JP3172214B2 - 状態モード設定方式 - Google Patents
状態モード設定方式Info
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- state mode
- state
- microprogram
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/22—Microcontrol or microprogram arrangements
- G06F9/26—Address formation of the next micro-instruction ; Microprogram storage or retrieval arrangements
- G06F9/262—Arrangements for next microinstruction selection
- G06F9/264—Microinstruction selection based on results of processing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定の状態モードに応じ
た処理を行なう中央処理装置の状態モード設定方式に係
わり、特に状態モード設定にマイクロプログラム命令の
マイクロコードを状態モード指定データとして用いる状
態モード設定方式に関する。
た処理を行なう中央処理装置の状態モード設定方式に係
わり、特に状態モード設定にマイクロプログラム命令の
マイクロコードを状態モード指定データとして用いる状
態モード設定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】中央処理装置においては柔軟性を持たせ
るためにいくつかの状態モードを設けることがあり、設
定された状態モードに応じた処理をするようになってい
る。このため、中央処理装置を使用する前に、どの状態
モードに応じた処理を実行するかを設定する必要があ
る。
るためにいくつかの状態モードを設けることがあり、設
定された状態モードに応じた処理をするようになってい
る。このため、中央処理装置を使用する前に、どの状態
モードに応じた処理を実行するかを設定する必要があ
る。
【0003】かかる状態モードの設定は従来以下のよう
に行なわれている。第1の状態モード設定方法は、図7
に示すように、状態モード設定スイッチ1を設け、該状
態モード設定スイッチ1と中央処理装置2の間を複数の
専用信号線3で接続し、スイッチに状態モードを設定し
て専用信号線3を介して中央処理装置2に入力するもの
である。尚、4はマイクロプログラム制御機構である。
中央処理装置の命令を実行するためには、命令の読み出
し、命令の解読、実行番地の計算、オペランド読み出
し、演算の実行などの基本動作を一定順序で行なう必要
がある。このため、各命令の実行を何種類かの基本動作
の組み合わせて記述したプログラム(マイクロプログラ
ム)をマイクロプログラム制御機構3内のROMに記憶
し、所定のマイクロプログラムを実行することで状態を
順次遷移し、各状態に基づいてレジスタ間転送、バス・
レジスタ間転送、演算など基本動作の実行に必要な制御
信号を発生する。
に行なわれている。第1の状態モード設定方法は、図7
に示すように、状態モード設定スイッチ1を設け、該状
態モード設定スイッチ1と中央処理装置2の間を複数の
専用信号線3で接続し、スイッチに状態モードを設定し
て専用信号線3を介して中央処理装置2に入力するもの
である。尚、4はマイクロプログラム制御機構である。
中央処理装置の命令を実行するためには、命令の読み出
し、命令の解読、実行番地の計算、オペランド読み出
し、演算の実行などの基本動作を一定順序で行なう必要
がある。このため、各命令の実行を何種類かの基本動作
の組み合わせて記述したプログラム(マイクロプログラ
ム)をマイクロプログラム制御機構3内のROMに記憶
し、所定のマイクロプログラムを実行することで状態を
順次遷移し、各状態に基づいてレジスタ間転送、バス・
レジスタ間転送、演算など基本動作の実行に必要な制御
信号を発生する。
【0004】第2の状態モード設定方法は、図8に示す
ように状態モードを設定するためのモード設定用回路5
を外部に設け、該モード設定用回路5を既存のデータバ
スDBUSに接続し、中央処理装置2は該データバスD
BUSを介してモード設定用回路5より状態モード指定
データを取り込むものである。
ように状態モードを設定するためのモード設定用回路5
を外部に設け、該モード設定用回路5を既存のデータバ
スDBUSに接続し、中央処理装置2は該データバスD
BUSを介してモード設定用回路5より状態モード指定
データを取り込むものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の状態モード設定
