JP3168242U - 網戸用補修具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、専門業者に委託すると、損傷が一部の軽微な範囲でも全体を張り替える必要があるため、費用がかさむという問題があった。
この網戸用補修具1は、シート状部3に、軸部20の先端に係止部21を形成した多数の突起状物2を林立状態に配設してなり、突起状物2を網戸5の網目50に挿通し、係止部21を網戸5の網糸51、52に係止することにより網戸5の損傷部53をシート状部3で覆うように構成し、突起状物2が、250〜400デニールのポリプロピレン樹脂からなるモノフィラメントの先端部を溶融して膨頭状の係止部21を形成してなるとともに、網戸5の縦方向の網糸51及び横方向の網糸52に対する方向に隣接する突起状物2の平均間隔PAを1〜2mmで、かつ、突起状物2の間隔P1、P2、P3を網戸5の網糸51、52の配設ピッチPBの整数倍を除く寸法に設定するようにしている。
このため、突起状物2の間隔P1、P2、P3は、より具体的には、1.4mm(さらに好ましくは、0.7mm)の整数倍を除く寸法に設定するようにする。
ここで、本実施例においては、図3に示すように、X方向に間隔P1(P1=2mm)、P2(P2=1mm)が交互に出現するように配列し、X方向の平均間隔PAを1.5mmとし、Y方向には間隔P3(P3=1.05mm)となるように配列し、Y方向の平均間隔PAを1.05mmとなるようにしている。
これは、一般的に、縦方向の網糸51と横方向の網糸52とを交互に浮き沈みさせて織り込む平織りで作られる網戸5の網に対して、網糸51、52の線径(一般的な網戸に用いられる網の場合、0.3mm)の2倍以上の長さLを有することで突起状物2が網糸51、52に確実に引っ掛かり、また、大きな遊びがないため、網戸からより離脱しにくくすることができる。
千鳥状に配列させる方向は、縦方向の網糸51及び横方向の網糸52のいずれか一方(又は両方)とすることができ、本実施例においては、縦方向の網糸51の方向(図2に示すY方向)に千鳥状になるように配列している。
千鳥状に配列することによって、直線上に配列されている縦方向の網糸51又は(及び)横方向の網糸52に対して、千鳥状に配列させた突起状物2が確実に引っ掛かるため、網戸からより離脱しにくくすることができる。
また、図3(c)に示すように、突起状物2を、シート状部3に対して軸部20が角度αだけ傾斜して配設することもできる。
この角度αは、60〜85°、好ましくは65〜75°、さらに好ましくは約70°となるように設定する。
これによって、縦方向の網糸51又は(及び)横方向の網糸52に対して、突起状物2が確実に引っ掛かるため、網戸からより離脱しにくくすることができる。
これは、膨頭状の係止部21の最大径Dmを、網目50を通過することができる径とする必要があり、網目50の口径は、上述した網戸5の網糸51、52の配設ピッチPBから網糸51、52の線径は減じたサイズとなり、一般的な18メッシュの場合、約1.1mmであり、さらに細かい、35メッシュの場合には、約0.6mmとなる。
そして、250〜400デニールのポリプロピレン樹脂からなるモノフィラメントは、ポリプロピレンの比重が、約0.9であることからその線径は、0.2mm〜0.25mmとなり、この値が軸径Dとなる。
このため、軸径Dに対して、膨頭状の係止部21の最大径Dmを、1.5〜2.4倍とすることによって、最大径Dmは0.3〜0.6mmとなり、突起状物2の膨頭状の係止部21は、一般的な網戸5の網目50を通過し、縦方向の網糸51又は横方向の網糸52に係止される。
一方、突起状物2の膨頭状の係止部21の最大径Dmが、軸径Dに対して、2.4倍以上の場合、網目50の通過が困難になるとともに、1.5倍未満の場合、係止部21が、網糸51、52に対して引っ掛かりにくく、網戸から離脱しやすくなる。
また、網戸5の網糸51、52と同色(一般的に用いられる、青、黒、銀等)としたり、透明にしたりして、外見上、目立たないようにすることもできる。
まず、シート状部3の中心と損傷部53の位置を合わせ、ゆっくりと突起状物2の膨頭状の係止部21が網目50を通過するように網戸5の網に向かって押し付ける。
このとき、多くの係止部21は、縦方向の網糸51、横方向の網糸52又はこれらが交差する箇所に当接することとなるが、軸部20がシート状部3に対して適宜撓んで網目50を通過する。
なお、押し付ける際には、シート状部3の中心に位置する網目50の損傷部53から外側に向かって拡げていくように押し付けていくことが好ましい。
2 突起状物
20 軸部
21 係止部
3 シート状部
5 網戸
50 網目
51 縦方向の網糸
52 横方向の網糸
53 損傷部
PA 突起状物の平均間隔
PB 網糸の配設ピッチ
L 軸部の長さ
Claims (3)
- シート状部に、軸部の先端に係止部を形成した多数の突起状物を林立状態に配設してなり、突起状物を網戸の網目に挿通し、係止部を網戸の網糸に係止することにより網戸の損傷部をシート状部で覆うようにする網戸用補修具において、前記突起状物が、250〜400デニールのポリプロピレン樹脂からなるモノフィラメントの先端部を溶融して膨頭状の係止部を形成してなるとともに、網戸の縦方向の網糸及び横方向の網糸に対する方向に隣接する突起状物の平均間隔を1〜2mmで、かつ、該突起状物の間隔を網戸の網糸の配設ピッチの整数倍を除く寸法に設定してなることを特徴とする網戸用補修具。
- 前記突起状物を、網戸の縦方向の網糸及び横方向の網糸に対する方向のいずれかに千鳥状に配列させてなることを特徴とする請求項1記載の網戸用補修具。
- 前記突起状物の軸部の長さを、0.6〜1.0mmに形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の網戸用補修具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011001580U JP3168242U (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | 網戸用補修具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011001580U JP3168242U (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | 網戸用補修具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3168242U true JP3168242U (ja) | 2011-06-02 |
Family
ID=54879244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011001580U Expired - Lifetime JP3168242U (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | 網戸用補修具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3168242U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101320118B1 (ko) | 2011-10-28 | 2013-10-18 | 현대제철 주식회사 | 입도선별용 스크린의 보수장치 |
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2011
- 2011-03-24 JP JP2011001580U patent/JP3168242U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101320118B1 (ko) | 2011-10-28 | 2013-10-18 | 현대제철 주식회사 | 입도선별용 스크린의 보수장치 |
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