JP3168114B2 - 玉葱搬送装置 - Google Patents

玉葱搬送装置

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JP3168114B2 JP09944894A JP9944894A JP3168114B2 JP 3168114 B2 JP3168114 B2 JP 3168114B2 JP 09944894 A JP09944894 A JP 09944894A JP 9944894 A JP9944894 A JP 9944894A JP 3168114 B2 JP3168114 B2 JP 3168114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は玉葱搬送装置に係り、玉
葱を搬出端部に向かって搬送するとともに、この玉葱の
茎葉を下向きに揃えて茎葉を切断するカッターに向かっ
て搬出するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の玉葱搬送装置としては、
たとえば、実公平4−48662号公報に記載されてい
るように、2本の円筒体で一対となったスクリュウコン
ベアを複数対設置し、前記各スクリュウコンベアの終端
にカッターを設け、前記各スクリュウコンベアの間に他
のスクリュウコンベアに玉葱が転出されることを防ぐガ
イドプレートを設け、前記各スクリュウコンベア上に搬
入された各玉葱をガイドプレートにて案内してスクリュ
ウコンベアの終端に向かって搬送するとともに、この玉
葱の茎葉を2本の円筒体間に引き込んでスクリュウコン
ベアの終端のカッターにて切断する構成が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構成
では、ガイドプレートにてスクリュウコンベア上に案内
された2個の玉葱が玉葱搬送方向に対して交差する横方
向に並んだ状態でその茎葉が2本の円筒体間に引き込ま
れた場合には、この状態を保持したままで2個の玉葱が
並んでスクリュウコンベアの終端まで搬送され、その茎
葉がカッターにて切断されることになる。このため、カ
ッター部に玉葱が詰まり易く、この玉葱の茎葉の切断位
置にばらつきが生じ、その茎葉の切口が斜めになった
り、2個の玉葱が左右方向にゆすられて引き千切られる
など、その切口が不揃いになり、茎葉がカッターの回転
軸に絡み付き易い、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、各組一対の搬送ローラ間に2個の玉葱が横方向
に並んだ状態でその茎葉が一対の搬送ローラ間に引き込
まれても、この2個の玉葱を搬送方向の前後に確実に移
動させ、一対の搬送ローラの搬出端部からカッターには
玉葱を1個ずつ確実に搬出することができ、このため、
カッター部に玉葱が詰まることがなく、この玉葱の茎葉
の切断位置にばらつきが生じることがなく、その茎葉の
切口が斜めになったり、引き千切られるなど、その切口
が不揃いになることがなく、茎葉がカッターの回転軸に
絡み付くことがなく、玉葱の茎葉を所定の位置から整然
と切断することができる玉葱搬送装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の玉葱搬送
装置は、相互間に玉葱の茎葉を導入する導入間隙をおい
て互いに内向き巻込方向に向かって回転される一対の搬
送ローラを一組とする複数組を並列に軸架し、この各組
一対の搬送ローラの搬出端部に臨ませて前記玉葱の茎葉
を切断するカッターをそれぞれ回転自在に設け、前記各
組一対の搬送ローラにて前記玉葱を搬出端部に向かって
搬送するとともに、この玉葱の茎葉を一対の搬送ローラ
間の導入間隙から下方に向かって導出させて前記カッタ
ーに向かって搬送する玉葱搬送装置において、前記一対
の搬送ローラとこの一対の搬送ローラに隣接する他の一
対の搬送ローラとの境界部分に位置して前記玉葱を一対
の搬送ローラ間に案内するガイドプレートを玉葱の搬送
方向に沿って配設し、このガイドプレートに前記玉葱を
一対の搬送ローラ間上に移動させる案内突体を設けたも
のである。
【0006】請求項2記載の玉葱搬送装置は、請求項1
の玉葱搬送装置において、その案内突体は、搬送ローラ
側に向かって突出して略半球状に形成され、ガイドプレ
ートに一体に設けられているものである。
【0007】請求項3記載の玉葱搬送装置は、請求項1
記載の玉葱搬送装置において、その案内突体は、搬送ロ
ーラ側に向かって突出して略半球状に形成され、ガイド
