JP3172871B2 - 安全弁 - Google Patents
安全弁Info
- Publication number
- JP3172871B2 JP3172871B2 JP23724797A JP23724797A JP3172871B2 JP 3172871 B2 JP3172871 B2 JP 3172871B2 JP 23724797 A JP23724797 A JP 23724797A JP 23724797 A JP23724797 A JP 23724797A JP 3172871 B2 JP3172871 B2 JP 3172871B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pressure
- valve body
- reaction force
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
Description
用いられる安全弁に関するものである。
体の弁座と、該弁座に離接する弁体と、該弁体を弁座に
圧接せしめるスプリングと、を備えている。
め圧力になると、バルブと弁座との間から微量の気体が
漏れ始め、更に吹出し圧力になると、弁体は弁座から離
れて開弁し、圧力容器内の気体は吐出口から大気中に排
出される。
吹き始める時の圧力であって、出口側で微妙なガスの流
出が検出される時の入口側の圧力である。
吹出す時の入口側における圧力で、計測できる程度のリ
フトをもつか、又は、連続した排出状態を認知できる状
態となる圧力をいう。この安全弁は、圧力が上昇する
と、弁座とパッキンの間より、微量の圧力気体が漏れ始
め、それを広い面積で受けて安全弁が作動し、圧力気体
が吹き出す。そして、異常高圧となっていた圧力容器内
の気体圧力が正常になると、バルブはスプリングに押圧
されて下降し着座する。
吹出される圧力気体は弁体の下面に案内されながら吐出
口に直行し、器外に捨てられるので、開弁のためにその
エネルギが十分利用されていない。そのため、急速に開
弁させ、圧力容器内の圧力を瞬間的に安全レベルまで降
下させることは困難である。
体の開弁方向の押圧力がかからないので、該弁体はスプ
リングの働きにより急激に降下し着座する。そのため、
パッキン等が破損することがある。
間的に開弁させると共に、ゆるやかに閉弁させることを
目的とする。
体出口に弁座を設けた本体と、該先端部に連結され、か
つ、吐出口を有するバルブケーシングの接続部と、該バ
ルブケーシングのガイド筒部に挿入され、かつ、スプリ
ングにより弁座に圧接される弁体と、を備えた安全弁に
おいて;前記本体の先端部と該弁体との間に設けられ、
かつ、前記弁体の水平な下面と、該下面と直交する方向
のガイド筒の垂直な内壁面と、前記本体の階段状の先端
部における弁座側の上段部と、により囲まれた反力室
と;該本体の先端部の下段部と前記ガイド筒部の内壁面
との間に形成され、前記反力室と該下段部側に位置する
前記吐出口とを連通させる絞り通路と;を備えているこ
とを特徴とする安全弁、である。
弁し、又、ゆっくりと閉弁させるためには、吹出される
圧力気体のエネルギを有効利用すれば良いと考え、その
具体的手段を検討した。その結果、本体の先端部と弁体
との間に反力室を設けることにより目的が達成されるこ
とがわかった。
流出方向を弁体の軸心方向に変換するので、それに伴い
弁体に反力が生じ、開弁力が補強される。又、閉弁時に
は該反力室内に滞留している圧力気体が降下抵抗となる
ので、弁体はゆっくりと降下する。そのため、弁体と弁
座とが激突することはないので、パッキン等が破損する
のを防止できる。
明する。本体1の後端は図示しない圧力容器に接続さ
れ、又、その先端部1aはバルブケーシング3に螺着さ
れている。
は圧力容器と連通している。該圧力導入孔の流体出口1
dには弁座5が設けられている。
筒部3bと接続部3cとからなる。この接続部3cの内
径はガイド筒部3bの内径より大きく形成され、その内
周面には、めねじが形成されている。この接続部3cに
は吐出口7が形成されている。この吐出口7は、接続部
3cの半径方向に形成されるとともに、大気に連通して
いる。
10を挿入し、該弁体10をガイド筒部3bに摺動可能
に挿入する。
ンドル15を挿入し、その先端部15aを該弁体10の
受溝16に嵌着する。該スピンドル15には上下のスプ
リング受17、18に挟まれたスプリング20が嵌着さ
れている。
ねじ21を螺着する。調整ねじ21を所定方向に回しス
プリング受18を押圧すると、スピンドル15の先端部
15aは弁体10を弁座5に向かって押圧し閉弁させ
る。この調整ねじ21によりパッキン11の押圧力を適
切な値に調節する。
ト、23はスピンドル15の移動規制をするストッパ、
24はストッパ23が挿着されているキャップ、をそれ
