JP3171889B2 - 角材の鉋削り加工装置 - Google Patents
角材の鉋削り加工装置Info
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- JP3171889B2 JP3171889B2 JP28687891A JP28687891A JP3171889B2 JP 3171889 B2 JP3171889 B2 JP 3171889B2 JP 28687891 A JP28687891 A JP 28687891A JP 28687891 A JP28687891 A JP 28687891A JP 3171889 B2 JP3171889 B2 JP 3171889B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角材の上面および左右
両側面に自動的に鉋削り加工を施す、角材の鉋削り加工
装置に関するものである。
両側面に自動的に鉋削り加工を施す、角材の鉋削り加工
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅等において用いられる柱あ
るいは床材等の角材の中には良好な表面仕上が求められ
るものがあり、その場合、通常鉋削り加工が施されて、
所定寸法の角材に仕上げられる。
るいは床材等の角材の中には良好な表面仕上が求められ
るものがあり、その場合、通常鉋削り加工が施されて、
所定寸法の角材に仕上げられる。
【0003】従来の鉋削り加工装置として、例えば、角
材の一面(例えば、上面)のみを削り加工するものがあ
る。
材の一面(例えば、上面)のみを削り加工するものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな一面しか加工できない従来の鉋削り加工装置によっ
て角材の3面を加工しようとする場合には、角材を加工
面を変えながら加工装置を3回通すか、あるいは加工装
置を3つ直列に並べ、それぞれ加工面を変えながら、そ
れら各加工装置を通過させる等の手段を採らなければな
らず、非常に面倒であった。
うな一面しか加工できない従来の鉋削り加工装置によっ
て角材の3面を加工しようとする場合には、角材を加工
面を変えながら加工装置を3回通すか、あるいは加工装
置を3つ直列に並べ、それぞれ加工面を変えながら、そ
れら各加工装置を通過させる等の手段を採らなければな
らず、非常に面倒であった。
【0005】加えて、高さや幅の異なる種々の角材を加
工する場合にはその都度各加工装置において刃の位置調
整を行わなければならず、より一層面倒となる不具合が
あった。
工する場合にはその都度各加工装置において刃の位置調
整を行わなければならず、より一層面倒となる不具合が
あった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、高さおよび幅の異なる種々の角材に対してその上面
および左右両側面に鉋削り加工を施すことができる角材
の鉋削り加工装置を提供することを目的とする。
で、高さおよび幅の異なる種々の角材に対してその上面
および左右両側面に鉋削り加工を施すことができる角材
の鉋削り加工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、係る目的を
達成するために、被処理物である木製の角材が搬送され
る搬送路の搬送方向前部に上下に間隔をあけて配置され
た互いに対をなすロールを備える角材送り機が設けら
れ、角材送り機の後方の前記搬送路上には前記角材の上
面を鉋削り加工する第1の鉋削り機と、角材の左右両側
面を鉋削り加工する互いに対をなす第2および第3の鉋
削り機がそれぞれ設けられ、前記角材送り機の前記対を
なすロールにはそれらロール間の間隔調整を行う間隔調
整手段が設けられ、前記第1の鉋削り機には該第1の鉋
削り機の搬送路の上面からの高さ調整を行う高さ調整手
段が設けられ、該高さ調整手段は、階段状となるように
それぞれ高さを違えて設定された複数の位置規制部を有
する下降位置規制ブロックと、該下降位置規制ブロック
が移動されるのに伴い前記複数の位置規制部のいずれか
一つに選択的に当接して前記第1の鉋削り機の搬送路の
上面からの高さ位置を決定するシリンダとからなり、前
記第2および第3の鉋削り機の少なくとも一方には、該
鉋削り機の左右方向の移動調整を行う幅調整手段が設け