プレートに回転自在に軸架されているものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の玉葱搬送装置では、一対の搬送
ローラを一組とする複数組の搬送ローラ上に搬入された
各玉葱は、互いに内向き巻込方向に向かって回転される
各組一対の搬送ローラの回転搬送作用及び各ガイドプレ
ートの案内作用によってそれぞれの搬出端部に向かって
搬送されるとともに、この各玉葱の茎葉は一対の搬送ロ
ーラ間から下方に向かって垂下する状態に導出される。
【0009】したがって、各玉葱は茎葉を切断し易い状
態でそれぞれの一対の搬送ローラの搬出端部からそれぞ
れのカッターに向かって搬出され、この各玉葱の茎葉は
それぞれのカッターにて順次切断される。
【0010】この場合、各ガイドプレートは玉葱を一対
の搬送ローラ間上に移動させる案内突体を有するので、
この各案内突体にて一対の搬送ローラ間上に各玉葱が移
動されるが、この各組一対の搬送ローラ上に2個の玉葱
が横方向に並んだ状態でその茎葉が一対の搬送ローラ間
に引き込まれて搬送された場合には各案内突体にて2個
の玉葱の中の一方の玉葱の移動が抑制され、この2個の
玉葱が搬送方向の前後に移動され、一対の搬送ローラの
搬出端部からカッターには玉葱が1個ずつ確実に搬出さ
れる。
【0011】請求項2記載の玉葱搬送装置では、案内突
体は搬送ローラ側に向かって突出して略半球状に形成さ
れていることにより、この案内突体にて玉葱の移動を抑
制する際には玉葱は損傷されることなく一対の搬送ロー
ラ間上に移動される。
【0012】請求項3記載の玉葱搬送装置では、搬送ロ
ーラ側に向かって突出して略半球状に形成された案内突
体はガイドプレートに回転自在に軸架されていることに
より、この案内突体にて玉葱の移動を抑制する際には案
内突体の回転作用によって玉葱は損傷されることなく一
対の搬送ローラ間上に円滑に移動される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0014】1は機枠で、この機枠1の下部にはクロー
ラ2が設けられているとともに、このクローラ2は前記
機枠1の上部に搭載されたエンジン3からの出力によっ
て回転駆動されるようになっている。また、前記エンジ
ン3の前方に位置して前記機枠1には玉葱Bを後上方に
向かって搬送する持上コンベヤ4が配設支持され、この
持上コンベヤ4の下端前方部には前記持上コンベヤ4に
玉葱Bを搬出する搬送コンベヤ5が配設され、この搬送
コンベヤ5は前記機枠1に支持されている。
【0015】また、前記搬送コンベヤ5の前端部には圃
場の玉葱Bを掘り起こして前記搬送コンベヤ5に搬入す
る掘起体6が前下方に向かって傾斜して突出されてい
る。また、前記掘起体6の前方左右に位置して接地輪7
が配設され、この左右の接地輪7は前記機枠1の前端部
にそれぞれ回転自在に軸架されている。そして、前記持
上コンベヤ4の無端回行体8及び前記搬送コンベヤ5の
無端回行体9は前記エンジン3からの出力によって連動
媒体(図示せず)を介してそれぞれ玉葱搬送方向に向か
って回行されるようになっている。
【0016】つぎに、前記機枠1の後側上部には前記持
上コンベヤ4の搬出端部から搬出される玉葱Bをシュー
ト10を介して搬入する玉葱搬送装置11が配設されてい
る。この玉葱搬送装置11は、左右に相対して配設された
フレーム12を有し、この左右のフレーム12の間には相互
間に玉葱Bの茎葉bを導入する導入間隙13をおいて互い
に内向き巻込方向に向かって回転される前後方向の一対
の搬送ローラ14,15を一組とする複数組がそれぞれ回転
自在に並列に軸架されている。前記シュート10は左右方
向に土を篩い落とす所定の間隔をおいて配設した前後方
向の多数の篩い杆10a を並設して構成されている。
【0017】前記各組一対の搬送ローラ14,15は、前記
左右のフレーム12間に配設された左右方向の前後の軸支
体(図示せず)に設けられた前後の軸受体16に回転自在
に軸支された回転軸17をそれぞれ有し、この各回転軸17
には円筒体18がそれぞれ一体に嵌挿固定され、この各円
筒体18の外周部には玉葱Bを前記持上コンベヤ4と反対
側の後方に向かって送り出す方向に巻回した螺旋突条19
がそれぞれ一体に形成されている。そして、前記各組一
対の搬送ローラ14,15は、前記エンジン3からの出力に
よって連動媒体(図示せず)を介してそれぞれ互いに内
向き巻込方向に向かって回転されるようになっている。
【0018】また、前記各組一対の搬送ローラ14,15の
搬出端部に臨ませて前記玉葱Bの茎葉bを切断する一対
のカッター20,21がそれぞれ回転自在に設けられ、この
