JP3169835U - 走行玩具 - Google Patents

走行玩具

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Abstract

【課題】プルバック式のゼンマイによって走行するものであって、走行中に形態が自動的に変化する走行玩具を提供する。【解決手段】可動部位11を付勢する付勢部材と、付勢部材の付勢力に抗って可動部位をロックするためのロック部材34と、ロック部材34を押動してロックを解除するための回転部材35と、ゼンマイの駆動力を回転部材35に伝達するためのクラッチ部材と、を備える。クラッチ部材は、車輪を逆回転させてゼンマイを巻いたときに回転部材35を反ロック解除方向に所定の待機位置まで回転させるとともに、走行玩具を走行させて車輪を正回転させたときに回転部材35をロック解除方向に回転させてロック部材34を押動させるように形成し、ロック部材34が回転部材35に押動されることによりロックが解除されて形態が変化するようにした。【選択図】図6

Description

この考案は、プルバック式のゼンマイによって走行する走行玩具に関するものである。
従来、プルバック式のゼンマイによって走行する走行玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−230723号公報
しかしながら、従来のプルバック式のゼンマイによって走行する走行玩具は単に走行するだけのものがほとんどであり、仕掛けが設けられたものはほとんどなかった。
そこで、本考案は、プルバック式のゼンマイによって走行するものであって、走行中に形態が自動的に変化する走行玩具を提供することを課題とする。
本考案は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の考案は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の走行玩具は、プルバック式のゼンマイによって走行する走行玩具であって、可動部位を付勢する付勢部材と、前記付勢部材の付勢力に抗って前記可動部位をロックするためのロック部材と、前記ロック部材を押動してロックを解除するための回転部材と、ゼンマイの駆動力を前記回転部材に伝達するためのクラッチ部材と、を備え、前記クラッチ部材は、車輪を逆回転させてゼンマイを巻いたときに前記回転部材を反ロック解除方向に所定の待機位置まで回転させるとともに、走行玩具を走行させて前記車輪を正回転させたときに前記回転部材をロック解除方向に回転させて前記ロック部材を押動させるものであり、前記ロック部材が前記回転部材に押動されることによりロックが解除されて形態が変化することを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の考案は、上記した請求項1記載の考案の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記可動部位を揺動させるための揺動機構を備え、前記揺動機構は、前記ロック部材によるロックが解除されて形態が変化したときに前記ゼンマイに接続されて駆動することを特徴とする。
請求項1に記載の考案は上記の通りであり、車輪を逆回転させてゼンマイを巻いたときに、前記クラッチ部材は所定の待機位置まで前記回転部材を回転させる。すなわち、プルバック動作によって回転部材が待機位置にセットされる。そして、その後に走行玩具を走行させて車輪を正回転させると、前記クラッチ部材は前記回転部材をロック解除方向に回転させて前記ロック部材を押動させ、前記ロック部材が前記回転部材に押動されることによりロックが解除されて形態が変化する。すなわち、回転部材が上記待機位置からロック部材を押動する押動位置まで移動すると形態が自動的に変化する。このため、回転部材が上記待機位置から上記押動位置まで回転することで時限装置が形成されており、走行中に形態が自動的に変化する走行玩具を提供することができる。
また、請求項2に記載の考案は上記の通りであり、前記可動部位を揺動させるための揺動機構を備え、前記揺動機構は、前記ロック部材によるロックが解除されて形態が変化したときに前記ゼンマイに接続されて駆動する。このため、形態が変化するのみならず、形態変化後に可動部位がゼンマイの駆動力によって揺動するので、新規な動作を行う玩具を提供できる。
形態変化前の走行玩具の外観斜視図である。 形態変化中の走行玩具の外観斜視図である。 形態変化後の走行玩具の外観斜視図である。 走行玩具を斜め前方から見た分解図である。 走行玩具を斜め後方から見た分解図である。 ロック部材によるロックが解除される様子を示す図であって、(a)ロックされた状態の図、(b)ロック部材が待機位置にある状態の図、(c)ロックが解除された直後の状態の図である。 上半身が揺動する様子を示す図である。 揺動機構を説明する図である。
