JP3167785B2 - スクアリリウム化合物およびそれを用いた光情報記録媒体 - Google Patents

スクアリリウム化合物およびそれを用いた光情報記録媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近赤外線を吸収するスク
アリリウム化合物およびそれを用いた光記録分野に使用
することのできる光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近赤外線吸収物質の大きな用途として、
光情報記録媒体における記録材料としての用途を挙げる
ことができ、かかる記録材料たる色素として用いる近赤
外線吸収物質としては、フタロシアニン色素、シアニン
色素の他、フェナンスレン系色素、ナフトキノン系色
素、ピリリウム系色素等がこれまでに知られている[特
開昭55−97033号、58−83344号、58−
224793号、58−214162号、59−246
92号等]。また、本出願人が既に出願した光情報記録
媒体で用いるスクアリリウム系化合物もある[特開平1
−275188号、特開平3−188063号]。
【0003】さらに、前記したのは追記型光情報記録媒
体であるが、近年、これ以外に追記型CDの開発が活発
化してきている。これは、従来のCDとは異なりユーザ
ーが情報を記録することができ、かつ記録後の信号は、
従来のCDの規格を満足するため市販のCDプレーヤー
で再生できるという特徴をもつ。この記録材料として
は、シアニン色素等が提案されている[特開昭63−2
24045号、特開平2−42652号]。
【0004】しかしながら、前記した記録材料たる色素
は種々の問題点を有しており、従って、そのような色素
を用いた光情報記録媒体にも色素の問題点から生じる不
十分な点が存在していた。まず、フタロシアニン系色素
は、有機溶媒に対する溶解性が著しく低く、塗布による
コーティングに使用できないという問題を有している。
また、フェナンスレン系色素やナフトキノン系色素は、
蒸着しやすいという利点を有する反面、反射率が低いと
いう問題点を有している。反射率が低いと、レーザー光
により記録された部分と未記録部分との反射率に関する
コントラストが低くなり、記録された情報の再生が困難
になる。さらに、ピリリウム系色素やシアニン系色素に
は、塗布によるコーティングができるという利点を有す
る反面、耐熱性に劣り、再生光により劣化しやすいとい
う問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
色素が有する諸問題を解消した新規な色素化合物、およ
び前記色素を用いた光情報記録用媒体の不十分な点を改
良した光情報記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記事情
に鑑みて研究を重ねた結果、新規なスリアリリウム系化
合物の合成に成功し、前記した色素の諸問題を解消でき
るという知見を得た。本発明は、かかる知見に基づいて
なされたものであり、式(I)
【化5】 {式中、R1およびR2は、同一もしくは異なって、水素
原子、アルキル基、アラルキル基、またはアリール基を
表し、R3
【化6】 [式中、R4およびR5は、同一もしくは異なって、水素
原子、アルキル基または置換基を有していてもよいアラ
ルキル基、アリール基を表し、R6はハロゲン原子、ア
ルキル基、アルコキシ基、ニトロ基または水酸基を表
し、mは0から4の整数を表し、mが2から4の場合、R
6は同一もしくは異なってもよく、R7は、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シ
アノ基、トリフルオロメチル基または−NQ12(式
中、Q1とQ2は、同一もしくは異なってR4と同義であ
る)を表し、nは0から5の整数を表し、nが2から5の
場合、R7は同一もしくは異なってもよい]、
【化7】 [式中、R8およびR9は、水素原子、アルキル基、アラ
ルキル基またはアリール基を表すかまたは、R8とR9
一緒になって置換基を有していてもよい芳香族環、複素
環もしくは炭化水素環を表し、R10はアルキル基、アラ
ルキル基、またはアリール基を表し、pは0〜3の整数
を表し、pが2もしくは3の場合、R10は同一もしくは
異なってよく、また、互いに隣合う2つのR10が一緒に
なって置換基を有していてもよい芳香族環、複素環もし
くは炭化水素環を形成してもよい]あるいは
【化8】 (式中、R11はアルキル基を表す)を表す}で表されるス
クアリリウム化合物を提供するものである。
【0007】以下、本発明を説明するが、本明細書中に
おいては、式(I)で表わされる化合物を化合物(I)とい
う。他の式番号を付した化合物についても同様である。
【0008】まず、前記式(I)での置換基の定義にお
いて、アルキル基およびアルコキシ基のアルキル部分
は、直鎖あるいは分岐状の炭素数1〜6のアルキル基あ
るいは炭素数3〜8の環状アルキル基を示し、例えば、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、n−アミル基、イソアミル基、sec−アミル
基、活性アミル基、tert−アミル基、n−ヘキシル基、
シクロプロピル基、シクロヘキシル基等が例示される。
【0009】アラルキル基は炭素数7〜10のアラルキ
ル基を表し、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基、
フェニルプロピル基等が例示される。アリール基として
は、例えば、フェニル基、ナフチル基等が例示される。
アラルキル基、アリール基の置換基としては、ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基が例示される。ハロゲ
ン原子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等が
例示され、アルキル基およびアルコキシ基のアルキル部
分としては、前記アルキル基と同義である。
【0010】芳香族環としては、ベンゼン環等が例示さ
れる。R8とR9、あるいは互いに隣合う2つのR10で形
成される複素環は酸素、窒素または硫黄を含む複素環で
あり、例えば、−R8−R9−あるいは−R10−R10−と
して、−CH=CH−O−、−N=CH−S−、−CH
=CH−S−が例示される。
【0011】炭化水素環を形成するアルキレンまたはア
ルケニレン部としては炭素数3〜6のアルキレンあるい
はアルケニレン鎖を表し、例えば、プロピレン基、ブチ
レン基、ブテニレン基、ペンチレン基、ペンテニレン
基、ヘキシレン基、ヘキセニレン基、ヘキサジエニレン
基等があげられる。芳香族環、複素環、炭化水素環の置
換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル
基、アリール基が例示され、これらは、前記と同義を示
す。
【0012】次に、化合物(I)の製法について説明す
る。化合物(I)のうちR3が式(II)で表される化合物
