JP3169449B2 - 板材送り装置 - Google Patents

板材送り装置

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JP3169449B2
JP3169449B2 JP25638192A JP25638192A JP3169449B2 JP 3169449 B2 JP3169449 B2 JP 3169449B2 JP 25638192 A JP25638192 A JP 25638192A JP 25638192 A JP25638192 A JP 25638192A JP 3169449 B2 JP3169449 B2 JP 3169449B2
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clamp pressure
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上ロールと下ロールと
で板材を回転挟持しつつ給送する板材送り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上ロールと下ロールとを有し、両ロール
で回転挟持しつつ板材を所定方向に給送する板材送り装
置が知られ、プレスの材料供給装置として用いる場合に
は、レリース装置を装備する必要がある。すなわち、レ
リース装置は、プレス内に給送された板材のガイド穴に
パイロットピン2(図6参照)を挿入して板材の位置調
整を行う際、上ロール(下ロール)を下ロール(上ロー
ル)から離反(レリース)させて板材の給送方向の自由
度を確保するための手段である。
【0003】かかるレリース装置を設けた従来板材送り
装置10Pの代表的構成を図5,図6に示す。図5にお
いて、板材送り装置10Pは、回転駆動側の下ロール1
2Pと回転自在側の上ロール11Pとからなる片ロール
駆動方式である。レリース装置120は、先端に上ロー
ル11Pを回転保持しかつ支点Qを中心として揺動可能
なレバー123とこのレバー123にピストンロッド1
22を介して連結されたシリンダ装置121とからな
る。したがって、シリンダ装置121を駆動してピスト
ンロッド122を突出させれば上ロール11Pを下ロー
ル12Pに押付けるタッチ(クランプ)動作となり、こ
れと反対にピストンロッド122を引込めばレリース動
作できる。
【0004】また、このようなレリース装置120で
は、適用する板材Wの厚さが変化しても追従できるよう
に、シリンダ装置121のフルストロークを、上ロール
11Pをレリース量だけ移動させるだけでなく、板材W
の最大厚さだけ移動させることができる大ストロークと
している。なお、シリンダ装置121は、電磁切替弁
(図示省略)によって、レリース動作とクランプ動作に
切替えられる。制御装置(図示省略)によって自動切替
えされる。
【0005】一方、図6に示すレリース装置20Pは、
トグル機構21Pとレリース駆動手段51P(シリンダ
装置52P及び電磁切替弁57P)とからなり、片ロー
ル駆動方式の回転自在側下ロール12Pに装着されてい
る。なお、1はプレス、2はパイロットピンである。
【0006】トグル機構21Pは、下ローラ12Pを保
持する一方リンク22Pと一端がピン26Pで回転支持
された他方リンク23Pとを継手(頂)24Pで連結し
た構成である。したがって、この頂24Pを図で右方向
に移動させて実線矢印で示すクランプ動作を、左方向に
移動させて点線矢印で示すレリース動作を、させること
ができる。この場合にも、下ロール12Pの上下方向移
動フルストロークは、適用する板材Wの最大厚さ以上と
されている。
【0007】したがって、電磁切替弁57Pのソレノイ
ド57PS1を励磁(非励磁)してポジションAP(C
P)に切替え、高圧空気Pdをシリンダ52Pの一方室
52PL(他方室52PR)に供給すれば、ピストン5
3Pつまりピストンロッド54Pが右方向(左方向)に
移動するので、クランプ動作(レリース動作)させるこ
とができる。板材Wの厚さ変更にも追従できる。なお、
ポジションBPは中立である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記レリー
ス装置120,20Pのいずれを採用した板材送り装置
10Pでも、一方ロール11P(12P)の他方ロール
12P(11P)への押付力(クランプ圧)は適用する
材料Wに適合する一定の値に機械的に調整されている。
適用対象板材Wの最小板厚の場合にも十分なクランプ圧
を確保するために大きめに調整されているのが一般的で
ある。したがって、材質の異なる板材Wを給送する場
合、すなわちクランプ圧が例えば鉄系板材に適合するよ
うに調整されているところにアルミ系板材を給送しよう
とすると、クランプ圧が過大すぎるので板材表面に損傷
や圧痕が生じ不良品を発生してしまう。一方、アルミ系
板材に適合するクランプ圧としていたところに鉄系板材
を送ると、クランプ圧不足が甚しくスリップが発生して
