディスク、ワークテー
ブル、ワークキャレッジ等が運動することを確実に阻止
し、NC工作機械の作業安全性を改善する安全装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、タレットパンチプレスにおけるタ
レットディスクを回転するためのT軸サーボモータと、
被加工材を把持自在のワーククランプを取付けたキャレ
ッジをX軸方向に移動するためのX軸サーボモータと、
上記キャレッジをY軸方向に移動するためのY軸サーボ
モータと、上記各サーボモータのサーボ増幅器を備えた
NC装置とを備えたタレットパンチプレスにおいて、前
記各サーボモータと各サーボ増幅器とを接続した各駆動
線に配置した各メーク接点を備えたT軸安全リレー,X
軸安全リレー及びY軸安全リレーと、上記各安全リレー
の各電磁コイルに対する通電の制御を行うためのリレー
回路を備え、上記リレー回路は、材料交換のための材料
交換スイッチ又は工具交換のための工具交換スイッチが
ON操作されたときに前記各安全リレーの電磁コイルに
対する通電を停止し、前記材料交換スイッチがONでか
つテーブル移動補助のためのテーブル移動補助スイッチ
がONのときでテーブル移動のための移動スイッチがO
N操作されているときのみ前記X軸安全リレー又はY軸
安全リレーの電磁コイルのみ通電し、また前記工具交換
スイッチがONでかつタレット回転補助のためのタレッ
ト回転補助スイッチがON操作されているときでタレッ
トを回転するための回転スイッチがON操作されている
ときのみ前記T軸安全リレーの電磁コイルに対してのみ
通電する構成である。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0008】図2、図3は本発明によるNCタレットパ
ンチプレスの一例を示している。これらの図に於て、符
号1はタレットパンチプレスを全体的に示している。タ
レットパンチプレス1の上部フレーム1aには上部タレ
ット支持軸3により上部タレットディスク5が、下部フ
レーム1bには下部タレット支持軸7により下部タレッ
トディスク9が各々自身の中心軸線周り回転可能に取付
けられている。
【0009】下部フレーム1bには図2にて左右方向
(Y軸方向)に水平に移動可能なサイドテーブル11が
設けられている。サイドテーブル11は、図1の紙面を
直角に貫通する方向、即ち図3にて上下方向(X軸方
向)に延在するキャレッジベース13と固定連結されて
おり、キャレッジベース13にはキャレッジ15がX軸
方向に移動可能に取付けられている。
【0010】キャレッジ15にはワーククランプ17が
取付けられており、ワーククランプ17は被加工板材を
着脱可能に把持するようになっている。
【0011】上部タレットディスク5と下部タレットデ
ィスク9は、T軸サーボモータ19(図1参照)により
互いに同期して割り出し回転駆動されるようになってお
り、その割り出し数に応じた複数個の各金型保持ステー
ションにてパンチプレス用金型としてのパンチ21とダ
イ23とを保持している。上部タレットディスク5のパ
ンチ21はパンチ作用位置P(図3参照)にてストライ
カ25により打圧され、対向位置にあるダイ23と共動
してパンチングを行うようになっている。上部タレット
ディスク5と下部タレットディスク9の各金型保持ステ
ーションに於けるパンチ21、ダイ23は各々交換可能
になっており、この交換作業は作業者により図3に示さ
れている金型交換位置Cにて行われるようになってい
る。
【0012】タレットパンチプレス1には、これのタレ
ット割り出し回転駆動、ワーク位置決め駆動について自
動制御を行うNC装置27が接続されている。NC装置
27は、周知のコンピュータ式のものであり、図1に示
されている如く、CNC29と、PMC(プログラマブ
ル マシン コントローラ)31と、各軸のサーボ増幅
器33、35、37とを有している。
【0013】サーボ増幅器33は駆動線39によりキャ
レッジベース13をX軸方向に駆動するためのX軸サー
ボモータ41と接続され、サーボ増幅器35は駆動線4
3によりサイドテーブル11をY軸方向に駆動するため
のY軸サーボモータ45と接続され、サーボ増幅器37
は駆動線47によりT軸サーボモータ19と接続されて
いる。
【0014】駆動線39、43、47の各々の途中には
電磁式のリレースイッチ(電磁継電器)よりなるX軸安
全リレー49、Y軸安全リレー51、T軸安全リレー5
3のメーク接点49m、51m、53mが設けられてお
り、メーク接点49m、51m、53mは駆動線39、
43、47を各々個別に遮断するようになっている。
【0015】X軸安全リレー49、Y軸安全リレー5
1、T軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通電の
制御はリレー回路54により行われるようになってい
る。リレー回路54には、サーボ強制停止スイッチとし
て手動操作の材料交換スイッチ55および工具交換スイ
ッチ57と、手動モードスイッチとして手動操作のテー
ブル移動補助スイッチ59およびタレット回転補助スイ
ッチ61と、サーボ手動スイッチとして手動操作のプラ
