JP3167663U - パイル・ガーゼ多重織物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な工程により両面にそれぞれ正像として識別される模様を形成することにより識別性や高級感の向上を図るパイル・ガーゼ多重織物を提供する。【解決手段】 パイルタオル生地からなる第1生地体2と、二重ガーゼタオル生地からなる第2生地体3と、重ね合わせ状態の第1生地体2と第2生地体3を内層において一体化する止め糸4とからなり、第1主面1Aと第2主面1Bにそれぞれ正像として識別されるパイル模様とガーゼ模様を形成する。【選択図】図1
Description
本考案は、パイル生地とガーゼ生地とを一体化してなるパイル・ガーゼ多重織物に関する。
タオル生地としては、パイルタオル生地やガーゼタオル生地等が提供されており、用途に応じて所定の大きさに裁断した後に外周部位等に絡げ処理を施してフェイスタオル、ハンドタオル、マフラータオル、スポーツタオル或いはバスタオル等の各種タオル製品を製造する。パイルタオル生地は、一般に低速の第1ビームから送り出す地経糸と高速の第2ビームから送り出すパイル経糸とに対して地緯糸を筬打ちし、地経糸と地緯糸で織布した素地の片面或いは両面にパイル経糸によりパイルを織成する。パイルタオル生地は、しっかりとしたタオル生地の表面にパイルを形成したことにより、腰が強く、パイルにより独特のフワフワ感による肌触りが良い感触、良好な吸水性や通気性或いは保温性や乾燥性がよいといった特徴を有している。
ガーゼタオル生地は、甘撚りの地経糸と地緯糸を粗く織った織り目が大きな生地であり、上述したパイルタオル生地よりもさらにふんわりと柔らかく、肌触りや通気性がよいといった特性を有している。ガーゼタオル生地も、パイルタオル生地と同様に各種タオル製品や乳幼児等の衣服等、様々な製品に用いられているが、腰が弱いことから用途にある程度の制限がある。
タオル生地には、上述したパイルタオル生地とガーゼタオル生地を重ね合わせた多重織物も提供されている。かかる多重織物は、それぞれの生地の特徴を有して独自の風合いがある。多重織物については、例えば特許文献1或いは特許文献2に記載されている。
ところで、タオル製品は、ロゴ等の文字列や数字列からなる名入れ或いは各種の図柄や紋様等を形成し、また適宜の色柄で形成することにより、高級感や識別性の向上を図っている。パイルタオル生地は、これらの模様等を例えばプリント法や刺繍法或いは各種織り等によって形成する。
一方、ガーゼタオル生地は、一般に無地で織布され、模様等についてプリントにより形成していた。ガーゼタオル生地は、模様等について例えば二重ガーゼ織り、平織り朱子或いは斜紋織り等の特殊織りにより形成することも行われている。
多重織物は、上述したように織りを異にするパイルタオル生地とガーゼタオル生地を重ね合わせ状態で織布するために面倒かつ複雑な織り方が必要であった。多重織物は、パイルタオル生地側に凹凸模様や色柄模様を形成するが、ガーゼタオル生地側に凹凸模様や色柄模様を形成することが困難である。したがって、多重織物は、全体の高級感が損なわれてしまうといった問題があった。