本考案の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る走行玩具10は、プルバック式のゼンマイによって走行するものである。詳しくは、この走行玩具10は、2つの前輪26と2つの後輪39とを備えており、後輪39が内部のゼンマイユニット33により駆動して前進する。
この走行玩具10は、ゼンマイを巻いて走行させることにより、図2及び図3に示すように、下半身と上半身とが立ち上がるように変形し、車の形態からロボットの形態へと形態が変化するように形成されている。
ロボットの形態における下半身は、図4及び図5に示すように、前輪26が回動可能に固定されたフロント部材25と、後輪39が回動可能に固定されたリア部材30と、を備えている。このフロント部材25とリア部材30とは、図1に示すように、前後に連結されて走行玩具10の下部を構成している。
車の形態からロボットの形態へと変化するときの下半身は、図1〜3に示すように、フロント部材25とリア部材30との接合部が上方に持ち上げられるように折り曲がって変形する。フロント部材25の後部とリア部材30の前部とは、フロント部材25の軸孔25bとリア部材30の軸孔30aとを貫通する回動軸によって連結されており、この回動軸を中心にフロント部材25とリア部材30とが互いに回動することで変形する。
特に図示しないが、フロント部材25の軸孔25bとリア部材30の軸孔30aとを貫通する回動軸には捩りコイルバネが設けられており、この捩りコイルバネが可動部位を付勢する付勢部材として機能している。すなわち、この捩りコイルバネによって、フロント部材25とリア部材30とはロボットの形態に変化後の状態となるように、すなわち折り曲がる方向に付勢されている。なお、後述するように、車の形態においては、リア部材30の内部に配置されたロック部材34がフロント部材25に係合しており、これによって捩りコイルバネの付勢力に抗って可動部位をロックしている。
一方、ロボットの形態における上半身は、図4及び図5に示すように、頭部材11と、この頭部材11に揺動可能に取り付けられる羽飾り12と、頭部材11に嵌め込まれて固定される胸部材13と、胸部材13の両側に水平方向に揺動可能に取り付けられる腕連結部材15と、各腕連結部材15に対して上下方向に揺動可能に取り付けられる左右の腕部材14と、頭部材11及び胸部材13の下方に水平方向に回動可能に取り付けられる前腹部材16及び後腹部材17と、前腹部材16及び後腹部材17に対して前後方向に揺動可能に取り付けられる腿部材18と、を備えている。
このロボットの形態における上半身は、前記したフロント部材25及びリア部材30で形成される下半身部分の上に配置されている。詳しくは、フロント部材25の軸孔25bとリア部材30の軸孔30aとを貫通する回動軸に腿部材18の下端部が回動自在に固定されている。
このロボットの形態における上半身は、車の形態においては、図1に示すように折りたたまれた状態となっている。詳しくは、頭部材11、胸部材13、前腹部材16、後腹部材17などで構成される体幹部が後方向に倒された状態となっており、また、左右の腕部材14は当該胴体の前部に沿って折りたたまれた状態となっている。
車の形態からロボットの形態へと変化するときの上半身は、図1〜3に示すように、前記した体幹部が前方かつ上方に持ち上がるとともに、腕部材14が開き方向に回動して変形する。
特に図示しないが、上記した体幹部と腿部材18とを接続する回動軸にも捩りコイルバネが設けられており、この捩りコイルバネが可動部位を付勢する付勢部材として機能している。すなわち、この捩りコイルバネによって、体幹部とリア部材30とはロボットの形態に変化後の状態となるように、すなわち離反する方向に付勢されている。なお、後述するように、車の形態においては、リア部材30の内部に配置されたロック部材34が頭部材11に係合しており、これによって捩りコイルバネの付勢力に抗って可動部位をロックしている。
また、特に図示しないが、腕連結部材15にも捩りコイルバネが設けられている。この捩りコイルバネによって、胸部材13と腕部材14とがロボットの形態に変化後の状態となるように、すなわち開き方向に付勢されている。なお、車の形態においては、図1に示すように、リア部材30の係止部30bが腕部材14の被係止部14aに当接しており、腕部材14が開き方向に回動しないようにロックしている。この状態でロック部材34と頭部材11との係合が解除されると、体幹部が上方に持ち上げられることで、腕部材14の被係止部14aがリア部材30の係止部30bから離れるので、捩りコイルバネの付勢力によって腕部材14が開き方向に回動するように形成されている。
