JP3168516B2 - 車両用自動変速機の作動油冷却装置 - Google Patents

車両用自動変速機の作動油冷却装置

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    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0413Controlled cooling or heating of lubricant; Temperature control therefor

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用自動変速
機の作動油冷却装置に関し、特には、互いに直列に接続
された水冷オイルクーラおよび空冷オイルクーラと、作
動油温が低い時にそれら水冷および空冷オイルクーラを
バイパスさせて作動油を車両用自動変速機の油圧制御回
路と変速機構の潤滑回路との間で循環させるバイパス弁
とを具える作動油冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作動油温が低い時にオイルクーラをバイ
パスさせて作動油を車両用自動変速機の油圧制御回路と
変速機構の潤滑回路との間で循環させるバイパス弁を具
えて、速やかな暖機を可能にするとともに作動油のオー
バークールを防止する作動油冷却装置は、例えば実開平
1−132850号公報等で知られているように従来か
ら一般に多用されており、このような作動油冷却装置の
バイパス弁としては、例えば図2に断面にて示す如きも
のがある。
【0003】この図2に示すバイパス弁21は、内部に形
成された油室22内の作動油の油温が上昇すると、可動部
23内のワックス24が膨張して、可動部23がガイドスリー
ブ25による案内下でリターンスプリング26を圧縮しつつ
図では下方へ移動され、それにより弁体27が、油室22に
接続されたバイパス油路28の、油室22への開口部28aに
押しつけられてその開口部28a を閉止し、その一方油室
22内の作動油の油温が低下すると、可動部23内のワック
ス24が収縮して、可動部23がリターンスプリング26の反
発力により、ガイドスリーブ25での案内下で図では上方
へ移動され、それにより弁体27がバイパス油路28の上記
開口部28a から離間してその開口部28aを開放するもの
であり、ここで、上記油室22には、自動変速機の油圧制
御回路から作動油をもたらされるためのポート29と、そ
の油室22から作動油をオイルクーラへ送るためのポート
30とが設けられ、また、上記バイパス油路28には、オイ
ルクーラから作動油を戻されるためのポート31と、その
バイパス油路28から上記自動変速機の変速機構の潤滑回
路へ作動油を送るためのポート32とが設けられている。
【0004】ところで、作動油の冷却能力をより高める
ために、上記作動油冷却装置はそのオイルクーラとし
て、エンジンの冷却水を循環される水冷オイルクーラ
と、外気で冷却される空冷オイルクーラとを直列に具え
る場合があり、かかる場合に上記従来の作動油冷却装置
は、極低温の外気温下では、図3に実線および破線で示
す如く作動する。
【0005】すなわち、図3中破線は、油圧制御回路の
ライン圧の設定が低い従来の場合を示し、かかる場合に
は、当初は、作動油の油温も極低温であることからバイ
パス弁21が開いていて、エンジンの始動により発生した
ライン圧が油圧制御回路により低められて上記設定圧に
調圧されるのに伴いその油圧制御回路からバイパス弁21
にもたらされる作動油量が増加すると、その作動油をバ
イパス弁21が上記水冷および空冷オイルクーラに流すこ
となくそれらをバイパスさせて変速機構の潤滑回路に供
給しており、その後、作動油の油温がある程度上昇する
と、一旦バイパス弁21が閉じて作動油を上記水冷および
空冷オイルクーラに送るが、水冷オイルクーラはエンジ
ンの冷却水温の上昇によりある程度温まっているため作
動油が流れるものの空冷オイルクーラは極低温の外気温
にさらされているためその内部の作動油の粘度も極めて
高くなっていて作動油が流れず、従ってバイパス弁21に
も作動油が流れなくなることから変速機構の潤滑回路へ
の作動油流量がほとんどなくなり、これによりバイパス
弁21が外気温で冷えて再び開き、上記水冷および空冷オ
イルクーラをバイパスさせて作動油を変速機構の潤滑回
