JPH0355708B2 - - Google Patents

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JPH0355708B2
JPH0355708B2 JP5648682A JP5648682A JPH0355708B2 JP H0355708 B2 JPH0355708 B2 JP H0355708B2 JP 5648682 A JP5648682 A JP 5648682A JP 5648682 A JP5648682 A JP 5648682A JP H0355708 B2 JPH0355708 B2 JP H0355708B2
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volume
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poppet
tank
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K47/00Means in valves for absorbing fluid energy
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/02Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
    • F16K17/04Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded
    • F16K17/10Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded with auxiliary valve for fluid operation of the main valve
    • F16K17/105Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded with auxiliary valve for fluid operation of the main valve using choking or throttling means to control the fluid operation of the main valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7758Pilot or servo controlled
    • Y10T137/7762Fluid pressure type
    • Y10T137/7764Choked or throttled pressure type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7758Pilot or servo controlled
    • Y10T137/7762Fluid pressure type
    • Y10T137/7769Single acting fluid servo

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は瞬間開口即ちポツプ式の逃し特性を有
する圧力操作リリーフ弁に関する。
〔従来の技術〕
リリーフ弁には比例式開口特性を有するものと
瞬間開口特性を有するものに大別される。
この比例式開口特性を有するリリーフ弁は、一
定圧力又は設定圧力とその弁に作用する圧力との
差に比例する、ベント即ち逃しを得るためのもの
である。一方、瞬間開口即ちポツプ式リリーフ弁
は、検出圧力が一定または設定圧力を超えたら、
一定かつ最大の吐出しを行なう特性を有する。
以下に従来の改良されたパイロツト操作リリー
フ弁の一例を第1図〜第9図に示す。
第1図ないし第9図に示すように、第1段目1
0及び第2段目41を本体4内に収納したパイロ
ツト弁5はメイン弁7の上端に近接して取付けら
れ(第3図)、このメイン弁7は第2図、第4図
及び第5図のようにメイン弁頭ポート61及びパ
イロツト弁5のベント・ポート11を通してパイ
ロツト弁5とつながつている。この実施例におい
ては、61と11は導管11aで接続されてい
る。さらに第3,4及び5図について述べると、
メイン弁7とパイロツト弁5とを接続している外
圧管6は、一端がタンク圧検出のためにパイロツ
ト弁5の入口ポート12と連通し、他端は圧力タ
ツプ63として、メイン弁入口フランジ66とメ
イン弁入口65の直ぐ上のメイン弁7の下部に収
容されている。この圧力タツプ63は感圧チユー
ブ64と連通し(第2図)、これによつて、常時
タンク圧力をパイロツト弁5に供給している。ま
た通常は、メイン弁7のメイン弁入口フランジ6
6は圧力タンクまたは圧力導管に取付けられてい
る。
従つて、前記圧力タンクまたは導管内のガス状
製品がメイン弁7を経てベントされるように圧力
操作リリーフ弁は動作するものである。
次に上記のようにメイン弁7と連通したパイロ
ツト弁5内の圧力経路を弁の非リリーフ状態をも
とに説明する。
タンクのガス圧が調節可能な圧縮ばね30の負
荷によつて決定された第1段目10のリリーフ設
定値より低い場合、第1,2及び4図に示すよう
に圧力容器又は導管からのガス圧は直接メイン弁
ピストン69に加わり、さらにメイン弁入口6
5、感圧チユーブ64、圧力タツプ63を通つて
外圧管6、圧力入口ポート12と第2段のポート
57、第2段の中ぐり部分55及び56、第2段
のポート54、ベントポート11及び導管11a
を通つてメイン弁頭容積部68に供給される。こ