(Ia)は、3,4−ジクロロ−3−シクロブテン−1,2
−ジオンと1,1−ジアリールエチレン化合物とを溶媒
中で反応させた後、溶媒を除去し、次いで得られた残渣
を加水分解し、塩基存在下で、これとイミダゾキノキサ
リニウム誘導体とを反応させることによって製造するこ
とができる。反応は、以下の反応式で表すことができ
る。
【0013】
【化9】
【0014】
【化10】
【0015】
【化11】 (前記反応式中、R1、R2、R4、R5、R6、R7、mお
よびnは前記定義と同義であり、Xは塩素原子、臭素原
子またはヨウ素原子を表す)
【0016】反応式(1)の反応は、化合物(V)と等量の
化合物(IIa)とを、これらを溶解し、反応を阻害しな
い溶媒中にて室温で行なう。反応は5〜60分で完了す
る。
【0017】用いることができる溶媒としては、クロロ
ホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、トルエン、ベン
ゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等
が例示される。反応混合物から溶媒を除去して化合物
(VI)の粗生成物を得る。
【0018】反応式(2)の反応は、化合物(VI)を50
〜90(重量)%の酢酸水溶液中で90〜110℃に加熱
することにより行なう。反応は1〜20時間で完了す
る。溶媒を除去して化合物(VII)の粗生成物を得る。
【0019】反応式(3)の反応は、化合物(VII)と等
モルのイミダゾキノキサリニウム誘導体(VIII)およ
び等モルの塩基とを用いて、溶媒中、90〜110℃で
行い、該反応は1〜5時間で完了する。用いることがで
きる塩基としては、ピリジン、キノリン、トリエチルア
ミン等の有機塩基が挙げられる。
【0020】溶媒としては、炭素数4〜6のアルコール
系溶媒かあるいはこれにベンゼンまたはトルエンを混合
した溶媒(アルコール50%以上)を用いることができ
る。反応後、カラムクロマトグラフィーにより単離して
化合物(Ia)が得られる。
【0021】化合物(I)のうちR3が式(III)で表さ
れる化合物(Ib)は、3,4−ジクロロ−3−シクロブテ
ン−1,2−ジオンとアズレン誘導体とを反応させてク
ロロシクロブテンジオン誘導体を得、この誘導体を酸の
存在下で加水分解してヒドロキシシクロブテンジオン誘
導体とした後、これに塩基の存在下イミダゾキノキサリ
ニウム誘導体を反応させることによって製造することが
できる。反応は以下の反応式で表すことができる。
【0022】
【化12】
【0023】
【化13】
【0024】
【化14】 (前記反応式中、R1、R2、R8、R9、R10およびpは
前記定義と同義であり、Xは塩素原子、臭素原子または
ヨウ素原子を表す)
【0025】反応式(4)の反応では、化合物(V)と等量
の化合物(IIIa)とを、これらを溶解し、反応を阻害
しない溶媒中にて室温で反応させる。反応は5〜60分
で完了する。用いる溶媒としては、クロロホルム、ジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、トルエン、ベンゼン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が例示され
る。反応混合物から溶媒を留去し、または生成物を濾過
することにより化合物(IX)を得る。
【0026】反応式(5)の反応では、化合物(IX)を5
0〜90(重量)%の酢酸水溶液中で、90〜110℃で
加熱反応させる。反応は1〜2時間で完了する。溶媒を
留去して化合物(X)を得る。
【0027】反応式(6)の反応は、化合物(X)と等モル
の化合物(VIII)および等モルの塩基を用いて溶媒
中90〜110℃で行い、1〜5時間で完了する。用い
る塩基としてはピリジン、キノリン、トリエチルアミン
等の有機塩基が例示される。
【0028】溶媒としては、炭素数4〜6のアルコール
系溶媒かあるいはこれにベンゼンまたはトルエンを混合
した溶媒(アルコール50%以上)が用いられる。反応
後、カラムクロマトグラフィーにより化合物(Ib)を単
離する。
【0029】化合物(I)のうちR3が式(IV)で表され
る化合物(Ic)は、3,4−ジイソプロポキシ−3−シク
ロブテン−1,2−ジオンとレピジニウム誘導体とを溶
媒中で金属ナトリウムを加え反応させてイソプロポキシ
シクロブテンジオン誘導体を得、この誘導体を酸の存在
下で加水分解してヒドロキシシクロブテンジオン誘導体
とした後、これとイミダゾキノキサリニウム化合物とを
塩基の存在下溶媒中で加熱反応させることにより製造す
ることができる。反応は以下の反応式で表すことができ
る。
【0030】
【化15】
【0031】
【化16】
【0032】
【化17】 (前記反応式中、R1、R2およびR11は前記定義と同義
であり、Xは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表
す)
【0033】反応式(7)の反応は、化合物(XI)と等量
の化合物(IVa)および等量の金属ナトリウムとを、反
応を阻害しない溶媒中、室温で反応させ、3〜6時間で
完了する。溶媒としては、アルコール系溶媒、例えば、
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
が例示される。反応終了後不溶物があればこれを濾過に
より除き、反応液から溶媒を留去することにより化合物
(XII)を得る。
【0034】反応式(8)の反応では、化合物(XII)を
50〜90(重量)%の酢酸水溶液中で、90〜110℃
で加熱反応させる。反応は5〜20時間で完了する。溶
媒を留去して化合物(XIII)を得る。
【0035】反応式(9)の反応は、化合物(XIII)と
等モルの化合物(VIII)および等モルの塩基を用いて
溶媒中90〜110℃で行い、1〜5時間で完了する。
用いることができる塩基としては、ピリジン、キノリ
ン、トリエチルアミン等の有機塩基が例示される。
【0036】溶媒としては、炭素数4〜6のアルコール
系溶媒かあるいはこれにベンゼンまたはトルエンを混合
した溶媒(アルコール50%以上)が用いられる。反応
後、カラムクロマトグラフィーにより単離して化合物
(Ic)が得られる。
【0037】また、本発明は、基板上に直接または下引
き層を介して記録層を設け、さらにその上に必要に応じ
て保護層を設けてなる光情報記録媒体において、該記録
層中に、前記一般式(I)のスクアリリウム化合物を含有
させることを特徴とする光情報記録媒体を提供するもの
である。
【0038】この光情報記録媒体は請求項2で特許請求
するものであり、基本的には基板上に前記一般式(I)で
示される有機色素からなる記録層を設けることにより構
成されるが、必要に応じて基板と記録層との間に下引き
層を、あるいは記録層の上に保護層を設けることができ
る。また、このようにして構成された一対の記録媒体を
記録層を内側にして他の基板と空を介して密封したエア
