JP3171805U - 排気マフラーのテール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気マフラーのテールパイプの斜めカットされた末端面が、車両後面形状と整合するように調整可能とするテール構造を提供する。【解決手段】車両の排気管10に接続された内側テールパイプ11と、末端面12eが斜めカットされ、内側テールパイプ11に対してその軸周り方向に相対回転可能で、かつこの内側テールパイプ11よりも後方に突出した状態にして該内側テールパイプ11の外側に配設される外側テールパイプ12とを備えて排気マフラーのテール構造1とする。また、外側テールパイプ12および内側テールパイプ11の一方には、パイプ軸周り方向に延びる周方向長孔11bを有する第1固定部11aを、他方には軸方向長孔12cを有する第2固定部12aを形成する。そして上記周方向長孔11bおよび軸方向長孔12cに挿通されるボルト13と、ナット14とにより上記固定部11a、12aを締め付け固定する。【選択図】図1

Description

本考案は車両の排気マフラーのテール構造に関し、特に詳細には、内側テールパイプと外側テールパイプとからなる二重構造を有する排気マフラーのテール構造に関するものである。
従来、排気マフラーのテール構造として、例えば特許文献1に示されるように、内側テールパイプと外側テールパイプとからなる二重構造を有するものが公知となっている。その種のテール構造において、内側テールパイプは車両の排気マフラーを構成する排気管の末端に接続され、また外側テールパイプは、この内側テールパイプよりも後方に突出した状態にして該内側テールパイプの外側に配設される。なお外側テールパイプは、美観の点から、末端部分が斜めにカットされることが多い。
ところで、4輪車両等の車両においては一般に後部バンパーが取り付けられるので、排気マフラーのテール構造は、後部バンパーに設けられた開口部やU字状の切り込み部等の内部に外側テールパイプが位置するようにして配設されることが多い。その場合、車両が特定のもので、したがって後部バンパーの形状も一定になっているならば、外側テールパイプの長さや末端の斜めカット状態は、当然、そのバンパーの形状に適合するように設定される。すなわち、外側テールパイプの長さは、その末端面がバンパー後面とほぼ揃う長さとされ、また末端面の斜めカットについては、バンパー後面の形状(特に斜め形状)と整合するようにカット方向やカット角度が設定される。
しかしここで、車両の所有者が車体後部についてより美観の高いデザインを求めたり、あるいは、従来使用してきた後部バンパーが車両事故で破損したような場合は、そのバンパーに換えて、形状が異なる別のバンパーが取り付けられることもある。すると、その形状の異なるバンパーの後面に対して、外側テールパイプの末端が後方に飛び出し過ぎたり、反対に内側に入り過ぎたりして、車体後部の美観が損なわれることも有り得る。また、このような後部バンパーの交換とは逆に、排気マフラーが交換される場合も、同様の問題が生じることがある。
前記特許文献1には、上述のような問題に対処可能とした排気マフラーのテール構造が記載されている。その排気マフラーのテール構造は、外側テールパイプと内側テールパイプの双方にパイプ軸方向に延びる長孔を設け、それらに通したボルトとナットの締め付けによって両パイプを固定するようにしたものである。このような構造によれば、内側テールパイプに対して外側テールパイプをパイプ軸方向(多くの場合は、ほぼ車両の前後方向)に相対移動させてから固定できるので、外側テールパイプの末端面の前後方向位置がバンパー後面と揃う状態にすることができる。
実用新案登録第3139570号公報
しかし、上記特許文献1に記載された構造では、外側テールパイプの斜めカットされた末端面が後部バンパー後面の斜め形状と整合しない場合に、それを整合するように調整することは不可能となっている。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、外側テールパイプの斜めカットされた末端面が、バンパー後面等の車両後面の形状と整合するように調整できる排気マフラーのテール構造を提供することを目的とする。
本考案による第1の排気マフラーのテール構造は、
車両の排気マフラーを構成する排気管の末端に接続された内側テールパイプと、
末端が斜めにカットされた形状を有し、前記内側テールパイプに対してその軸周り方向に相対回転可能で、かつこの内側テールパイプよりも後方に突出した状態にして該内側テールパイプの外側に配設された外側テールパイプと、
この外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの一方において前記軸周り方向に延びる周方向長孔が設けられてなる第1固定部と、