方法は、簡単な方法であるが、中央処理装置がLSI化
される場合には信号ピン数に制限があるため、設定すべ
き状態モードの数が多いときには実現できず、しかもス
イッチ等の外部付加回路が必要になり、小型化する上で
問題となっている。
方法は、簡単な方法であるが、中央処理装置がLSI化
される場合には信号ピン数に制限があるため、設定すべ
き状態モードの数が多いときには実現できず、しかもス
イッチ等の外部付加回路が必要になり、小型化する上で
問題となっている。
【0006】又、第2の状態モード設定方法は、第1の
方法のようにピン数の問題はないが、モード設定用回路
を外部に設ける必要が有り、しかも該モード設定用回路
に中央処理装置とデータバスを介してデータ授受するた
めの機能が必要になり、構成が複雑になってコストや小
型化の面で問題となっている。以上から本発明の目的
は、状態モード数の制限がなく、しかも、コストや小型
化の面で有利な状態モード設定方式を提供することであ
る。
方法のようにピン数の問題はないが、モード設定用回路
を外部に設ける必要が有り、しかも該モード設定用回路
に中央処理装置とデータバスを介してデータ授受するた
めの機能が必要になり、構成が複雑になってコストや小
型化の面で問題となっている。以上から本発明の目的
は、状態モード数の制限がなく、しかも、コストや小型
化の面で有利な状態モード設定方式を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。11は中央処理装置、11aは処理部、11
bは状態モード設定用のイネーブル信号を発生する状態
モード設定回路、11cは設定された状態モードを記憶
する状態モード記憶部、MIPRはマイクロプログラ
ム、DMICはデータタイプのマイクロ命令である。
図である。11は中央処理装置、11aは処理部、11
bは状態モード設定用のイネーブル信号を発生する状態
モード設定回路、11cは設定された状態モードを記憶
する状態モード記憶部、MIPRはマイクロプログラ
ム、DMICはデータタイプのマイクロ命令である。
【0008】
【作用】電源投入後、最初に読み出されるデータタイプ
のマイクロ命令DMICのデータ部(DATA)に、状
態モード指定用のデータを書き込んでおく。かかる状態
で、電源が投入されると、状態モード設定回路11bは
最初のデータタイプのマイクロプログラム命令DMIC
読み取り時のみイネーブル信号を発生し、状態モード記
憶部11cは該イネーブル信号によりデータ部(DAT
A)に書き込まれている状態モード指定データを記憶
し、処理部11aは該状態モード指定データを読み取っ
て設定された状態モードに応じた処理を実行する。
のマイクロ命令DMICのデータ部(DATA)に、状
態モード指定用のデータを書き込んでおく。かかる状態
で、電源が投入されると、状態モード設定回路11bは
最初のデータタイプのマイクロプログラム命令DMIC
読み取り時のみイネーブル信号を発生し、状態モード記
憶部11cは該イネーブル信号によりデータ部(DAT
A)に書き込まれている状態モード指定データを記憶
し、処理部11aは該状態モード指定データを読み取っ
て設定された状態モードに応じた処理を実行する。
【0009】このように、既存マイクロプログラムにお
けるデータタイプのマイクロ命令を状態モード設定用と
して用いるから、専用の状態モード設定用の信号線や外
部付加回路が不要となり、低コスト化や小型化が可能と
なる。又、データタイプのマイクロ命令のデータ部に状
態モードを指定するデータを書き込むだけでよく、状態
モード設定のために特別のマイクロ命令を用意したり、
状態モード設定のために特別にマイクロプログラムを作
成するが必要がなく、簡単に状態モードを設定できる。
けるデータタイプのマイクロ命令を状態モード設定用と
して用いるから、専用の状態モード設定用の信号線や外
部付加回路が不要となり、低コスト化や小型化が可能と
なる。又、データタイプのマイクロ命令のデータ部に状
態モードを指定するデータを書き込むだけでよく、状態
モード設定のために特別のマイクロ命令を用意したり、
状態モード設定のために特別にマイクロプログラムを作
成するが必要がなく、簡単に状態モードを設定できる。
【0010】
【実施例】全体の構成 図2は本発明の実施例構成図であり、図1と同一部分に
は同一符号を付している。図中、11は中央処理装置、
12はマイクロプログラム制御機構である。中央処理装
置11において、11aは処理部、11bは状態モード
設定用のイネーブル信号を発生する状態モード設定回
路、11cは指定された状態モードを記憶する状態モー
ド記憶部である。マイクロプログラム制御機構12にお
いて、12aはマイクロプログラムMIRPを記憶する
マイクロプログラムメモリ(ROM)であり、マイクロ