したがって、本考案は、パイルタオル生地とガーゼタオル生地を重ね合わせて一体化したパイル・ガーゼ多重織物において、簡易な工程により両面に凹凸模様や色柄模様を形成することにより識別性や高級感の向上を図るパイル・ガーゼ多重織物を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本考案にかかるパイル・ガーゼ多重織物は、パイルタオル生地からなる第1生地体と、二重ガーゼタオル生地からなる第2生地体と、重ね合わせ状態の第1生地体と第2生地体を内層において一体化する止め糸とからなる。パイル・ガーゼ多重織物は、第1生地体が、地経糸と地緯糸を織布したタオル生地に第1パイル経糸と第2パイル経糸を選択的に打ち込んで第1模様を形成してなる。パイル・ガーゼ多重織物は、第2生地体が、地経糸と地緯糸にそれぞれガーゼ織りを施して第1のガーゼタオル生地と第2のガーゼタオル生地を織布し、これら第1のガーゼタオル生地と第2のガーゼタオル生地を表裏に選択的に交錯させることにより第2模様を形成してなる。
パイル・ガーゼ多重織物は、第1生地体が、第1パイル経糸と第2パイル経糸が異なる色糸であり、これら第1パイル経糸と第2パイル経糸により第1模様を色柄模様として形成した毛違いパイル生地であってもよい。パイル・ガーゼ多重織物は、第2生地体が、それぞれ色違いの地経糸と地緯糸により織布した第1のガーゼ生地と第2のガーゼ生地を表裏に選択的に交錯させることにより色柄模様の第2模様を形成した二重ガーゼ生地であってもよい。
パイル・ガーゼ多重織物は、第1生地体に形成される第1模様模様が、第1生地体の表面から正像として識別される。パイル・ガーゼ多重織物は、第2生地体に形成される第2模様も、第2生地体の表面から正像として識別される。
本考案にかかるパイル・ガーゼ多重織物は、第1面を構成するパイルタオル生地と第2面を構成する二重ガーゼタオル生地とを一体化してなり、良好な肌触り感や吸水特性或いは通気特性や乾燥特性を有するとともにほどよい厚みと重さを有して使い勝手の向上が図られる。また、パイル・ガーゼ多重織物は、表裏主面にそれぞれ正像と識別される模様を形成することが可能であり、表裏の区別を不要とした取り扱いを可能とする。さらに、パイル・ガーゼ多重織物は、表裏主面に色柄模様の模様を形成することが可能であり、高級感や識別性の向上が図られる。
以下、本考案の実施の形態として図面に示したパイル・ガーゼ多重織物(以下、多重織物と略称する。)1について詳細に説明する。多重織物1は、例えばジャカード織機により織布される。多重織物1は、図1及び図2に示すように、毛違いパイルタオル生地からなる第1生地体2と、二重ガーゼタオル生地からなる第2生地体3と、重ね合わせ状態の第1生地体2と第2生地体3を内層において一体化する止め糸4とからなる。
多重織物1は、後述するように織布された原反を所定の大きさに裁断、縁止め等の適宜の仕上げ処理を施すことにより所定のタオル製品として完成される。多重織物1は、例えばタオル、おしぼり、ハンドタオル、フェイスタオル、マフラータオル、スポーツタオル或いはバスローブ等の各種のタオル製品に広く適用されることは勿論である。
多重織物1は、第1生地体2と第2生地体3にそれぞれの表面から正像として識別されるロゴ等の文字列や数字列からなる名入れ或いは各種の図柄や紋様等(以下、模様と総称する。)が形成される。多重織物1は、表裏主面の模様が正像として識別されることから、例えばホテル等においてリバーシブル態様で大量に使用されるタオル製品に好適に使用される。多重織物1は、利用者等に高級感を持たせるとともに当該ホテル等の識別機能が奏されるようにする。多重織物1は、使用後のクリーニング処理において表裏の区別を不要として折畳みや袋詰の作業を行うことが可能であることから、自動化の対応も可能とする。
多重織物1は、第1生地体2がパイルタオル生地の第1主面1Aを構成するとともに、第2生地体3がガーゼタオル生地の第2主面1Bを構成する。多重織物1は、第1生地体2が、所定の間隔で配列した第1地緯糸5(5a〜)に対して第1パイル地経糸6と第2パイル地経糸7を交互に織り込むことによりパイルタオル生地8を織布してなる。
