JP3168049B2 - 天井の構成方法 - Google Patents

天井の構成方法

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JP3168049B2
JP3168049B2 JP03402692A JP3402692A JP3168049B2 JP 3168049 B2 JP3168049 B2 JP 3168049B2 JP 03402692 A JP03402692 A JP 03402692A JP 3402692 A JP3402692 A JP 3402692A JP 3168049 B2 JP3168049 B2 JP 3168049B2
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譲 菅原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の天井を構成する
方法に係り、特に天井板を簡単かつ確実に取付けて天井
を構成することが出来る天井の構成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、天井或いは軒天井に天井板を張る
場合には、図8に示す如く、先ず下地となる野縁等の下
地材1を天井2に格子状に造り、その後で天井板3をそ
の下地材1に釘4又はネジ等を介して取りつけるけるの
が一般的であった。図中5は鼻隠しであり、6は換気口
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の如く、
天井板3を下地材1に取付固定する場合には、上向き作
業が多く、また重量物を手或いは頭で支えながら作業を
行わなければならないので、作業性が悪く、危険を伴
い、確実な作業を行う為には多くの時間を要する等の問
題点が有った。また、この天井板の取付けは、常に取付
個所の直下で作業しなければならず、作業が困難である
のと共に疲れる等の問題もあった。
【0004】最近になって、例えば、特開昭63−25
5442号公報、或いは実開昭58−190322号公
報に示す如き技術も開発されているが、これ等の技術は
特殊な構造を持った天井板支持具を壁面に取付け、この
天井板支持具の中に天井板の端縁を挿入して固定する方
法であるが、天井板を両端縁でしか支持出来ないので、
巾の狭い軒天井では可能であっても、一般の巾の広い天
井には利用出来ない等の問題があった。
【0005】本願発明に係る天井の構成方法は、前述の
従来の問題点に鑑み開発された全く新規な技術であっ
て、特に天井板を天井に簡単な作業で確実に取付けるこ
とが出来、しかも天井板を天井板支持金物で裏面から安
定した状態で支持することが出来るようにした全く新規
な技術である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
天井の構成方法は、前述の従来の問題点を根本的に改善
した技術であって、その第1発明の要旨は天井板を天井
に取付けて構成する方法に於いて、天井板の裏面に天井
板支持金物を取付け、かつ両側の壁面に水平レールを取
付け、更に前記天井板支持金物の端部にスライド金具を
スライドし得る如く取付け、該スライド金具を前記水平
レールに向ってスライドしてその先端部を水平レール上
に当接することによって天井板を天井に取付けて天井を
構成することを特徴とした天井の構成方法である。
【0007】本願の第2発明の要旨は、天井板支持金物
の端部に取付けられたスライド金具にバネ材を固定し、
このバネ材によってスライド部材を一方向にスライドし
得る如く構成したことを特徴とした第1発明の天井の構
成方法である。
【0008】
【作用】本願の第1発明は、天井板の裏面に天井板支持
金物を取付け、この天井板支持金物で天井板を支持する
ように構成したので、従来の如く、天井板を野縁に釘打
ちして取付け固定する必要がなく、この天井支持金物で
安定した状態で天井板を天井に取付けることが出来る。
天井板はその裏面を天井板支持金物で支持されているの
で、巾広の天井板も天井に取付けて構成することが出来
る。
【0009】また、壁面に水平レールを取付け、かつ前
記天井支持金物の端部にスライド金具を摺動自在に取付
けたので、このスライド金具を摺動して、その先端部を
水平レールの上に当接することによって、天井支持金物
を介して天井板を水平レールに係止することが出来る。
【0010】第2発明に於いては、スライド金具にバネ
材を固定して構成したので、このバネ材の作用によって
スライド金具を水平レールに向って自動的にスライドし
得るように構成することが出来、これによって、天井支
持金物の水平レールえの掛け止めを容易にすると共に、
天井支持金物が水平レールから外れることを防止出来
る。
【0011】
【実施例】図により、本願発明に係る天井の構成方法を
説明すると、図1は本願発明を軒天井に使用した場合の
一部切欠側面図、図2は図1の両端部の構成を示す拡大
説明図、図3は構成部品を示す斜視説明図、図4(A),
(B),(C),(D) は施工の手順を示す側面図、図5は施工完
成後の斜視図、図6は本願発明を一般の天井に使用した
例を示す側面図、図7(A),(B),(C),(D) は他例の構成方
法を示す説明図、図8は従来例を示す要部の斜視図であ
る。
【0012】図1乃至図5に於いて、10は天井板支持
金物であって、断面がほぼU型のチャンネル材より構成
されている。11はスライド金具であって、その先端に
はテーパー面が形成されており、該天井板支持金物10
の一端にバネ材12を介してスライド可能な如く内蔵さ
れている。
【0013】前記バネ材12は、ネジ13によって天井
板支持金物10の内底面に取付けられている。14はス
トッパーであって、天井支持金物10の一端の上部に内
方に突設されており、これによってスライド金具11の