ーサンドイッチ構造にしてもよく、あるいは保護層を介
して接着した密着サンドイッチ(張合せ)構造にしてもよ
い。
【0039】さらに、本発明は、基板上に直接または下
引き層を介して記録層を設け、さらにその上に金属反射
層および保護層を順次積層し、基板側からの反射層が6
5%以上ある光情報記録媒体において、該記録層中に上
記一般式(I)のスクアリリウム化合物を含有させたこと
を特徴とする光情報記録媒体を提供するものである。
【0040】この光情報記録媒体は、請求項3で特許請
求するものであり、基板上に前記一般式(I)で示される
有機色素からなる記録層を設け、その上に金属反射層お
よび保護層を設けることにより構成されるが、必要に応
じ保護層上に可視情報を印刷することも可能である。請
求項3の記録媒体は、市販のCDプレーヤーで再生する
ことを目的とした記録媒体であり、従来のCDの規格を
満足する必要がある。そのためには、上記反射率が65
%以上であることが必要となる。
【0041】次に本発明の光情報記録媒体を構成する材
料および各層の必要特性について具体的に説明する。 《基板》基板の必要特性としては基板側より記録再生を
行う場合のみ使用レーザ光に対して透明でなければなら
ず、記録層側から行う場合は透明である必要はない。か
かる基板材料としては、例えば、ポリエステル、アクリ
ル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミ
ドなどのプラスチック、ガラス、セラミックあるいは金
属などを用いることができる。尚、所望により、基板の
表面にトラッキング用の案内溝や案内ピット、さらにア
ドレス信号などのプレフォーマットを形成することもで
きる。
【0042】《(請求項2の光情報記録媒体の)記録
層》 記録層はレーザ光の照射により何らかの光学的変化を生
じさせ、その変化により情報を記録できるものであり、
前記スクアリリウム化合物を主成分に構成される。スリ
アリリウム化合物は単独で用いてもよく、あるいはポリ
メチン色素、ナフタロシアニン系、フタロシアニン系、
スクアリリウム系、クロコニウム系、ピリリウム系、ナ
フトキノン系、アントラキノン(インダンスレン)系、
キサンテン系、トリフェニルメタン系、アズレン系、テ
トラヒドロコリン系、フェナンスレン系、トリフェノチ
アジン系染料、および金属錯体化合物等の色素と組み合
せて用いてもよい。
【0043】また、前記色素染料中に金属、金属化合
物、例えば、In、Te、Bi、Al、Be、TeO2、Sn
O、As、Cdなどを分散混合あるいは積層の形態で用い
ることもできる。さらに、前記色素染料中に高分子材
料、例えば、アイオノマー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビ
ニル系樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴムなどの
種々の材料もしくはシランカップリング剤などを分散混
合して用いてもよく、あるいは特性改良の目的で安定剤
(例えば遷移金属錯体)、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電
防止剤、界面活性剤、可塑剤などを配合することもでき
る。特に光安定性を向上させるために、前記スクアリリ
ウム化合物より長波長域に吸収能を有するアミニウム、
ジイモニウム化合物、およびビスジチオ−α−ジケトン
金属錯体、ビスフェニルジチオール金属錯体と混合分散
させるのが有効である。
【0044】記録層の形成は、蒸着、スパッタリング、
CVDまたは溶液塗布などの通常の手段によって行うこ
とができる。塗布法を用いる場合には前記染料などを有
機溶媒に溶解し、スプレー、ローラーコーティング、デ
ィッピングおよび、スピンコーティングなどの慣用のコ
ーティング法によって行う。かかる有機溶媒としては、
一般に、メタノール、エタノール、イソプロパノールな
どのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン類、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド
類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル類、
酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、クロロホル
ム、塩化メチレン、ジクロロエタン、四塩化炭素、トリ
クロロエタンなどの脂肪族ハロゲン化炭素類あるいはベ
ンゼン、キシレン、モノクロロベンゼン、ジクロロベン
ゼンなどの芳香族類などを用いることができる。記録層
の膜厚は100Å〜10μm、好ましくは、200Å〜
1000Åとする。
【0045】《(請求項3の光情報記録媒体の)記録
層》 記録層はレーザ光の照射により何らかの光学的変化を生
じさせ、その変化により情報を記録できるものであり、
この記録層中には本発明の化合物(色素)が含有されて
いることが必要で、記録層の形成にあたっては、本発明
の色素を1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて用
いてもよい。
【0046】さらに、本発明の前記色素は他の色素染料
と組み合わせて使用することもできる。他の色素染料と
しては、例えば、ポリメチン色素、ナフタロシアニン
系、フタロシアニン系、スクアリリウム系、クロコニウ
ム系、ピリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノン
(インダンスレン)系、キサンテン系、トリフェニルメ
タン系、アズレン系、テトラヒドロコリン系、フェナン
スレン系、トリフェノチアジン系染料、および金属錯体
化合物などが挙げられ、これらを単独で、あるいは2種
以上を本発明の色素と組み合せてもよい。
【0047】また、前記色素染料中に金属、金属化合
物、例えば、In、Te、Bi、Al、Be、TeO2、Sn
O、As、Cdなどを分散混合あるいは積層の形態で用い
ることもできる。さらに、前記色素染料中に高分子材
料、例えば、アイオノマー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビ
ニル系樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴムなどの
種々の材料もしくはシランカップリング剤などを分散混
合して用いてもよく、あるいは特性改良の目的で安定剤
(例えば遷移金属錯体)、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電
防止剤、界面活性剤、可塑剤などを配合することもでき
る。記録層の形成は、蒸着、スパッタリング、CVDま
たは溶液塗布などの通常の手段によって行うことができ
る。塗布法を用いる場合には、前記色素染料などを有機
溶媒に溶解したものを用い、スプレー、ローラーコーテ
