JP3171132B2 - 回転数信号伝送異常検出装置 - Google Patents

回転数信号伝送異常検出装置

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JP3171132B2 JP4533597A JP4533597A JP3171132B2 JP 3171132 B2 JP3171132 B2 JP 3171132B2 JP 4533597 A JP4533597 A JP 4533597A JP 4533597 A JP4533597 A JP 4533597A JP 3171132 B2 JP3171132 B2 JP 3171132B2
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車の
駆動系等を制御する装置に関し、特にその制御デバイス
間での回転数信号の伝送異常を検出する回転数信号伝送
異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機の出力でモータを駆動するシステ
ムを構築する際に、モータを制御する装置と発電機を制
御する装置とを設け、前者から後者へと各種の信号を伝
送する、というシステム構成が採用されることがある。
例えば特開平8―19112号公報に開示されているハ
イブリッド車は、エンジンにより駆動される発電機の出
力で車両走行用のモータを駆動するシステム構成を有し
ており、更にモータ制御用の電子制御ユニット(EC
U)と発電機制御用のECUとを備えている。モータ制
御用のECU(以下、「走行制御ECU」と呼ぶ)は、
モータに付設された回転センサ例えばレゾルバからモー
タ回転子の角度位置を示す信号を入力し、この信号に基
づきモータ回転数を求め、求めたモータ回転数を示す信
号(以下、「回転数信号」と呼ぶ)を発電機制御用のE
CU(以下、「発電制御ECU」と呼ぶ)に送信する。
発電制御ECUは、回転数信号を受信し、受信した回転
数信号に応じて発電機を制御する。これにより、モータ
の回転数に応じて発電機の発電出力を制御することが可
能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発電制御E
CUにおいて上述のような発電制御を行うには、走行制
御ECUから回転数信号が正常に伝送されてきていなけ
ればならない。しかし、実際には、走行制御ECU・発
電制御ECU間の伝送線路の異常、走行制御ECUの送
信部の異常、或いは発電制御ECUの受信部の異常等に
よって、回転数信号が正常に伝送されない場合が生じう
る。特に、モータ回転数に比例した周波数を方形波信号
に与えて回転数信号として用いているときには、伝送線
路が断線・短絡等した結果、発電制御ECUへ入力され
る回転数信号が周波数=0となり従って発電制御ECU
が車両停車状態と見なして発電制御を行うような状況も
生じうる。車両停車状態では、一般に、騒音低減等のた
め発電出力を非常に低く抑えるから、このような状況が
長く続くと、発電機とモータの間に介在するバッテリの
充電状態が悪化する。これは、バッテリを外部充電器に
て頻繁に充電しなければならない、航続距離が短くな
る、バッテリの寿命が短くなる等の不具合を招く。
【0004】本発明の目的の一つは、受信した回転数信
号に基づくモータ回転数判定の手法に変更を施すことに
より、或いは、この変更と併せて回転数信号の設計に変
更を施すことにより、回転数信号の伝送異常をより正確
に即ち車両停車状態等と誤認せずに検出することを可能
にし、ひいては発電出力低下に伴う各種の不具合を解消
乃至抑制することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願出願人は、上記目的
を達成するために次のような構成を有する回転数信号伝
送異常検出装置を提案する。
【0006】明は、モータ回転数検出値の増加に応
じてその周波数又は大きさが増加する信号を回転数信号
として送信する車両制御装置と、車両制御装置から受信
する回転数信号の周波数又は大きさからモータ回転数検
出値を求め、発電機からモータに供給される発電出力を
このモータ回転数検出値に応じて制御する発電制御装置
と、を有するシステムにおいて使用される回転数信号伝
送異常検出装置であって、上記モータに所定程度以上の
出力が現れるモータ連続出力状態を検出又は予測する手
段と、検出又は予測されたモータ連続出力状態下である
にもかかわらず、受信した回転数信号の周波数又は大き
さが所定下限値を下回っているとき又はその条件が所定
時間以上に亘り継続したときに、車両制御装置からの回
転数信号の伝送に異常が発生したと判定する手段と、
常が発生したと判定した場合に上記発電出力を一定量に
