JP3171977B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3171977B2
JP3171977B2 JP02505493A JP2505493A JP3171977B2 JP 3171977 B2 JP3171977 B2 JP 3171977B2 JP 02505493 A JP02505493 A JP 02505493A JP 2505493 A JP2505493 A JP 2505493A JP 3171977 B2 JP3171977 B2 JP 3171977B2
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fusing
fuse
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semiconductor device
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敦夫 和田
敦宏 柁谷
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置、特にDRAM(Dy
namic Random Accsess Memo
y)等のメモリは、高集積化が進み、それと共に製造工
程が高度化・複雑化している。一般に集積度が増すにつ
れて半導体回路素子の製造歩留りは低下するため、回路
素子にある程度の不良が生じてもそれを救済できるよう
に冗長回路を設けることが常識となっている。不良の生
じた回路から冗長回路への切り替えには、冗長用ヒュー
ズが用いられている。即ち、冗長用ヒューズが断線して
いない場合は、正規の回路が働き、断線した場合は冗長
回路が働くようにする。冗長用ヒューズは、一般にYA
Gレーザ等のエネルギービームを収束照射することによ
り溶断させるが、この場合、なるべく低エネルギーにて
確実に溶断することが必要である。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
半導体装置の一例について説明する。図は従来の半導
体装置の上面模式図を示すものである。図において、
51は冗長用ヒューズであり、多結晶シリコンあるいは
多結晶シリコンと金属シリサイドからなるポリサイド等
で形成され、その幅は1μm程度である。52はアルミ
ニウム等からなる配線であり、コンタクト穴53を介し
て冗長用ヒューズ51と接続される。コンタクト穴53
は、冗長用ヒューズ51と配線52との間に設けられた
絶縁膜に形成されている。54は冗長用ヒューズ51を
溶断するためのレーザ光の照射領域を表わしたものであ
り、直径3μm程度の円状である。
【0004】以上のように構成された半導体装置につい
て、以下その動作について説明する。YAGレーザ等の
レーザ光をレンズで集束し、冗長用ヒューズ51に照射
する。この時、冗長用ヒューズ51のうち、レーザ光の
照射領域54と重なった部分が熱せられ、溶断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、照射領域54と冗長用ヒューズ51との
重複する領域が40%程度しかないため、照射したレー
ザ光のエネルギーのうち実効的に半分以下しか利用され
ず、逆に言えば、溶断に使用されるエネルギーの倍以上
のエネルギーでレーザ光を照射しなければならないとい
う問題点を有していた。
【0006】したがって、この発明の目的は、上記問題
点に鑑み、エネルギービームのエネルギーをより効率的
に利用することにより、冗長用ヒューズを、より低いエ
ネルギーのエネルギービームで、確実に溶断可能とする
半導体装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置は、冗長用ヒューズが、エネルギービームの照射領域
である中央部に位置する溶断部と、この溶断部の両端に
連設され周囲より熱抵抗の高い領域を一部に設けた非溶
断部とを備え、熱抵抗の高い領域がスリットを設けた領
域である
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、非溶断部に熱抵抗の
高い領域を一部に設け、この熱抵抗の高い領域がスリッ
トを設けた領域であるので、溶断部で発生した熱の逃げ
を小さくすることができる。このため、エネルギービー
ムのエネルギーを効率的に冗長用ヒューズの溶断作用に
利用することができる。
【0009】
【0010】
【実施例】この発明の実施例を図1に基づいて説明す
る。図1は実施例の半導体装置の上面模式図を示し、
は不良の生じた回路から冗長回路への切り替えに用いら
れる冗長用ヒューズである。この冗長用ヒューズ5は、
中央部に位置する溶断部5aと、この溶断部5aの両端
に連設され周囲より熱抵抗の高い領域6を一部に設けた
非溶断部5bとからなり、多結晶シリコンもしくは多結
晶シリコンと金属シリサイドとからなるポリサイド、あ
るいはアルミニウム等で形成される。溶断部aは、エ
ネルギービーム(例えばYAGレーザ等のレーザ光)の
照射領域4と重複するように両側の非溶断部b,
の間に連設される。非溶断部5bは、スリット7を設け
ることによりその領域6の熱抵抗を高くてしいる。例え
ば、スリット7の大きさを、短辺0.6 μm、長辺1μm
程度とする。これにより、領域6が幅0.2 μm程度の2
本の線となり、周囲に比べて熱抵抗が高くなる。2はア
ルミニウム等からなる配線である。この配線2と冗長用
ヒューズの間に設けられた絶縁膜にコンタクト穴3が
形成され、このコンタクト穴3を介して配線2が冗長用
ヒューズに接続される。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】以上のように構成された半導体装置につい