ィング、ディッピングおよび、スピンコーティングなど
の慣用のコーティング法によって行うことができる。溶
解に用いる有機溶媒としては、一般に、メタノール、エ
タノール、イソプロパノールなどのアルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケ
トン類、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルホルムアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシド
などのスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテルなどのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルな
どのエステル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロ
ロエタン、四塩化炭素、トリクロロエタンなどの脂肪族
ハロゲン化炭素類あるいはベンゼン、キシレン、モノク
ロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの芳香族類などを
用いることができる。記録層の膜厚は100Å〜10μ
m、好ましくは、200Å〜1000Åとする。
【0048】《下引き層》下引き層は(a)接着性の向
上、(b)水またはガスなどのバリヤー、(c)記録層の
保存安定性の向上、(d)反射率の向上、(e)溶剤から
の基板の保護、(f)案内溝、案内ピット、プレフォー
マットの形成などを目的として使用する。(a)の目的
に対しては高分子材料、例えば、アイオノマー樹脂、ポ
リアミド樹脂、ビニル系樹脂、天然樹脂、天然高分子、
シリコーン、液状ゴムなどの種々の高分子物質およびシ
ランカップリング剤などを用いることができ、(b)お
よび(c)の目的に対しては、前記高分子材料以外に無
機化合物、例えば、SiO2、MgF2、SiO、TiO2
ZnO、TiN、SiNなど、あるいは金属または半金
属、例えば、Zn、Cu、Ni、Cr、Ge、Se、Au、A
g、Alなどを用いることができる。また、(d)の目的
に対しては金属、例えば、Al、Ag等や、金属光沢を有
する有機薄膜、例えば、メチン染料、キサンテン系染料
等を用いることができ、さらに、(e)および(f)の目
的に対しては紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、熱可塑性樹
脂等を用いることができる。下引き層の膜厚は0.01
〜30μm、好ましくは、0.05〜10μmとする。
【0049】《保護層、基板表面ハードコート層》保護
層、または基板表面ハードコート層は、(a)記録層
(反射吸収層)の傷、ホコリ、汚れ等からの保護、
(b)記録層(反射吸収層)の保存安定性の向上、(c)
反射率の向上等を目的として設ける。これらの目的に対
しては、前記下引き層に示した材料を用いることができ
る。また、無機材料として、SiO、SiO2なども用い
ることができ、有機材料として、ポリメチルアクリレー
ト、ポリカーボネート、エポキシ樹脂ポリスチレン、ポ
リエステル樹脂、ビニル樹脂、セルロース、脂肪族炭化
水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、天然ゴム、スチレンブ
タジエン樹脂、クロロプレンゴム、ワックス、アルキッ
ド樹脂、乾性油、ロジン等の熱軟化性、熱溶融性樹脂も
用いることができる。前記材料のうち、保護層または基
板表面ハードコート層に最も好ましいのは、生産性に優
れた紫外線硬化樹脂である。保護層または基板表面ハー
ドコート層の膜厚は0.01〜30μm、好ましくは、
0.05〜10μmとする。本発明において、前記下引き
層、保護層および基板表面ハードコート層には、記録層
の場合と同様に、安定剤、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電
防止剤、界面活性剤、可塑剤等を含有させることもでき
る。
【0050】《金属反射層》反射層としては、単体で高
反射率が得られ、腐食されにくい金属、半金属等が挙げ
られる。材料例としては、Au、Ag、Cu、Cr、Ni、
Alなどが挙げられ、好ましくは、Au、Alを用いる。
これらの金属、半金属は単独で使用してもよく、あるい
は2種以上の合金としてもよい。膜形成法としては、蒸
着法、スパッタリング法などが挙げられる。膜厚として
は50〜3000Å、好ましくは、100〜1000Å
とする。
【0051】《スペーサ》スペーサ材料としては、プラ
スチック、ガラス、セラミック、金属等が挙げられ、好
ましくは、プラスチック、例えば、ポリカーボネート、
ABS、ポリオレフィン、ポリアミド、アクリル、塩化
ビニル等の樹脂を用いる。また、内外周スペーサの材質
は同一であることが好ましい。
【0052】《接着剤》接着剤としては、生産性に優れ
た紫外線硬化型接着剤が望ましく、例えば、紫外線硬化
型アクリレート、エポキシ、エン・チオール系接着剤が
挙げられ、その他熱硬化型、室温硬化型、ホットメル
ト、溶剤性、2液性接着剤または感圧粘着剤を用いるこ
ともできる。
【0053】
【実施例】次に本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はない。 実施例1 式:
【化18】 で示される化合物の合成 3,4−ジクロロ−3−シクロブテン−1,2−ジオン
0.3gにジクロロメタン15mlを加え、室温で、1,1
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン0.54g
を加えて1時間攪拌した。反応混合物から減圧下にジク
ロロメタンを留去し、残渣に酢酸7.6mlと水1.9mlを
加え、100℃で1時間加熱した。減圧下に酢酸および
水を留去し、残渣にn−ブタノール20mlおよびベンゼ
ン20ml、1,3−ジ−n−ヘキシル−2−メチルイミダ
ゾ[4,5−b]キノキサリニウムトシレイト1.05gおよ
びキノリン0.27gを加え、2時間加熱した。その後、
減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィーにより精製
し、標記化合物0.45gを得た。融点:147℃(分解) 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 763nm logε: 5.0 溶媒 : クロロホルム
【0054】実施例2 式:
【化19】 で示される化合物の合成 3,4−ジクロロ−3−シクロブテン−1,2−ジオン
2.27gにジクロロメタン25mlを加え、室温で1−イ
ソプロピルアズレン2.56gとジクロロメタン25mlの
混合物を加え、そのまま1時間攪拌した後、減圧下にジ
クロロメタンを留去した。残渣に、酢酸43mlと水8ml
を加え、100℃で2.5時間加熱し、減圧下に酢酸お