られ、前記ロール間の間隔調整を行う間隔調整手段と前
記第1の鉋削り機の搬送路の上面からの高さ調整を行う
高さ調整手段と間には、前記高さ調整手段の前記下降位
置規制ブロックの移動による切換調整操作に連動して第
1の鉋削り機の搬送路の上面からの高さを擬製的に検出
する調整量検出センサーからの出力に基づき、間隔調整
手段の調整を行う連動手段が設けられていることを特徴
としている。
達成するために、被処理物である木製の角材が搬送され
る搬送路の搬送方向前部に上下に間隔をあけて配置され
た互いに対をなすロールを備える角材送り機が設けら
れ、角材送り機の後方の前記搬送路上には前記角材の上
面を鉋削り加工する第1の鉋削り機と、角材の左右両側
面を鉋削り加工する互いに対をなす第2および第3の鉋
削り機がそれぞれ設けられ、前記角材送り機の前記対を
なすロールにはそれらロール間の間隔調整を行う間隔調
整手段が設けられ、前記第1の鉋削り機には該第1の鉋
削り機の搬送路の上面からの高さ調整を行う高さ調整手
段が設けられ、該高さ調整手段は、階段状となるように
それぞれ高さを違えて設定された複数の位置規制部を有
する下降位置規制ブロックと、該下降位置規制ブロック
が移動されるのに伴い前記複数の位置規制部のいずれか
一つに選択的に当接して前記第1の鉋削り機の搬送路の
上面からの高さ位置を決定するシリンダとからなり、前
記第2および第3の鉋削り機の少なくとも一方には、該
鉋削り機の左右方向の移動調整を行う幅調整手段が設け
られ、前記ロール間の間隔調整を行う間隔調整手段と前
記第1の鉋削り機の搬送路の上面からの高さ調整を行う
高さ調整手段と間には、前記高さ調整手段の前記下降位
置規制ブロックの移動による切換調整操作に連動して第
1の鉋削り機の搬送路の上面からの高さを擬製的に検出
する調整量検出センサーからの出力に基づき、間隔調整
手段の調整を行う連動手段が設けられていることを特徴
としている。
【0008】
【作用】本発明の角材の鉋削り加工装置によれば、ま
ず、角材を搬送路に挿入する前に、角材の高さ寸法に応
じて第1の鉋削り機を高さ調製手段によって搬送路の上
面からの高さ調整を行う。
ず、角材を搬送路に挿入する前に、角材の高さ寸法に応
じて第1の鉋削り機を高さ調製手段によって搬送路の上
面からの高さ調整を行う。
【0009】前記第1の鉋削り機の高さ調整が行われる
と、その調整後の第1の鉋削り機の高さは調整量検出セ
ンサーによって検出され、該センサーからの出力に基づ
き連動手段によって前記ロール間の間隔も自動的に調整
される。すなわち、角材の高さに応じて第1の鉋削り機
の高さ調整を行うことにより、ロール間の調整も自動的
に行えることとなる。
と、その調整後の第1の鉋削り機の高さは調整量検出セ
ンサーによって検出され、該センサーからの出力に基づ
き連動手段によって前記ロール間の間隔も自動的に調整
される。すなわち、角材の高さに応じて第1の鉋削り機
の高さ調整を行うことにより、ロール間の調整も自動的
に行えることとなる。
【0010】また、角材の幅寸法に応じて第2あるいは
第3の鉋削り機を幅調整手段によって左右方向に移動調
整する。
第3の鉋削り機を幅調整手段によって左右方向に移動調
整する。
【0011】その後、上記のように調整された鉋削り加
工装置に角材を供給することにより、第1,第2および
第3の鉋削り機によって、角材の上面および左右両側面
を削り加工することができる。
工装置に角材を供給することにより、第1,第2および
第3の鉋削り機によって、角材の上面および左右両側面
を削り加工することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して、本発明の
角材の鉋削り加工装置の一実施例について説明する。
角材の鉋削り加工装置の一実施例について説明する。
【0013】図1中符号1は被処理物である木製の角材
Wを搬送する搬送路である。搬送路1の一側部には定板
2が上方に突出して設けられ、この定板2に沿って角材
Wが図中左方へ搬送されるようになっている。
Wを搬送する搬送路である。搬送路1の一側部には定板
2が上方に突出して設けられ、この定板2に沿って角材
Wが図中左方へ搬送されるようになっている。
【0014】搬送路1の搬送方向前部には上下に間隔を
あけて配置された互いに対をなすロール3a,3a,3
b,3bを備える角材送り機4が設けられ、角材送り機