のようにピストン69の上下面には同一のタンク
圧力が加わるが、その上面74の方が下面75よ
りも面積が大きいので、ピストン69を押し下げ
る力の方が大きくなり、結局メイン弁7は閉塞し
たままである。またこのとき後述する第2段目4
1のプランジヤ・アセンブリ42は、そのボア4
0内の摺動部材である閉塞部材48の上端面には
チヤンバ52内の圧力である大気圧が作用し、該
閉塞部材48の環状の下面には中ぐり部分56内
の圧力であるタンク圧力が作用しているので、押
し上げられた状態となり、下部のシール48cは
本体4の下部シール45に密接したままである。
圧力はさらに、パイロツト弁の内部において
(第1図参照)、ポート57から第1段のクロス・
ポート24、第1段入口ポート17及びフイルタ
ー15に連通して、第1段10に作用する。従つ
て、ガスの圧力は第1段入口ポート17及びポペ
ツト・アセンブリ18の下端面に加わり、第1段
10のポペツト・アセンブリ18を上方へ押し上
げようとする。
またフイルター15はテスト・ポート14a及
びクロスポート24とを有しており、かつボール
状密封部材16に対する案内部を形成し、さらに
そのフイルター媒体を通して、これらポート24
及び14aを第1段入口ポート17と連通してい
る。なおボール16はポート14aもしくは24
に、後述の如く密接する。
“第1段10のポペツト・アセンブリ18につい
て” 第1図と、さらに詳細に、第6図及び第7図に
示されるように、第1段の弁座28に当接する第
1段のポペツト・アセンブリ18は感流、感圧素
子の役目をするもので、以下のように構成されて
いる。
即ち中央部のピストン18c及びそのピストン
上部に下方に拡がつた肩部19を有し、この肩部
19とピストン18cとの間にそれらと同心的に
設置された弾性体からなる密封部材25はピスト
ン18cの上昇端で上部弁座20に密接する。
また前記のポペツト・アセンブリ18は、さら
に上記肩部19の上端にポペツト弁心棒18bを
上方に延設している。そしてこの弁心棒18bは
往復運動ができるように、第1段10の内部の弁
座リテイナ20aの内側に、これと同心に取付け
られている。なおリテイナ20aの下端は前述の
上部弁座20を形成している。
さらに前記ポペツト弁心棒18bの上端18d
は常時ばね30により下方に押圧されたばねリテ
イナ30aと接触している。またこのばねリテイ
ナ30aは前記弁座リテイナ20aの上面20b
とは接触していないので、このリテイナ30aと
上面20bとの間の〓間が形成されており、この
〓間の存在によつてポペツト弁心棒18bに加わ
る圧縮ばね30の力を調整することができる。
また前記弁座リテイナ20aは、さらにポペツ
ト弁座リテイナ29の延長部分の内側に螺行可能
に係合されている(第1図)。このねじ込み係合
並びに前述のピストン18cと20aとの間の相
対的運動とによつて、上部弁座20に対するポペ
ツト・シール25の垂直方向の位置調節が可能で
ある。この構造はリリーフ動作中における、ポペ
ツト・アセンブリ18を持上げるそれぞれ力に対
する密封部材25の上部弁座20への適正な密接
動作の個別調節を可能にし、不安定な動作状態を
解消する。
また、前記第1段10のポペツト・アセンブリ
18及び弁座28には、信頼性のある繰返し可能
なポペツト動作を得るために、特定の環状の遊〓
が設けられている。これらの遊〓は、第1段のポ
ペツト・アセンブリ18の反カリツプ21と弁座
リテイナ29の内径との間の遊〓37、ポペツ
ト・アセンブリ18の中間外径部33と弁座28
の内径との間の遊〓39、及びピストン18cの
下端外径部34と弁座28の内径部28bとの間
の遊〓38である。
そしてさらにこれらの遊〓と関連して、設けら
れているのは、上記下端外径部34とシール17
aとの縦方向の重なり部36並びに上記中間外径
部33と弁座28との縦方向の重なり部35であ
る。
“第2段41のプランジヤ・アセンブリ42につ
いて” 第2段41(第1,4及び5図参照)はプラン
ジヤ・アセンブリ42を有し、このアセンブリ4
2は、下部の中ぐり部分55と上部の中ぐり部分
56とからなるボア40内を往復運動する閉塞部
材48を有している。この閉塞部材48には上端
48aと弾性体操作シール48dを有し、プラン
ジヤ・アセンブリ42はこのシール48dにより
閉塞部材48の上方と下方との差圧に応答して、
ボア40内で上下の往復運動可能である。またこ
のアセンブリ42は最下方に移動したときに中ぐ
り部分55と56とを密封遮断する中間シール部
48bを中間部に有す、かつ最上方へ移動したと
きにボア40内を大気へ通じているベント13か
ら密封遮断するシール48cを下端部のプランジ
ヤ下部シート・リテイナ43に有する。
次にタンク内の圧力が種々変動した際の動きに
ついて説明する。
(a) リリーフ動作時 上述のようにタンク内の製品ガス圧力はパイ
ロツト弁5の第1段10のポペツト・アセンブ
リ18の下端面に加わつているので、この圧力
によつてポペツト・アセンブリ18には押し上
げられる力が常に働いている。そしてガス圧力
が上昇して上記押し上げ力が、ばね30のアセ
ンブリ18への押し下げ力を上回ると、アセン
ブリ18は上方へ移動し、その下端外径部34
はシール17aから離れ始めて、ガスは第1段
10の第1段入口ポート17から後述する特有
の作用を有するポペツト・アセンブリ18の遊
〓38,39等を通つて第2段42のチヤンバ
52内及びポペツト・アセンブリ18と弁座リ
テイナ20aとの遊〓18aを通つて大気中に
流れ始める。
最初の製品圧の上昇が小さければ、ポペツ
ト・アセンブリ18の密封部材25は上部弁座
20に密接せず、該アセンブリ18は宙に浮い
た状態となり、従つて遊〓18aを通つてガス
