JP3173953B2 - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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JP3173953B2
JP3173953B2 JP29280794A JP29280794A JP3173953B2 JP 3173953 B2 JP3173953 B2 JP 3173953B2 JP 29280794 A JP29280794 A JP 29280794A JP 29280794 A JP29280794 A JP 29280794A JP 3173953 B2 JP3173953 B2 JP 3173953B2
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典久 長谷川
和典 龍田
耕三郎 柴山
善一郎 原
洋司 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は大画面ディスプレイ装
置、とくにカラー大画面ディスプレイ装置の画素を構成
する発光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光体の発光を利用した単色表示管を一
画素としてマトリクス状に配列して大画面ディスプレイ
装置を構成した場合、その各単色表示管の接続部にスペ
ースができて解像度の向上が困難であるとともに、高解
像化にともなってコスト高を招くことがあった。そこ
で、従来、例えば特開昭62−10849号公報に示さ
れた複合型の発光素子が提案された。図11および図1
2,図13はこの複合型の発光素子の基本構造を示す正
面図およびそのXII −XII 線断面図、図14はその一部
の分解斜視図であり、R(赤色)、G(緑色)およびB
(青色)の蛍光体のそれぞれを1画素とする蛍光面を画
素数にして3×3画素のマトリクス状に配列した場合を
示す。また、図15は発光素子を一部断面した一部断面
側面図である。
【0003】これらの図において、1は前面パネル2と
背面板3および筒状側板4により気密封止されたガラス
管体としての真空外囲器であり、上記前面パネル2の内
面には、三色蛍光体R,G,Bの各々を単位画素として
マトリクス状に塗布配列し、3×3画素の蛍光面5R,
5Gおよび5Bからなる蛍光表示部5が形成されてい
る。ここで、蛍光面5R,5Gおよび5Bの添字は赤色
(R),緑色(G)及び青色(B)にそれぞれ対応す
る。6は蛍光表示部5の各蛍光面5R,5Gおよび5B
の周辺にそれぞれ対応して配置された複数の加速用陽極
1 ,62 ,………からなる加速用陽極電極群である。
これら加速用陽極61 ,62 ,………には外部端子16
を介して高電圧が印加されるように構成されているとと
もに、図15に示すように筒状側板4に対向して筒状側
板4の内面側に近い加速用陽極電極群6の加速用陽極の
一部にゲッタ取付板18を介してゲッタ13が取り付け
られており、このゲッタ13を組立時に高周波誘導加熱
などによってゲッタ溝13aからフラッシュすることに
より、その吸着性のゲッタ膜14を筒状側板4の内面に
付着させて真空外囲器1内の真空度を高めるものになっ
ている。また、特開平1−253148号公報には図1
3のようにシャドウマスク用加速用陽極電極21を上記
図12の加速用陽極61 ,62 ,………の側板の形状か
ら、蛍光表示部5に対向配置してシャドウマスク状に、
正方形の小穴があいた開口部22が設けられた平板の形
状に変更した従来例が示されている。
【0004】以下、図12の蛍光表示部5の各蛍光面5
R,5G,5Bを取り囲むように前面パネル2に対して
垂直に固定された複数の加速用陽極61 ,62 ,………
で構成された加速用陽極電極群6と、図13の蛍光表示
部5に対向配置されたシャドウマスク状の平板で構成さ
れたシャドウマスク用加速用陽極電極21とは形状と配
置に相違点があるが、他の構成はすべて同一である。
【0005】7は蛍光表示部5の各蛍光面5R,5G,
5Bに対応して電子放出用のカソード711〜733がそれ
ぞれ独立して配置されたカソード電極群であり、これら
カソードは711〜733各々の両端が背面板3上に固定さ
れた一対のサポート17a,17b間に支持されてい
る。ここでカソード711〜733の第1,第2番目の添字
はそれぞれ第1〜3行、第1〜3列目に対応する。な
お、各カソード711〜733には、例えばNiスリーブ上
に酸化物をコーティングした傍熱型あるいはタングステ
ンに酸化物をコーティングした直熱型のものが使用でき
る。また、8はこのカソード電極群7と蛍光表示部5と
の間に配置された行選択用の制御グリッド81 〜83
らなるグリッド電極群であり、これら制御グリッド81
〜83 には、蛍光表示部5の各蛍光面5R,5Gおよび
