JP3169101U - 杭吊り上げ治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】杭の一端部をクレーン等で約10度位持ち上げるときに杭一端部中空部に簡単容易に、しかも確実安全に離脱無く支持でき、かつ怪我も無く、短時間で杭一端部を吊り上げる玉掛け前工程ができる安価な杭吊り上げ治具を提供する。【解決手段】変形コ字状の差し込み部16を有する杭端部装着本体2と、該杭端部装着本体2の一端部に連結部17を介し取付ける補助ガイド兼ストッパーアーム21とを着脱可能に装着する。差し込み部16は、平板状の上顎片3と、上顎片3と平行な下顎面4と、上顎片3と下顎面4間に垂直で一端面が杭端面と対面するストッパー面13とからなる。杭端部装着本体2の外方下端部にフック取付孔15を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、杭、例えば埋設杭施工時に水平に並列に地盤等に載置されたコンクリート杭、鋼管杭(以下に、単に杭という。)の一端部に次の工程に搬送するためにそれぞれの杭を順次吊り上げ、例えば玉掛けする位置の高さまで一端部を吊り上げる際に杭外周面に装着する吊り上げ用のワイヤーを用いずに一人の作業員で杭の一端部に容易に差し込むことができ、かつ杭の一端部を確実で安全に支持できるため怪我の虞も全くなしに杭をクレーン等で吊り上げ、その後に誰でも玉掛け作業に心配なく移れ、その上短時間で杭の一端部への着脱ができる杭吊り上げ治具に関する。
従来から、例えば、基礎工事の埋設杭打ち施工時には、杭置き場の地盤、或いは台座上に水平で並列に載置されたそれぞれの杭の一端部に作業員がワイヤーをU字状に掛け、その後でクレーンでワイヤーを吊り上げ約10度位に傾斜し、次ぎに杭端部の杭外周面にワイヤーを玉掛けする工程に移るのが普通である。
また、図12(a)、及び(b)に示すように杭をワイヤー37で吊り上げた時点で杭30間の隙間に木製の台座イを渡し、その上に杭30を載置して玉掛けすることが普通に行われていた。この際は、杭30を台座イに乗せた時に杭30の重さや台座イの強度の弱さ等で台座イが破断し、この時、吊り上げられた杭30の近辺で玉掛け準備をしていた作業員ロに破断した台座イの跳ね返りや、杭30が落下する際に地盤等に載置されている杭30間に作業員ロの足、身体等が挟まれる危険性が非常に多かった。しかも、この種作業には、細心の注意と慣れ防止の注意が不可欠で、作業時間が長くなり、稼働率が悪くコストアップの要因になる一つの工程であった。
その他、図示しないが載置された杭の中空部に一端部から角材を挿入し、この角材にワイヤーを掛けてクレーン等で吊り上げ、その後に玉掛けする作業法もあるが、この際も常に新規な角材なら間違いないが何回も繰り返して使用するので破断する時が多々あり、信頼性に欠け、怪我の可能性が多く、その上、複数の杭を破損する欠点もあった。
しかしながら、従来のように例えば、地盤や台座上に平行に並べて載置された杭の中間から1本の杭を吊り上げ玉掛けする前工程とし、杭の一端部にワイヤーを掛け、他端を地盤等に接地させた状態で、杭を吊り上げる最中に杭一端部の円周表面にU字状に掛けられたワイヤーが杭のその端部の円周面の断面と円形断面のワイヤーの表面間で静摩擦力がなくなり、特に冬場に杭円周面からワイヤーが滑って杭表面から離脱し、吊り上げ中の杭周囲に配置されていた玉掛け作業員の足等が杭間に挟まれ、大怪我、或いは死亡事故に到る危険性も多々有り、そのため慎重な作業となり稼働効率が極めて悪かった。本考案はこのような課題を解決するため、杭吊り上げ時に従来のワイヤーの代わりに簡単構造で、しかも確実で安全に、その上、一人で吊り上げる杭の一端部に短時間で装着し、作業者も最小限の1人に削減し、杭への着脱をワンタッチ的に誰もが簡単にできると共に、杭の一端部が装着部から離脱することもなく吊り上げ、以前のような玉掛け前の吊り上げ工程でのワイヤーはずれによる作業員への危険性を皆無とした安全性と、誰でもが杭一端部への着脱が簡単で短時間で確実に、その上、玉掛け後の杭一端部からの離脱も容易にした杭吊り上げ治具を提供することを目的としたものである。