ぞれ示す。
力室30が形成されている。この反力室30は、上面、
即ち弁体10の水平な下面10aと、衝突壁面、即ち該
下面10aと直交する方向のガイド筒部3bの垂直な内
壁面3fと、本体の階段状の先端部1aにおける弁座側
の上段部41と、により囲まれた略方形状の円周空間部
である。なお、この上面はその全面にわたり下面10a
に含まれている。
吐出口7に連通している。この絞り通路31は先端部1
aの下段部42とガイド筒部3bの内壁面3fとの間に
形成された隙間で、軸心C方向を向いている。この隙間
の幅は吐出口7より狭く形成されているが、この幅は必
要に応じて適宜決定される。
器内の気体圧力が上昇すると、安全弁の本体1の圧力導
入孔4内の圧力気体A10の圧力が上昇し、所謂吹始め
圧力になる。
る気体圧力が、スプリング20の押圧力よりも僅かに大
きくなるとともに、パッキン11と弁座5との間からご
く微量の圧力気体A10が漏れ始める。
10aに沿って反力室30内を流れ、ガイド筒部3bの
内壁面3fに衝突して流れ方向を軸心方向Cに変換され
る。その後、この圧力気体A10は、内壁面3fに沿っ
て流れ、絞り通路31を通って吐出口7に向い、該吐出
口から大気中に放出される。
し圧力になると、弁体10の下面10aに更に大きな押
圧力が加わるので、該弁体10はスプリング力に抗して
上昇し、弁座5から離れる。
充満すると、弁体10に反力を生じさせるので、弁体1
0には、この反力と圧力気体A10の押圧力とがかかる
ことになる。
弁体10は前記反力と押圧力とにより瞬間的に大きな軸
心C方向の開弁力を受け、一気に開弁する。そのため、
漏れ始め圧力と吹出し圧力差の小さな安全弁を作ること
ができる。
ル15の後端は、ストッパ23に衝突し、弁体10の上
昇を規制する。そのため、ストッパ23の下端の位置を
調整することにより弁体10の最上昇位置、即ち、弁体
の開度を調整することができる。
常圧力になると、弁体10にかかる開弁方向の力はスプ
リング力より弱くなるので、弁体10は弁座5に向かっ
て移動する。
ている圧力気体A10の押圧抵抗を受けるので、該弁体
10はゆっくりと下降し着座する。そのため、弁体10
とパッキン11との激突を避けることができるので、パ
ッキン等の破損を防止することができる。
る。この実施例と第1実施例との相違点は、次の通りで
ある。(1)弁体10の下面10aに同心状の凹部40が
形成されていること。この凹部40は軸心Cに対して直
交方向の水平面40aと、軸心Cに対して平行な垂直面
40bと、を備え、この水平面40aには、パッキン1
1が配設されている。この水平面40aは反力室の上面
を構成しているが、この上面は全面にわたり前記水平面
40aに含まれている。該垂直面40bは反力室30の
衝突壁面を形成する。
傍の上段部41と、凹部40の水平面40aと垂直面4
0b(衝突壁面)とにより囲まれた空間であること。
明する。この実施例と第1実施例との相違点は、弁体1
0の外周面10fとガイド筒部3bの内壁面3fとが流
体潤滑隙間Tを介して対向しており、弁体10の摺動時
には、この流体潤滑隙間Tから微量の圧力気体A10が
流れ、逃し孔50から器外に排出されることである。こ
のガイド筒部3bは、所謂流体軸受と同様な作用を営む
ため、弁体10の外周面10fとガイド筒部3bの内壁
面3fとの接触摩擦が無くなるので、弁体10の摺動は
円滑となる。
る。この実施例と第1実施例との相違点は、弁体10の
外周面10fとガイド筒部3bの内壁面3fとが流体潤
滑隙間Tを介して対向しており、弁体10の摺動時に
は、この流体潤滑隙間Tから微量の圧力気体A10が流
れ、逃し孔50から器外に排出されることである。この
ガイド筒部3bは、所謂流体軸受と同様な作用を営むの
で、弁体10の摺動は円滑となる。
弁の際、弁体は押圧力を受けるとともに反力が発生す
る。そのため、従来に比べ、瞬間的に開弁することがで
きる。又、閉弁の際、弁体は反力室内に滞留している圧
力気体の押圧抵抗にさからって降下するので、ゆっくり
と着座する。そのため、弁体と弁座とは激突しないの
で、パッキン等の破損を防止することができる。
対応する図である。
対応する図である。
対応する図である。
Claims (1)
- 【請求項1】先端部の流体出口に弁座を設けた本体と、 該先端部に連結され、かつ、吐出口を有するバルブケー
シングの接続部と、 該バルブケーシングのガイド筒部に挿入され、かつ、ス
プリングにより弁座に圧接される弁体と、 を備えた安全弁において; 前記本体の先端部と該弁体との間に設けられ、かつ、前
記弁体の水平な下面と、該下面と直交する方向のガイド
筒の垂直な内壁面と、前記本体の階段状の先端部におけ
る弁座側の上段部と、により囲まれた反力室と; 該本体の先端部の下段部と前記ガイド筒部の内壁面との
