JP3172513U - 圧力調理器の蓋及びそれを用いた圧力調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】半掛り状態となることがなく、安全で操作が容易な圧力調理器の蓋を提供する。
【解決手段】操作機構10は、固定操作ボタン11及び固定解除操作ボタン12と、固定操作ボタン11及び固定解除操作ボタン12の下方に位置した縦断面がコ字状の基台と、基台の中央部に枢着したピニオンと、その上方位置において基台の立上り板間に揺動可能に設けたシーソー式の揺動板40と、揺動板40を原位置に復帰するバネと、揺動板40の一側部に垂設した弧状ピニオンと、弧状ピニオン及びピニオンと噛合するラックを内端部に有する。外端部に締付け片6を有し、蓋3の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第1スライダー4と、ピニオンと噛合するラックを内端部に有すると共に、外端部に締付け片6を有し、蓋3の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第2スライダー5とから構成してある。
【選択図】図3

Description

本考案は、圧力調理器の蓋と、それを用いた圧力調理器に関する。
従来、この種の圧力調理器は、特開2007−190168号公報(特許文献1)に示されているように、容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞する蓋とからなり、その圧力調理器の蓋は、該蓋を容器本体に固定するために蓋の上面部において半径方向で、かつ相互に異方向に水平移動可能とした一対のスライダーの外端部に設けた一対の締付け片と、この一対の締付け片は、内側に位置して蓋が容器本体に固定される固定位置と、外側に位置して蓋が容器本体から固定解除される固定解除位置とを移動可能とする操作機構とを備えてなるものである。そして、前記操作機構としては、前記蓋の中央部に歯車軸を回動自在に植設し、該歯車軸にハンドルを設け、かつ蓋の上面にガイド部材を設け、該ガイド部材に前記一対のスライダーを設け、該一対のスライダーに前記歯車軸に同時咬合可能な歯車を設けたものである。
すなわち、この特許文献1の圧力調理器の蓋は、操作機構として、歯車軸のピニオンと、一対のスライダーの内端部に形成したラックとを噛合させる方式を採用しており、前記ハンドルを正逆回動することにより歯車軸の歯と一対のスライダーの歯車と噛合及びガイド部材により一対のスライダーは蓋の半径方向に相互に異方向に移動する。つまり、前記ハンドルを、一つの締付け片が内側に位置する固定位置方向に回動すると、蓋は容器本体に固定される。一方、ハンドルを、一対の締付け片が外側に位置する固定解除位置方向に回動すると、蓋は容器本体から固定解除(開放)される。
特開2007−190168号公報
しかしながら、前記特許文献1の圧力調理器の蓋は、前述したように、ハンドルを正逆いずれかに回動することにより、歯車軸のピニオンと、一対のスライダーに形成したラックとの噛合作用により、一対のスライダーの外端部に設けた締付け片を容器本体に固定し、又は固定解除するものであるため、特に、ハンドルを固定位置まで完全に回動せず、途中で止まると、蓋の締付け片が容器本体に対して半掛り(完全な係止状態でないこと)状態となり、事故の原因となる虞れがあった。
そのための改善策として、特許文献1では、ハンドルの回動範囲を固定位置と固定解除位置に規制する規制機構を設けているものの、構造が複雑であるばかりか、この規制機構によっても、利用者の不注意で上記の如く蓋の締付け片が容器本体に対して半掛り状態となる虞れを払拭できない。
さらに、特許文献1における前記ラック・ピニオン機構は、外部に突出したハンドルで作動させるものであるため、該ハンドルが蓋の摘みとしての働きがあるので、使用者が、締付け片の開閉の意思がないにも拘わらず、蓋の摘みとして認識して誤って操作し、蓋が容器本体より固定解除されてしまうという安全上の問題があった。
本考案は、前記特許文献1の圧力調理器の有する欠点を解決しようとするものであり、操作機構として、蓋カバーの中央部に略同一上面で隣接して、個別に操作する別々の2個の押圧式操作ボタンと、該押圧式操作ボタンの押圧操作により揺動されるシーソー式の揺動板と、このシーソー式の揺動板の揺動により、ラック・ピニオン機構及び一対のスライダーを介して、一対の締付け片を固定位置と固定解除位置とを移動可能とすると共に、前記シーソー式の揺動板を原位置に復帰するバネを採用することにより、蓋の締付け片が容器本体に対して半掛り状態となるのを防止すると共に、上記2個の押圧式操作ボタンを択一的に操作するだけで、操作し易い上に、操作ミスの発生を防止し、蓋が容器本体より不用意に固定され、又は固定解除されないようにして、安全上優れるばかりか、コンパクトな構造で、一対の締付け片の開閉が軽い操作でできる圧力調理器の蓋と、それを用いた圧力調理器を提供することを主目的とする。