第1生地体2は、図1及び図2に示すように第1地緯糸5間に、適宜の間隔を以ってパイル緯糸11(11a〜)を同一面上に位置して配列する。第1生地体2は、パイル緯糸11に対して第1パイル糸9と第2パイル糸10を選択的に織り込む。第1生地体2は、パイルタオル生地8に対して第1パイル糸9と第2パイル糸10を表裏面に浮沈させることにより、第1主面1Aを構成する表面と内層面を構成する裏面の両面において所定のパイルを形成してなる。
第1生地体2は、第1パイル糸9と第2パイル糸10に異なる色糸が用いられる。第1生地体2は、図1に示すように、所定本数のパイル緯糸11a〜11eを配列した第1領域12において、第1パイル糸9が表面側に複数のパイルを連続して形成するとともに第2パイル糸10が内面側にパイルを形成するように織り込む。第1生地体2は、パイル緯糸11eを含むパイル緯糸11e〜11jを配列した第2領域13において、第1パイル糸9と第2パイル糸10をパイルタオル生地8内に織り込む。
第1生地体2は、パイル緯糸11jを含むパイル緯糸11j〜11mを配列した第3領域14において、第2パイル糸10が表面側に複数のパイルを形成するとともに第1パイル糸9が内面側にパイルを形成するように織り込む。第1生地体2は、以下パイル緯糸11に対して第1パイル糸9と第2パイル糸10を浮沈させた織り込みを繰り返すことにより、第1主面1Aに第1パイル糸9による第1パイル形成領域(第1領域12)と、パイル無し領域(第2領域13)と、第2パイル糸10による第2パイル形成領域(第3領域14)との組み合わせからなる所定の模様を形成する。
第1生地体2は、上述したように第1領域12と第2領域13と第3領域14との組み合わせにより、第1主面1Aにたとえば図形や文字等の所定の模様を構成する。第1生地体2は、この模様が第1主面1Aにおいて正像として識別される模様として形成する。
多重織物1は、第2生地体3が、図1及び図2に示すようにそれぞれガーゼ織りにより織布した第1ガーゼタオル生地15と第2ガーゼタオル生地16を表裏に選択的に交錯させた二重ガーゼ生地からなる。第2生地体3は、上述した第1生地体2の第1地緯糸5と平行でかつそれぞれ所定の間隔で配列した甘撚りの第2地緯糸17(17a〜)と、第3地緯糸18(18a〜)を有する。第2生地体3は、第2地緯糸17と第3地緯糸18が上下方向にずれて互いに平行に配列される。
多重織物1は、第1地緯糸5に対して、第2地緯糸17及び第3地緯糸18がやや大きな間隔を以って配列される。多重織物1は、第1生地体2側の第1地緯糸5及びパイル緯糸11と、第2生地体3側の第2地緯糸17及び第3地緯糸18を同一間隔で配列した同色糸とし、各経糸の打ち込み位置を制御することにより織布するようにしてもよい。
第2生地体3は、第2地緯糸17と第3地緯糸18に対して、1組の第1ガーゼ経糸19及び第2ガーゼ経糸20と、1組の第3ガーゼ経糸21及び第4ガーゼ経糸22を粗く交互に織り込むことにより、第1ガーゼタオル生地15と第2ガーゼタオル生地16を織布してなる。第2生地体3は、第1ガーゼ経糸19〜第4ガーゼ経糸22が、互いに異なるとともに上述した第1生地体2の第1パイル糸9と第2パイル糸10とも異なる色糸が用いられる。
第2生地体3は、図1に示すように、第1ガーゼ経糸19と第2ガーゼ経糸20が、上述した第1領域12に対応する所定本数の第2地緯糸17a〜17kに対して粗く交互に織り込まれることにより、第1領域12の内層側の第1ガーゼタオル生地15部位を構成する。一方、第2生地体3は、第3ガーゼ経糸21と第4ガーゼ経糸22が、上述した第3領域14に対応する所定本数の第3地緯糸18b〜18mに対して粗く交互に織り込まれることにより、第3領域14の外層側の第2ガーゼタオル生地16部位を構成する。
