JP3173615U - 載置具 - Google Patents

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邦夫 鈴木
勝 浅生田
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アーネスト株式会社
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Abstract

【課題】フライパンなどの比較的大きな調理器具を載置するのに適した載置具を提供する。
【解決手段】載置具(100)は、相互に平行な二つの辺を有する底面(110)と、これら二つの辺の各々から直立する一対の仕切り壁(120)と、からなる少なくとも一つの載置空間(130)を有している。底面(110)には少なくとも一つの貫通孔(111)が形成されている。フライパンなどの調理器具は載置空間(130)内に立て掛けられる。
【選択図】図1

Description

本考案は調理器具や食器を立て掛けた状態で保持する載置具に関する。
御玉杓子、鍋蓋、フライ返し、菜箸などの調理器具を載置する載置台として特開2002−51922号公報に記載されたものがある。
図6、図7及び図8は上記公報に記載された載置台の斜視図である。
図6−図8に示すように、この載置台10はステンレス製の棒材を折り曲げてつくられている。載置台10は、鍋蓋21などの平面状のものを載置する上段部11(図6参照)と、レードル、フライ返し、菜箸、しゃもじなどの棒状の調理器具22を載置するための中段部12と、御玉杓子23などの長尺の調理器具を支持する下段部13と、から構成されている。
しかしながら、載置台10はフライパンなどの比較的大きな調理器具を載置するのには不向きである。上段部11または中段部12にフライパンを乗せることは物理的には可能であるが、乗せたとしてもフライパンは不安定であるとともに、上段部11または中段部12には1個のフライパンを乗せるだけのスペースしかない。
本考案はこのような従来の載置台10における問題点に鑑みてなされたものであり、フライパンなどの比較的大きな調理器具を載置するのに適した載置具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、少なくとも一つの載置空間を有する載置具であって、前記載置空間は、相互に平行な二つの辺を有する底面と、前記二つの辺の各々から直立する一対の仕切り壁と、からなり、前記底面には少なくとも一つの貫通孔が形成されている載置具を提供する。
前記底面は矩形状をなしており、前記二つの辺と直交する二つの辺から一対の外壁が直立していることが好ましい。
前記底面は前記辺を含む平面内において下方に凸になるように湾曲していることが好ましい。
前記底面の下面には前記載置具を取り外し自在に固定する固定手段が設けられていることが好ましい。前記固定手段は、例えば、吸盤または磁石からなるものとすることができる。
本考案に係る載置具は、例えば、シリコン製である。
本考案に係る載置具は、例えば、シンクの中に置いて使用される。載置空間に上方からフライパンを差し込み、一対の仕切り壁によってフライパンを載置空間の内部で立て掛けておくことができる。例えば、フライパンを水洗いした後に、載置空間の内部に立て掛けておけば、フライパンから流出した水滴は底面に形成された貫通孔を介してシンクに流れ出す。
このように、本考案に係る載置具はフライパンなどの比較的大きな調理器具を縦方向に立て掛けた状態で載置するため、横方向にしか載置することができない従来の載置台10と比較して、大型の調理器具をより安定的に載置することが可能になる。
本考案の第一の実施形態に係る載置具の斜視図である。 本考案の第二の実施形態に係る載置具の斜視図である。 本考案の第三の実施形態に係る載置具の横断面図である。 本考案の第四の実施形態に係る載置具の正面図である。 本考案の第五の実施形態に係る載置具の斜視図である。 従来の載置台の斜視図である。 従来の載置台の斜視図である。 従来の載置台の斜視図である。
(第一の実施形態)
図1は本考案の第一の実施形態に係る載置具100の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る載置具100は、長方形状の底面110と、底面110の外周の4つの辺のうち、相互に平行な二つの辺(長辺)の各々から直立する一対の仕切り壁120と、から構成されている。
一対の仕切り壁120は同じ高さを有している。
底面110と一対の仕切り壁120とで囲まれる立方体形状の空間はフライパンその他の調理器具を載置するための載置空間130を形成している。
底面110と一対の仕切り壁120とはシリコンで一体成型されている。
底面110には上下方向に貫通する複数個の貫通孔111が規則的に形成されている。
底面110の下面側には下方に突出している凸状体112が四隅に形成されている。
本実施形態に係る載置具100は、例えば、シンクの中に置いて使用される。載置空間130に上方からフライパンを差し込み、一対の仕切り壁120によってフライパンを載置空間130の内部で立て掛けておくことができる。例えば、フライパンを水洗いした後に、載置空間130の内部に立て掛けておけば、フライパンから流出した水滴は底面110に形成された貫通孔111を介してシンクに流れ出す。
このように、本実施形態に係る載置具100はフライパンなどの比較的大きな調理器具を縦方向に立て掛けた状態で載置するため、横方向にしか載置することができない従来の載置台10と比較して、大型の調理器具をより安定的に載置することが可能になる。
本実施形態に係る載置台10は上記の構成に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
本実施形態に係る載置台10においては、底面110は長方形状に形成されているが、底面110の形状は長方形には限定されない。一対の仕切り壁120を形成するための相互に平行な二つの辺を有する形状であれば、底面110を長方形以外の形状とすることも可能である。
