JP3170011U - 竹の子自動皮むき機 - Google Patents

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JP3170011U
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roller
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Expired - Lifetime
Application number
JP2011003088U
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Inventor
憲充 関山
Original Assignee
旭川機械工業株式会社
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Abstract

【課題】竹の子の皮を剥く作業を自動化し、効率的な自動皮むき機を提供する。
【解決手段】2本の平行なローラーと、ローラーを水平に支持するフレームと、ローラーを同期回転させる伝導手段とその動力源と、ローラー上部を囲うホッパーと、ホッパー上部の洗浄シャワーとで構成される二本のローラーは、表面が互いに逆方向で螺旋状の凸部と凹部を有し、相互の凸部と凹部を相対させて隙間を設けて同期回転させることにより、竹の子の皮を自動で剥く。
【選択図】図2

Description

本考案は、竹の子の皮を自動で剥く装置に関する。
従来の竹の子の皮剥き装置として、2本のローラーの外周に溝を螺旋状に施し、ローラーと竹の子の皮との摩擦力を大きくする例がある。(例えば、特許文献1参照)
特開2000−4856号 公報
前述の特許文献1の装置は、駆動側ローラーと従動側ローラーの外周にそれぞれ一条の溝を螺旋状に施し竹の子の皮との摩擦力を大きくしているとされているが、この2本のローラーの溝の方向が同じ一方向であるので、溝の効果は平滑なローラーより摩擦力を高めるだけであって、溝部と溝以外の凸部とが見かけ上規則的に噛み合って皮を噛み込むような効果はない。
本考案はこのような従来技術が有していた課題を解決しようとするものである。
2本の平行なローラーと、該ローラーを水平に該両端部を支持するフレームと、該ローラーを互いに相手方向に同期回転させる伝導手段とその動力源と、該ローラー上部を囲うホッパーと該ホッパー上部に設けた洗浄シャワーで構成され、該ローラーの軸心に垂直な断面において、ローラーを形成する外円周の内側に軸心に点対象で等間隔に8〜15個の範囲の適宜数の前記外円周より小径の内円周が底面となる溝が形成され、該外円周の一部とその両端が前記溝の側面で構成される前記の数の凸部が形成され、また、該内周の一部である底部と前記溝の側面で形成される凹部が形成され、かつ、該ローラー外表面を形成する前記凸部は2本の該ローラーが互いに逆方向の軸方向に略2°〜5°の範囲の適宜の角度で傾斜して緩やかに螺旋状を形成し、該相互の凸部と凹部が相対して組み合わされ、該相互の凸部と凸部あるいは凸部と凹部の間隙が適宜間隙に調整可能に構成されたことを特徴とする竹の子自動皮むき機とする。
本考案は、表面が凸部と凹部が螺旋状に形成されたローラーを2本平行に並べ、互いに隙間が出来るように軸受けベアリングを用いて架台に設置し、前記ローラーを互いの内側に回るように同期回転をさせ、竹の子の先端部を回転している2本のローラー中心部に向けて投入する。平行に並んでいる2本のローラーが竹の子の先端部の表皮を挟み込み、全体の皮を剥くことができる。剥いた皮は投入口の反対側の下方に排出され、皮の剥けた竹の子を取出し、再び未処理の竹の子を投入することで、連続運転することが可能となる。また上方からローラー部に水をかけることにより薄皮が付着するのを防止できる。これによって、竹の子の一次加工分野において、皮むき作業を効率的に行うことが出来る装置を提供する。
本考案により竹の子の皮を剥く作業を人力ではなく、機械的に行うことが可能となり、作業効率が向上し人員の削減、労力の軽減が可能となった。
本考案の平面図である。 本考案の正面図である。 本考案のローラー断面図である。 本考案の皮むき状況説明図である。
以下、本考案の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図において、1a、1bは水平で互いに平行に設けられた2本のローラーであって、ここでは便宜上、図1の平面図において右から左方向に見て左側のローラーを1a、右側のローラーを1bとする。ローラー1a、1bの両端は軸受ユニット6、6を介してベース11に固定された互いに平行なフレーム10、10に支持されている。ローラー1aと1bはローラー1a、1bの一方の端部に固定された歯車5,5によって連動する。ここでは歯車の例で示したがベルトやチェーンなどほかの伝導手段でもよい。