このような課題を解決するため請求項1に記載の特徴は、横に置かれた杭に玉掛けを行う前工程で使用する治具において、杭の一端部の中空部に差し込む変形コ字状の差し込み部を有する杭端部装着本体と、該杭端部装着本体の一端部に設けた連結部を介し、かつ回動を制限して一端部を取付け、他端部を上記杭端部の中空部に挿入する補助ガイド兼ストッパーアームとを着脱可能に一体に装着した構成とし、また上記杭端部装着本体は平板状の上顎片と該上顎片と平行な下顎面を上端面に設け、かつ上記補助ガイド兼ストッパーアームの先端部を回動可能に装着した連結体と該上顎片と下顎面間に垂直で一端面が杭端面と対面するストッパー面を有し、かつ外方下端部にフック取付孔を設けた補強も兼ねる吊り上げ部とを一体に構成したことを特徴とする杭吊り上げ治具に構成したことである。
また、請求項2に記載の特徴は、請求項1に加え、前記上顎片の長さを、前記下顎面の長さより短くして形成し、前記差し込み部を杭端部の中空部に差し込みし易いようにしたことを特徴とすることである。
さらに、請求項3に記載の特徴は、請求項1,2において、前記連結体の上端面に設けた下顎面の先端部の前記連結部軸心から内包となる近傍には、杭一端部の中空部内周壁の製造誤差による凹凸に対応するための突起を設け、かつ前記連結体の形状を逆樋状に形成し、前記ガイド兼ストッパーアームの先端部を収納したことである。
なお、請求項4に記載の特徴は、請求項1から4の構成において、前記補助ガイド兼ストッパーアームをストッパーアーム本体と該ストッパーアーム本体の前記先端部を除く周縁に設けた補強枠とを一体に設けたことである。
また、請求項5に記載の特徴は、請求項1から4に記載の構成に加え、前記補助ガイド兼ストッパーアームの先端部である連結端部を前記連結体に取付けた際に回動可能な勾配の形状とし、末端となる他端を前記連結軸と固定具からなる前記連結部から偏心した位置を中心とした円弧状に形成し、上端と下端で上記連結部の軸心からの長さが異なる円弧状の曲面に構成したことである。
また、請求項6に記載の特徴は、請求項1から5に記載の構成に加え前記ストッパーアーム本体は、連結端部となる先端部を前記連結体に取付けた際に制限された範囲で回動可能な勾配の形状とし、該先端部の最頂面から末端までを角柱中空体の有低、または角筒状に形成すると共に、該末端の曲面となる他端を前記連結軸と固定具からなる連結部から偏心した位置を中心とした円弧状の曲面に形成して上記の末端の上端と下端で上記連結部の軸心からの長さが異なる構成し、大きな口径の杭の重さに耐える強度に補強した構成としたことである。
本考案に係る杭用吊り上げ治具は、杭置き場の地盤、或いは台座に横に並べられて載置された既成コンクリート杭を次工程に移動するために玉掛けをする前工程として、杭の一端部をワイヤー等で吊り上げる代わりに、一人で杭吊り上げ治具のフック取付け孔に装着されたシャクル等にクレーンにフックを掛け吊り上げ、目的の杭端部の中空部に変形コ字状の差し込み部を有する杭端部装着本体の差し込み部を杭の一端部の端面と当接するまで中空部へ挿入し、次ぎに上記杭端部装着本体の先端部に連結された補助ガイド兼ストパーアームのストッパーアーム本体を杭一端部の中空部内に押し込み、ストッパーアーム本体の末端の円弧状の曲面が杭一端部の中空部の内周壁と接触し、停止した状態で杭吊り上げ治具の杭一端部の中空部への差し込みが完了し、玉掛け準備は終了するため、熟練のない素人でも簡単で危険なく、しかも安全にワンタッチで確実で離脱なく一人で杭一端部の中空部に装着でき、作業能率やコストダウンも大幅に図れる特徴がある。
また、玉掛け後に、杭一端部の中空部から杭吊り上げ治具を離脱するには、補助ガイド兼ストッパーアームのストッパーアーム本体をハンマー等で杭端の外方に打撃を加えるだけで簡単に取り外せるため、玉掛け作業等を含め杭の吊り上げスピードがアップし、効率が極めて優れている特徴がある。
さらに、杭端部に杭吊り上げ治具の杭端部装着本体の差し込み容易な変形コ字状の差し込み部を杭一端部の中空部に杭端面と接触するまで差し込み、その後に補助ガイド兼ストッパーアーム本体のストッパーアーム本体を杭中空部に停止する位置まで押し込みさえすれば、確実に杭端を装着できるため誰でも杭吊り上げ治具から杭が離脱して周囲の作業員に怪我をさせる危険性も無く、安全な作業環境にできる特徴がある。
