JP3169495U - ルアー - Google Patents

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【課題】スイベルの可動な範囲を制限するガイド用ループをスイベルと回転ブレードの接続部付近に設けることで、ルアー全体を小型化でき、また、フッキング率向上を図ることができるルアーを提供する。【解決手段】ルアー本体をおよそ魚のような形とし、その背中に沿う形でスイベル2を配置する。ルアー本体の末尾部にスイベル2と回転ブレード3の接続部がくるように配置して、その接続部付近を巡るようにガイド用ループ1を設ける。ガイド用ループ1はボディ本体に接続する。この形態とすることで、ボディ自体を極めて小型化することが可能となる。ルアー本体となるボディをスイベル2の大きさ程度に小型化できる。そうした場合においてもスイベル2とフックが絡まることがない。また、回転ブレード3とフックを接近させて配置することが可能となり、フッキング率が格段に向上する。【選択図】図1

Description

本考案は釣り具のルアーに関する。
スイベルを介して回転ブレードをルアー本体に接続するタイプのルアーを背景技術とする。
スイベルを介して回転ブレードをルアー本体に接続するタイプのルアーにおいては、フックとスイベルが絡むことが問題であった。解決策として、フックとスイベルの距離をあけることがなされてきた。結果として、ルアーの小型化が困難であることと、フッキング率が下がるなどの課題が存在する。
スイベルの可動な範囲を制限するガイド用ループをスイベルと回転ブレードの接続部付近に設ける。
ルアー全体をコンパクトにすることができ、より多くの魚を対象魚とできる。回転ブレードとフックを近接して配置できることでフッキング率も上がる。回転ブレードのタイプの自由度が広がり、例えば極めて重いブレードを取り付けることもできるようになる。
本考案の斜視図 本考案の別の実施例を示す斜視図
スイベル2と回転ブレード3の接続部付近に、その部分を巡るようにループを設ける。このループはスイベルの動きを制限するためのガイド用ループ1である。このガイド用ループ1によりスイベル2および回転ブレード3の動く範囲は制限され、フックがからまることがなくなる。スイベル2の一端は回転ブレード3に接続し、反対側の一端はルアー本体に接続する。
図1に示す。ルアー本体をおよそ魚のような形とし、その背中に沿う形でスイベル2を配置する。ルアー本体の末尾部にスイベル2と回転ブレード3の接続部がくるように配置して、その接続部付近を巡るようにガイド用ループ1を設ける。ガイド用ループ1はボディ本体に接続する。
この形態とすることで、ボディ自体を極めて小型化することが可能となる。ルアー本体となるボディをスイベル2の大きさ程度に小型化できる。そうした場合においてもスイベル2とフックが絡まることがない。また、回転ブレード3とフックを接近させて配置することが可能となり、フッキング率が格段に向上する。
図1においては、スイベル2の一端をラインアイ4に接続する形態を示したが、スイベル2を接続する場所はラインアイ4と別でもよい。
ルアー本体は、全体をメタルとしてもよいし、リップ付きのミノーやポッパーなどの形態にもできる。
スイベル2を背中側に配置することに代えて、腹側に配置してもよい。その場合、フックアイ5に、スイベルを接続することもできる。それでも、本考案においては、フックとスイベル2が絡むことはない。
スイベルの一端をルアー本体に接続する方法として、スイベル2のループにラインアイ4のループを通す方法を図1に示したが、この接続部をループとループで構成することに代えて、スイベルの末端を動くことがないようにボディに固定的に接続することによっても、スイベルの動く範囲を制限することはできる。
図1においては、ガイド用ループ1として、ループ状のガイドを示したが、スイベル2全体を覆う形のパイプ状ともできる。製作上の困難さはあるが、すっきりした形状とできるかもしれない。
図2に示す。ワイヤーで構成された部分がルアー本体となる。ラインアイ4を頂点として、そこから二方向に支持棒を伸ばす。一方の支持棒に沿うようにスイベル2を配置し、スイベル2と回転ブレード3の接続部付近において、支持棒の末端をループ状にしてスイベル2と回転ブレード3の接続部付近を巡らせる形とする。図2においては、スイベル2の一端をラインアイ4に接続した形態を示す。この形態がおよそ最小の形態である。もう一方の支持棒にウエイト6を配置し、その支持棒の末端をフックアイ5とする。
スピナーベイトと同様の形状となるが、格段に小型化が可能である。また、フッキング率も向上する。従来のスピナーベイトは、海や渓流で用いられることが少なかったが、この形態においては、海でも渓流でも使いやすく、実際に釣果の面でも有効なルアーとなる。
渓流などで用いられるスピナーと呼ばれるタイプにも形状と大きさが似ているのであるが、本考案においては、ウエイト6の重さと回転ブレード3の大きさのバランスを考える必要がない。すなわち、例えば小さななブレードに対して極めて重いウエイトを組み合わせることも可能である。また、図2に示した形態においては、フックアイ5の付近にラバースカートを装着することもできる。フックアイ5の手前に、支持棒を軸としてプロペラを装着することもできる。