4の後方の前記搬送路1上には角材Wの上面を鉋削り加
工する第1の鉋削り機6と、角材Wの左右両側面を鉋削
り加工する互いに対をなす第2および第3の鉋削り機
7,8がそれぞれ設けられている。
あけて配置された互いに対をなすロール3a,3a,3
b,3bを備える角材送り機4が設けられ、角材送り機
4の後方の前記搬送路1上には角材Wの上面を鉋削り加
工する第1の鉋削り機6と、角材Wの左右両側面を鉋削
り加工する互いに対をなす第2および第3の鉋削り機
7,8がそれぞれ設けられている。
【0015】前記角材送り機4の前記対をなすロール3
a,3bにはそれらロール間の間隔調整を行う間隔調整
手段10が設けられ、前記第1の鉋削り機6には該第1
の鉋削り機6の搬送路1の上面からの高さ調整を行う高
さ調整手段12が設けられている(図1参照)。また、
前記第3の鉋削り機8には、該鉋削り機8の左右方向の
移動調整を行う幅調整手段14が設けられている(図
2、図3)。
a,3bにはそれらロール間の間隔調整を行う間隔調整
手段10が設けられ、前記第1の鉋削り機6には該第1
の鉋削り機6の搬送路1の上面からの高さ調整を行う高
さ調整手段12が設けられている(図1参照)。また、
前記第3の鉋削り機8には、該鉋削り機8の左右方向の
移動調整を行う幅調整手段14が設けられている(図
2、図3)。
【0016】さらに、前記ロール間の間隔調整を行う間
隔調整手段10と前記第1の鉋削り機の搬送路の上面か
らの高さ調整を行う高さ調整手段12と間には、高さ調
整手段12の後述する下降位置規制ブロック33の移動
による切換調整操作に連動して第1の鉋削り機6の搬送
路の上面からの高さを擬製的に検出する調整量検出セン
サー16からの出力に基づき、間隔調整手段10の調整
を行う連動手段18が設けられている。
隔調整手段10と前記第1の鉋削り機の搬送路の上面か
らの高さ調整を行う高さ調整手段12と間には、高さ調
整手段12の後述する下降位置規制ブロック33の移動
による切換調整操作に連動して第1の鉋削り機6の搬送
路の上面からの高さを擬製的に検出する調整量検出セン
サー16からの出力に基づき、間隔調整手段10の調整
を行う連動手段18が設けられている。
【0017】次いで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記第1の鉋削り機6は、回転ドラム20の外周部
に鉋刃21が周方向所定間隔置きに外方に突出状態で取
り付けられてなるものであり、回転ドラム20が図示せ
ぬモータによって強制的に回転されることによって角材
Wの上面に鉋削り加工を施すものである。なお、この実
施例では、回転ドラム20は上部を吸引ダクト22によ
って覆われており、加工後の鉋屑はこのダクト22によ
って外部所定箇所まで搬送される。
ば、前記第1の鉋削り機6は、回転ドラム20の外周部
に鉋刃21が周方向所定間隔置きに外方に突出状態で取
り付けられてなるものであり、回転ドラム20が図示せ
ぬモータによって強制的に回転されることによって角材
Wの上面に鉋削り加工を施すものである。なお、この実
施例では、回転ドラム20は上部を吸引ダクト22によ
って覆われており、加工後の鉋屑はこのダクト22によ
って外部所定箇所まで搬送される。
【0018】なお、第2および第3の鉋削り機7,8の
基本的構成は前記第1の鉋削り機6と同様であるが、こ
れらの鉋削り機7,8は吸引ダクトを有していない点が
異なる。
基本的構成は前記第1の鉋削り機6と同様であるが、こ
れらの鉋削り機7,8は吸引ダクトを有していない点が
異なる。
【0019】前記角材送り機4に付設されたロール間の
間隔調整を行う間隔調整手段10は、固定された下側の
ロール3aに対して、上側のローラ3bが移動フレーム
24により支持され、該移動フレーム24がそれに螺合
されたネジ棒25をモータ26によりプーリ27,28
を介して正逆回転操作されることにより昇降調整される
ようになっている。
間隔調整を行う間隔調整手段10は、固定された下側の
ロール3aに対して、上側のローラ3bが移動フレーム
24により支持され、該移動フレーム24がそれに螺合
されたネジ棒25をモータ26によりプーリ27,28
を介して正逆回転操作されることにより昇降調整される
ようになっている。
【0020】高さ調整手段12は、架台5から延びるブ
ラケット30にシリンダ31が固定され、該シリンダ3