上記目的を達成するため、本願考案の請求項1の圧力調理器の蓋は、容器本体の開口部を閉塞する蓋であって、該蓋を容器本体に固定するために蓋の上面部において半径方向で、かつ相互に異方向に水平移動可能とした一対のスライダーの外端部に設けた一対の締付け片と、この一対の締付け片は、内側に位置して蓋が容器本体に固定される固定位置と、外側に位置して蓋が容器本体から固定解除される固定解除位置とを移動可能とする操作機構とを備えてなる圧力調理器の蓋において、
前記操作機構は、前記蓋の上面部に設けた蓋カバーの中央部に、略同一上面で隣接して個別に埋設した、押圧式の固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンと、
前記固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンの下方に位置し、蓋の中央部上面に立設した縦断面がコ字状の基台と、
前記コ字状の基台の中央部に回動自在に枢着したピニオンと、
前記ピニオンの上方位置において前記基台の立上り板間に揺動可能に設けたシーソー式の揺動板と、
シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネと、
シーソー式の揺動板の一側部に垂設した弧状ピニオンと、
前記弧状ピニオン及びピニオンと噛合するラックを内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片を有し、蓋の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第1スライダーと、
前記ピニオンと噛合するラックを内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片を有し、蓋の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第2スライダーとから構成してあることを特徴とする。
請求項2の圧力調理器の蓋は、前記シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネは、前記コ字状の基台の一部とシーソー式の揺動板との間に設けて、シーソー式の揺動板がシーソー動作し反転保持するようにしてあることを特徴とする。
請求項3の圧力調理器の蓋は、前記第1スライダー、第2スライダー又はシーソー式の揺動板には、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた調圧用おもりを開放する作動杆が設けてあることを特徴とする。
請求項4の圧力調理器の蓋は、前記第1スライダーまたは第2スライダーには、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた安全弁を開放する作動体が設けてあることを特徴とするもので、請求項3と同様に、蓋が固定解除した開放状態において、容器本体内の圧力を抜くことにより、蓋の開放時における内容物の飛散等の恐れを防止し、安全性を向上させることにしている。
請求項5の圧力調理器は、前記請求項1〜4のいずれかに記載の圧力調理器の蓋を用いたことを特徴とする。
請求項1の圧力調理器の蓋によれば、押圧式の固定操作ボタンと固定解除操作ボタンとは、蓋の上面部に設けた蓋カバーの中央部に、略同一上面で隣接して個別に埋設しているから、本来の蓋の摘み以外に、前記両操作ボタンを蓋の摘みとして誤って押動することがない。しかも、蓋の容器本体への固定時または固定解除時において、2個の押圧式操作ボタンのいずれの操作ボタンを押動すればよいか一見しただけで確実に確認できる。それと共に、荷造り梱包時の引っ掛かりもなく、外観上も優れている。また、固定操作ボタン又は固定解除操作ボタンを垂直方向に軽く押すだけで、原位置に復帰させるバネを有するシーソー式の揺動板を揺動させて、該シーソー式の揺動板と連動するラック・ピニオン機構で、一対のスライダーを水平移動させ、一対の締付け片を固定位置と固定解除位置とに移動可能としているから、特許文献1に示すようにハンドルを正逆回動する方式の如く蓋の締付け片が容器本体に対して半掛り状態となることがなく、より安全な圧力調理器の蓋が提供できる。
また、前記押圧式の別々の両操作ボタンと、バネ付きのシーソー式の揺動板と、ラック・ピニオン機構(シーソー式の揺動板に垂設した弧状ピニオン、前記シーソー式の揺動板の下方位置でコ字状の基台に枢着したピニオン、第1及び第2のスライダーの内端部に形成したラックとからなる)とを操作機構としているから、小スペースのコンパクトな構造であって、両操作ボタンが押圧式であるので、該操作ボタンを垂直方向へ軽い力で押し下げるだけで、前記両スライダーが水平方向に途中で止まることなく、軽く開閉できて、前記一対の締付け片が容器本体に対して確実に固定され又は固定解除される。
