JP3167901B2 - 含Cr溶鋼の脱炭精錬方法 - Google Patents
含Cr溶鋼の脱炭精錬方法Info
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Description
精錬方法に関し、特にCrの酸化ロスを低減しつつ、効
率的な脱炭を行おうとするものである。
Crにより炭素の活量が大幅に低下するため、普通鋼に
比べて脱炭が困難である。通常、含Cr溶鋼の脱炭精錬
では鋼中炭素を脱炭するために送酸を行うが、次式に示
すように、この送酸により鋼中の脱炭と同時にCr酸化
が起こる。
分、( )を付して示したものはスラグ中の成分であ
る。酸化ロスしたCrは、送酸終了後、高価な還元剤を
利用して下式に示すような反応により鋼中に還元する。 (Cr2 O3 )+3/2・〔Si〕=2〔Cr〕+3/
2・(SiO2 ) Cr酸化ロスの増大は、その後の還元剤使用量が増加す
るため大きなコストアップにつながる。そのため含Cr
溶鋼ではCrの酸化ロスを抑え、優先的に脱炭を行うこ
とが重要である。
O平衡は、ヒルティ (Hilty)の関係で示される。
Pco(CO分圧) 、高〔%C〕、かつ高温であるほどC
が優先的に酸化する。従って、Cr酸化ロスを少なく脱
炭を効率的に行うためには、温度を高温にすることが重
要であり、〔%Cr〕/〔%C〕の大きさがその指標と
なる。しかしながら、脱炭吹錬初期は、Fe−Crやスクラ
ップ等の副原料が添加されるために温度が低下し、Cr
酸化が顕著となる領域であり、Cr酸化ロス量が増加す
る。脱炭吹錬初期におけるCr酸化ロスを低減するに
は、精錬初期から溶鋼を高温にする、低温でCrが酸
化しても炭素により還元する、ことが熱力学的に重要で
あり、の例としては、特開昭59−21367号公報
に開示された技術がある。
ンス高さを上昇し、上吹きランスの送酸をソフトブロー
にすることにより、鋼浴上において脱炭反応生成物とし
て生じるCOをCO2 ガスに転化させる酸化反応を促進
させ、その際に生じる発熱エネルギーを、浴面下に吹込
まれる酸素及び不活性ガスにより生じる鋼浴の激しい攪
拌を介して鋼浴内に伝播させる、いわゆる2次燃焼促進
効果により鋼浴温度を上昇させ、脱炭反応を有利な方向
に進めるものである。しかしながら、この技術では、ラ
ンス高さを上昇させることにより、2次燃焼に使用され
るO2 が多くなり、その分鋼浴に供給されるO2 が減少
し、酸素効率の低下を招く。
反応により生成したCOガスの2次燃焼向上により溶鋼
の温度上昇を図る方法では、上吹き酸素はCOの2次燃
焼に使用する比率が増加し、上吹きランスからの供給酸
素の脱炭酸素効率が低下するという問題があった。
することを目的とし、脱炭精錬初期に酸化ロスしたCr
をCにより還元する効果、Cの燃焼による初期昇温の効
果、その結果高温で高〔%C〕という平衡的にCr酸化
を少なくする効果により、吹錬初期におけるCrの酸化
ロスを低減する技術を提供するものである。また、この
発明は、上記した初期の脱炭精錬に引き続き、上吹きガ
スとして不活性ガスのみを用いて溶鋼表面強攪拌状態で
吹き付けることにより、脱炭精錬後期におけるCr酸化
ロスを低減すると共に、溶鋼温度の無用の上昇を抑制す
る技術を提供するものである。
解決する手段として、含Cr溶鋼の脱炭精錬において、
脱炭精錬初期に炭素源を脱炭炉内に添加して、脱炭精錬
初期のCr酸化ロスを低減することを特徴とする含Cr
溶鋼の脱炭精錬方法を提供する。脱炭精錬開始時は、含
クロム粗溶鋼または溶銑の状態で炭素濃度はほぼ飽和で
あり、脱炭の進行に伴って〔C〕が低下し、かつ脱炭反
応熱により浴温度が上昇する。ここでいう炭素源添加
は、 昇熱源として高炭域での浴温度を上昇させる 昇温中における炭素飽和濃度期間を長くする ことが目的であり、いずれも次式(1) の反応を促進させ