5Bに対応して、その行方向にそれぞれカソード711
33よりの電子ビーム11を非集束ビームとして通過す
べく電子通過用穴91 〜93 が設けられている。
【0006】10はカソード電極群7の背面側、つま
り、真空外囲器1の一部をなす背面板3上に、蛍光表示
部5の各々の蛍光面5R,5Gおよび5Bに対応して、
その列方向にそれぞれ対向配置されたストライブ状の列
選択用の背面電極101 〜103 からなる背面電極群で
あり、これら背面電極101 〜103 はAg等の導体層
から形成されている。そして、上記各背面電極101
103 は、各カソード711〜733の電位に対して負およ
び0Vまたは数Vの正電位を付与することにより、それ
らカソード711〜733から放出する電子ビーム11を制
御するものとなっている。なお、12は背面板3よりカ
ソード電極群7、グリッド電極群8および背面電極群1
0の各々の電極を外部へ引き出す外部端子としてのリー
ド線である。次に動作について説明する。まず、各背面
電極101 〜103 がカソード711〜733の電位に対し
て負の電位のとき、これらカソード711〜733のまわり
が負の電位で取り囲まれるため、各カソード711〜733
からの電子は制御グリッド81 〜83 および加速用陽極
1 ,62 ,………,またはシャドウマスク用加速用陽
極電極21へ流れず、カットオフ状態となる。
【0007】そこで、背面電極101 〜103 にカソー
ド711〜733の電位に対して0Vまたは数Vの正電位を
加えると、これら各カソード711〜733から放出される
電子ビーム11が制御グリッド81 〜83 へ向って流れ
る。このとき、各制御グリッド81 〜83 の電位がカソ
ード711〜733に対して負の電位の時は、これらの制御
グリッド81 〜83 の電子通過用穴91 〜93 から電子
ビーム11の通過ができず、加速用陽極61 ,62 ,…
……,またはシャドウマスク用加速用陽極電極21に電
子ビーム11は流れず、蛍光表示部5の各蛍光面5R,
5G,および5Bは発光しない。そして、制御グリッド
1 〜83 の電位がカソード711〜733に対して正の電
位の時は、これら制御グリッド81 〜83 の電子通過用
穴91 〜93 から電子ビーム11がそれぞれ通過し、各
蛍光面5R,5G,および5Bを発光させる。したがっ
て、上記各蛍光面5G,R,Bと対応してマトリクス状
に配列されたグリッド電極群8の各制御グリッドと背面
電極群10の各背面電極とを選択的に駆動制御(ダイナ
ミック駆動)することにより、この両電極の交差する蛍
光面5R,G,Bのみを選択的に発光させることができ
る。
【0008】上記のように、真空外囲器1を構成する前
面パネル2の内面に三色の蛍光体からなる蛍光面5R,
G,Bを3×3画素のマトリクス状に配列し、これら各
蛍光面5R,G,Bに対応させてカソード電極群7とグ
リッド電極群8および背面電極群10を設けることによ
り、高輝度発光の発光素子を得ることができる。したが
って、この表示素子を1セルとして大画面カラーディス
プレイモニタ装置を組み立てる場合、画素が1つの単色
管を用いるものに比べて、各画素管のスペースがせまく
なり、解像度を向上させることができるとともに、部品
点数および製造工数を減少させることができる。また、
構造を簡単にし、かつ、低コストにできるのみでなく、
表示装置の重量も低減させることができる。
【0009】なお、図示例では前面パネル2の内面に
R,GおよびBの3色蛍光体からなる蛍光面を3×3画
素のマトリクス状に配列した場合について示したが、こ
れに限定されるものではなく、真空外囲器1内に1つの
蛍光体を1画素とする蛍光面5R,G,Bを任意のm×
n画素(ただし、m,nは任意の整数)のマトリクス状
に配列し、それに応じてグリッド電極群8、背面電極群
10の配置構成を変更することもできる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の発光素子は以上
のように構成されているので、真空外囲器1の筒状側板
4に対向して筒状側板4の内面側に近い加速用陽極6の
一部に取り付けてあるゲッタ13をフラッシュさせる
と、筒状側板4の内面に広範囲にゲッタ膜14が飛散し
て付着され、このゲッタ膜14と、背面板3の前方に配
設された筒状側板4の内面側に近い制御グリッド81
3 との間の距離が近ずき、その両者間で短絡あるいは
放電などの電気的トラブルを生ずるおそれがあった。ま
た、筒状側板4の内面側に近い制御グリッド81 〜83
の端部からフィールドエミッションが発生して発光すべ
き蛍光面以外に不要な発光をさせるおそれがあった。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、筒状側板の内面側に近い加速用陽
極の一部の形状を変更することにより、ゲッタ膜が筒状