また、杭の直径が多種類あるため、その杭の大きな直径にまで対応した治具を用意すれば、誰でも、何処でも簡単に玉掛け前工程の準備ができる特徴がある。
さらに、本考案に係る杭吊り上げ治具は、構成部材が極めて少なく、構造も非常に簡単で、故障も少なく、安価に製造できる特徴がある。
また、本考案に係る杭吊り上げ治具は、特に、例えば既成コンクリート杭の一端部の中空部内周壁の寸法にJIS規格がないため寸法誤差があり、その内周壁の凹凸に対応できる突起を下顎面に設けたため、杭一端部を離脱なく装着できる特徴がある。
本考案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示す斜視図である。 本案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示す正面図である。 本考案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示すストッパーアーム本体の曲面説明図である。 本案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示す右側面図である。 本案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示す左側面図である。 本考案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示す平面図である。 本考案に係る杭吊り上げ治具の一実施例を示す低面図である。 図2のA−A線における断面図である。 本考案に係る杭吊り上げ治具を用いて玉掛け前の高さに杭を吊り上げるための順序の一実施例を示す説明図である。 本考案に係る杭吊り上げ治具のその他の一実施例を示す概略説明図である。 本考案に係る杭吊り上げ治具のその他の一実施例を示す概略説明斜視図であり、(a)図は杭吊り上げ治具を示す概略斜視図、(b)は該治具を杭の一端部に装着した状態を示す概略斜視図である。 従来から行われていた杭の吊り上げ状態を示す説明図であり、(a)図は杭を玉掛けの高さまでその一端部を吊り上げた状態を示す概略説明斜視図、(b)は吊り上げた杭がワイヤーから外れて地盤等に並列に載置された杭間に落下した状態を示す概略説明斜視図である。
以下に、本考案に係る杭吊り上げ治具の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。即ち、図1は本考案に係る杭吊り上げ治具の全体を示す概略斜視図であり、1は杭吊り上げ治具で杭30の一端部の中空部31に差し込む変形コ字状の差し込み部16を有する杭端部装着本体2と、この杭端部装着本体2の下端部2aの先端近傍に設けた連結部17を介して取付けた補助ガイド兼ストッパーアーム21とを一体に構成したものである。
さらに詳しく説明すると、杭端部装着本体2は図1、図4及び図5、図6、図8に示すように平板状の上顎片3と、この上顎片3と平行に設けた下顎面4として機能する上端面5を有し、かつ上記補助ガイド兼ストッパーアーム21の先端部21aを回動可能に装着するために逆樋状に形成した連結体7と、上顎片3と下顎面4の末端間に垂直な表面を有するストッパー面13を設けた吊り上げ部12とを一体に形成したものである。
さらに説明すると、連結体7には図1から図6、及び図8に示すように下顎面4の上端面5の適宜位置、例えば連結部17の軸心からW位、幾分内方に移動し、杭一端部の中空部内周壁32から離脱しないような点とする位置に、特にコンクリート杭30の杭一端部の中空部内周壁32の凹凸のバラツキに対応するための突起6を設ける。なお、突起6は金属板単体、或いは金属板にゴム、合成ゴム、革等のクッション性、あるいは静摩擦が大きな材質の材料等の一種以上を貼り付けた構成とし、特に滑り易い鋼管杭にも使用できる構造である。また、連結体7の逆樋状の収納部8は上記した補助ガイド兼ストッパーアーム21の先端部21aを回動可能に収納するための収納溝9と、その両側壁10とからなり、両側壁10には連結部17を装着する装着孔11を穿設したものである。
また、吊り上げ部12は、図1,図2に示すように上顎片3と下顎面4の末端部に補強も兼ねて一体に形成し、かつ表面に杭端面33と対面するストッパー面13を設け、その外方下端部14にフック取付孔15を穿設した構成としたものである。