ところで、リア部材30は、図4及び図5に示すように、上カバー31と下カバー32とで形成されたケース内にゼンマイユニット33、ロック部材34、回転部材35、クラッチ部材36、クランク部材37、フォロア部材38などの各部材を備えている。
ゼンマイユニット33は、後輪39の回転軸に接続されており、後輪39を走行面に押し付けて後退させると、内部に配置された図示しないゼンマイが巻き上げられ、押し付けを解除すると巻き上げたゼンマイの巻き戻り力で後輪39を前転させ前進走行することができるものである。
ロック部材34は、フロント部材25の下半身フック25a、及び、頭部材11の上半身フック11aと係合させてロックするための部材である。このロック部材34は、図6に示すように、車の形態において前後方向に移動可能にリア部材30の内部に配置されており、図示しない付勢部材によって前方に付勢されている。この前方に付勢された状態において、フロント部材25の下半身フック25a、及び、頭部材11の上半身フック11aと係合可能となっており、可動部位をロックできるようになっている。そして、後述する回転部材35に押動されることで後方に変位可能となっており、後方に変位したときにロックが解除されて走行玩具10の形態が変化するように構成されている。
クラッチ部材36は、ゼンマイの駆動力を回転部材35に伝達するためのものであり、ゼンマイユニット33の駆動機構に接続されてゼンマイユニット33に連動して回転する部材である。このクラッチ部材36は、図4に示すように、ラチェット状となっており、弱い付勢力によってロック部材34と噛み合っている。
クラッチ部材36のラチェットの歯の傾きは、ゼンマイユニット33が前進方向に駆動したときに回転部材35に食い込む方向に設けられており、これにより、ゼンマイユニット33が前進方向に駆動したときにはゼンマイユニット33の駆動力を確実に回転部材35に伝達する。一方、ゼンマイユニット33が後退方向に作動したとき(プルバック動作によって後輪39が逆回転し、ゼンマイユニット33内部の駆動機構が逆回転したとき)には、ゼンマイユニット33の駆動力を回転部材35に伝達するものの、回転部材35の回転を阻止する力が少しでも加われば、ラチェットの歯の係合が外れ、回転部材35の回転が止まるように形成されている。
回転部材35は、上記したクラッチ部材36を介してゼンマイユニット33に連動して回転する部材であり、図6等に示すように、外周の一箇所が爪状に突出して押圧部35aを形成している。この押圧部35aが形成されていることで、回転部材35はロック部材34を押動するカムとして作用する。すなわち、図6に示すように、ゼンマイユニット33に連動して回転部材35が所定の押動位置まで回転すると、押圧部35aがロック部材34の被押圧部34aを押圧し、ロック部材34を後方に変位させるように形成されている。
クランク部材37は、ゼンマイユニット33の駆動機構に接続されてゼンマイユニット33に連動して回転する部材である。このクランク部材37は、図8に示すように、偏心位置にクランク軸37aを備えている。
フォロア部材38は、上記したクランク部材37のクランク軸37aに従属して作動する部材であり、クランク軸37aを挿入すするための長孔38aを備えている。このフォロア部材38は、リア部材30の内部で揺動自在となっており、ゼンマイユニット33が駆動することでクランク部材37が回転すると、クランク部材37の回転に応動して揺動するようになっている。なお、このフォロア部材38は、後述するように、形態変化後に頭部材11等を揺動させるための揺動機構を作動させるためのものである。
以下、本実施形態に係る走行玩具10の形態変化の流れについて詳しく説明する。
形態変化前の車の形態においては、図6(a)に示すように、ロック部材34の上端に設けられた上半身ロック部34bが頭部材11の上半身フック11aに係合しており、これによって頭部材11が捩りコイルバネの付勢力で立ち上がり方向に回動してしまわないようにロックしている。また、ロック部材34の前端に設けられた下半身ロック部34cがフロント部材25の下半身フック25aに係合しており、これによってフロント部材25が捩りコイルバネの付勢力で後方が立ち上がる方向に回動してしまわないようにロックしている。
この状態で後輪39を走行面に押し付けて後退させる(プルバック動作)と、図6(b)に示すように、ゼンマイユニット33の駆動機構が逆回転してクラッチ部材36が反ロック解除方向に回転するため、回転部材35も反ロック解除方向に回転する。このとき、クラッチ部材36は、回転部材35の回転を阻止する力が少しでも加われば係合が外れるように回転部材35と噛合しているため、回転部材35の押圧部35aがロック部材34に当接すると、クラッチ部材36と回転部材35との係合が外れ、それ以上回転部材35が回転しない。言い換えると、ロック部材34を前方に付勢する付勢力よりも弱い付勢力によってクラッチ部材36と回転部材35とを噛合させることにより、後輪39を逆回転させてゼンマイを巻いたときに、クラッチ部材36が所定の待機位置(図6(b)で示すロック部材34に当接する位置)まで回転部材35を回転させ、この待機位置で回転部材35を停止させるように形成されている。