側板4の内面側に近い制御グリッド側へ拡散することが
ない。したがって、ゲッタ膜と制御グリッド間との短絡
あるいは放電などの電気的トラブルの防止と、蛍光面の
不要な発光を防止する発光素子を提供することを目的と
する。また、シャドウマスク用加速用陽極電極を使用し
た場合にも、上記と同様の発光素子を提供することを目
的とする。
【0012】この発明に係る発光素子は、筒状側板の前
面に前面パネルを背面に背面パネルをそれぞれ気密接合
した真空外囲器と、上記前面パネルの内面に蛍光面をマ
トリクス状に配列して形成された蛍光表示部と、この蛍
光表示部の蛍光面を取り囲むように上記前面パネルに対
して垂直に固定された電子ビームを加速する複数の加速
用陽極からなる加速用陽極電極群と、上記蛍光面の下方
で、それぞれの蛍光面に対応して電子放出用のカソード
が独立して配設されたカソード電極群と、このカソード
電極群と上記蛍光面との間に配設された複数の制御グリ
ッドからなるグリッド電極群と、上記カソード電極群の
背面側に複数の背面電極が配設された背面電極群とを備
え、上記加速用陽極の一部に上記筒状側板の内面に対向
するようにゲッタ取付板を介してゲッタを配設した発光
素子において、上記筒状側板の内面近傍の上記加速用陽
極電極群の一部を使用して、上記ゲッタと上記制御グリ
ッドとの間で、上記筒状側板に対してほぼ直角に折り曲
げた第1の仕切板を設けたものである。
【0013】また、筒状側板の内面近傍の加速用陽極電
極群の一部を使用して、真空外囲器の内部側に、上記筒
状側板に対してほぼ平行からほぼ直角に近づくまでのい
ずれかの角度に折り曲げられた第2の仕切板を設けたも
のである。
【0014】なおまた、第1の仕切板の一部を利用し
て、さらに制御グリッド側に近づく方向にほぼ直角に折
り曲げたフィールドエミッション防止板を設けたもので
ある。
【0015】
【0016】また、この発明に係る発光素子は、筒状側
板の前面に前面パネルを背面に背面パネルをそれぞれ気
密接合した真空外囲器と、上記前面パネルの内面に蛍光
面をマトリクス状に配列して形成された蛍光表示部と、
この蛍光表示部の後方に上記蛍光面に対応して電子ビー
ムを透過する複数の正方形の開口部が配設されたシャド
ウマスク状の平板からなる電子ビームを加速するシャド
ウマスク加速用陽極電極と、上記蛍光面に対応して電
子放出用のカソードがそれぞれ独立して配設されたカソ
ード電極群と、このカソード電極群と上記シャドウマス
加速用陽極電極との間に配設された複数の制御グリ
ッドからなるグリッド電極群と、上記カソード電極群の
背面側に複数の背面電極が配設された背面電極群を備え
た発光素子において、上記シャドウマスク加速用陽極
電極の一部を使用して、上記筒状側板の内面に近接して
平行に前面パネルの方向に折り曲げられたシャドウマス
ク用の仕切板と、このシャドウマスク用第1の仕切板
取り付けられたゲッタ取付板と、このゲッタ取付板を介
して、上記筒状側板の内面に対向するように設けられた
ゲッタを備えたものである。
【0017】さらに、シャドウマスク用第1の仕切板の
一部で、ゲッタが配設される部分を折り曲げ部近傍まで
切り欠いで、この切り欠いだ部分にゲッタ取付板を介し
て上記ゲッタが配設されたものである。
【0018】さらにまた、シャドウマスク用第1の仕切
板の切り欠ぎ部を電子ビーム通過用の開口部と開口部と
の間に対応する部分に配設したものである。
【0019】また、この発明に係る発光素子は、筒状側
板の前面に前面パネルを背面に背面パネルをそれぞれ気
密接合した真空外囲器と、上記前面パネルの内面に蛍光
面をマトリクス状に配列して形成された蛍光表示部と、
この蛍光表示部の後方に上記蛍光面に対応して電子ビー
ムを透過する複数の正方形の開口部が配設されたシャド
ウマスクの平板からなる電子ビームを加速するシャドウ
マスク加速用陽極電極と、上記蛍光面に対応して電子
放出用のカソードがそれぞれ独立して配設されたカソー
ド電極群と、このカソード電極群と上記シャドウマスク
用加速用陽極電極との間に配設された複数の制御グリッ
ドからなるグリッド電極群と、上記カソード電極群の背
面側に複数の背面電極が配設された背面電極群を備えた
発光素子において、上記シャドウマスク加速用陽極電
極の一部を使用して、上記筒状側板の内面近傍に沿っ
て、 シャドウマスク加速用陽極電極から上記蛍光面
近傍まで延びており、反対側は上記制御グリッド側に延
びているシャドウマスク用第1の仕切板と、上記シャド
ウマスク用第1の仕切板の上記制御グリッド側に延びて
いる部分に取り付けられたゲッタ取付板と、上記筒状側
板の内面に対向するように、ゲッタ取付板に取り付けら
れたゲッタと、上記第1のシャドウマスク用仕切板の上
記グリッド側に延びている部分を使用して、上記ゲッタ
よりも下方で、上記筒状側板の内面に対してほぼ直角