が直接放出され、その結果タンク内ガス圧力が
設定圧以下に戻るとポペツト・アセンブリ18
は再びシール17aに着座する。
一方ガス圧の超過量が大きいときは、ポペツ
ト・アセンブリ18の上昇量も大きくなり、ア
センブリ18の密封部材25は上部弁座20に
密接するので上記遊〓18aを通るガスの流れ
は閉ざされてしまう。従つて過剰圧の製品はす
べてチヤンバ52内に流入する。そしてチヤン
バ52内に入つたガスは急激に体積が膨脹する
のでその超過圧がそのままの大きさで直接作用
することない。従つて上記ガス圧の超過量が比
較的大きい場合でも、チヤンバ52内に流入し
た当初においてはいきなりプランジヤ・アセン
ブリ42を押し下げることはなく、徐々に上昇
するチヤンバ52内のガス圧によつて、比較的
ゆつくりとプランジヤ・アセンブリ42は押し
下げられる。この動作中に入口ポート12から
加わるガス圧力は、ポート57を通して中ぐり
部分56内で閉塞部材48の下面にも加わつて
いるので、プランジヤ・アセンブリ42の下降
速度は一層制限されて緩やかな動作が可能とな
る。また完全に押し下げられると中間シール部
48bにより中ぐり部分55はタンク内のガス
圧力が作用している中ぐり部分56とは遮断さ
れるので、タンク内ガス圧はもはやメイン弁頭
容積68に作用することはない。
このような緩やかな動作によつて、本体4内
のポート54に連通するメイン弁頭容積68内
のガスは第2段41の中ぐり部分55を通つて
徐々に開く下部シート45とシール48cとの
間〓からゆつくりと大気中に放出されるので、
メイン弁頭容積68内は徐々に減圧され、従つ
てメイン弁ピストン69はタンク内のガス圧に
よつて押し上げられてタンク内ガスは流路71
を通つてメイン弁7の出口67から放出され、
タンク内の圧力は下降する。
(b) リセツト動作時 上記リリーフ動作によつてタンク内のガス圧
力が設定圧以下に下がると、先ずポペツト・ア
センブリ18がばね30の力によつて下降し始
める。そして同時に大気へ通じる遊〓18aが
開放されるのでチヤヤンバ52内のガスが大気
中に放出し始める。またポペツト・アセンブリ
18がシール17a上に着座する直前には後述
の遊〓38,39の作用によつて、ポペツト・
アセンブリ18には上向きの力が生じているの
で、該アセンブリ18は比較的ゆつくりとした
速度で着座する。その結果第2段41の閉塞部
材48の上面には上記遊〓18aを通つて徐々
に大気圧まで減圧するチヤンバ52内の圧力が
加わり、下面には入口ポート12、ポート57
及び中ぐり部分56を通してタンク内のガス圧
が加わる。従つて次第にプランジヤ・アセンブ
リ42は上方へ押し上げられて下端部のシール
48cはシート45に密接するようになり、同
時に中ぐり部分55と56は再び連通するよう
になるので、タンク内のガス圧力がメイン弁頭
容積68に加わつてメイン弁ピストン69を押
し下げ、メイン弁7は閉塞する。
上記のようなリリーフ動作又はリセツト動作時
における本発明の優れた特徴は第1段のポペツ
ト・アセンブリ18に含まれる流量制御素子、よ
り詳しくはピストン18cの使用によるものであ
る。そこでリリーフにおけるこのポペツト・アセ
ンブリ18の動作を次に説明する。即ち第6図及
び第7図のように、第1段のポペツト・アセンブ
リ18の下端外径部34の下面に作用するタンク
圧力が調節ばね30の力を超えると、これに密接
しているシール17aに生じている重なり部36
において第1段入口ポート17を最初は閉塞し
つゝ、ピストン18cが垂直方向、即ち上方に移
動し始める。この時点では、ポペツトとシールと
の間の遊〓39の幅の方が遊〓38の幅より小さ
いのでアセンブリ18の下端の外径部34とシー
ル17aとで形成されている閉塞が破れると、遊
〓38及び39を通るガス流量は主として環状の
遊〓39の重なり部35の長さによつてコントロ
ールされる。さらに、遊〓39に関連する重なり
35の長さは重なり36の長さよりも大としてあ
るので、ポペツトの移動によつて、ポペツトとシ
ート間の遊〓を通るようになつた製品の流れは上
記と同様に遊〓39がコントロールする。結局遊
〓39即ち重なり部35によりガスの流れが制限
されて初期の流れに対する抵抗が大きくなり、急
激なポペツト・アセンブリ18の動作はコントロ
ールされる。
またポペツト・アセンブリ18cの中間外径部
33の横断面積は下端外径部34の横断面積より
大きいことから遊〓38を通過するガスの流れ及
び遊〓39を経て生じる圧力低下は、さらに付加
的な上向きの力をもたらす。そしてこの流量をコ
ントロールする遊〓39による付加的圧力低下は
重なり部35がセロに近づくまで続く。さらに、
第6図中32で示される外径部のピストンの反力
リツプ21の下面には、上記遊〓39を通過した
流れがもう一つの付加的な圧力を作るので、流れ
を示す矢印78(第7図)が示すように、ポペツ
ト・アセンブリ18には絶え間なく増大する上向
きの力が得られる。
そしてこの反力リツプ21が形成する環状チエ
ンバ26によればリリーフ動作はさらに改善され
る。即ちこれは、前記反力リツプの外周の周縁2
1a及び環状のシート表面28aの間の遊〓37
によつて、持上げ動作時に、反力リツプ21の下
方におけるガスの半径方向への流れを制限するよ
うな抵抗が生じるので、ポペツト・アセンブリ1
8が上昇し始めて上記遊〓39の重なり部35が
ゼロになつた後でもアセンブリ18を押し上げる
力はわずかづつ働いていることになる。このパイ
ロツト弁においては前記ポペツトの外径部と各遊
〓の組合せはこのような特徴を有効に発揮するよ
うに設計されている。
これらのことからこのパイロツト弁と先行技術
によるポペツト設計との相違点としては、上記の
