JP3166833B2 - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

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JP3166833B2
JP3166833B2 JP21588797A JP21588797A JP3166833B2 JP 3166833 B2 JP3166833 B2 JP 3166833B2 JP 21588797 A JP21588797 A JP 21588797A JP 21588797 A JP21588797 A JP 21588797A JP 3166833 B2 JP3166833 B2 JP 3166833B2
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高木  誠一
浩之 冨永
雅博 柳井
高健 池永
一夫 斉藤
睦男 平井
穂積 田中
正和 井口
仁 宇曽井
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JFE Steel Corp
Hitachi Zosen Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
JFE Engineering Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Tokyu Car Corp
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
入出庫運転が容易であるとともに、入庫した車両からの
乗員の降車および出庫する車両への乗員の乗車が容易な
駐車装置を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る駐車装置は、左右方向に並んだ駐車可
能スペースを有する水平循環経路と上下方向に並んだ駐
車可能スペースを有する垂直循環経路とからなる循環経
路を備え、前記水平循環経路においてその左右両端の駐
車可能スペース以外の駐車可能スペースに単一の車両入
出庫部を設け、前記駐車可能スペースの合計数より二だ
け少ない数の車両載置用パレットを前記循環経路に沿っ
て移動自在に配設し、前記車両入出庫部に位置した車両
載置用パレットと連続して該パレット上への車両の入庫
運転を容易にせしめるとともに該車両からの乗員の降車
を容易にせしめるサイドデッキを、前記車両入出庫部の
左右両脇に、前記車両載置用パレットの循環の妨げにな
らないように退避移動自在に設けものである(請求項
1)
【0004】本発明によれば、前記駐車可能スペースの
合計数より二だけ少ない数の車両載置用パレットが前記
循環経路に沿って移動するが、単一の前記車両入出庫部
の左右両脇の駐車可能スペースには車両を格納せず、こ
れらを常に空室としておく。そして、入庫する車両は、
前記車両入出庫部に位置した車両載置用パレット上に、
自走して乗り込む。このとき、前記サイドデッキは、
室となっている前記車両載置用パレットの左右両脇で該
車両載置用パレットと連続して位置しており、前記サイ
ドデッキの面積だけ、車両の入庫目標面積が拡張される
ことになる。よって、前記車両入出庫部への車両の入庫
運転が技術的にも精神的にも容易であり、同様に、前記
車両入出庫部からの車両の出庫運転も容易である。
【0005】また、車両の乗員は、前記車両入出庫部で
入庫車両から降車し、または出庫車両へと乗車する。前
サイドデッキ、空室となっている前記車両載置用パ
レットの左右両脇の駐車可能スペースで前記車両載置用
パレットと連続して位置しているので、乗員の乗り降り
が容易である。
【0006】前記サイドデッキは、前記車両載置用パレ
ットの循環の妨げにならないように退避移動自在である
ので、前記車両載置用パレットの循環動作を妨害するこ
とはない。
【0007】前記駐車装置において、前記サイドデッキ
に、前記車両入出庫部に位置する車両載置用パレット上
の車両の乗員が前記サイドデッキから落ちることを防止
する折り畳み自在の手摺を設けることもできる(請求項
2)。このようにすれば、前記乗員が前記サイドデッキ
上を歩行し易く、安全性も高まるので、一層好適であ
る。前記手摺は、不使用時には、邪魔にならないように
折り畳んで、前記サイドデッキに沿ってコンパクトに収
納される。
【0008】また、前記駐車装置において、前記サイド
デッキに、該サイドデッキが前記車両入出庫部に位置す