よび水を留去した。残渣に、n−ブタノール50ml、ベ
ンゼン50mlおよび1,3−ジエチル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−b]キノキサリニウムクロライド4.15gと
キノリン2.04gを加え、4時間加熱した。その後、減
圧下に溶媒および生成した水を留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、標記化合物1.4gを得
た。融点:300℃以上 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 698nm logε: 5.1 溶媒 : クロロホルム
【0055】実施例3 式
【化20】 で示される化合物の合成 実施例2において、1,3−ジエチル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−b]キノキサリニウムクロライドの代わり
に、1,3−ジ−n−ブチル−2−メチル[4,5−b]イミ
ダゾキノキサリニウムトシレイト7.04gを用いた以外
は同様にして、標記化合物4.4gを得た。融点:27
4.3−275.9℃(分解) 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 700nm logε: 5.1 溶媒 : クロロホルム
【0056】実施例4 式:
【化21】 で示される化合物の合成 実施例2において、1,3−ジエチル−2−メチル[4,
5−b]イミダゾキノキサリニウムクロライドの代わり
に、1,3−ジイソブチル−2−メチル[4,5−b]イミ
ダゾキノキサリニウムトシレイト7.03gを用いた以外
は同様にして、標記化合物4.7gを得た。融点:29
2.5〜295℃(分解) 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 701nm logε: 5.1 溶媒 : クロロホルム
【0057】実施例5 式:
【化22】 で示される化合物の合成 実施例2において、1,3−ジエチル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−b]キノキサリニウムクロライドの代わり
に、1,3−ジ−sec−アミル−2−メチルイミダゾ[4,
5−b]キノキサリニウムトシレイト7.40gを用いた以
外は同様にして、標記化合物2.8gを得た。融点:24
4.6−244.7℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 700nm logε: 5.0 溶媒 : クロロホルム
【0058】実施例6 式:
【化23】 で示される化合物の合成 実施例2において、1,3−ジエチル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−b]キノキサリニウムクロライドの代わり
に、1,3−ジ−n−ヘキシル−2−メチルイミダゾ[4,
5−b]キノキサリニウムトシレイト7.93gを用いた以
外は同様にして、標記化合物4.9gを得た。融点:23
4.7−236℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 700nm logε: 5.2 溶媒 : クロロホルム
【0059】実施例7 式:
【化24】 で示される化合物の合成 実施例2において、1,3−ジエチル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−b]キノキサリニウムクロライドの代わり
に、1,3−ジシクロヘキシル−2−メチルイミダゾ
[4,5−b]キノキサリニウムトシレイト7.85gを用
いた以外は同様にして、標記化合物5.2gを得た。融
点:267.2−269℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 691nm logε: 5.1 溶媒 : クロロホルム
【0060】実施例8 式:
【化25】 で示される化合物の合成 実施例2において、1,3−ジエチル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−b]キノキサリニウムクロライドの代わり
に、1,3−ジフェニル−2−メチルイミダゾ[4,5−
b]キノキサリニウムトシレイト7.71gを用いた以外は
同様にして、標記化合物0.83gを得た。融点:103
℃(分解) 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 720nm logε: 5.0 溶媒 : クロロホルム
【0061】実施例9 式:
【化26】 で示される化合物の合成 実施例2において、1−イソプロピルアズレンの代わり
に1−n−プロピル−6−イソプロピルアズレン3.19
gを、1,3−ジエチル−2−メチルイミダゾ[4,5−b]
キノキサリニウムクロライドの代わりに、1,3−ジ−n
−ヘキシル−2−メチルイミダゾ[4,5−b]キノキサリ
ニウムトシレイト7.87gを用いた以外は同様にして、
標記化合物2.05gを得た。融点:230℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 719nm logε: 5.2 溶媒 : クロロホルム
【0062】実施例10 式:
【化27】 で示される化合物の合成 実施例9において、1,3−ジ−n−ヘキシル−2−メチ
ルイミダゾ[4,5−b]キノキサリニウムトシレイトの代
わりに1,3−ジエチル−2−メチルイミダゾ[4,5−
b]キノキサリニウムクロライド4.15gを用いた以外は
同様にして、標記化合物2.56gを得た。融点:27
4.2−275.5℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 719nm logε: 5.2 溶媒 : クロロホルム
【0063】実施例11 式:
【化28】 で示される化合物の合成 実施例9において、1,3−ジ−n−ヘキシル−2−メチ
ルイミダゾ[4,5−b]キノキサリニウムトシレイトの代
わりに1,3−ジシクロヘキシル−2−メチルイミダゾ
[4,5−b]キノキサリニウムトシレイト7.81gを用い
た以外は同様にして、標記化合物4.1gを得た。融点:
240.6−244.8℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 699nm logε: 5.1 溶媒 : クロロホルム
【0064】実施例12 式:
【化29】 で示される化合物の合成 実施例6において、1−イソプロピルアズレンの代わり
に1−フェニルアズレン3.06gを用いた以外は同様に
して、標記化合物1.36gを得た。融点:205℃(分
解) 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 694nm logε: 5.0 溶媒 : クロロホルム