構造によると、リリーフ動作中は安定して増大す
る持上げ力が得られ、それにより、リリーフ時に
ポペツトが元に戻る動作をしないので信頼度の高
いポペツト持上げ動作が行なわれることである。
従つて上記の構成がないと、最初のポペツト持上
げ後、ポペツトとシートとの間の遊〓を経て急速
に圧力が低下してしまうので、ポペツト・アセン
ブリ18に対する充分な垂直持上げ力が失われ、
部材のチヤタリングまたは過度のシマリングまた
は予漏洩を伴なう部分的な開放が生じることにな
る。なおこのようにチヤタリング等の発生した条
件下で、ポペツトの不安定性をなくして完全なポ
ペツト動作とリリーフ弁操作を行うためには、タ
ンクの圧力がリリーフ設定値を相当超える必要が
ある。
このようにチヤタリングまたはシマリングする
ポペツトの場合には、リリーフ弁は正しい動作が
得られず、そして弁の寿命は短かいことが知られ
ている。
換言すれば、上記のパイロツト弁により、動作
時に、第1段のポペツト・アセンブリ18及び第
2段のプランジヤ・アセンブリ42並びにその周
囲の容積内で生じる圧力変化をコントロールする
ことによりリリーフやリセツト動作に対応して第
1段のポペツトと第2段のプランジヤの第1位置
から第2位置への動きが調整されることになる
が、これらの圧力コントロールは弁操作で重要な
ものである。即ちもしこれらの圧力がリセツトの
際に早すぎて減衰したり、持上げ時に早すぎて上
昇したりすると、弁が好ましくない減衰振動、即
ちチヤタリングをすることになるからである。
しかし上記の構造によれば、ポペツト・アセン
ブリ18下部の各外径部の面積差及び各連する遊
〓の一定の組合せの採用によつて、各遊〓近傍の
圧力減少が一定速度になり、それによつて、第1
段のポペツト・アセンブリの下降及び上昇動作と
それに関連する第2段のプランジヤ・アセンブリ
42の動作が確実にコントロールされる。
次に上記のパイロツト弁(第1図参照)の他の
特徴について述べる。即ち第1図に示すように圧
力の入口ポート12につながるクロスポート24
と現場でのテスト用入口ポート14との間に、ボ
ール状密封部材16を配置したことにある。この
ボール16はフイルター15内に収納され、ポー
ト24と、テスト用入口ポート14が形成するテ
スト用入口シート14aとの間を水平移動する。
現場テストは空気又は他の適当な媒体を、一定
の既知圧力で入口ポート14へ供給して行われ
る。タンクのガス圧がテスト媒体の圧力よりも高
く、かつ第1段10のリリーフ設定点よりも低い
と、ボール16は入口シート14aに密接してパ
イロツトのテスト接続を閉鎖する。
次にタンク圧力よりも高い値のテスト用ガスを
供給すると、フイルター15の内部でボール16
が横に動いてポート24を閉じ、それによつてタ
ンク内のガスが隔離される。そしてテスト用ガス
の圧力をさらに増加して、第1段10の設定圧を
超すようにすれば、タンクの圧力をリリーフ設定
値まで引き上げることなく、パイロツトとメイン
弁とを動作させることができる。
次にテスト用圧力が減少すると、ボール16は
入口ポート12及びクロスポート24を通してタ
ンクの圧力が第1段10に加わるように反動し
て、入口シート14aを再び閉塞する。これによ
つて、テスト装置をポート14から取外す際にタ
ンク内のガスを不用意に逃がすことが防止でき
る。
従つて上記のようなパイロツト動作試験用回路
によれば前記ボールの使用によつて、タンクの圧
力を上げずにリリーフ弁の動作並びにリリーフ設
定点をテストできる。しかも、パイロツトを作動
するのはほんの僅かな量のガスしか必要でない。
またこのようなパイロツト弁の付加的な特徴の
一つとしては、第1図において第2段41のガス
の放出口であるスクリーン8の代りに、貫通孔の
ない円板を使用して第2段41のベント13を密
封することである。即ち、この円板をスクリーン
8の位置に設置して、テスト用入口ポート14か
ら第1段の設定圧より高圧のテスト用圧力を供給
すると、第1段のポペツト・アセンブリ18及び
第2段のプランジヤ・アセンブリ42は前記のよ
うに移動するので、これらパイロツトのテスト操
作を実施できる。しかもこの場合はメイン弁頭容
積68は密封されたベント13に連通しているの
で、メイン弁ピストン69は移動することがな
く、メイン弁を経てガスが損失することがないの
で、テスト用に製品ガスの無駄な放出がなくなる
利点がある。
さらに他の付加的特徴としては上記パイロツト
弁には、第1図、第4図及び第5図、特に第8図
及び9図に示すように参照数字100で示される
流量アダプタを設置したことである。そして第1
図と第4図では、このアダプタ100を使用した
パイロツトとメイン弁との組合せが、静止状態、
即ち流れのない状態で示されている。このような
状態で、制御ボール116即ち球体は第1図に示
すように中央導管106の下端部に静止してい
る。第5図では、ベントしている状態で示され、
この場合、中央導管106の最上端、即ち開口1
10に横に配置されている保持ピン115に最上
部のボールが当設しそこに保持されるように、前
記制御ボール116が位置する。従つて、流量制
御ボール116は、中央導管106の下部にある
ばね120の下端部と、その上端にあるピン11
5とによつて、導管106内に保持される。即ち
ガスの流れによつてボール116が中央導管内を
移行するが、このボールの運動は前記ピン115
及びばね120によつて限定されている。
しかも第4及び5図に示されるように、前記流
量アダプタ100は圧力操作パイロツト弁5と前
記メイン弁7の平衡ピストン69の弁頭容積部6
8との間の連通路内に配置されている。このため
該アダプタ100はこの位置において、流体がメ
