JP3172543U - 穀物加工食品で挟んで食するための食肉加工品積層体 - Google Patents
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Abstract
【課題】食肉加工品積層体をパン、バンズ等の穀物加工品に挟んで食した時であっても、積層食肉加工品自体の十分な食感を得ることができる食肉加工品積層体を提供する。
【解決手段】1枚当たりの厚さが0.6mm以上1.2mm以下である食肉加工品が複数枚積層される。食肉加工品がソーセージ、ハム及びベーコンからなる群より選択される1以上のものである。
【選択図】図1
【解決手段】1枚当たりの厚さが0.6mm以上1.2mm以下である食肉加工品が複数枚積層される。食肉加工品がソーセージ、ハム及びベーコンからなる群より選択される1以上のものである。
【選択図】図1
Description
本考案は、穀物加工食品で挟んで食するための食肉加工品積層体に関する。
従来、市場に流通しているボロニアソーセージ等のスライスした食肉加工品の厚さとしては、2.0〜2.5mmが一般的であったが、最近では、消費者の嗜好性の多様化を反映させた、従来にない食感を有する食肉加工品が好まれる傾向がある。例えば、特開2000−41630号公報(特許文献1)には、ソーセージ等の食肉加工品を0.3〜0.5mm程度に超薄切りにスライスして数枚重ね合わせた積層食肉加工品が開示されている。
上記したようにソーセージ等の食肉加工品の1枚当たりの厚さが、0.3 mm〜0.5 mm程度と非常に薄い場合、当該食肉加工品積層体をそのまま食する分には、素材の旨みや食感を楽しむことができる。しかしながら、当該食肉加工品積層体をパン、バンズ等の穀物加工品に挟んで食した時は、穀物加工品の存在感に比べて食肉加工品1枚1枚の存在感が弱く、食肉加工品積層体自体の十分な旨みや食感を得ることができないという問題点があった。
そこで、本考案者らは、鋭意検討した結果、食肉加工品積層体をパン、バンズ等の穀物加工品に挟んだときであっても、積層食肉加工品1枚当たりのスライス厚さを0.6 mm以上1.2 mm以下とすることにより、積層食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができることを見いだし、本考案を完成した。
すなわち、本考案は、
(1)1枚当たりの厚さが0.6 mm以上1.2 mm以下である食肉加工品が複数枚積層されていることを特徴とする、穀物加工食品で挟んで食するための食肉加工品積層体、
(2)食肉加工品がソーセージ、ハム及びベーコンからなる群より選択される少なくとも1以上であることを特徴とする、前記第(1)項に記載の食肉加工品積層体、
(3)食肉加工品がボロニアソーセージであることを特徴とする、前記第(1)項又は第(2)項に記載の食肉加工品積層体、
(4)穀物加工食品がバンズであることを特徴とする、前記第(1)〜(3)項のいずれかに記載の食肉加工品積層体、及び
(5)前記第(1)〜(4)項のいずれかに記載された食肉加工品積層体を穀物加工食品で挟んでなる食品
に関する。
(1)1枚当たりの厚さが0.6 mm以上1.2 mm以下である食肉加工品が複数枚積層されていることを特徴とする、穀物加工食品で挟んで食するための食肉加工品積層体、
(2)食肉加工品がソーセージ、ハム及びベーコンからなる群より選択される少なくとも1以上であることを特徴とする、前記第(1)項に記載の食肉加工品積層体、
(3)食肉加工品がボロニアソーセージであることを特徴とする、前記第(1)項又は第(2)項に記載の食肉加工品積層体、
(4)穀物加工食品がバンズであることを特徴とする、前記第(1)〜(3)項のいずれかに記載の食肉加工品積層体、及び
(5)前記第(1)〜(4)項のいずれかに記載された食肉加工品積層体を穀物加工食品で挟んでなる食品
に関する。
本考案に係る食肉加工品積層体は、パン、バンズ等の穀物加工品に挟んだときでも、食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができる。
本考案に係る食肉加工品積層体に用いられる「食肉加工品」としては、食肉を加工したものであれば特に限定されないが、例えば、ソーセージ、ハム、ベーコン等が挙げられる。
本考案に使用されるソーセージとしては、パン、バンズ等の穀物加工品に挟んだときでも食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができる限り特に限定されないが、例えば、クックドソーセージ、加圧加熱ソーセージ、セミドライソーセージ、ドライソーセージ、無塩漬ソーセージ、ボロニアソーセージ、フランクフルトソーセージ、ウインナーソーセージ、リオナソーセージ、レバーソーセージ等が挙げられる。このうち、ボロニアソーセージとは、製造の際のケーシングとして牛腸を使用したもの又は製品の太さが36 mm以上のものをいい、フランクフルトソーセージとは、製造の際のケーシングとして豚腸を使用したもの又は製品の太さが20 mm以上36 mm未満のものをいい、ウインナーソーセージとは、製造の際のケーシングとして羊腸を使用したもの又は製品の太さが20 mm未満のものをいう。このうち、本考案に使用されるソーセージとしては、ボロニアソーセージ、フランクフルトソーセージ、ウインナーソーセージが好ましく、ボロニアソーセージがより好ましい。
