JP3010574B2 - 送りテーブルの前進端及び後進端設定装置 - Google Patents
送りテーブルの前進端及び後進端設定装置Info
- Publication number
- JP3010574B2 JP3010574B2 JP1190465A JP19046589A JP3010574B2 JP 3010574 B2 JP3010574 B2 JP 3010574B2 JP 1190465 A JP1190465 A JP 1190465A JP 19046589 A JP19046589 A JP 19046589A JP 3010574 B2 JP3010574 B2 JP 3010574B2
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- Japan
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- feed table
- sensors
- turned
- backward
- stop
- Prior art date
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- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、送りテーブルの移動量が大きく、しかも
移動開始点が前進端および後退端にそれぞれある場合の
送りテーブうの前進端及び後進端設定装置に関する。
移動開始点が前進端および後退端にそれぞれある場合の
送りテーブうの前進端及び後進端設定装置に関する。
(従来の技術) 従来、工作機械などにおいて移動量の大きい送りテー
ブルが移動する際に、上記送りテーブルの前進時には前
進方向のリミットスイッチが送りテーブルのストッパに
よってオンになり、また後退時には後退方向の他のリミ
ットスイッチが送りテーブルの他のストッパによってオ
ンになり、このオン時点が停止開始点となって送りテー
ブルを減速停止するものであった。
ブルが移動する際に、上記送りテーブルの前進時には前
進方向のリミットスイッチが送りテーブルのストッパに
よってオンになり、また後退時には後退方向の他のリミ
ットスイッチが送りテーブルの他のストッパによってオ
ンになり、このオン時点が停止開始点となって送りテー
ブルを減速停止するものであった。
また、送りテーブルが過大移動しても、工作機械のス
トローク端部に衝突することを未然に防止するために、
2個の前記リミットスイッチと別個に、さらにその前進
または後退方向にそれぞれ1個づつの緊急停止用リミッ
トスイッチが設けられていた。
トローク端部に衝突することを未然に防止するために、
2個の前記リミットスイッチと別個に、さらにその前進
または後退方向にそれぞれ1個づつの緊急停止用リミッ
トスイッチが設けられていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、送りテーブルには前進方向および後退方向
にそれぞれ2個づつ計4個のリミットスイッチが必要と
なり、しかもそれぞれのリミットスイッチを結線する長
い配線が必要であった。また、この時の送りテーブル停
止位置はテーブルの送り速度により相違し、高速では遅
く、低速では早くなり、一定しないという問題もあっ
た。
にそれぞれ2個づつ計4個のリミットスイッチが必要と
なり、しかもそれぞれのリミットスイッチを結線する長
い配線が必要であった。また、この時の送りテーブル停
止位置はテーブルの送り速度により相違し、高速では遅
く、低速では早くなり、一定しないという問題もあっ
た。
この発明の目的は、上記問題点を解決するために、リ
ミットスイッチの数が減少され、しかも送りテーブルの
前進端と後退端とが容易に設定され、過大移動に対する
安定した急停止が可能な送りテーブルの前進端及び後進
端設定装置を提供することにある。
ミットスイッチの数が減少され、しかも送りテーブルの
前進端と後退端とが容易に設定され、過大移動に対する
安定した急停止が可能な送りテーブルの前進端及び後進
端設定装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、移動量
が大きく、しかも移動開始点が前進端および後退端にそ
れぞれある送りテーブルの前進端及び後進端を設定する
装置において、前記送りテーブルの移動方向に第1,第2
の2個のセンサを並べて設け、前記送りテーブルの前進
時には第1のセンサのオン動作により前記送りテーブル
の前進端の手前で前記送りテーブルを停止させると共
に、前記送りテーブルが過大移動した際に前記第1,第2
のセンサが共にオン動作することにより前記送りテーブ
ルを急停止し得るように前記第1,第2のセンサを共に作
動するために、送りテーブルに設けた第1のドグの長さ
を、前記第1,第2のセンサの間隔以上に設け、前記送り
テーブルの後進時には第2のセンサのオン動作により前
記送りテーブルの後退端の手前で前記送りテーブルを停
止させると共に、前記送りテーブルが過大移動した際に
前記第1,第2のセンサが共にオン動作することにより前
記送りテーブルを急停止し得るように前記第2,第1のセ
ンサを共に作動するために、送りテーブルに設けた第2
のドグの長さを、前記第1,第2のセンサの間隔以上に設
けた構成である。
が大きく、しかも移動開始点が前進端および後退端にそ
れぞれある送りテーブルの前進端及び後進端を設定する
装置において、前記送りテーブルの移動方向に第1,第2
の2個のセンサを並べて設け、前記送りテーブルの前進
時には第1のセンサのオン動作により前記送りテーブル
の前進端の手前で前記送りテーブルを停止させると共
に、前記送りテーブルが過大移動した際に前記第1,第2
のセンサが共にオン動作することにより前記送りテーブ
ルを急停止し得るように前記第1,第2のセンサを共に作
動するために、送りテーブルに設けた第1のドグの長さ
を、前記第1,第2のセンサの間隔以上に設け、前記送り
テーブルの後進時には第2のセンサのオン動作により前
記送りテーブルの後退端の手前で前記送りテーブルを停
止させると共に、前記送りテーブルが過大移動した際に
前記第1,第2のセンサが共にオン動作することにより前
記送りテーブルを急停止し得るように前記第2,第1のセ
ンサを共に作動するために、送りテーブルに設けた第2
のドグの長さを、前記第1,第2のセンサの間隔以上に設
けた構成である。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例の概略構成図、第2図は第
1図の動作説明図、第3図はリミットスイッチの動作状
態図を示し、(A)はその前進方向、(B)はその後退
方向である。
1図の動作説明図、第3図はリミットスイッチの動作状
態図を示し、(A)はその前進方向、(B)はその後退
方向である。
送りテーブル1は、その移動量が大きく、その前進側
および後退側には第1,第2のドグとして台形ストッパ3,
5が設けられている。このテーブル1の前進または後退
の際に、台形ストッパ3,5との接触によってオン動作を
する第1,第2のセンサとしてリミットスイッチ7.9が前
後方向(テーブル1の移動方向)に並んで配置されてお
り、その間隔は、前記台形ストッパ3,5の長さより小さ
い間隔である。
および後退側には第1,第2のドグとして台形ストッパ3,
5が設けられている。このテーブル1の前進または後退
の際に、台形ストッパ3,5との接触によってオン動作を
する第1,第2のセンサとしてリミットスイッチ7.9が前
後方向(テーブル1の移動方向)に並んで配置されてお
り、その間隔は、前記台形ストッパ3,5の長さより小さ
い間隔である。
上記リミットスイッチ7,9は、接点を2回路備えた双
極スイッチ形で、第2図に示すように駆動モータの回転
数が高速または低速によって移動される送りテーブル1
によって、第3図(A),(B)に示すように前進方向
の移動ではリミットスイッチ7がオンになり、後退方向
の移動ではリミットスイッチ9がオンになる。
極スイッチ形で、第2図に示すように駆動モータの回転
数が高速または低速によって移動される送りテーブル1
によって、第3図(A),(B)に示すように前進方向
の移動ではリミットスイッチ7がオンになり、後退方向
の移動ではリミットスイッチ9がオンになる。
例えば、リミットスイッチ7が減速開始点13でオンし
た瞬間に、第4図(A)に示す制御装置11は減速開始点
13を認識し、停止点15で停止するように位置決めの制御
指令を設定し、図示されないテーブル駆動用サーボモー
タを制御する。
た瞬間に、第4図(A)に示す制御装置11は減速開始点
13を認識し、停止点15で停止するように位置決めの制御
指令を設定し、図示されないテーブル駆動用サーボモー
タを制御する。
すなわち、制御装置11は、送りテーブル1が減速開始
点13に達すると、送りテーブル1が自動送りまたは手動
送りであるに拘らず、停止点15で停止するように制御指
令が設定され、最高速では減速開始点13より減速カーブ
Cに沿って減速する。低速では減速カーブCに達した点
から減速を始め停止点15に達することによって、テーブ
ル移動時間が短縮される。なお、この減速開始点13およ
び停止点15は前進方向および後退方向にそれぞれ存在す
るものとする。
点13に達すると、送りテーブル1が自動送りまたは手動
送りであるに拘らず、停止点15で停止するように制御指
令が設定され、最高速では減速開始点13より減速カーブ
Cに沿って減速する。低速では減速カーブCに達した点
から減速を始め停止点15に達することによって、テーブ
ル移動時間が短縮される。なお、この減速開始点13およ
び停止点15は前進方向および後退方向にそれぞれ存在す
るものとする。
従って、送りテーブル1が高速でも低速でも停止点15
に位置決めされ、機械の原点として設定され、長尺のワ
ークを効率良く加工するために、送りテーブル1の移動
ストロークが最大限に適用されている。
に位置決めされ、機械の原点として設定され、長尺のワ
ークを効率良く加工するために、送りテーブル1の移動
ストロークが最大限に適用されている。
また、送りテーブル1が過大移動してリミットスイッ
チ7,9が台形ストッパ3また5により共にオンした際に
は、第4図(B)に示すような回路によって、図示され
ていないサーボモータ駆動装置を経てサーボモータが強
制的に停止され、工作機械のストローク端部17に衝突し
ないように限界点19に停止される。
チ7,9が台形ストッパ3また5により共にオンした際に
は、第4図(B)に示すような回路によって、図示され
ていないサーボモータ駆動装置を経てサーボモータが強
制的に停止され、工作機械のストローク端部17に衝突し
ないように限界点19に停止される。
なお、このような強制停止の際に、制御装置11は前進
または後退のどちらの方向で強制停止したのかの判断
を、第3図(A),(B)に示すリミットスイッチ7,9
のタイミングで認識しているので、それぞれ異なる警報
信号を発信することが可能である。
または後退のどちらの方向で強制停止したのかの判断
を、第3図(A),(B)に示すリミットスイッチ7,9
のタイミングで認識しているので、それぞれ異なる警報
信号を発信することが可能である。
このように、この発明は、送りテーブル1の移動量の
大きい工作機械などに適し、リミットスイッチ7,9の配
線は従来方式ではテーブルの一端からそれぞれ行う必要
があったのに比較して、リミットスイッチ7,9の設置間