プログラムMIPRにおいて、DMICは電源投入後に
読み取られる最初のデータタイプのマイクロ命令であ
る。
は同一符号を付している。図中、11は中央処理装置、
12はマイクロプログラム制御機構である。中央処理装
置11において、11aは処理部、11bは状態モード
設定用のイネーブル信号を発生する状態モード設定回
路、11cは指定された状態モードを記憶する状態モー
ド記憶部である。マイクロプログラム制御機構12にお
いて、12aはマイクロプログラムMIRPを記憶する
マイクロプログラムメモリ(ROM)であり、マイクロ
プログラムMIPRにおいて、DMICは電源投入後に
読み取られる最初のデータタイプのマイクロ命令であ
る。
【0011】マイクロ命令 マイクロ命令には図3(a),(b)に示すように演算タイプ
とデータタイプの2種類のタイプが有る。演算タイプの
マイクロ命令は、1ビットのタイプ種別部TYPと、マ
イクロ命令コードが書き込まれる操作部OPと、演算デ
ータ入力元を示す2つの演算元部SRC1,SRC2
と、演算結果出力先を示す出力先部DSTと、次のマイ
クロ命令アドレスを示す次アドレス部NEXTを有して
いる。データタイプのマイクロ命令は、1ビットのタイ
プ種別部TYPと、データ出力先を示す出力先部DST
と、データが書き込まれるデータ部DATAと、次のマ
イクロ命令アドレスを示す次アドレス部NEXTを有し
ている。
とデータタイプの2種類のタイプが有る。演算タイプの
マイクロ命令は、1ビットのタイプ種別部TYPと、マ
イクロ命令コードが書き込まれる操作部OPと、演算デ
ータ入力元を示す2つの演算元部SRC1,SRC2
と、演算結果出力先を示す出力先部DSTと、次のマイ
クロ命令アドレスを示す次アドレス部NEXTを有して
いる。データタイプのマイクロ命令は、1ビットのタイ
プ種別部TYPと、データ出力先を示す出力先部DST
と、データが書き込まれるデータ部DATAと、次のマ
イクロ命令アドレスを示す次アドレス部NEXTを有し
ている。
【0012】演算タイプの場合には、タイプ種別部TY
Pに”0”が書き込まれ、データタイプの場合には、タ
イプ種別部TYPに”1”が書き込まれる。従って、タ
イプ種別部の”1”,”0”を監視することによりマイ
クロ命令のタイプを識別できる。
Pに”0”が書き込まれ、データタイプの場合には、タ
イプ種別部TYPに”1”が書き込まれる。従って、タ
イプ種別部の”1”,”0”を監視することによりマイ
クロ命令のタイプを識別できる。
【0013】データタイプのマイクロ命令のうち、電源
投入後、最初に読み出されるマイクロ命令DMICのデ
ータ部(DATA)に、状態モード指定用のデータが予
め書き込まれている。例えば、n種類の状態モードが有
り、それぞれのモードに対してオン・オフを設定する場
合には、データ部DATAの対応するビットに状態モー
ドのオン・オフが”1”、”0”で書き込まれる。
投入後、最初に読み出されるマイクロ命令DMICのデ
ータ部(DATA)に、状態モード指定用のデータが予
め書き込まれている。例えば、n種類の状態モードが有
り、それぞれのモードに対してオン・オフを設定する場
合には、データ部DATAの対応するビットに状態モー
ドのオン・オフが”1”、”0”で書き込まれる。
【0014】マイクロプログラム制御機構 マイクロプログラム制御機構12は、図4に概略を示す
ように、マイクロプログラムメモリ12aと、マイクロ
プログラムメモリから読み出されたマイクロ命令を記憶
するマイクロ命令レジスタ12bと、中央処理装置のプ
ログラムから読み出された命令(マクロ命令)やマイク
ロ命令が入力されて次のマイクロ命令アドレスを発生す
るマイクロアドレス制御装置12cと、マイクロ命令ア
ドレスを記憶するマイクロ命令カウンタ12dを備えて
おり、マイクロ命令レジスタ12bの出力線は状態モー
ド設定回路11b(図2参照)や処理部11aに入力さ
れている。
ように、マイクロプログラムメモリ12aと、マイクロ
プログラムメモリから読み出されたマイクロ命令を記憶
するマイクロ命令レジスタ12bと、中央処理装置のプ
ログラムから読み出された命令(マクロ命令)やマイク
ロ命令が入力されて次のマイクロ命令アドレスを発生す
るマイクロアドレス制御装置12cと、マイクロ命令ア
ドレスを記憶するマイクロ命令カウンタ12dを備えて
おり、マイクロ命令レジスタ12bの出力線は状態モー
ド設定回路11b(図2参照)や処理部11aに入力さ
れている。
【0015】中央処理装置のプログラムに従った処理中
において、マイクロプログラムメモリ12aから読み出
されたマイクロ命令は、マイクロ命令レジスタ12bに
セットされる。このマイクロ命令がゲート制御用のマイ
クロ命令であれば、データ部のi番目(i=1,2,・
・・)のビットが1の時に対応するゲートをオンする。
しかし、電源投入後の最初に読み出されるデータタイプ