なお、本考案に使用されるソーセージは常法により製造してよい。例えば、食肉をミンチしたものを冷蔵庫で塩浸剤に浸けて、冷蔵庫で一晩熟成させた後、添加剤(例えば、植物性タンパク、澱粉等)と混合する。当該混合物に調味料を添加することにより調味したものを、ソーセージの形状を整えるために、ケーシング(例えば、牛腸、豚腸、羊腸、セルロースフィルム、コラーゲンフィルム等)に充填機を用いて充填し、加熱、冷却することにより、ソーセージを製造することができる。
本考案に使用されるソーセージの製造工程においては、澱粉として、タピオカ加工澱粉を添加することが好ましい。タピオカ加工澱粉の添加割合としては、食肉10重量部に対し、タピオカ加工澱粉1重量部程度が好ましい。澱粉の添加割合を大きくすると、食肉の存在感がなくなり、好ましくない。ソーセージの製造工程においてタピオカ加工澱粉を添加することにより、1枚1枚のソーセージが舌の上でほぐれるような独特の食感を得ることができる。
本考案に係る食肉加工品積層体は、1枚当たりの食肉加工品の厚さが約0.6 mm以上約1.2 mm以下である食肉加工品が複数枚積層されてなるものである。
1枚当たりの食肉加工品の厚さが約0.6 mm以下であると、パン、バンズ等の穀物加工品に挟んで食した場合、穀物加工品の存在感に比べて食肉加工品1枚1枚の存在感が弱く、食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができない。また、1枚当たりの食肉加工品の厚さが約1.2 mm以上であると、ふわぁとした柔らかな食感を得ることができない。本考案のように、1枚当たりの食肉加工品の厚さを約0.6 mm以上約1.2 mm以下の範囲として、当該食肉加工品を積層することにより、パン、バンズ等の穀物加工品に挟んだときでも、ふわぁとした柔らかな食感を得るとともに、食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができる。
食肉加工品の厚さが約0.6 mm以上約1.2 mm以下になるように、食肉加工品をスライスする方法としては、常法により行うことができる。例えば、スライサー等を用いて、食肉加工品をスライスすることができる。
本考案に係る食肉加工品積層体は、上記1枚当たりの厚さが約0.6 mm以上約1.2 mm以下である食肉加工品を複数枚積層してなるものである。積層する方法としては、常法により行うことができる。
食肉加工品を積層する枚数としては、パン、バンズ等の穀物加工品に挟んだときでも、ふわぁとした柔らかな食感を得るとともに、食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができる限り特に限定されず、例えば、2〜10枚以上が好ましく、4〜8枚がより好ましく、5〜6枚がさらに好ましい。
本考案に係る食肉加工品積層体の一実施形態を図1に示す。図1(a)が側面図、図1(b)が斜視図である。食肉加工品を積層する形態としては、図1に示したように、スライスした1枚の食肉加工品を密接に複数枚積層してもよいし、各1枚の食肉加工品の間に空気を含んだ層が設けられるように複数枚積層してもよい。図1は、4枚の食肉加工品を密接に積層した食肉加工品積層体を示したが、当然のことながら、上記した通り、本考案に係る食肉加工品積層体の積層枚数は、4枚に限定されない。
図2に、本考案に係る食肉加工品積層体の包装形態の一例を示す。本考案に係る食肉加工品積層体1の包装形態としては、矩形(図2では長方形)の包装容器2(例えば、トレイ等)にその一部を互いに重ねて包装容器の長手方向に並べて置かれ、パッキングすること等が挙げられる。包装容器2は、例えば、底の浅い皿状としてよく、全体をプラスティックフィルム等でオーバーラップすることにより、本考案に係る食肉加工品積層体を包装することができる。図2は、あくまでも本考案に係る食肉加工品積層体の包装形態の一例であり、包装形態はこれに限定されない。
また、本考案は、上記食肉加工品積層体穀物加工食品で挟んでなる食品をも提供する。本考案に係る食肉加工品積層体を挟む「穀物加工品」としては、本考案に係る食肉加工品積層体を挟むことができるものである限り特に限定されないが、例えば、小麦加工品、米加工品、大豆加工品等が挙げられる。