給送不能となってしまう。
【0009】かくして、従来は異なるクランプ圧に調整
した複数台の材料送り装置を準備しておき、適用する板
材Wの材質によって使い分けているのが実情である。ま
た、一層の高精度化達成のために、クランプ圧を板材W
の材質のみならずその板厚,板幅も勘案した最適な値と
して運転したいとの要請も出現しつつある。しかし、こ
れら要求は複数台を使い分けることでも満すことができ
ない。
【0010】一方において、例えば1000spm以上
の高速プレス機械にも追従可能なレリース装置の開発が
望まれている。
【0011】本発明の目的は、板材の材質,板厚,板幅
によって最適なクランプ圧を自動選択設定することので
きる適応性が広い板材送り装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る板材送り装
置は、上ロールと下ロールとで板材を回転挟持しつつ所
定方向に送給する板材送り装置において、前記上ロール
および下ロールのいずれか一方を両ロールが前記板材を
回転挟持している状態においてもその他方へのクランプ
圧を調整可能に形成されたクランプ圧調整機構に装着
し、前記板材の材質、板厚および板幅によって決まる両
ロールによる板材のクランプ圧を選択設定記憶するクラ
ンプ圧選択設定記憶手段と、該クランプ圧調整機構と関
与して実際のクランプ圧を検出するクランプ圧検出手段
と、選択設定されたクランプ圧と検出された実際のクラ
ンプ圧とを比較しつつ実際クランプ圧が選択設定クラン
プ圧と等しくなるように該クランプ圧調整機構に関与し
てその発生クランプ圧を調整制御するクランプ圧調整制
御手段とを設け、前記両ロールの一方を回転自在に支持
しているスライダー(13)を進退させる第1のトグル
機構に、シリンダ(52)のピストンロッド(54)に
連結されて駆動される第2のトグル機構をリンク(3
2)を共有させることによって、前記第1のトグル機構
に連結させ、前記第2のトグル機構の支点を有するリン
ク(33)の該支点に蓄力手段(61)を連結すること
によって前記クランプ圧調整機構とすることを特長とす
る。
【0013】
【作用】上記構成による本発明では、クランプ圧調整制
御手段が、クランプ圧選択設定記憶手段に記憶されてい
る選択設定クランプ圧とクランプ圧検出手段で検出した
実際クランプ圧とを比較しつつ実際クランプ圧が選択設
定クランプ圧を等しくなるようにクランプ圧調整機構に
関与してそのクランプ圧を調整制御する。したがって、
クランプ圧選択設定記憶手段を、例えば予め設定記憶さ
せた複数のクランプ圧の中からその1つを選択するもの
と形成し、あるいは板材の材質,板厚,板幅を選択入力
することにより当該クランプ圧を自動演算しかつそのク
ランプ圧を自動記憶するように形成しておけば、適用す
る板材を変更した場合でも当該板材に最適なクランプ圧
で円滑かつ高精度で給送できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本板材送り装置は、図1に示す如く、クランプ圧
調整機構(20)とクランプ圧選択設定記憶手段(84
M,84T,84W,81,82,83)とクランプ圧
検出手段(89)とクランプ圧調整制御手段(81,8
2,75)とを設け、検出された実際クランプ圧Paを
選択設定記憶されたクランプ圧Psと等しくするように
自動調整制御するものと構成されている。
【0015】また、この実施例の場合、クランプ圧調整
機構(20)がレリース装置20(21,31,41,
51,61)を巧みに利用した構成とされ、かつレリー
ス装置20(21,31,41,51,61)を例えば
毎分1,000回以上の高速レリース動作ができるよう
に形成している。
【0016】図1において、1はプレス機械,5はプレ
ス駆動盤,10は上ロール11と下ロール12とからな
るロールフィーダ形式の板材送り装置,80は駆動制御
ユニットである。下ロール12はスライダー13に回転
保持され、上ロール11に対して垂直軸線Z1方向に離
隔接近できる。下ロール12を上ロール11に接近させ
る動作がクランプ(タッチ)動作で、離隔させる動作が
レリース動作である。したがって、クランプ中に両ロー
ラ11,12を矢印方向に回転させれば、板材WをX方
向つまりはプレス機械1側に給送できる。レリース動作
が入るので、プレスストロークに対応させて間歇給送で
きる。
【0017】そこでまず、このレリース装置20(2
1,31,41,51,61)を説明する。このレリー
ス装置20は、図1に示す如く、ダブルトグル機構(2
1,31)と、その第1トグル機構21に連結された付
勢手段41と、第2トグル機構31に連結された蓄力手
段61と、第2トグル機構31の頂34を介してレリー
ス動作力を加えるレリース駆動手段51とから構成さ
れ、下ロール12の押圧力一定化,シリンダ装置(5
2,53,54)のフルストロークの拡大化および供給
空気圧Pdの高圧化等によるクランプ・レリース動作の
高速化,さらにレリース駆動手段51の高速切替,蓄力
手段61からの蓄積エネルギーの放出によるレリース動