さらに、特許第3073668号公報に示されているように、蓋の中央部に蓋のつまみを有する、押圧式の固定操作ボタンと水平移動式の固定解除ボタンとからなる操作手段を設け、前記固定操作ボタンを押し下げることにより、スライダーを介して締付け片が固定位置に移動される。一方、固定解除ボタンは、前記蓋のつまみ部を側部に露出し、該つまみ部内に水平方向へ押しこむ構造になっている。この固定解除ボタンを水平方向へ押し込むと、カム板が摺動し、カム面の一部に形成された凹溝に、スライダーに形成した凸部が嵌合して、スライダーを固定解除状態の開状態に保持する構造になっているので、締付け片の開放操作が重いという難点がある。これに対し本願発明の請求項1の発明では、上述のような水平方向押圧式の固定解除ボタンやカム方式を採っていないので、前述したように両スライダーの開閉操作が軽い力でよいという利点がある。
加えて、請求項1の考案では、第1、第2のスライダーは、後述の実施例で説明しているように、両スライダーの内端部に形成したラックは、平面視において、内側と外側の両方に形成することができるので、ラックの形成加工が簡単で容易にできる。例えば、第1スライダーの外側ラックと前記弧状ピニオンとを噛合すると共に、第1及び第2のスライダーの内側ラックと前記基台に枢着したピニオンとを噛合することができるので、特許文献1に示された回動式歯車軸と両スライダーの内側ラックとの噛合方式のものに比べて、押圧式の両操作ボタンの利点を享受することができる。
請求項2の圧力調理器の蓋によれば、前記シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネは、前記コ字状の基台の一部とシーソー式の揺動板との間に設けて、シーソー式の揺動板がシーソー動作し反転保持するようにしてあるから、前記バネがクリックモーションバネとして、シーソー式の揺動板の揺動姿勢を一定に保持する。
請求項3の圧力調理器の蓋によれば、前記第1スライダー、第2スライダー又はシーソー式の揺動板には、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた調圧用おもりを開放する作動杆が設けてあるから、容器本体内の圧力を抜くことで、固定解除操作ボタンが下動され、両スライダーが固定解除方向に移動されるため、容器本体内の内容物が飛散する恐れもなく安全な圧力調理器の蓋が提供できる。
請求項4の圧力調理器の蓋によれば、前記第1スライダーまたは第2スライダーには、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた安全弁を開放する作動体が設けてあるから、蓋の開状態時には前記安全弁が開弁され容器本体内が減圧されるため、前記請求項3と同様の効果が得られる。
請求項5の圧力調理器の蓋によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の圧力調理器の蓋を用いた圧力調理器であるから、前述した請求項1〜4の効果を有する圧力調理器が提供できる。
本考案に係る圧力調理器の蓋を圧力調理器に適用した実施例1であって、締付け片が固定位置にある状態の全体の斜視図である。 図1で示した蓋に設けた固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンの取付状態を示した概略縦断面図である。 図1で示した圧力調理器の蓋から蓋カバーを省略して示した圧力調理器の蓋の概略斜視図である。 図3で示した第1、第2のスライダーと揺動板と弧状ピニオンとの関係を示した概略斜視図である。 図3で固定操作ボタン、固定解除操作ボタン、該両操作ボタンの取付板及び基台を省略した状態を示した概略斜視図である。 揺動板とバネと第1スライダーと第2スライダーとの関係を示した概略斜視図である。 図6で揺動板とバネを省略した状態の概略斜視図である。 図7で第1スライダーと第2スライダーとを固定解除位置まで移動した状態の概略斜視図である。 図5で揺動板と弧状ピニオンとピニオンカバーとを省略した状態を示した概略斜視図である。 図5における弧状ピニオン及びピニオンとラックとの噛合状態を示した底面図である。 ピニオンとラックとの噛合状態を示した要部の平面図である。 揺動板と弧状ピニオンの斜視図である。 ピニオンの斜視図である。 締付け片が固定解除位置にある状態における概略斜視図である。 調圧用おもりと作動杆との関係を示す説明図であって、(A)は締付け片が固定位置にある場合で、作動杆が調圧用おもりと離間した状態を示し、(B)は前記(A)の状態における調圧用おもりの閉弁状態を示す。 (C)は締付け片が固定解除位置にある場合で、作動杆が調圧用おもりを当接押動した状態を示し、(D)は前記(C)の状態における調圧用おもりの開弁状態を示す。 安全弁と作動体との関係を示す説明図であって、(A)は締付け片が固定位置にある場合で、作動体が安全弁を開弁しない閉弁状態を示し、(B)は前記(A)の状態における作動体近辺の構成を示す説明用平面図を示す。 (C)は締付け片が固定解除位置にある場合で、作動体が安全弁を下動して開弁状態を示し、(D)は前記(C)の状態における作動体近辺の構成を示す説明用平面図を示す。