16は差し込み部で上顎片3と下顎面4と杭端面と対面するストッパー面13とから変形コ字状に形成したものであり杭端部装着本体2を杭30の一端部に差し込みし易く案内する役割から下顎面4の長さより短く形成した上顎片3と下顎面4とストッパー面13とから断面を変形コ字状に形成したものである。なお、差し込み部16は杭30の一端の中空部31に差し込み、杭30を遊合状態で挟み込む、かつ着脱容易に装着するものである。
連結部17は、図1〜図7、及び図8に示すように杭装着本体2の先端部にある連結体7の逆樋状の収納溝9に補助ガイド兼ストッパーアーム21の先端部21aを回動可能に装着し、杭端部装着本体2と一体に、かつ着脱自在に連結するものである。その構成は、連結軸18とナット、ピン等の固定具19とから構成したものであり、必要により連結体6と固定具19間にワッシャ等の緩衝材を組み合わせることも可能である。
補助ガイド兼スットパーアーム21は、図1〜図8、図11図に示すようにスットパーアーム本体22とその外周縁に補強も兼ねて一体に設けた補強枠23と、ストッパーアーム本体22の先端部22aに連結部17の連結軸18を装着する貫通孔24を穿設した構成である。しかも、上記スットパーアーム本体22は先端部22aが連結体7の収納溝9に連結部17の連結軸18を介して杭端部装着本体2と相互に回動可能で一体に構成したものである。なお、先端部22aは先端に向かい小さく成る勾配に形成し、かつ補強枠23を除去し、収納溝9内で制限された範囲で回動できるようにしたものである。
さらに、スットパーアーム本体22の他端、所謂、末端22bは図3に示すように連結部17の連結軸18の中心からY位変位した位置を中心として円弧Rで描いた円弧状の曲面25に形成して、杭30の一端部の中空部31にスットパーアーム本体22を挿入する際に、下端面22cの長さLより上端面22dの長さを大きく形成して、スットパーアーム本体22を杭一端部の中空部31内でガイドしながらスムーズに挿入できるように形成したものである。勿論、ストッパーアーム本体22の末端22bと杭一端部の中空部内周壁32の接触する際は、必ず杭一端部の中空部31内で回転するのを阻止して安定に杭吊り上げ治具1を支持するのにも役立つ。
次ぎに本考案に係る杭吊り上げ治具1の玉掛け前の使用法を、例えば既成コンクリート杭を所定高さまで吊り上げる作業順序を簡単に説明する。まず、図1に示すような杭吊り上げ治具1を使用して既成コンクリート杭30、例えば直径が320で長さ4mのものが現場置き場に横に並べられて地面に載置されていると仮定する。そこで、図9(a)に示すように図示しないクレーンのワイヤーの先端のフックをシャフル35に係止し、作業員が杭30の一端部の中空部31に杭端部装着本体2の上顎片3を杭外周面34に沿わせながら差し込み部16のストッパー面13が杭端面33と接触するまで挿入する。
次ぎに、図9(b)に示すように補助ガイド兼スットパーアーム21のスットパーアーム本体22の曲面25を杭一端部の中空部31の杭一端部の内周壁32に沿わせて矢印方向に押し込む。この時、杭一端部の中空部内周壁32とスットパーアーム本体22の曲面25の上端25a間に幾分の隙間を有する寸法である。
次ぎに、図(c)に示すようにスットパーアーム本体22を杭一端部の中空部31に矢印方向に中へ手、若しくはハンマーで押し込み、杭吊り上げ治具1の杭30への装着が完了する。この際、ストッパーアーム本体22の末端22bの杭一端部の中空部内周壁32と必ず接触し、上記アーム本体22が回転することなく安定して杭一端部中空部31に杭吊り上げ治具1を装着する。そこで、図(d)に示すように図示しないクレーン等でシャフル35を杭30の一端部を約10度位に傾斜するように、即ち、玉掛け位置の高さまで吊り上げ、そこで玉掛け作業をする。勿論、玉掛け作業が完了したら杭吊り上げ治具1のスットパーアーム本体22を杭端面33と反対方向にハンマー等で押出し、杭一端部の中空部31から杭吊り上げ治具1を離脱し、その後に杭30を玉掛けのワイヤーを介して目的の位置まで吊り上げ移動するものである。
上述したのは本考案に係る杭用吊り上げ治具の一実施例であり、図10に示すように吊り上げ部12において、杭の口径や長さ等で重量が少ない時は上顎片3の裏面3aから吊り上げ部12の上端部分12aまでの板厚を下端部分12bより薄くした構成とし、持ち運びを軽くすることもできる。