上記小麦加工品としては、例えば、パン、特に、バンズ等が挙げられる。バンズとは、通常、甘み又は塩味の小型のパンであって、2つに切って、その間に具材を挟むものをいう。本考案に用いられるバンズとしては、ハンバーガー・バンズ、ホットドッグ・バンズ等が好ましく用いられる。
上記米加工品、大豆加工品としては、例えば、それぞれ、米、大豆を蒸したり、加熱したりして食用に用いられるように調理した後、具材を挟むことができる形状(例えば、球状にしたものを押しつぶした扁平状、バンズの形状等)にしたもの等が挙げられる。例えば、ライスバーガーなどが好ましい例として挙げられる。
図3に、本考案の一実施形態に係る食肉加工品積層体を穀物加工食品で挟んでなる食品の側面図を示す。図3に示すように、本考案に係る食品は、上記した本考案に係る食肉加工品積層体1を穀物加工品3で挟んでなるものである。本考案に係る食品は、食肉加工品を複数枚(図3では4枚)積層した食肉加工品積層体1の1枚当たりの厚さが約0.6 mm以上約1.2 mm以下とすることにより、穀物加工品を挟んで食した場合であっても、ふわぁとした柔らかな食感を得るとともに、食肉加工品自体の十分な旨みや食感を得ることができる。
図3に示した穀物加工品3の形状は、バンズの形状の代表例であるが、本考案に使用される穀物加工品の形状は、当然のことながら、これに限定されない。
図3には、本考案に係る食肉加工品積層体のみを穀物加工品で挟んだ食品を提示したが、本考案に係る食肉加工品積層体に加えて、野菜等の他の具材を挟んだ食品も本考案に係る食品の範囲に入るものである。
以下に、本考案の実施例を提示するが、当然のことながら、本考案は以下の実施例に限定されるものではない。
常法によりボロニアソーセージを製造した。豚肉(5mmミンチ処理)55kg、豚脂肪(5mmミンチ処理)14.5kg、氷水23.5kg、食塩2kg、重合リン酸塩0.45kg、アスコルビン酸ナトリウム0.2kg、亜硝酸ナトリウム0.022kgをミキサーにて混合し、一晩冷蔵庫に置き、塩漬・熟成させた。次いで粉末大豆たん白2kg、粉末水あめ1.7kg、乾燥卵白1.5kg、タピオカ加工でん粉5kg、香辛料(胡椒、ガーリック、ナツメグ等)0.6kg、L−グルタミン酸ナトリウム0.65kg、フマル酸0.06kg、ソルビン酸0.1kgをミキサーにて混合した後、ファイブラスケーシング(直径約80mm)に充填しスモークハウスにて60℃で40分乾燥し、70℃で20分間スモーク処理し、更に83℃で3時間を目安に蒸煮して中心温度78℃で加熱を終了し、ボロニアソーセージを得た。一晩冷蔵庫に置き冷却後、スライサーにて0.4mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、1.4mmの厚さにスライスし、8枚重ね積層とした。一旦深絞り真空包装機によりパックし冷蔵保存した。
<結果>
ボロニアソーセージの厚さを0.6〜1.2mmとした場合、バンズに挟んだボロニアソーセージの好ましい食感が得られたが、特に、厚さを0.8mmとした場合、適度な歯応えとふわぁとした柔らかな食感が得られ、食肉加工品自体の十分な好ましい旨みを感じた。
ボロニアソーセージの厚さを0.6〜1.2mmとした場合、バンズに挟んだボロニアソーセージの好ましい食感が得られたが、特に、厚さを0.8mmとした場合、適度な歯応えとふわぁとした柔らかな食感が得られ、食肉加工品自体の十分な好ましい旨みを感じた。
1 食肉加工品積層体
2 包装容器
3 穀物加工品
2 包装容器
3 穀物加工品
Claims (5)
- 1枚当たりの厚さが0.6 mm以上1.2 mm以下である食肉加工品が複数枚積層されていることを特徴とする、穀物加工食品で挟んで食するための食肉加工品積層体。
- 食肉加工品がソーセージ、ハム及びベーコンからなる群より選択される少なくとも1以上であることを特徴とする、請求項1に記載の食肉加工品積層体。
- 食肉加工品がボロニアソーセージであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の食肉加工品積層体。
- 穀物加工食品がバンズであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の食肉加工品積層体。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された食肉加工品積層体を穀物加工食品で挟んでなる食品。
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JP2011005959U JP3172543U (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 穀物加工食品で挟んで食するための食肉加工品積層体 |
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