JP3170858B2 - 満液式冷却器 - Google Patents

満液式冷却器

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JP3170858B2 JP10447592A JP10447592A JP3170858B2 JP 3170858 B2 JP3170858 B2 JP 3170858B2 JP 10447592 A JP10447592 A JP 10447592A JP 10447592 A JP10447592 A JP 10447592A JP 3170858 B2 JP3170858 B2 JP 3170858B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/02Details of evaporators
    • F25B2339/024Evaporators with refrigerant in a vessel in which is situated a heat exchanger
    • F25B2339/0242Evaporators with refrigerant in a vessel in which is situated a heat exchanger having tubular elements

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横長状のシェル内に多
数の冷却管を配設し、仕切板を介して前記冷却管の長さ
方向中間部を支持している満液式冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種満液式冷却器は、図13、
14に示すように、前記横長状のシェルA内に、複数の
仕切板Bを設けると共に、管板C、C間に多数の冷却管
Dを配置し、各仕切板Bによりこれら冷却管Dの長さ方
向中間部を支持し、各冷却管Dの上下及び左右間隔を維
持すると共に、前記シェルAに液冷媒を導入する液管F
と、該液管Fを介して導入する液冷媒と前記冷却管Dを
流れる水などの被冷却流体との熱交換で蒸発したガス冷
媒を排出するガス管Gとを接続した構造としており、ま
た、前記シェルA内に導入された液冷媒層上には潤滑油
の油が分離されて留まることになるが、この油層の油を
抽出するために、前記シェルAに複数の油抽出管Hを、
前記仕切板Bにより区画される複数のシェル内室Eごと
に接続しているのである。
【0003】また、一方、以上のような満液式冷却器に
おいて、前記シェル内の油層から油を抽出するものとし
て、例えば、実公昭51−23634号公報に示されて
いるように、油抽出管の先端を、前記シェル内に収納す
るフロートに連結し、このフロートの浮沈みにより前記
油層の油を複数の油抽出管を用いることなく抽出できる
ようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、前者構造は、前
記油抽出管Hを、前記シェル内室ごとにそれぞれ油層高
さに合わせて複数設ける構造としているから、油抽出管
は、シェル内室数と油層高さ数とを乗算した多数本必要
とするため構造が複雑となり、多数の油抽出管を接続す
る必要があるためその加工工数も増大して、全体として
コスト高となる問題がある。
【0005】また、一方、前記フロートを用いた後者の
油抽出構造によれば、油抽出管の本数を減少させること
ができるのであるが、反面フロートを用いる必要がある
ため、つまり可動部品を用いるているため保守、点検を
要するだけでなく、前者に比較して充分な油抽出効果が
得られない問題があった。
【0006】しかして、本発明の目的は、仕切板をもっ
た構造であっても油を有効に回収できながら、油抽出管
の配管構造を簡単にできる満液式冷却器を提供する点に
ある。
【0007】尚、本発明は、前記シェルの同一高さ位置
に設ける前記油抽出管の所要本数を少なくするものであ
って、液面の上下変動に対応するために高さ位置を変え
て設ける前記油抽出管の所要本数を少なくするものでは
ない。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、横長状のシェル1内に、該シェル1の
長さ方向に延びる多数の冷却管4を配設すると共に、仕