るものである。 (Cr2 O3 )+3C* =2〔Cr〕+3CO --- (1) *ここでは鋼中Cもしくは炭素源
度の低下により、次式(2) に示すCr酸化が顕著となる。 2〔Cr〕+3/2・O2 =(Cr2 O3 ) --- (2) 従って、脱炭初期のCr酸化量は、 (2)式の反応を小と
し、 (1)式の反応を大とすることにより、低減される。
本発明の炭素源添加は、上記,により、 (2)式の反
応を低減すると共に、(1) 式の反応を促進させようとす
るものである。なお、炭素源の添加は、溶鋼中であって
も、溶鋼上面であってもいずれでもよい。また、本発明
において脱炭精錬初期とは、含Cr溶鋼中の炭素濃度が
1%以上における脱炭精錬工程を言う。
炭素源添加は、脱炭精錬開始から溶鋼温度が1500℃
に至るまでの間、溶鋼中の炭素が少なくとも飽和濃度を
維持する量の炭素源を添加することが好ましく、かかる
炭素源添加は、条件により、脱炭精錬開始時に一括して
投入してもよく、あるいは、脱炭精錬開始以降に順次間
欠的又は連続的に時系列的に投入してもよい。
ス中の見掛けの2次燃焼率 %CO2/(%CO + %CO2)
を30%以上に保持するように、送酸を調整することも随
意である。以上の脱炭精錬により含Cr溶鋼中の炭素濃
度が1%に到達した以降に、引き続き上吹きガスとして
不活性ガスのみを用いて溶鋼表面強攪拌状態で吹き付
け、極低炭素領域まで脱炭することは有利である。その
際、上吹き不活性ガス量は、底吹き精錬ガス(酸素ガス
と不活性ガスとの混合ガス又は不活性ガス)量の0.7
倍以上とすることが好ましい。
中にCr源としてFeCrなどの副原料を投入するため
温度の低下を招く。含Cr溶鋼では、平衡論的な観点か
ら高温であるほど優先脱炭となり有利となるため、低温
であるCr酸化の生じ易い脱炭吹錬初期のCr酸化ロス
を低減することが重要である。本発明では脱炭初期に、
炭素源としてたとえばコークス30kg/t−steel 以上
を溶銑に添加することによって過剰コークスの状態と
し、低温でCr酸化の生じ易いCr溶鋼の脱炭吹錬初期
において、酸化ロスしたCrを過剰コークスにより還元
することができる。上吹きガスの攪拌により次の反応式
による反応が促進されるためである。
で、Cの活量は1である。従って、上記式の反応は進行
し易い。その結果、脱炭吹錬初期において、Crが酸化
しつつ還元されるため、トータルでCr酸ロスが少ない
吹錬となる。また、この場合、排ガス中のCO量が増大
するため、排ガスが高エネルギーとなる。さらにカーボ
ン飽和状態ではCr源として使用するFeCr合金と活
量1の炭素との反応により、FeCr中にCが浸炭し、
共晶温度で溶け出すようになるので融点が下がり、その
ためFeCr合金の溶解が容易になる。また、炭素量が
多いために、目標の炭素濃度に到達するまでの間の脱炭
量が多く吹錬トータルの熱が多くなるため、投入した炭
素源が熱源となり、スクラップ、冷銑などの冷材も多量
に使用することが可能となる。
る。脱炭精錬開始から溶鋼温度が1500℃に至るまで
の間、溶鋼中の炭素が少なくとも飽和濃度を維持するよ
うに添加することによって、炭素酸化反応を起こさせて
溶鋼温度を上昇させ、Cr酸化ロス反応を抑制する。こ
こでは平衡的に高温ほど有利であるが、FeCr等の投
入時に溶鋼温度が下がるため、そのときに酸化し易くな
る。そこで、FeCrの融点(約1500℃)まではC
飽和を保持し、Cr酸化が生じてもCで還元できるよう
に、〔%C〕が1以上の炭素飽和濃度を維持すべき温度
は1500℃に定めた。なお、一般的なFeCr合金
(Cr:50〜65%、C:5〜8%、Si:1〜5%)の
溶解温度は1550℃程度であるが、カーボン飽和状態
では上述したとおり融点が下がり、約1500℃とな
る。
素源を一括して添加することでもよいが、この場合でも
冷材として作用するのを避ける必要がある。上記150
0℃に至るまで、炭素酸化反応の推移に応じ連続又は間