一方のフレームの外側にモーター3を設ける。モーターの出力軸にスプロケット4を設け、ローラー1a、1bのいずれか一の端部に設けたスプロケット4とをチェーンで連結する。ここではスプロケットとチェーンでの伝導を示したが歯車やベルトなどほかの伝導手段でもよい。
これによって、モーターの動力はスプロケット4、チェーン、スプロケット4、ローラー1a、歯車5、5、ローラー1bを駆動する。歯車5,5を同歯数としてローラー1aと1bは同回転数で互いに逆回転となる。
なお、この例では、歯車をモーター、スプロケットの側と反対側のローラー端部としたが、歯車をスプロケットと同じローラー端側に設けてもよい。
ローラー1a、1bは図3に示す断面のように、該ローラーの軸心に垂直な断面において、ローラーを形成する外円周の内側に軸心に点対象で等間隔に8〜15個の範囲の適宜数の前記外円周より小径の内円周が底面となる溝が形成され、この結果、外円周の一部とその両端が溝の側面で形成される前記の数の凸部が形成され、また、内周の一部である底部と溝の側面で形成される凹部が形成される。かつ、該ローラー外表面を形成する凸部は2本の該ローラーが互いに逆方向の軸方向に略2°〜5°の適宜の角度で傾斜して緩やかに螺旋状を形成し、該相互の凸部と凹部が相対して組み合わされ、同期して回転するように設けられる。
ローラー1aと1bとの間隙は、図3に示す相対する外周(外周のピッチ円)の間隙Hで示すと−1〜3mmが望ましい。これによって、ローラー1aと1bの相対する凸部と凹部の間隙が設定される。この間隙を調整する調整手段としてアジャストボルト9を設ける。
また、ローラーの中央上部に適宜の幅で略ローラー長の四角形のホッパー7を設ける。
また、ローラーの中央上部に略ローラー長の洗浄シャワー8を設ける。
また、モーターの回転を制御するスイッチボックス2を設ける。
次に本装置の例を説明する。
本考案の竹の子自動皮むき機は、特に孟宗竹の皮剥きに適する。図3に示すローラー断面図のように左右のローラーに本例では各々11本(図3では12本で示した)の凸部と凹部が螺旋状に施工してあり、見かけ上、左右のローラーを噛み合わせるように同期させ、回転時に相対するローラーの凸部と凹部に若干の隙間を設けて竹の子の皮を食い込みやすくしているのが特徴である。
図2のスイッチボックス2のスイッチを入れローラーを回転させる。2本のローラーは、内側に回るようにモータ3で同期回転させている。スイッチボックスには非常時のための非常停止ボタンとローラーを逆転回転させるボタンが装備されている。ローラー1の中心部に竹の子の先端部を投入する。竹の子先端の皮を挟み込んでから全体の皮を剥いていく。皮の厚みにより剥け具合が変動するので図1のアジャストボルト9で微調整を行う。
図2で示すように剥いた竹の子の皮は下方に排出され、皮の剥けた竹の子は回転ローラー1上部に滞在する構造になっている。1本あたりの処理時間は約3秒ほどである。皮の剥けた竹の子を取出し、未処理の竹の子を投入する。また図2に示すシャワー8で、ローラー1に付着する薄い皮を水で洗い流しぬめりを取っている。この作業を繰り返し行うことにより連続で皮むき作業を実施することが可能である。
1 ローラー
2 スイッチボックス
3 モーター
4 スプロケット
5 歯車
6 軸受けユニット
7 ホッパー
8 洗浄シャワー
9 アジャストボルト
10 フレーム
11 ベース

Claims (1)

  1. 2本の平行なローラーと、該ローラーを水平に該両端部を支持するフレームと、該ローラーを互いに相手方向に同期回転させる伝導手段とその動力源と、該ローラー上部を囲うホッパーと該ホッパー上部に設けた洗浄シャワーで構成され、該ローラーの軸心に垂直な断面において、ローラーを形成する外円周の内側に軸心に点対象で等間隔に8〜15個の範囲の適宜数の前記外円周より小径の内円周が底面となる溝が形成され、該外円周の一部とその両端が前記溝の側面で構成される前記の数の凸部が形成され、また、該内周の一部である底部と前記溝の側面で形成される凹部が形成され、かつ、該ローラー外表面を形成する前記凸部は2本の該ローラーが互いに逆方向の軸方向に略2°〜5°の範囲の適宜の角度で傾斜して緩やかに螺旋状を形成し、該相互の凸部と凹部が相対して組み合わされ、該相互の凸部と凸部あるいは凸部と凹部の間隙が適宜間隙に調整可能に構成されたことを特徴とする竹の子自動皮むき機。
JP2011003088U 2011-05-16 竹の子自動皮むき機 Expired - Lifetime JP3170011U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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