、内側に折り曲げられたシャドウマスク用第2の仕切
板とを備えたものである。
【0020】また、この発明に係る発光素子は、筒状側
板の内面近傍にシャドウマスク用加速用陽極電極の一部
を使用して設けられたシャドウマスク用第1の仕切板で
あり、このシャドウマスク用第1の仕切板にゲッタ取付
板を介してゲッタが配設されたものであって、上記シャ
ドウマスク用加速用陽極電極の一部を使用して、上記筒
状側板の内面近傍に沿って、シャドウマスク用加速用陽
極電極から蛍光面近傍まで延びており、反対側は上記制
御グリッド側に延びている シャドウマスク用第1の仕
切板と、上記シャドウマスク用第1の仕切板の上記制御
グリッド側に延びている部分に取り付けられたゲッタ取
付板と、上記筒状側板の内面に対向するように、ゲッタ
取付板に取り付けられたゲッタと、上記第1の仕切板の
上記グリッド側に延びている部分を使用して、上記ゲッ
タよりも下方で、上記筒状側板の内面に対してほぼ平行
からほぼ直角に近づくまでのいずれかの角度に折り曲げ
られたシャドウマスク用第2の仕切板とを備えたもので
ある。
【0021】なおまた、シャドウマスク用第2の仕切板
の一部を利用して、さらに制御グリッド側に近づく方向
にほぼ直角に折り曲げたシャドウマスク用フィールドエ
ミッション防止板を設けたものである。
【0022】
【作用】この発明における発光素子は、筒状側板の内面
近傍の加速用陽極電極群の一部を使用して、第1の仕切
板を設けたので、ゲッタ膜は筒状側板の内面と第1の仕
切板の内側に付着する。
【0023】また、第2の仕切板を設けたので、ゲッタ
膜は筒状側板の内面と第2の仕切板の内側に付着する。
【0024】
【0025】また、ゲッタの一側よりも他側が筒状側板
の内面に対して近接して設けられているので、ゲッタは
ゲッタ取付板に斜めに傾いて取り付けられており、ゲッ
タ膜はゲッタの傾斜面に対してほぼ垂直方向に飛散して
筒状側板の内面に付着する。
【0026】また、シャドウマスク用第1の仕切板にゲ
ッタ取付板を介してゲッタを設けたので、ゲッタ膜は筒
状側板の内面とシャドウマスク用第1の仕切板の内側に
付着する。
【0027】なおまた、シャドウマスク用第1の仕切板
の切り欠部を設けたので、外形寸法の大きなゲッタを
取り付けられる。
【0028】さらにまた、シャドウマスク用第1の仕切
板の切り欠部を電子ビーム通過用の開口部と開口部と
の間に対応する部分に配設したので、ゲッタ膜は蛍光表
示部の蛍光面間の蛍光面のない部分に付着する。
【0029】また、シャドウマスク用第2の仕切板を設
けたので、ゲッタ膜は筒状側板の内面とシャドウマスク
用第2の仕切板の内側に付着する。
【0030】また、シャドウマスク用第3の仕切板を設
けたので、ゲッタ膜は筒状側板の内面とシャドウマスク
用第3の仕切板の内側に付着する。
【0031】さらに、シャドウマスク用フィールドエミ
ッション防止板を設けたので、筒状側板の内面側に近い
制御グリッドの端部から発生したフィールドエミッショ
ンがその前方に設けられたシャドウマスク用フィールド
エミッション防止板に遮られる。
【0032】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1(A),(B),(C)において、1〜1
5、18は従来の発光素子と同一または同一機能であ
り、その説明は省略する。6aは筒状側板4の内面側近
傍に加速用陽極電極群6の一部を使用して設けられた第
1の仕切板であり、上記筒状側板4の内面側に近い制御
グリッド81 側の端部を真空外囲器1の内部側に筒状側
板4に対してほぼ直角に折り曲げられている。
【0033】次に、実施例1の動作について説明する。
図1(C)において、ゲッタ13を組立時に高周波誘導
加熱などによってゲッタ溝13aからフラッシュするこ
とにより、そのガス吸着性のゲッタ膜14を筒状側板4
の内面に飛散し付着させて真空外囲器1内の真空度を高
めるものになっている。ゲッタ13をゲッタ溝13aか
らフラッシュするとゲッタ膜14は筒状側板4の内面と
加速用陽極電極群6の加速用陽極の第1の仕切板6aの
内側に付着できるようにして、グリッド電極群8の上記
筒状側板4の内面側に近い制御グリッド81 側の端部に
は付着しないようにした。したがって、従来からの課題
であったゲッタ膜14が上記筒状側板4の内面側に近い
制御グリッド81 側の端部に付着あるいは近づき、その
両者間で短絡あるいは放電などの電気的トラブルがあっ
たのを解消できる。
【0034】実施例2.実施例2は図2(A),(B)
に示すように、6bは筒状側板4の内面側近傍に加速用
陽極電極群6の一部を使用して設けられた第2の仕切板
であり、上記筒状側板4の内面側に近い制御グリッド8
1 側の端部を真空外囲器1の内部側に筒状側板4に対し
てほぼ平行からほぼ直角に近づくまで(0度を超え90
度未満)に折り曲げられている。
【0035】このように構成することにより、実施例1
と同様に、ゲッタ膜14が上記筒状側板4の内面側に近
い制御グリッド81 側の端部に付着あるいは近づかない
ので短絡あるいは放電を防止することができる。
【0036】実施例3.図3(A),(B)において、
6cはフィールドエミッション防止板であり、上記第1
の仕切板6aの一部を利用して、さらに上記制御グリッ
ド81 側に近づく方向にほぼ直角に折り曲げて形成され
ている他の実施例を示すものである。
【0037】このように構成することにより、筒状側板
4の内面側に近い制御グリッド81の端部から発生した
フィールドエミッションはその前方に設けられたフィー
ルドエミッション防止板6cに遮ぎられ、蛍光表示部5
の蛍光面5Gなどにフィールドエミッションが届くこと
がないので不要な発光を防止することができる。
【0038】実施例4.図4(A),(B)において、
ゲッタ13は一側が筒状側板4の内面近傍に位置してい
る加速用陽極電極群6に、ゲッタ取付板18を介して取
り付けられており、他側は制御グリッド81 側に位置す
るとともに、筒状側板4の内面近傍にあり、他側から一
側へ行くにしたがって、筒状側板4の内面に対して傾斜
角θで真空外囲器1の内部側へ広がっている。
【0039】このように構成することにより、ゲッタ膜
14はゲッタ膜13の傾斜面に対してほぼ垂直方向に飛
散して筒状側板4の内面に付着する。したがって、実施
例1と同様に、短絡あるいは放電を防止することができ
る。
【0040】実施例5.図5(A),(B),(C)に
おいて、21aは筒状側板4の内面近傍にシャドウマス
ク用加速用陽極電極21の一部を使用して設けられたシ
ャドウマスク用第1の仕切板であって、上記筒状側板4
の内面に近接して平行に前面パネル2の方向に折り曲げ
られている。そして、このシャドウマスク用第1の仕切
板21aに、ゲッタ取付板18を介して少なくとも1個
または複数個、横一列のゲッタ13(図では3個の例を
示す)が配設されている。
【0041】このように構成することにより、ゲッタ膜
14は筒状側板4の内面とシャドウマスク用第1の仕切
板21aの内側に飛散し付着するため、上記筒状側板4
の内面側に近い制御グリッド81 側の端部に付着あるい
は近づかないので短絡あるいは放電を防止することがで
きる。
【0042】実施例6.図6(A),(B),(C)に
おいて、21eはシャドウマスク用第1の仕切板21a
の一部に設けられた切り欠ぎ部部であり、ゲッタ13が
配設される部分を折り曲げ部近傍まで切り欠いでいる。
【0043】このように構成することにより、外径寸法
の大きな大容量のゲッタ13を取り付けることができ、
真空外囲器1内の真空度を少ない個数で保持できる。
【0044】実施例7.図7(A),(B)は、実施例
6で示したシャドウマスク用第1の仕切板21aの切り
欠ぎ部21eをシャドウマスク用加速用陽極電極21の
開口部22と開口部22との間に対応する部分に設けた
ものであって、この部分にゲッタ13が配設されてい
る。
【0045】このように構成することにより、ゲッタ膜
14はシャドウマスク用加速用陽極電極21の開口部2
2に対向して設けられている蛍光面5Gなどの各々の蛍
光面間に飛散して付着するので蛍光面5Gなどの各々の
蛍光面には付着しない。したがって、ゲッタ膜14によ
る蛍光面5Gなどの発光不良を生じさせない。
【0046】また、図7(B)にはゲッタ13が配設さ
れたシャドウマスク用第1の仕切板21aは1折り曲げ
面の例を示しているが、2面でも、3面でも全折り曲げ
面に設けてもよい。
【0047】また、上記切り欠ぎ部21eに配設される
ゲッタ13の個数は2個に限定されるものではなく1個
でも複数個でもよい。
【0048】実施例8.図8(A),(B)は、シャド
ウマスク状の加速用陽極電極21と蛍光表示部5との間
にゲッタ13を配設できないほどその両者間のスペース
が狭い場合の他の実施例を示すもので、上記ゲッタ13
は上記シャドウマスク用第1の仕切板21aに、ゲッタ
取付板18を介して配設されている。21bは上記シャ
ドウマスク用第1の仕切板21aを蛍光面5G近傍まで
筒状側板4の内面に沿って平行に延ばし、その反対側は
制御グリッド81 側へ延びており、この延びた部分の一
部を使用して設けられたシャドウマスク用第2の仕切板
であり、その端部が真空外囲器1の内部側に上記筒状側
板4に対してほぼ直角に折り曲げられている。
【0049】このように構成することにより、ゲッタ膜
14が筒状側板4の内面側に近い制御グリッド81 側の
端部に付着あるいは近づかないので短絡あるいは放電を
防止することができる。
【0050】実施例9.図9(A),(B)は、シャド
ウマスク用加速用陽極電極21と蛍光表示部5との間に
ゲッタ13を配設できないほどその両者間のスペースが