1のピストンロッド32に前記第1の鉋削り機6が固定
され、前記架台30にはピストンロッド32の下降限界
位置を規制する下降位置規制ブロック33が水平方向に
スライド自在に設けられた構成とされている。
ラケット30にシリンダ31が固定され、該シリンダ3
1のピストンロッド32に前記第1の鉋削り機6が固定
され、前記架台30にはピストンロッド32の下降限界
位置を規制する下降位置規制ブロック33が水平方向に
スライド自在に設けられた構成とされている。
【0021】そして、前記下降位置規制ブロック33に
アーム34を介して連動されている昇降用調整ハンドル
35が図中左右方向に移動されることにより、前記下降
位置規制ブロック33の各高さを違えて設定された位置
規制部33a,…のうちの一つが前記ピストンロッド3
2に対向されることとなり、これにより、前記ピストン
ロッド32が下降操作されたとき、第1の鉋削り機6の
高さが決定されるようになっている。
アーム34を介して連動されている昇降用調整ハンドル
35が図中左右方向に移動されることにより、前記下降
位置規制ブロック33の各高さを違えて設定された位置
規制部33a,…のうちの一つが前記ピストンロッド3
2に対向されることとなり、これにより、前記ピストン
ロッド32が下降操作されたとき、第1の鉋削り機6の
高さが決定されるようになっている。
【0022】前記幅調整手段14の基本的な構成は、前
記した高さ調整手段12のものとほぼ同じである。すな
わち、図2および図3に示すように、架台5から延びる
ブラケット36にシリンダ37が固定され、該シリンダ
37のピストンロッド38に前記第3の鉋削り機8が固
定され、前記架台5から延びるブラケット36にはピス
トンロッド38の左右方向移動限界位置を規制する左右
方向位置規制ブロック40が上下方向にスライド自在に
設けられた構成とされている。左右方向位置規制ブロッ
ク40の外側面には各高さを違えて設定された位置規制
部40a,…が形成され、該左右方向位置規制ブロック
40はアーム41を介して手動により移動調整される。
記した高さ調整手段12のものとほぼ同じである。すな
わち、図2および図3に示すように、架台5から延びる
ブラケット36にシリンダ37が固定され、該シリンダ
37のピストンロッド38に前記第3の鉋削り機8が固
定され、前記架台5から延びるブラケット36にはピス
トンロッド38の左右方向移動限界位置を規制する左右
方向位置規制ブロック40が上下方向にスライド自在に
設けられた構成とされている。左右方向位置規制ブロッ
ク40の外側面には各高さを違えて設定された位置規制
部40a,…が形成され、該左右方向位置規制ブロック
40はアーム41を介して手動により移動調整される。
【0023】前記連動手段18は、前記アーム34にセ
ンサー16が取り付けられ、該センサー16が前記下降
位置規制ブロック33と一体的に移動操作される際、固
定アーム45に取り付けられた各基準ロッド46a,…
に対向することとなり、このときのセンサー16と基準
ロッド46a,…の頭部との距離に応じて、センサー1
6と電気的に接続された図示せぬ制御部から前記モータ
26に所定の信号が発せられ、これにより移動フレーム
24の昇降調整を行う構成になっている。なお、固定ア
ーム45に取り付けられた各基準ロッド46a,…の頭
部の高さ位置の差は、前記下降位置規制ブロック33の
位置規制部33a,…の高さ位置に差にそれぞれ対応し
ている。
ンサー16が取り付けられ、該センサー16が前記下降
位置規制ブロック33と一体的に移動操作される際、固
定アーム45に取り付けられた各基準ロッド46a,…
に対向することとなり、このときのセンサー16と基準
ロッド46a,…の頭部との距離に応じて、センサー1
6と電気的に接続された図示せぬ制御部から前記モータ
26に所定の信号が発せられ、これにより移動フレーム
24の昇降調整を行う構成になっている。なお、固定ア
ーム45に取り付けられた各基準ロッド46a,…の頭
部の高さ位置の差は、前記下降位置規制ブロック33の
位置規制部33a,…の高さ位置に差にそれぞれ対応し
ている。
【0024】前記基準ロッド46a,…の頭部の高さ
は、前記下降位置規制部ブロック33の位置規制部33
aと同じ値に設定されている。
は、前記下降位置規制部ブロック33の位置規制部33
aと同じ値に設定されている。
【0025】なお、50は、加工後の角材Wを後方に引
