JP3167834B2 - 体温データ管理システム - Google Patents

体温データ管理システム

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JP3167834B2 JP16804593A JP16804593A JP3167834B2 JP 3167834 B2 JP3167834 B2 JP 3167834B2 JP 16804593 A JP16804593 A JP 16804593A JP 16804593 A JP16804593 A JP 16804593A JP 3167834 B2 JP3167834 B2 JP 3167834B2
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体温データ管理システ
ム、詳しくは日々測定された体温データを電子的に管理
する体温データ管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先に携帯可能なこの種の
システムとして、特願平4−96412号として出願し
た。この出願によれば、体温計に設けられた液晶表示部
には測定して選られた温度を使用者に知らせるべくデジ
タル表示すると共に、その表示部の一部を測定温度値に
対応して点滅させるものである。実際に、測定し終えた
場合にはその体温計を装置本体の所定の箇所に挿入する
ことになるが、その操作が完了すると体温計の表示部の
点滅を光学的に読み取り、その測定結果を装置本体のR
AM等に記憶領域に記憶管理する。つまり、無接点で測
定体温を体温計から取り出すことになる。そして、操作
者にわかり易いように、液晶表示部に過去に測定された
体温をグラフィックに表示することをも可能としてい
る。
【0003】かかる装置は、体温計自身の構造は従前の
それに比較して、測定して選られた体温に基づいてその
表示部の所定領域を点滅させる機能のみを用いれば良い
ことになるから、実質的に体温計内部のプログラムの変
更のみで対処でき、コスト低減が図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体温計
そのもののコスト低減が図れても装置全体からみれば、
今一つの感は否めない。
【0005】ところで、液晶表示装置は、表示するドッ
ト数が多ければ多いほど高価になることは周知のことで
ある。換言すれば、表示可能ドット数が少ないほど、コ
スト的に有利になる。
【0006】そこで、装置本体に備えられた液晶表示部
の表示可能ドット数を少なくしてコスト低減を図ること
が考えられるが、これでは体温データの経過のグラフィ
ック表示が雑になり、見ずらくなったりわかりにくくな
ったりする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題に鑑
みなされたものであり、比較的安価な液晶表示記を用い
て測定された過去の体温の月単位の推移をわかり易くグ
ラフィック表示することを可能にする体温データ管理シ
ステムを提供しようとするものである。
【0008】この課題を解決するため、本発明の体温デ
ータ管理システムは以下に示す構成を備える。すなわ
ち、体温計と該体温計から測定された体温データを取り
出し、記憶管理する装置から構成される体温データ管理
システムであって、体温推移をグラフ表示するため、ド
ット単位に表示・非表示を制御可能な表示部と、測定さ
れた体温データから表示対象の月における平均体温値を
算出する算出手段と、前記表示部内のグラフ表示領域に
おける縦方向を温度座標、横方向を日付座標とし、当該
温度座標の中央位置より所定ドット分だけ上方向の位置
を前記平均体温値に対応する座標位置として決定して、
温度推移のグラフを表示するグラフ表示手段とを備え
る。
【0009】また、本発明に好適な実施例によれば、表
示部に1ヶ月分の体温グラフを表示するモードと画面を
上下に2分割し、注目する月のグラフとその前月のグラ
フを表示するモードの2つがあることが望ましい。
【0010】そして、各々のモードに応じて、平均体温
値に補正するドット数が異なることが望ましい。
【0011】
【作用】かかる本発明において、グラフ表示する場合に
は、表示対象の月の平均体温を算出し、その算出された
平均体温値が縦軸の中央より所定ドット分だけ上方向に
なるようにし、グラフを表示する。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0013】<装置構成の説明(図1、2)>図2に実
施例における体温データ管理装置の概観を示す。
【0014】図示において、100は装置本体であり、
200は体温計である。
【0015】装置本体100において、110は各種操
作キーが設けられた操作キー群であり、過去のどの月の
データを表示するか、どのようなグラフで表示するか、
或は次回の排卵日や月経等がいつか、更には表示された
グラフ中の特定の日付けを選択したり、表示するグラフ
の表示を注目している月の前或は後を表示させるための