固定させる手段と、を備え、発電制御装置に搭載される
ことを特徴とする。本構成においては、モータ連続出力
状態、即ちモータ回転数がある程度以上高まっている蓋
然性の高い状態で、モータ回転数が低いことを示す回転
数信号を受信したとき又は当該受信が所定時間以上継続
したときに、発電制御装置に搭載された回転数信号伝送
異常検出装置が、回転数信号の伝送に異常が発生したと
判定する。このようにすれば、回転数信号の伝送に異常
が発生したとしても、発電制御装置がこれを車両停車状
態等と混同・誤認するおそれが小さくなり、混同・誤認
に基づく不適切な制御も回避される。更に、異常検出後
に発電出力を一定量に固定しているため、修理工場等ま
でその発電出力を用いて車両を自走させること等ができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。
【0008】図1に、本発明の適用対象の一つであるハ
イブリッド車駆動系の一例システム構成を示す。この図
に示すシステムは車両走行用の三相交流モータ10をバ
ッテリ12の放電出力及びエンジン駆動発電機14の発
電出力にて駆動する構成を有している。バッテリ12は
例えば鉛電池、ニッケル水素電池等の二次電池であり、
インバータ16を介しモータ10から回生される制動エ
ネルギの他、エンジン駆動発電機14の発電出力によっ
ても充電されうる。インバータ16は、バッテリ12や
エンジン駆動発電機14からモータ10への電力供給或
いはモータ10からバッテリ12への電力回生に際して
直流から交流へ又はその逆への電力変換を実行する。ま
た、エンジン駆動発電機14は、エンジンによって駆動
される発電機の発電出力を、整流器やインバータ等(図
示せず)を介して後段に供給するコンポーネントであ
る。従って、この図のシステムでは、電力の流れとし
て、エンジン駆動発電機14からインバータ16を介し
モータ10に向かう流れ、バッテリ12からインバータ
16を介しモータ10に向かう流れ、エンジン駆動発電
機14からバッテリ12に向かう流れ、モータ10から
インバータ16を介しバッテリ12に向かう流れ等が生
じうる。この点から明らかなように、バッテリ12の充
電状態が顕著に悪化するのを防ぐには、モータ10から
効率よく制動エネルギを回生することの他に、適当な頻
度且つ適当な発電出力でエンジン駆動発電機14からバ
ッテリ12に電力を供給する必要がある。また、騒音や
振動を抑制する上で、車両停車時にエンジン駆動発電機
14を停止させ又はその発電出力を抑えるのが好まし
い。
【0009】また、この図のシステムでは、合計2種類
のECUが用いられている。そのうち走行制御ECU1
8は、車両操縦者からの加減速要求を示すアクセル開
度、ブレーキ踏力等の他、電流センサ20u、20v及
び20wからモータ電流IMOTを、またレゾルバ等の回
転センサ22からモータ10の回転子の角度位置θROT
を、それぞれ入力する。走行制御ECU18は、入力し
た各種の信号に基づきインバータ16における電力変換
動作の制御即ちモータ10の出力の制御を実行し、ま
た、入力した各種の信号に基づき生成した信号を出力す
る。例えば、角度位置θROTに基づきモータ10の回転
数を求め、求めた回転数を示す回転数信号NMOTを送信
・出力する。他方、もう一つのECUである発電制御E
CU24は、電流センサ26G、26B及び26iから
電流IG、IB及びIiの検出値を入力する他、走行制御
ECU18から送信された信号を受信・入力し、入力し
た各種の信号に基づきエンジン駆動発電機14の発電出
力を制御する。例えば、回転数信号NMOTからモータ1
0が大出力状態であると判断できるときに、エンジン駆
動発電機14の発電機の励磁電流を制御し或いは発電機
用インバータの電力変換動作を制御することにより、発
電出力を増加させる。発電制御ECU24は、この他、
後述するコーションランプ28の点灯制御をも実行す
る。
【0010】なお、図1中、電流IGはエンジン駆動発
電機14の出力電流であり、バッテリ12への流出分と
インバータ16への流出分とを含んでいる。また、電流
Iiはインバータ16への流入電流であり、エンジン駆
動発電機14からの流入分とバッテリ12からの流入分
(又はバッテリ12への回生分)IBiを含んでいる。電
流IBはバッテリ12に流れる電流であり、エンジン駆
動発電機14からの流入分とインバータ16への流出分
(又はインバータ16からの回生分)IBiを含んでい
る。電流IBiは、従って、電流センサ26G、26B及
び26iの出力を適宜組み合わせることにより求めるこ
とができる。また、本発明の適用対象が図1のシステム
に限定されるものでないことにも留意されたい。
【0011】図2及び図3に、本発明の第1実施形態に