切板2を設けて、該仕切板2に前記冷却管4の長さ方向
中間部を支持している満液式冷却器において、前記シェ
ル1の内面に対接する前記仕切板2の周縁部に、該仕切
板2を挟んで隣り合うシェル内室3を連通する切欠部9
を設けると共に、前記シェル1における前記切欠部9と
対向する部位に、前記切欠部9の内面に向かって開口す
る油抽出管8を設ける。
【0010】また、シェル1は、奇数枚から成る複数の
仕切板2を備え、これら仕切板2のうち、前記シェル1
の長さ方向一側から奇数番目の仕切板2の周縁部に切欠
部9を設け、前記シェル1における前記各切欠部9と対
向する部位に、前記各切欠部9の内面に向かって開口す
る油抽出管8を設ける。
【0011】更に、仕切板2に設ける切欠部9の内面
に、油抽出管8の開口部に対向する邪魔板10を設け
る。
【0012】
【0013】
【作用】横長状のシェル1内に、該シェル1の長さ方向
に延びる多数の冷却管4を配設すると共に、仕切板2を
設けて、該仕切板2に前記冷却管4の長さ方向中間部を
支持している満液式冷却器において、前記シェル1の内
面に対接する前記仕切板2の周縁部に、該仕切板2を挟
んで隣り合うシェル内室3を連通する切欠部9を設ける
と共に、前記シェル1における前記切欠部9と対向する
部位に、前記切欠部9の内面に向かって開口する油抽出
管8を設けることにより、前記切欠部9を設けた前記仕
切板2を挟んで隣り合う二つのシェル内室3、3から一
本の前記油抽出管8を介して油を同時に回収することが
でき、前記油抽出管8の所要本数は各内室3の数より少
なくできるから、それだけ前記油抽出管8の配管構造を
簡単にすることができるし、また、前記シェル1の内側
に長尺の前記油収集体6を設けることなく簡単な構成に
より前記油抽出管8の所要本数を少なくできる。
【0014】また、シェル1に、奇数枚から成る複数の
仕切板2を設け、これら仕切板2のうち、前記シェル1
の長さ方向一側から奇数番目の仕切板2の周縁部に切欠
部9を設け、前記シェル1における前記各切欠部9と対
向する部位に、前記各切欠部9の内面に向かって開口す
る油抽出管8を設ける場合、前記仕切板2が複数枚設け
られているものでありながら、前記切欠部9を設けた前
記仕切板2を介して隣り合う各二つのシェル内室3から
一本の前記油抽出管8を介して油を同時に、かつ、ほゞ
均等に抽出することができるから、前記油抽出管8の所
要本数はシェル内室3の数の半分にできながら各シェル
内室から均等に油の抽出ができ、それだけ前記油抽出管
8の配管構造を簡単にすることができる。
【0015】更に、仕切板2に設ける切欠部9の内面
に、油抽出管8の開口部に対向する邪魔板10を設ける
場合、油は前記切欠部9を設けた前記仕切板2を挟んで
隣り合う各2つのシェル内室3、3の中央部に近い液面
からそれぞれ前記邪魔板10に案内されてから前記油抽
出管8の先端部に流入するから、隣り合う2つのシェル
内室3、3の隅から前記油抽出管8に流入する油が直接
前記油抽出管8の先端部に流入する場合に比較して油を
効率よく回収することができる。
【0016】
【実施例】図1〜図7は、本発明の前提となる構成を示
す。図2、3に示した満液式冷却器は、長さ方向両端部
に管板11、11を介装した横長状のシェル1から成る
もので、各管板11、11間には上端部を切欠いた仕切
板2を所定間隔をあけて2枚配設し、最上部が互いに連
通する複数(図面では3つの)のシェル内室3を区画形
成している。また、各シェル内室3の最下部には複数の
液管12を接続すると共に、中央のシェル内室3の最上
部にはガス管13を接続している。
【0017】前記管板11、11間には、図3に示した
ように多数の冷却管4を配置しているのであって、前記
各仕切板2には前記冷却管4を挿通することにより、各
冷却管4の長さ方向中間部を支持している。
【0018】更に、前記シェル1の一側端部における前
記管板11の外側に設ける出口室14に水出口管15
を、また、入口室16に冷却水入口管17を接続し、前
記各内室3において所定の液面高さを維持しながら蒸発
する液冷媒の蒸発により前記冷却管4中を流れる水を冷
却するようにしている。尚、18は、前記シェル1の他
側端部における前記管板11の外側に設けた反転室であ
る。
【0019】しかして、以上のように構成した満液式冷
