JP3173230U - モミジ葉を原料とする健康茶 - Google Patents

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Abstract

【課題】素材としてモミジの葉を加工し、お茶を作成することにより色が綺麗でかつ美味な新規健康茶を提供する。
【解決手段】秋に紅葉するモミジ葉1と若葉の頃よりアントシアニンを多く含有し赤紫色を呈する園芸品種のモミジ葉2を加工して作成したお茶であることを特徴とする。本健康茶葉は、新規の素材としてアントシアニン等のポリフェノールを多く含有するモミジの葉を加工し、お茶を作成することにより色が綺麗でかつ美味な新健康茶を実現できる。また、新規のお茶の素材であるモミジの葉を利用することにより、天然資源を有効利用することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は日本に馴染み深いモミジの葉を原料としたお茶に関するものである。
今日、様々な植物素材を原料とするお茶が存在している。これらは様々な機能性を有するが、原料の中には苦くて飲みにくいものや、不味いものがあり、さらなる新規の味及び美味しさを有する健康茶が求められている。
モミジの葉を用いた美味しく、かつそれがモミジの葉に含有する色素成分が抽出されるため赤紫色を呈し、健康への効果が期待されるお茶はこれまで存在しなかった。
また、日々の生活の中で我々にとって未利用の資源が多く存在しているが、天然資源を有効かつ持続的に利用することが求められている。
モミジ葉にはアントシアニンやタンニンなどのポリフェノールを多く含有することが知られている。また、もみじ葉の血糖値上昇抑制作用や脂肪吸収抑制作用、持久力増強作用などが知られている。
特開2007−186486 特開2007−99831 特開2007−133471
Tsukasa Iwashita,Yoshinori Murai,Quantitative variation of anthocyamins and Other flavonoids in autumn leaves of Acer palmatum.,Bulletin of the National Museum of Nature and Science.Series B,Botany 34(1),53−62,(2008). Atsushi Honma,Tomoyuki Koyama,Kazunaga Yazawa,Anti−hyperglycemic effects of Japanese maple Acer amoenum leaf extract and its constituent corilagin.Journal of Wood Science,56,507−512,(2010).
そこで新規の素材としてアントシアニンなどのポリフェノールを多く含有するモミジの葉を加工し、ブレンドしてお茶を作成することにより色が綺麗でかつ美味な、新規素材による健康茶を提供する事を目的とする。
また、新規のお茶の素材であるモミジの葉を利用することにより、未利用な天然資源を有効利用することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本考案は以下の構成を有する
(1)紅葉した時に赤くなるモミジ葉1を乾燥後焙煎して作成した健康茶。
(2)若葉の頃よりアントシアニンを多く含有し赤紫色を呈する園芸品種のモミジ葉2を乾燥後焙煎して作成した健康茶。
(3)モミジ葉1とモミジ葉2を各種焙煎して混合した健康茶、もしくはモミジ葉1及びモミジ葉2を乾燥後混合して焙煎した健康茶。
(4)モミジ葉1とモミジ葉2を混合し発酵させた後、蒸して、乾燥した健康茶。
(5)モミジ葉1は60〜70重量%、モミジ葉2は30〜40重量%の混合比からなることを特徴とする(3)または(4)に記載の健康茶。
(6)前記(1)ないし(5)のいずれかの茶に緑茶を混合した健康茶であることを特徴とする。
本考案の健康茶葉は、上述のような構成を有しており、新規の素材としてアントシアニン等のポリフェノールを多く含有するモミジの葉を加工し、お茶を作成することにより色が綺麗でかつ美味な新健康規茶を提供する事ができる。また、新規のお茶の素材であるモミジの葉を利用することにより、天然資源を有効利用することができる。
本考案に係る健康茶の製造行程を示した図である。