作の高速化を図り、結果として例えば毎分1,000回
以上の飛躍的高速レリース動作をできるように形成され
ている。
【0018】第1トグル機構21は、図1において、上
端がスライダー13にピン25で回転支持された一方リ
ンク22と下端が機枠にピン26で回転支持された他方
リンク23とを継手(頂)24で回転連結した構成とさ
れ、頂24を右方向(左方向)に移動させることによ
り、下ロール12をクランプ(レリース)動作するもの
と形成されている。すなわち、両リンク22,23を垂
直軸線Z1に沿って直線状とした場合に、下ロール12
を板材Wの下面にタッチでき、かつ上・下ロール11,
12で板材Wをクランプできる。
【0019】ところで、この第1トグル機構21(一方
リンク22)には、下ロール12,スライダー13等の
重量が加わる。そこで、その頂24に付勢手段41を連
結し、その重量を打消す方向つまり両リンク22,23
を直線状とする方向の付勢力を与えている。この付勢手
段41は、基端部がピン46で機枠に回動可能に取付け
られた筒体42と、この筒体42内を軸方向に変位可能
とされたロッド43と、バネ47とからなる。このバネ
47は、筒体42内でロッド43に被嵌され、かつ筒体
42の内側端面とロッド43と一体の鍔部44との間に
介装され、ロッド43を図1で右方向に付勢するもので
ある。したがって、ロッド43の頭部が頂24に回転連
結されているので、両リンク21,23を直線状となる
ように付勢する。
【0020】ここに、ロッド43と一体の係合片45と
筒体42の外側端面42Fとは、頂24の水平方向位置
を拘束するストッパーを形成する。このストッパー(4
2F,45)は、両リンク22,23が直線状となった
場合、つまり下ロール12が上ロール11に対して所定
位置(タッチ)となった場合に、第1トグル機構21
(頂24)の位置を拘束する。したがって、頂24がス
トッパーで位置拘束されたときは、第1トグル機構21
全体が、第2トグル機構31に対して固定端をなすと考
えることができる。
【0021】次に、第2トグル機構31は、図1で右端
が頂24に回転支持された一方リンク32と、左端がピ
ン35で蓄力手段61(詳細後記)に回転支持された他
方リンク33とを継手(頂)34に回転連結した構成と
され、レリース駆動手段51の一部を形成するシリンダ
装置(シリンダ52)で頂34を上下動することによっ
て、第1トグル機構21(24)に水平方向の力を加え
るように形成されている。
【0022】ここに、第1および第2トグル機構からな
るダブルトグル機構(21,31)とする第1目的は、
シリンダ装置(52)の大きなストローク運動量に対し
てレリース量を小さくしかつクランプ動作を長く保持で
きるようするためである。また、第2目的は、上記付勢
手段41と蓄力手段61とを組込可能とするためであ
る。
【0023】すなわち、第1目的に関し、第2トグル機
構31の頂34の上下移動量と第1トグル機構21の頂
24の水平方向移動量との関係は、図2(B)に示す通
りとなる。また、頂24の水平方向移動量とスライダー
13つまり下ロール12(ピン25)の上下移動量との
関係も同(B)に示す通りとなる。
【0024】したがって、下ロール12(25)の上下
ストロークHcは、ピストンロッド54(頂34)のス
トローク(軌跡1,2,…,8)よりも非常に小さくで
き、かつ同(A)に示す通り、その上下フルストローク
Hc中のHgだけロールタッチできる。例えば、Hc:
Hg=2.6:0.7の如くなる。このことは、シリン
ダ装置(52)のレリース動作用タイミングを非常に容
易に設定することができることを意味する。また、シリ
ンダ装置(52)の上下ストロークを大きく、さらには
ラフにストローク動作させてもよく、かつ所定位置に正
確に停止させなくともよいので、高速駆動ができること
に直結する。さらにまた、上記ストッパー(42F,4
5)を導入できるから、板材Wを給送するロールタッチ
およびクランプ動作を安定かつ正確に行えるようにな
る。
【0025】また、ストッパー(42F,45)の作用
により、付勢手段41の付勢力が変動してしまうことに
よる下ロール12の板材Wへのクランプ圧Pcに変化を
生じさせることがない。しかも、シリンダ装置(52)
に高圧空気Pdを加えて高速ストローク動作させても、
クランプ圧Pcが過大となってしまうことを防止でき
る。このクランプ圧Pcは、詳細後記のシリンダ室62
R内の空気圧力Paの高低で決まるからである。
【0026】また、ダブルトグル機構(21,31)と
すると、図1に示すように、シリンダ装置(52)のス
トローク方向を下ロール12のレリース動作方向の垂直
軸線Z1と平行な垂直軸線Z2とすることができる。し
たがって、同方向なので円滑なレリース動作を保障でき
る。しかし、上記第1目的からすると、第1トグル機構
21の頂24がストッパー45で位置拘束された後のシ
リンダ装置52のタッチ動作方向(図1で下方から上方
に向かう方向)の運動エネルギーは無駄となってしま