回転ブレードとフックを近接あるいは隣接させることで、極めてフッキング率の高いルアーとなる。回転ブレードとフックがときに衝突する程度に接近させても、絡まるトラブルはない。
図2に示した形態においては、回転ブレード3のタイプも自由度が増す。たとえば、回転ブレードを浮力のあるものとすることも可能である。浮力のある回転体を用いて、フローティングタイプにもできる。たとえば、紡錘形の浮力体にフィンを設けて回転体としたものを用いることなどもできる。
あるいは、バズベイトの回転体のように浮き上がる傾向の強いブレードの形状としてサーフィスタイプのルアーとする。
回転ブレードは薄くて軽いものが一般的であるが、それを重くてあまり回転しないようなものとすることもできる。回転ブレード自体を重くすることで飛距離をかせぐことができ、また、きわめて浮き上がりにくいルアーとすることができるので、ロングキャストと高速リトリーブで海の魚を狙うのに有効なルアーともなる。ブレードを大型化した場合には、ブレードの末端にもフックを取り付けると良いかもしれない。
回転ブレードに代えて、ソフトルアー用のフックを装着することで、ジグヘッドのように使うこともできる。回転しがちなソフトルアーには特に有効である。糸寄れを完全に防止するジグヘッドとなる。あるいは、回転ブレード自体をソフト素材で作ってもよいし、ソフトルアーをあえて回転しやすい形態として用いることも有効かもしれない。ゴカイやミミズなどを模したソフトルアーの中でも、特に扁平な、いわばリボン状のワーム系ソフトルアーは回転する傾向が強いが、この用法においては、回転を苦にすることなく、むしろ積極的に回転させて魚を誘うソフトルアーとすることができる。その場合においても本考案においては糸嵯れが起こらない。さらにフックアイ5にもフックを装着するならば、フッキング率が向上することが期待される。ソフトルアーを用いたアジやメバル釣りに有効と思われる。この用法においても、フックアイ5の手前に支持棒を軸としてプロペラを付加することは有効と思われる。
フックアイ5にソフトルアー用のフックおよびソフトルアーをセットして使う用法もある。図2に示した状態のままでの用法である。
あるいは、ウエイトを回転ブレード方向の支持棒に配置して、フックアイ5にソフトルアー用のフックとソフトルアーをセットすると、回転ブレードがソフトルアーの下側にくるので、この形態のほうが魚に対するアピールは強まるかもしれない。
リアルベイトと呼ばれるような、魚に模した形状のソフトルアーを、図2の回転ブレード3に代えて装着する場合には、スイベルは不要ともなる。スイベルの側の支持棒にソフトルアー用のフックを固定的に取り付けることで、二又に分かれたジグヘッドとなる。すなわち、ラインアイを頂点として、そこから二方向に支持棒を伸ばし、一方の支持棒にはソフトルアー用のフックを固定的に取り付け、もう一方の支持棒にはウエイトを配し、その末端にはフックアイを設ける。このフックアイにはフックを取り付けるか、あるいは別の用法として、スイベルを介して回転ブレードを取り付けることもできる。支持棒を軸として、プロペラの装着も可能である。
本考案は、回転ブレード系のルアーをコンパクト化できることが大きな利点なのであるが、逆に大型化して、トローリング用に用いることもできるかもしれない。その場合、回転ブレード3を巨大化して、フックアイ5にはフックを付けるか、あるいはさらにそこからハリスを伸ばして用いる。ハリスを伸ばした場合にも、ハリスとブレードが絡まりずらいというメリットはある。
潮力発電などに用いる回転体を設置する方法として利用できる可能性もあるかもしれない。
1 ガイド用ループ
2 スイベル
3 回転ブレード
4 ラインアイ
5 フックアイ
6 ウエイト

Claims (3)

  1. スイベルを介してルアー本体に接続する回転ブレードの設置の形態について、スイベルと回転ブレードの接続部付近に、接続部付近を巡る形でループ状のガイドを設ける形状としたルアー。
  2. ルアー本体をワイヤーで構成し、ラインアイを頂点としてそこから二つの方向に支持棒を伸ばし、一方の支持棒の末端を、スイベルと回転ブレードの接続部付近を巡るループとした請求項1に記載のルアー。
  3. ルアー本体をワイヤーで構成し、ラインアイを頂点としてそこから二つの方向に支持棒を伸ばし、一方の支持棒の末端を、スイベルと回転ブレードの接続部付近を巡るループとし、他方の支持棒にウエイトを配置した請求項1に記載のルアー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002011A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 株式会社イマカツ 釣用ルアー
JP2022101828A (ja) * 2020-12-25 2022-07-07 グローブライド株式会社 ルアー及びルアー本体

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