本考案に係る圧力調理器の蓋は、圧力調理器に適用したものが好適である。
この場合の圧力調理器の蓋は、該蓋を容器本体に固定するために蓋の上面部において半径方向で、かつ相互に異方向に水平移動可能とした一対のスライダーの外端部に設けた一対の締付け片と、この一対の締付け片は、内側に位置して蓋が容器本体に固定される固定位置と、外側に位置して蓋が容器本体から固定解除される固定解除位置とを移動可能とする操作機構とを備えてなる圧力調理器の蓋において、
前記操作機構は、前記蓋の上面部に設けた蓋カバーの中央部に、略同一上面で隣接して個別に埋設した、押圧式の固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンと、
前記固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンの下方に位置し、蓋の中央部上面に立設した縦断面がコ字状の基台と、
前記コ字状の基台の中央部に回動自在に枢着したピニオンと、
前記ピニオンの上方位置において前記基台の立上り板間に揺動可能に設けたシーソー式の揺動板と、
シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネと、
シーソー式の揺動板の一側部に垂設した弧状ピニオンと、
前記弧状ピニオン及びピニオンと噛合するラックを内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片を有し、蓋の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第1スライダーと、
前記ピニオンと噛合するラックを内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片を有し、蓋の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第2スライダーとから構成してあることを特徴とする。
そして、前記シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネは、前記コ字状の基台の一部とシーソー式の揺動板との間に設けて、シーソー式の揺動板がシーソー動作し反転保持するようにして、このバネの働きにより、蓋が容器本体に固定される固定位置と、蓋が容器本体から固定解除される固定解除位置とを確実に安定するようにする方が好適である。このバネの取付位置はこれに限定されない。
また、蓋が容器本体から外れる時、つまり前記締付け片が固定解除した開状態に移動した時には、容器本体内の圧力が完全に減圧されて大気圧と同一にする必要がある。容器本体内の圧力が高いままで蓋を容器本体から外すと、内容物が外部へ飛散する恐れもあり、安全上から好ましくない。
そこで、本考案では、前記第1スライダー、第2スライダー又はシーソー式の揺動板には、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた調圧用おもりを開放する作動杆を設けるのが好ましい。
また、上記以外に、前記第1スライダーまたは第2スライダーには、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた安全弁を開放する作動体を設けるのが好ましい。
上記調圧用おもり及び作動杆と、安全弁及び作動体とは、少なくとも一方だけを設けることもできるが、安全性を高めるためには両方を併設するのが最適である。なお、、両者のほかに蒸気抜き弁なども併設する方が更に好ましい。
より詳細には、以下の実施例1を参照するとよい。
本考案の実施例1を図1〜図16に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、この圧力調理器1は、有底で略円筒状の容器本体2と、この容器本体2の開口部(図示せず)を閉塞する蓋3とで構成されている。
容器本体2には、開口部の周縁に断面コ字状で環状の周縁部が形成されていると共に、外周側壁の直径位置に対向して一対の把手2a、2a(図1では他方の把手は図示されていない)がネジ止めや溶接等により突設されている。
蓋3は、円板状であって、その外周縁部には下向き鍔部3aが垂下されており、この下向き鍔部3aの内側に環状パッキン(図示せず)が嵌装され、この蓋3を容器本体2に被蓋するときに、容器本体2の環状周縁部に前記環状パッキンが圧接されて、容器本体2が気密に保持される。