【0065】実施例13 式:
【化30】 で示される化合物の合成 実施例6において、1−イソプロピルアズレンの代わり
にグアイアズレン3gを用いた以外は同様にして標記化
合物3.07gを得た。融点:174.5−176.1℃ 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 736nm logε: 5.0 溶媒 : クロロホルム
【0066】実施例14 式:
【化31】で示される化合物の合成 3,4−ジイソプロポキシ−3−シクロブテン−1,2−
ジオン1.98g、N−エチルレピジニウムアイオダイド
2.99gおよびイソプロパノール20mlの混合物を室温
で攪拌し、その中にナトリウム0.23gを加え、4時間
攪拌した。その後、不溶物を濾別し、濾液を濃縮し残渣
をカラムクロマトグラフィーにより精製した。この精製
物に酢酸30mlと水10mlを加え、90〜100℃で
1.5時間加熱反応させた。反応終了後、揮発分を留去
し乾燥した。その後、その乾燥物にn−ブタノール13m
lおよび1,3−ジ−n−ブチル−2−メチルイミダゾ
[4,5−b]キノキサリニウムクロライド0.92gとキノ
リン0.27gを加え、4時間加熱還流した。その後、減
圧下に溶媒および生成した水を留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、標記化合物0.31gを
得た。融点:237〜238℃(分解) 元素分析値は下記の通りであった。 光吸収特性 λmax: 784nm logε: 5.4 溶媒 : クロロホルム
【0067】実施例15 厚さ1.2mm、直径130mmのポリメチルメタクリレー
ト(PMMA)円板上に、ピッチ1.6μm、深さ2000
Å。半値巾0.4μmのら線状の案内溝を、そのPMMA
板上に形成した厚さ50μmのアクリル系フォトポリマ
ーを介して形成し、この基板上に、記録材料として実施
例1で得られた化合物を0.8wt%含む1,2−ジクロロ
エタン溶液をスピナー塗布し、乾燥し、膜厚約800Å
の記録層を設けて記録媒体とした。
【0068】この記録媒体の平滑部の基板を通して見た
平行光での分光特性チャートを図1に示す。この図か
ら、この記録媒体は現在光ディクスに使用されている半
導体レーザーの波長域(780〜830nm)に対して高い
反射率を示すことがわかる。
【0069】次に、前記記録媒体の記録特性を調べるた
めに、ビーム径1.6μm、波長790nmの半導体レーザ
ーを用い、記録周波数5MHz、線速度2.1m/sec、記
録パワー3mWの条件下で、前記記録媒体の基板面から
書込み、同じ半導体レーザーを用いて0.2mW/cm2
光強度の再生光による反射光を検知し、スペクトル解析
(スキャニングフィルター30KHz)し、C/N比(初期
値)を測定した。また、波長790nmの平行光での反射
率(初期値)も測定した。その結果を後記表1に示す。
【0070】さらに、前記記録媒体の再生光に対する安
定性評価を行なうために、再生劣化加速試験として54
000ルックスのタングステン照射光下に10時間放置
後、その反射率およびC/N比を前記と同様にして測定
した。その結果を表1に示す。
【0071】さらにまた、前記記録媒体の保存安定性を
評価するために、保存安定性加速試験として、記録媒体
を60℃で、相対湿度90%の条件下に800時間放置
した後、その反射率およびC/N比を前記と同様にして
測定した。その結果を表1に示す。
【0072】実施例16 実施例15において、記録材料として、実施例1で得ら
れた化合物を下記式で表されるジチオールニッケル錯塩
系化合物との混合物(重量比=85/15)として用いた
以外は同様にして記録媒体を得た。また、この記録媒体
について、実施例15と同様にその記録特性を測定し
た。その結果を表1に示す。
【化32】
【0073】実施例17 実施例15において、記録材料として、実施例1で得ら
れた化合物を下記式で表されるアミニウム系化合物との
混合物(重量比=85/15)として用いた以外は同様に
して記録媒体を得た。また、この記録媒体について実施
例15と同様にその記録特性を測定した。その結果を表
1に示す。
【化33】
【0074】実施例18 実施例15と同様の溝形状を転写し得るスタンパーを用
いて得た厚さ1.2mm、直径130mmの射出成形ポリカ
ーボネート円板上に、実施例1で得られた化合物を1重
量%含むメタノール/1,2−ジクロロエタン/ブタノ
ール(混合重量比=8/1.5/0.5)混合溶液をスピナ
ー塗布し、記録媒体を得た。得られた記録媒体の記録特
性を実施例15と同様に測定し、その結果を表1に示
す。
【0075】実施例19 実施例15に示した基板上にコルコートN103X[コ
ルコート(株)製]の25%ブタノール溶液を塗布し、6
0℃で2時間乾燥して形成した基板を用いた以外は同様
にして記録媒体を得た。この記録媒体について、その記
録特性を実施例15と同様に測定した。その結果を表1
に示す。
【0076】実施例20 実施例8で得られた化合物を実施例1で得られた化合物
の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体を
得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様に
記録特性を調べた。その分光特性チャートを図2に示
し、記録特性を表1に示す。次に再生光に対する安定性
を評価するために、前記記録媒体について、光強度0.
25mW/cm2の再生光により、同一トラックを300万
回再生し、その反射率および信号振巾の変化を信号出力
相対値として測定した。その結果を図3に示す。
【0077】実施例21 実施例4で得られた化合物を実施例1で得られた化合物
の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体を
得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様に
記録特性を調べ、その分光特性チャートを図4に示す。
【0078】実施例22 実施例5で得られた化合物を実施例1で得られた化合物
の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体を
得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様に
記録特性を調べ、その分光特性チャートを図5に示す。
【0079】実施例23 実施例9で得られた化合物を実施例1で得られた化合物
の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体を
得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様に
記録特性を調べ、その分光特性チャートを図6に示す。
【0080】実施例24 実施例10で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べ、その分光特性チャートを図7に示