路に供給する。
【0006】かかる動作が繰り返されることで、図3中
破線で示すように、作動油温が昇降しつつある程度に維
持されるとともに、変速機構の潤滑回路への作動油の供
給量がある程度確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3中
実線で示すように、油圧制御回路のライン圧の設定を高
めることで作動油の油圧を高めた場合には、上記従来の
作動油冷却装置では、油温の上昇に伴いバイパス弁21が
閉じて作動油を上記水冷および空冷オイルクーラに送っ
た時に空冷オイルクーラに作動油が流れずバイパス弁21
にも作動油が流れなくなると、弁体27が油室22内のその
高い作動油圧でバイパス油路28の上記開口部28a に押さ
えつけられて、リターンスプリング26で弁体27を戻すこ
とができなくなってしまい、これがためバイパス弁21が
閉じたままになって、水冷および空冷オイルクーラをバ
イパスさせて作動油を潤滑回路へ供給することができな
くなり、変速機構の潤滑が不十分になる可能性がある。
【0008】そして、かかる不都合を回避するために
は、リターンスプリング26のばね定数を高めることが考
えられるが、そのようにするとワックス24の容積もその
分増加させることが必要になるとともにバイパス弁21全
体も強度アップが必要となり、ひいてはバイパス弁21の
大型化が必要となって自動変速機への配置が困難になる
という不都合が生じ、またバイパス油路28の上記開口部
付近に切欠きを設けて弁体27にかかる差圧を減少させる
ことも考えられるが、そのようにすると高温時にも作動
油がそこからリークして水冷および空冷オイルクーラを
バイパスしてしまうため、冷却効果をさらに高めるとい
う目的に反してそれらのオイルクーラの稼動効率を低下
させてしまうという不都合が生ずる。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は上記課題を有利に解決した作動油冷却装置を提
供することを目的とするものであり、この発明の車両用
自動変速機の作動油冷却装置は、互いに直列に接続され
た水冷オイルクーラおよび空冷オイルクーラと、それら
水冷および空冷オイルクーラをバイパスさせて作動油を
車両用自動変速機の油圧制御回路と変速機構の潤滑回路
との間で循環させるバイパス弁とを具え、前記バイパス
弁が、そのバイパス弁内の作動油の油温が低い時にその
バイパス弁の弁体が作動油をバイパスさせるように動
き、かつ、そのバイパス弁内を流れる作動油が前記弁体
にバイパスさせない方向に圧力を作用させる構造を有す
る、作動油冷却装置において、前記水冷オイルクーラと
前記空冷オイルクーラとの間の油路の作動油の圧力が高
い時にその油路の作動油を前記潤滑回路へ送るリリーフ
弁を具え、前記リリーフ弁が作動油を前記潤滑回路へ送
るための前記油路の作動油の圧力が、前記弁体が作動油
をバイパスさせるように動くことができなくなる時の前
記バイパス弁内を流れる作動油の圧力に対応した圧力で
あることを特徴とするものである。
【0010】かかる作動油冷却装置によれば、油圧制御
回路のライン圧の設定を高めてそこからもたらされる作
動油の圧力を高めた場合に、極低温の外気温下で、油温
の上昇に伴いバイパス弁が作動油をバイパスさせずに水
冷および空冷オイルクーラに送った時に、極低温の外気
温ゆえ空冷オイルクーラを作動油が流れず、バイパス弁
も作動油をバイパスさせなくなっているためバイパス弁
内の作動油の圧力が高くなり、その作動油の高い圧力が
作用してバイパス弁の弁体が作動油をバイパスさせない
位置から動けなくなってしまっても、そのバイパス弁内
の作動油の高い圧力に対応して、水冷オイルクーラと空
冷オイルクーラとの間の油路の作動油の圧力も高くな
り、その油路の作動油の圧力でリリーフ弁が作動して、
その油路の作動油を潤滑回路へ送るので、変速機構の潤
滑回路への作動油の供給量を確保することができる。従
ってこの発明の作動油冷却装置によれば、水冷および空
冷オイルクーラの作動油流量を増加させて冷却効果をさ
らに高めるべく、油圧制御回路のライン圧の設定を高め
てそこからもたらされる作動油の油圧を高めた場合で
も、バイパス弁の大型化を必要とせず、かつオイルクー
ラの冷却効率も低下させずに、極低温の外気温下でも変
速機構を十分潤滑することができる。
【0011】なお、この発明の車両用自動変速機の作動