のマイクロ命令の場合には、データ部のi番目(i=
1,2,・・・)のビットが”1”または”0”の時、
対応する状態モードがオン又はオフとみなされて状態モ
ード記憶部11c(図2)に格納される。
において、マイクロプログラムメモリ12aから読み出
されたマイクロ命令は、マイクロ命令レジスタ12bに
セットされる。このマイクロ命令がゲート制御用のマイ
クロ命令であれば、データ部のi番目(i=1,2,・
・・)のビットが1の時に対応するゲートをオンする。
しかし、電源投入後の最初に読み出されるデータタイプ
のマイクロ命令の場合には、データ部のi番目(i=
1,2,・・・)のビットが”1”または”0”の時、
対応する状態モードがオン又はオフとみなされて状態モ
ード記憶部11c(図2)に格納される。
【0016】状態モード設定回路及び状態モード記憶部 図5は状態モード設定回路11bの構成図であり、1つ
の状態モードにつき、2つのフリップフロップFF1
1,FF12と2つのアンドゲートAG1,AG2を有
している。
の状態モードにつき、2つのフリップフロップFF1
1,FF12と2つのアンドゲートAG1,AG2を有
している。
【0017】アンドゲートAG1には第2クロックCL
K2と、マイクロ命令のタイプ種別データTYPが入力
され、その出力はフリップフロップFF11のクロック
端子に入力されている。フリップフロップFF11は電
源投入後に発生するパワーオンリセット信号PONRに
よりQ=”0”にリセットされ、アンドゲートAG1の
出力がハイレベル(”1”)となると、D端子が常に”
1”になっているためQ=1にセットされる。フリップ
フロップFF12のクロック端子には第1CLK1が入
力され、D入力端子にはフリップフロップFF11のQ
出力が入力されている。
K2と、マイクロ命令のタイプ種別データTYPが入力
され、その出力はフリップフロップFF11のクロック
端子に入力されている。フリップフロップFF11は電
源投入後に発生するパワーオンリセット信号PONRに
よりQ=”0”にリセットされ、アンドゲートAG1の
出力がハイレベル(”1”)となると、D端子が常に”
1”になっているためQ=1にセットされる。フリップ
フロップFF12のクロック端子には第1CLK1が入
力され、D入力端子にはフリップフロップFF11のQ
出力が入力されている。
【0018】アンドゲートAG2には、第2クロックC
LK2と、マイクロ命令のタイプ種別データTYPと、
フリップフロップFF12の*Q出力(*は否定を意味
する)が入力され、各入力が全て”1”の時に状態モー
ド設定用のイネーブル信号MENを発生し、状態モード
記憶部11cを構成する各フリップフロップFF21〜
FF2nに、データ部DATAに書き込まれているnビ
ットの状態モード指定データを記憶する。
LK2と、マイクロ命令のタイプ種別データTYPと、
フリップフロップFF12の*Q出力(*は否定を意味
する)が入力され、各入力が全て”1”の時に状態モー
ド設定用のイネーブル信号MENを発生し、状態モード
記憶部11cを構成する各フリップフロップFF21〜
FF2nに、データ部DATAに書き込まれているnビ
ットの状態モード指定データを記憶する。
【0019】全体の動作 図6は動作説明用のタイムチャ−トであり、第1クロッ
クCLK1は第2クロックCLK2より位相が1800
進んでいる。以下、図2、図5、図6に従って本発明の
状態モード設定動作を説明する。尚、予め、マイクロプ
ログラムに含まれるデータタイプのマイクロ命令のう
ち、電源投入後、最初に読み出されるマイクロ命令DM
ICのデータ部(DATA)に、状態モード指定用のデ
ータを書き込んでおく。
クCLK1は第2クロックCLK2より位相が1800
進んでいる。以下、図2、図5、図6に従って本発明の
状態モード設定動作を説明する。尚、予め、マイクロプ
ログラムに含まれるデータタイプのマイクロ命令のう
ち、電源投入後、最初に読み出されるマイクロ命令DM
ICのデータ部(DATA)に、状態モード指定用のデ
ータを書き込んでおく。
【0020】電源が投入されると、パワーオンリセット
信号PONRが発生して第1のフリップフロップFF1
1はリセットされ、Q端子出力S1がローレベルべにな
る。ついで、第2のフリップフロップFF2は第1クロ
ックCLK1により”0”をセットされ、*Q出力S2
はハイレベルとなる。かかる状態が図6のタイムチャ−
トの始めの状態に相当する。
信号PONRが発生して第1のフリップフロップFF1
1はリセットされ、Q端子出力S1がローレベルべにな
る。ついで、第2のフリップフロップFF2は第1クロ
ックCLK1により”0”をセットされ、*Q出力S2
はハイレベルとなる。かかる状態が図6のタイムチャ−
トの始めの状態に相当する。
【0021】パワーオンリセット後、マイクロプログラ