う。
【0027】ここに、第2目的としての蓄力手段61の
有用性がある。つまり、レリース動作の高速化を達成す
るに有効に作用する。すなわち、蓄力手段61は、図1
に示す通り、基端部がピン65で機枠に回転支持された
シリンダ62と、このシリンダ62とシリンダ室62R
を形成するピストン63と、このピストン63と一体で
かつ先端部が第2トグル機構31の他方リンク33にピ
ン35で回転連結されたピストンロッド64とから形成
されている。したがって、常態にあっては、シリンダ室
62R内の空気圧力Paがピン35を図1で右方向に付
勢し、そのピン35を図2(B)でピン26の固定端か
らの距離をLとする位置に静止させる。つまり、第2ト
グル機構31(他方リンク33)の固定端を形成するも
のとして働く。
【0028】ここに、シリンダ装置(52)が上昇動作
(クランプ動作)しかつ第1トグル機構21の頂24が
ストッパー(42F,45)で位置拘束されると、シリ
ンダ装置(52,53,54)の上昇運動エネルギー
は、ピン35を図2(B)に示すL1だけ左方向に移動
させる。つまり、シリンダ室62R内にその運動エネル
ギーを蓄積することができる。クランプ動作に関係のな
い運動エネルギーを回収できるわけである。この蓄積エ
ネルギーは、下ロール12が板材Wの下面にタッチして
いる状態つまり両ロール11,12で板材Wをクランプ
している間だけ蓄積される。
【0029】すなわち、このシリンダ室62R内の空気
は、頂24がストッパー(42F,45)で位置拘束
(ロールタッチ)された後に圧縮されるものであるか
ら、下ロール12が板材Wを押す力(クランプ圧Pc)
の大きさを決めるものとしても重要な意味を持つ。換言
すれば、このシリンダ室62R内の空気圧力Paを調整
することによって、クランプ圧Pcを調整できる。詳細
後記の本クランプ圧調整制御手段はこの点に着目し、シ
リンダ室62R内の空気圧力Paを増減コントロールし
てクランプ圧Pcを所望値に自動調整するものとしてい
る。
【0030】なお、ピストンロッド54が図1で下降す
る方向(レリース動作方向)の場合には、この蓄力手段
61が上記蓄積エネルギーを一気に放出する。つまり、
レリース動作用として積極的に働く。したがって、非常
に高速なレリース動作ができるわけである。
【0031】ところで、シリンダ装置(52,53,5
4)を大ストローク、高圧空気供給とし、かつ蓄力手段
61からのエネルギー放出によりレリース動作の高速化
を図っても、シリンダ装置(52)および電磁弁57が
従来例(図6のシリンダ52Pおよび電磁切替弁57
P)の如き構造では、例えば毎分200〜300回以上
の高速化にとどまると考えられる。
【0032】ここに、本実施例のレリース駆動手段51
は、図1に示す通り、前述シリンダ装置(52)を含
み、アスピレータ58(チャンバー58C)と単純なO
N−OFF式電磁弁57とからなる構成とし、さらに一
層の高速化を達成するものと形成している。この電磁弁
57は、図1ではポジションA,Bを切替えるように表
現しているが、実際にはアスピレータ58の排気口
(管)59を開閉するだけで良い。したがって、ソレノ
イド57Sを励磁,非励磁したときに急速変位する可動
コアで直接的に排気口59を開閉することができる。
【0033】すなわち、ソレノイド57Sは、例えば2
/1000SecでOFFできる。つまり、可動コアを
高速に移動して排気口59を閉塞できる。そして、ノズ
ル(58)を内蔵したチャンバー58Cには、空気源
(図示省略)からの高圧空気Pd(例えば、7.5kg
/cm2 g)を導く配管が接続され、そのノズル出口に
シリンダ52の一方室52Dとを結ぶ配管56が接続さ
れている。また、他方室52Uには、所定圧空気(例え
ば、5kg/cm2 g)の空気が供給されている。
【0034】したがって、ソレノイド57SをOFFし
て電磁弁57をポジションA(排気口59を閉じる。)
とすれば、高圧空気Pdをアスピレータ58のチャンバ
ー58C内を通りかつ配管56を通して一方室52Dに
供給できるので、ピストン53を高速で上昇(クランプ
動作)できる。一方、レリース信号RELでソレノイド
57SをONしてポジションB(排気口59を開放す
る。)と、アスピレータ58のノズル作用によりチャン
バー58C内に負圧が形成され、その負圧によって一方
室52D内の空気が急速排気される。この際、他方室5
2Uには所定圧空気が加わっているので、全体として排
気動作と給気動作とを同時的かつ急速に行えるから、ピ
ストン53を高速で下降(レリース動作)できる。
【0035】すなわち、ソレノイド57SをONする
と、可動コアが動きだし、排気口59が開放される。す
ると、アスピレータ58が高圧空気Pdによって負圧を
形成するので、シリンダ52の一方室52Dの急速な排
気動作が開始される。この際、他方室52Uには所定圧
空気が加わっている。したがって、ピストン53つまり
ピストンロッド54は、第2トグル機構31の頂34を
図1で下方に急速に引下げる。そして、ソレノイド57