スX軸方向移動スイッチ63、マイナスX軸方向移動ス
イッチ65、プラスY軸方向移動スイッチ67、マイナ
スY軸方向移動スイッチ69、タレット右回転スイッチ
71、タレット左回転スイッチ73とが各々接続されて
いる。
【0016】リレー回路54は、材料交換スイッチ55
あるいは工具交換スイッチ57の何れもがオフ状態であ
る時には、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー51、
T軸安全リレー53の各電磁コイルに対して通電を行
い、材料交換スイッチ55あるいは工具交換スイッチ5
7の少なくとも何れか一方がオン操作されて材料交換ス
イッチ55あるいは工具交換スイッチ57の状態が反転
することにより、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー
51、T軸安全リレー53の電磁コイルに対する通電を
停止し、この通電停止下に於いては、プラスX軸方向移
動スイッチ63、マイナスX軸方向移動スイッチ65、
プラスY軸方向移動スイッチ67、マイナスY軸方向移
動スイッチ69の何れか一つとテーブル移動補助スイッ
チ59とが共にオン操作されている期間のみX軸安全リ
レー49あるいはY軸安全リレー51に対して通電する
と共に移動要求信号をPMC31を介してCNC29へ
送信し、タレット右回転スイッチ71とタレット左回転
スイッチ73の何れかとタレット回転補助スイッチ61
とが共にオン操作されている期間のみT軸安全リレー5
3に対して通電すると共に回転要求信号をPMC31を
介してCNC29へ送信するようになっている。
【0017】ここで、リレー回路54は、より厳密に
は、材料交換スイッチ55がオン操作された状態下にて
プラスX軸方向移動スイッチ63あるいはマイナスX軸
方向移動スイッチ65とテーブル移動補助スイッチ59
とが共にオン操作されれば、その期間のみX軸安全リレ
ー49の電磁コイルに対してのみ通電を行うと共にX軸
方向の移動要求があることをPMC31を介してCNC
29へ送信し、これに対し材料交換スイッチ55がオン
操作された状態下にてプラスY軸方向移動スイッチ67
あるいはマイナスY軸方向移動スイッチ69とテーブル
移動補助スイッチ59とが共にオン操作されれば、その
期間のみY軸安全リレー51の電磁コイルに対してのみ
通電を行う共にY軸方向の移動要求があることをPMC
31を介してCNC29へ送信するするようになってい
る。
【0018】またリレー回路54は、より厳密には、工
具交換スイッチ57がオン操作された状態下にてタレッ
ト右回転スイッチ71あるいはタレット左回転スイッチ
73とタレット回転補助スイッチ61とが共にオン操作
されれば、その期間のみT軸安全リレー53の電磁コイ
ルに対してのみ通電すると共に回転要求信号をPMC3
1を介してCNC29へ送信するようになっている。
【0019】この場合、テーブル移動補助スイッチ59
と、プラスX軸方向移動スイッチ63、マイナスX軸方
向移動スイッチ65、プラスY軸方向移動スイッチ6
7、マイナスY軸方向移動スイッチ69とは、両手によ
る操作によってのみ同時操作される得るよう、相互の配
置位置が設定され、またタレット回転補助スイッチ61
とタレット右回転スイッチ71とタレット左回転スイッ
チ73とは、両手による操作によってのみ同時操作され
る得るよう、相互の配置位置が設定されている。
【0020】次に図4に示されたタイムチャートを参照
して上述の如き構成よりなる安全装置付きのNCタレッ
トパンチプレスの動作について説明する。
【0021】材料交換に際して、作業者により材料交換
スイッチ55がオン操作されると、リレー回路54によ
り、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー51、T軸安
全リレー53の各電磁コイルに対する通電が停止され、
これによりメーク接点49m、51m、53mの各々開
成し、駆動線39、43、47の各々が遮断される。こ
れによりX軸サーボモータ41、Y軸サーボモータ4
5、T軸サーボモータ19が各々サーボ増幅器33、3
5、37より切り離され、即ち動力系の切り離しが行わ
れ、X軸サーボモータ41、Y軸サーボモータ45、T
軸サーボモータ19はNC装置27が出力する指令信号
の如何に拘らず駆動され得ない状態になる。
【0022】これによりNC装置27の故障、ノイズ等
によりNC装置27が誤動作してもX軸サーボモータ4
1、Y軸サーボモータ45、T軸サーボモータ19は誤
動作することはない。従って、この状態下には作業者
は、突然、キャレッジベース13がX軸方向に移動した
り、サイドテーブル11がY軸方向に移動する虞れがな
い安全な状態にて材料交換作業を行えるようになる。
【0023】上述の如き駆動線遮断状態下にて、例えば
キャレッジベース13をプラスX軸方向に手動により移
動させる場合は、テーブル移動補助スイッチ59とプラ
スX軸方向移動スイッチ63とを作業者による両手操作
により共にオンさせる。これによりX軸安全リレー49
の電磁コイルに対してのみ通電が行われ、これのメーク
接点49mが閉成し、駆動線39の遮断が解除され、X