第2生地体3は、第1ガーゼ経糸19と第2ガーゼ経糸20が、上述した第2地緯糸17a〜17kに続く次の領域、すなわち第2領域13に対応する部位では第3地緯糸18側に交錯されて所定本数の第3地緯糸18m〜18s間において粗く交互に織り込まれて外層側の第2ガーゼタオル生地16部位を構成する。一方、第2生地体3は、第3ガーゼ経糸21と第4ガーゼ経糸22が、上述した第3地緯糸18b〜18mに続く次の領域、すなわち第3領域14に対応する部位では第2地緯糸17側に交錯されて所定本数の第2地緯糸17l〜17p間において粗く交互に織り込まれて内層側の第1ガーゼタオル生地15部位を構成する。
第2生地体3は、上述したように所定本数の第2地緯糸17と第3地緯糸18に対して、第1ガーゼ経糸19と、第2ガーゼ経糸20と、第3ガーゼ経糸21と、第4ガーゼ経糸22を交互に交錯して織り込むことにより、第2主面1Bに色違い領域を交互に出現してなる所定の模様を形成する。すなわち、第2生地体3は、1組の第1ガーゼ経糸19及び第2ガーゼ経糸20と1組の第3ガーゼ経糸21及び第4ガーゼ経糸22とを、第2地緯糸17と第3地緯糸18に対してそれぞれ交互に交錯して織り込むことにより第1ガーゼタオル生地15と第2ガーゼタオル生地16とを同時に織布する。
第2生地体3は、表裏に選択的に交錯させた第1ガーゼタオル生地15と第2ガーゼタオル生地16により、これら第1ガーゼタオル生地15と第2ガーゼタオル生地16が表面に交互に出現することにより模様を構成する。第2生地体3は、この模様が第2主面1Bにおいて正像として識別される模様として形成する。
多重織物1は、上述した第1生地体2と第2生地体3が、図1に示すように内層において止め糸4により一体化されてなる。止め糸4は、所定本数の間隔を以って第1生地体2側の第1地緯糸5と第2生地体3側の第3地緯糸18間を連結する。止め糸4は、第1生地体2と第2生地体3をそれぞれの内層において第1地緯糸5と第3地緯糸18に掛け合わされることにより、第1主面1Aと第2主面1Bに直接露出することは無い。
多重織物1は、第1生地体2と第2生地体3を一体化した状態において、図1及び図2に示すように、第1領域12では第1主面1A側で第1パイル糸9によるパイル模様を形成するとともに第2主面1B側で第3ガーゼ経糸21及び第4ガーゼ経糸22による第2ガーゼタオル生地16のガーゼ模様を形成する。多重織物1は、第2領域13では第1主面1A側で無パイル模様を形成するとともに、第2主面1B側で第1ガーゼタオル生地15と第2ガーゼタオル生地16が交錯したガーゼ模様を形成する。
多重織物1は、第3領域14では第1主面1A側で第2パイル糸10によるパイル模様を形成するとともに第2主面1B側で第1ガーゼ経糸19及び第2ガーゼ経糸20による第2ガーゼタオル生地16のガーゼ模様を形成する。多重織物1は、第1主面1Aと第2主面1Bに形成した模様がそれぞれ正像として識別されることにより、いわゆるリバーシブル態様で使用することが可能である。
図2は、上述した多重織物1の組織図であり、図1に示す第1領域12乃至第3領域14における第1生地体2側のパイル緯糸11に対する第1パイル糸9と第2パイル糸10のピック状態を示す。また、同図は、第1領域12乃至第3領域14における第2生地体3側の第2地緯糸17に対する第1ガーゼ経糸19と第2ガーゼ経糸20及び第3地緯糸18に対する第3ガーゼ経糸21と第4ガーゼ経糸22のピック状態を示している。