Sをレリース信号RELによってONさせたときから、
例えば0.012Sec後には、蓄力手段61のシリン
ダ室62R内に蓄積されていたエネルギーが一気に放出
される。これによって急速に下ロール12を板材Wの下
面からレリース(アンクランプ)方向に移動開始させる
ことができる。また、このアンクラプ方向開始時点か
ら、0.005Sec後には、3/1000Secだけ
完全にアンクランプされる。
【0036】一方、アンクランプ方向開始時点におい
て、ソレノイド57SをOFFすると、可動コアが2/
1000Secで元に戻り図1のポジションAに切替わ
り排気口59が閉鎖される。したがって、高圧空気Pd
は、チャンバー58C内を通過してその一方室52D内
に給気され、ピストンロッド54が急速に上昇(クラン
プ動作方向)し始める。かくして、0.013Sec後
には、再び第2トグル機構31の頂34が図1で上昇さ
れ、第1トグル機構21は下ロール12を押上げてクラ
ンプ動作方向に動きはじめる。すると、頂24がストッ
パー(42F,45)で位置拘束されるので、蓄力手段
61には再びエネルギーが蓄積され始める。下ロール1
2は、このシリンダ室62R内の空気圧力Paの大きさ
で決まる所定かつ一定のクランプ圧Pcで、板材Wをク
ランプする。
【0037】この間における下ロール12の動きは、図
2(A),(B)に示す通りである。かくして、下ロー
ル12は、プレス駆動盤5からのタイミング信号TMG
に基づき所定のクランク角度内で板材Wをクランプし、
その間に両ロール11,12が回転されて板材Wをフィ
ードしかつクランク角度180度の下死点を含むその前
後で3/1000Secだけレリース動作する。
【0038】なお、プレス速度が1000SPMの場
合、クランクシャフトの1回転に要する時間は、3/5
0Secである。そこで、レリース動作を含むアンクラ
ンプ動作に許されるクランク角度が例えば150度〜2
30度の80度であると仮定すれば、この80度に要す
る時間は、1000SPMの場合、約0.013Sec
である。しかるに、レリース動作を含むアンクランプ動
作は、この実施例では上述のように0.013Secで
実行されている。したがって、1分間に1000回以上
のレリース動作を容易に行えることがわかる。
【0039】ここにおいて、両ロール11,12が板材
Wを回転挟持(クランプ)している状態において、下ロ
ール12を上ロール11へ押付けるクランプ圧Pcを調
整するためのクランプ圧調整機構は、上記の通り、レリ
ース装置20(21,31,51,61)を兼用して構
成されている。すなわち、クランプ動作中に、シリンダ
室62R内の空気圧力Paを変化させることにより実質
的なクランプ圧Pcを調整するわけである。したがっ
て、シリンダ室62R内の空気圧力Paは、両ロール1
1,12でクランプするときの実質的クランプ圧Pcを
代表すると解してもよいわけである。よって、以下の調
整制御に関する説明では、シリンダ室62R内の空気圧
力Paをクランプ圧と呼ぶ。
【0040】次に、クランプ圧選択設定記憶手段は、板
材Wの材質,板厚,板幅によって決まる最適なクランプ
圧Ps(シリンダ室62R内の空気圧力で表す。)を選
択設定記憶する手段で、この実施例では材質,板厚およ
び板幅を選択設定入力することによって、当該適用板材
Wを給送するように最適なクランプ圧Psを各材質の固
有圧に基づいて自動演算し、算出された選択設定クラン
プ圧Psを自動記憶するものと形成されている。
【0041】すなわち、クランプ圧選択設定記憶手段
は、図1に示す駆動制御ユニット80の操作パネル84
上に配設された材質選択設定キー84Mと板厚選択設定
キー84Tと板幅選択設定キー84Wとからなる選択設
定入力手段と、選択設定された材質,板厚,板幅から最
適なクランプ圧Psを求める演算式を格納させたROM
82と、これを実行するCPU81と、算出された選択
設定クランプ圧Psを記憶するRAM83とから形成し
ている。
【0042】次に、クランプ圧検出手段は、図1に示す
配管73でシリンダ室62Rに連通接続された圧力調整
タンク72内の空気圧力Paつまり実際のクランプ圧P
aを検出するもので、圧力検出器89から形成されてい
る。
【0043】この圧力調整タンク72は、シリンダ室6
2Rよりも容量が大きいものとされ、圧力調整制御向上
のために設けられたものである。具体的には、3ポジシ
ョン(A,N,B)の電磁弁75を切替えて、圧力調整
タンク72内に高圧空気Pdを供給して増圧させ、圧力
調整タンク72内の空気を大気に放出して減圧する。増
圧は増圧信号INCによりソレノイド75S1を励磁し
てポジションAに切替えて行い、減圧は減圧信号DEC
でソレノイド75S2を励磁してポジションBに切替え
て行う。ポジションNは中立で圧力調整タンク72内の
空気圧力Paを一定に保てる。なお、この圧力調整タン
ク72と配管73,74と電磁弁75とは圧力調整機構
71を形成するものと理解される。
【0044】ここにおいて、クランプ圧調整制御手段
