JP2576042B2 - 読書時間記憶機能付電子読書機 - Google Patents

読書時間記憶機能付電子読書機

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JP2576042B2
JP2576042B2 JP6134413A JP13441394A JP2576042B2 JP 2576042 B2 JP2576042 B2 JP 2576042B2 JP 6134413 A JP6134413 A JP 6134413A JP 13441394 A JP13441394 A JP 13441394A JP 2576042 B2 JP2576042 B2 JP 2576042B2
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敬一 吉沢
庸弘 田中
健二 牟田
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Seikosha KK
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Seikosha KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は読書時間記憶機能付電子
読書機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に読書家にとって、一冊の本を読み
終えるのにどのくらいの時間を要するのかを知ること
は、興味のあるところである。そこで、読書時間を計る
場合には、普通の時計やストップウォッチ等を用いて手
動で計時している。例えば、普通の時計を用いる場合に
は、読書開始時刻と読書終了時刻を覚えておき、それに
より後で読書時間を算出している。途中で読書を中断し
た場合には中断ごとの各読書時間を計測し、それらを集
計して総読書時間を求めるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
本と一緒に時計やストップウォッチ等の計測手段を持っ
ていないと読書時間を求めることができない。また、読
書時間の計測および集計作業を手動で行なわなければな
らないので、手間がかかる。手動であるため、つい計測
するのを忘れてしまい、正確な読書時間が求められない
ことがある。さらに集計作業の段階で計算ミスが生じる
こともある。
【0004】本発明の目的は、文章データを記憶した記
憶媒体ごとにその記憶媒体の累積読書時間を自動的に表
示可能とし、自分の読書のペースを容易につかむことが
できる読書時間記憶機能付電子読書機を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、文章データを
記憶してある記憶媒体が電子読書機本体に着脱自在であ
る電子読書機において、上記電子読書機本体には、複数
の記憶媒体の読書時間を記憶可能な読書時間記憶部と、
装着された記憶媒体から文章データを読み出すとともに
この記憶媒体の読書時間を上記読書時間記憶部から読み
出す制御回路と、上記制御回路によって読み出された文
章データに基づいて文章表示を行なうとともに、上記読
書時間と上記記憶媒体から新たに文章データが読み出さ
れた時間とから得られる上記記憶媒体の累積読書時間を
表示する表示部とを有し、上記記憶媒体からの文章デー
タの読出し終了後に上記記憶回路内の累積読書時間を上
記読書時間記憶部に記憶せしめることを特徴とする読書
時間記憶機能付電子読書機を提供することにより、上記
目的を達成するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明
する。
【0007】第1図において、1は文章データ、文章デ
ータの先頭位置を示す先頭データおよび文章データの最
終位置を示すエンドデータを記憶してある記憶媒体、2
は記憶媒体1の判別、記憶媒体1からの文章データの読
出し等の各種制御を行なう制御回路、3は制御回路2に
よって記憶媒体1から文章データが読み出されている時
間を計時する計時手段である。4は記憶媒体ごとの読書
時間を記憶する不揮発性の読書時間記憶部、5はモード
切換えスイッチ、6は読書モードにおいて、制御回路2
によって記憶媒体1から読み出された文章データに基づ
いた文章および計時手段3で計時された時間と読書時間
記憶部4に記憶されている読書時間の合計時間を順次表
示する表示部である。上記2〜6によって電子読書機本
体7が構成される。
【0008】つぎに第2図のフローチャートに沿って動
作を説明する。まず電子読書機本体7に記憶媒体1が装
着され、モード切換えスイッチ5により読書モードに切
り換えられると、制御回路2により記憶媒体1が判別さ
れ、これに対応した読書時間が読書時間記憶部4から読
み出されるとともに計時手段3の計時が開始され、この
計時手段の計時時間が読書時間記憶部4から読み出され
た読書時間に加算されて表示部6の一部に表示される。
これとともに制御回路2により記憶媒体1から文章デー
タが順次読み出され、表示部6にこの読み出された文章
データに基づいた文章が順次表示される(ステップ
)。
【0009】記憶媒体1に記憶されている文章データが
すべて読み出され、最終位置を示すエンドデータが読み
出されると、制御回路2により計時手段3の計時が停止
されるとともに文章送り動作が停止され、記憶媒体1と
対応して読書時間記憶部に記憶されている読書時間およ
び計時手段3の内容がクリアされる(ステップ)。上
記文章送り動作の途中でモード切換えスイッチ5によっ
て読書モード以外のモードに切り換えられたときには、
制御回路2による記憶媒体1からの文章データの読出し
が停止されるとともに計時手段3の計時が停止され、計
時手段3で計時された時間が、記憶媒体1と対応して読
書時間記憶部4に記憶されている読書時間に加算されて
新たな読書時間として記憶される(ステップ)。
【0010】また、読書の途中で電源がオフにされたこ
とが電源オフ検出手段(図示せず。)で検出されると、
上記読書モード以外のモードに切り換えられた場合の動
作と同様にして、制御回路2により、計時手段3の計時
が停止され、計時手段3で計時された時間が、記憶媒体
1と対応して読書時間記憶部4に記憶されている読書時
間に加算されて新たな読書時間として記憶される(ステ
ップ)。
【0011】なお、文章データの読出しが停止された個
所のアドレスはしおり登録され、再び読書モードに切り
換えられたときには、そのしおり登録された個所から文
章データの読出しが開始され、前回の続きから読書を開
始することができるものである。
【0012】以上の動作により、読書時間が自動的に計
測、集計されるものである。
【0013】なお、上記実施例では記憶媒体1からエン
ドデータが読み出されたときに読書時間がクリアされた
が、記憶媒体1から先頭データが読み出されたときに読
書時間が自動的にクリアされるようにしてもよいし、任
意の時間に手動で読書時間がクリアされるようにしても
よい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、電子読書機本体に複数
の記憶媒体の読書時間を記憶可能な記憶部を内蔵させた
ため、各記憶媒体ごとに読書時間を自動的に計測、集計
することができ、これまでに要した読書時間を把握で
き、自分の読書のペースをつかむことができる。しか
も、最後まで読み切るのに要する時間を類推することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したブロック図
【図2】第1図の動作説明のためのフローチャート
【符号の説明】
1 記憶媒体 2 制御回路 3 計時手段 6 表示部 7 電子読書機本体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文章データを記憶してある記憶媒体が電
    子読書機本体に着脱自在である電子読書機において、 上記電子読書機本体には、 複数の記憶媒体ごとの読書時間を記憶可能な読書時間記
    憶部と、 装着された記憶媒体から文章データを読み出すとともに
    この記憶媒体の読書時間を上記読書時間記憶部から読み
    出す制御回路と、 上記制御回路によって読み出された文章データに基づい
    て文章表示を行なうとともに、上記読書時間と上記記憶
    媒体から新たに文章データが読み出された時間とから得
    られる上記記憶媒体の累積読書時間を表示する表示部と
    を有し、読書モード以外の別モードになったときまたは電源がオ
    フになったときに上記 累積読書時間を上記読書時間記憶
    部に記憶せしめることを特徴とする読書時間記憶機能付
    電子読書機。
JP6134413A 1994-06-16 1994-06-16 読書時間記憶機能付電子読書機 Expired - Fee Related JP2576042B2 (ja)

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