前記外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの他方においてボルト孔が設けられてなる第2固定部と、
前記周方向長孔および前記ボルト孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合するナットとからなり、このナットおよび前記ボルトの締付けにより前記第1固定部と第2固定部とを互いに固定する固定手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、上記第1の排気マフラーのテール構造においては、前記第1固定部が内側テールパイプに設けられ、前記第2固定部が外側テールパイプに設けられ、そして外側テールパイプの管壁外面に前記ナットが溶接等によって接合されていることが望ましい。
また、上記第1の排気マフラーのテール構造においては、前記第1固定部が外側テールパイプに設けられ、前記第2固定部が内側テールパイプに設けられ、そして内側テールパイプの管壁内面に前記ナットが溶接等によって接合されていることも望ましい。
他方、本考案による第2の排気マフラーのテール構造は、
車両の排気マフラーを構成する排気管の末端に接続された内側テールパイプと、
末端が斜めにカットされた形状を有し、前記内側テールパイプに対してその軸周り方向に相対回転可能で、かつこの内側テールパイプよりも後方に突出した状態にして該内側テールパイプの外側に配設された外側テールパイプと、
この外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの一方において前記軸周り方向に延びる周方向長孔が設けられてなる第1固定部と、
前記外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの他方において、パイプ軸と平行な方向に延びる軸方向長孔が設けられてなる第2固定部と、
前記周方向長孔および前記軸方向長孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合するナットとからなり、このナットおよび前記ボルトの締付けにより前記第1固定部と第2固定部とを互いに固定する固定手段とを備えたことを特徴とするものである。
本考案による第1の排気マフラーのテール構造によれば、
外側テールパイプおよび内側テールパイプの一方においてパイプ軸周り方向に延びる周方向長孔が設けられてなる第1固定部と、
外側テールパイプおよび内側テールパイプの他方においてボルト孔が設けられてなる第2固定部と、
前記周方向長孔および前記ボルト孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合するナットとからなり、このナットおよび前記ボルトの締付けにより前記第1固定部と第2固定部とを互いに固定する固定手段とを備えたことにより、外側テールパイプを内側テールパイプに対して周方向に相対移動させた上で固定可能となる。したがってこの構造によれば、外側テールパイプの斜めカットされた末端面が、バンパー後面等の車両後面の形状と整合するように、外側テールパイプの回転位置を調整可能となる。
なお、この第1の排気マフラーのテール構造において特に、前記第1固定部が内側テールパイプに設けられ、前記第2固定部が外側テールパイプに設けられ、そして外側テールパイプの管壁外面に前記ナットが接合されている場合は、ボルトとナットの締付け作業時にナットをスパナ等によって固定しておく必要がなくなるので、作業能率が向上する。
この点は、第1固定部が外側テールパイプに設けられる一方、第2固定部が内側テールパイプに設けられ、内側テールパイプの管壁内面にナットが接合されている場合も同様である。
他方、本考案による第2の排気マフラーのテール構造によれば、
外側テールパイプおよび内側テールパイプの一方においてパイプ軸周り方向に延びる周方向長孔が設けられてなる第1固定部と、
外側テールパイプおよび内側テールパイプの他方において、パイプ軸と平行な方向に延びる軸方向長孔が設けられてなる第2固定部と、
前記周方向長孔および前記軸方向長孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合するナットとからなり、このナットおよび前記ボルトの締付けにより前記第1固定部と第2固定部とを互いに固定する固定手段とを備えたことにより、この場合も、外側テールパイプを内側テールパイプに対して周方向に相対移動させた上で固定可能となる。したがってこの構造によれば、外側テールパイプの斜めカットされた末端面が、バンパー後面等の車両後面の形状と整合するように、外側テールパイプの回転位置を調整可能となる。