る車両載置用パレットと連続した後に自動的に起立する
折り畳み自在の手摺を設けることもできる(請求項
3)。
【0009】さらに、前記車両入出庫部に位置する車両
載置用パレットと前記車両入出庫部への車両の走行路と
の間を滑らかに連結するフロントデッキを、前記車両載
置用パレットの循環の妨げにならないように退避移動自
在に設けることもできる(請求項4)。
【0010】さらにまた、前記車両載置用パレットの前
後両端部の下面を支持してこれを前記水平循環経路に沿
って横送りする水平搬送装置と、前記車両載置用パレッ
トの下面を支持してこれを前記垂直循環経路に沿って昇
降せしめる垂直搬送装置と、を備え、該垂直搬送装置に
よる前記車両載置用パレットの昇降動作の妨げにならな
いように、前記水平搬送装置の一部を移動自在とせしめ
ることもできる(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る駐車装
置の正面図、図2は、そのII−II矢視図、図3は、
図1のIII−III矢視図、図4は、車両入出庫部の
部分斜視図である。まず、これらの図面を参照して、前
記駐車装置の構成を説明する。
【0013】該駐車装置は、複数の車両載置用パレット
1を、単一の車両入出庫部2と複数の車両格納部3とを
含む循環経路4に沿って移動自在としたものである。前
記各パレット1は、上から見て、車両Cを載置し得る大
きさの長方形状のものである。
【0014】前記循環経路4は、図1で見て左右水平方
向に延びる上下二段の水平循環経路4a,4bと、該各
水平循環経路4a,4bの左右端部同士を上下に連通せ
しめる垂直循環経路4c,4dとからなる。図示例で
は、前記各水平循環経路4a,4bとして、前記パレッ
ト1をその幅方向に四つ並べて収容し得るだけの左右ス
ペースを設けるとともに、前記各垂直循環経路4c,4
dとして、車両Cを上下二段に収容し得るだけの上下ス
ペースを設けている。その結果、前記駐車装置内には、
見かけ上、合計八つの駐車可能スペースが確保されるこ
とになるが、実際には、前記循環経路4内に配設するパ
レットの数を六つとし、最大六台の車両Cを同時に格納
できるようにしている。これは、入出庫運転を容易にせ
しめるとともに、入庫した車両Cからの乗員の降車およ
び出庫する車両Cへの乗員の乗車を容易にせしめるため
である。
【0015】すなわち、本発明に係る駐車装置では、一
般に、前記見かけ上の駐車可能スペースの数より二だけ
少ない数のパレットを循環経路内に配設し、該パレット
の数だけ車両を格納できるものとする。
【0016】前記各水平循環経路4a,4bには、前記
パレット1の前後両端部の下面を支持してこれを前記水
平循環経路4a,4bに沿って横送りする水平搬送装置
5が配設されている。該水平搬送装置5は、図示例で
は、見かけ上の駐車可能スペースの数に応じて、上下各
水平循環経路4a,4b内に、それぞれ四つずつ配設さ
れている。
【0017】前記各水平搬送装置5として、図示例で
は、左右両方向に回転自在な前後一対のチェーンコンベ
アを採用している。該各チェーンコンベア5は、例えば
電動モータ等の図示しない駆動源に駆動上連結された左
右一対のスプロケットの間に巻き掛けられている。
【0018】一方、前記各垂直循環経路4c,4dに
は、前記パレット1の下面を支持してこれを前記垂直循
環経路4c,4dに沿って昇降せしめる垂直搬送装置6
が、それぞれ配設されている。
【0019】図示した垂直搬送装置6は、昇降フォーク
7を備えている。該昇降フォーク7は、前記駐車装置の
左右両側部から内方へ延びていて、水平状態を保ったま
ま昇降自在である。該昇降フォーク7の長さは、前記パ
レット1を安定的に支えることができるように、該パレ
ット1の左右幅に対応する長さとされている。
【0020】前記各昇降フォーク7が前記パレット1を
下から支えて昇降せしめるとき、上段の水平循環経路4
aの左右両端部にある前記チェーンコンベア5(以下、
「上段端部チェーンコンベア5a」という。)がその昇
降の邪魔になる。このため、本実施形態では、前記各上
段端部チェーンコンベア5aを、前記パレット1の昇降
動作の妨げにならないように、退避移動自在としてい
る。具体的には、前記各上段端部チェーンコンベア5a
を構成する前後一対のチェーンコンベア5a−5aを、
それぞれ、接近離隔方向に移動自在にせしめている。
【0021】該前後一対のチェーンコンベア5a−5a
は、前記パレット1が前記昇降フォーク7で支えられて