軸サーボモータ41がサーボ増幅器33との接続関係に
戻る。
【0024】そしてプラスX軸方向の移動要求があるこ
とがPMC31を介してCNC29へ送信される。CN
C29はこれに応答してプラスX軸方向のNC移動指令
信号をサーボ増幅器33へ出力する。これによりサーボ
増幅器33が駆動線39を介してX軸サーボモータ41
へ駆動信号を出力し、X軸サーボモータ41がプラスX
軸方向に駆動され、キャレッジベース13がプラスX軸
方向へ移動するようになる。
【0025】プラスX軸方向移動スイッチ63がオフ状
態になると、X軸サーボモータ41のプラスX軸方向の
駆動が停止される。そしてテーブル移動補助スイッチ5
9もオフ状態に戻ると、X軸安全リレー49の電磁コイ
ルに対する通電が停止され、これのメーク接点49mが
開成し、駆動線39が遮断され、X軸サーボモータ41
が再びサーボ増幅器33より切り離される。
【0026】このX軸サーボモータ41、Y軸サーボモ
ータ45、T軸サーボモータ19のサーボ増幅器33、
35、37よりの切り離しは、材料交換作業完了後に材
料交換スイッチ55がオフ状態に戻されることにより解
除される。即ち、材料交換スイッチ55がオフ状態に戻
されることにより、X軸安全リレー49、Y軸安全リレ
ー51、T軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通
電が再開され、これによりメーク接点49m、51m、
53mの各々閉成する。
【0027】また工具交換に際して、作業者により工具
交換スイッチ57がオン操作されると、リレー回路54
により、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー51、T
軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通電が停止さ
れ、これによりメーク接点49m、51m、53mの各
々開成し、駆動線39、43、47の各々が遮断され
る。これによりこの場合も、X軸サーボモータ41、Y
軸サーボモータ45、T軸サーボモータ19が各々サー
ボ増幅器33、35、37より切り離され、X軸サーボ
モータ41、Y軸サーボモータ45、T軸サーボモータ
19はNC装置27が出力する指令信号の如何に拘らず
駆動され得ない状態になる。
【0028】これによりNC装置27の故障、ノイズ等
によりNC装置27が誤動作してもX軸サーボモータ4
1、Y軸サーボモータ45、T軸サーボモータ19は誤
動作することはない。従って、この状態下には作業者
は、突然、キャレッジベース13がX軸方向に移動した
り、サイドテーブル11がY軸方向に移動したり、上部
タレットディスク5、下部タレットディスク9が回転す
る虞れがない安全な状態にて上部タレットディスク5、
下部タレットディスク9に対しての工具交換作業を行え
るようになる。
【0029】上述の如き駆動線遮断状態下にて、例えば
上部タレットディスク5、下部タレットディスク9を右
方向に手動回転させる場合は、タレット回転補助スイッ
チ61とタレット右回転スイッチ71とを作業者による
両手操作により共にオンさせる。これによりT軸安全リ
レー53の電磁コイルに対してのみ通電が行われ、これ
のメーク接点53mが閉成し、駆動線47の遮断が解除
され、T軸サーボモータ49がサーボ増幅器37との接
続関係に戻る。
【0030】そしてタレット右回転要求があることがP
MC31を介してCNC29へ送信される。CNC29
はこれに応答してタレット右回転のNC回転指令信号を
サーボ増幅器37へ出力する。これによりサーボ増幅器
37が駆動線47を介してT軸サーボモータ49へ駆動
信号を出力し、T軸サーボモータ49がタレット右回転
方向に駆動され、上部タレットディスク5、下部タレッ
トディスク9が右回転するようになる。
【0031】タレット右回転スイッチ71がオフ状態に
なると、T軸サーボモータ49の右回転方向の駆動が停
止される。そしてタレット回転補助スイッチ61もオフ
状態に戻ると、T軸安全リレー53の電磁コイルに対す
る通電が停止され、これのメーク接点49mが開成し、
駆動線39が遮断され、T軸サーボモータ49が再びサ
ーボ増幅器37より切り離される。
【0032】このX軸サーボモータ41、Y軸サーボモ
ータ45、T軸サーボモータ19のサーボ増幅器33、
35、37よりの切り離しは、工具交換作業完了後に工
具交換スイッチ57がオフ状態に戻されることにより解
除される。即ち、工具交換スイッチ57がオフ状態に戻
されることにより、X軸安全リレー49、Y軸安全リレ
ー51、T軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通
電が再開され、これによりメーク接点49m、51m、
53mの各々閉成する。
【0033】サーボ強制停止スイッチとしての材料交換
スイッチ55および工具交換スイッチ57は、図3にて
符号75、77により示されている如く、材料交換作業
領域、工具交換作業領域に敷設されたスイッチマットに
より構成されてもよい。
【0034】この場合は、作業者が材料交換作業領域あ