さらにこの第2の排気マフラーのテール構造によれば、第2固定部には、パイプ軸と平行な方向に延びる軸方向長孔が設けられているので、外側テールパイプを内側テールパイプに対してパイプ軸方向に相対移動させた上で固定可能となる。したがってこの構造によれば、外側テールパイプの末端面の前後方向位置を調整することも可能となる。
そして、上述のように外側テールパイプの回転位置を調整可能とする機構は基本的に、内側テールパイプおよび外側テールパイプの一方に周方向長孔を、他方にボルト孔を形成し、そしてそれらに通したボルトとナットにより両パイプを固定するという極めて簡単な構成のものであるので、本考案による排気マフラーのテール構造は、外側テールパイプの回転位置調整を実現するためのコストも極めて低く抑えられるものとなる。
本考案の第1実施形態による排気マフラーのテール構造を示す側断面図 図1に示す構造の下面図 本考案の第2実施形態による排気マフラーのテール構造を示す側断面図 本考案の第3実施形態による排気マフラーのテール構造を示す側断面図 図4に示す構造の下面図 本考案の第4実施形態による排気マフラーのテール構造を示す側断面図 図6に示す構造の下面図 図1に示す構造の取付け状態の一例を示す平面図 図1に示す構造の取付け状態の別の例を示す平面図 図1に示す構造の取付け状態のさらに別の例を示す平面図
以下、図面を参照して本考案の実施形態を詳細に説明する。図1と図2はそれぞれ、本考案の第1の実施形態による排気マフラーのテール構造1を示す側断面図、下面図である。図示される通りこの排気マフラーのテール構造1は、車両の排気マフラーを構成する排気管10の末端に接続された内側テールパイプ11と、この内側テールパイプ11に対してその軸周り方向に相対回転可能にして該内側テールパイプ11の外側に配設された外側テールパイプ12とを有している。
上記内側テールパイプ11は、外側テールパイプ12が被着される比較的大径の円筒部と、排気管10の末端に例えば溶接等によって接合される比較的小径の円筒部と、それら2つの円筒部をつなぐテーパ部とを有するものである。
一方外側テールパイプ12は概略円筒状で、その内径が内側テールパイプ11の外径よりもやや大きい程度に形成されて、内側テールパイプ11に対して相対的に周方向およびパイプ軸方向に摺動可能となっている。また外側テールパイプ12は、その末端面12eが斜めにカットされた形状を有し、そして、内側テールパイプ11よりも後方に突出する長さとされている。
内側テールパイプ11および外側テールパイプ12は、例えば双方ともステンレス鋼板から形成され、一例として、内側テールパイプ11の大径部の長さ(図2のL1寸法)は90mm、外側テールパイプ12の全長(図2のL2寸法)は140mm、外側テールパイプ12の外径は102mm程度とされている。また、これも一例として、内側テールパイプ11のテーパ部のテーパ角(図1のα)は45°、外側テールパイプ12の末端面12eの斜めカット角度(図1のβ)は28°程度に設定されている。
なお外側テールパイプ12の前端上部には、折り曲げた板状部材からなり貫通孔12fを有する保持部材12gが、例えば溶接等により接合されている。そこで、例えばワイヤの一端を貫通孔12fに通して保持部材12gに係止し、その他端を車両側に係止しておくことにより、万一外側テールパイプ12が内側テールパイプ11から脱落したような場合に、外側テールパイプ12を紛失してしまうことを防止できる。
次に、外側テールパイプ12を内側テールパイプ11に固定するための構成について説明する。内側テールパイプ11の大径部の下部管壁の一部11aには、この内側テールパイプ11のパイプ軸周り方向に延びる周方向長孔11bが形成されている。一方、外側テールパイプ12の下部管壁の一部12aには、パイプ軸と平行な方向に延びる軸方向長孔12cが形成されている。これらの周方向長孔11bおよび軸方向長孔12cは、一例として、長さが40mm程度とされる。なお、上記内側テールパイプ11の一部11aは本考案における第1固定部を構成し、外側テールパイプ12の一部12aは本考案における第2固定部を構成している。
外側テールパイプ12の取付けに際しては、内側テールパイプ11の外側に外側テールパイプ12が組み合わされた後、上記軸方向長孔12cおよび周方向長孔11bに下方からボルト13が通され、内側テールパイプ11の中に突出したそのボルト13にナット14が螺合される。次いでそれらのボルト13およびナット14が締め付けられ、それにより内側テールパイプ11の一部11aと外側テールパイプ12の一部12aとが締め付け固定され、両パイプ11および12が固定される。
その際、ボルト13およびナット14を締め付ける前に、ボルト13を周方向長孔11b内で相対移動させながら、外側テールパイプ12を内側テールパイプ11に対して周方向に相対移動させることができる。また、ボルト13を軸方向長孔12c内で相対移動させながら、外側テールパイプ12を内側テールパイプ11に対してパイプ軸方向に相対移動させることもできる。それにより、外側テールパイプ12の回転位置および前後方向位置を自在に調整可能となり、外側テールパイプ12の末端面12eを後部バンパーの形状に沿った状態に配置することができる。