複数のスイッチが設けられている。120は横31×縦
32ドットのドット単位の表示が可能な液晶表示部(以
下、ドットLCDという)、130は体温計を収納保管
するための収納口である。140は日付、時間、体温、
更には次回の排卵日や次回の月経日等を表示するための
複数の7セグ液晶から構成される7セグ液晶表示部(以
下、7セグLCDという)、150は装置本体を保護す
るカバーである。このカバー150の部位160には磁
石が納められていて、体温計200が収納口130を投
して内部に装填しているときに、そのカバーを閉じるこ
とによって、体温計200内に磁気スイッチ(図示せ
ず)を作動させ、体温計の電源を遮断する。体温計20
0には、測定結果である体温を確認し易いようにLCD
210が設けられている。
【0016】かかる、装置における通常の使用法は次の
如くである。
【0017】先ず、操作キー群110を操作して、毎朝
何時にアラームを鳴らすか設定しておく。使用者は、そ
の時刻になってそのカバー150を開け(これによって
体温計200はもとより、装置本体のメイン回路への電
源が投入されることになる)、口中検温を行う。そし
て、体温測定が完了したら、その体温計200を装置本
体100の収納口130に体温計200を図示矢印方向
に差し込む。装置は、この体温計の装着を検出して、そ
の体温計より測定データを取り込み、不揮発性RAMに
そのデータと測定日時情報と共に記憶する。これを毎日
繰り返すことになるが、使用者は操作キー群110を操
作して、過去に測定されたデータをグラフ化してみた
り、装置に次期排卵日を推測させてそれを表示させたり
することになる。
【0018】図1に実施例の装置のブロック構成図を示
す。
【0019】図示において、1は装置本体100の制御
を司るCPU、2は体温計200が装置本体100の収
納口130を通して最後まで押し込まれた場合に作動す
るスイッチ、3は体温計200のLCD210の所定位
置に設けられたマーク(図3における符号220)の点
滅から測定された体温データを光学的に読み取る読み取
り部である。4は装置全体の制御に係るプログラムを記
憶しているROMであり、後述する図6のフローチャー
トに係るプログラムもどうように格納されている。5は
CPU1のワークエリアとして使用されたり、測定して
選られたデータを記憶しているRAMである(常時、バ
ックアップ電源によってその記憶内容が保持されてい
る)。従って、CPU1はグラフ表示を行う場合には、
このRAM5内に格納されたデータを参照にしてその処
理を行うことになる。
【0020】6もカバーの開閉に拘らず、電源が供給さ
れ、計時するタイマであり、先に説明した様に、このタ
イマ6は目覚まし時計としても使用される。7はブザ
ー、8は7セグLCD140の表示制御を行うLCDコ
ントローラ(LCDC)、9はドットLCD120の表
示制御を行うLCDCである。
【0021】<データ読み取りの説明>先に説明したご
とく、実施例の装置本体100は体温計200から電気
的に無接触で測定データを読み取る。
【0022】このため、体温計200内の不図示のCP
Uは測定して選られた体温データをそのLCD210に
表示するとともに、図3に示す如くLCD210中の体
温計の先端に向かう位置に設けられたマーク220を測
定データに従って点滅させる。但し、図示では全ての液
晶可能部位を点灯している状態を示している。
【0023】ここで、実施例では、LCD210を通常
のそれより体温計の先に近い位置に設け、そしマーク2
20をそのLCD210内で先端(体温検出部位)に近
い位置に設けた。これには理由がある。それは、実施例
においては、LCD210は反射型液晶表示器を採用
し、マーク220を点滅させて光学的に検出するためで
ある。
【0024】より簡単に説明すると、一般に反射型液晶
がもっとも反射するのは可視光である。従って、マーク
220の点滅を検出する読取部3が外部の光の影響をな
るべく少なくするためには、収納口130からなるべく
離れたところにあるのが良い。この理由により、マーク
220を体温計200の先端になるべく近い位置に設け
たわけである。もちろん、それを読み取る読取部3も対
応する位置に設けることになる。
【0025】さて、体温計200が装置本体100に収
納され、スイッチ2によってそれを検出すると、CPU
1は読取部3に対してマーク220の点滅のシリアルデ
ータとして取り込みを開始させる。
【0026】図4に、実施例における読取部3の具体的
構造を示し、以下その動作を説明する。
【0027】駆動回路31はCPU1から上記指示を受
けると、LED30を点灯させ、体温計200のマーク
220に光をあてる。この間、体温計200内の不図示
のCPUは測定して得られた体温値に対応するデータを
転送すべく、マーク220を点滅させる(転送しようと
するビットデータに応じて点滅する)。
【0028】この点滅によって、受光素子32がその反
射光の強度を検出し、それに対応するアナログ信号を出