狭い場合の他の実施例を示すもので、上記ゲッタ13は
上記シャドウマスク用第1の仕切板21aに、ゲッタ取
付板18を介して配設されている。21cは上記シャド
ウマスク用第1の仕切板21aを蛍光面5G近傍まで筒
状側板4の内面に沿って平行に延ばし、その反対側は制
御グリッド81 側へ延びており、この延びた部分の一部
を使用して設けられたシャドウマスク用第3の仕切板で
あり、その端部が真空外囲器1の内部側に上記筒状側板
4に対してほぼ平行からほぼ直角に近づくまで(0度を
超え90度未満)に折り曲げられている。
【0051】このように構成することにより、実施例8
と同様に、短絡あるいは放電を防止することができる。
【0052】実施例10.図10において、21dはシ
ャドウマスク用フィールドエミッション防止板であり、
上記シャドウマスク用第2の仕切板21bの一部を利用
して、さらに上記制御グリッド81 側に近づく方向にほ
ぼ直角に折り曲げて形成されている。
【0053】このように構成することにより、実施例3
と同様に、筒状側板4の内面側に近い制御グリッド81
の端部から発生したフィールドエミッションはその前方
に設けられたシャドウマスク用フィールドエミッション
防止板21dに遮ぎられ、蛍光表示部5の蛍光面5Gな
どにフィールドエミッションが届くことがないので不要
な発光を防止することができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば筒状側
板の内面近傍の加速用陽極電極群の一部を使用して、真
空外囲器の内部側に、筒状側板に対してほぼ直角に折り
曲げられた第1の仕切板を設けたことにより、ゲッタ膜
は筒状側板の内面と第1の仕切板の内側に付着するの
で、ゲッタ膜がグリッド電極群の筒状側板の内面側に近
い制御グリッド側の端部に付着あるいは近づかない。し
たがって、加速用陽極電極群の一部と制御グリッド側の
端部との両者間での短絡あるいは放電などの電気的トラ
ブルを防止できる。また、第1の仕切板を筒状側板に対
してほぼ平行からほぼ直角のいずれかの角度に折り曲げ
ることにより、ゲッタ膜が筒状側板の内面側に近い制御
グリッド側の端部に付着あるいは近づかないので短絡あ
るいは放電を防止することができる。
【0055】また、第1の仕切板の一部を利用して、制
御グリッド側に近づく方向にほぼ直角に折り曲げたフィ
ールドエミッション防止板を設けたので、フィールドエ
ミッションが蛍光表示部の蛍光面に届かない。したがっ
て、蛍光面が不要蛍光することを防止できる。
【0056】さらに、シャドウマスクの第1の仕切板の
切り欠部を電子ビーム通過用の開口部と開口部との間
に対応する部分に配設したので、蛍光面が発光不良する
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図2】 この発明の実施例2を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図3】 この発明の実施例3を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図4】 この発明の実施例4を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図5】 この発明の実施例5を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図6】 この発明の実施例6を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図7】 この発明の実施例7を示す発光素子の一部断
面側面図である。
【図8】 この発明の実施例8を示す発光素子の断面側
面図である。
【図9】 この発明の実施例9を示す発光素子の断面側
面図である。
【図10】 この発明の実施例10を示す発光素子の断
面側面図である。
【図11】 従来の加速用陽極電極群で構成した発光素
子を示す正面図、および従来のシャドウマスク用加速用
陽極電極で構成した発光素子を示す正面図である。
【図12】 従来の加速用陽極電極群で構成した発光素
子を示すXII −XII線断面図である。
【図13】 従来のシャドウマスク用加速用陽極電極で
構成した発光素子を示すXII −XII 線断面図である。
【図14】 従来の発光素子を示す一部斜視図である。
【図15】 従来の発光素子を示す一部断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 真空外囲器 2 前面パネル 3 背面板 4 筒状側板 5 蛍光表示部 5G 蛍光面 6 加速用陽極電極群 6a 第1の仕切板 6b 第2の仕切板 6c フィールドエ
ミッション防止板 7 カソード電極群 8 グリッド電極群 10 背面電極群 13 ゲッタ 18 ゲッタ取付板 21 シャドウマス