さらに、図11(a)、(b)に示すように杭端部装着本体2の連結体7の収納溝9に制限された範囲での回動する補助ガイド兼ストッパーアーム21の先端部21a、即ち、ストッパーアーム本体22の先端部22aとなる部分を板状に形成し、その勾配状の最頂端22a′から末端22bまでを角柱中空体22eの有低22f、或いは図示しないが角筒状に形成したストッパーアーム本体22の構造とし、かつストッパーアーム本体22の先端部21aを前記収納部8の収納部8と一体に設ける。また、ストッパーアーム本体22の末端22bは前記した円弧状の曲面25と全く同じく構成したものである。なお、ストッパーアーム本体22を角柱中空体22eに形成したのは口径が大きく、例えば1200mm杭30に成った際は、重量が増し、板状のストッパーアーム本体22に係る負荷に耐える強度とするためである。
勿論、ストッパーアーム本体21の末端22bも前記と同じように円弧状の曲面25に形成するものである。なお、杭端部装着体2の吊り上げ部12、差し込み部16等は前記と全く同じ構成としたものである。
1 杭用吊り治下具
2 杭端部装着本体
3 上顎片
4 下顎面
6 突起
7 連結体
12 吊り上げ部
13 ストッパー面
15 フック取付孔
16 差し込み部
17 連結部
21 補助ガイド兼ストッパーアーム
22 スットパーアーム本体
23 補強枠
25 曲面
30 杭
31 杭一端部の中空部
35 シャフル
イ 台座
ロ 作業員

Claims (6)

  1. 地盤、台座に横に置かれたコンクリート杭、または鋼管杭に玉掛けを行うため杭の一端部を吊り上げて傾斜する前工程で使用する治具において、杭一端部の中空部に差し込む杭端部装着本体と、該杭端部装着本体の先端部に連結部を介し、かつ回動を制限して一端部を取付け、他端部を杭一端部の中空部に挿入する補助ガイド兼ストッパーアームとを着脱可能に一体に装着した構成とし、また上記杭端部装着本体は平板状の上顎片と該上顎片と平行な下顎面を上端面に設け、かつ上記補助ガイド兼ストッパーアームの先端部を回動可能に装着した連結体と該上顎片末端と下顎面末端間に垂直で一端面が杭端面と対面するストッパー面からなる変形コ字状の差し込み部を形成すると共に、外方下端部にフック取付孔を穿設した補強も兼ねる吊り上げ部とを一体に構成したことを特徴とする杭吊り上げ治具。
  2. 前記差し込み部の上顎片の長さは、下顎面の長さより短く形成し、杭一端部の中空部に差し込みし易いようにし構成したことを特徴とする請求項1記載の杭吊り上げ治具。
  3. 前記連結体の上端面に設けた下顎面の先端部の前記連結部軸心から内方となる近傍には、杭端部の杭一端部の中空部内周壁の凹凸に対応する突起を設け、かつ前記連結体を逆樋状に形成したことを特徴とする請求項1、または2項のいずれか1項に記載の杭吊り上げ治具。
  4. 前記補助ガイド兼ストッパーアームは、ストッパーアーム本体と該本体の前記先端部を除く周縁に設けた補強枠とから構成したことを特徴とする請求項1から3項のいずれか1項に記載の杭吊り上げ治具。
  5. 前記ストッパーアーム本体は、先端部である連結端部を前記連結体に取付けた際に制限された範囲で回動可能な勾配の形状とし、末端となる他端を前記連結軸と固定具からなる連結部の軸心から偏心した位置を中心とした円弧状の曲面に形成して上記末端の上端と下端で前記連結部の軸心からの長さが異なる構成としたことを特徴とする請求項1から4項のいずれか1項に記載の杭吊り上げ治具。
  6. 前記ストッパーアーム本体は、連結端部となる先端部を前記連結体に取付けた際に制限された範囲で回動可能な勾配の形状とし、該先端部の勾配状の最頂端から末端までを角柱中空体の有低、または角筒状に形成すると共に、該末端の曲面となる他端を前記連結軸と固定具からなる連結部の軸心から偏心した位置を中心とした円弧状の曲面に形成して上記の末端の上端と下端で上記連結部の軸心からの長さが異なる構成したことを特徴とする請求項1から5項のいずれか1項に記載の杭吊り上げ治具。
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