係る回転数信号伝送異常検出機能の概要を示す。まず、
図2に示すように、走行制御ECU18は角度位置θRO
T等各種の信号を入力し(100)、角度位置θROTに基
づきモータ10の回転子の角速度ωROTを演算し(10
2)、そして角速度ωROTに応じた周波数乃至周期を有
する回転数信号NMOTを生成及び出力する(104)。
他方、発電制御ECU24は、回転数信号NMOT等各種
の信号を入力し(200)、入力した回転数信号NMOT
に立上り又は立下りエッジが現れてから(202)次に
立下り又は立上りエッジが現れるまでの間(202)、
カウンタTNによる計数を実行する(204)。発電制
御ECU24は、エッジが現れた時点でのカウンタTN
による計数値、即ち回転数信号NMOTの(半)周期に基
づき角速度ωROTを演算し(206)、得られた角速度
ωROTに基づきエンジン駆動発電機14の発電出力を制
御すると共にカウンタTN及び後述のカウンタTfを0に
リセットする(208)。このように、走行制御ECU
18と発電制御ECU24の間では、回転数信号NMOT
の周波数乃至周期を利用した角速度ωROTの伝送を、実
行している。
【0012】また、発電制御ECU24は、電流IBiを
検出する。発電制御ECU24は、検出された電流IBi
の絶対値が所定値I1を上回るに至ってから(210)
現時点までに経過した時間をカウンタTfにより計数す
る(212)。カウンタTfによる計数値が所定値T1を
上回る前に電流IBiの絶対値が所定値I1以下となった
ときや(214、210)、カウンタTfによる計数値
が所定値T1を上回る前に回転数信号NMOTにエッジが現
れたときには(214、202)、バッテリ12に比較
的短時間の充電又は放電が生じたか或いはモータ10が
実際に(低速)回転しているかいずれかであるため、カ
ウンタTfは0にリセットされる(216又は20
8)。これに対し、カウンタTfによる計数値が所定値
T1を上回るに至ったときには(214)、バッテリ1
2に比較的長時間に亘る充電又は放電が生じているにも
かかわらず回転数信号NMOTの周波数乃至周期が微低速
回転乃至車両停止を示しているのであるから、発電制御
ECU24は、回転数信号NMOTの伝送に異常があると
見なし、コーションランプ28を点灯させて操縦者等に
事態を報知すると共にエンジン駆動発電機14の発電出
力をある一定量に固定する(218)。
【0013】このように、本実施形態においては、電流
IBiの絶対値が所定値I1を上回るに至ってから所定時
間T1を超えても次のエッジを検出できないときに、回
転数信号NMOTの伝送に異常があると見なすようにして
いる(図3参照)。従って、モータ10が実際に微低速
回転乃至停止している状態と、実際にはそうではなく連
続出力状態にあるにもかかわらず回転数信号NMOTの伝
送異常のため微低速回転乃至停止に見える状態とを、識
別できる。更に、この識別の結果に基づき、コーション
ランプ28の点灯やエンジン駆動発電機14の発電出力
固定を実行しているため、車両操縦者が事態を的確に察
知し修理工場等まで車両を自走させ、更にその間もバッ
テリ12の充電状態を顕著には悪化させないようにする
ことが、可能である。
【0014】図4及び図5に、参考例たる回転数信号伝
送異常検出機能の概要を示す。この実施形態において
は、まず、走行制御ECU18において、回転数信号N
MOTの周波数に下限が設定されている。すなわち、角速
度ωROTが所定値ω1を下回っている時には、このω1に
相当する周波数又は周期を有する回転数信号NMOTが、
走行制御ECU18から発電制御ECU24へと送信出
力される。発電制御ECU24側では、このように回転
数信号NMOTの周波数に下限制限が施されていることを
利用して、回転数信号NMOTの伝送異常を検出してい
る。すなわち、前回回転数信号NMOTの立ち上がり又は
立ち下がりエッジを検出してから(202)現時点まで
の経過時間すなわちカウンタTNの計数値が所定値T1を
上回ったときに(220)、発電制御ECU24は、回
転数信号NMOTの伝送に異常が生じたと見なしてステッ
プ218を実行する。このように、回転数信号NMOTの
周波数に予め下限値を設けておくことにより、回転数信
号NMOTの伝送異常を好適に検出することができる(図
5参照)。従って、参考例においても、前述の第1実施
形態と同様の効果を得ることができる。さらに、参考例
では、電流IBiの検出及び判定を実行する必要がなく、
さらにカウンタも1種類で済むため、発電制御ECU2
4の動作手順は第1実施形態に比べ簡素なものとなる。
なお、図4中ステップ208Aは、図2中のステップ2
08から、カウンタTfのリセット処理を除いた処理を
実行するステップである。