ク用加速用陽極電極 21a シャドウマスク用第1の仕切板 21b シャドウマスク用第2の仕切板 21c シャドウマスク用第3の仕切板 21d シャドウマスク用フィールドエミッション防止
板 21e 切り欠ぎ部 22 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 耕三郎 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社 長崎製作所内 (72)発明者 原 善一郎 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社 長崎製作所内 (72)発明者 山口 洋司 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社 長崎製作所内 (56)参考文献 特開 平1−235152(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルをそれぞれ気密接合した真空外囲器と、 上記前面パネルの内面に蛍光面をマトリクス状に配列し
    て形成された蛍光表示部と、 この蛍光表示部の蛍光面を取り囲むように上記前面パネ
    ルに対して垂直に固定された電子ビームを加速する複数
    の加速用陽極からなる加速用陽極電極群と、 上記蛍光面の下方で、それぞれの蛍光面に対応して電子
    放出用のカソードが独立して配設されたカソード電極群
    と、 このカソード電極群と上記蛍光面との間に配設された複
    数の制御グリッドからなるグリッド電極群と、 上記カソード電極群の背面側に複数の背面電極が配設さ
    れた背面電極群とを備え、 上記加速用陽極の一部に上記筒状側板の内面に対向する
    ようにゲッタ取付板を介してゲッタを配設した発光素子
    において、 上記筒状側板の内面近傍の上記加速用陽極電極群の一部
    を使用して、 上記ゲッタと上記制御グリッドとの間で、 上記筒状側板に対してほぼ直角に折り曲げた第1の仕切
    板を設けたことを特徴とする発光素子。
  2. 【請求項2】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルをそれぞれ気密接合した真空外囲器と、 上記前面パネルの内面に蛍光面をマトリクス状に配列し
    て形成された蛍光表示部と、 この蛍光表示部の蛍光面を取り囲むように上記前面パネ
    ルに対して垂直に固定された電子ビームを加速する複数
    の加速用陽極からなる加速用陽極電極群と、 上記蛍光面に対応して電子放出用のカソードがそれぞれ
    独立して配設されたカソード電極群と、 このカソード電極群と上記蛍光面との間に配設された複
    数の制御グリッドからなるグリッド電極群と、 上記カソード電極群の背面側に複数の背面電極が配設さ
    れた背面電極群とを備え、 上記加速用陽極の一部に上記筒状側板の内面に対向する
    ようにゲッタ取付板を介してゲッタを配設した発光素子
    において、 上記筒状側板の内面近傍の上記加速用陽極電極群の一部
    を使用して、 上記ゲッタと上記制御グリッドとの間で、 上記筒状側板に対してほぼ平行からほぼ直角に近づくま
    での いずれかの角度に折り曲げられた第1の仕切板を
    設けたことを特徴とする発光素子。
  3. 【請求項3】 第1の仕切板の一部を利用して、さらに
    制御グリッド側に近づく方向にほぼ直角に折り曲げたフ
    ィールドエミッション防止板を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の発光素子。
  4. 【請求項4】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルをそれぞれ気密接合した真空外囲器と、 上記前面パネルの内面に蛍光面をマトリクス状に配列し
    て形成された蛍光表示部と、 この蛍光表示部の後方に上記蛍光面に対応して電子ビー
    ムを透過する複数の正方形の開口部が配設されたシャド
    ウマスク状の平板からなる電子ビームを加速するシャド
    ウマスク状加速用陽極電極と、 上記蛍光面に対応して電子放出用のカソードがそれぞれ
    独立して配設されたカソード電極群と、 このカソード電極群と上記シャドウマスク状加速用陽極
    電極との間に配設された複数の制御グリッドからなるグ
    リッド電極群と、 上記カソード電極群の背面側に複数の背面電極が配設さ
    れた背面電極群を備えた発光素子において、 上記シャドウマスク状加速用陽極電極の一部を使用し
    て、上記筒状側板の内面に近接して平行に前面パネルの
    方向に折り曲げられたシャドウマスク用の仕切板と、 このシャドウマスク用第1の仕切板に取り付けられたゲ