イン弁頭ポート61を通つて流れるときにその流
れを制限するようにして、メイン弁のピストン6
9の動作をコントロールする。従つてこのような
アダプタ100によつて、従来のメイン弁に見受
けられるチヤタリングは一層防止される。また製
品の流れによつて導管106内に集まる傾向のあ
る破片その他のゴミなどは、ボール116の上下
の動きがあるために、ボール116と導管106
との間のスペースにたまりにくくなり、アダプタ
100によるガスの清浄作用が働く。
〔発明の解決しようとする問題点〕
このように従来の改良されたリリーフ弁におい
ては、相当な数の高圧移動シールを含む機械的平
衡構造が採用されている。従つてこれらの構造
は、使用中に、ヒステリシスの増加及び作動時の
摩擦力の増加等のため弁の動的安定性が悪い。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記に鑑み検討の結果、メイン弁のリ
リーフ時又はリセツト時のスムーズな応答性を実
現し、パイロツト弁やメイン弁の圧力変動に対す
る安定した制御特性を提供し、さらにこのような
パイロツト弁と設定圧の校正のためのパイロツト
動作試験用回路とを組合わせたパイロツト操作リ
リーフ弁を開発したものである。
即ち本発明リリーフ弁の1つは、メイン弁7の
入口でタンク内の製品ガス圧力を検出し、かつそ
の圧力の過剰量に比例して製品圧力をリリーフす
るメイン弁の上方の弁頭容積の圧力を操作して上
記のリリーフ動作を行なうパイロツト弁におい
て、弁本体133内に上記弁頭容積と連通する下
部ポート150を形成し、かつ該ポート150と
連通し、内周側面部に大気に通ずるベント・オリ
フイス147を形成したシリンダー状の容積部1
42cを設け、該容積部142c内に、上記ベン
ト・オリフイス147を形成した位置の上方の内
周面でシールされて上下に摺動自在で、かつ上端
面からばね135によつて押圧された垂直延長部
142aが容積部142cの上部に形成される上
方容積142bと上記容積部142cの上方の本
体部材を貫通して延設され、及び非リリーフ時に
は上記押圧ばね135により下端面の周縁が上記
下部ポート150と上記容積部142cのベン
ト・オリフイス147との連通を密封遮断するポ
ペツト142を設置し、かつ上方容積142bと
下部ポート150とを連通する通路143を上記
ポペツト142内に設け、さらに上記ばね135
で押圧されている垂直延長部142aと連動する
ダイヤフラム141を本体133に固定し、該ダ
イヤフラム141に接してその下方の本体内に検
出容積141aを設け、加えて該検出容積141
aとタンク内とを連通し、さらにタンク内と下部
ポート150とを絞り弁165を介して連通して
なることを特徴とするものである。
そして本発明の他の1つは、上記のリリーフ弁
においてさらにタンク内と検出容積141aとの
連通路に、両端の開口158,155を密封する
ボール状密封部材154を転動自在に収納した内
部空間を有するバルブチヤンバー156を、該内
部空間と検出容積141aとが連通し且つ一方の
開口端158とタンク内とが連通するように設
け、かつ他方の開口155を大気に開放したパイ
ロツト動作試験用のテストポート152に接続
し、さらに下部ポート150とタンク内とを連通
する絞り弁165を有する連通路はバルブチヤン
バー156を介することなく形成したものであ
る。
〔実施例〕
次に本発明の一実施例を説明する。
第10図及び第11図に示すように、パイロツ
ト弁131は本体133を有し、その本体133
の内部には内部ポート、フイルター及び感圧素子
が設けられている。また本体133の上部にハウ
ジング132が取付けられて、弁の上部を保護し
ている。そしてハウジングの内側には前記本体1
33の上方に圧縮ばね135が設けられ、このば
ねは上下ばねリテイナ137と137aとの間に
配置されている。さらにばね調節アセンブリ13
6が、上部調節ねじもしくは他の位置決め装置1
38と、サポート130を通して前記本体の上端
に取付けられたばね調節器保持アセンブリ134
とから構成されている。
従つて、圧縮ばね135は前記リテイナ137
と137aとの間に圧縮され調節可能に保持さ
れ、調節ねじ138を回転させることによりその
垂直方向の高さとその圧縮力を変えることができ
る。なお前記ねじが回転するとき、上部ばねリテ
イナ137は、該リテイナ137と調節器保持ア
センブリ134の下部との間に取付けられたピン
129によつて回転を止められている。
またばね135の下端の下部ばねリテイナ13
7aのさらに下端面からは、圧力検出用ダイアフ
ラム141に対して、ばね/ダイアフラム連接部
材139が、ダイアフラム板140を通して圧縮
力を加えている。このダイアフラムはその周縁
を、本体133の上部と上部ストツパ140aと
の間に保持されシールされている。またダイアフ
ラム板140はダイアフラム141に固着されて
いるので、ダイアフラムの検出容積141aの内
圧がばね135の力に対抗する力を発生するとき
に垂直運動する。
ダイアフラムの上部ストツプ140aとダイア
フラム板140上面との間の環状遊〓によつて、
ダイアフラムの垂直運動は制限される。またダイ
アフラム板140の側面と上部ストツプ140a
の内周面とダイアフラム141とに囲まれてさら
に環状空間140bがあり、この環状空間140
b内に2次シールリング140cが配置されてい
る。
この2次シールリング140cは次のような作
用をなすものである。
即ち製品ガスの大きな超過圧力が検出容積14
1aへ入ると、ダイアフラム140の垂直移動は
上部ストツプ140aによつて限定される。然
し、この際にダイアフラムは前述のリング140