また、底面110に形成される貫通孔111の数は任意である。少なくとも1個の貫通孔111が形成されていればよい。また、複数の貫通孔111を形成する場合の貫通孔111の配置も任意である。
また、本実施形態に係る載置台10はシリコン製であるが、載置台10の材質はシリコンには限定されない。例えば、樹脂製または金属製とすることも可能である。
(第二の実施形態)
図2は本考案の第二の実施形態に係る載置具200の斜視図である。
本実施形態に係る載置具200は、第一の実施形態に係る載置具100と比較して、一対の外壁210を備えている点においてのみ異なっており、この点以外の構成は同一である。
一対の外壁210は、仕切り壁120が形成されている一対の辺と直交する一対の辺から直立しており、底面110及び一対の仕切り壁120とともに載置空間130を形成している。
外壁210の高さは一対の仕切り壁120の高さよりも低い。
本実施形態に係る載置具200においては、載置空間130は一対の仕切り壁120及び一対の外壁210により四方を囲まれているため、フライパンなどの調理器具を載置空間130の内部に一旦入れれば、載置空間130の外部に転がり出ることはなく、第一の実施形態に係る載置具100と比較して、より安定的にフライパンその他の調理器具を載置することができる。
なお、本実施形態に係る載置具200においては、外壁210の高さは一対の仕切り壁120の高さよりも低く設定されているが、外壁210の高さは任意である。外壁210の高さは仕切り壁120と同じでもよく、あるいは、仕切り壁120より高くすることも可能である。
(第三の実施形態)
図3は本考案の第三の実施形態に係る載置具300の横断面図である。
第一の実施形態に係る載置具100及び第二の実施形態に係る載置具200においては、底面110は平面状に構成されているが、本実施形態に係る載置具300においては、底面310はその横断面がU字型もしくは半円状に形成されている。すなわち、底面310は仕切り壁120を含む平面内において下方に凸になるように湾曲して曲線状に形成されている。
このため、載置空間130にフライパンなどの円形の調理器具を挿入した場合、調理器具の外周が曲線状に湾曲した底面310にフィットするため、調理器具を安定して載置することが可能になる。
(第四の実施形態)
図4は本考案の第四の実施形態に係る載置具400の正面図である。
本実施形態に係る載置具400は、第一の実施形態に係る載置具100と比較して、当該載置具400を取り外し自在に固定する固定手段としての吸盤410を凸状体112に代えて備えている。この点を除いて、本実施形態に係る載置具400は第一の実施形態に係る載置具100と同一の構造を有している。
図4に示すように、吸盤410は底面110の下面側において底面110の四隅(図4においては手前側の2個のみを示す)に取り付けられている。例えば、載置具400は吸盤410を介してシンクの底面または側壁に取り付けられる。
このように、本実施形態に係る載置具400によれば、吸盤410を介して載置具400を所望の位置(例えば、シンクの底面)に取り外し自在に固定することが可能になり、載置具400がスライドしたり、転倒したりすることを防止することができる。
なお、本実施形態に係る載置具400においては、固定手段として吸盤410を用いたが、載置具400を取り付ける対象が鉄鋼その他の磁性を有する金属である場合には、吸盤410に代えて磁石を用いることも可能である。
(第五の実施形態)
図5は本考案の第五の実施形態に係る載置具500の斜視図である。
図1に示した第一の実施形態に係る載置具100は1個の載置空間130を形成するものとして構成されていたが、形成される載置空間130の数は1には限定されない。
図5に示すように、本実施形態に係る載置具500は、第一の実施形態に係る載置具100を同一方向に連続して配置することにより、3個の載置空間130を形成している。この場合、仕切り壁120は隣接する載置空間130を仕切る壁として機能する。
このように、複数個の第一の実施形態に係る載置具100を同一方向に連続して形成することにより、複数個の載置空間130を有する載置具500を形成することが可能である。また、第一の実施形態に係る載置具100に代えて、第二乃至第四の実施形態に係る載置具200、300、400を用いることも可能である。
100 第一の実施形態に係る載置具
110 底面
111 貫通孔
112 凸状体
120 仕切り壁
130 載置空間
200 第二の実施形態に係る載置具
210 外壁
300 第三の実施形態に係る載置具
310 底面
400 第四の実施形態に係る載置具
410 吸盤(固定手段)
500 第五の実施形態に係る載置具

Claims (6)

  1. 少なくとも一つの載置空間を有する載置具であって、
    前記載置空間は、相互に平行な二つの辺を有する底面と、前記二つの辺の各々から直立する一対の仕切り壁と、からなり、
    前記底面には少なくとも一つの貫通孔が形成されている載置具。
  2. 前記底面は矩形状をなしており、前記二つの辺と直交する二つの辺から一対の外壁が直立していることを特徴とする請求項1に記載の載置具。
  3. 前記底面は前記辺を含む平面内において下方に凸になるように湾曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の載置具。
  4. 前記底面の下面には前記載置具を取り外し自在に固定する固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の載置具。
  5. 前記固定手段は吸盤または磁石であることを特徴とする請求項4に記載の載置具。
  6. シリコン製であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の載置具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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