るいは工具交換作業領域に立ち入り、スイッチマット7
5あるいは77が踏まれることにより、特別な手操作を
必要とすることなくパッシブに各安全リレーが動作され
るようになり、安全性がより一層改善される。
【0035】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明においては、材料交換のための材料交
換スイッチ55又は工具交換のための工具交換スイッチ
57がON操作されると、T軸サーボモータ19,X軸
サーボモータ41及びY軸サーボモータ45に対応した
各安全リレーの電磁コイルに対する通電が停止されるも
のである。そして、材料交換スイッチ55及びテーブル
移動補助スイッチ59が共にONの条件にあるときにテ
ーブル移動のための移動スイッチをONすると、対応し
たX軸安全リレー49又はY軸安全リレー51の電磁コ
イルのみ通電するものである。また、工具交換スイッチ
57及びタレット回転補助スイッチ61が共にONの条
件で回転スイッチがON操作されているときのみT軸安
全リレーの電磁コイルに対してのみ通電するものである
から、材料交換,工具交換時にNC装置の誤動作に起因
して連動することを防止でき、安全性の向上を図ること
ができるものでる。すなわち、前述したごとき従来の問
題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるNC工作機械の安全装置の一実施
例を示すブロック線図である。
【図2】本発明によるNC工作機械の安全装置が適用さ
れるNCタレットパンチプレスの一例を示す正面図であ
る。
【図3】本発明によるNC工作機械の安全装置が適用さ
れるNCタレットパンチプレスの一例を示す平面図であ
る。
【図4】本発明によるNC工作機械の安全装置の動作例
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 5 上部タレットディスク 9 下部タレットディスク 11 サイドテーブル 13 キャレッジベース 15 キャレッジ 17 ワーククランプ 19 T軸サーボモータ 25 ストライカ 27 NC装置 29 CNC 31 PMC 41 X軸サーボモータ 45 Y軸サーボモータ 49 X軸安全リレー 51 Y軸安全リレー 53 T軸安全リレー 54 リレー回路 55 材料交換スイッチ 57 工具交換スイッチ 59 テーブル移動補助スイッチ 61 タレット回転補助スイッチ 63 プラスX軸方向移動スイッチ 65 マイナスX軸方向移動スイッチ 67 プラスY軸方向移動スイッチ 69 マイナスY軸方向移動スイッチ 71 タレット右回転スイッチ 73 タレット左回転スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 G05B 19/19 B21D 28/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットパンチプレスにおけるタレット
    ディスクを回転するためのT軸サーボモータ(19)
    と、被加工材を把持自在のワーククランプ(17)を取
    付けたキャレッジ(15)をX軸方向に移動するための
    X軸サーボモータ(41)と、上記キャレッジ(15)
    をY軸方向に移動するためのY軸サーボモータ(45)
    と、上記各サーボモータ(19,41,45)のサーボ
    増幅器(33,35,37)を備えたNC装置(27)
    とを備えたタレットパンチプレスにおいて、前記各サー
    ボモータ(19,41,45)と各サーボ増幅器(3
    3,35,37)とを接続した各駆動線(47,39,
    43)に配置した各メーク接点(53m,49m,51
    m)を備えたT軸安全リレー(53),X軸安全リレー
    (49)及びY軸安全リレー(51)と、上記各安全リ
    レー(53,49,51)の各電磁コイルに対する通電
    の制御を行うためのリレー回路(54)を備え、上記リ
    レー回路(54)は、材料交換のための材料交換スイッ
    チ(55)又は工具交換のための工具交換スイッチ(5
    7)がON操作されたときに前記各安全リレー(49,
    51,53)の電磁コイルに対する通電を停止し、前記
    材料交換スイッチ(55)がONでかつテーブル移動補
    助のためのテーブル移動補助スイッチ(59)がONの
    ときでテーブル移動のための移動スイッチがON操作さ
    れているときのみ前記X軸安全リレー(49)又はY軸
    安全リレー(51)の電磁コイルのみ通電し、また前記
    工具交換スイッチ(57)がONでかつタレット回転補
    助のためのタレット回転補助スイッチ(61)がON操
    作されているときでタレットを回転するための回転スイ
    ッチがON操作されているときのみ前記T軸安全リレー
    (53)の電磁コイルに対してのみ通電する構成である
    ことを特徴とするタレットパンチプレス。
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