以上の点について、図8〜10を参照して詳しく説明する。これらの図8〜10は、排気マフラーのテール構造1と後部バンパーB1、B2との平面位置関係を示すものである。まず、図中一点鎖線で示す後部バンパーB1が適用されている車両に該構造1を取り付ける場合、外側テールパイプ12は図8に示す状態とされる。つまりこの場合は、外側テールパイプ12の最も長い部分が真上に来るように回転位置を調整し、またその末端面12eが後部バンパーB1の後面とほぼ整合するように前後位置を調整した上で、外側テールパイプ12が内側テールパイプ11に固定される。それにより、車両後部のマフラー周りの美観が優れたものとなる。
しかしここで、後部バンパーB1に換えて、図中破線で示す後部バンパーB2が適用された場合や、元より後部バンパーB2を備えている車両にこのテール構造1が適用される場合においては、後部バンパーB2の後面よりも後方(図8において下方)に外側テールパイプ12が大きく突出し、またその末端面12eが後部バンパーB2の斜めの後面と整合していない状態となるので、車両後部のマフラー周りの美観が損なわれる。
そのような場合は、外側テールパイプ12の回転位置を図9に示す状態に調整すれば、その末端面12eが後部バンパーB2の斜めの後面に沿った角度で配置されるので、車両後部のマフラー周りの美観が向上する。さらに、外側テールパイプ12の前後方向位置を図10に示す状態に調整すれば、その末端面12eが後部バンパーB2の斜めの後面にほぼ整合し、該後面から後方に大きく突出することも無くなるので、車両後部のマフラー周りの美観がさらに良いものとなる。
なお、上述のような後部バンパーB1やB2が取り付けられず、車両のボディ本体が車両後面を構成しているような場合でも、その車両後面に対して外側テールパイプ12の回転位置や前後方向位置を調整可能であることは勿論である。
また、本実施形態ではボルト13として、十字穴を有する丸頭のものが適用されているが、その他のボルト、例えば六角頭のボルト等が適用されてもよいことは勿論である。また、特にその六角頭のボルトが適用されるような場合においては、ボルトを内側テールパイプ11の内側から通し、ボルト頭をスパナ等により固定しながら、外側テールパイプ12の外側に突出したボルト先端部にナットを螺合させてもよい。
次に図3を参照して、本考案の第2の実施形態について説明する。なおこの図3において、図1および図2中の要素と同等の要素には同番号を付してあり、それらについての説明は特に必要のない限り省略する(以下、同様)。
この第2実施形態による排気マフラーのテール構造2は基本的に、内側テールパイプ11に軸方向長孔11cが形成され、外側テールパイプ12に周方向長孔12bが形成されている点で、第1実施形態による排気マフラーのテール構造1と異なるものである。また、ここではボルトとして、六角頭のボルト23が適用されている。
以上の構成としても、外側テールパイプ12は内側テールパイプ11に対して周方向およびパイプ軸方向に相対移動可能となるので、第1実施形態におけるのと同様にして、外側テールパイプ12の回転位置や前後方向位置を調整することができる。
なお本実施形態では、周方向長孔12bが形成されている外側テールパイプ12の一部12aが本考案における第1固定部を構成し、軸方向長孔11cが形成されている内側テールパイプ11の一部11aが本考案における第2固定部を構成している。
次に図4および図5を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3実施形態による排気マフラーのテール構造3は基本的に、外側テールパイプ12には軸方向長孔に代えて丸孔であるボルト孔12dが形成されている点で、第1実施形態による排気マフラーのテール構造1と異なるものである。
以上の構成においては、外側テールパイプ12を前後方向に位置調整することは不可能であるが、その回転位置を調整可能であることは、既に説明した実施形態と同様である。
なお本実施形態では、周方向長孔11bが形成されている内側テールパイプ11の一部11aが本考案における第1固定部を構成し、ボルト孔12dが形成されている外側テールパイプ12の一部12aが本考案における第2固定部を構成している。
次に図5および図6を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。この第4実施形態による排気マフラーのテール構造4は基本的に、内側テールパイプ11の一部11aに丸孔であるボルト孔11dが形成される一方、外側テールパイプ12の一部12aに周方向長孔12bが形成されている点で、第3実施形態による排気マフラーのテール構造3と異なるものである。