ムが起動して、初めてデータタイプのマイクロ命令が読
み出されると、所定時間タイプ種別データTYPが”
1”になり、第2クロックCLK2の立上りに同期し
て、時刻t1で第1フリップフロップFF1がセットさ
れS1=”1”になる。
ムが起動して、初めてデータタイプのマイクロ命令が読
み出されると、所定時間タイプ種別データTYPが”
1”になり、第2クロックCLK2の立上りに同期し
て、時刻t1で第1フリップフロップFF1がセットさ
れS1=”1”になる。
【0022】この結果、アンドゲートAG2の出力であ
る状態モードイネーブル信号MENがハイレベルとな
り、以後、第1クロックCLK1が立ち上がり、第2フ
リップフロップFF2がセットされてS2=”0”とな
る時刻t2までMEN=”1”となる。
る状態モードイネーブル信号MENがハイレベルとな
り、以後、第1クロックCLK1が立ち上がり、第2フ
リップフロップFF2がセットされてS2=”0”とな
る時刻t2までMEN=”1”となる。
【0023】従って、このt1〜t2の間に、データタイ
プのマイクロ命令におけるデータ部DATAに書き込ま
れている状態モード指定データが状態モード記憶部11
cの各フリップフロップFF21〜FF2nに格納され
る。そして、以後、第1フリップフロップFF11はQ
=1に固定されるため、第2フリップフロップFF2の
*Qも”0”に固定され、従って、以後データタイプの
マクロ命令が出力されてTYP=”1”になっても状態
モード記憶部11cの内容は不変となる。以後、処理部
11aは状態モード指定データを状態モード記憶部11
cから読み取り、該状態モードに応じた処理を実行す
る。
プのマイクロ命令におけるデータ部DATAに書き込ま
れている状態モード指定データが状態モード記憶部11
cの各フリップフロップFF21〜FF2nに格納され
る。そして、以後、第1フリップフロップFF11はQ
=1に固定されるため、第2フリップフロップFF2の
*Qも”0”に固定され、従って、以後データタイプの
マクロ命令が出力されてTYP=”1”になっても状態
モード記憶部11cの内容は不変となる。以後、処理部
11aは状態モード指定データを状態モード記憶部11
cから読み取り、該状態モードに応じた処理を実行す
る。
【0024】このように、中央処理装置の状態モードを
指定するために既存のマイクロプログラム命令を用いる
と共に、通常のマイクロタイプを用いているため、特別
な専用線や外部回路を設ける必要がなく、又、特別なマ
イクロ命令も必要でない。更に、状態モード指定用のタ
イプとしてデータタイプを用いることにより、マイクロ
コードの作成が容易となる。マイクロプログラムの記述
は実際には、コードを記号化してその記号を用いて行な
う。このため、仮にモードの指定を演算タイプで行なう
とすると、状態モード指定データを作るためにモードと
なんの関係もない記号を用いてコードを作る必要が有
り、大変である。これに対して、データタイプの場合、
DATA部分の記述は実際にその部分に置かれるコード
を記述するだけで良いため、従来の記述そのままで状態
モード指定データが作れる。これにより、状態モード指
定データの作成が容易となるし、特別のツ−ルも不要と
なる。
指定するために既存のマイクロプログラム命令を用いる
と共に、通常のマイクロタイプを用いているため、特別
な専用線や外部回路を設ける必要がなく、又、特別なマ
イクロ命令も必要でない。更に、状態モード指定用のタ
イプとしてデータタイプを用いることにより、マイクロ
コードの作成が容易となる。マイクロプログラムの記述
は実際には、コードを記号化してその記号を用いて行な
う。このため、仮にモードの指定を演算タイプで行なう
とすると、状態モード指定データを作るためにモードと
なんの関係もない記号を用いてコードを作る必要が有
り、大変である。これに対して、データタイプの場合、
DATA部分の記述は実際にその部分に置かれるコード
を記述するだけで良いため、従来の記述そのままで状態
モード指定データが作れる。これにより、状態モード指
定データの作成が容易となるし、特別のツ−ルも不要と
なる。
【0025】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0026】
【発明の効果】以上本発明によれば、電源投入後、最初
に読み出されるデータタイプのマイクロ命令のデータ部
(DATA)に、状態モード指定用のデータを書き込ん
でおき、電源投入後、最初に読み出されるデータタイプ
のマイクロプログラム命令のデータ部(DATA)に書
き込まれている状態モード指定データを記憶部に記憶
し、該状態モード指定データを読み取って設定された状
態モードに応じた処理を実行するように構成したから、
既存のマイクロプログラムにおける所定タイプのマイク
ロ命令を用いて状態モードを設定でき、状態モード設定
