JP3171341B2 - 金属板ベース回路基板 - Google Patents

金属板ベース回路基板

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JP3171341B2
JP3171341B2 JP01692791A JP1692791A JP3171341B2 JP 3171341 B2 JP3171341 B2 JP 3171341B2 JP 01692791 A JP01692791 A JP 01692791A JP 1692791 A JP1692791 A JP 1692791A JP 3171341 B2 JP3171341 B2 JP 3171341B2
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裕 荻野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板に絶縁層を介し
て金属箔を貼着させエッチング処理をして複数個の導電
回路を形成した金属板ベース回路原板から分割してなる
導電回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複数個の導電回路が面付けされた
金属板ベース回路基板は、分割する際にプレス金型で打
抜く方法が行われている。
【0003】しかし従来のプレス金型での打抜き方法で
は、図4に示すようなプレス金型のパンチ4の底部打抜
き面が平らな構造のために、パンチの周縁部接触面にあ
たる製品の打抜き外周辺に図5に示すような回路基板表
面高さを越えて突出するカエリ7が発生する欠点があっ
た。
【0004】そしてこのカエリ7の突起は、回路基板の
導電回路部より突出するために、後の工程例えば半田ク
リーム印刷時に障害となって作業性を著しく低下させた
り、製品不良の原因となったりする。
【0005】一方カエリ7が製品表面にでないようにプ
レス金型のパンチ4を金属板ベース回路基板の導電回路
とは反対側の金属板1の裏面から打抜く方法もあるが、
この方法でもカエリ7が金属板1の裏面より突出するた
めに、放熱板に取り付けたときに隙間が生じ金属板ベー
ス回路基板の特徴である熱伝導性が損なわれる欠点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、金属板に絶縁層を介して金属
箔を貼着させ、エッチング処理をして複数個の導電回路
を形成した金属板ベース回路基板原板からそれぞれの導
体回路基板を分割する際に、底部が特殊な構造であるパ
ンチを有するプレス金型を用いることにより、熱伝導性
を損なわないで、しかも金属板の前記絶縁層側の全周囲
に段差を有し、しかも該段差からのびるカエリの高さが
導電回路表面以下という特徴を有し、後工程での半田ク
リーム印刷性が良好な導体回路基板を提供することを課
題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属板に絶縁
層を介して金属箔を貼着させエッチング処理をして複数
個の導体回路を形成した金属板ベース回路基板原板を
ンチとダイスからなるプレス金型を用いて一動作で打ち
抜き、分割してなる導体回路基板であって、該金属板の
前記絶縁層側の全周囲に前記打ち抜きにより形成された
段差を有し、しかも該段差からのびるカエリの高さが導
電回路表面以下であることを特徴とする導体回路基板で
ある。
【0008】
【作用】以下本発明を図面により詳細に説明する。図1
は、本発明の導体回路基板を製造するのに用いる複数個
の金属板ベース回路基板からなる原板であり、金属板1
に絶縁層2を介して金属箔を貼着しエッチング処理して
得られた導電回路3が形成されている概略平面図(a)
と断面図(b)である。
【0009】導電回路基板を構成する金属板1は銅板、
鉄板、アルミニウム板、真鍮板、ステンレス板等のいず
れでも採用でき、通常の肉厚は0.5〜5.0mmの範
囲のものを用いることができる。
【0010】また絶縁層2としては、絶縁性を有する材
質であればいずれも採用でき、例えばエポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹
脂等をガラス布に含浸させたもの、無機フィラーを充填
したもの、樹脂層のみで形成したもの、フィルム状を接
着したものなどがある。
【0011】さらに導電回路3となる着する金属箔と
しては、銅箔、アルミニウム箔、真鍮箔、ニッケル箔あ
るいはこれらの接合箔等のいずれも採用できる。
【0012】そして本発明の導体回路基板を製造するの
用いる金属板ベース回路基板としては、図1の金属板
1の両面に絶縁層2を設けてそれぞれに金属箔を貼着さ
せて導電回路3を形成させたものであっても何ら差し支
えない。
【0013】次に複数個の金属板ベース回路基板原板か
らそれぞれの導電回路を有する基板を分割する方法につ
いて説明する。
【0014】図2は、本発明の導体回路基板を製造する
のに用いる底部が特殊な構造であるパンチ4とダイス5
とを備えたプレス金型12の概略外形図(a)と、パン
チ4の概略平面図(b)とパンチ4及びダイス5の概略
断面図(c)を表す。
【0015】プレス金型12は、上ダイセット9と下ダ
イセット10及びガイドポスト11により構成され、上
ダイセット9にパンチ4が固定され、下ダイセット10
にダイス5が固定されている。そしてパンチ4及びダイ