モミジ葉1はオオモミジ(Acer amoenum)および/又はイロハモミジ(A.palmatum)及び/又はヤマモミジ(A.matsumurae)のなど葉を示し、紅葉するまでは緑であるが、秋に紅葉するモミジを示している。
モミジ葉1においては、四季を通じて収穫したもので製作しても課題の解決は可能であるが、紅葉、また落葉間近、さらに落葉した直後のものはアントシアニンが多く含有されるため、これらを利用することにより赤色の綺麗な健康茶を得ることができる。
またモミジ葉2においては、園芸品種で特にアントシアニン類を多く含有するため、四季を通じて赤紫色を呈するモミジとして野村(A.amoenum cv.‘Nomura’)の他に、同様の特徴をもつ園芸品種として、猩々(A.amoenum cv.‘Shojo’)、猩々野村(A.amoenum cv.‘Shojo nomura’)、御殿野村(A.amoenum cv.‘Goten nomura’)、出猩々(A.palmatum cv.‘De shojo’)、能登(A.amoenum cv.‘Noto’)、大鏡(A.amoenum cv.‘O kagami’)、高尾紅(A.amoenum cv.‘Takao beni’)、高尾野村(A.amoenum cv.‘Takao nomura’)、茜(A.palmatum cv.‘Akane’)、明烏(A.amoenum cv.‘Ake garasu’)、秋篠(A.amoenum cv.‘Akishino’)、天城時雨(A.amoenum cv.‘Amagi shigure’)、新珠(A.amoenum cv.‘Ara tama’)、有明野村(A.amoenum cv.‘Ariake nomura’)、東紫(A.matsumurae cv.‘Azuma murasaki’)、紅傘(A.amoenum cv.‘Beni gasa’)、紅衣(A matsumurae cv.‘Beni goromo’)、紅鏡(A.amoenum cv.‘Beni kagami’)、紅小町(A.palmatum cv.‘Beni komachi’)、紅小袖(A.palmatum cv.‘Beni kosode’)、紅漣(A palmatum cv.‘Beni sazanami’)、紅千石(A.palmatum cv.‘Beni sengoku’)、紅司枝垂(A.matsumurae cv.‘Beni tsukasa shidare’)、紅差(A.palmatum cv.‘Beni zashi’)、照葉(A.matusmurae cv.‘Teri ha’)、ブルッドグッド(A.amoenum cv.‘Bloodgood’)、ザビショップ(A.amoenum cv.‘The Bishop)峰定寺(A.mastumurae cv.‘Bujyo ji’)、バーガンディレース(A.matsumurae cv.‘Burgundy Lace’)、チシオインプルーブド(A.palmatum cv.‘Chishio improved’)、千歳山(A.amoenum cv.‘Chitose yama’)、コラリニュウムダッチ(A matsumurae cv.‘Corallinum Dutch’)、屯鶴峰(A.matsumurae cv.‘Donzurubo’)、初瀬(A.matsumurae cv.‘Hatsuse’)、日向山(A.amoenum cv.‘Hinata yama’)、緋の司(A.amoenum cv.‘Hi no tsukasa’)、笠置山(A matsumurae cv.‘Kasagi yama’)、華厳(A.matsumurae cv.‘Kegon’)、恭仁の里(A.amoenum cv.‘Kuni no sato’)、黒駒(A.amoenum cv.‘Kuro koma’)、三室(A.matsumurae cv.‘Mimuro’)、村雲(A.amoenum cv.‘Murakumo’)、紫伊呂波(A.amoenum cv.‘Murasaki iroha’)、筑紫潟(A.amoenum cv.‘Tsukushi gata’)、輪島(A.amoenum cv.‘Wajima’)、輪島蘇芳(A.amoenum cv.‘Wajima suo’)、八坂(A.amoenum cv.‘Yasaka’)、夕暮(A.amoenum cv.‘Yu gure’)などがあるがこれらを用いても良い。