各組一対のカッター20,21は、前記左右のフレーム12の
後端部間に配設された支持フレーム22上に上下方向の回
転軸23にてそれぞれ水平方向に回転自在に軸架されてい
るとともに、それぞれの上端部には一対の搬送ローラ1
4,15の搬出端部から搬出される玉葱Bを支承する略円
錐形状の支承体24を有している。
【0019】そして、前記各組一対のカッター20,21の
中で、その一方のカッター20の外周部が他方のカッター
21の外周部に接触回転して玉葱Bの茎葉bを切断するよ
うになっている。しかして、前記各組一対のカッター2
0,21の中で、その一方のカッター20は、前記エンジン
3からの出力によって連動媒体(図示せず)を介してそ
れぞれ回転されるようになっている。
【0020】つぎに、前記一対の搬送ローラ14,15と、
この一対の搬送ローラ14,15に隣接する他の一対の搬送
ローラ14,15との境界部分Aに位置して前記玉葱Bを一
対の搬送ローラ14,15間に案内するガイドプレート25が
玉葱Bの搬送方向に沿ってそれぞれ配設され、この各ガ
イドプレート25は支持部材26を介して前記左右のフレー
ム12間にそれぞれ支持固定されている。
【0021】前記各ガイドプレート25は、外側下方に向
かって拡開傾斜した両側部の傾斜側板25a ,25b を有し
て断面略山形状に形成されているとともに、前記両側部
の傾斜側板25a ,25b の前端部には玉葱を左右に振り分
ける振分板25c が前下方に向かって次第に縮径傾斜して
一体に突設され、この振分板25c の前端部には上方に向
かって弧状に突出した弧状板25d が前方に向かって一体
に突出して形成されている。
【0022】また、前記各ガイドプレート25には、その
一方側の傾斜側板25a の所定位置に前記玉葱Bを一対の
搬送ローラ14,15間の導入間隙13上に移動させる案内突
体27がそれぞれ設けられている。この各案内突体27は、
前記各ガイドプレート25の一方側の傾斜側板25a を略半
球状に膨出して一体に形成する場合、略半球状に形成し
た別体の案内突体27を各ガイドプレート25の一方側の傾
斜側板25a に固着する場合、さらには別体の案内突体27
を各ガイドプレート25の一方側の傾斜側板25aに回転自
在に軸架する場合がある。
【0023】前記別体の案内突体27を一方側の傾斜側板
25a に固着する場合には、案内突体27の内側中心部にボ
ルト28の頭部29を溶接によって一体に固着し、このボル
ト28を、この案内突体27の取り付け位置に形成された一
方側の傾斜側板25a の挿通孔30に外側部から挿通し、こ
のボルト28の突出したねじ軸部31にワッシャ32を介して
ナット33を締め付けることにより、ボルト28の途中に螺
着された位置決めナット34及び案内突体27の開口縁部が
一方側の傾斜側板25a の外側部に当接された状態で一方
側の傾斜側板25a に案内突体27が固着される。
【0024】また、別体の案内突体27を各ガイドプレー
ト25の一方側の傾斜側板25a に回転自在に軸架する場合
には、案内突体27の内側開口縁部の近傍に軸支体35を溶
接によって一体に固着し、回転中心軸36の一端部に前記
軸支体35の中心部を軸受体37を介して回転自在に軸支
し、前記軸支体35の中心部の抱持部38に前記軸受体37を
抱持する。また、前記回転中心軸36の他端部のねじ軸部
39を一方側の傾斜側板25a の挿通孔30に外側部から挿通
し、このねじ軸部39にワッシャ40を介してナット41を締
め付けることにより、回転中心軸36の途中に突設された
ボス42が一方側の傾斜側板25a の外側部に当接された状
態で一方側の傾斜側板25a に回転中心軸36の他端部が固
着されるとともに、この回転中心軸36の一端部を中心と
して前記案内突体27が回転自在に軸架される。
【0025】さらに、前記左右のフレーム12には両端部
の搬送ローラ14に向かって下降傾斜したガイドプレート
25の傾斜側板25a がそれぞれ一体に固着され、この一方
側の傾斜側板25a には前記案内突体27a が設けられてい
る。また、前記各組一対のカッター20,21の後方部に位
置して前記左右のフレーム12には各組一対のカッター2
0,21にて茎葉bを切断された玉葱Bを各組一対のカッ
ター20,21の支承体24から受け取って排出するシュート
体43が連設されている。
【0026】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0027】エンジン3からの出力によってクローラ2
が回転駆動されることにより本機が進行されるととも
に、搬送コンベヤ5の無端回行体9及び持上コンベヤ4