力する。このアナログ信号はA/D変換器33によって
適当な閾値と比較され、論理レベル(デジタル信号)に
変換しCPU1に転送する。CPU1はこの信号を受け
て、それでもって測定された体温データを換算し、日付
情報と共にRAM5に記憶する。
【0029】ところで、一般に液晶表示装置は、その反
応速度は例えばCRT等と比較すると極端に遅く、転送
しようとしているデータ(ビット)に応じてマーク22
をオン/オフ(点滅)させようとしても、1秒間に10
数ビットかそこらがせいぜいである。加えて、例えば、
液晶がオンされている状態が継続中に、瞬時的にオフに
して再度オン状態を継続させる場合、そのオフになるべ
きところが比較的なりにくい(検出しにくい)という問
題があることがわかった。換言すれば、適当にオン/オ
フを繰り返した方が良いことがわかった。
【0030】図5を用いて説明する。今、図示の如く体
温計200側がビット“01001110…”のデータ
を転送するため、NRZ(Non Return to Zero)方式で
LCD210のマーク220を点滅させるとすると、ど
うしても先に説明したごとく、同じビット状態が続いた
後に異なるビットになることは避けられない(データに
よってはならない場合もあるが、それでは問題点を解決
することにはない)。
【0031】そこで、本願発明者は、ビット状態に拘ら
ずオン/オフを繰り返すPE(Phase Encoding)やFM
(Frequency Modulation)方式、更には図示はしていな
いがMFM(Modified Frequency Modulation)方式を
用いることが好ましいとの結論に達した(FM,MFM
がより好ましい)。尚、かかるPE、FM或はMFM方
式自身は広く知られている方式であるので、それ自身に
対する説明は省略するが、実施例での特徴とするところ
は、こと液晶を点滅させてデータを転送する場合に用い
た点にある。これによれば、同じ転送レートでもNRZ
よりPE、FM方式の方が信頼性が増す(換言すれば、
NRZ方式よりより早い転送レートを採用できる可能性
を秘めていることになる)。
【0032】<グラフ表示の説明>次に実施例における
体温データのグラフ表示について説明する。
【0033】実施例においては、体温データの表示を1
ヶ月分のデータをドットLCD120に表示するモード
と、2ヶ月分のデータをドットLCD120に画面を上
下2分割して表示数モードを備える。このモード及びど
の月を表示するかは、操作キー群110の指示による
が、デフォルトで最新のデータを含む月を表示する。
【0034】まず、1ヶ月表示モードについて説明す
る。
【0035】図7〜9は実施例における1ヶ月の体温デ
ータのグラフ表示(今日が29日の場合、或は表示指定
した月が2月(=29日)の場合)の一例を示してい
る。但し、グラフを表示した場合には、それがいつのデ
ータであるのか理解できるように、7セグLCD140
には表示中のデータの年及び月を表示する。
【0036】一般に、基礎体温の経過をみると、比較的
体温の低い期間(低温期)と高い期間(高温期)があ
り、低温期から高温期に変化するときに排卵があって、
高温期から低温期に変化するときに月経があるとされて
いる(このとき、どちらの場合にも体温は低くなる)。
従って、図示のA点付近に排卵があり、B点付近に月経
があることになる。但し、月経については、使用者がそ
れがあったことを明記するため、操作キー群110を操
作して、月経のあった日を指示する。図示において、最
下の3つのドットがオンになっているのは、この期間で
あることを使用者が指示していることを示している(そ
の旨もデータとして記憶保存される)。
【0037】さて、実施例におけるドットLCD120
は横31ドット、縦32ドットとしたことは既に説明し
た。横31ドットとしたのは、実施例では1ヶ月単位に
表示するものであり、最大31日分のドットを用意すれ
ば良いことが理由である。また、縦方向32ドットとす
るのは、それが以下に説明する処理から明らかになる
が、本実施例の如く処理を行えば合理的に体温の推移が
表現可能であるからである。
【0038】ここで、限られた高さ方向のドット数32
をどのように活用するかが問題となるであろう。
【0039】実施例における体温計200の測定可能温
度範囲は、婦人用及び一般用測定範囲として35〜38
°C、最小表示単位は0.01°Cであり、それを越え
る一般用測定範囲の32°C〜35°C及び35°C〜
42°Cでは0.1°Cの最小表示単位とした。
【0040】高精度に測定する範囲、すなわち、婦人用
測定範囲として3°Cの幅があり、実施例のドットLC
D120の縦方向が32ドットであることを考えれば、
1ドットは約0.1°Cになる。つまり、画面最下ドッ
ト位置を35°C、最上ドット位置を38°Cにするこ
とが考えられる。確かに、この精度に従えば、低温期や
高温期は判別可能となるが、実施例における1ヶ月表示
モードでは1ドットを0.05°Cとして高精細に表示
することを可能とする(体温変動による表示範囲を1.