モミジ葉1、モミジ葉2のみを用いたお茶としても十分美味しいお茶が作成可能であるが、モミジ葉1とモミジ葉2の混合比をそれぞれ60:40から70:30の間にすることで味、色、機能性の高いお茶を提供することができる。またこれに緑茶を混合してもよい。この比を外れると味、綺麗な赤色が劣る。
またモミジ葉をウーロン茶の半発酵及び紅茶の発酵のようにさせてモミジを収穫後、発酵させて乾燥した後、お茶にしてもよい。
図1は、本考案に係る健康茶の製造行程を示した図である。収穫したモミジ葉を乾燥させる。この時減圧乾燥であればなお良い。その後粉砕加工し、各葉を混合し、焙煎することで味、色もよく機能性の高い健康茶を提供することができる。
本考案に係る健康茶は金属の缶にいれても、また、ティーパックに梱包しても提供することができる。
本考案に係るモミジ葉にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含有されているが、アントシアニンは機能性が高く、抗酸化作用や視覚改善作用、メタボリックシンドローム予防作用、がん予防作用が報告されている。
アントシアニンを多く含有し、茶葉として使用され、美味しく、色が綺麗な赤色を呈するお茶として利用される植物は多くない。この一例としてチャ(Camellia sinensis)の一つの品種であるサンルージュなどが挙げられるが、生産量は多くなく、現状モミジ葉よりも高価であることが予想される。
また、ブルーベリーや紫いもなどアントシアニンを多く含有するものは、お茶を製造する事を考えた場合に、葉を使用するわけではないため、加工に多くの段階を踏まなければならない。一方、モミジのお茶を作るために利用される部分は葉であり、お茶への加工に向いている。よってアントシアニンを多く含有するモミジ葉を用いた健康茶を提供することで、より手軽にアントシアニンの摂取が可能な健康茶を提供することができる。
紅葉した時に赤くなるモミジの葉(モミジ葉1)としてオオモミジ(A.amoenum)葉と若葉の頃よりアントシアニンを多く含有し赤紫色を呈する園芸品種のモミジ葉(モミジ葉2)として野村(A amoenum cv.‘Nomura’)葉を収穫し、収穫直後に定温減圧乾燥した。これらを粉砕し、モミジ葉1:モミジ葉2=7:3の比で混合した。混合したものを140℃で焙煎した。
これを1gになるようにしてティーパックに詰めた。そしてこれをマグカップに入れてお湯を入れ、3分間蒸らした。
これにより非常に綺麗な紅赤色に色づいたモミジのお茶を得ることができた。
また味は香ばしく、飲みやすく、ほんのり甘く、後味がスッキリとして、美味しいモミジを利用した健康茶を得ることができた。
そして、モミジ葉のお茶の抽出物において酒石酸鉄比色法によりポリフェノール含有量を測定した結果、抽出物の22%がポリフェノールであった。
以上のことより、本考案によれば、現在までお茶として利用されたことがなく、新規のお茶の素材であるモミジの葉を利用することにより、未利用だった天然資源を有効利用することができる。さらにモミジで作成したお茶は美味しく、色も紅赤色で綺麗であることから、人々に喜びを与えることができ、かつ機能性成分の含有量も高いことから、人の健康に有益な健康茶を得ることができる。

Claims (6)

  1. 紅葉した時に赤くなるモミジ葉1を乾燥後焙煎して作成した健康茶。
  2. 若葉の頃よりアントシアニンを多く含有し赤紫色を呈する園芸品種のモミジ葉2を乾燥後焙煎して作成した健康茶。
  3. モミジ葉1とモミジ葉2を各種焙煎して混合した健康茶、もしくはモミジ葉1及びモミジ葉2を乾燥後混合して焙煎した健康茶。
  4. モミジ葉1とモミジ葉2を混合し発酵させた後、蒸して、乾燥した健康茶。
  5. モミジ葉1は60〜70重量%、モミジ葉2は30〜40重量%の混合比からなることを特徴とする請求項3または4に記載の健康茶。
  6. 請求項1ないし請求項5に記載のいずれかの茶に緑茶を混合した健康茶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017189169A (ja) * 2014-04-23 2017-10-19 日本製紙株式会社 糖吸収抑制用食品組成物
CN107668293A (zh) * 2017-10-27 2018-02-09 广西金花茶业有限公司 一种枫叶普洱茶的制备方法

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