上昇してくる前に、互いに離れる方向に前後に退避移動
する。これにより、前記パレット1の通過が可能とな
る。該パレット1が上方へ通過し終わると、前記前後一
対のチェーンコンベア5a−5aは元のパレット支持位
置に復帰し、前記昇降フォーク7が下降して、前記前後
一対のチェーンコンベア5a−5a上に前記パレット1
が移載されて支持される。
【0022】また、前記前後一対のチェーンコンベア5
a−5aで支持されていたパレット1を下降させるとき
には、前記昇降フォーク7が上昇して前記パレット1を
前記前後一対のチェーンコンベア5a−5aから若干持
ち上げた後に、該前後一対のチェーンコンベア5a−5
aが互いに離れる方向に前後に退避移動して、前記パレ
ット1の通過を可能にする。該パレット1が下方へ通過
し終わると、前記前後一対のチェーンコンベア5a−5
aは元のパレット支持位置へと復帰する。
【0023】前記駐車装置は、地中を適宜の深さだけ掘
削したピット8を備えていて、該ピット8内に、下段の
各チェーンコンベア5が配設されている。また、前記各
昇降フォーク7は、最も下降したときに前記下段のチェ
ーンコンベア5より下方に位置して前記ピット8内に納
まるようになっている。
【0024】ところで、図示例では、図1に示すよう
に、下段の水平循環経路4b中の左から二番目の駐車可
能スペースを、前記車両格納部3を兼ねる前記車両入出
庫部2とし、その左右両脇の駐車可能スペースは、前記
車両格納部3としては使用しないようにしている。これ
は、該車両入出庫部2の左右両脇に開放空間を常時確保
しておくことにより、前記車両入出庫部2への車両Cの
入庫運転および前記車両入出庫部2からの車両Cの出庫
運転を容易にするとともに、入出庫車両Cに対する乗員
の乗り降りを容易にするためである。
【0025】一般的に言えば、前記車両入出庫部2は、
下段の見かけ上の駐車可能スペースの内、左右両端の駐
車可能スペース以外の場所に設ける。そして、前記車両
入出庫部2の左右両脇の駐車可能スペースには車両Cを
格納せず、これらを常に空室としておく。
【0026】前記駐車装置は、前記車両入出庫部2に位
置するパレット1に連続するデッキ9を備えている。該
デッキ9を設ける目的は二つある。一つは、前記車両入
出庫部2に位置するパレット1上への車両Cの入庫運転
およびそこからの出庫運転を技術的にも運転者の精神的
にも容易にするためである。他の一つは、入庫車両から
の乗員の降車および出庫車両への乗員の乗車を容易にす
るためである。
【0027】前記デッキ9は、前記各パレット1の循環
の妨げにならないように、退避移動自在とされている。
図示例では、前記デッキ9を、左右二つのサイドデッキ
10,10と一つのフロントデッキ11とに分割し、そ
れぞれを別個に退避移動自在としている。
【0028】前記各サイドデッキ10,10は、前記パ
レット1の長さ方向に沿って前後方向に延びた長方形の
板体であり、図2に示すように、前記車両入出庫部2に
位置するパレット1の左右両脇に位置している。前記各
サイドデッキ10,10は、前後一対のチェーンコンベ
ア5−5同士の間に納まる長さに形成されていて、該前
後一対のチェーンコンベア5−5同士の間で水平状態を
保ったまま昇降する。前記各サイドデッキ10は、車両
Cが入出庫するときにのみ、前記車両入出庫部2にある
パレット1とほぼ面一となるように位置しており、その
他のときは下降して前記ピット8内に退避している。
【0029】詳細には図示していないが、前記各サイド
デッキ10,10の昇降機構としては、昇降駆動用チェ
ーンと、該チェーンを巻き取りまたは巻き解きする駆動
スプロケットと、該駆動スプロケットを正逆回転せしめ
る駆動源としての電動モータを用いることができるほ
か、直線動アクチュエータを用いる等、適宜の手段を採
用することができる。
【0030】一方、前記フロントデッキ11は、前記パ
レット1の幅方向に沿って左右方向に延びた板体であ
り、図2および図4に示すように、前記車両入出庫部2
に位置するパレット1と前記駐車装置への車両走行路1
2との間を滑らかに連結している。前記フロントデッキ
11は、前記車両入出庫部2のパレット1に対応する部
分と、前記各サイドデッキ10,10に対応する部分と
からなり、該各サイドデッキ10,10に対応する部分
が該各サイドデッキ10側へ延び出ている(図4参
照)。そして、前記フロントデッキ11は、図3に示す
ように、車両入出庫口13側で左右方向に延びる軸線1
4を中心として、前記パレット1側の部分が上下に揺動