却器において、前記シェル1の内側に、前記仕切板2を
貫通して前記シェル1の長さ方向に延び、前記シェル1
内と区画された油室5をもった油収集体6を設けて、こ
の油収集体6に、前記仕切板2を介して隣り合うシェル
内室3と連通する油収集孔7を設けると共に、前記シェ
ル1に前記油室5に開口する油抽出管8を設けたのであ
る。
【0020】即ち、前記油収集体6は、図4に示したよ
うな両端部に扇状の端板61を設けた長尺のアングル材
を用いて形成するのであって、この油収集体6を前記シ
ェル1の内部に水平状に配置し、図2及び図5に示した
ようにその両端部を管板11と前記仕切板2とにより区
画形成した両側の各内室3に突入させた状態で、例えば
溶接により前記シェル1の周壁19に、図1に示したよ
うに、固定するのである。
【0021】斯くして、前記油収集体6と前記シェル1
の周壁19とにより前記シェル1の内部と区画した前記
油室5が形成されると共に、前記油収集体6には、小孔
から成る前記油収集孔7を複数設けて、これら油収集孔
7を介して前記各内室3を前記油室5に連通させ、前記
仕切板2を介して隣り合う各内室3を前記油室5を介し
て互いに連通させるのである。
【0022】更に、前記シェル1の周壁19には、図1
〜図2に示したように主として電磁弁から成る開閉弁8
1をもった前記油抽出管8を側方から突入させるのであ
って、この油抽出管8の突入先端部を油室5の長さ方向
中央部に開口させるのである。
【0023】尚、図1〜2では、前記各内室3における
液面高さの上下変動に対応できるように前記油収集体6
を3本設けたが、3本に限定するものではない。
【0024】以上のように構成した満液式冷却器によれ
ば、前記仕切板2で区画された各内室3において分離さ
れた油層の油は、図1点線矢印のように各油収集孔7を
介して前記油室5に流入してから、実線矢印のように前
記油抽出管8に流入するのであって、前記油抽出管8を
各内室3毎に開口させることなく、一本の前記油抽出管
8を介して複数の内室3、3から油を同時に回収するこ
とができる。従って、前記油抽出管8を各内室3毎に開
口させる場合に比較して前記油抽出管8の本数を減少で
き、それだけ配管構造を簡単な構造にすることができる
し、また、前記油収集体6の油室5に前記油層の油を収
集して前記油抽出管8で抽出するのであるから、油戻し
効果も向上することができる。
【0025】また、図2に示したように高さの異なる位
置に前記油収集体6を複数本設け、前記各内室3の液面
高さに対応した高さの油抽出管8から油を回収できるか
ら、前記各内室3の液面高さが変動しても油を回収する
ことができる。
【0026】また、前記油収集体6の両端部に扇状の端
板61を設けた場合、この油収集体6の両端部を前記管
板11、11に溶接して前記シェル内室3に対し区画す
る必要がないから、前記端板61をなくして管板11、
11に固定する場合に比較して、その組付性を良好にで
きる。
【0027】また、図1〜図5に示した構成では、前記
アングル材を用いて前記油収集体6を構成したが、図
6、7に示したように長尺のパイプ材を用いて形成して
もよい。
【0028】即ち、図6、7に示したものは、前記各仕
切板2の周縁部における側方部位にパイプ材から成る油
収集体6の外形に対応した湾曲部21をもった支持部2
2を設け、これら支持部22に前記油収集体6を介入さ
せて各仕切板2により前記油収集体6を支持したもので
ある。この場合も、前記油収集体6を形成する前記パイ
プ材には、図7に示したように小孔から成る前記油収集
孔7を複数設け、これら油収集孔7を介して前記各内室
3を前記油収集体6の内部に形成される前記油室5に連
通させ、前記各内室3を互いに連通させるのであり、ま
た、前記油収集体6の長さ方向中央部には、前記周壁1
9を貫通して突入する前記油抽出管8の突入先端部を開
口させるのである。尚、この場合も前記パイプ材の両端
部は閉鎖状に形成するのが好ましい。
【0029】このように構成した場合、前記パイプ材か
ら成る油収集体6には、図6、7に示したように前記油
抽出管8に接続する接続短管8aを予め固定しておき、
この短管8aを前記周壁19に設ける貫通孔19aに挿
嵌しながら前記油収集体6を前記シェル1内に組込み、
然る後前記仕切板2を挿嵌するのであって、斯くするこ
とにより、前記アングル材を用いて油収集体6を形成