欠的に時系列的に投入することが理想的である。とはい
え、実際には、連続添加は特別の添加装置を用いなけれ
ば容易ではないので、一時添加、間欠添加又は分割添加
が実際的である。
おける溶鋼温度推移曲線11、溶鋼中の炭素濃度推移曲線
12、溶鋼中のCr濃度推移曲線13を示す。実験条件は、
上吹き酸素ガス流量:2.0 Nm3/min/t 、底吹き酸素ガス
流量:0.7 Nm3/min/t 、ランス高さ:3.8 mである。図
5は、従来技術(特開昭59−21367号公報)、図
6は本発明の実施例である。本発明では初期の温度上昇
は幾分小さいもののCr酸化ロスが抑制されるためにC
r濃度の減少は少ない。また同じ炭素濃度が1%におけ
る温度を比較した場合、従来技術では1650℃であっ
たのに対し、本発明例では1680℃まで上昇した。こ
れは1%までの脱炭量が大きいためである。
ガス中の %CO2/(%CO + %CO2)の比率を30%以上
に保持するように、送酸を調整することについて説明す
る。この調整は、ランスのブロー方向の調整、ランス高
さの調整等によるいわゆるソフトブローによって実現す
ることができるが、その他、多孔ランスなどランス形状
を変えることよってもソフトブローを実施することがで
きる。通常は %CO2/(%CO + %CO2)の比率すなわ
ち見掛けの2次燃焼率の値は20〜28%であるが、上
記の方法では50%程度まで上昇させることが可能であ
る。
まで、上記した脱炭精錬を行い、その後さらに引き続き
底吹きを継続しながら、上吹きガスとして不活性ガスの
みを用いて、これを全領域あるいは一部の領域について
溶鋼表面強攪拌状態で吹き付け、極低炭素領域まで脱炭
する技術を付加すると、溶鋼表面におけるスラグ−メタ
ル反応によりスラグ中のCr酸化物の還元を促進するこ
とができ、併せて温度上昇を抑制することができる。そ
のため、初期温度を上昇した場合に懸念される脱炭終了
時における温度上昇を効果的に抑制することができる。
一般に初期の温度に関わらず、脱炭末期の低炭素領域で
はCr酸化が起こり易くなる。Cr酸化が生じるとその
反応は脱C反応に比べはるかに大きい発熱反応であるた
め、溶鋼温度は上昇する。従って、従来法に比べて初期
の温度が高い場合、その後にCr酸化が活発になると、
溶鋼温度は1750〜1800℃というような耐火物に
悪影響を与える温度になる。本発明では、かかる温度の
上昇を、クロム酸化物を還元することによって抑制する
と共に、Cr酸化ロスの一層の低減を図ることができ
る。
ガスを吹き付けることは、例えば、加藤らが導出した下
記の(1) 式を用いた上吹きガスによる攪拌動力密度
面の凹みを示す下記の(2) 式で示されるRの値が0.0
8以上である状態を示す。
と) L =Ln ・exp(−0.78h/Ln )(mm) Ln =63.0(F/n・d)2/3 であり、h=0の時のL
値 F:ガス流量(Nm3/h) h:ランス高さ(mm) n:ノズル孔数 d:ノズル孔径(mm)
して吹き付ける不活性ガス量は、底吹き精錬ガス(酸素
ガスと不活性ガスとの混合ガス又は不活性ガス)量の
0.7倍以上とすることが好ましい。というのは、かか
る条件で吹き付けを行えば、次式の反応が (Cr2 O3 )+3〔C〕=2〔Cr〕+3CO よりスムーズに進行して、Cr2 O3 のより一層の還元
ひいては温度降下が期待できるからである。
ガス、また底吹きガスとして(酸素+窒素)ガスを使用
し、鋼中C濃度が0.15〜0.01%程度となるまで
脱炭精錬した場合における、上吹きガス流量比とCr酸
化量及び〔%C〕=0.01脱炭する間の温度変化量と
の関係について調べた結果を、図8,図9にそれぞれ示
す。
ス流量比を0.7倍以上とすれば、Cr酸化ロスが減少
するだけでなく、溶鋼温度の効果的な低減も達成されて
いる。なお、このような溶鋼表面強攪拌吹き付け処理
は、上記したような初期脱炭精錬に引き続く後期脱炭精