は、クランプ圧選択設定記憶手段(84M,84T,8
4W,81,82,83)で選択設定した最適なクラン
プ圧Psとクランプ圧検出手段(89)で検出された実
際のクランプ圧Paとを比較しつつPa=Psとなるよ
うにクランプ圧調整機構(20)〔シリンダ室62R
(72)〕に関与して実質的なクランプPcを調整制御
する手段で、CPU81とROM82と上記電磁弁75
とからなり図3のプログラムに基づき実行される。両ロ
ール11,12が板材Wをクランプしている場合に実行
される。タイミング信号TMGによって実行タイミング
が律せられる。
【0045】すなわち、CPU81は最適なクランプ圧
Psが選択設定されていることを確認する(図3のST
10のYES)と、RAM83からその選択設定クラン
プ圧Psを読出(ST11)し、かつクランプ圧検出手
段(89)で検出された実際のクランプ圧Paを読取
(ST12)り、両者Ps,Paを比較(ST13,1
5)して、Pa<Psならば増圧信号INCを出力する
(ST13のYES,ST14)。一方、Pa>Psな
らば減圧信号DECを出力する(ST15のYES,S
T16)。また、Pa=Psならば(ST15のN
O)、いずれの信号INC,DECも出力しない。この
場合、電磁弁75は中立ポジションNとなる。なお、S
T13,15の比較に対しては、選択設定クランプ圧P
sに対して一定の許容範囲(±p)を設けている。制御
安定化を図るためである。
【0046】次に、この実施例の作用を説明する。ま
ず、クランプ圧選択設定記憶手段を形成する操作パネル
84上の各キー84M,84T,84Wを用いて適用す
る板材Wの材質(例えばアルミニュウム)と板厚(例え
ば3mm)と板幅(例えば500mm)とを選択設定入
力する。すると、CPU81がROM82に格納された
演算式に基づき最適なクランプ圧Psを算出し、RAM
83に記憶する。そして、プレス運転に入る。
【0047】ここに、両ローラ11,12が板材Wをク
ランプしつつ回転しその板材Wをプレス機械1側へ所定
長だけ給送すると、プレス駆動盤5からタイミング信号
TMGが入力される、すると、CPU81はレリース信
号RELを出力して図1のソレノイド57Sを励磁す
る。すると、簡便表現したポジションBに電磁弁57が
切替えられる。したがって、アスピレータ58が負圧を
形成し、レリース駆動手段51を形成するシリンダ52
の一方室52Dから空気が抜かれかつ他方室52U内に
は所定圧力空気が加わっているから、ピストンロッド5
4に連結された第2トグル機構31の頂34を図1で下
方に急速に引下げ始める。
【0048】そして、第1トグル機構21の頂24が、
図1で水平左方向に移動されストッパー(42F,4
5)が離れる。と同時的に、蓄力手段61を形成するシ
リンダ室62Rから頂34に蓄積エネルギーが一気に放
出される。したがって、ピストンロッド54は一段と急
速に押下げられる。ここに、下ロール12は第1トグル
機構21によってアンクランプ動作され、所定のクラン
ク角度内においてレリース動作が行われる。
【0049】一方、下ロール12のクランプ動作開始タ
イミングでレリース信号RELが消滅すると、ソレノイ
ド57SがOFFされる。すると、電磁弁57がポジシ
ョンAに切替わる。つまり、排気口59が閉鎖されるの
で、高圧空気Pdがアスピレータ58のチャンバー58
C内を通りかつ配管56を通して、シリンダ52の一方
室52D内に給気される。
【0050】したがって、ピストンロッド54が、第2
トグル機構31の頂34を図1で上方に急速に押上げ
る。これにより、第1トグル機構21の頂24が水平右
方向に移動して、下ロール12をそのスライダー13と
ともに上昇し始める。そして、頂24がストッパー(4
2F,45)によって位置拘束されたときに、下ロール
12は板材Wを下面側からクランプする。この際、第1
トグル機構21は全体として固定端と同様に作用するか
ら、その以後のピストンロッド54(頂34)の上昇運
転により、第2トグル機構31の他方リンク33がピン
35を図1で左側に移動させる。すなわち、シリンダ室
62Rの軸方向有効長が図2(B)に示すL1だけ縮め
られ、そのエネルギーを蓄積する。つまり、シリンダ室
62Rと圧力調整タンク72内の空気圧力Paが上昇す
る。
【0051】ここに、クランプ圧調整制御手段(81,
82,74)が働く。すなわち、CPU81は選択設定
クランプ圧Psがセットされていることを確認する(図
3のST10のYES)と、RAM83からその選択設
定クランプ圧Psを読出し(ST11)かつ圧力検出器
89が検出した実際のクランプ圧Paを読取る(ST1
2)。そして、両者Ps,Paを比較する(ST13,
15)。
【0052】Pa≦Ps−pの場合(ST13YES)
は、増圧信号INCを出力(ST14)してソレノイド
75S1を励磁させ、電磁弁75をポジションAに切替
える。したがって、配管74を通して高圧空気Pdが給
気され、シリンダ室62R内の空気圧力つまり実際クラ
ンプ圧Paを選択設定クランプ圧Psに等しくする。P
