JP3139570U - マフラーカッター - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の排気マフラーの排気管に装着するマフラーカッターに関し、テールの長さを自在に調整することができて、且つ、上記テールの着脱ができるマフラーカッターを提供する。
【解決手段】本考案のマフラーカッター1は、車両の排気マフラーの排気管18に装着されるマフラーカッターであって、外管2とこれに嵌合される内管3と、上記外管2と上記内管3を係合固定する係合固定部材9と、上記マフラーカッター1を上記車両の排気マフラーの排気管18の外周に締め付けるベルト部材12とからなる。上記外管2と上記内管3との二重構造により、上記外管2は移動可能となり、テールとなる上記外管2の長さを自在に調整することができて、且つ、上記外管2の着脱ができるようになっている。
【選択図】図1
【解決手段】本考案のマフラーカッター1は、車両の排気マフラーの排気管18に装着されるマフラーカッターであって、外管2とこれに嵌合される内管3と、上記外管2と上記内管3を係合固定する係合固定部材9と、上記マフラーカッター1を上記車両の排気マフラーの排気管18の外周に締め付けるベルト部材12とからなる。上記外管2と上記内管3との二重構造により、上記外管2は移動可能となり、テールとなる上記外管2の長さを自在に調整することができて、且つ、上記外管2の着脱ができるようになっている。
【選択図】図1
Description
本考案は、車両の排気マフラーの排気管に装着されるマフラーカッターに関するものである。
従来、車両の排気管の外観の向上を図るために、排気マフラーの排気管に装着し、テールの長さを調整したり、テールの口径を大きくみせて、装着効果をねらったマフラーカッターの装着が行われている。
このような従来のマフラーカッターとしては、例えば特許文献1に、排気マフラーの排気管に外嵌される筒状のマフラーカッター本体であって、当該マフラーカッター本体の外周面に互いに等間隔離間して3個の貫通ネジ孔を設け、上記マフラーカッター本体の外周面の上記貫通ネジ孔の位置にナットを溶接固定して、当該ナットに押しボルトを螺合することにより、当該押しボルトの先端で上記排気マフラーの排気管を挟み込んで、上記マフラーカッター本体を、上記排気マフラーの排気管に固定するようにしたマフラーカッターが記載されている。
意匠登録第1069774号
しかしながら、上記特許文献1に記載のマフラーカッターでは、テールの長さを調整させることが可能ではあるが、マフラーカッター本体に取り付け部分があったため、マフラーカッター本体が長くなってしまい、車両の排気マフラーの排気管の形状によっては取り付けできない場合があった。またボルトの先端部分での固定装着となるため、取り付けが不安定で、緩みの問題があり、車両の排気マフラーの排気管への負担も大きい。また固定の際、3箇所のボルトに均等に力が加わるように調整が難しく、取り付け作業にも手間取る問題があった。
以上の問題点を鑑みて、本考案のマフラーカッターは、テールの長さを自在に調整することができて、且つ、上記テールの着脱が容易にできて、更に車両の外観を向上させ、簡単に取り付けすることのできるマフラーカッターを提供することを目的とする。
車両の排気マフラーの排気管に装着されるマフラーカッターであって、外管とこれに嵌合される内管と、上記外管と上記内管を係合固定する係合固定部材と、上記マフラーカッターを上記車両の排気マフラーの排気管の外周に締め付けるベルト部材とからなることを特徴とする。
上記外管は、所定の箇所に係合可能な係合用長孔が設けられ、上記内管に外嵌可能な形状を有することを特徴とする。
上記内管は、所定の箇所にスリットが設けられ、上記車両の排気マフラーの排気管に外嵌可能な形状を有する主管と、上記主管の一端の外周に固定され、上記外管の排気口を閉蓋する平板体のフランジ部を有し、上記フランジ部の外周に固定され、所定の箇所に係合可能な係合用長孔が設けられ、上記外管に内嵌可能な形状を有する副管とからなることを特徴とする。
上記外管とこれに嵌合する上記内管は、双方の所定の箇所に設けられた係合可能な上記係合用長孔を介して、両者が上記係合固定部材で係合固定されることを特徴とする。
上記係合固定部材は、ボルト及びナットとからなることを特徴とする。
上記ベルト部材は、ベルト本体と、上記ベルト本体の所定の位置に所定のピッチで設けられた複数の溝と、上記ベルト本体の他端に設けた上記ベルト本体の一端部分が挿入されるネジ筒部と、上記ネジ筒部によって回転自在に支持された上記溝に螺合されるネジとからなることを特徴とする。
以上述べたように、本考案によれば、車両の排気マフラーの排気管に装着されるマフラーカッターであって、外管とこれに嵌合される内管と、上記外管と上記内管を係合固定する係合固定部材と、上記マフラーカッターを上記車両の排気マフラーの排気管の外周に締め付けるベルト部材とからなり、上記外管とこれに嵌合される上記内管の二重構造により、上記外管は前後方向に自在に移動可能であり、且つ、上記外管と上記内管の所定の箇所に係合可能な係合用長孔を双方とも設け、上記外管を任意の長さ位置に設定して、上記係合用長孔を介して上記係合固定部材により両者を固定するようにしたので、上記外管と上記内管の双方に設けた上記係合用長孔の存在により、テールとなる上記外管の長さを自在に調整することのできるマフラーカッターが実現する。
また、テールとなる外管は内管からの着脱が可能であるため、各人の趣味嗜好に合わせて、デザインの異なる外管に自由に取替えることができるという優れた効果を奏する。
また、マフラーカッターを車両の排気マフラーの排気管にベルト部材で取り付けるようにすれば、従来のマフラーカッターを取り付ける際に必要であった、ボルトやネジ等による調整が不要となり、簡単、且つ、確実に取り付けすることができる。
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案のマフラーカッターの実施形態の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1のA−A´線矢視断面図である。図3は、本考案のマフラーカッターの内管の上面を示す斜視図である。図4は、本考案のマフラーカッターの内管の底面を示す斜視図である。図5は、本考案のマフラーカッターの正面図である。図6は、本考案のマフラーカッターの背面図である。図7は、本考案のマフラーカッターのベルト部材の斜視図である。図8は、本考案のマフラーカッターの他の実施例の実施形態の全体構成を示す斜視図である。図9は、本考案のマフラーカッターの他の実施例の正面図である。図10は、本考案のマフラーカッターの他の実施例の内管の縦断側面図である。
図1及び図2に示すように、本考案のマフラーカッター1は、外管2とこれに嵌合される内管3と、この外管2と内管3を係合固定する係合固定部材9と、マフラーカッター1を排気マフラーの排気管18の外周に締め付け固定するベルト部材12とから構成されている。図において、本考案のマフラーカッター1のテール部分は、外管2とこれに嵌合される内管3との二重構造からなっており、外管2を前後方向(矢印X)にスライドさせることにより、テールとなる外管2の長さを自在に調整するようになっている。例えば外管2及び内管3は円筒状の形状からなり、外管2の内径と内管3の外径は、ほぼ同等であるが、完全に等しいのではなくて、外管2に内管3を嵌挿した状態において、外管2の内周部と内管3の外周部との間には、外管2を内管3に対して滑らかに摺動させることのできる程度の遊びを有してよい。勿論、外管2及び内管3は円筒状の形状に限らず、いかなる形状であってもよい。
外管2及び内管3は、ステンレスや鉄などの剛性の高い金属にメッキ処理などを施した、耐熱性や耐久性、耐食性の高い材料で構成されることが好ましい。
外管2は、図2に示すように、所定の箇所に係合用長孔8aが設けられており、内管3を内嵌可能な円筒状の形状を有している。
内管3は、図2及び図3に示すように、所定の箇所にスリット7が設けられ、車両の排気マフラーの排気管18に外嵌可能な形状を有する主管4と、この主管4の一端の外周に固定され、外管2の排気口を閉蓋する平板体のフランジ部5を有し、このフランジ部5の外周に固定され、所定の箇所に係合用長孔8bが設けられ、外管2に内嵌可能な形状を有する副管6とから構成されている。
主管4は、図2及び図3に示すように、所定の箇所の少なくとも一箇所に、スリット7が長尺に設けられている。また排気マフラーの排気管18に外嵌可能な円筒状の形状を有しており、主管4の外周面から締め付け調整のできるベルト部材12で締め付け固定される。
主管4の内径は、排気マフラーの排気管18の外径と、ほぼ同等であるが、完全に等しいのではなくて、排気マフラーの排気管18に外嵌できる程度の遊びを有してよい。
フランジ部5は、図1ないし図4に示すように、外管2の排気口を閉蓋するように平板体の形状を有し、主管4の一端の外周部に溶接などにより、ほぼ垂直に固定されている。
副管6は、図2及び図4に示すように、フランジ部5の外周に溶接などにより固定されている。また所定の箇所に係合用長孔8bが設けられており、外管2に内嵌可能な円筒状の形状を有している。
係合固定部材9は、図2に示すように、内管3に対して外管2を任意の長さに固定する手段で、ボルト10と、これに螺合させるナット11とから構成されている。すなわち、外管2と内管3の所定範囲には、前後方向に延びたボルト10挿入用の係合用長孔8a及び8bが設けられている。ボルト10が外管2の係合用長孔8a及び内管3の係合用長孔8bを貫通し、内管3の内側に配されたナット11と螺合して、外管2を所定の長さ位置関係で締め付け固定する。外管2及び内管3には係合用長孔8a及び8bが設けられているため、この係合用長孔8a及び8bの分だけ、外管2を前後方向に自在にスライドさせることができる。よって外管2を任意の長さ位置に調整した状態で、ボルト10及びナット11を締め付けるだけで、テールとなる外管2の長さを各人の嗜好に合わせて調整し固定できる。しかも外管2と内管3の双方に設けられた係合用長孔8a及び8bを介してボルト10とナット11で締め付け固定する構成であるため、所望の長さ位置に、確実に固定することができて、また安定して取り付けることができる。
上述のように、マフラーカッター1の外管2と内管3は、ボルト10とこれに螺合されるナット11によって締め付け固定される構造である。従って、ボルト10を取り外すことにより、テールとなる外管2を内管3から取り外すこともできる。
ベルト部材12は、それ自体公知のものが使用されるが、図1及び図7に示すように、ベルト本体13と、このベルト本体13の少なくとも一端部分に所定のピッチで互いに離間して形成された溝14と、ベルト本体13の他端に設けたベルト本体13の一端部分が挿入されるネジ筒部15と、このネジ筒部15によって回転自在に支持された、溝14と同一ピッチのネジ山を有し、溝14に螺合するネジ16とからなり、ネジ筒部15にベルト本体13の一端部分を挿入し、ネジ筒部15内でネジ16を回動せしめることにより、このネジ16のネジ山がベルト本体13の溝14に噛合いし、ベルト本体13がリング状となりベルト部材12の内径を変化せしめることができる。
以下、実施の形態のマフウラーカッター1を、車両の排気マフラーの排気管18に装着する手順について説明する。
(1)ベルト部材12のネジ16を回動せしめて、ベルト部材12の内径を内管3の主管4の外径より十分大きくし、ベルト部材12を主管4の外周に取り付ける。内管3を車両の排気マフラーの排気管18に外挿した後、ベルト部材12のネジ16を、ベルト部材12の内径が狭まる方向に回動せしめて、内管3を排気マフラーの排気管18に締め付け固定する。
(2)内管3の係合用長孔8bに、外管2の係合用長孔8aが合致するように外管2を外挿する。外管2と内管3の両方の係合用長孔8aと8bが合致した位置で、外管2の外周面から内管3の内周面に向かって係合固定部材9のボルト10を差し込み、内管3の内周面のナット11に軽く螺合させる。
(3)テールとなる外管2をスライドさせて、テール長さを任意の長さに調整させた後に、係合固定部材9のボルト10とナット11をスパナやドライバーなどの工具を用いて締め付け固定する。
本考案のマフラーカッター1は、上記(1)〜(3)の手順により、車両の排気管マフラーの排気管18に装着される。
なお、本考案のマフラーカッター1は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。
上述の実施例においては、外管2及び内管3は、ほぼ円筒状の形状のものとされているが、テールの長さ調整や、テールを着脱できる機構に支障がなければ、これに限ることなく、図8に示すような形状や、図9に示すような楕円筒状や、その他の形状とすることもできる。
なお、実施例においては、外管2と内管3を係合固定する手段として、ボルト10及びナット11を用いたが、これに限ることなく、バネ性ピンや、その他任意の手段を用いてもよい。