油冷却装置においては、好ましくは前記バイパス弁の前
記弁体は、そのバイパス弁内を通過する作動油の温度が
低い場合に温度補償部材によって作動油をバイパスさせ
るように動くものであって、かつ、前記バイパス弁内を
流れる作動油から前記作動油をバイパスさせる動きを阻
止する方向に圧力を受けるものとする。また、この発明
の車両用自動変速機の作動油冷却装置においては、好ま
しくは前記バイパス弁の前記弁体は、前記油圧制御回路
からそのバイパス弁内にもたらされた作動油の油温が高
い時にリターンスプリングを圧縮しながらのワックスの
膨張により、作動油をバイパスさせる油路の前記バイパ
ス弁内の開口部を閉止する位置に移動する一方、そのバ
イパス弁内にもたらされた作動油の油温が低い時に前記
ワックスの収縮によって解放された前記リターンスプリ
ングの反発力により、前記開口部を開放する位置に移動
するものであって、かつ、前記バイパス弁内を流れる作
動油から前記作動油をバイパスさせる動きを阻止する方
向に圧力を受けるものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の車両用自動変速機の作動油冷却
装置の一実施例をその自動変速機の油圧制御装置ととも
に示す油圧回路図であり、その油圧制御装置は、車両の
エンジンと駆動輪との間に介挿されて駆動力を伝達する
自動変速機の油圧を制御するものであって、上記エンジ
ンによって駆動されるオイルポンプ1からライン圧回路
2に供給される作動油を、そのライン圧回路2の油圧の
上昇に応じてライン圧ポート3aから最初は第1ドレーン
ポート3bのみに排出し、次いでライン圧ポート3aから第
1ドレーンポート3bと第2ドレーンポート3cとの両方に
排出することで、そのライン圧回路2の油圧を、上記自
動変速機の図示しない変速機構を油圧制御するための元
圧とするライン圧PLに調圧するライン圧制御弁3と、上
記ライン圧回路2に接続され、そのライン圧回路2から
供給される作動油を減圧弁4でライン圧PLよりも低圧の
トルクコンバータ圧PTに減圧して上記自動変速機のロッ
クアップクラッチ付トルクコンバータ5に供給するトル
クコンバータ圧回路6と、そのトルクコンバータ圧回路
6をトルクコンバータ5のアプライ室とリリース室とに
切り替え接続してトルクコンバータ5内のロックアップ
クラッチのロックアップON, OFF を切り替えるロックア
ップ制御弁7とを具えている。
【0013】上記油圧制御装置はさらに、上記ライン圧
回路2のライン圧PLを減圧してパイロット圧PPに調圧す
るパイロット圧弁8と、そのパイロット圧PPを適宜調圧
してライン圧制御弁3およびロックアップ制御弁7にそ
れぞれ供給してそれらの制御弁をそれぞれ制御するライ
ン圧ソレノイド弁9およびロックアップソレノイド弁10
とを具えており、それらライン圧ソレノイド弁9および
ロックアップソレノイド弁10は、上記自動変速機の変速
作動を制御する変速制御装置の図示しないソレノイド弁
と併せて、マイクロコンピュータを具える図示しないコ
ントローラによってその作動を制御されている。
【0014】加えて、上記油圧制御装置では、ライン圧
制御弁3の第1ドレーンポート3bにドレーン回路11が接
続され、そのドレーン回路11に、上記エンジンの冷却水
を循環される水冷オイルクーラ12が接続され、さらにそ
の水冷オイルクーラ12に、接続回路13を介して、外気で
冷却される空冷オイルクーラ14が直列に接続されてお
り、その空冷オイルクーラ14が、上記変速機構を潤滑す
る潤滑回路15に接続されていて、空冷オイルクーラ14か
ら吐出される作動油を潤滑油として上記変速機構に供給
する。なお、ここでは、ライン圧回路2とドレーン回路
11との間を、オリフィス16を持つバイパス回路17が接続
している。
【0015】上記油圧制御装置によれば、ライン圧制御
弁3のドレーンポート3bに、トルクコンバータ圧回路6
の減圧弁4を介さず、ドレーン回路11を介して直接的に
水冷および空冷オイルクーラ12, 14が接続され、それら
のオイルクーラ12, 14の下流に潤滑回路15が接続されて
いるので、トルクコンバータ5の耐圧限界に制限される
ことなしに水冷および空冷オイルクーラ12, 14の元圧を
高めることが可能となり、従って常温の高エンジン回転
時にそれらのオイルクーラ12, 14の作動油流量を増大さ