cの設置してあるダイアフラム上面のダイアフラ
ム板140と接していない部分(第11図中14
0dで示す)で破裂する可能性がある。このよう
なダイアフラムを破裂させたり損傷させるような
超過圧力の場合には、リング140cがダイアフ
ラム板140と上部ストツプ140aとの側面間
で形成される空間上部の140eで示される位置
に移動して2次的なシール作用をする。
なおこのリング140cは圧力下で半永久的な
シールの役をつとめる変形可能な材料を使用した
ものである。このような構成とすれば破裂部分か
ら逸出する製品の量は最小であり、弁はある一定
時間動作を続ける。従つて製品の予期されない超
過圧力が弁に加わるような情況においては、この
2次的シールは先行技術による弁に対して大きな
改良点である。
次に上記ダイアフラム板140は垂直延長部1
42aの上端に密閉的に取付けられる。従つてダ
イアフラムの力は板140を通して垂直延長部1
42aに伝達されて、これにより垂直延長部14
2aの他端を連結したポペツト142が一体に動
く。また該ポペツト142により仕切られるポペ
ツトの上方容積142bとポペツトの下方容積即
ち下部ポート150とはポペツト142を上下に
貫通するポート143によつて流通している。
またダイアフラム141に加わる力によつて作
動されると、ポペツト142は排出ポート151
を側部に有し、及び前記下部ポート150を下方
に有するチヤンバ142c内を往復運動する。そ
してチヤンバ142cは排出ポート151からベ
ント・オリフイス147を経て、パイロツトのベ
ントポート148とを連通する。またチヤンバ1
42cは下部ポート150からヘツドポート14
9及び導管11a(第10図)を経て、メイン弁
頭容積68と連通する。
またダイアフラムの検出容積141aは、バル
ブチヤンバー156及び通路160を経て、絞り
弁165を通り、ポペツト142の下部ポート1
50と連通する。この絞り弁165は弁の外側か
らアセンブリ144を調節することによつて手で
調節できる。そしてこの実施例では、弁の動作と
の相関関係を容易にするために、流量制御値を外
側のアセンブリ144に目盛つてある。
またダイアフラムの検出容積141a及び下部
ポート150は、本体133内の通路159と1
60を通り、バルブチヤンバー156のボール・
セレクタ・アセンブリ154aを経て、テスト用
ポート152と連通している(第13図)。上記
アセンブリ154aは、テスト用入口シート15
5とタンク圧力出口シート158間を移動自在な
閉塞部材、即ちボール154を有する。前記タン
ク出口シート158は、ポート12、外圧管6及
び感圧チユーブ64を経て、タンク内に連通して
いる。さらにフイルター157は、管6を通つて
タンク出口シート158を経て流れる被濾過製品
ガスをパイロツト弁131の感圧部分へ流す際に
ボール154を入口シート155側へスムーズに
移動させるための案内役をつとめる。
次にこのようなパイロツト弁の動きを説明す
る。
正常の運転条件下での動作中、タンク内のガス
圧力が大気圧以上であれば、ボール154は強制
的にテスト用ポートの入口シート155と密封係
合されている。
正常の非ベンテイング動作中、即ちばね135
によるパイロツトの設定値よりも製品圧力が低い
状態において、もし、この設定をテストする必要
が生じた場合には、テスト用ポート152を通し
てテスト・ガスを導入し、次のようなパイロツト
動作試験用回路により行なう。
第10及び第13図において、テスト・ガスの
圧力がタンク内のガス圧力を超える場合、ボール
154はタンク出口シート158と密封係合し
て、それにより、テスト用ガスフイルター15
7、通路159を通過して、ダイアフラム検出容
器141aに増大した圧力をかける。ボールがこ
の位置にあると、タンクの圧力は依然として、管
6から、通路160、絞り弁165を経て、メイ
ン弁頭容積部68並びにポペツト142の下面及
びポート143を経て上方容積142bに通じて
いる。
従つて、テスト用ガスはダイアフラムに圧力を
かけてパイロツトを操作するためにのみ使用され
る。このようにテスト用に使用するガスは、バル
ブチヤンバー156、通路159及びダイアフラ
ムの検出容積141aの圧力をタンク圧力以上で
あつてばねによる設定圧若しくは、それより若干
高い圧力まで上げるのに要する極めてわずかなガ
ス量のみである。これ以外の、パイロツト並びに
メイン弁をテスト中に操作するのに要するガス流
量はすべてタンクから供給される。
再び第10及び11図について説明すると、パ
イロツト動作の詳細は以下の通りである。製品圧
力が圧縮ばね135に加えた圧縮力によつて予め
決定された設定点より低いと、ポペツト142は
下端面周囲がポペツトのシート・シール145と
密封係合し、さらに上部シール145a及び延長
部145bを介して、ハウジングとも密封係合し
ている。
(a) リリーフ動作について ダイアフラムの検出容積141a内のガス圧
力が、ばね135の圧縮によつて生じた対抗力
に打ち克ち力がダイアフラムに加わるとポペッ
ト142は垂直上方に動きだして、ダイアフラ
ム板140と一体の垂直延長部142aの取付
板200と、本体133に固着した固定板20
1との間が離れる。そしてポペツト142が垂
直に動くにつれて、ポペツトとシート・シール
145との密封係合が破れて、タンク内の製品
ガスがメイン弁入口65の感圧チユーブ64か
ら絞り弁165を経て、パイロツトの下部ポー
ト150、そしてベント・オリフイス147を
通るようにポペツトの容積部142cを流れ
る。
上記絞り弁165を通つて147へ流出する
流れによつてもたらされ圧力低下のために、メ
イン弁頭容積68の圧力は下部ポート150に