    ッタ取付板と、 このゲッタ取付板を介して、上記筒状側板の内面に対向
    するように設けられたゲッタとを備えたことを特徴とす
    る発光素子。
  5. 【請求項5】 シャドウマスク用の仕切板の一部で、ゲ
    ッタが配設される部分を折り曲げ部近傍まで切り欠い
    で、この切り欠いた部分にゲッタ取付板を介して上記ゲ
    ッタが配設されたことを特徴とする請求項記載の発光
    素子。
  6. 【請求項6】 シャドウマスク用の仕切板の切り欠き部
    を電子ビーム通過用の開口部と開口部との間に対応する
    部分に配設したことを特徴とする請求項記載の発光素
    子。
  7. 【請求項7】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルをそれぞれ気密接合した真空外囲器と、 上記前面パネルの内面に蛍光面をマトリクス状に配列し
    て形成された蛍光表示部と、 この蛍光表示部の後方に上記蛍光面に対応して電子ビー
    ムを透過する複数の正方形の開口部が配設されたシャド
    ウマスクの平板からなる電子ビームを加速するシャドウ
    マスク状加速用陽極電極と、 上記蛍光面に対応して電子放出用のカソードがそれぞれ
    独立して配設されたカソード電極群と、 このカソード電極群と上記シャドウマスク用加速用陽極
    電極との間に配設された複数の制御グリッドからなるグ
    リッド電極群と、 上記カソード電極群の背面側に複数の背面電極が配設さ
    れた背面電極群を備えた発光素子において、 上記シャドウマスク状加速用陽極電極の一部を使用し
    て、上記筒状側板の内面近傍に沿って、シャドウマスク
    状加速用陽極電極から上記蛍光面近傍まで延びており、
    反対側は上記制御グリッド側に延びているシャドウマス
    ク用第1の仕切板と、 上記シャドウマスク用第1の仕切板の上記制御グリッド
    側に延びている部分に取り付けられたゲッタ取付板と、 上記筒状側板の内面に対向するように、ゲッタ取付板に
    取り付けられたゲッタと、 上記第1のシャドウマスク用仕切板の上記グリッド側に
    延びている部分を使用して、上記ゲッタよりも下方で、
    上記筒状側板の内面に対してほぼ直角に、内側に折り曲
    げられたシャドウマスク用第2の仕切板とを備えたこと
    を特徴とする発光素子。
  8. 【請求項8】 筒状側板の前面に前面パネルを背面に背
    面パネルをそれぞれ気密接合した真空外囲器と、 上記前面パネルの内面に蛍光面をマトリクス状に配列し
    て形成された蛍光表示部と、 この蛍光表示部の前方に上記蛍光面に対応して電子ビー
    ムを透過する複数の正方形の開口部が配設されたシャド
    ウマスクの平板からなる電子ビームを加速するシャドウ
    マスク状加速用陽極電極と、 上記蛍光面の下方で、それぞれの蛍光面に対応して電子
    放出用のカソードが独立して配設されたカソード電極群
    と、 このカソード電極群と上記シャドウマスク用加速用陽極
    電極との間に配設された複数の制御グリッドからなるグ
    リッド電極群と、 上記カソード電極群の背面側に複数の背面電極が配設さ
    れた背面電極群を備えた発光素子において、 上記筒状側板の内面近傍に上記シャドウマスク用加速用
    陽極電極の一部を使用して設けられたシャドウマスク用
    第1の仕切板であり、 このシャドウマスク用第1の仕切板にゲッタ取付板を介
    してゲッタが配設されたものであって、 上記シャドウマスク用加速用陽極電極の一部を使用し
    て、上記筒状側板の内面近傍に沿って、 シャドウマス
    ク用加速用陽極電極から蛍光面近傍まで延びており、反
    対側は上記制御グリッド側に延びているシャドウマスク
    用第1の仕切板と、 上記シャドウマスク用第1の仕切板の上記制御グリッド
    側に延びている部分に取り付けられたゲッタ取付板と、 上記筒状側板の内面に対向するように、ゲッタ取付板に
    取り付けられたゲッタと、 上記第1の仕切板の上記グリッド側に延びている部分を
    使用して、上記ゲッタよりも下方で、上記筒状側板の内
    面に対してほぼ平行からほぼ直角に近づくまでのいずれ
    かの角度に折り曲げられたシャドウマスク用第2の仕切
    板とを備えたことを特徴とする発光素子。
  9. 【請求項9】 シャドウマスク用第2の仕切板の一部を
    利用して、さらに制御グリッド側に近づく方向にほぼ直
    角に折り曲げたシャドウマスク用フィールドエミッショ
    ン防止板を設けたことを特徴とする請求項記載の発光
    素子。
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