せて作動油を充分冷却することができる。しかも、ライ
ン圧制御弁3がライン圧に応じて順次開口する二つのド
レーンポート3b, 3cを持っていて、それらのドレーンポ
ートのうちの最初に開口するドレーンポート3bに接続さ
れたドレーン回路11に水冷および空冷オイルクーラ12,
14が接続されているので、最初に開口するドレーンポー
ト3bはライン圧近くまで油圧が上昇することから、それ
らのオイルクーラ12, 14の元圧を充分に高めることがで
きる。
【0016】さらに上記油圧制御装置によれば、ライン
圧回路2とドレーン回路11との間をオリフィス16を介し
て接続するバイパス回路17が設けられているので、エン
ジンのアイドリング中でオイルポンプ1の吐出量が少な
い場合やライン圧ソレノイド弁9の故障等でライン圧制
御弁3がほとんど閉じたきりになってライン圧制御弁3
のドレーンポート3bからドレーン回路11へ排出される作
動油量が少なくなった場合でも、水冷および空冷オイル
クーラ12, 14を介して潤滑回路15に確実に作動油を供給
することができる。そして、トルクコンバータ圧回路6
がドレーン回路11でなくライン圧回路2に接続されてい
るので、ライン圧制御弁3のドレーンポート3bからドレ
ーン回路11へ排出される作動油量が少なくなった場合で
も、水冷および空冷オイルクーラ12, 14を介して潤滑回
路15に確実に作動油を供給することができる。
【0017】ところで、上記実施例の作動油冷却装置
は、上記水冷オイルクーラ12および空冷オイルクーラ14
に加えて、作動油温が低い時にそれら水冷および空冷オ
イルクーラ12, 14をバイパスさせて作動油をドレーン回
路11から潤滑回路15へ送り、上記油圧制御回路と上記潤
滑回路15との間で循環させる、図2に示す通常のバイパ
ス弁21と、それら水冷オイルクーラ12と空冷オイルクー
ラ14との間の接続回路13の作動油圧が所定油圧以上に上
昇した時に空冷オイルクーラ14をバイパスさせて作動油
を水冷オイルクーラ12から上記潤滑回路15へ送るリリー
フ弁33とを具えてなる。
【0018】かかる実施例の作動油冷却装置によれば、
上記のように油圧制御回路のライン圧の設定を高めてそ
こからもたらされる作動油の油圧を高めた場合に、極低
温の外気温下で、油温の上昇に伴いバイパス弁21がワッ
クス24で弁体27を移動させてバイパス油路28の開口部28
a を閉じて作動油を水冷および空冷オイルクーラ12,14
に送った時に、極低温に冷えた空冷オイルクーラ14を作
動油が流れずバイパス弁21にも作動油が流れなくなり、
バイパス弁21がその高い作動油圧で、リターンスプリン
グ26により弁体27を戻せずバイパス油路28の開口部28a
が閉じたままになっても、その高い作動油圧が水冷オイ
ルクーラ12と空冷オイルクーラ14との間の接続回路13に
作用してその作動油圧が上昇した時に、リリーフ弁33が
開いて接続回路13から作動油を極低温に冷えた空冷オイ
ルクーラ14をバイパスさせて潤滑回路15へ送るので、図
3中に一点鎖線で示すように、バイパス弁21から水冷オ
イルクーラ12を経て潤滑回路15へ向かう作動油の通流が
可能となって、変速機構の潤滑回路15への作動油の供給
量を確保することができる。
【0019】従って上記実施例の作動油冷却装置によれ
ば、水冷オイルクーラ12および空冷オイルクーラ14の作
動油流量を増加させて冷却効果をさらに高めるべく、油
圧制御回路のライン圧の設定を高めてそこからもたらさ
れる作動油の油圧を高めた場合でも、バイパス弁21の大
型化を必要とせず、かつそれらのオイルクーラ12, 14の
冷却効率も低下させずに、極低温の外気温下において変
速機構を十分潤滑することができる。
【0020】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、自動変
速機の油圧制御回路は上記例に限定されず適宜変更する
ことができ、またバイパス弁の構造も、油温低下時にリ
ターンスプリングで弁体を戻す構造のものであれば所要
に応じて適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両用自動変速機の作動油冷却装置
の一実施例をその自動変速機の油圧制御装置とともに示
す油圧回路図である。
【図2】従来および上記実施例の作動油冷却装置で用い
られるバイパス弁の構造を示す断面図である。