蓋3の上面部の直径線上には、図3、図5、図9、図14に示すように、半径方向で、かつ相互に異方向に水平移動可能とした一対のスライダー(第1スライダー4,第2スライダー5)が設けられている。そして、この一対のスライダー4,5の外端部には、一対の円弧状の締付け片6,7が溶接などにより設けられている。そして、前記一対の締付け片6,7は、一対のスライダー4,5を介して、蓋3が容器本体2に固定される固定位置Lと、蓋3が容器本体2から固定解除される固定解除位置Fとの間を移動する。また、一対の締付け片6,7は、それぞれ容器本体2の周縁部及び蓋3の下向き鍔部3aを抱き込み可能に形成されている。
前記一対の締付け片6,7が、固定位置Lと固定解除位置Fとの間を移動可能とするのは操作機構10が担っている。
以下に、この操作機構10について説明する。
前記操作機構10は、前記蓋3の上面部に設けた蓋カバー3bの中央部に、略同一上面で隣接して個別に埋設した、押圧式の固定操作ボタン11及び固定解除操作ボタン12と、
前記固定操作ボタン11及び固定解除操作ボタン12の下方に位置し、蓋3の中央部上面に立設した縦断面がコ字状の基台20と、
前記コ字状の基台20の中央部に回動自在に枢着したピニオン30と、
前記ピニオン30の上方位置において前記基台20の立上り板22,23間に揺動可能に設けたシーソー式の揺動板40と、
シーソー式の揺動板40を原位置に復帰するように設けたバネ49と、
シーソー式の揺動板40の一側部に垂設した弧状ピニオン50と、
前記弧状ピニオン50及びピニオン30と噛合するラック60を内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片6を有し、蓋3の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第1スライダー4と、
前記ピニオン30と噛合するラック65を内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片7を有し、蓋3の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第2スライダー5とから構成してある。
蓋3の上面部に設けた蓋カバー3bの中央部には、図2に示すように、直径方向に楕円状の貫通穴3cを穿設し、この貫通穴3cの裏面には操作ボタン取付板3dを下方からネジ15止め等により固定してある。操作ボタン取付板3dと貫通穴3cの上端部との空室16には、前記固定操作ボタン11と固定解除操作ボタン12が上下動自在に嵌装してある。すなわち、固定操作ボタン11と固定解除操作ボタン12は、同一形状のものを対称的に配置したものであり、両操作ボタン11、12は、図2、図3、図4に示されているように、1個の仮想楕円板の短軸中央部を切断した半割体を押ボタン部11a、12aとするとともに、該押ボタン部11a、12aの裏面には、シーソー式の揺動板40の上面を押動するための小径の脚部11b、12bが垂設され、この脚部11b、12bにコイルバネ17、17が巻装されている。前記脚部11b、12bは、操作ボタン取付板3dに形成した脚部挿入穴3e、3fに上下動自在に嵌挿されている。
また、前記押ボタン部11a、12aの側壁には複数の係止片11c…11c、12c…12cが突設してあり、この係止片11c…11c、12c…12cが、蓋3の貫通穴3cの内周壁面の上部に形成した係止受部(図示せず)に係止することにより、押ボタン部11a、12aの上面が蓋カバー3bと略同一上面(完全な同一上面に限らず実質的に同一視し得る場合も含む意味である。)となるようにしてある。
押ボタン部11aの上面(表面)には、LOCK,CLOSE、閉の文字等や絵文字等のいずれかを表記し、押ボタン部12aの上面(表面)にはUNLOCK,OPEN、開等の文字や絵文字等のいずれかを表記して、使用者が一見しただけで操作し易く、操作ミスを防ぐようにしてある。
前記固定操作ボタン11と固定解除操作ボタン12を設けた蓋カバー3bの中央部から左右の略直径範囲には図1に示すように、ほぼ帯状の傾斜面を有する隆起部3gを形成し、この隆起部3gの両側壁を窪ませて人間の手指で把持できるつまみ部3h、3hとしてある。これにより、特許文献1に示す如く回動式ハンドルを把持するものに比べて、把持し易い上に、安全性にも優れている。
なお、蓋カバー3bは、コ字状の基台20と、ピニオン30と、シーソー式の揺動板40と、そのバネ49と、弧状ピニオン50と、第1スライダー4と、第2スライダー5とを被覆するものであって、蓋3の操作ボタン取付板3dの中央部には螺軸3kが垂設してある。この螺軸3kは、シーソー式の揺動板40の中央部に形成した切欠き部46、ピニオン30の軸穴32,ピニオン30を被覆するピニオンカバー33の中央部に形成した軸穴34,前記基台20の底板21に形成した軸穴21a、及び蓋3の中央部に穿設した貫通孔3mに嵌挿して、蓋3の裏面側からナット9で固定して、蓋カバー3bを蓋3上面側に固定してある。
前記蓋3の上面の直径方向には、帯状の凹部3nが形成されていると共に、この凹部3nの中央部には断面が略四角形状の凹陥部3p(図7、図8参照)が形成されている。