第1パイル糸9と第2パイル糸10は、同図においてそれぞれ×印で示すパイル緯糸11にピックされるとともに、○印で示すパイル緯糸11に対してフリーの状態とされる。第1ガーゼ経糸19と第2ガーゼ経糸20は、それぞれ×印で示す第2地緯糸17にピックされるとともに、○印で示す第3地緯糸18に対してフリーの状態とされる。第3ガーゼ経糸21と第4ガーゼ経糸22も、それぞれ×印で示す第2地緯糸17にピックされるとともに、○印で示す第3地緯糸18に対してフリーの状態とされる。
多重織物1は、上述したようにパイルタオル生地からなる第1生地体2と、ガーゼ生地からなる第2生地体3の2層構造を基本構成とすることから、従来の多層構造のタオル生地体と比較して良好な肌触り感や吸水特性或いは通気特性や乾燥特性を有しかつほどよい厚みと重さで使い勝手の向上が図られる。また、多重織物1は、表裏主面にそれぞれ正像として識別される模様を形成するとともに、これらを色柄模様として形成することが可能であり、高級感や識別性の向上が図られる。
多重織物1は、上述したように第1主面1Aのパイル模様と第2主面1Bのガーゼ模様を第1領域12乃至第3領域14に相対して形成するようにしたが、かかる構成に限定されないことは勿論である。多重織物1は、パイル模様とガーゼ模様を第1生地体2側と第2生地体3側にそれぞれ独立して形成することから、適宜の位置に適宜の模様を以って形成することが可能である。
なお、本考案は、上述した実施の形態として示した多重織物1に限定されず、実用新案登録請求の範囲に記載した各構成についてその技術範囲を逸脱しない範囲で適宜変更、展開されることは勿論である。
1 多重織物(パイル・ガーゼ多重織物)、1A 第1主面、1B 第2主面、2 第1生地体、3 第2生地体、4 止め糸、5 第1地緯糸、6 第1パイル地経糸、7 第2パイル地経糸、8 パイルタオル生地、9 第1パイル糸、10 第2パイル糸、11 パイル緯糸、12 第1領域、13 第2領域、14 第3領域、15 第1ガーゼタオル生地、16 第2ガーゼタオル生地、17 第2地緯糸、18 第3地緯糸、19 第1ガーゼ経糸、20 第2ガーゼ経糸、21 第3ガーゼ経糸、22 第4ガーゼ経糸
Claims (3)
- 地経糸と地緯糸により織布したタオル生地に第1パイル経糸と第2パイル経糸を選択的に打ち込んで第1模様を形成したパイルタオル生地からなり第1面を構成する第1生地体と、
地経糸と地緯糸にガーゼ織りを施して織布した第1のガーゼ生地と第2のガーゼ生地を表裏に選択的に交錯させることにより第2模様を形成した二重ガーゼ生地からなり第2面を構成する第2生地体と、
重ね合わせ状態で織布される上記第1生地体と上記第2生地体を内層において一体化する止め糸
とからなるパイル・ガーゼ多重織物。 - 上記第1生地体は、異なる色の上記第1パイル経糸と上記第2パイル経糸が用いられて色柄模様からなる上記第1模様を形成した毛違いパイル生地からなり、
上記第2生地体は、上記第1のガーゼ生地と上記第2のガーゼ生地が、それぞれ色違いの地経糸と地緯糸によりガーゼ織りされ、表裏に選択的に交錯させることにより色柄模様からなる上記第2模様を形成した二重ガーゼ生地からなる
請求項1に記載のパイル・ガーゼ多重織物。 - 上記第1生地体に形成される上記第1図柄は、上記第1生地体の表面から正像として識別される図柄であり、
上記第2生地体に形成される上記第2図柄も、上記第2生地体の表面から正像として識別される図柄である
請求項1又は請求項2に記載のパイル・ガーゼ多重織物。
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