き抜くように作用する角材送り機であり、モータ51に
より強制的に回転される上下のロール52a,52bの
間に角材Wを挟み込んで移送するものである。
き抜くように作用する角材送り機であり、モータ51に
より強制的に回転される上下のロール52a,52bの
間に角材Wを挟み込んで移送するものである。
【0026】次に、上記角材の鉋削り加工装置の作用に
ついて説明する。まず、角材Wを搬送路1に挿入する前
に、角材Wの高さ寸法に応じて高さ調整手段12によ
り、第1の鉋削り機6の搬送路1の上面からの高さ調整
を行う。具体的には、ハンドル35を前後方向に移動さ
せて下降位置規制ブロック33を同方向に移動調整し、
ピストンロッド32の下降位置を決定することにより行
う。
ついて説明する。まず、角材Wを搬送路1に挿入する前
に、角材Wの高さ寸法に応じて高さ調整手段12によ
り、第1の鉋削り機6の搬送路1の上面からの高さ調整
を行う。具体的には、ハンドル35を前後方向に移動さ
せて下降位置規制ブロック33を同方向に移動調整し、
ピストンロッド32の下降位置を決定することにより行
う。
【0027】前記第1の鉋削り機6の高さ調整の終わる
と、その調整後の第1の鉋削り機6の高さは、調整量検
出センサー16によって基準ロッド46aの頭部と距離
を測定することにより擬製的に検出され、該センサー1
6からの出力信号に基づき図示せぬ制御部を介してモー
タ26が操作され、これにより前記ロール3a,3b間
の間隔も自動的に調整される。この結果、前記ロール3
a,3b間の距離は、第1の鉋削り機6の搬送路1の上
面からの距離と等しくなるように調整される。
と、その調整後の第1の鉋削り機6の高さは、調整量検
出センサー16によって基準ロッド46aの頭部と距離
を測定することにより擬製的に検出され、該センサー1
6からの出力信号に基づき図示せぬ制御部を介してモー
タ26が操作され、これにより前記ロール3a,3b間
の間隔も自動的に調整される。この結果、前記ロール3
a,3b間の距離は、第1の鉋削り機6の搬送路1の上
面からの距離と等しくなるように調整される。
【0028】また、角材Wの幅寸法に応じて第3の鉋削
り機8を幅調整手段14によって左右方向に移動調整す
る。
り機8を幅調整手段14によって左右方向に移動調整す
る。
【0029】その後、上記のように調整された鉋削り加
工装置の搬送路1上に角材Wを供給することにより、角
材送り機4により移送される角材Wに対し第1,第2お
よび第3の鉋削り機6,7,8によって、その上面およ
び左右両側面を削り加工することができる。
工装置の搬送路1上に角材Wを供給することにより、角
材送り機4により移送される角材Wに対し第1,第2お
よび第3の鉋削り機6,7,8によって、その上面およ
び左右両側面を削り加工することができる。
【0030】なお、本発明の角材の鉋削り加工装置は、
前記実施例で示したものに限らず、各部材の形状、寸
法、あるいは作業手順等の具体的な構成要素は、実施に
当たり適宜変更可能である。例えば、前記実施例では、
第2の鉋削り機7を固定とし、第3の鉋削り機8を左右
方向に移動調整し得る構成にしているが、逆に、第3の
鉋削り機8を固定とし、第2の鉋削り機7を左右方向に
移動調整する構成にしてもよい。
前記実施例で示したものに限らず、各部材の形状、寸
法、あるいは作業手順等の具体的な構成要素は、実施に
当たり適宜変更可能である。例えば、前記実施例では、
第2の鉋削り機7を固定とし、第3の鉋削り機8を左右
方向に移動調整し得る構成にしているが、逆に、第3の
鉋削り機8を固定とし、第2の鉋削り機7を左右方向に
移動調整する構成にしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の角材の鉋削り加工装置によれ
ば、角材の高さに応じて第1の鉋削り機の高さ調整を行
うことにより、角材送り機のロール間の調整調整も自動
的に行えることとなり、面倒な作業を行うことなく、第
1,第2および第3の鉋削り機によって角材の上面およ
び左右両側面を削り加工することができる。また、高さ
調整手段によって第1の鉋削り機の搬送路の上面からの
高さ調整を行うにあたり、階段状となるようにそれぞれ
高さを違えて設定された複数の位置規制部を有する下降
位置規制ブロックを移動させて行っているので、例え
ば、厚さの異なるいくつかのスペーサを予め用意してお