縦断面がコ字状の基台20は、図7と図8に示されているように、略四角形状の底板21と、該底板21の前後両端部に立上がらせた一対の立上り板22、23とからなると共に、後部の立上り板23は図面上左側(外側)に延設した突出部23aを形成している。この基台20は、具体的には、一枚のステンレス鋼板により、底板21部と、該底板21部の前後両端部位を折り曲げ加工によって一対の立上り板22、23部を形成する。この場合、後部の立上り板23は予め前記突出部23aだけ前部の立上り板22より長く形成しておく。
そして、前記基台20の底板21を、蓋3の凹部3nの中央部に形成した凹陥部3pに落し込んで、該底板21の上面と蓋3の凹部3nの上面が同一面となるようにして、該底板21を蓋3の上面に溶接等により固定する。このとき、底板21の軸穴21aと、蓋3の中央部に穿設した貫通孔3mとは連通してある。このようにして基台20は蓋3の上面に固定される。
また、前記コ字状の基台20の底板21上には、図9、図10,図11及び図13に示されているように、外周に多数の歯31…31を有するとともに、中央部に軸穴32を形成したピニオン30が載置されている。
このピニオン30の上方には、該ピニオン30が回動自在で、かつ上動するのを規制するために、図7及び図8に示すように、中央部に軸穴34を有すると共に、左右に取付脚5,35を有するピニオンカバー33を設けている。すなわち、ピニオンカバー33の取付脚35,35を基台20の底板21に溶接等により固定して、ピニオン30が回動自在にできて、しかも上動や左右動しないようにしている。
前記シーソー式の揺動板40は、図12に示されているように、中央部が水平板状部41で、その左側と右側が傾斜面とした傾斜板状部42、43とで一体に形成し、前記左側傾斜板状部42は後部を短くすると共に、水平板状部41の前端部と後端部の直線位置には、コ字状の基台20の立上り板22、23に形成された係合凹部22a、23cに係合される係合片44,45を突出してある。そして、左側傾斜板状部42の後方から、水平板状部41の後部位置から前部位置に掛けて切欠き部46を形成しており、この切欠き部46に前記蓋3の操作ボタン取付板3dに垂設した螺軸3kが挿通される。
また、シーソー式の揺動板40の水平板状部41の前端部に突出した係合片44には、下部に複数の歯51…51を有する弧状ピニオン50が垂設されている。
さらに、シーソー式の揺動板40の右側傾斜板状部43の後端近辺には、バネを掛けるための孔47が穿設されている。一方、コ字状の基台20の後部の立上り板23の突出部23aにはバネ掛け部23bが形成してある(図6〜図7参照)。そこで、前記右側傾斜板状部43の孔47と、前記基台20のバネ掛け部23bとの間に、コイルバネ等のバネ49を掛架しており、このバネ49のクリック作用により、シーソー式の揺動板40がシーソー動作し安定して反転保持される。そればかりでなく、このバネ49は、前記第1スライダー4と第2スライダー5の水平移動により、その締付け片6,7が固定位置にある状態と、固定解除位置にある状態とを安定して保持する役割も有している。
第1スライダー4と第2スライダー5とは、図3〜図5,図9〜図11に示されているように、略長方形状の板体の内端側は一部を残して切欠いて先細部を有する同一形状のものを左右に対称的に配置したものである。すなわち、両スライダー4,5は、前記先細部をラックとするとともに、内端部(ラック)より外側に長穴4a、5aを形成し、外端部より内側に断面がだるま状の穴4b、5bが形成されている。前記長孔4a、5aには蓋3の上面に固定されたガイドピン8、8が嵌挿されており、これにより両スライダー4,5が蓋3の上面部において相互に異方向に水平移動されるときに、一直線上に水平移動されるようにしていると共に、左右動の摺動範囲を規制している。
第1スライダー4は、内端側の前部に形成された先細部をラック60とし、このラック60の外側に複数の外側歯61…61を、内側に複数の内側歯62…62を形成している。そして、ラック60の外側歯61…61は弧状ピニオン50の歯51と噛合していると共に、ラック60の内側歯62…62はピニオン30の歯31と噛合している。また、第1スライダー4の外端部には、前述した締付け片6が溶接などにより固定してある。
第2スライダー5は、内端側の後部に形成された先細部をラック65とし、このラック65の外側に複数の外側歯66…66を、内側に複数の内側歯67…67を形成している。そして、ラック65の内側歯67…67はピニオン30の歯31と噛合している。また、第2スライダー5の外端部には、前述した締付け片7が溶接などにより固定してある。
次に、本実施例1の作用について以下に説明する。