し、前記シェル1の周壁19の内側に固定する場合に比
較して、前記シェル1の周壁に溶接などにより固定する
必要がないから、前記油収集体6の組付けをより簡単に
することができる。
【0030】次に、以上説明した構成は前記油収集体6
を設けたものであるが、この油収集体6を設けることな
く、前記油抽出管8の所要本数を少なくする構成とする
こともできる。
【0031】即ち、図8〜図11に示した実施例は、前
記シェル1内に前記仕切板2を1枚配設したものであっ
て、図10、11に示したように、前記シェル1の周壁
19の内面に対接する前記仕切板2の周縁部に切欠部9
を設けて、この切欠部9に前記シェル1の周壁19を貫
通して内部に突入する前記油抽出管8の突入端部を、前
記切欠部9の内面に向かって対向させたものである。
【0032】このように構成した場合、前記仕切板2を
挟んで隣り合う二つの内室3、3に対して前記油抽出管
8を一本設けることにより、各内室3から油は、図11
に矢印で示したように流れることができ、一本の前記油
抽出管8を用いて2つの内室3から油を同時に回収する
ことができる。
【0033】また、図示しないが、前記シェル1に前記
仕切板2を3枚以上の複数の奇数枚配置し、前記内室3
を4室以上設けた場合には、一方の前記管板11から数
えて奇数番目、即ち1枚目と3枚目の仕切板2の周縁部
に前記切欠部9を設けると共に、前記シェル1の周壁1
9に前記油抽出管8を複数本側方から突入させ、各油抽
出管8の突入端部を、それぞれ各切欠部9の内面に向か
って対向させるのである。
【0034】このように構成した場合、例えば、3枚の
仕切板2を設けた構成においては場合1枚目と3枚目の
前記仕切板2を挟んで隣り合う各二つの内室3、3に対
して前記油抽出管8を一本設けることにより、各2つの
内室3から油を同時に回収することができる。即ち、前
記油抽出管8を2本設けることにより、4室の内室3か
ら油を回収することができるのであって、前記油抽出管
8の所要本数は各内室3の数の半分、即ち2本にするこ
とができる。従って、それだけ前記油抽出管8の配管構
造を簡単にすることができるし、また、前記シェル1の
内側に前記アングル材やパイプ材から形成する長尺の前
記油収集体6を設ける場合に比較して簡単な構成により
前記油抽出管8の所要本数を少なくできる。
【0035】尚、このように前記油収集体7を用いるこ
となく前記油抽出管8の本数を減少させる場合には、前
記油収集体7を用いる場合に比較して、その減少させる
本数は少ないが、その構成を簡単化できる点で有利とな
る。
【0036】また、図9、10に示した実施例では、前
記油抽出管8の突入先端部を単に開口させただけである
が、図12に示したように、前記油抽出管8の前記シェ
ル1への突入先端部に、前記シェル1の長さ方向に延び
る短い管材から成る邪魔板10を設けるのが好ましい。
【0037】このように前記邪魔板10を設けることに
より、油は互いに隣り合う2つの内室3、3の中央部に
近い液面からそれぞれ前記邪魔板10に案内されてから
前記油抽出管8の先端部に流入するのであって、図11
に示したように、隣り合う2つの内室3、3の隅から直
接油が前記油抽出管8の先端部に流入する場合に比較し
て油を効率よく回収することができる。
【0038】
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、横長状
のシェル1内に多数の冷却管4と仕切板2を設けた満液
式冷却器において、前記シェル1の内面に対接する前記
仕切板2の周縁部に、該仕切板2を挟んで隣り合うシェ
ル内室3を連通する切欠部9を設けると共に、前記シェ
ル1における前記切欠部9と対向する部位に、前記切欠
部9の内面に向かって開口する油抽出管8を設けること
により、前記切欠部9を設けた前記仕切板2を挟んで隣
り合う二つのシェル内室3、3から一本の前記油抽出管
8を介して油を同時に回収することができ、前記油抽出
管8の所要本数は各シェル内室3の数より少なくできる
から、それだけ前記油抽出管8の配管構造を簡単にする
ことができるし、また、前記シェル1の内側に長尺の前
記油収集体6を設けるものに比較して簡単な構成で前記
油抽出管8の所要本数を少なくできる。
【0040】また、シェル1に、奇数枚から成る複数の