間に形成され、前記反力室と該下段部側に位置する前記
吐出口とを連通させる絞り通路と; を備えている ことを特徴とする安全弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23724797A JP3172871B2 (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 安全弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23724797A JP3172871B2 (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 安全弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182777A JPH1182777A (ja) | 1999-03-26 |
JP3172871B2 true JP3172871B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17012588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23724797A Expired - Lifetime JP3172871B2 (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | 安全弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3172871B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6180211B2 (ja) | 2013-07-12 | 2017-08-16 | 富士フイルム株式会社 | ダイアフラム型共振memsデバイス用基板、ダイアフラム型共振memsデバイス及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP23724797A patent/JP3172871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1182777A (ja) | 1999-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4295941B2 (ja) | パイロット作動式逃し弁 | |
US7293574B2 (en) | Gas cylinder regulator | |
KR940001216B1 (ko) | 비류(非流) 조정 파일럿 조작식 압력 릴리이프 밸브 장치 | |
JP4035728B2 (ja) | サックバックバルブ | |
US5341838A (en) | Direct spring pressure operated valve | |
EP1712792A2 (en) | Control valve for variable capacity compressors | |
JPH0355708B2 (ja) | ||
NO178417B (no) | Trykkreduksjonsventil | |
US6289925B1 (en) | Regulator | |
US5899221A (en) | Fluid pressure regulator | |
US5657787A (en) | Gas pressure reducing regulator | |
JP3172871B2 (ja) | 安全弁 | |
US5305780A (en) | Pressure relief valve with auxiliary loading device | |
JP2572095B2 (ja) | 変調圧力作動パイロット調圧弁 | |
JP3066511B2 (ja) | 消防用設備の開閉弁 | |
JP4368445B2 (ja) | 安全弁 | |
JP3752586B2 (ja) | 流体制御器 | |
JP2002276835A (ja) | 幅広い開口を備えたバルブ、及びこのようなバルブを備えた圧力調節器 | |
JP3393291B2 (ja) | 安全弁 | |
JP3054996B2 (ja) | 安全弁 | |
JPS59133878A (ja) | 造り付け制御安全弁 | |
JP3583851B2 (ja) | クリーンガス用減圧弁 | |
JP3028399B2 (ja) | 安全弁 | |
JP2002071048A (ja) | 自動圧力調整弁 | |
JPH06200870A (ja) | バルブユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |