JP3171738B2 - 毛筆書体生成装置 - Google Patents

毛筆書体生成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛筆書体生成装置に関
し、詳しくは、ワードプロセッサ、文書処理が可能なパ
ソコン等の文書処理装置に組み込まれ、ペンやマウス等
の座標入力装置を用いて毛筆書体の筆跡イメージを生成
する毛筆書体生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の描画方法による筆先パター
ンと筆跡イメージを示す説明図である。毛筆風の描画を
行う場合、例えば、図9aに示すように、従来例1とし
て、円形パターンをペンの移動速度によってサイズを変
更しながら描画を行なう方法や、図9bに示すように、
従来例2として、最初から毛筆の形をした筆先パターン
をペンの移動速度によってサイズを変えて描画を行う方
法が一般的である。また、従来例3として、筆先パター
ンを移動方向に対し頭部が一致するように描画を行う方
法(特開昭63−286979号公報参照)が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例1〜3の描画方法においては、それぞれ以下のよ
うな問題点があった。図10は従来の描画方法によるト
メおよびカド部分の筆跡イメージを示す説明図である。
図10a,10b,10c,10dに示すように、従来
例1(10a、10c)や従来例3(10b、10d)
では、カドやトメの部分の太さが一定であるため、実際
の毛筆書体とは感じが異なり不自然である。また、従来
例3の方法では筆先パターンのサイズを何種類か用意す
る場合に筆先パターンを各サイズごとにそれぞれ方向分
のパターンデータを用意しなければならない。図11は
従来例2の描画方法による書き出し部分の筆跡イメージ
を示す説明図である。図11a,11bに示すように、
従来例2の方法では、固定されたパターンを使用してい
るため左方向や上方向以外からの書き出しが不自然にな
ってしまう。
【0004】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、例えば、サイズの異なるいくつかの基本パターン
を座標入力装置により入力された座標値から一定の距離
をおいて連結した筆先形状を表すパターン列を座標値に
追従させることによって、弾力のある、実際の筆に近い
毛筆書体を生成することが可能な毛筆書体生成装置を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成を示
すブロック図である。図1において、本発明は、サイズ
の異なる基本パターンを所定の間隔で大きさの順に複数
個連結して筆先形状を表すパターン列を構成しそのパタ
ーン列を移動させることにより毛筆書体の筆跡イメージ
を生成する毛筆書体生成装置であって、サイズの異なる
基本パターンを複数個予め記憶しているパターン記憶手
段101と、所望の文字または線を筆記するとともにそ
の筆跡に基づいて順次座標値を入力する座標入力手段1
02と、入力された座標値を一定周期で読み取る座標読
取手段103と、読み取られた座標値と座標値間の移動
時間を記憶する座標値記憶手段104と、記憶された座
標値と座標値間の移動時間を読み出し座標入力手段の移
動速度を算出する算出手段105と、算出された移動速
度と基準値を比較しその比較結果に基づいてパターン記
憶手段101から基本パターンを読み出しパターン列の
連結個数を更新するとともに更新したパターン列をその
座標値に移動させるパターン制御手段106と、移動し
たパターン列の軌跡から筆跡イメージを生成するイメー
ジ生成手段107と、生成された筆跡イメージを表示画
面に表示する表示手段108を備え、前記パターン制御
手段106は前記座標入力手段の移動速度に基づいて基
本パターンの連結個数を更新することによって筆跡イメ
ージの幅を変えることを特徴とする毛筆書体生成装置で
ある。
【0006】前記パターン制御手段106は、筆先形状
を表すパターン列を座標値に移動させる際に所定の方向
に対して指向性を付加し、前記座標入力手段の移動速度
に基づいてパターン列の指向性の増減を制御することに
よって筆跡イメージの幅を変えよう構成されてもよい。
【0007】前記座標入力手段は筆記圧力を検知する圧
力検知部を備えた構成にし、前記パターン制御手段は圧
力検知部で検知された筆記圧力に基づいて基本パターン
の連結個数を更新することによって筆跡イメージの幅を
変えるよう構成されてもよい。
【0008】前記筆先形状を表すパターン列として連結
される基本パターンは点パターンまたは円形パターンか
ら構成されることが好ましい。
【0009】前記パターン制御手段106は、前記座標
入力手段の移動速度に基づいて基本パターンのサイズを
変更することによって筆跡イメージの幅を変えるよう構
成されてもよい。
【0010】前記座標入力手段は筆記圧力を検知する圧
力検知部を備えている場合、前記パターン制御手段は圧
力検知部で検知された筆記圧力に基づいて基本パターン
のサイズを変更することによって筆跡イメージの幅を変
えるよう構成されてもよい。
【0011】なお、本発明において、座標入力手段10
2としては、ペン入力タブレット装置、あるいはマウス
等の座標入力装置が用いられる。パターン記憶手段10
1、座標読取手段103、座標値記憶手段104、算出
手段105、パターン制御手段106、イメージ作成手
段107としては、CPU、ROM、RAM、I/Oポ
ートからなるマイクロコンピュータを用いるのが好まし
い、特に、パターン記憶手段101としては、通常、そ
の中のROMが用いられる。また、座標値記憶手段10
4としては、通常、その中のRAMが用いられる。表示
手段108としては、CRTディスプレイ装置、LCD
(液晶ディスプレイ)装置、ELディスプレイ装置等の
表示装置が用いられる。
【0012】
【作用】本発明によれば、図1において、サイズの異な
る基本パターンを所定の間隔で大きさの順に複数個連結
して筆先形状を表すパターン列を構成しそのパターン列
を移動させることにより毛筆書体の筆跡イメージを生成
する毛筆書体生成装置であって、パターン記憶手段10
1にサイズの異なる基本パターンを複数個予め記憶し、
座標入力手段102から所望の文字または線を筆記する
とともにその筆跡に基づいて順次座標値を入力すると、
座標読取手段103で、入力された座標値を一定周期で
読み取られる。次に、読み取られた座標値と座標値間の
移動時間が座標値記憶手段104に記憶され、算出手段
105が記憶された座標値と座標値間の移動時間を読み
出し座標入力手段の移動速度を算出すると、パターン制
御手段106は算出された移動速度と基準値を比較しそ
の比較結果に基づいてパターン記憶手段101から基本
パターンを読み出しパターン列の連結個数を更新すると
ともに更新したパターン列をその座標値に移動させる。
そして、イメージ生成手段107で移動するパターン列
の軌跡から筆跡イメージを生成すると、表示手段108
は生成された筆跡イメージを表示画面に表示する。
【0013】従って、前記パターン制御手段106は前
記座標入力手段の移動速度に基づいて基本パターンの連
結個数を更新するので筆跡イメージの幅を変えることが
できる。また、筆先形状を表すパターン列は、それぞれ
独立した基本パターンが連結されているだけなので座標
入力手段の移動方向に関係なく座標値に沿った筆先形状
の描画が可能である。
【0014】前記パターン制御手段106は、筆先形状
を表すパターン列を座標値に移動させる際に所定の方向
に対して指向性を付加し、前記座標入力手段の移動速度
に基づいてパターン列の指向性の増減を制御することに
よって筆跡イメージの幅を変えることも可能である。
【0015】前記座標入力手段は筆記圧力を検知する圧
力検知部を備えた構成であれば、前記パターン制御手段
は圧力検知部で検知された筆記圧力に基づいて基本パタ
ーンの連結個数を更新することによって筆跡イメージの
幅を変えることも可能である。
【0016】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて本発明を詳
述する。なお、これによって本発明は限定されるもので
はない。また、本発明の装置は、例えば、ペン入力機能
付き日本語ワードプロセッサに組み込まれて好適であ
り、各構成要素は本発明の「毛筆書体生成機能」を達成
する以外に、通常の文字、図形を生成する画像生成機能
を備えている。
【0017】図2に本発明の毛筆書体生成装置の一実施
例を示すブロック図である。図2において、1はペン入
力タブレット、ディジタイザ、マウス等で構成される座
標入力装置であり、この座標入力装置1から入力される
座標データを使って毛筆書体の描画を行う。2はCRT
ディスプレイ装置、LCD装置等から構成される表示装
置であり、座標入力装置1の筆跡に応じた毛筆書体の筆
先イメージが表示画面に表示される。3は制御装置であ
り、本発明の毛筆書体生成処理の制御を実行するための
CPUからなる演算処理部31、本発明の制御を行う各
種プログラム及び各パターンデータを格納しているRO
M、入力された座標データ、各パターン列データ、筆跡
イメージの描画データを格納するRAMからなるメモリ
部32、座標入力装置1、表示装置2等の外部装置との
接続を行うI/Oポートからなるインターフェース回路
33等で構成される。この制御装置3に、さらに、キー
ボード4、ハードディスク、フロッピーディスク等から
なる外部記憶装置5、プリンタ6が接続される場合もあ
る。
【0018】また、制御装置3の機能として、例えば、
メモリ部32のROMは、サイズの異なる基本パターン
を複数個予め記憶しているパターン記憶手段、また、メ
モリ部32のRAMは、座標値(座標データ)と座標値
間の周期時間を記憶する座標値記憶手段として機能す
る。演算処理部31のCPUは、メモリ部32と協動し
て、座標入力装置1から入力された座標値を一定周期で
読み取る座標読取手段、座標値と座標値間の周期時間を
読み出し座標入力装置1の移動速度を算出する算出手
段、算出された移動速度と基準値を比較しその比較結果
に基づいて基本パターンの連結個数を座標値毎に更新す
るとともに更新したパターン列をその座標値に移動させ
るパターン制御手段、移動したパターン列の軌跡から筆
跡イメージを生成するイメージ生成手段として機能す
る。
【0019】図3は本発明の描画方法1による筆先パタ
ーンと書き出し部分の筆跡イメージを示す説明図であ
る。図3において、図3aは、通常の毛筆の筆先形状を
示し、筆先パターンをサイズの異なる6個の円形パター
ンで連結したパターン列で表現すると図3bのようにな
る。即ち、この6個の円形パターンを、それぞれS1−
S2、S2−S3、S3−S4、S4−S5、S5−S
6のように連結し、一定の距離L1、L2、L3、L
4、L5を保つようにして筆先形状を示すパターン列に
構成する。この状態でS6を座標入力装置1(例えば、
ペン)から入力された座標データに沿って移動すると図
3cや図3dに示すように、後方からS5、S4、S
3、S2、S1が追従する形になり、ペンの動きに応じ
た毛筆パターンが得られる。
【0020】図4は本発明の描画方法2による筆先パタ
ーンの指向性と移動速度の関係を示す説明図である。図
4において、筆先パターン(パターン列)に左上への指
向性をつけ、ペンの移動速度が上がると指向性が落ち、
ペンの移動速度が下がると指向性が上がると言ったよう
に、ペンの移動速度に応じて指向能力が変化するように
することによって、弾力性のある毛筆を再現できるの
で、カドやトメ等の描画もより毛筆に近いものにでき
る。また、図4aはペンが止まっている状態での筆先形
状で、指向性能力が一番強く、筆先パターンはそれぞれ
連結されたパターン列の左上に位置する。図4b、4c
はペンが動いている状態での筆先形状で、指向性能力は
ペンの移動速度が上がるにつれ落ちてゆくため、パター
ンはそれぞれ連結されたパターンの左上から進行方向に
対し水平状態に移動して筆先形状が細く表現される。
【0021】図5は本発明の描画方法2による筆先パタ
ーンの指向性と座標修正の関係を示す説明図である。図
5において、例えば、点G1には筆先パターンの基本パ
ターンS6、また点G2には基本パターンS5があるも
のとする。点G1がG1’に移動した場合、指向基準点
を点G1’の真上から左45°とした場合。点G2は通
常、点G2’に移動するが、点G2’から45°方向の
点Kに座標修正されるため、点G2は点Kに移動するこ
とになる。修正値が10°の場合は、点G2は点K’に
移動する。従って、この筆先パターンの指向性により筆
の向きを変更する場合、指向性は基準点と修正値(角
度)によって決まり、修正値が大きいほど指向性が高く
なり、筆跡の幅が太くなる。この時の指向性の修正値の
大きさを、ペンの移動速度によって速ければ少なく、遅
ければ多くと、変化させることによって、図6に示すよ
うな自然な筆の動きが再現することが可能になる。
【0022】図6は本発明の描画方法2によるトメおよ
びカド部分の筆跡イメージを示す説明図である。図6a
は本発明の描画方法2によるトメ部分の表現を示し、図
6bは本発明の描画方法2によるカド部分の表現を示し
た例である。また、図6に示すように、ペンの移動速度
が遅い線の端は太く、速度の速い中間部分は細くなり、
実際の毛筆に非常に近い描画結果が得られる。
【0023】図7は本発明による毛筆書体生成装置の処
理手順(その1)を示す概略フローチャートである。フ
ローを簡略化するために、ここではパターン列をS1、
S2、S3の3つの基本パターンで処理を行うことにす
る。なお、処理手順は予めプログラム化され、メモリ3
2に記憶されており、演算処理部31のCPUがこのプ
ログラムに従い、周辺装置と協動しつつ実行するもので
ある。
【0024】まず、毛筆の書き始めの処理をステップ2
01〜210で、そこから先の筆の動きをステップ22
0〜230で説明する。 ステップ201:最初に、初期設定としてフラッグFを
0に、パターンS1−S2の間隔をL1、S2−S3の
間隔をL2と定義し、メモリ32に記憶する。 ステップ202:次に、座標入力装置1から入力された
座標P1を、メモリ32に点Q1として記憶する。 ステップ203:フラッグFの値をチェックし、F値に
よって分岐を行う。F値が0の場合はステップ204、
F値が1の場合はステップ205、F値が2の場合はス
テップ206にそれぞれ移行し処理を行う。
【0025】ステップ204:点Q1の座標にパターン
S1を描画して、点Q1を点T1として記憶し、ステッ
プ209に移行する。 ステップ205:点Q2−点T1の間隔と間隔L1の距
離を比較し、点Q2−点T1の間隔が間隔L1に満たな
い場合は、ステップ202の処理に戻り、そうでない場
合はステップ206の処理に移行する。 ステップ206:点Q2の座標にパターンS2を描画し
て、点Q2を点T2として記憶し、ステップ209に移
行する。 ステップ207:点Q3−点T2の間隔と間隔L2の距
離を比較し、点Q3−点T2の間隔が間隔L2に満たな
い場合は、ステップ202に処理に戻り、そうでない場
合はステップ208の処理に移行する。 ステップ208:点Q3の座標にパターンS3を描画し
て、点Q3を点T3として記憶する。 ステップ209:フラッグFに1を加える。 ステップ210:フラッグFが3になれば、書き始めの
処理を終え、ステップ220の処理に移行する。そうで
ない場合はステップ202に戻って処理を続ける。
【0026】図8は本発明による毛筆書体生成装置の処
理手順(その2)を示す概略フローチャートである。 ステップ220:座標入力装置1から入力された座標P
nを、メモリ106に点Qnとして記憶する。 ステップ221:ペンの速度によって処理を分岐する。
(ここで、圧力感知が可能なペンでは圧力の強弱によっ
て処理を分岐する。) ステップ222:ペンの速度が速い(圧力が弱い)場合
はフラッグFから1を引く処理を行う。 ステップ223:ペンの速度が遅い(ペンの圧力が強
い)場合はステップ223でフラッグFに1を加える処
理を行なう。このとき、F値は3以上にならないとす
る。
【0027】ステップ224:F値によって分岐を行
う。F値が1未満の場合は処理を終了し、F値が1の場
合はステップ225、F値が2の場合はステップ22
6、F値が3の場合はステップ227にそれぞれ移行す
る。 ステップ225:点Qnの座標にパターンS1を移動
し、描画を行う。そして点T1を現在の座標点に修正す
る。 ステップ226:点Qnの座標にパターンS2を移動
し、描画を行う。そして点T2を現在の座標点に修正す
る。 ステップ227:点Qnの座標にパターンS3を移動
し、描画を行う。そして点T3を現在の座標点に修正す
る。
【0028】ステップ228:点T3と点T2の間隔を
R2とし、間隔R2と間隔L2を比較する。 ステップ229:間隔R2が間隔L2と等しくない場合
は、間隔R2が間隔L2に等しくなるよう、点T2の座
標を修正し、新たに点T2を更新、点T2にパターンS
2の描画を行う。このとき、指向性を付加する場合は、
さらに座標修正が行われる。 ステップ230:点T2と点T1の間隔をR1とし、間
隔R1と間隔L1を比較する。 ステップ231:間隔R1が間隔L1と等しくない場合
は、間隔R1が間隔L1に等しくなるよう、点T1の座
標を修正し、新たに点T1を更新、パターンS1の描画
を行う。このとき、指向性を付加する場合は、さらに座
標修正が行われる。以上の処理を実行することにより、
筆先パターンがペンの移動方向に沿って変化し、弾力の
ある、毛筆に近い描画を行うことができる。
【0029】従って、筆先形状は、圧力感知が可能なペ
ンにおいては、入力されるペン圧力の増減に応じて、ま
た、圧力感知が出来ないペンにおいては、ペンの移動速
度の増減に応じて、筆先パターンのパターン個数の増減
または筆先パターンの指向性増減により変更することが
可能となる。その他、パターン列の連結間隔の増減や連
結する基本パターンのサイズの増減により筆先形状を変
更することも容易である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、自然なペンの動きで、
弾力性のある、実際の筆に近い毛筆書体を生成させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の毛筆書体生成装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の描画方法1による筆先パターンと書き
出し部分の筆跡イメージを示す説明図である。
【図4】本発明の描画方法2による筆先パターンの指向
性と移動速度の関係を示す説明図である。
【図5】本発明の描画方法2による筆先パターンの指向
性と座標修正の関係を示す説明図である。
【図6】本発明の描画方法2によるトメおよびカド部分
の筆跡イメージを示す説明図である。
【図7】本発明による毛筆書体生成装置の処理手順(そ
の1)を示す概略フローチャートである。
【図8】本発明による毛筆書体生成装置の処理手順(そ
の2)を示す概略フローチャートである。
【図9】従来の描画方法による筆先パターンと筆跡イメ
ージを示す説明図である。
【図10】従来の描画方法によるトメおよびカド部分の
筆跡イメージを示す説明図である。
【図11】従来例2の描画方法による書き出し部分の筆
跡イメージを示す説明図である。
【符号の説明】
1 座標入力装置 2 表示装置 3 制御装置 31 演算処理部 32 メモリ部 33 インターフェース回路 4 キーボード 5 外部記憶装置 6 プリンタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズの異なる基本パターンを所定の間
    隔で大きさの順に複数個連結して筆先形状を表すパター
    ン列を構成しそのパターン列を移動させることにより毛
    筆書体の筆跡イメージを生成する毛筆書体生成装置であ
    って、サイズの異なる基本パターンを複数個予め記憶し
    ているパターン記憶手段と、所望の文字または線を筆記
    するとともにその筆跡に基づいて順次座標値を入力する
    座標入力手段と、入力された座標値を一定周期で読み取
    る座標読取手段と、読み取られた座標値と座標値間の移
    動時間を記憶する座標値記憶手段と、記憶された座標値
    と座標値間の移動時間を読み出し座標入力手段の移動速
    度を算出する算出手段と、算出された移動速度と基準値
    を比較しその比較結果に基づいてパターン記憶手段から
    基本パターンを読み出しパターン列の連結個数を更新す
    るとともに更新したパターン列をその座標値に移動させ
    るパターン制御手段と、移動したパターン列の軌跡から
    筆跡イメージを生成するイメージ生成手段と、生成され
    た筆跡イメージを表示画面に表示する表示手段を備え、
    前記パターン制御手段は前記座標入力手段の移動速度に
    基づいて基本パターンの連結個数を更新することによっ
    て筆跡イメージの幅を変えることを特徴とする毛筆書体
    生成装置。
  2. 【請求項2】 前記パターン制御手段は、筆先形状を表
    すパターン列を座標値に移動させる際に所定の方向に対
    して指向性を付加し、前記座標入力手段の移動速度に基
    づいてパターン列の指向性の増減を制御することによっ
    て筆跡イメージの幅を変えることを特徴とする請求項1
    記載の毛筆書体生成装置。
  3. 【請求項3】 前記座標入力手段は筆記圧力を検知する
    圧力検知部をさらに備え、前記パターン制御手段は圧力
    検知部で検知された筆記圧力に基づいて基本パターンの
    連結個数を更新することによって筆跡イメージの幅を変
    えることを特徴とする請求項1記載の毛筆書体生成装
    置。
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