おける圧力より大になり、メイン弁頭容積68
内のガスも147及び148を通してベントす
る。
ここで上記ポペツト142の動きについて説
明する。先ずポペツト142に加わる力の一定
の片寄りは、ポペツトの上面と下面の差によつ
て得られる。即ちポペツト142の上方容積1
42bに接するポペツト142上面の面積は下
部ポート150及びシール145と関連するそ
の下面の面積より小である。そしてポート14
3によつて上方容積142bと下部ポート15
0のガス圧力が等しくなつているので、ポペツ
ト142には面積差に起因する正味上向の力が
生じている。
ところで弁のリリーフ動作が生じると、前述
のようにタンク内の製品ガスがメイン弁入口6
5の感圧チユーブ65から絞り弁165を経て
流れ、これによつて、ポペツト142の下方の
圧力は低下する。しかし上方容積142bの圧
力は依然高いままであるので、短時間の間は、
実質的にポペツト142を再閉鎖しようとする
傾向、即ちポペツト142を下へ押し下げよう
とする力が生じる。
上記リリーフ時にポペツト142に加わる正
味上向きの力と同じく上記下向きの力との相互
作用によつて、パイロツトの動的な安定性は増
大する。
このようなポペツト142への押し下げ力を
発生させる絞り弁165の構成と他の作用を次
に説明する。
先ずこの絞り弁165は弁の本体133に形
成された空洞168の中に配置されている。こ
の空洞168は通路160を通してバルブチヤ
ンバー156と連通し、さらに外圧管6を通し
て感圧チユーブ64によりタンク内と連通して
いる。さらに、空洞168は下部ポート150
及び通路61に連通しており、結局タンク内製
品ガスとメイン弁頭容積68とを連通させてい
る連通路上に形成されているものである(第1
0及び11図)。
さらに上記空洞168には、閉塞部材166
が配置されている。この部材166は調節可能
に本体133に取付けられ、空洞168の内部
で横に動けるようになつている。そして調節可
能なオリフイス170は流量制御シート167
と、部材166の円錐形尖端部169とで形成
されており、このシート167を通るガスの流
通路の断面積を尖端部169を前後させながら
調節するものである。
そしてリリーフ時に絞り弁165がオリフイ
ス170を小さくする、即ち流通路を大巾に制
限するように調節されると、ポペツト142下
方の下部ポート150での最初の圧力低下が大
になり、ポペツト142の上方への移動は短時
間ですむので、結局メイン弁ピストン69の動
きが比較的早くなる。逆にリリーフ時に絞り弁
165のオリフイス170を大きくする、即ち
流通路の制限を小さくするか或いは全く制限を
なくすかして、絞り弁165前後の差圧が小さ
くなると、ポペツト142の上昇速度もゆるや
かとなり、結局メイン弁ピストン69の速度と
行程が大巾に減少する。
従つて絞り弁165を調節することでメイン
弁の動作をコントロールできる。
引き続きパイロツト131のリリーフ動作を
説明すると、ポペツト142の垂直移動とそれ
に続く、ベントポート148を通してのベンテ
ングによつて、ポート149を通つてメイン弁
頭容積68のベンテングが行なわれる。これに
よるメイン弁頭容積68の減圧によつてメイン
弁のピストン69に加わる圧力がアンバランス
して、この部材69は垂直上方に移動してその
シールから離れる。
そしてタンク内のガスがメイン弁ピストン6
9の下方を通つて放出され、タンク内ガス圧力
は減少する。
このようにリリーフ動作に対しては、絞り弁
165等による強制的な上向き及び下向きの力
の制御により、ポペツト142の動きをゆつく
りと安定した確実なものにコントロールでき、
従つてメイン弁頭容積68の減圧も同様にコン
トロールできるのでメイン弁ピストン69の上
昇もコントロールできて、チヤタリング等の不
安定動作をなくすことが可能となる。
(b) リセツト動作について 次にタンク内圧力がパイロツト弁のばね13
5での設定圧より下がると、第10図によると
ダイアフラム141下方の検出容積141a内
の圧力が下がるのでばね135の押圧力によつ
て垂直延長部142aを介してポペツト142
が下降してその下面がシート145に着座す
る。このときタンク圧力は絞り弁165を通し
てポペツト142の下面に常時作用している。
従つてポペツト142の下面には上向きの力も
生じることになり、ポペツト142は急速下降
せず、緩やかな動きで着座する。
そしてポペツト142が完全に着座する直前
には絞り弁165を通過したガスはメイン弁頭
ポート61を経てメイン弁頭容積68内を加圧
し始め、徐々にメイン弁ピストン69を下降さ
せてゆき、ゆつくりとした動作でピストン69
がメイン弁入口65を閉塞する。
従つてこの場合も弁のチヤタリング等は発生
しない。
〔発明の効果〕
このように本発明によればパイロツト操作によ
り応答性が確実で、チヤタリング等の動的不安定
性のないリリーフ弁が得られ、さらにわずかなテ
スト用ガスの使用により簡単に設定圧の試験や弁
の動作を確認できる等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパイロツト弁の断面図、第2図
はメイン弁の断面図、第3図は従来のパイロツト
操作リリーフ弁をメイン弁に取付けた状態を示す
外観図、第4図は従来のパイロツト弁とメイン弁
との基本的接続を示す説明図、第5図は第4図に
示す弁のリリーフ状態を示す説明図、第6図は従
来のパイロツト弁内のポペツト・アセンブリを示
す部分断面図、第7図は上記ポペツト・アセンブ
リの持ち上げられた状態を示す部分断面図、第8
図は従来のパイロツト弁に使用される流量アダプ
タの拡大断面図、第9図は第8図の線A−A′に