【0015】図6及び図7に、本発明の第実施形態に
係る回転数信号伝送異常検出機能の概要を示す。本実施
形態においては、前述の第1実施形態及び参考例とは異
なり、その周波数乃至周期によって角速度ωROTを伝送
する方形波信号ではなく、その電圧値VN又は電流値IN
によって伝送する信号が、回転数信号NMOTとして用い
られている。すなわち、走行制御ECU18は、角速度
ωROTに相当する電圧値VN又は電流値INを有する回転
数信号NMOTを発電制御ECU24へと送信する(10
4C)。発電制御ECU24では、この回転数信号NMO
Tの電圧値VN又は電流値INを検出し(206A)、検
出した電圧値VN又は電流値INに基づき角速度ωROTを
求め(206B)、更に、求めた角速度ωROTに基づき
エンジン駆動発電機14の発電出力を制御する(208
B)。発電制御ECU24は、更に、電圧値VNが所定
値VNminを下回り(又は電流値INが所定値INminを下
回り)かつ電流IBiの絶対値が所定値I1を上回るに至
ってから(210A)現時点までの経過時間をカウンタ
Tfにより計数し(212)、カウンタTfの計数値が所
定値T2を上回るに至ったときに(214A)、ステッ
プ218を実行する。ステップ210Aにおける判定条
件が成立していないときにはカウンタTfは0にリセッ
トされる(216)。
【0016】このように、本実施形態においては、例え
ば図7に示されるような電圧値VN又は電流値INを有す
る回転数信号NMOTを用いて角速度ωROTを伝送するとと
もに、回転数信号NMOTの電圧値VN又は電流値INが微
低速乃至停止を示す値を取りかつモータ10がある程度
の出力を有していると見なせる状態が所定時間T2を超
えて続いたときに、回転数信号NMOTに伝送異常が生じ
たと見なしている。従って、本実施形態によれば、前述
の第1実施形態及び参考例と同様、回転数信号NMOTの
伝送異常を好適に検出することができる。
【0017】図8及び図9に、本発明の第実施形態に
係る回転数信号伝送異常検出機能の概要を示す。この実
施形態には、第実施形態と同様その電圧値VN又は電
流値INが角速度ωROTに応じて増減する回転数信号NMO
Tを用いて角速度ωROTを伝送すると共に、参考例のごと
く、角速度ωROTが所定値ω1を下回っているときにはω
1に相当する電圧値VN又は電流値INを有する回転数信
号NMOTを出力するようにしている(104D。図9参
照)。発電制御ECU24においては、第実施形態に
おけるステップ210Aに代えて、ステップ210Aか
ら電流IBiに係る判定条件を除去したステップ210B
を実行している。従って、本実施形態によれば、前述の
参考例及び第実施形態と同様の効果を得ることができ
る。なお、この実施形態では、説明の都合上、ω1に相
当する電圧値VN又は電流値INを、VNmin及びINminと
表している。
【0018】図10及び図11に、本発明の第実施形
態に係る回転数信号伝送異常検出機能の概要を示す。こ
の実施形態においては、回転数信号NMOTとして、第
施形態及び参考例で使用していたような周波数乃至周
期を用いる信号や、第及び第実施形態で使用してい
たような電圧値乃至電流値を用いる信号の、いずれをも
使用することができる。ただし、本実施形態において
は、送信に際してこの回転数信号NMOTにオフセットを
与えるようにしている。即ち、発電制御ECU24で
は、回転数信号NMOT等の信号を入力した後(200)
回転数信号NMOTに基づき第1乃至第実施形態又は参
考例のいずれかと同様の原理によって角速度ωROTを求
め(206C)、さらに求めた角速度ωROTに基づきエ
ンジン駆動発電機14の発電出力を制御する(208
B)。発電制御ECU24は、さらに、ステップ104
Eにて加えられたオフセット電圧V0を回転数信号NMOT
の電圧値VNから減じた値の絶対値が所定値V1を上回っ
ているか否か(又はステップ104Eにて付与されたオ
フセット電流値I0を回転数信号NMOTの電流値INから
減じた値の絶対値が所定値I1を上回っているか否か)
を判定し(210C)、上回っているときにはステップ
212を、上回っていないときにはステップ216をそ
れぞれ実行する。
【0019】従って、本実施形態によれば、回転数信号
NMOTの伝送が正常であれば発電制御ECU24側で検
出できるはずのオフセット電圧V0又はオフセット電流
I0が検出できないときに、回転数信号NMOTの伝送に異
常が生じていると見なしているため(図11参照)、や
はり前述の第1乃至第実施形態又は参考例と同様の効
果を得ることができる。なお、図11では、周波数乃至
周期により角速度ωROTを伝送する回転数信号NMOTを用
いかつオフセットとして電圧V0を付与した例を示して