錬としても、またかかる後期脱炭精錬終了後、還元剤に
より鋼中の有価金属を回収しない未還元法または軽還元
法において、スラグの全部または一部を残留させてスラ
グのリサイクル使用を行う場合にも、好適に使用するこ
とができる。
す。実験は5tの試験炉を用いて行った。実験条件を表
2に示す。表2の実施例1の実験条件における、脱炭精
錬初期における添加コークス量と脱炭精錬開始から〔%
C〕=1に到達するまでのCr酸化ロス量との関係を図
2に示す。添加したコークス量の増加に伴い、Cr酸化
ロス量が少なくなっていることが判る。
炭精錬初期における添加コークス量と〔%C〕=1にお
ける溶鋼温度との関係を示す。添加コークス量の増加に
伴い、〔%C〕=1までの炭素酸化反応量が増加し、溶
鋼温度が高くなっている。従って、この温度が適正温
度、たとえば1680〜1720℃になるように、操業
条件に応じて添加炭素源の添加量を決定すればよい。
=1における溶鋼温度上昇により、吹錬前半において脱
炭効率が上昇し、Cr酸化ロスが低減された。その結
果、吹き止め後の還元用のSi原単位が低減し、精錬コ
ストを削減できることになる。図4はこの例を示すもの
で、上記図1に示した5トン実験炉における吹き止め炭
素濃度と還元用Si原単位(スラグ中のCr2 O3 が
0.2%以下となるまで還元するのに必要な量)の関係を
示したものである。
投入するのに対して従来法では投入量は0である。実施
例の方が従来法に比べて〔%C〕=1における温度が高
い。また投入コークス量を増加するに伴って温度が高く
なる。ここで吹錬開始温度は1250〜1300℃でそ
ろっている。
g/tに統一し、3回に分けて投入したものである。結
果を実施例2-1と共に表3示す。コークス投入以外の条
件は実施例2-1と同様である。実施例2-2のように、同
じコークス量を投入する場合でも、複数回に分けて投入
する方が〔%C〕=1までの昇温にとって有利である。
これは吹錬中、一括してコークスを投入するのに対し
て、複数回に分けて投入する方が投入の際の温度変化が
少ないためである。
を 2.5, 3.0, 3.5 mと変化させた。他の条件は実施例
1と同様である。この時コークス投入量は20kg/t
一定とした。結果を表4に示す。表4よりランス高さL
Hを上昇させ、2次燃焼率を向上させることにより昇熱
係数が大きくなり〔%C〕=1における温度が上昇する
ことが明らかである。なお、表4中の2次燃焼率とは、
排ガス中における見掛けの %CO2 /(%CO + %CO2)
比率のことである。
場合には、脱炭速度が遅くなるので、溶鋼温度および
〔%C〕に応じて、2次燃焼促進を実施するタイミング
を決定する必要がある。具体的には脱炭反応が活発に進
行する時期に行うことが好ましい。
温が良い条件として、コークス40kg/t、ランス高
さLH=3.5mで実験を行った。条件を表5に示す。
この例では、〔%C〕=0.25目標で測温サンプリン
グをし、その時点の溶鋼温度を測定すると共に、吹止
〔%C〕=0.1で再び測温サンプリングを行った。そ
してその間の溶鋼温度変化及びCrロス量を調べた。上
記の2点のサンプリング間の〔%C〕及び溶鋼温度の変
化を図10に示す。溶鋼温度変化は上吹き窒素を実施し
ている間、それぞれ dT/dt=0〜5℃/min (比較例) dT/dt=−3℃/min (実施例) であった。また同時にこの間のCrロス量を調査したと
ころ表6のようになった。但し、〔%C〕=0.1〜
0.3の領域で変化しているものに限る。上吹窒素実施
時間は10〜15分で統一した。表6から明らかなよう
に、この発明法ではCrロス量の低減と共に、溶鋼温度
の降下が見られた。
表7に示す。脱炭精錬後のスラグのリサイクル方法は、
一旦スラグ専用容器に排出してからリサイクルする方法
(比較例)と炉内にそのまま残留させる本発明法との2
種類について行った。2つの方法を図11に比較して示