その後、プルバック動作をした走行玩具10を離すと、ゼンマイユニット33が駆動して走行玩具10が前進する。このとき、図6(c)に示すように、ゼンマイユニット33の駆動機構が正回転してクラッチ部材36がロック解除方向に回転するため、回転部材35もロック解除方向に回転する。そして、回転部材35が図6(b)で示す前記所定の待機位置から約1回転すると、回転部材35の押圧部35aがロック部材34の被押圧部34aを押圧し、ロック部材34を後方に移動させる。これにより、上半身ロック部34bと上半身フック11aとの係合が解除されるとともに、下半身ロック部34cと下半身フック25aとの係合が解除される。すると、捩りコイルバネの付勢力によって、上半身と下半身が立ち上がる方向に移動し、ロボットの形態に変化する。
このように、プルバック動作をした走行玩具10を走行させて車輪を正回転させると、クラッチ部材36は回転部材35をロック解除方向に所定の押動位置まで回転させ、ロック部材34が回転部材35に押動されることによりロックが解除されて形態が変化する。このため、回転部材35が図6(b)の待機位置から図6(c)の押動位置まで回転するまでの間は車の形態で走行し、その後、回転部材35が図6(c)の押動位置まできた後にはロボットの形態に変化して走行するように形成されている。
なお、回転部材35の押圧部35aは、ゼンマイユニット33の駆動機構が正回転したとき(走行玩具10が前進したとき)にロック部材34に当接する周面が曲面35bとなっている。言い換えると、ロック解除方向に回転したときにロック部材34に当接する周面が曲面35bで形成されている。一方、ゼンマイユニット33の駆動機構が逆回転したとき(プルバック動作をしたとき)にロック部材34に当接する周面が垂直面35cとなっている。言い換えると、反ロック解除方向に回転したときにロック部材34に当接する周面が垂直面35cで形成されている。このため、ゼンマイユニット33の駆動機構の正回転時には曲面35bに沿ってスムーズに被押圧部34aを押圧できるとともに、ゼンマイユニット33の駆動機構の逆回転時には垂直面35cが引っ掛かって回転部材35の回転が止まり易いように形成されている。
また、ロック部材34の被押圧部34aは、ゼンマイユニット33の駆動機構が正回転したとき(走行玩具10が前進したとき)に押圧部35aを受けるように段差が設けられており、押圧部35aによって押圧されやすいように形成されている。
次に、本実施形態に係る走行玩具10が形態変化した後の作動について説明する。
本実施形態に係る走行玩具10は、形態変化した後に単にロボットの形態で走行するのみならず、図7に示すように、頭部材11などの可動部位を揺動させつつ走行するように形成されている。
この揺動運動は走行玩具10の内部に設けられた揺動機構によって実現されている。この揺動機構は、ロック部材34によるロックが解除されて形態が変化したときにゼンマイユニット33に接続されて駆動するように形成されており、言い換えると、形態変化を契機として作動し、頭部材11などの可動部位を揺動させるものである。
この揺動機構は、図8に示すように、既に説明したクランク部材37及びフォロア部材38によって作動するものであり、フォロア部材38の上部に配置される第1伝達部材46、第1伝達部材46の上部に配置される第2伝達部材47、第2伝達部材47の上部に配置される回転軸部材45、を備えている。
第1伝達部材46は、図4及び図5に示すように、腿部材18の内部に収容されて上下に摺動可能な部材である。
第2伝達部材47は、図4及び図5に示すように、前腹部材16及び後腹部材17の内部に収容されて上下に摺動可能な部材である。
回転軸部材45は、図4及び図5に示すように、頭部材11及び胸部材13の内部で揺動可能に配置される部材である。
なお、頭部材11及び胸部材13は、水平方向に回動可能に前腹部材16及び後腹部材17に接続されている。そして、所定の回動方向にバネ(図示せず)で付勢されている。前記した回転軸部材45は、このバネの付勢力に抗って頭部材11及び胸部材13を回動させるためのものである。
この揺動機構は以下のように作動する。
まず、ゼンマイユニット33が駆動して形態が変化する。これにより、フォロア部材38の上端部が第1伝達部材46の下端部に接触可能となる。
