JP3166803U

JP3166803U - 均温板及び均温板のエッジシール構造

Info

Publication number: JP3166803U
Application number: JP2011000070U
Authority: JP
Inventors: 勤文王
Original assignee: 利得全股▲ふん▼有限公司; 王勤文
Priority date: 2010-02-11
Filing date: 2011-01-08
Publication date: 2011-03-24
Anticipated expiration: 2021-01-08
Also published as: US20110192576A1; TWM385203U; DE202011000089U1

Abstract

【課題】均温板周縁のシールエッジの密封性を向上可能な均温板を提供する。【解決手段】本均温板１は、相互に重なり合う第１蓋板１０及び第２蓋板２０を含み、第１蓋板及び第２蓋板の周縁は、それぞれ第１折辺１１及び第２折辺２１を湾折して延伸し、第２折辺は、第１折辺上に重なり合い、且つ第１折辺は、更に第２折辺上に重なり合い、毛細構造が第１、第２蓋板の内部に敷設され、作動流体が第１蓋板及び第２蓋板の間に充填され、これにより、均温板のシールエッジは、良好な密封性を有し、均温板のプロセスの歩留まりを向上し、コストを低減することができる。【選択図】図９

Description

本考案は、均温板に関し、特に、均温板のエッジシール構造に関する。

従来の均温板の構造は、中空板体、該板体内に設けられる毛細組織、及び該板体内部と連通するシールド管を含み、該中空板体は、分離した２つの蓋板から構成され、該２つの蓋板の外周縁は、エッジシールであり、該２つの蓋板は、相互に被さり合い、該２つの蓋板の内壁面上に毛細組織を結合した後、該エッジシールを密閉し、更に、シールド管を該２つの蓋板の注入口上に挿入し、該シールド管の箇所に作動流体を注入し、吸気等の作業を行う。

従来において、均温板のシールエッジは、溶接作業を採用し、接合箇所を密閉し、先ず該２つの蓋板周辺のシールエッジを上下に突合せた後、溶接原料で密閉する。また、均温板内部に作動流体を充填し、該作動流体は、板体内部で回流し、循環使用され、相変化により熱量を伝達し、均温板の内部において、通常、熱膨冷縮の変化をなすので、均温板終焉のシールエッジの密封性は、特に重要であり、このため、該シールエッジ溶接作業の施行品質に対する要求は高くなっており、製品の歩留まりを低減することが求められるが、これは、均温板のコストを上昇させる要因となっている。

これに鑑みて、本考案者は、上記の欠陥を改善する為、研究を行い、学理の運用を組み合わせ、上記欠陥を合理的且つ効率的に改善する本考案を提示する。

特開平９−１１３３７４号公報

本考案の目的は、均温板周縁のシールエッジの密封性を向上可能な均温板を提供することにある。

本考案のもう１つの目的は、製品プロセスの歩留まりを向上し、製造コストを低減可能な均温板を提供することにある。

本考案のもう１つの目的は、密封性を向上可能な均温板シールエッジ構造を提供することにある。

上記の目的を達成する為、本考案が提供する均温板は、第１蓋板、第２蓋板、毛細構造及び作動流体を含み、第１蓋板の周縁は、第１折辺を湾折して延伸し、第２蓋板は、第１蓋板上に被さり、第２蓋板の周縁は、第２折辺を湾折して延伸し、第２折辺は、第１折辺上に重なり合い、且つ第１折辺は、更に第２折辺上に重なり合い、毛細構造は、第１、第２蓋板の内部に敷設され、作動流体は、第１蓋板及び第２蓋板の間に充填される。
上記の目的を達成する為、本考案が提供する均温板のシールエッジ構造は、第１蓋板及び第２蓋板を含み、第１蓋板の周縁が第１折辺を湾折して延伸し、第２蓋板が第１蓋板上に被さり、第２蓋板の周縁が第２折辺を湾折して延伸し、第２折辺が第１折辺上に重なり、且つ第１折辺が第２折辺上に湾折して重なり被さる。