の無端回行体8がそれぞれ時計方向に向かって回行さ
れ、玉葱搬送装置11の各組一対の搬送ローラ14,15が互
いに内向き巻込方向に向かって回転され、さらに、各組
一対のカッター20,21の中の一方のカッター20が回転駆
動されるとともに、この一方のカッター20にて他方のカ
ッター21が回転される。
【0028】そして、掘起体6にて圃場の玉葱Bが順次
掘り起されるとともに、これらの各玉葱Bは搬送コンベ
ヤ5の無端回行体9上に順次搬入され、この無端回行体
9にて土を篩い落としながら搬送されて搬出端部から持
上コンベヤ4の無端回行体8に順次搬出される。また、
この無端回行体8に搬入された各玉葱Bは無端回行体8
にて土を篩い落としながら持上げ搬送されるとともに、
その搬出端部からシュート10を介して玉葱搬送装置11に
順次搬出される。
【0029】また、玉葱搬送装置11に搬入された各玉葱
Bは互いに内向き巻込方向に向かって回転される各組一
対の搬送ローラ14,15の回転搬送作用及び各ガイドプレ
ート25の案内作用によってそれぞれの搬出端部に向かっ
て搬送されるとともに、この各玉葱Bの茎葉bは一対の
搬送ローラ14,15間の導入間隙13から下方に向かって垂
下する状態に導出されてそれぞれのカッター20,21に向
かって搬出される。
【0030】すなわち、各組一対の搬送ローラ14,15上
に搬入された各玉葱Bは一対の搬送ローラ14,15の螺旋
突条19,19にて一対の搬送ローラ14,15間に移動されて
搬送されるとともに、これらの各玉葱Bの茎葉bは一対
の搬送ローラ14,15間の導入間隙13から下方に向かって
垂下されてカッター20,21側の搬出端部に向かって搬送
搬出される。
【0031】また、各ガイドプレート25の弧状板25d 上
に搬入された各玉葱Bは弧状板25dの弧状面にて左右方
向に移動されるとともに、この弧状板25d の幅方向の端
部と隣接する各組の搬送ローラ14,15との境目部分に位
置する各玉葱Bは各ガイドプレート25の振分板25c にて
更に左右方向に振り分けられ、これらの各玉葱Bは各ガ
イドプレート25の左右の傾斜側板25a ,25b に案内され
て一対の搬送ローラ14,15にて搬出端部に向かって搬送
搬出される。
【0032】この場合、各ガイドプレート25は玉葱Bを
一対の搬送ローラ14,15間上に移動させる案内突体27を
有するので、この各案内突体27にて一対の搬送ローラ1
4,15間上に各玉葱Bが移動されるが、この各組一対の
搬送ローラ14,15上に2個の玉葱Bが横方向の左右に並
んだ状態でそれぞれの茎葉bが一対の搬送ローラ14,15
間に引き込まれて搬送された場合には各案内突体27にて
2個の玉葱Bの中の一方の玉葱Bの移動が抑制され、こ
の左右に並んだ状態の2個の玉葱Bが搬送方向の前後に
移動され、一対の搬送ローラ14,15の搬出端部からカッ
ター20,21には玉葱Bが1個ずつ確実に搬出される。
【0033】この際、案内突体27は搬送ローラ14,15側
に向かって突出して略半球状に形成されていることによ
り、この案内突体27にて各玉葱Bの移動を抑制する際に
は各玉葱Bは損傷されることなく一対の搬送ローラ14,
15間上に移動される。また、搬送ローラ14,15側に向か
って突出して略半球状に形成された案内突体27はガイド
プレート25に固着した回転中心軸36を中心としてガイド
プレート25に回転自在に軸架されていることにより、こ
の案内突体27にて各玉葱Bの移動を抑制する際には案内
突体27の回転作用によって各玉葱Bは損傷されることな
く一対の搬送ローラ14,15間上に円滑に移動される。
【0034】したがって、各玉葱Bは茎葉bを切断し易
い状態でそれぞれの一対の搬送ローラ14,15の搬出端部
からそれぞれのカッター20,21に向かって1個ずつ搬出
され、この各玉葱Bはそれぞれのカッター20,21の支承
体24,24上にて支承されるとともに、この各玉葱Bの茎
葉bはそれぞれのカッター20,21にて順次切断される。
そして、これらの各玉葱Bはそれぞれのカッター20,21
の支承体24,24にてシュート体43に搬出され、このシュ
ート体43からコンテナ内に搬出される。
【0035】つぎに、前記実施例では、案内突体27は各
ガイドプレート25の一方側の傾斜側板25a に設ける場合
について説明したが、これに限らず、この案内突体27は
各ガイドプレート25の他方側の傾斜側板25b に設けるよ
うにしてもよく、また、案内突体27は各ガイドプレート
25の両側部の傾斜側板25a ,25b に設けるようにしても
よい。また、前記案内突体27は各ガイドプレート25の一