【図3】従来および上記実施例の作動油冷却装置の作動
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 オイルポンプ 2 ライン圧回路 3 ライン圧制御弁 3b, 3c ドレーンポート 4, 8 減圧弁 5 トルクコンバータ 6 トルクコンバータ圧回路 7 ロックアップ制御弁 8 パイロット圧弁 9 ライン圧ソレノイド弁 10 ロックアップソレノイド弁 11 ドレーン回路 12 水冷オイルクーラ 13 接続回路 14 空冷オイルクーラ 15 潤滑回路 16 オリフィス 17 バイパス回路 21 バイパス弁 24 ワックス 26 リターンスプリング 27 弁体 28 バイパス油路 28a 開口部 33 リリーフ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−92147(JP,A) 特開 平8−14368(JP,A) 特開 昭64−6558(JP,A) 実開 昭60−67498(JP,U) 実開 昭62−185963(JP,U) 実開 平1−132850(JP,U) 実開 昭63−59257(JP,U) 実開 平3−22163(JP,U) 実開 平2−59349(JP,U) 実開 平1−98365(JP,U) 実開 昭63−75654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 57/00 - 57/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直列に接続された水冷オイルクー
    ラ(12)および空冷オイルクーラ(14)と、それら水冷
    および空冷オイルクーラをバイパスさせて作動油を車両
    用自動変速機の油圧制御回路と変速機構の潤滑回路(1
    5)との間で循環させるバイパス弁(21)とを具え 前記バイパス弁は、そのバイパス弁内の作動油の油温が
    低い時にそのバイパス弁の弁体(27)が作動油をバイパ
    スさせるように動き、かつ、そのバイパス弁内を流れる
    作動油が前記弁体にバイパスさせない方向に圧力を作用
    させる構造を有する、 作動油冷却装置において、 前記水冷オイルクーラと前記空冷オイルクーラとの間の
    油路(13)の作動油高い時その油路の作動油
    前記潤滑回路へ送るリリーフ弁(33)を具え、 前記リリーフ弁(33)が作動油を前記潤滑回路へ送るた
    めの前記油路の作動油の圧力は、前記弁体が作動油をバ
    イパスさせるように動くことができなくなる時の前記バ
    イパス弁内を流れる作動油の圧力に対応した圧力である
    ことを特徴とする、車両用自動変速機の作動油冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス弁(21)の前記弁体(27)
    は、そのバイパス弁内を通過する作動油の温度が低い場
    合に温度補償部材(24)によって作動油をバイパスさせ
    るように動くものであって、かつ、前記バイパス弁内を
    流れる作動油から前記作動油をバイパスさせる動きを阻
    止する方向に圧力を受けるものであることを特徴とす
    る、請求項1記載の車両用自動変速機の作動油冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バイパス弁(21)の前記弁体(27)
    は、前記油圧制御回路からそのバイパス弁内にもたらさ
    れた作動油の油温が高い時にリターンスプリング(26)
    を圧縮しながらのワックス(24)の膨張により、作動油
    をバイパスさせる油路(28)の前記バイパス弁内の開口
    部(28a)を閉止する位置に移動する一方そのバイパス
    弁内にもたらされた作動油の油温が低い時に前記ワック
    スの収縮によって解放された前記リターンスプリングの
    反発力により、前記開口部を開放する位置に移動するも
    のであって、かつ、前記バイパス弁内を流れる作動油か
    ら前記作動油をバイパスさせる動きを阻止する方向に圧
    力を受けるものであることを 特徴とする、請求項1記載
    の車両用自動変速機の作動油冷却装置。
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