仕切板2を設け、これら仕切板2のうち、前記シェル1
の長さ方向一側から奇数番目の仕切板2の周縁部に切欠
部9を設け、前記シェル1における前記各切欠部9と対
向する部位に、前記各切欠部9の内面に向かって開口す
る油抽出管8を設ける場合、前記仕切板2が複数枚設け
られているものでありながら前記切欠部9を設けた前記
仕切板2を介して隣り合う各二つの内室3、3から一本
の前記油抽出管8を介して油を同時に、かつ、ほゞ均等
に抽出することができるから、前記油抽出管8の所要本
数はシェル内室3の数の半分にできながら、各シェル内
室から均等に油の抽出ができ、それだけ前記油抽出管8
の配管構造を簡単にすることができる。
【0041】更に、仕切板2に設ける切欠部9の内面
に、油抽出管8の開口部に対向する邪魔板10を設ける
場合、油は、前記切欠部9を設けた前記仕切板2を挟ん
で隣り合う各2つの内室3、3の中央部に近い液面から
それぞれ前記邪魔板10に案内されてから前記油抽出管
8の先端部に流入するから、隣り合う各2つの内室3の
隅から前記油抽出管8に流入する油が直接前記油抽出管
8の先端部に流入する場合に比較して油を効率よく回収
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる構成の満液式冷却器の要部
拡大断面図である。
【図2】図1の概略斜視図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】油収集体として用いるアングル材の斜視図であ
る。
【図5】アングル材と仕切板との位置を示す説明図であ
る。
【図6】パイプ材と仕切板との位置を示す説明図であ
る。
【図7】パイプ材と油抽出管との接続部位の部分拡大断
面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す満液式冷却器の概略斜
視図である。
【図9】図8の仕切板と油抽出管との位置を示す説明図
である。
【図10】図8の要部拡大断面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】図11において邪魔板を設けた要部拡大断面
図である。
【図13】従来例の縦断面図である。
【図14】図13の斜視図である。
【符号の説明】
1 シェル 2 仕切板 3 シェル内室 4 冷却管 5 油室 6 油収集体 7 油収集孔 8 油抽出管 9 切欠部 10 邪魔板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横長状のシェル1内に、該シェル1の長
    さ方向に延びる多数の冷却管4を配設すると共に、仕切
    板2を設けて、該仕切板2に前記冷却管4の長さ方向中
    間部を支持している満液式冷却器において、 シェル1は、奇数枚から成る複数の仕切板2を備え、こ
    れら仕切板2のうち、前記シェル1の長さ方向一側から
    奇数番目の仕切板2には、前記シェル1の内面に対接す
    る周縁部に、該仕切板2を挟んで隣り合うシェル内室3
    を連通する切欠部9を設け、 前記シェル1における前記各切欠部9と対向する部位
    に、前記各切欠部9の内面に向かって開口する油抽出管
    8を設けていることを特徴とする満液式冷却器。
  2. 【請求項2】 仕切板2に設ける切欠部9の内面に、油
    抽出管8の開口部に対向する邪魔板10を設けているこ
    とを特徴とする請求項1記載の満液式冷却器。
  3. 【請求項3】 横長状のシェル1内に、該シェル1の長
    さ方向に延びる多数の冷却管4を配設すると共に、仕切
    板2を設けて、該仕切板2に前記冷却管4の長さ方向中
    間部を支持している満液式冷却器において、前記シェル
    1の内面に対接する前記仕切板2の周縁部に、該仕切板
    2を挟んで隣り合うシェル内室3を連通する切欠部9を
    設けると共に、前記シェル1における前記切欠部9と対
    向する部位に、前記切欠部9の内面に向かって開口する
    油抽出管8を設けており、 仕切板2に設ける切欠部9の内面に、油抽出管8の開口
    部に対向する邪魔板10を設けていることを特徴とする
    満液式冷却器。
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