ついての断面図、第10図は本発明の実施例にお
けるパイロツト弁とメイン弁との連通路を示す説
明図、第11図は本発明のパイロツト弁の部分断
面図であり、かつ第12図における線D−D′の
断面図、第12図は第11図の線B−B′につい
ての断面図、第13図は第12図の線C−C′につ
いての部分断面図、第14図は本発明の実施例の
パイロツト弁の外観図、第15図は同じくパイロ
ツト弁に所定位置にカバーを取付けた外観図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メイン弁7の入口でタンク内の製品ガス圧力
    を検出し、かつその圧力の過剰量に比例して製品
    圧力をリリーフするメイン弁の上方の弁頭容積の
    圧力を操作して上記のリリーフ動作を行なうパイ
    ロツト弁において、弁本体133内に上記弁頭容
    積と連通する下部ポート150を形成し、かつ該
    ポート150と連通し、内周側面部に大気に通ず
    るベント・オリフイス147を形成したシリンダ
    ー状の容積部142cを設け、該容積部142c
    内に、上記ベント・オリフイス147を形成した
    位置の上方の内周面でシールされて上下に摺動自
    在で、かつ上端面からばね135によつて押圧さ
    れた垂直延長部142aが容積部142cの上部
    に形成される上方容積142bと上記容積部14
    2cの上方の本体部材を貫通して延設され、及び
    非リリーフ時には上記押圧ばね135により下端
    面の周縁が上記下部ポート150と上記容積部1
    42cのベント・オリフイス147との連通を密
    封遮断するポペツト142を設置し、かつ上方容
    積142bと下部ポート150とを連通する通路
    143を上記ポペツト142内に設け、さらに上
    記ばね135で押圧されている垂直延長部142
    aと連動するダイヤフラム141を本体133に
    固定し、該ダイヤフラム141に接してその下方
    の本体内に検出容積141aを設け、加えて該検
    出容積141aとタンク内とを連通し、さらにタ
    ンク内と下部ポート150とを絞り弁165を介
    して連通してなることを特徴とするパイロツト操
    作リリーフ弁。 2 メイン弁7の入口でタンク内の製品ガス圧力
    を検出し、かつその圧力の過剰量に比例して製品
    圧力をリリーフするメイン弁の上方の弁頭容積の
    圧力を操作して上記のリリーフ動作を行なうパイ
    ロツト弁において、弁本体133内に上記弁頭容
    積と連通する下部ポート150を形成し、かつ該
    ポート150と連通し、内周側面部に大気に通ず
    るベント・オリフイス147を形成したシリンダ
    ー状の容積部142cを設け、該容積部142c
    内に、上記ベント・オリフイス147を形成した
    位置の上方の内周面でシールされて上下に摺動自
    在で、かつ上端面からばね135によつて押圧さ
    れた垂直延長部142aが容積部142cの上部
    に形成される上方容積142bと上記容積部14
    2cの上方の本体部材を貫通して延設され、及び
    非リリーフ時には上記押圧ばね135により下端
    面の周縁が上記下部ポート150と上記容積部1
    42cのベント・オリフイス147との連通を密
    封遮断するポペツト142を設置し、かつ上方容
    積142bと下部ポート150とを連通する通路
    143を上記ポペツト142内に設け、さらに上
    記ばね135で押圧されている垂直延長部142
    aと連動するダイヤフラム141を本体133に
    固定し、該ダイヤフラム141に接してその下方
    の本体内に検出容積141aを設け、並びに該検
    出容積141aとタンク内とを連通し、及びタン
    ク内の下部ポート150とを絞り弁165を介し
    て連通し、さらにタンク内と検出容積141aと
    の連通路に、両端の開口158,155を密封す
    るボール状密封部材154を転動自在に収納して
    内部空間を有するバルブチヤンバー156を、該
    内部空間と検出容積141aとが連通し且つ一方
    の開口端158とタンク内とが連通するように設
    け、かつ他方の開口155を大気に開放したパイ
    ロツト動作試験用のテストポート152に接続
    し、さらに下部ポート150とタンク内とを連通
    する絞り弁165を有する連通路はバルブチヤン
    バー156を介することなく形成したことを特徴
    とするパイロツト操作リリーフ弁。
JP5648682A 1981-04-06 1982-04-05 Pilot operating relief valve Granted JPS57177469A (en)

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US06/247,142 US4402341A (en) 1981-02-13 1981-04-06 Pilot operated relief valve

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JPS57177469A JPS57177469A (en) 1982-11-01
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AU (1) AU557692B2 (ja)
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