5°Cとするということ)。
【0041】これを可能とする根拠には次の2つがあ
る。
【0042】第1には、体温そのものは個人に依存する
ことである。すなわち、1.5°Cをその範囲とすれ
ば、ほとんどの婦人の基礎体温は表せるということであ
る。
【0043】第2には、仮に1.5°C以上の変動があ
っても、実際問題として低温期と高温期との区別がつく
様に表示できれば良いということである。
【0044】そこで、本実施例では、1ヶ月表示モード
においては(1ドット=0.05°C)、表示しようと
する月の体温データの平均値を算出し(或は1ヶ月分の
データを記憶できた時点で、その平均値をその月のデー
タとして記憶してもよい)、その平均体温値を画面の中
央位置Pより数ドット(実施例では4ドット)上の位置
Qになるようにした。
【0045】平均体温を表示領域の高さの半分の位置に
せず、それより高い位置に設定したのには理由がある。
それは、先に説明した様に、低温期から高温期、或はそ
の逆へ変化する際に体温は一時的に下がる傾向があっ
て、それを確認しやすくするためである。
【0046】これは図7〜図9のいずれにもあてはまる
ことである。
【0047】尚、実施例の装置では、平均値が35.8
5〜37.34°Cの範囲内にある場合には、その平均
値を図7等におけるQ位置に設定し、37.34°Cを
越える場合にはその値である37.34°Cを、また、
35.85°C以下の場合には35.85°CをQ位置
に設定する。
【0048】次に2ヶ月表示モードについて説明する。
【0049】上記1ヶ月表示モードは、最新の測定日が
その月の終わりに近い場合、或は、過去の或る月の体温
データを表示させる場合に適しているが、例えば「今
日」が月のはじめや中頃にある場合には、比べる対称が
少ないので、現在の状態を把握しにくいという問題があ
る。
【0050】そこで、この2ヶ月表示モードでは、使用
者が指定した月の体温データを画面下段に、その前月の
データを上段に表示する。但し、前述した1ヶ月表示モ
ードと同様、表示すべき月を指定せず、この2ヶ月表示
モードが指定された場合には、最新のデータが含まれる
月のデータを画面下段に表示するようにした。
【0051】図10は2ヶ月表示モードを選択した場合
の表示例を示している。但し、図示では、図7と同じ棒
グラフ表示が選択され、2ヶ月表示が指示された場合を
示している。また、指示した月の前月が30日で、最新
のデータ(現在)が25日の場合であることを示してい
る。図8、図9についても同様に表示可能であるが、図
10から容易に類推できるのでその図示は省略した。
【0052】さて、実施例における2ヶ月表示モードで
は、1ドットの持つ意味を0.1°Cとした。つまり、
1ヶ月表示モードの2分の1の領域を使用するからであ
る。そして、この2ヶ月表示モードでも、1ヶ月表示モ
ードで行われた処理を行う。但し、ドット精度は1ヶ月
表示モードの半分になるので、平均値の位置の補正量も
1ヶ月表示モードの半分、すなわち、2ドットにする。
【0053】図10におけるP’,P”がそれぞれ分割
領域の半分の高さ、Q’、Q”が補正された平均体温値
の位置を示している。
【0054】次に、実施例におけるグラフ表示にかかる
CPU1の動作処理内容を図6のフローチャートに従っ
て説明する。
【0055】尚、本処理が開始される以前に、グラフ種
類、及び1ヶ月表示モードか2ヶ月表示モードの選択、
及び、どの月を表示するのかの指示がなされていている
ものとする。但し、単に表示するようにした場合には、
2ヶ月表示モード、図10に示す棒グラフ、最新のデー
タを下段にするものとして処理されるものとする。ま
た、2ヶ月表示モードにおいては、表示する月が2つあ
るので、表示する処理は2回になる。そこで、実施例で
は1つの月についての処理のみについて説明する。
【0056】先ず、ステップS1において、表示すべき
月を決定し、ステップS3でその月のデータのRAM5
中の先頭アドレス(指定された月の1日目のデータ格納
先アドレス)を決定する。次に、ステップS5に進ん
で、その決定されたアドレス位置からその月の終わりの
日までの有効な体温データを加算し、それを有効データ
数で割ることで、平均体温値を算出する。尚、ここで言
う、有効な体温データとは、実際に検温したデータを意
味し、使用者が測定し忘れたデータは除くことを意味で
ある。
【0057】処理がステップS7に進むと、表示領域の
高さH(1ヶ月表示モードと2ヶ月表示モードとでは異
なる)の半分(=H/2)に指定された表示モードに対
応するドット数を加算し、表示しようとする領域の平均
体温の位置を確定する。
【0058】次に、ステップS9において、注目してい
る月の全データに対応するグラフ表示が完了したかどう
かを判断し、未完であると判断した場合には以下に示す
ステップS11及びステップS13の処理を繰り返す。
【0059】ステップS11においては、先に決定され
たRAM5のアドレス位置から体温データを取り込む。
そして、ステップS13に進んで、その取り込んだ体温
値及びその時点での表示モードのドット精度、更には、
2ヶ月表示モードである場合には、上段を表示するのか
下段を表示するのかに応じて、1日分のグラフを表示
し、ステップS9に戻る。尚、ステップS13におい
て、注目している体温データについて、月経フラグ(図
示せず)がセットされていた場合には、その表示領域に
おける最下ドットをオンにする。
【0060】以上、ステップS11、S13を順次繰り
返し処理することで、1ヶ月分のグラフ表示が完了する
ことになる。尚、2ヶ月表示モードが選択されている場
合には、上記処理が2回読出されることになる。
【0061】以上説明した様に本実施例によれば、体温
計200のLCD210中のマーク220はその検温部
位に近い位置に設けられているので、外光の影響をうけ
にくくしながら、装置本体100にデータを転送するこ
とが可能となる。また、この際の転送方式として、転送
すべきデータ(ビット)の状態にかかわらず或程度発振
するFM方式等を採用するので、NRZ方式に対して高
速に、しかも信頼性のある転送が可能となる。
【0062】更には、グラフ表示においては、一律に画
面の上端及び下端の温度を固定するのではなく、その平
均値に基づいて決定するので、ある程度のドット数しか
表現できない画面の有効利用が図れる。しかも、月の平
均体温を表示する領域の半分の位置にするのではなく、
適度な量だけ上乗せした位置に設定するので、低温期及
び高温期の境界の判断をより明確にすることが可能とな
る。
【0063】尚、特に詳細には説明しなかったが、実施
例の操作キー群110には、表示された月のグラフを時
間的に遡る方向に指定するキー、及び、過去から現在に
向かわせるためのキー、月経のあった日を指定するため
のキー、測定データを記憶するのか破棄するのかを指示
するキー、目覚まし時刻を設定するためのキー等各種操
作をするキーが設けられている。
【0064】<第2の実施例の説明>上記実施例では、
グラフ表示を月単位とした例であるが、実際、婦人の体
温周期はある程度の幅があり、全ての婦人の体温周期が
31日以内にあるわけではない。
【0065】そこで、本第2の実施例では、月単位にグ
ラフを表示するのではなく、周期単位に表示するもので
ある。本第2の実施例では、一例としてドットLCD1
40のドッ構成数として横方向に50ドット(50日
分)、縦方向は前述した第1の実施例と同様に32ドッ
トを用いた例を説明する。
【0066】従って、上記第1の実施例と異なるのは、
ドットLCD140の表示可能ドット数と、体温平均値
算出の範囲が周期単位(1周期表示モードと2周期表示
モード)になる点であって、その他の構成及び処理内容
は同じであるので、その説明は省略する。
【0067】さて、周期を単位としてグラフを表示する
には、その周期の始まりをどこにするかが問題となる。
本第2の実施例では、使用者が操作キー群110によっ
て月経の指示された最初の日をその開始位置とするよう
にした。
【0068】図11に本第2の実施例におけるグラフ表
示例(棒グラフ、2周期表示モードが指示された例)を
示す。図示において、最新の検温測定日は、最新の月経
が始まった日から13日目であり、その前の1周期(図
示によれば、32日周期であることがわかる)が画面上
段に表示されている。
【0069】各周期の先頭から数日は月経があったこと