a≧Ps+pの場合(ST15のYES)には、減圧信
号DECを出力(ST16)して電磁弁75をポジショ
ンBに切替えて行う。かくして、両ロール11,12が
板材Wを挟持する実質的なクランプ圧Pcを、当該適用
板材Wに最適なクランプ圧とすることができる。
【0053】しかして、この実施例によれば、下ロール
12を両ロール11,12か板材Wを回転挟持している
状態においても上ロール11へのクランプ圧を調整可能
に形成されたクランプ圧調整機構(20)クランプ圧に
装着し、かつクランプ圧検出手段(89)とクランプ圧
選択設定記憶手段(84M,84T,84W,81,8
2,83)とクランプ圧調整制御手段(81,82,7
5)とを設け、適用する板材Wの材質,板厚,板幅によ
って決まる最適なクランプ圧Psに自動調整できる構成
とされているので、適用板材Wを変更しても過不足のな
い最適なクランプ圧で円滑に給送できる適用性の広いも
のとなる。
【0054】また、クランプ圧調整機構が、ダブルトグ
ル機構(21,31)と付勢手段41と蓄力手段61と
レリース駆動手段51とからなるレリース装置20を兼
用する構成とされているので、クランプ動作,レリース
動作にいささかの影響を及ぼすことなく、クランプ圧P
cを正確に調整できる。
【0055】また、クランプ圧選択設定記憶手段(84
M,84T,84W,81,82,83)は、板材Wの
材質,板厚,板幅を選択設定入力するだけで最適なクラ
ンプ圧Psを自動演算しつつRAM83に自動記憶する
構成とされているので、各種の板材Wに対しても迅速か
つ正確なクランプ圧Psを設定できる取扱容易なものと
なる。
【0056】また、クランプ圧調整制御手段がCPU8
1,ROM82,電磁弁75から形成されているので、
応答性が高く信頼性も向上できる。
【0057】また、レリース装置20は、ダブルトグル
機構(21,31)の下ロール12を上下動させる第1
トグル機構21に付勢手段41を取付け、かつレリース
駆動手段51で駆動される第2トグル機構31に蓄力手
段61を取付け、そのシリンダ装置(52)がクランプ
動作方向のフルストロークとならないうちに第1トグル
機構21の頂24の水平方向位置を拘束するストッパー
(42F,45)を設け、レリース動作開始時に第2ト
グル機構31の頂34へレリース動作方向の付勢力とし
て蓄積エネルギーを放出する構成であるから、レリース
動作を高速に行える、とともにそのタイミング設定が容
易で安定かつ高精度で板材供給ができる。
【0058】また、レリース装置20がダブルトグル機
構(21,31)を含み形成されているので、クランプ
動作を長くかつ適時にアンクランプ・クランプ動作でき
るので、この駆動用のタイミングを簡単に設定できる。
【0059】また、レリース装置20の第1トグル機構
21には、下ロール12,スライダー13等の重量を保
持する付勢手段41が連結されているので、レリース駆
動手段51(シリンダ装置)の負荷を小さく高速化駆動
できる。
【0060】また、第1トグル機構21の頂24はスト
ッパー(42F,45)で水平方向の位置が拘束される
ので、シリンダ装置(52〜54)のストローク動作を
ラフとしてもよい。
【0061】また、第2トグル機構31には、蓄力手段
61が連結されているので、蓄積エネルギーの放出作用
によりレリース動作を非常に高速化できる。
【0062】また、レリース駆動手段51は、上記シリ
ンダ装置とアスピレータ58と電磁弁57とから形成さ
れているので、高速駆動ができ、レリース量の極小化と
蓄積エネルギーの放出と相俟って例えば1分間に100
0回以上の飛躍的高速でレリース動作できる。
【0063】また、下ロール12のレリース動作方向
(Z1)とシリンダ装置(52)の動作方向(Z2)と
が平行であるから、円滑な動作を保障できる。
【0064】なお、以上の実施例ではクランプ圧調整制
御手段が駆動制御ユニット80を用いてソフトウェア的
に増圧信号INCと減圧信号DECとを出力するものと
形成されていたが、その構成は例えば図4に示すロジッ
ク回路90等から形成しても実施できる。図4の場合
は、選択設定クランプ圧データDPsDから8ビットの
選択設定クランプ圧信号を生成出力する12ビットのイ
ンターフェース91と、イネーブルデータENADから
イネーブル信号ENAを生成出力する4ビットのインタ
ーフェース92と、8ビットのラッチ回路93と、イネ
ーブル信号ENAからラッチ信号を生成するインバータ
95・96,アンドゲート94と、検出された実際クラ
ンプ圧相当のアナログ信号Paをデジタル信号DPaに
変換する8ビットのA/Dコンバータ97と、発振器9
8と、比較器99と、2つのアンドゲート100,10
1と、対応するワンショット回路102,103とから
形成されている。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、上ロールおよび下ロー
ルのいずれか一方を両ロールが板材を回転挟持している
状態においてもその他方へのクランプ圧を調整可能に形