す(水準A,B)。また、水準Bの中で昇熱用のコーク
スを使用する水準2と使用しない水準1を行った。結果
を表8に示す。同表から明らかなように、水準Aに比べ
て水準Bの方が処理開始の温度が高い。又、水準1に比
べコークスを使用した水準2の方が還元率が向上してい
る。また、スラグリサイクを行わない場合(水準C)に
も〔%C〕=1の時点における温度が高いほどCr酸化
が少ないこと判る。
=1における)とスラグ中残留クロム濃度との関係につ
いて調べた結果を示す。同図に示したように、〔%C〕
=1において、1650℃以上に昇温することによりス
ラグ中のクロムをほぼ還元することができた。
り不活性ガスを吹き付けた。この実験の条件を表9に、
またその結果を表10に示す。上吹きにより不活性ガス
をより高流量吹き付けることにより、特に底吹きガスの
0.7倍以上のガス量を吹き付けることにより、効果的
にCr酸化量の低減および溶鋼の温度降下が達成されて
いる。
に炭素源を溶湯に対して過飽和となるように添加し、脱
炭精錬初期にCr酸化により生じたスラグ中Cr2 O3
をCによって還元することにより、Cr酸化ロスを効果
的に低減することができる。また、所定の炭素濃度まで
の脱炭量増加により溶鋼の温度上昇が可能となった。こ
の2点により含Cr溶鋼の脱炭精錬におけるCr酸化ロ
スが減少した。さらに、上記の初期脱炭に引き続き、上
吹きガスとして不活性ガスのみを用いて溶鋼表面強攪拌
状態で吹き付けることにより、脱炭精錬後期におけるC
r酸化ロスの低減ならびに溶鋼温度の上昇の抑制も併せ
て実現することができる。
る。
錬開始から〔%C〕=1 に到達するでのCr酸化ロス量
の関係を示すグラフである。
C〕=1における溶鋼温度との関係に示すグラフであ
る。
示すグラフである。
移、溶鋼中の炭素濃度推移、溶鋼中のCr濃度推移を示
すグラフである。
移、溶鋼中の炭素濃度推移、溶鋼中のCr濃度推移を示
すグラフである。
グラフである。
る間の温度変化量との関係を示すグラフである。
ある。
ルする方法(a)と炉内にそのまま残留させる方法
(b)を比較して示す図である。
スラグ中残留クロム濃度との関係を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 含Cr溶鋼の脱炭精錬において、脱炭精
錬初期に炭素源を脱炭炉内に添加して、脱炭精錬初期の
Cr酸化ロスを低減することを特徴とする含Cr溶鋼の
脱炭精錬方法。 - 【請求項2】 前記炭素源添加は、脱炭精錬開始から溶
鋼温度が1500℃に至るまでの間、溶鋼中の炭素が少
なくとも飽和濃度を維持するように添加することを特徴
とする請求項1記載の含Cr溶鋼の脱炭精錬方法。 - 【請求項3】 前記炭素源添加は、時系列的投入である
ことを特徴とする請求項1または2記載の含Cr溶鋼の
脱炭精錬方法。 - 【請求項4】 体積%で、精錬排ガス中のCO2 /(C
O+CO2 )の比率を30%以上に保持することを特徴
とする請求項1,2または3記載の含Cr溶鋼の脱炭精
錬方法。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の処理の
後、引き続き上吹きガスとして不活性ガスのみを用いて
溶鋼表面強攪拌状態で吹き付け、極低炭素領域まで脱炭
すること特徴とする含Cr溶鋼の脱炭精錬方法。 - 【請求項6】 上吹きガスとしての不活性ガスの吹き付
け量が底吹き精錬ガス量の0.7倍以上である請求項5
記載の含Cr溶鋼の脱炭精錬方法。
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- 1995-10-05 JP JP25879395A patent/JP3167901B2/ja not_active Expired - Fee Related
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