例えば、被調理物を容器本体2に収容して、蓋3を容器本体2に固定する場合には、図1に示す固定操作ボタン11を下動することにより、図5の如く、シーソー式の揺動板40の傾斜板状部43が押されると共に、弧状ピニオン50が時計方向に回動され、その弧状ピニオン50の歯51…51と第1スライダー4のラック60の外側歯61…61とが噛合して、第1スライダー4を蓋の径方向内側方向(図5で左方向)へ移動する。それと同時に、第1スライダー4のラック60の内側歯62…62とピニオン30の歯31…31との噛合により、該歯31…31が第2スライダー5のラック65の内側歯67…67と噛合して、第2スライダー5を蓋の径方向内側方向(図5で右方向)へ移動する。これにより、図1、図5、図9に示すように、第1スライダー4の締付け片6と第2スライダー5の締付け片7とが、内側に位置して容器本体2の上部開口縁部(図示せず)を係止し、蓋3が容器本体2に固定される。この固定位置の保持は、基台20とシーソー式の揺動板40との間に掛架したバネ49が担っている。
なお、前記固定操作ボタン11は、それに対する押動操作を停止すると、該固定操作ボタン11に内蔵したコイルバネ17(図2参照)の弾発力により押ボタン11aを原位置まで上動する。
例えば、調理完了時等において、蓋3を容器本体2から固定解除する場合には、図1に示す固定解除操作ボタン12を下動することにより、図14の如く、シーソー式の揺動板40の傾斜板状部42が押されると共に、弧状ピニオン50が反時計方向に回動され、その弧状ピニオン50の歯51…51と第1スライダー4のラック60の外側歯61…61とが噛合して、第1スライダー4を蓋の径方向外側方向(図5で右方向)へ移動する。それと同時に、第1スライダー4のラック60の内側歯62…62とピニオン30の歯31…31との噛合により、該歯31…31が第2スライダー5のラック65の内側歯67と噛合して、第2スライダー5を蓋の径方向外側方向(図5で左方向)へ移動する。これにより、第1スライダー4の締付け片6と第2スライダー5の締付け片7とが、外側に位置して容器本体2の上部開口縁部(図示せず)との係止を解除し、蓋3による容器本体2への固定が解除される。この固定解除位置の保持は、基台20とシーソー式の揺動板40との間に掛架したバネ49が担っている。
なお、前記固定解除操作ボタン12は、それに対する押動操作を停止すると、該固定解除操作ボタン12に内蔵したコイルバネ17(図2参照)の弾発力により押ボタン12aを原位置まで上動する。
本考案の圧力調理器の蓋には、種々の圧力調整装置が取り付けられている。
例えば、図15(A)〜(D)に示すように、おもり式の圧力調整装置70が取り付けられている。このおもり式の圧力調整装置70は、蓋3の適所に穿設した連通穴3qに嵌挿して下面からナット76で固定したノズル71と、このノズル71の蒸気通路72の弁座部73に着座して閉弁する弁体75を有する調圧用おもり74とからなっている。
一方、図15(A)に示されるように、一対のスライダー4,5に設けた一対の締付け片6,7が、内側に位置して蓋3が容器本体2に固定される固定位置状態において、第1スライダー4の後部側には、前記おもり式の圧力調整装置70と離間して、倒立L字状の作動杆78が溶接又は一体成形等により立設してある。それゆえ、この両締付け片6,7の固定位置状態においては、図15(B)に示されているように、調圧用おもり74の弁体75がノズル71の弁座部73に着座して閉弁状態である。
これに対し、両スライダー4,5の水平移動により、その締付け片6,7が、外側に位置して蓋3が容器本体2から固定解除される固定解除位置状態(開状態)に移動したとき、図15(C)に示すように、第1スライダー4に立設した作動杆78の横棒部78aが調圧用おもり74に当接し、該調圧用おもり74を同図面において右方向へ移動する。
そのため、図15(D)に示すように、調圧用おもり74の弁体75の弁部とノズル71の弁座部73との間に隙間Sが生じて開弁状態となり、容器本体2内の蒸気が排出されて、減圧される結果、内容物が飛散する恐れもなく安全である。
なお、このおもり式の圧力調整装置70は、第2スライダー5側に取り付けることもできる。例えば、図15(A)で、調圧用おもり74を図面上の左側の対称位置に取り付けると共に、作動杆78は第2スライダー5の後部側に立設して、前述のように、おもり式の圧力調整装置として作動させることができる。
また、シーソー式の揺動板40の傾斜板状部42に作動杆78を接続すると共に、両スライダーの締付け片6,7が固定解除位置状態(開状態)において、前記作動杆78が当接して移動され開弁される調圧用おもり74を、蓋3の適所に設けることもできる。
さらに、図16は、今一つの圧力調整装置を示している。この圧力調整装置80は前記両スライダー4,5の水平移動により、その締付け片6、7が固定解除位置状態(開状態)に移動したとき、前記蓋3に設けた安全弁81を開放する作動体85が前記第1スライダー4または第2スライダー5に設けてあることを特徴とするものである。