するようになっている。前記フロントデッキ11は、車
両Cが入出庫するときにのみ、前記車両入出庫部2にあ
るパレット1とほぼ面一となるように位置して前記パレ
ット1と隙間なく連続するとともに、前記チェーンコン
ベア5上を覆って前記各サイドデッキ10,10と隙間
なく連続する。その他のときは、上方へ揺動して前記パ
レット1の循環経路から外れるように退避している。
【0031】なお、前記フロントデッキ11は、前記車
両入出庫部2に位置するパレット1に接近する方向およ
びそこから離れる方向に水平移動自在に構成してもよ
い。
【0032】前記各サイドデッキ10,10には、歩行
者が前記ピット8内に落ち込むことを防止する安全用の
手摺15が設けられている。この手摺15は、図4に示
すように、前記サイドデッキ10ごとに、左右方向に位
置をずらして配設された前後一対のリンク装置で構成さ
れていて、電動式直線動アクチュエータ等の図示しない
適当な駆動装置によって、不使用時には、前記各サイド
デッキ10を上から見たときの輪郭内に納まるように、
前記各サイドデッキ10の上面に沿って自動的に折り畳
まれる。前記手摺15は、前記各サイドデッキ10が前
記パレット1と同一高さまで上昇した後に、自動的に起
立する。
【0033】前記車両入出庫部2に位置するパレット1
の下方には、該パレット1の向きを変換せしめる方向変
換装置として、ターンテーブル16が配設されている。
該ターンテーブル16は、入庫車両を受け入れたパレッ
ト1の向きを前記車両入出庫部2内で180度変換し、
入庫時にも出庫時にも前進運転できるようにして、入出
庫運転を一層容易にするために設けられている。
【0034】前記ターンテーブル16は、本来の旋回機
能のほかに、前記パレット1を前記車両入出庫部2のチ
ェーンコンベア5上から若干持ち上げるための、リフト
機能をも備えている。そして、前記ターンテーブル16
は、前記パレット1をいったん前記チェーンコンベア5
上で少し持ち上げてその方向を180度変更させた後、
下降することにより、再び前記パレット1を前記チェー
ンコンベア5上に載置する。
【0035】前記駐車装置においては、前記車両入出庫
口13の左右幅は、前記フロントデッキ11に対応し
て、前記パレット1より大きく形成されている。そし
て、前記車両入出庫口13には安全用の扉17が設けら
れている。この扉17は、車両Cが入出庫するとき以外
は前記車両入出庫口13を閉じ、前記駐車装置内への人
の立ち入りを防止する。図示例の扉17は、昇降扉であ
る。この昇降扉17をはじめとして、前記駐車装置を構
成する各駆動装置は、図示しない制御装置により自動制
御される。
【0036】また、前記駐車装置には、図2に示すよう
に、前記車両入出庫部2の奥側に、入庫案内灯18と入
庫案内鏡19とが設けられ、入庫運転の一層の容易化が
図られている。
【0037】以上のように構成される本実施形態に係る
駐車装置の動作は、次の通りである。
【0038】まず、入庫時の動作を説明する。利用者ま
たは駐車装置の管理者が、図示しない制御盤上の入庫ス
イッチを入れると、前記車両入出庫部2へと空のパレッ
ト1が自動的に移動してくる。続いて、該パレット1の
左右両側で前記各サイドデッキ10が上昇し、その上面
が前記パレット1とほぼ同一の高さとなったところで停
止し、前記手摺15が自動的に立ち上がる。同時に、前
記フロントデッキ11が揺動下降し、前記パレット1お
よび前記各サイドデッキ10を前記車両走行路12に対
して滑らかに連絡する。
【0039】前記昇降扉17が上昇して前記車両入出庫
口13が開いた後に、車両Cは前進で前記車両入出庫部
2のパレット1上に乗り込む。前記車両入出庫口13が
広く、かつ、前記パレット1の回りに前記デッキ9が存
在しているので、車両Cの入庫運転が容易である。
【0040】前記パレット1上に乗り込んだ車両Cから
乗員が降車し、乗員は、前記各サイドデッキ10上およ
び前記フロントデッキ11上を通って前記車両入出庫口
13から駐車装置の外出る。
【0041】利用者または管理人が車両収納スイッチを
入れる。すると、前記昇降扉17が下降し、前記手摺1
5が折り畳まれて前記各サイドデッキ10が前記ピット
8内に退避下降するとともに、前記フロントデッキ11
も退避揺動する。続いて、前記ターンテーブル16が前
記車両Cを載せたパレット1を持ち上げて、その向きを
180度変更させる。これにより、前進で入庫した車両
Cが、前進で出庫できるようになる。その後、前記パレ