き、それらのうち一つあるいは複数のスペーサを組み合
わせて高さ調整する場合に比べて、ただ一つの部品によ
って複数値への高さ調整が容易かつ確実に行える等の優
れた効果を奏する。
ば、角材の高さに応じて第1の鉋削り機の高さ調整を行
うことにより、角材送り機のロール間の調整調整も自動
的に行えることとなり、面倒な作業を行うことなく、第
1,第2および第3の鉋削り機によって角材の上面およ
び左右両側面を削り加工することができる。また、高さ
調整手段によって第1の鉋削り機の搬送路の上面からの
高さ調整を行うにあたり、階段状となるようにそれぞれ
高さを違えて設定された複数の位置規制部を有する下降
位置規制ブロックを移動させて行っているので、例え
ば、厚さの異なるいくつかのスペーサを予め用意してお
き、それらのうち一つあるいは複数のスペーサを組み合
わせて高さ調整する場合に比べて、ただ一つの部品によ
って複数値への高さ調整が容易かつ確実に行える等の優
れた効果を奏する。
【図1】本発明の角材の鉋削り加工装置の平面図であ
る。
る。
【図2】同角材の鉋削り加工装置の平面図である。
【図3】図1のX線矢視図である。
1 搬送路 3a ロール 3b ロール 4 角材送り機 6 第1の鉋削り機 7 第2の鉋削り機 8 第3の鉋削り機 10 間隔調整手段 12 高さ調整手段 14 幅調整手段 16 センサー 18 連動手段 W 角材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−133601(JP,A) 特開 昭56−75801(JP,A) 特開 昭63−302001(JP,A) 実開 昭56−66403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27C 1/08
Claims (1)
- 【請求項1】 被処理物である木製の角材が搬送される
搬送路の搬送方向前部に上下に間隔をあけて配置された
互いに対をなすロールを備える角材送り機が設けられ、 角材送り機の後方の前記搬送路上には前記角材の上面を
鉋削り加工する第1の鉋削り機と、角材の左右両側面を
鉋削り加工する互いに対をなす第2および第3の鉋削り
機がそれぞれ設けられ、 前記角材送り機の前記対をなすロールにはそれらロール
間の間隔調整を行う間隔調整手段が設けられ、 前記第1の鉋削り機には該第1の鉋削り機の搬送路の上
面からの高さ調整を行う高さ調整手段が設けられ、該高さ調整手段は、階段状となるようにそれぞれ高さを
違えて設定された複数の位置規制部を有する下降位置規
制ブロックと、該下降位置規制ブロックが移動されるの
に伴い前記複数の位置規制部のいずれか一つに選択的に
当接して前記 第1の鉋削り機の搬送路の上面からの高さ
位置を決定するシリンダとからなり、 前記第2および第3の鉋削り機の少なくとも一方には、
該鉋削り機の左右方向の移動調整を行う幅調整手段が設
けられ、前記ロール間の間隔調整を行う間隔調整手段と前記第1
の鉋削り機の搬送路の上面からの高さ調整を行う高さ調
整手段と間には、前記高さ調整手段の前記下降位置規制
ブロックの移動による切換調整操作に連動して第1の鉋
削り機の搬送路の上面からの高さを擬製的に検出する調
整量検出センサーからの出力に基づき、間隔調整手段の
調整を行う連動手段 が設けられていることを特徴とする
角材の鉋削り加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28687891A JP3171889B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 角材の鉋削り加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28687891A JP3171889B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 角材の鉋削り加工装置 |
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1991
- 1991-10-31 JP JP28687891A patent/JP3171889B2/ja not_active Expired - Fee Related
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