その後、クランク部材37が回転してクランク軸37aが上方に来ると、クランク軸37aによってフォロア部材38が揺動する。揺動したフォロア部材38は、その上端に配置された第1伝達部材46を上方に押し上げる。第1伝達部材46が上方に押し上げられると、第1伝達部材46の更に上にある第2伝達部材47も押し上げられる。第2伝達部材47が押し上げられると、第2伝達部材47の更に上にある回転軸部材45が突き上げられ、揺動する。回転軸部材45が揺動すると、回転軸部材45によって押圧された頭部材11及び胸部材13が、バネの付勢力に抗って水平方向に回動させられる。
その後、クランク部材37が更に回転してクランク軸37aが下方に来ると、クランク軸37aによってフォロア部材38が揺動して、その上端に配置された第1伝達部材46の押し上げが解除される。これにより、第2伝達部材47及び回転軸部材45の押し上げも解除される。このため、バネの付勢力によって頭部材11及び胸部材13が戻り方向に回動する。
なお、前述したように、第1伝達部材46は腿部材18の内部に収容されて摺動可能となっている。そして、形態変化前(車の形態)においては、腿部材18とリア部材30とが直列的に接続されていないため、フォロア部材38と第1伝達部材46とが接続されていない。よって、フォロア部材38が作動したとしても、その駆動力が第1伝達部材46に伝達されない。言い換えると、形態変化前においては、ゼンマイユニット33の駆動力が揺動機構に作用しないように形成されている。このため、形態変化前には揺動機構が作動せず、形態変化後にのみ揺動機構が作動するように形成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る走行玩具10によれば、後輪39を逆回転させてゼンマイを巻いたときに、クラッチ部材36は所定の位置(図6(b)の位置)まで回転部材35を回転させる。すなわち、プルバック動作によって回転部材35が待機位置にセットされる。そして、その後に走行玩具10を走行させて後輪39を正回転させると、クラッチ部材36は回転部材35をロック解除方向に回転させて前記ロック部材34を押動させ、ロック部材34が回転部材35に押動されることによりロックが解除されて形態が変化する。すなわち、回転部材35が上記待機位置からロック部材34を押動する押動位置まで移動すると形態が自動的に変化する。このため、回転部材35が上記待機位置から上記押動位置まで回転することで時限装置が形成されており、走行中に形態が自動的に変化する走行玩具10を提供することができる。
また、頭部材11などの可動部位を揺動させるための揺動機構を備え、この揺動機構は、ロック部材34によるロックが解除されて形態が変化したときにゼンマイユニット33に接続されて駆動する。このため、形態が変化するのみならず、形態変化後に可動部位がゼンマイの駆動力によって揺動するので、新規な動作を行う玩具を提供できる。
10 走行玩具
11 頭部材(可動部位)
11a 上半身フック
12 羽飾り
13 胸部材
14 腕部材
14a 被係止部
15 腕連結部材
16 前腹部材
17 後腹部材
18 腿部材
25 フロント部材(可動部位)
25a 下半身フック
25b 軸孔
26 前輪
30 リア部材
30a 軸孔
30b 係止部
31 上カバー
32 下カバー
33 ゼンマイユニット
34 ロック部材
34a 被押圧部
34b 上半身ロック部
34c 下半身ロック部
35 回転部材
35a 押圧部
35b 曲面
35c 垂直面
36 クラッチ部材
37 クランク部材
37a クランク軸
38 フォロア部材
38a 長孔
39 後輪
45 回転軸部材(揺動機構)
46 第1伝達部材(揺動機構)
47 第2伝達部材(揺動機構)

Claims (2)

  1. プルバック式のゼンマイによって走行する走行玩具であって、
    可動部位を付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に抗って前記可動部位をロックするためのロック部材と、
    前記ロック部材を押動してロックを解除するための回転部材と、
    ゼンマイの駆動力を前記回転部材に伝達するためのクラッチ部材と、
    を備え、
    前記クラッチ部材は、車輪を逆回転させてゼンマイを巻いたときに前記回転部材を反ロック解除方向に所定の待機位置まで回転させるとともに、走行玩具を走行させて前記車輪を正回転させたときに前記回転部材をロック解除方向に回転させて前記ロック部材を押動させるものであり、
    前記ロック部材が前記回転部材に押動されることによりロックが解除されて形態が変化することを特徴とする、走行玩具。
  2. 前記可動部位を揺動させるための揺動機構を備え、
    前記揺動機構は、前記ロック部材によるロックが解除されて形態が変化したときに前記ゼンマイに接続されて駆動することを特徴とする、請求項1記載の走行玩具。
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