ット1は、前記車両Cをのせたまま、下段の水平循環経
路4b内を前記チェーンコンベア5によって横移動させ
られる。必要に応じて、前記昇降フォーク7により垂直
循環経路4c,4dに沿って運ばれ、上段の水平循環経
路4a内の車両格納部3へと移動させられる。
【0042】このような動作の連続により、前記駐車装
置は、図1に示す満車状態となるまで、車両Cを受け入
れることができる。
【0043】次に、出庫時の動作を説明する。利用者ま
たは管理者は、出庫車両が格納されている車両格納部3
に対応する出庫スイッチを押す。すると、出庫車両を載
せているパレット1が前記車両入出庫部2に来るまで、
前記パレット1が自動的に循環する。
【0044】出庫車両を載せたパレット1が前記車両入
出庫部2に停止すると、前記各サイドデッキ10が上昇
し、その上面が前記パレット1とほぼ同一の高さとなっ
たところで停止し、前記手摺15が自動的に立ち上が
る。同時に、前記フロントデッキ11が揺動下降し、前
記パレット1および前記各サイドデッキ10を前記車両
走行路12に対して滑らかに連絡する。
【0045】前記昇降扉17が上昇するので、前記車両
入出庫口13から乗員が入り、前記フロントデッキ11
上および前記各サイドデッキ10上を通って、前記車両
Cに乗り込む。そして、該車両Cは前進で出庫する。
【0046】以上のように、本実施形態に係る駐車装置
によれば、前記デッキ9(10,11)を設けたので、
入出庫運転が容易となり、さらに、前記ターンテーブル
16を設けたので、前進入庫かつ前進出庫ができ、入出
庫運転が一層容易となる。
【0047】また、前記デッキ9は、乗員の通路として
も作用するので、乗員の乗り降りも楽である。
【0048】なお、図示例では、見かけ上八つの駐車可
能スペースを備え、六台の車両を一時に格納し得る駐車
装置について説明したが、必要に応じて、これより規模
の大きい横長の駐車装置とすることもできる。また、最
小で、見かけ上六つの駐車可能スペースを備え、上段に
三台、下段に一台で、合計四台の車両を格納する駐車装
置とすることもできる。
【0049】さらに、前記の如き駐車装置において、前
記ターンテーブル16を廃止し、または該ターンテーブ
ル16を残したままで、前記車両入出庫部2を前記車両
Cが通り抜けできるように構成することもできる。具体
的には、前記車両入出庫部2の奥側にも、前記フロント
デッキ11と同様の構成のデッキを設ける。このように
すれば、前進入庫かつ前進出庫が可能であるほか、必要
に応じて、前記車両入出庫部2に前後両方向から車両を
受け入れるように使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る駐車装置の正面図で
ある。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】車両格納部の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 車両載置用パレット 2 車両入出庫部 3 車両格納部 4 循環経路 4a,4b 水平循環経路 4c,4d 垂直循環経路 5 水平搬送装置 7 垂直搬送装置10 サイドデッキ 11 フロントデッキ 15 手摺 16 方向転換装置(ターンテーブル) C 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000005119 日立造船株式会社 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番 89号 (73)特許権者 000006208 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 (73)特許権者 000002107 住友重機械工業株式会社 東京都品川区北品川五丁目9番11号 (73)特許権者 000004123 日本鋼管株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 (73)特許権者 000001258 川崎製鉄株式会社 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番 28号 (73)特許権者 000005902 三井造船株式会社 東京都中央区築地5丁目6番4号 (72)発明者 榎波 義幸 東京都千代田区平河町2丁目7番4号 財団法人駐車場整備推進機構内 (72)発明者 高木 誠一 