いる。図中、VCCは電源電圧である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、モータ連続出力状態、即ちモータ回転数がある程度
以上高まっている蓋然性の高い状態で、モータ回転数が
低いことを示す回転数信号を受信したとき又は当該受信
が所定時間以上に亘り継続したときに、発電制御装置に
搭載された回転数信号伝送異常検出装置が、回転数信号
の伝送に異常が発生したと判定するようにしたため、回
転数信号の伝送に異常が発生したとしても、発電制御装
置がこれを車両停車状態等と混同・誤認するおそれが小
さくなり、混同・誤認に基づく不適切な制御をより的確
に回避できるようになる。更に、異常と判定したときに
発電出力を一定量に固定しているため、修理工場等まで
その発電出力を用いて車両を走行させること等ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用対象の一つであるハイブリッド
車の一例システム構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態における検出手順を示
すフローチャートである。
【図3】 本実施形態における回転数信号の送受信回路
と正常時及び異常時の波形を示す図である。
【図4】 参考例における検出手順を示すフローチャー
トである。
【図5】 本参考例における回転数信号の送受信回路と
正常時及び異常時の波形を示す図である。
【図6】 本発明の第実施形態における検出手順を示
すフローチャートである。
【図7】 本実施形態における回転数信号の内容を示す
図である。
【図8】 本発明の第実施形態における検出手順を示
すフローチャートである。
【図9】 本実施形態における回転数信号の内容を示す
図である。
【図10】 本発明の第実施形態における検出手順を
示すフローチャートである。
【図11】 本実施形態におけるオフセット電圧付与及
びこれを利用した伝送異常検出の原理を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
10 モータ、12 バッテリ、14 エンジン駆動発
電機、16 インバータ、18 走行制御ECU、22
回転センサ、24 発電制御ECU、28コーション
ランプ、NMOT 回転数信号、ωROT 角速度、TN,Tf
カウンタ、IBi バッテリからインバータへ又はイン
バータからバッテリへ流れる電流、V0,I0 オフセッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−19112(JP,A) 特開 平8−19114(JP,A) 特開 平7−336809(JP,A) 特開 平7−231503(JP,A) 実開 平5−11703(JP,U) 森政弘 他,「計測・制御工学」,財 団法人放送大学教育振興会,平成6年1 月20日,p.89〜90 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 3/00 B60K 6/02 B60L 7/00 - 13/00 G05B 9/00 - 9/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ回転数検出値の増加に応じてその
    周波数又は大きさが増加する信号を回転数信号として送
    信する車両制御装置と、車両制御装置から受信する回転
    数信号の周波数又は大きさからモータ回転数検出値を求
    め、発電機からモータに供給される発電出力をこのモー
    タ回転数検出値に応じて制御する発電制御装置と、を有
    するシステムにおいて使用される回転数信号伝送異常検
    出装置であって、 上記モータに所定程度以上の出力が現れるモータ連続出
    力状態を検出又は予測する手段と、 検出又は予測された上記モータ連続出力状態下であるに
    もかかわらず、受信した回転数信号の周波数又は大きさ
    が所定下限値を下回っているとき又はその条件が所定時
    間以上に亘り継続したときに、上記車両制御装置からの
    上記回転数信号の伝送に異常が発生したと判定する手段
    と、異常が発生したと判定した場合に上記発電出力を一定量
    に固定させる手段と、 を備え、上記発電制御装置に搭載されることを特徴とす
    る回転数信号伝送異常検出装置。
JP4533597A 1997-02-28 1997-02-28 回転数信号伝送異常検出装置 Expired - Fee Related JP3171132B2 (ja)

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