を示すために、各々のグラフ表示領域の最下位置にドッ
トが付加されている。この月経期間であることを示すド
ットの表示は、RAM5内に格納された過去のデータに
基づいて行われる。
【0070】図12に本第2の実施例(前述した第1の
実施例でも同じである)におけるRAM5に格納された
体温データの格納状態を示す。
【0071】図示の如く、1つのデータは、その検温日
(検温した日と特定する情報で有れば良い)、検温デー
タ、及び使用者が月経であることを指示した場合に、そ
の旨を記憶するフラグ領域からなる。
【0072】本第2の実施例におけるグラフ表示処理を
図13のフローチャートに従って説明する。
【0073】先ず、ステップS21において、表示すべ
き周期の先頭データを検索する。つまり、表示しようと
する日のデータから過去に遡るようにデータのフラグを
調べていく処理を行う。ステップS23では、上記検索
処理でもってフラグが“1”になっているいる期間の先
頭日をグラフ表示開始位置として決定する。次に、ステ
ップS25に進んで、その決定されたアドレス位置か
ら、最新のデータ或は次回の月経初日までの期間での有
効な体温データを加算し、それを有効データ数で割るこ
とで、平均体温値を算出する。尚、ここで言う、有効な
体温データの定義は第1の実施例と同じである。
【0074】処理がステップS27に進むと、表示領域
の高さH(1周期表示モードと2周期表示モードとでは
異なる)の半分(=H/2)に指定された表示モードに
対応するドット数を加算し、表示しようとする領域の平
均体温の位置を確定する。
【0075】次に、ステップS29において、注目して
いる周期の全データに対応するグラフ表示が完了したか
どうかを判断し、未完であると判断した場合には以下に
示すステップS31及びステップS33の処理を繰り返
す。
【0076】ステップS31においては、先に決定され
たRAM5のアドレス位置から体温データを取り込む。
そして、ステップS33に進んで、その取り込んだ体温
値及びその時点での表示モードのドット精度、更には、
2周期表示モードである場合には、上段を表示するのか
下段を表示するのかに応じて、1日分のグラフを表示
し、ステップS9に戻る。尚、ステップS33におい
て、注目している体温データについて、月経フラグがセ
ットされていた場合には、その表示領域における最下ド
ットをオンにするのは前記第1の実施例と同じである。
【0077】以上、ステップS31、S33を順次繰り
返し処理することで、1周期分のグラフ表示が完了する
ことになる。
【0078】尚、通常は、1周期表示モード或は2周期
表示モードのどちらを選択するにしても、いつの周期を
表示するのかは指定しない。つまり、専ら最新のデータ
について興味が有るかである。従って、単に表示の指示
を受けた場合には、現在或は最新の測定日から過去に遡
って最初に発見した月経フラグの開始位置以降、或はそ
の前の周期の月経フラグがセットされている周期以降を
表示する。但し、操作キー群110により、過去に遡る
方向への表示指示を受けた場合には、その位置から更に
遡って周期の開始位置を検索し、表示することになる。
【0079】尚、上記第2の実施例においては、棒グラ
フの2周期表示モードのみを示したが、1周期表示モー
ド及び或は他の種類のグラフ表示について行えるのは、
もちろんであるし、先に説明した第1の実施例から容易
に推察されるので、その説明は割愛した。
【0080】以上説明した様に本第2の実施例によれ
ば、先に説明した第1の実施例と比較して、ドットLC
D120の横方向のドット数が増えるのは避けられない
が、少なくとも縦方向のドット数の有効活用がなされ
る。しかも、周期単位に表示するから、例えば2周期表
示モードを選択すれば現在がどのような状態になるのか
一目瞭然となる。
【0081】尚、本第2の実施例では、周期の基準とし
て月経の開始位置を例にして説明したが、これによって
本発明が限定されるものではない。すなわち、月経の終
わりをその周期の終わりにしても全く構わないからであ
る。
【0082】また、実施例では装置本体側のドットLC
Dのドット構成数を31×32、或は50×32とした
が、これによっても本願発明が限定されるものではな