て、以下その動作を説明する。冗長用ヒューズを溶断
すべくレーザ光を冗長用ヒューズの溶断部5aに向け
照射する。このとき照射領域4と重なった溶断部5aで
発生した熱は、溶断部5aの両端から、さらに領域6へ
と伝搬するが、スリット7を設けたことで領域6の幅が
溶断部5aに比べて小さいので、従来のように幅が一律
な冗長用ヒューズの場合に比べ熱抵抗が高く、溶断部5
aで発生した熱の逃げが小さくなる。従って、冗長用ヒ
ューズ5は従来より溶断が容易になる。
【0015】以上のようにこの実施例によれば、非溶断
部5bに熱抵抗の高い領域6を一部に設け、この熱抵抗
の高い領域6がスリット7を設けた領域であるので、
断部5aで発生した熱の逃げを小さくし、レーザ光のエ
ネルギーを効率的に冗長用ヒューズの溶断作用に利用
することが可能であり、従来と同じレーザ光のエネルギ
ーの場合、より確実に溶断することができ、さらにはま
た、レーザ光のエネルギーを従来より低下することも可
能となる。その上、熱の伝搬量を従来より低減する結
果、熱が冗長用ヒューズ5と配線2に接続する回路素子
に及ぼす悪影響を低減する効果も合せ持つ。
【0016】
【0017】なお、上記実施例を図2の構成と組み合わ
せて実施してもよい。図2では、助長用ヒューズ1は、
溶断部1aと非溶断部1bとからなる。溶断部1aは、
エネルギービームの照射領域4と重複するように両側の
非溶断部1b,1bの間に連設され、その幅は非溶断部
1bの幅よりも大きく設定してある。具体的には、非溶
断部1bの幅は1μm程度であるが、一方、溶断部1a
の大きさは、溶断可能でかつレーザ光の照射領域4の面
積に近い大きさ、例えば、レーザ光の照射領域4を直径
3μmの円とすると、溶断部1aの面積はその約60%
程度、例えば一辺2μmの正方形にする。また、非溶断
部1bには図1と同様のスリットが設けてある(図示せ
ず)。 以上のように構成された半導体装置について、そ
の動作を説明する。冗長用ヒューズ1を溶断すべくレー
ザ光を冗長用ヒューズ1の溶断部1aに向け照射する。
このとき照射領域4と溶断部1aとの重複する面積の割
合が従来に比べ大きくなり、レーザ光のエネルギーを従
来より有効に利用することができる。 以上のようにこの
実施例によれば、スリットの作用効果に加えて、冗長用
ヒューズ1の溶断部1aを溶断可能でかつレーザ光の照
射領域4の面積にできる限り近くし、照射領域4と溶断
部1aとの重なりを従来より大きくすることにより、レ
ーザ光のエネルギーを効率的に冗長用ヒューズ1の溶断
作用に利用することが可能である。さらに、溶断部1a
の周囲に照射されて下層へ洩れるレーザ光の量が従来よ
り減少するため、冗長用ヒューズ1の下層に存在する素
子もしくは基板への熱的ダメージを低減できる効果も合
わせ持つ。 また、溶断部となる部分1aを正方形とした
が、多角形あるいは円状にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の半導体装置によれば、
溶断部に熱抵抗の高い領域を一部に設け、この熱抵抗の
高い領域がスリットを設けた領域であるので、溶断部で
発生した熱の逃げを小さくすることができる。このた
め、エネルギービームのエネルギーを効率的に冗長用ヒ
ューズの溶断作用に利用することが可能である。その結
果、従来と同じエネルギービームのエネルギーの場合、
より確実にかつ容易に溶断することができ、さらには、
エネルギービームのエネルギーを従来より低下すること
も可能となる。また、熱の伝搬量を従来より低減できる
ため、熱が冗長用ヒューズと配線に接続する回路素子に
及ぼす悪影響を低減する効果も合せ持つ。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の半導体装置の上面模式図で
ある。
【図2】この発明の別の実施例の半導体装置の上面模式
図である。
【図3】従来例の半導体装置の上面模式図である。
【符号の説明】
1,5 冗長用ヒューズ 1a,5a 溶断部 1b,5b 非溶断部 2 配線 4 エネルギービームの照射領域 6 熱抵抗の高い領域 7 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−57951(JP,A) 特開 平1−169942(JP,A) 特開 平6−104338(JP,A) 特開 昭57−72367(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線に接続されエネルギービームにて溶
    断することにより冗長回路を電気的に活性化し不良の生
    じた回路を不活性化する冗長用ヒューズを備えた半導体
    装置であって、前記冗長用ヒューズが、前記エネルギー
    ビームの照射領域である中央部に位置する溶断部と、こ
    の溶断部の両端に連設され周囲より熱抵抗の高い領域を
    一部に設けた非溶断部とを備え、前記熱抵抗の高い領域
    がスリットを設けた領域である半導体装置。
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US7645645B2 (en) * 2006-03-09 2010-01-12 International Business Machines Corporation Electrically programmable fuse structures with terminal portions residing at different heights, and methods of fabrication thereof
JP5302657B2 (ja) * 2008-12-22 2013-10-02 株式会社ハーマン 加熱調理器

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