脱落を防止している。
【0014】上記天井支持金物10は、ネジ13を介し
て天井板15の裏面に所定の間隔を保って取付けられて
いる。16はワッシャー型のスペーサーであって、天井
板15と天井板支持金物10との間に介在されて、天井
板15と天井板支持金物10との間に所定の隙間を形成
している。
【0015】本願発明の方法を施工するに当たっては、
図1乃至図5に示す如く、鼻隠し等の壁面17にアング
ル材よりなる水平レール18をネジ19を介して水平に
取付け固定する。
【0016】次に、図4(A)乃至(D)に示す如く、
スライド金具11が取付けられている端縁と反対側の端
縁の天井板支持金物10と天井板15との隙間に夫々水
平レール18を挿入し、この状態でスライド金具11が
取付けられている端縁を押上げると、スライド金具11
の先端が水平レール18に接触するので、スライド金具
11は徐々に天井板支持金物10の中に後退し、天井板
15の上面が水平レール18の下面に接触して停止され
る。
【0017】この時に、前記スライド金具11はバネ材
12の作用で再び突出し、これによって、特に図4
(D)に示すように、天井板15とスライド金具11と
で水平レール18を挾持し、スライド金具11が取付け
られた側の天井板15を水平レール18に取付固定する
ことが出来る。
【0018】上記実施例に於いては、軒天井に天井を施
工する方法について記述したが、巾広の天井に多数枚の
天井板を並列して取付ける場合には、図6に例示するよ
うに、複数の逆T型の水平レール18a を吊具20を介
して野縁21より所定の間隔を保って吊下げ、これ等の
水平レール18a を天井板15と天井板支持金物10との隙
間に挿入することによって、巾広の天井を安定した状態
で構成することが出来る。
【0019】このように水平レール18、18a に取付
けた天井板15は、これ等の水平レール18、18aに沿って
移動することが出来るので、手前側の一個所で全部の天
井板15を天井に施工して、これ等を順に奥くの方にス
ライドして送ることによって天井を構成することが出来
る。
【0020】上記実施例に於いては、天井板支持金物1
0の一端にスライド金物11を取付けた実施例について
説明したが、図7(A),(B),(C),(D) に示す如く、天井板
15を左右に移動させることによって、水平レール18
を天井板15と天井板支持金物10との隙間に挿入し
て、天井板15を天井に取りつけることが出来る。この
場合には、天井板15と壁面17との間に隙間が生ずる
ので、この隙間に廻り縁22を取付けることが出来る。
この廻り縁22は前述の隙間を埋めると共に、天井板1
5が振動等によって移動したり、外れたりすることも防
止することが出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る天井の構成方法は、上述の
如き構造と作用とを有するので、従来の如く天井板を野
縁等に釘打ちすることなく、簡単な作業で天井に確実に
取付けることが出来る。
【0022】また、天井の構成に当たっては、天井板が
水平レールに沿って使用してスライドし得るので、手前
の個所で奥全体の天井を張ることも出来る。更に、天井
板は天井板支持金物によってその裏面を支持されると共
に、該天井板支持金物とスライド金具とを介して水平レ
ールに取付けられているので、天井板を安定させること
が出来、台風や地震の際に天井板が移動したり、落下す
ることを防止することが出来る等の特徴を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を軒天井に使用した場合の一部切欠側
面図である。
【図2】図1の両端部の構成を示す拡大説明図である。
【図3】構成部品を示す斜視説明図である。
【図4】施工の手順を示す側面図である。
【図5】施工完成後の斜視図である。
【図6】本願発明を一般の天井に使用した例を示す側面
図である。
【図7(A),(B),(C),(D)】他例の構成方法を示す説明図
である。
【図8】従来例を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 下地材 2 天井 3 天井板 4 釘 5 鼻隠し 10 天井板支持金物 11 スライド金具 12 バネ材 13 ネジ 14 ストッパー 15 天井板 16 スペーサー 17 壁面 18 水平レール 19 ネジ 20 吊具 21 野縁 22 廻り縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−73123(JP,U) 実開 平2−68924(JP,U) 実開 昭63−69209(JP,U) 実開 昭61−3819(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/30 E04B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井板を天井に取付けて構成する方法に
    於いて、天井板の裏面に天井板支持金物を取付け、かつ
    両側の壁面に水平レールを取付け、更に前記天井板支持
    金物の端部にスライド金具をスライドし得る如く取付
    け、該スライド金具を前記水平レールに向ってスライド
    してその先端部を水平レール上に当接することによって
    天井板を天井に取付けて天井を構成することを特徴とし
    た天井の構成方法。
  2. 【請求項2】 前記天井板支持金物の端部に取付けられ
    たスライド金具にバネ材を固定し、このバネ材によって
    スライド部材を一方向にスライドし得る如く構成したこ
    とを特徴とした請求項1の天井の構成方法。
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