す。
【0081】実施例25 実施例12で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べ、その分光特性チャートを図8に示
す。
【0082】実施例26 実施例11で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べ、その分光特性チャートを図9に示
し、記録特性を表1に示す。
【0083】実施例27 実施例13で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べ、その記録特性を表1に示す。
【0084】実施例28 実施例11で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例16と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べ、その記録特性を表1に示す。
【0085】実施例29 実施例13で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例18と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べた。その分光特性チャートを図10に
示し、記録特性を表1に示す。
【0086】実施例30 実施例7で得られた化合物を実施例1で得られた化合物
の代わりに用いて、実施例18と同様にして記録媒体を
得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様に
記録特性を調べ、その分光特性チャートを図11に示
し、記録特性を表1に示す。
【0087】実施例31 実施例8で得られた化合物を実施例1で得られた化合物
の代わりに用いて、実施例18と同様にして記録媒体を
得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様に
記録特性を調べ、その記録特性を表1に示す。
【0088】実施例32 実施例13で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例17と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べ、その記録特性を表1に示す。
【0089】実施例33および34 実施例15において、記録材料として実施例3または実
施例6で得られた化合物と下記式で表されるスクアリリ
ウム系化合物の混合物(混合重量比=1/1)を用いた以
外は同様にしてそれぞれ実施例33、34に対応する記
録媒体を得た。また、それぞれの記録媒体について、そ
の記録特性を実施例15と同様に測定した。それぞれの
分光特性チャートを図12と図13に示し、記録特性を
表1に示す。
【化34】
【0090】実施例35、36および37 実施例4、実施例9ならびに実施例12で得られた化合
物を4重量%含む1,1,2−トリフルオロエタノール溶
液をそれぞれ厚さ1.2mm、直径120mmの射出成形ポ
リカーボネート円板上にスピナー塗布し、厚さ1600
Åの記録層を設けた。その上に10-5torr下で金を10
00Åスパッタにより設け反射層とした後、更にその上
に紫外線硬化樹脂からなる保護層を約5μm設けて記録
媒体とした。得られたそれぞれの記録媒体に波長782
nm、NA0.5の半導体レーザーにより線速1.3mm/se
cの条件下で、CDフォーマット信号を記録再生し、反
射率および変調度を測定した。それぞれの結果を後記表
2に示す。
【0091】実施例38 実施例14で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例15と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べた。その分光特性チャートを図14に
示し、記録特性を表1に示す。
【0092】実施例39 実施例14で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例16と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べた。その記録特性を表1に示す。
【0093】実施例40 実施例14で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例17と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べた。その記録特性を表1に示す。
【0094】実施例41 実施例14で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例18と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べた。その記録特性を表1に示す。
【0095】実施例42 実施例14で得られた化合物を実施例1で得られた化合
物の代わりに用いて、実施例19と同様にして記録媒体
を得た。得られた記録媒体について、実施例15と同様
に記録特性を調べた。その記録特性を表1に示す。
【0096】比較例1〜3 実施例15において、記録材料として、下記式で表され
るシアニン系化合物(a)、ピリリウム系化合物(b)、ナフ
トキノン系化合物(c)をそれぞれ用いた以外は同様にし
て、それぞれ比較例1〜3に対応する記録媒体を得た。
これらの記録媒体についてその記録特性を実施例15と
同様にして測定した。その結果を表1に示す。
【化35】
【0097】
【表1】
【0098】
【表2】
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、蒸着が容易で、有機溶
媒への溶解性が高く近赤外線に高い吸収性を有し、保存
安定性および耐熱性にすぐれたスクアリリウム化合物を
提供することができる。また、それを用いることによ
り、高反射率、高コントラストを示し、保存安定性およ
び再生光に対する安定性にすぐれた光情報記録媒体を提
供することができ、さらに、蒸着および溶剤塗工法が利
用可能なため、量産性に優れ、コスト低減が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例15で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図2】 実施例20で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図3】 実施例20で得られた記録媒体について、光
強度0.25mW/cm2の再生光により、同一トラックを
300万回再生し、その反射率および信号振巾の変化を
信号出力相対値として測定した結果である。