い。なぜなら、本願発明は、限られたドット構成数の中
で如何にして意味のある体温推移を解り易くグラフ表示
するようにしたかに、その趣旨があるからである。
【0083】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、比較
的安価な液晶表示記を用いて測定された過去の体温の月
単位の推移をわかり易くグラフィック表示することが可
能になる。
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における体温データ管理装置のブロック
構成図である。
【図2】実施例における体温データ管理装置の概観斜視
図である。
【図3】実施例における体温計の液晶表示部を示す図で
ある。
【図4】実施例における読取部の構造を示す図である。
【図5】データ転送の各方式による信号状態を示す図で
ある。
【図6】第1の実施例におけるグラフ表示処理の内容を
示すフローチャートである。
【図7】第1の実施例における1ヶ月表示モードが選択
された場合のグラフ例を示す図である。
【図8】第1の実施例における1ヶ月表示モードが選択
された場合のグラフ例を示す図である。
【図9】第1の実施例における1ヶ月表示モードが選択
された場合のグラフ例を示す図である。
【図10】第1の実施例における2ヶ月表示モードが選
択された場合のグラフ例を示す図である。
【図11】第2の実施例における2周期表示モードが選
択された場合のグラフ例を示す図である。
【図12】実施例におけるRAM5に格納されたデータ
フォーマットを示す図である。
【図13】第2の実施例におけるグラフ表示処理の内容
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 スイッチ 3 読取部 4 ROM 5 RAM 6 タイマ 7 ブザー 8及び9 LCDコントローラ 100 装置本体 110 操作キー群 120 ドットLCD 130 収納口 140 7セグLCD 150 カバー 160 磁石 200 体温計 210 LCD 220 マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01K 7/00 361 G01K 7/00 361D (56)参考文献 特開 昭63−311941(JP,A) 特開 昭63−313026(JP,A) 特開 平1−141432(JP,A) 特開 平1−162635(JP,A) 特開 平3−15730(JP,A) 実開 昭62−134039(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 1/06 G01K 1/02 G01K 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体温計と該体温計から測定された体温デー
    タを取り出し、記憶管理する装置から構成される体温デ
    ータ管理システムであって、 体温推移をグラフ表示するため、ドット単位に表示・非
    表示を制御可能な表示部と、 測定された体温データから表示対象の体温周期における
    平均体温値を算出する算出手段と、 前記表示部内のグラフ表示領域における縦方向を温度座
    標、横方向を日付座標とし、当該温度座標の中央位置よ
    り所定ドット分だけ上方向の位置を前記平均体温値に対
    応する座標位置として決定して、温度推移のグラフを表
    示するグラフ表示手段とを備えることを特徴とする体温
    データ管理システム。
  2. 【請求項2】前記グラフ表示手段は、表示部に1ケ月分
    の体温グラフを表示する1ケ月表示モードと、前記表示
    部の画面を上下2分割し、注目する月とその前月の体温
    グラフを表示する2ケ月表示モードを備えることを特徴
    とする請求項1に記載の体温データ管理システム。
  3. 【請求項3】前記1ケ月表示モードと前記2ケ月表示モ
    ードでは、前記所定ドットの数が異なることを特徴とす
    る請求項2に記載の体温データ管理システム。
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