隔は台形ストッパ3,5の長さより小さい間隔で済み、ほ
ぼ送りテーブル1の中央部からの配線で充分である。
大きい工作機械などに適し、リミットスイッチ7,9の配
線は従来方式ではテーブルの一端からそれぞれ行う必要
があったのに比較して、リミットスイッチ7,9の設置間
隔は台形ストッパ3,5の長さより小さい間隔で済み、ほ
ぼ送りテーブル1の中央部からの配線で充分である。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実
施し得るものである。
なく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実
施し得るものである。
[発明の効果] 以上のような実施例の説明から理解されるように、こ
の発明によれば、従来4個を必要としたセンサが2個で
可能となり、送りテーブルの前進端及び後進端への位置
決め並びに急停止の設定が容易であると共に、その配線
を簡易化にすることができる。
の発明によれば、従来4個を必要としたセンサが2個で
可能となり、送りテーブルの前進端及び後進端への位置
決め並びに急停止の設定が容易であると共に、その配線
を簡易化にすることができる。
第1図は本発明の一実施例の概略構成図、第2図は第1
図の動作説明図、第3図はリミットスイッチの動作状態
図を示し、(A)はその前進方向、(B)はその後退方
向、第4図はリミットスイッチの配線図を示し、(A)
は制御装置との結線状態、(B)はサーボアンプとの結
線状態である。 1……送りテーブル、3,5……台形ストッパ 7,9……リミットスイッチ 11……制御装置、13……減速開始点 15……停止点
図の動作説明図、第3図はリミットスイッチの動作状態
図を示し、(A)はその前進方向、(B)はその後退方
向、第4図はリミットスイッチの配線図を示し、(A)
は制御装置との結線状態、(B)はサーボアンプとの結
線状態である。 1……送りテーブル、3,5……台形ストッパ 7,9……リミットスイッチ 11……制御装置、13……減速開始点 15……停止点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−88359(JP,U) 実開 昭63−131339(JP,U) 実開 昭63−41465(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 5/52 B23Q 5/58 B24B 47/02 - 47/08
Claims (1)
- 【請求項1】移動量が大きく、しかも移動開始点が前進
端および後退端にそれぞれある送りテーブルの前進端及
び後進端を設定する装置において、前記送りテーブルの
移動方向に第1,第2の2個のセンサを並べて設け、前記
送りテーブルの前進時には第1のセンサのオン動作によ
り前記送りテーブルの前進端の手前で前記送りテーブル
を停止させると共に、前記送りテーブルが過大移動した
際に前記第1,第2のセンサが共にオン動作することによ
り前記送りテーブルを急停止し得るように前記第1,第2
のセンサを共に作動するために、送りテーブルに設けた
第1のドグの長さを、前記第1,第2のセンサの間隔以上
に設け、前記送りテーブルの後進時には第2のセンサの
オン動作により前記送りテーブルの後退端の手前で前記
送りテーブルを停止させると共に、前記送りテーブルが
過大移動した際に前記第1,第2のセンサが共にオン動作
することにより前記送りテーブルを急停止し得るように
前記第2,第1のセンサを共に作動するために、送りテー
ブルに設けた第2のドグの長さを、前記第1,第2のセン
サの間隔以上に設けたことを特徴とする送りテーブルの
前進端及び後進端設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1190465A JP3010574B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 送りテーブルの前進端及び後進端設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1190465A JP3010574B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 送りテーブルの前進端及び後進端設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0355138A JPH0355138A (ja) | 1991-03-08 |
JP3010574B2 true JP3010574B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=16258570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1190465A Expired - Lifetime JP3010574B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 送りテーブルの前進端及び後進端設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010574B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP1190465A patent/JP3010574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0355138A (ja) | 1991-03-08 |
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