方側の傾斜側板25a または他方側の傾斜側板25b さらに
は両側部の傾斜側板25a ,25b に対して1個または所定
の間隔をおいて複数個設けるようにしてもよい。
【0036】また、前記各実施例において、各ガイドプ
レート25に設ける案内突体27は鉄板にて略半球状に形成
してもよく、弾性部材や合成樹脂にて略半球状に形成し
てもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、一対の搬送ロ
ーラとこの一対の搬送ローラに隣接する他の一対の搬送
ローラとの境界部分に位置して玉葱を一対の搬送ローラ
間に案内するガイドプレートを玉葱の搬送方向に沿って
配設し、このガイドプレートに前記玉葱を一対の搬送ロ
ーラ間上に移動させる案内突体を設けたので、各組一対
の搬送ローラ上に2個の玉葱が横方向に並んだ状態でそ
の茎葉が一対の搬送ローラ間に引き込まれても、この2
個の玉葱を搬送方向の前後に確実に移動させ、一対の搬
送ローラの搬出端部からカッターには玉葱を1個ずつ確
実に搬出することができ、このため、カッター部に玉葱
が詰まることがなく、この玉葱の茎葉の切断位置にばら
つきが生じることがなく、その茎葉の切口が斜めになっ
たり、引き千切られるなど、その切口が不揃いになるこ
とがなく、茎葉がカッターの回転軸に絡み付くことがな
く、玉葱の茎葉を所定の位置から整然と切断することが
できる玉葱搬送装置を提供することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、案内突体は搬送
ローラ側に向かって突出して略半球状に形成してガイド
プレートに一体に設けたので、この案内突体にて玉葱を
一対の搬送ローラ間上に移動させる際に玉葱を損傷する
ことを確実に防止できる。
【0039】請求項3の発明によれば、案内突体は搬送
ローラ側に向かって突出して略半球状に形成してガイド
プレートに回転自在に軸架したので、この案内突体にて
玉葱を一対の搬送ローラ間上に移動させる際に案内突体
が回転して玉葱を円滑に移動させることができ、玉葱を
損傷することを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す玉葱搬送装置の平面図
である。
【図2】同上断面図である。
【図3】同上一対の搬送ローラ部の一部の拡大平面図で
ある。
【図4】同上ガイドプレートの拡大斜視図である。
【図5】同上案内突体の取付け状態の拡大断面図であ
る。
【図6】同上他の案内突体の取付け状態の拡大断面図で
ある。
【図7】同上玉葱搬送装置を備えた収穫機の側面図であ
る。
【符号の説明】
13 導入間隙 14,15 搬送ローラ 20,21 カッター 25 ガイドプレート 27 案内突体 A 境界部分 B 玉葱 b 茎葉

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間に玉葱の茎葉を導入する導入間隙
    をおいて互いに内向き巻込方向に向かって回転される一
    対の搬送ローラを一組とする複数組を並列に軸架し、こ
    の各組一対の搬送ローラの搬出端部に臨ませて前記玉葱
    の茎葉を切断するカッターをそれぞれ回転自在に設け、
    前記各組一対の搬送ローラにて前記玉葱を搬出端部に向
    かって搬送するとともに、この玉葱の茎葉を一対の搬送
    ローラ間の導入間隙から下方に向かって導出させて前記
    カッターに向かって搬送する玉葱搬送装置において、 前記一対の搬送ローラとこの一対の搬送ローラに隣接す
    る他の一対の搬送ローラとの境界部分に位置して前記玉
    葱を一対の搬送ローラ間に案内するガイドプレートを玉
    葱の搬送方向に沿って配設し、このガイドプレートに前
    記玉葱を一対の搬送ローラ間上に移動させる案内突体を
    設けたことを特徴とする玉葱搬送装置。
  2. 【請求項2】 案内突体は、搬送ローラ側に向かって突
    出して略半球状に形成され、ガイドプレートに一体に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の玉葱搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 案内突体は、搬送ローラ側に向かって突
    出して略半球状に形成され、ガイドプレートに回転自在
    に軸架されていることを特徴とする請求項1記載の玉葱
    搬送装置。
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