本考案は、下記の特徴を有する。
（１）第１蓋板、第２蓋板、毛細構造及び作動流体を含み、
該第１蓋板の周縁は、第１折辺を湾折して延伸し、
該第２蓋板は、該第１蓋板上に被さり、該第２蓋板の周縁は、第２折辺を湾折して延伸し、該第２折辺は、該第１折辺上に重なり合い、且つ該第１折辺は、更に該第２折辺上に重なり合い、
該毛細構造は、該第１、第２蓋板の内部に敷設され、
該作動流体は、該第１蓋板及び該第２蓋板の間に充填される均温板。
（２）更に、支持構造を含み、該支持構造は、該毛細構造を押し上げ、該第１、第２蓋板内壁に貼合する（１）に記載の均温板。
（３）前記支持構造は、板体であり、該板体は、複数の凹凸部を成型し、複数の貫通孔を形成し、該貫通孔は、それぞれ該凹凸部の間に形成され、且つ該凹凸部は、一部分が該板体の一板面に向かって突出し、他の部分は、該板体の他の板面に向かって突出する（２）に記載の均温板。
（４）更に、溶接材料を含み、該溶接材料は、該第１折辺及び該第２折辺の接合箇所に設置される（１）に記載の均温板。
（５）前記第２折辺の１つの側辺に凹部を設け、該第１折辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる（１）に記載の均温板。
（６）前記第２折辺の相対する２つの側辺にそれぞれ凹部を設け、該第１折辺の相対する２つの側辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる（１）に記載の均温板。
（７）第１蓋板及び第２蓋板を含み、
該第１蓋板の周縁が第１折辺を湾折して延伸し、該第２蓋板が該第１蓋板上に被さり、該第２蓋板の周縁が第２折辺を湾折して延伸し、該第２折辺が該第１折辺上に重なり、且つ該第１折辺が該第２折辺上に湾折して重なり被さる均温板のシールエッジ構造。
（８）更に、溶接材料を含み、該溶接材料は、該第１折辺及び該第２折辺の接合箇所に設置される（７）に記載の均温板のシールエッジ構造。
（９）前記第２折辺の１つの側辺に凹部を設け、該第１折辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる（７）に記載の均温板のシールエッジ構造。
（１０）前記第２折辺の相対する２つの側辺にそれぞれ凹部を設け、該第１折辺の相対する２つの側辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる（７）に記載の均温板のシールエッジ構造。

従来技術に比較し、本考案の均温板およびそのシールエッジ構造は、その第１蓋板の第１折辺の長さが第２蓋板の第２折辺の長さより大きく、第２蓋板が第１蓋板に被さり合った後、第１折辺を湾折し、第１折辺が第２折辺の上面に被さるようにし、更に、プレス器具で第１折辺及び第２折辺を圧制し、両者を緊密に結合させ、由於在第１蓋板及び第２蓋板の接合箇所が良好な密封性を有するようにし、均温板内の気体又は液体が第１折辺及第２折辺の接合箇所から容易に逸脱しないようにし、従って、シールエッジの溶接品質を特別要求せず、製品プロセスの歩留まりを向上でき、本考案の実用性及び経済性を向上する。

本考案の均温板の立体分解図である。本考案の均温板の組み合わせ説明図である。本考案の均温板の組み合わせ断面図である。図３のＡ部分の拡大図である。本考案の均温板のシールエッジ構造の接合説明図１である。本考案の均温板のシールエッジ構造の接合説明図２である。本考案の均温板のシールエッジ構造の接合説明図３である。本考案の均温板の立体外観説明図である。図６柱の７−７線に沿った断面図である。本考案の均温板のシールエッジ方法の第２実施例を示す図である。本考案の均温板のシールエッジ方法の第３実施例を示す図である。

本考案の詳細な説明及び技術的内容について、図面を合わせ、以下に説明するが、図面は、参考及び説明用に提供するだけであり、本考案に対し制限を加えるために用いるものではない。

図１〜図３は、それぞれ本考案の均温板の立体分解図、組み合わせ説明図、組み合わせ断面図である。本考案の均温板１は、第１蓋板１０、第２蓋板２０、支持構造３０、毛細構造４０及び作動流体５０を含む。

該第１蓋板１０の周縁は、第１折辺１１を湾折して延伸し、該第２蓋板２０の周縁は、第２折辺２１を湾折して延伸し、そのうち、該第１折辺１１の長さは、該第２折辺２１の長さより大きく、且つ該第２蓋板２０は、シールド管２２を有し、本実施例において、該第１蓋板１０及び第２蓋板２０は、方形板であり、実際の実施時、その他の形態、例えば、円形等であることもできる。

更に、該支持構造３０及び該毛細構造４０は、該２つの蓋板１０、２０の間に設置され、該毛細構造４０は、該第１、第２蓋板１０、２０の内部に敷設され、該支持構造３０は、該毛細構造４０を押し上げ該第１、第２蓋板１０、２０内壁に貼合する。本実施例において、該支持構造３０は、板体であり、該板体上に複数の凹凸部３１を成型し、複数の貫通孔３２を開設し、該貫通孔３２は、それぞれ、該凹凸部３１の間に形成され、且つ該凹凸部３１は、一部分が該板体の板面に向かって突出し、他の部分が該板体の他の板面に向かって突出する。

該第２蓋板２０を該第１蓋板１０上に被せ合わせ、該第１蓋板１０及び該第２蓋板２０を相互に被せ合わせ、中空板体を形成し、該第２蓋板２０上のシールド管２２は、該中空板体の内部と連通し、同時に、該第２蓋板２０の第２折辺２１は、該第１蓋板２０の第１折辺１１上に重ねられ、第１折辺１１の一部分は、該第２折辺２１の外側に湾折し貼合する。