内管3の形状は、フランジ部5が、ほぼ垂直に固定された形状とされている。内管3の形状は、これに限ることなく、図10のような形状や、その他の形状とすることもできる。また、フランジ部5は、外管2の排気口を閉蓋するように平板体の形状とされているが、これに限ることなく、パンチングメタル状や、その他の形状とすることも可能である。
1 マフラーカッター
2 外管
3 内管
4 主管
5 フランジ部
6 副管
7 スリット
8a,8b 係合用長孔
9 係合固定部材
10 ボルト
11 ナット
12 ベルト部材
13 ベルト本体
14 溝
15 ネジ筒部
16 ネジ
17 排気口
18 排気管
2 外管
3 内管
4 主管
5 フランジ部
6 副管
7 スリット
8a,8b 係合用長孔
9 係合固定部材
10 ボルト
11 ナット
12 ベルト部材
13 ベルト本体
14 溝
15 ネジ筒部
16 ネジ
17 排気口
18 排気管
Claims (6)
- 車両の排気マフラーの排気管に装着されるマフラーカッターであって、外管とこれに嵌合される内管と、上記外管と上記内管を係合固定する係合固定部材と、上記マフラーカッターを上記車両の排気マフラーの排気管の外周に締め付けるベルト部材とからなることを特徴とするマフラーカッター。
- 上記外管は、所定の箇所に係合可能な係合用長孔が設けられ、上記内管に外嵌可能な形状を有することを特徴とする請求項1に記載のマフラーカッター。
- 上記内管は、所定の箇所にスリットが設けられ、上記車両の排気マフラーの排気管に外嵌可能な形状を有する主管と、上記主管の一端の外周に固定され、上記外管の排気口を閉蓋する平板体のフランジ部を有し、上記フランジ部の外周に固定され、所定の箇所に係合可能な係合用長孔が設けられ、上記外管に内嵌可能な形状を有する副管とからなることを特徴とする請求項1または2に記載のマフラーカッター。
- 上記外管とこれに嵌合する上記内管は、双方の所定の箇所に設けられた係合可能な上記係合用長孔を介して、両者が上記係合固定部材で係合固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のマフラーカッター。
- 上記係合固定部材は、ボルト及びナットとからなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のマフラーカッター。
- 上記ベルト部材は、ベルト本体と、上記ベルト本体の所定の位置に所定のピッチで設けられた複数の溝と、上記ベルト本体の他端に設けた上記ベルト本体の一端部分が挿入されるネジ筒部と、上記ネジ筒部によって回転自在に支持された上記溝に螺合されるネジとからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のマフラーカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009352U JP3139570U (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | マフラーカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007009352U JP3139570U (ja) | 2007-12-04 | 2007-12-04 | マフラーカッター |
Publications (1)
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---|---|
JP3139570U true JP3139570U (ja) | 2008-02-21 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3139570U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200011338A (ko) * | 2018-07-24 | 2020-02-03 | 유환규 | 차량용 가변식 머플러 커터 |
-
2007
- 2007-12-04 JP JP2007009352U patent/JP3139570U/ja not_active Expired - Fee Related
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