【図4】 実施例21で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通した見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図5】 実施例22で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図6】 実施例23で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図7】 実施例24で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図8】 実施例25で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図9】 実施例26で得られた記録媒体の平滑部の基
板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、は、
該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトルを示
す。
【図10】 実施例29で得られた記録媒体の平滑部の
基板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、
は、該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトル
を示す。
【図11】 実施例30で得られた記録媒体の平滑部の
基板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、
は、該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトル
を示す。
【図12】 実施例33で得られた記録媒体の平滑部の
基板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、
は、該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトル
を示す。
【図13】 実施例34で得られた記録媒体の平滑部の
基板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、
は、該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトル
を示す。
【図14】 実施例38で得られた記録媒体の平滑部の
基板を通して見た平行光での分光特性チャートである。
は、得られた記録媒体の吸収スペクトルを示し、
は、該記録媒体の基板を介して測定した反射スペクトル
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03F 7/028 G11B 7/24 516 G11B 7/24 516 B41M 5/26 Y //(C07D 487/04 233:00 241:00) (72)発明者 佐藤 勉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 487/04 144 B41M 5/26 C09B 57/00 C09K 3/00 105 G03C 1/72 G06F 7/028 G11B 7/24 516 C07D 487/04 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 {式中、R1およびR2は、同一もしくは異なって、水素
    原子、アルキル基、アラルキル基、またはアリール基を
    表し、R3は 【化2】 [式中、R4およびR5は、同一もしくは異なって、水素
    原子、アルキル基または置換基を有していてもよいアラ
    ルキル基、アリール基を表し、R6はハロゲン原子、ア
    ルキル基、アルコキシ基、ニトロ基または水酸基を表
    し、mは0から4の整数を表し、mが2から4の場合、R
    6は同一もしくは異なってもよく、R7は、ハロゲン原
    子、アルキル基、アルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シ
    アノ基、トリフルオロメチル基または−NQ12(式
    中、Q1とQ2は、同一もしくは異なってR4と同義であ
    る)を表し、nは0から5の整数を表し、nが2から5の
    場合、R7は同一もしくは異なってもよい]、 【化3】 [式中、R8およびR9は、水素原子、アルキル基、アラ
    ルキル基またはアリール基を表すかまたは、R8とR9
    一緒になって置換基を有していてもよい芳香族環、複素
    環もしくは炭化水素環を表し、R10はアルキル基、アラ
    ルキル基、またはアリール基を表し、pは0〜3の整数
    を表し、pが2もしくは3の場合、R10は同一もしくは
    異なってよく、また、互いに隣合う2つのR10が一緒に
    なって置換基を有していてもよい芳香族環、複素環もし
    くは炭化水素環を形成してもよい]、あるいは 【化4】 (式中、R11はアルキル基を表す)を表す}で表されるス
    クアリリウム化合物。
  2. 【請求項2】 基板上に直接または下引き層を介して記
    録層を設け、さらにその上に必要に応じて保護層を設け
    てなる光情報記録媒体において、該記録層中に、請求項
    1記載のスクアリリウム化合物を含有させることを特徴
    とする光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 基板上に直接または下引き層を介して記
    録層を設け、さらにその上に金属反射層および保護層を
    順次積層し、基板側からの反射層が65%以上ある光情
    報記録媒体において、該記録層中に請求項1記載のスク
    アリリウム化合物を含有させることを特徴とする光情報
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 式(I) 【化36】 [式中、R1およびR2は前記と同義であり、R3は、 【化37】 (式中、R4、R5、R6、mおよびnは、前記と同義で
    ある)を表す]で表されるスクアリリウム化合物。
  5. 【請求項5】 式(I) 【化38】 [式中、R1およびR2は前記と同義であり、R3は、 【化39】 (式中、R8、R9、R10およびpは、前記と同義であ
    る)を表す]で表されるスクアリリウム化合物。
  6. 【請求項6】 式(I) 【化40】 [式中、R1およびR2は前記と同義であり、R3は、 【化41】 (式中、R11は、前記と同義である)を表す]で表され
    るスクアリリウム化合物。
  7. 【請求項7】 基板上に記録層を有する光情報記録媒体
    において、該記録層中に、請求項1記載のスクアリリウ
    ム化合物を含有させることを特徴とする光情報記録媒
    体。
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