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石川島播磨重工業株式会社内 (72)発明者 冨永 浩之 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和 工業株式会社内 (72)発明者 柳井 雅博 神奈川県横浜市金沢区大川3番1号 東 急車輛製造株式会社内 (72)発明者 池永 高健 大阪府大阪市此花区桜島1丁目3番40号 日立造船株式会社内 (72)発明者 斉藤 一夫 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社内 (72)発明者 平井 睦男 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住 友重機械工業株式会社内 (72)発明者 田中 穂積 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目1番 地 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 井口 正和 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川崎製鉄株式会社内 (72)発明者 宇曽井 仁 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井 造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−158686(JP,A) 特開 平6−307110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/06 E04H 6/12 - 6/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に並んだ駐車可能スペースを有
    する水平循環経路と上下方向に並んだ駐車可能スペース
    を有する垂直循環経路とからなる循環経路を備え、前記
    水平循環経路においてその左右両端の駐車可能スペース
    以外の駐車可能スペースに単一の車両入出庫部を設け、
    前記駐車可能スペースの合計数より二だけ少ない数の車
    両載置用パレットを前記循環経路に沿って移動自在に配
    設し、前記車両入出庫部に位置した車両載置用パレット
    と連続して該パレット上への車両の入庫運転を容易にせ
    しめるとともに該車両からの乗員の降車を容易にせしめ
    サイドデッキを、前記車両入出庫部の左右両脇に、
    記車両載置用パレットの循環の妨げにならないように退
    避移動自在に設けてなる駐車装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドデッキに、前記車両入出庫部
    に位置する車両載置用パレット上の車両の乗員が前記サ
    イドデッキから落ちることを防止する折り畳み自在の手
    摺を設けてなる、請求項1に記載の駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記サイドデッキに、該サイドデッキが
    前記車両入出庫部に位置する車両載置用パレットと連続
    した後に自動的に起立する折り畳み自在の手摺を設けて
    なる、請求項1に記載の駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記車両入出庫部に位置する車両載置用
    パレットと前記車両入出庫部への車両の走行路との間を
    滑らかに連結するフロントデッキを、前記車両載置用パ
    レットの循環の妨げにならないように退避移動自在に設
    けてなる、請求項1,2または3に記載の駐車装置。
  5. 【請求項5】 前記車両載置用パレットの前後両端部の
    下面を支持してこれを前記水平循環経路に沿って横送り
    する水平搬送装置と、前記車両載置用パレットの下面を
    支持してこれを前記垂直循環経路に沿って昇降せしめる
    垂直搬送装置と、を備え、該垂直搬送装置による前記車
    両載置用パレットの昇降動作の妨げにならないように、
    前記水平搬送装置の一部が移動自在とされてなる、請求
    項1,2,3または4に記載の駐車装置。
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