図４、図５、図６、図７は、それぞれ本考案の均温板のシールエッジ構造の局部拡大図及びシールエッジ構造の接合説明図である。続いて、該第１折辺１１を湾折し、該第２折辺２１上に重ね合わせ、更にプレス器具を提供し (図示せず)、該プレス器具が湾折を圧制した後の第１折辺１１は、該第１折辺１１及び該第２折辺２１に緊密な結合を形成させる。また、該第１折辺１１及び該第２折辺２１の接合箇所の密合性を強化し、該第１折辺１１及び該第２折辺２１の接合箇所に溶接材料５０を設置でき、溶接作業を行い、該溶接材料５０が溶解した後、該溶接材料５０に該第１折辺１１及び該第２折辺２１を緊密に接合させることができる。

図８及び図９は、それぞれ、本考案の均温板の立体外観図及びその断面図である。上記説明により組み立てを完成後、更に作動流体６０を提供し、該作動流体６０を該シールド管２２から該中空板体内部に注入し、続いて吸気、密閉等の作業を行い、本考案の均温板1の組み立てを完成する。

図１０及び図１１は、それぞれ本考案の均温板シールエッジ構造の他の２つの実施例である。この２つの実施例は、第１実施例とほぼ同一であり、その異なる箇所は、図８において、該第２折辺２１の一側片に凹部２１０が設けられ、該プレス器具が對該第１折辺１１に圧制を行なう時、該第１折辺１１は、該第２折辺２１の凹部２１０に対応する箇所に凸部１１０を形成し、相互に嵌合固定し、該第１折辺１１及び該第２折辺２１に良好な接合性を持たせることにある。また一方で、図９において、該第２折辺２１の相対する２つの側辺にそれぞれ凹部２１０、２１１を設け、該プレス器具が圧制を行なう時、同様に、該第１折辺１１の２つの側辺のそれぞれ第２折辺２１の凹部２１０、２１１に対応する箇所に凸部１１０、１１１を形成し、相互に嵌合し固定する。

なお、本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない均等の範囲内で各種の変動や潤色を加えることができることは勿論である。

１均温板
１０第１蓋板
１１第１折辺
２０第２蓋板
２１溝
２２シールド管
３０支持構造
３１凹凸部
３２貫通孔
４０毛細構造
５０溶接材料
６０作動流体

Claims

第１蓋板、第２蓋板、毛細構造及び作動流体を含み、
該第１蓋板の周縁は、第１折辺を湾折して延伸し、
該第２蓋板は、該第１蓋板上に被さり、該第２蓋板の周縁は、第２折辺を湾折して延伸し、該第２折辺は、該第１折辺上に重なり合い、且つ該第１折辺は、更に該第２折辺上に重なり合い、
該毛細構造は、該第１、第２蓋板の内部に敷設され、
該作動流体は、該第１蓋板及び該第２蓋板の間に充填される均温板。
更に、支持構造を含み、該支持構造は、該毛細構造を押し上げ、該第１、第２蓋板内壁に貼合する請求項１に記載の均温板。
前記支持構造は、板体であり、該板体は、複数の凹凸部を成型し、複数の貫通孔を形成し、該貫通孔は、それぞれ該凹凸部の間に形成され、且つ該凹凸部は、一部分が該板体の一板面に向かって突出し、他の部分は、該板体の他の板面に向かって突出する請求項２に記載の均温板。
更に、溶接材料を含み、該溶接材料は、該第１折辺及び該第２折辺の接合箇所に設置される請求項１に記載の均温板。
前記第２折辺の１つの側辺に凹部を設け、該第１折辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる請求項１に記載の均温板。
前記第２折辺の相対する２つの側辺にそれぞれ凹部を設け、該第１折辺の相対する２つの側辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる請求項１に記載の均温板。
第１蓋板及び第２蓋板を含み、
該第１蓋板の周縁が第１折辺を湾折して延伸し、該第２蓋板が該第１蓋板上に被さり、該第２蓋板の周縁が第２折辺を湾折して延伸し、該第２折辺が該第１折辺上に重なり、且つ該第１折辺が該第２折辺上に湾折して重なり被さる均温板のシールエッジ構造。
更に、溶接材料を含み、該溶接材料は、該第１折辺及び該第２折辺の接合箇所に設置される請求項７に記載の均温板のシールエッジ構造。
前記第２折辺の１つの側辺に凹部を設け、該第１折辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる請求項７に記載の均温板のシールエッジ構造。
前記第２折辺の相対する２つの側辺にそれぞれ凹部を設け、該第１折辺の相対する２つの側辺の該第２折辺の凹部に対応する箇所に凸部を形成し、相互に嵌合固定させる請求項７に記載の均温板のシールエッジ構造。