以上の構成においても、外側テールパイプ12を前後方向に位置調整することは不可能であるが、その回転位置を調整可能であることは、既に説明した実施形態と同様である。
なお本実施形態では、周方向長孔12bが形成されている外側テールパイプ12の一部12aが本考案における第1固定部を構成し、ボルト孔11dが形成されている外側テールパイプ11の一部11aが本考案における第2固定部を構成している。
ここで本実施形態のような基本構成を採用する場合は、内側テールパイプ11の管壁内面に、ボルト孔11dと整合する状態にしてナット14を溶接等により接合しておいてもよい。そのようにすれば、ボルト13とナット14の締付け作業時にナット14をスパナ等によって固定しておく必要がなくなるので、作業能率が向上する。同様の構成は、図4および図5に示した基本構成を採用する場合も適用可能である。すなわちその場合は、ボルト13を内側テールパイプ11の中から外に向けて通すようにし、ナット14を外側テールパイプ12の管壁外面に接合しておけばよい。
以上、本考案が適用された4つの実施形態について説明したが、本考案における内側テールパイプおよび外側テールパイプの形状、寸法あるいは材料、さらにボルトおよびナットの形状等は、上で述べたものに限定される訳ではなく、本考案の技術思想の範囲内で適宜変更可能であることは勿論である。
1、2、3、4 排気マフラーのテール構造
10 排気管
11 内側テールパイプ
11a 内側テールパイプの一部
11b 内側テールパイプの周方向長孔
11c 内側テールパイプの軸方向長孔
11d 内側テールパイプのボルト孔
12 外側テールパイプ
12a 外側テールパイプの一部
12b 外側テールパイプの周方向長孔
12c 外側テールパイプの軸方向長孔
12d 外側テールパイプのボルト孔
13、23 ボルト
14 ナット
B1、B2 後部バンパー

Claims (4)

  1. 車両の排気マフラーを構成する排気管の末端に接続された内側テールパイプと、
    末端が斜めにカットされた形状を有し、前記内側テールパイプに対してその軸周り方向に相対回転可能で、かつこの内側テールパイプよりも後方に突出した状態にして該内側テールパイプの外側に配設された外側テールパイプと、
    この外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの一方において前記軸周り方向に延びる周方向長孔が設けられてなる第1固定部と、
    前記外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの他方においてボルト孔が設けられてなる第2固定部と、
    前記周方向長孔および前記ボルト孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合するナットとからなり、このナットおよび前記ボルトの締付けにより前記第1固定部と第2固定部とを互いに固定する固定手段とを備えたことを特徴とする排気マフラーのテール構造。
  2. 前記第1固定部が内側テールパイプに設けられ、
    前記第2固定部が外側テールパイプに設けられ、
    外側テールパイプの管壁外面に前記ナットが接合されていることを特徴とする請求項1記載の排気マフラーのテール構造。
  3. 前記第1固定部が外側テールパイプに設けられ、
    前記第2固定部が内側テールパイプに設けられ、
    内側テールパイプの管壁内面に前記ナットが接合されていることを特徴とする請求項1記載の排気マフラーのテール構造。
  4. 車両の排気マフラーを構成する排気管の末端に接続された内側テールパイプと、
    末端が斜めにカットされた形状を有し、前記内側テールパイプに対してその軸周り方向に相対回転可能で、かつこの内側テールパイプよりも後方に突出した状態にして該内側テールパイプの外側に配設された外側テールパイプと、
    この外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの一方において前記軸周り方向に延びる周方向長孔が設けられてなる第1固定部と、
    前記外側テールパイプおよび前記内側テールパイプの他方において、パイプ軸と平行な方向に延びる軸方向長孔が設けられてなる第2固定部と、
    前記周方向長孔および前記軸方向長孔に挿通されるボルトと、該ボルトに螺合するナットとからなり、このナットおよび前記ボルトの締付けにより前記第1固定部と第2固定部とを互いに固定する固定手段とを備えたことを特徴とする排気マフラーのテール構造。
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