用の特別の専用信号線や外部付加回路が不要となり、低
コスト化や小型化が可能となる。
に読み出されるデータタイプのマイクロ命令のデータ部
(DATA)に、状態モード指定用のデータを書き込ん
でおき、電源投入後、最初に読み出されるデータタイプ
のマイクロプログラム命令のデータ部(DATA)に書
き込まれている状態モード指定データを記憶部に記憶
し、該状態モード指定データを読み取って設定された状
態モードに応じた処理を実行するように構成したから、
既存のマイクロプログラムにおける所定タイプのマイク
ロ命令を用いて状態モードを設定でき、状態モード設定
用の特別の専用信号線や外部付加回路が不要となり、低
コスト化や小型化が可能となる。
【0027】又、本発明によれば、データタイプのマイ
クロ命令のデータ部に状態モードを指定するデータを書
き込むだけでよく、状態モード設定のために特別のマイ
クロ命令を用意したり、状態モード設定のために特別に
マイクロプログラムを作成するが必要がなく、簡単に状
態モード指定データをマイクロ命令に書き込むことがで
きる。
クロ命令のデータ部に状態モードを指定するデータを書
き込むだけでよく、状態モード設定のために特別のマイ
クロ命令を用意したり、状態モード設定のために特別に
マイクロプログラムを作成するが必要がなく、簡単に状
態モード指定データをマイクロ命令に書き込むことがで
きる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例構成図である。
【図3】マイクロ命令のフォーマット説明図である。
【図4】マイクロプログラム制御機構の概略構成図であ
る。
る。
【図5】状態モード設定回路の構成図である。
【図6】動作説明用のタイムチャ−トである。
【図7】従来の第1の状態モード設定方法の説明図であ
る。
る。
【図8】従来の第2の状態モード設定方法の説明図であ
る。
る。
11・・中央処理装置 11a・・処理部 11b・・状態モード設定回路 11c・・状態モード記憶部 MIPR・・マイクロプログラム DMIC・・データタイプのマイクロ命令
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−155035(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/22 330 G06F 9/22 320
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の状態モードに応じた処理を行なう
中央処理装置の状態モード設定方式において、データ タイプのマイクロプログラム命令が最初に読み出
された時のみ、状態モード設定用のイネーブル信号を発
生する状態モード設定回路と、状態モード指定データを
記憶する状態モード記憶部を設けると共に、 電源投入後に最初に読み出される前記データタイプのマ
イクロプログラム命令のデータ部に状態モード指定デー
タを書き込み、 電源投入後、前記所定タイプのマイクロプログラム命令
の最初の読み取り時のみ、状態モード設定回路はイネー
ブル信号を発生し、マイクロプログラム命令のデータ部
に書き込まれている状態モード指定データを状態モード
記憶部に記憶することを特徴とする状態モード設定方
式。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25120491A JP3172214B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 状態モード設定方式 |
US08/492,391 US5828859A (en) | 1991-09-30 | 1995-06-19 | Method and apparatus for setting the status mode of a central processing unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25120491A JP3172214B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 状態モード設定方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588884A JPH0588884A (ja) | 1993-04-09 |
JP3172214B2 true JP3172214B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17219244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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