成されたクランプ圧調整機構に装着し、かつクランプ圧
検出手段とクランプ圧選択設定記憶手段とクランプ圧調
整制御手段とを設け、適用する板材の材質,板厚,板幅
によって決まる最適なクランプ圧に自動調整できる構成
とされているので、適用板材を変更しても過不足のない
最適なクランプ圧で円滑に給送できる適用性の広いもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、クランプ圧調整機構を構成するレリー
ス装置の動作を説明するための図である。
【図3】同じく、クランプ圧調整制御動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】同じく、クランプ圧調整制御手段の変形例を示
すブロック図である。
【図5】従来例(1)を説明するための図である。
【図6】従来例(2)を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プレス機械 2 パイロットピン 5 プレス駆動盤 10 板材送り装置 11 上ローラ 12 下ローラ 13 スライダー 20 レリース装置(クランプ圧調整機構) 21 第1トグル機構(クランプ圧調整機構) 22,23 リンク 24 頂 25,26 ピン 31 第2トグル機構(クランプ圧調整機構) 32,33 リンク 34 頂 35 ピン 41 付勢手段(クランプ圧調整機構) 42 筒体 42F 外側端面 43 ロッド 45 係合片 51 レリース駆動手段(クランプ圧調整機構) 52 シリンダ 52D 一方室 52U 他方室 53 ピストン 54 ピストンロッド 55 ピン 56 配管 57 電磁弁 57S ソレノイド 58 アスピレータ 58C チャンバー 59 排気口 61 蓄力手段(クランプ圧調整機構) 62 シリンダ 62R シリンダ室(クランプ圧調整機構) 63 ピストン 64 ピストンロッド 65 ピン 71 圧力調整機構 72 圧力調整タンク 73,74 配管 75 電磁弁(クランプ圧調整制御手段) 75S1,75S2 ソレノイド 80 駆動制御ユニット 81 CPU(クランプ圧選択設定記憶手段,クランプ
圧調整制御手段) 82 ROM(クランプ圧選択設定記憶手段,クランプ
圧調整制御手段) 83 RAM(クランプ圧選択設定記憶手段) 84 操作パネル 84M 材質選択設定キー(クランプ圧選択設定記憶手
段) 84T 板厚選択設定キー(クランプ圧選択設定記憶手
段) 84W 板幅選択設定キー(クランプ圧選択設定記憶手
段) 89 圧力検出器(クランプ圧検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−317934(JP,A) 特開 平4−28435(JP,A) 実開 平1−159932(JP,U) 実開 平3−24337(JP,U) 実開 昭58−66049(JP,U) 実開 平1−109329(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/09 B65H 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ロールと下ロールとで板材を回転挟持し
    つつ所定方向に送給する板材送り装置において、前記上
    ロールおよび下ロールのいずれか一方を両ロールが前記
    板材を回転挟持している状態においてもその他方へのク
    ランプ圧を調整可能に形成されたクランプ圧調整機構に
    装着し、前記板材の材質、板厚および板幅によって決ま
    る両ロールによる板材のクランプ圧を選択設定記憶する
    クランプ圧選択設定記憶手段と、該クランプ圧調整機構
    と関与して実際のクランプ圧を検出するクランプ圧検出
    手段と、選択設定されたクランプ圧と検出された実際の
    クランプ圧とを比較しつつ実際クランプ圧が選択設定ク
    ランプ圧と等しくなるように該クランプ圧調整機構に関
    与してその発生クランプ圧を調整制御するクランプ圧調
    整制御手段とを設け、前記両ロールの一方を回転自在に
    支持しているスライダー(13)を進退させる第1のト
    グル機構に、シリンダ(52)のピストンロッド(5
    4)に連結されて駆動される第2のトグル機構をリンク
    (32)を共有させることによって、前記第1のトグル
    機構に連結させ、前記第2のトグル機構の支点を有する
    リンク(33)の該支点に蓄力手段(61)を連結する
    ことによって前記クランプ圧調整機構とすることを特長
    とする板材送り装置。
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JP5563804B2 (ja) * 2009-10-23 2014-07-30 株式会社山田ドビー フィーダ及びプレス機
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