ス5とからなるプレス金型12は、打抜き面が1個でも
複数個であっても差し支えない。
【0016】上ダイセット9に固定されたパンチ4は、
プレス機によって下降して図2の(c)に示すごとくダ
イス5の内側壁に接触しないようにパンチ4の周縁部が
挿入する。
【0017】パンチ4は、底部の周縁部に刃型6を有
し、その内方に窪み8が設けられている。刃型6の幅
は、切断する材質によっても相違するが0.1〜2.0
mm、好ましくは0.2〜1.0mmである。刃型6の
幅が0.1mm未満では、刃の消耗が激しく、また2.
0mmを超えるとカエリ7の長さが導電回路基板の打抜
き面側の表面より突出するので好ましくない。
【0018】また刃型6の窪み方向への角度は、25〜
90度、好ましくは40〜60度であり、この角度以外
では刃の消耗が激しくまたカエリ7の長さが長くなる欠
点がある。さらに窪み8は、パンチ4によって打抜かれ
た導電回路基板を内包できる程度の大きさと窪みの奥行
きがあればよい。
【0019】さらに下ダイセット10に固定されたダイ
ス5は、パンチ4が挿入できる大きさの貫通孔13を有
しており、パンチ4によって分割された導電回路基板の
それぞれは貫通孔13内に積み重ねられ順次下方より取
り除くことができる。
【0020】
【実施例】金属板1として肉厚1.5mmのアルミニウ
ム板に厚さ80μmの絶縁層2を介して厚さ35μmの
銅箔を接着し、エッチング処理して導電回路3を形成し
た図1に示す複数個の金属板ベース回路基板原板の導電
回路3の面を上にして、一度に3個の打抜きができるパ
ンチ4とダイス5を持つプレス金型12に固定した。
【0021】次にプレス機(図示せず)によって上ダイ
セット9は、下降を開始して底部の周縁部に幅0.5m
m、角度45度の刃型6及び2mmの窪み8を持つパン
チ4によってそれぞれの導電回路基板の周縁部が打抜か
れてダイス5の貫通孔13内に積み重ねした。
【0022】打抜かれたそれぞれの導電回路基板は、ア
ルミニウム板の周縁部に0.7mmの段差と高さ0.1
5mmのカエリ7が発生したが、該カエリ7は導電回路
3の表面に達することなく図3に示す良好な金属板ベー
ス回路基板を得ることができた。
【0023】
【発明の効果】以上のとおり本発明にあっては、上記実
施例の如く金属板ベース回路基板を得る際に、底部が特
殊な構造のパンチを有するプレス金型で打抜くことによ
り、導電回路基板の周縁部に押し潰された段差が形成さ
れ、カエリもこの段差部分に形成されるためにカエリの
高さは打抜かれた側の導電回路基板の表面高さ以下とな
るために、後の工程での半田クリーム印刷時の障害とな
らず極めて良好な作業性が得られるし、金属板側に放熱
板を取りつけた時にも隙間がなく金属板ベース回路基板
の特徴である熱導電性が良好に維持できる特徴を有す
る。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、複数個の導電回路が面付けされた金属
板ベース回路基板の概略平面図(a)と概略断面図
(b)を示す。
【図2】図2は、本発明の導体回路基板の製造に使用す
るプレス金型(a)の概略断面図、パンチの概略平面図
(b)及びパンチとダイスとの概略断面図(c)を示
す。
【図3】図3は、本発明の実施例で打抜き分割した金属
板ベース回路基板の概略平面図(a)及び概略断面図
(b)を示す。
【図4】図4は、従来のプレス金型に使用するパンチ概
略平面図(a)及びパンチとダイスとの概略断面図
(b)を示す。
【図5】図5は、従来のプレス金型で打抜き分割した金
属板ベース回路基板の概略断面図を示す。
【符号の説明】
1 金属板 2 絶縁層 3 導電回路 4 パンチ 5 ダイス 6 刃型 7 カエリ 8 窪み 9 上ダイセット 10 下ダイセット 11 ガイドポスト 12 プレス金型 13 貫通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板に絶縁層を介して金属箔を貼着させ
    エッチング処理をして複数個の導体回路を形成した金属
    板ベース回路基板原板をパンチとダイスからなるプレス
    金型を用いて一動作で打ち抜き、分割してなる導体回路
    基板であって、該金属板の前記絶縁層側の全周囲に前記
    打ち抜きにより形成された段差を有し、しかも該段差か
    らのびるカエリの高さが導電回路表面以下であることを
    特徴とする導体回路基板。
JP01692791A 1991-01-18 1991-01-18 金属板ベース回路基板 Expired - Fee Related JP3171341B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101498778B1 (ko) * 2013-03-04 2015-03-06 조창원 인덕션 레인지용 금속판 및 그 금속판을 사용하여 조리용기를 제조하기 위한 금형

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101498778B1 (ko) * 2013-03-04 2015-03-06 조창원 인덕션 레인지용 금속판 및 그 금속판을 사용하여 조리용기를 제조하기 위한 금형

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