すなわち、前記一対の締付け片6,7が固定位置状態にあるときに、第1スライダー4又は第2スライダー5に形成された前記長孔4a(又は5a)の一部下方の蓋3には、図16(A)に示すように、凹部3rを形成すると共に、該凹部3rの中央部には容器本体2と連通する連通孔3sを穿設し、この連通孔3sにパッキン82を介して安全弁81が上下動可能に嵌装されている。この安全弁81と前記長孔4a(5a)との間には、取付部材83やコイルバネ等のバネ84を介して、円板状の回転ローラーとしての作動体85が設けてある。図16(A)、(B)の場合、作動体85はスライダー4(5)で押圧されていず、長孔4a(5a)を臨んでいるため、安全弁81は連通孔3sを閉塞した閉弁状態である。
一方、図16(C)、(D)に示すように、両スライダー4,5の水平移動により締付け片6,7が固定解除状態(開状態)に移動すると、前記作動体85がスライダー4(5)で、バネ84の付勢力に抗して押圧されて安全弁81が下動される。その結果、容器本体2内の蒸気は図16(C)で示す矢印方向へ排出される。
そのほか、図1、図3〜図5、図9、図14で示す90は公知の蒸気抜き弁、図14で示す91も蒸気孔である。
1 圧力調理器
2 容器本体
3 蓋
3b 蓋カバー
3d 操作ボタン取付板
3k 螺軸
4 第1スライダー
4a 長穴
5 第2スライダー
5a 長穴
6 締付け片
7 締付け片
10 操作機構
11 固定操作ボタン
12 固定解除操作ボタン
20 コ字状の基台
21 底板
22 立上り板
23 立上り板
30 ピニオン
31 歯
33 ピニオンカバー
40 シーソー式の揺動板
42 傾斜板状部
43 傾斜板状部
50 弧状ピニオン
51 歯
60 ラック
61 外側歯
62 内側歯
65 ラック
67 内側歯
70 おもり式の圧力調整装置
71 ノズル
72 蒸気通路
74 調圧用おもり
75 弁体
78 作動杆
80 圧力調整装置
81 安全弁
84 バネ
85 作動体
S 隙間

Claims (5)

  1. 容器本体の開口部を閉塞する蓋であって、該蓋を容器本体に固定するために蓋の上面部において半径方向で、かつ相互に異方向に水平移動可能とした一対のスライダーの外端部に設けた一対の締付け片と、この一対の締付け片は、内側に位置して蓋が容器本体に固定される固定位置と、外側に位置して蓋が容器本体から固定解除される固定解除位置とを移動可能とする操作機構とを備えてなる圧力調理器の蓋において、
    前記操作機構は、前記蓋の上面部に設けた蓋カバーの中央部に、略同一上面で隣接して個別に埋設した、押圧式の固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンと、
    前記固定操作ボタン及び固定解除操作ボタンの下方に位置し、蓋の中央部上面に立設した縦断面がコ字状の基台と、
    前記コ字状の基台の中央部に回動自在に枢着したピニオンと、
    前記ピニオンの上方位置において前記基台の立上り板間に揺動可能に設けたシーソー式の揺動板と、
    シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネと、
    シーソー式の揺動板の一側部に垂設した弧状ピニオンと、
    前記弧状ピニオン及びピニオンと噛合するラックを内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片を有し、蓋の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第1スライダーと、
    前記ピニオンと噛合するラックを内端部に有するとともに、外端部に前記締付け片を有し、蓋の上面部において半径方向で、かつ水平方向に移動される第2スライダーとから構成してあることを特徴とする圧力調理器の蓋。
  2. 前記シーソー式の揺動板を原位置に復帰するように設けたバネは、前記コ字状の基台の一部とシーソー式の揺動板との間に設けて、シーソー式の揺動板がシーソー動作し反転保持するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の圧力調理器の蓋。
  3. 前記第1スライダー、第2スライダー又はシーソー式の揺動板には、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた調圧用おもりを開放する作動杆が設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力調理器の蓋。
  4. 前記第1スライダーまたは第2スライダーには、前記両スライダーの水平移動により、その締付け片が固定解除した開状態に移動したとき、前記蓋に設けた安全弁を開放する作動体が設けてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧力調理器の蓋。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の圧力調理器の蓋を用いたことを特徴とする圧力調理器。
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