JP3166765B2 - 溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼 - Google Patents
溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼Info
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Description
容器、ラインパイプ及び海洋構造物等に用いられる60
キロ級構造用鋼で、特に曲げなどの冷間加工後において
も優れた低温靭性を有する歪時効後の靭性に優れた鋼に
関するものである。
呼ばれる靭性が劣化する現象が生ずる。歪時効脆化に間
しては主に自動車ボデイ用の薄鋼板を対象に研究が行な
われてきたが、近年、構造物の信頼性に対する要求が高
まり、厚鋼板においても素材段階のみならず加工や不慮
の事故などにより塑性変形を受けた後の靭性が問題視さ
れるようになってきた。
張り予歪を付与し、250℃で1時間の時効処理後シャ
ルピー試験を行なう歪時効シャルピー試験が知られ、近
年、材料評価試験の一つとして要求される事例が増えて
いる。
として、特開平5−320820号、特開昭59−18
2915号及び特開昭56−127760号等がある
が、いずれも一般的な600MPa級厚肉鋼板を対象と
した技術ではない。
400MPa級の球状船首用低降伏点焼入れ鋼が開示
されている。鋼材組織を整粒化し、歪時効後の靭性劣化
を防止するものであるが、C量が0.002〜0.03
%、他の強化元素も殆ど含有されていない成分組成が対
象であり、60キロ級鋼に適用することは出来ない。
500MPa級鋼での歪時効脆化を抑制する製造方法を
開示している。TMCP50キロ鋼を冷間加工した場
合、冷間加工後の脆化がフェライト・ベイナイト組織の
フェライト相に歪が集中することにより生じることに着
目し、フェライト中の固溶N,固溶Cを冷却停止温度の
制御により低減させ、フェライト相の脆化を抑制する技
術である。このため、室温付近まで冷却され、焼入れ組
織となる60キロ級鋼には適用できない。
Pa級鋼の歪時効脆化抑制技術が記載されているが、本
技術はVN析出型の鋼において、0.01%以上のN含
有により生ずる歪時効脆化をCaまたはMgの添加によ
り抑制できることを示している。しかし、本技術は、a
s rollあるいはノルマで製造するVN鋼に限って
その効果を発揮するもので、実施例の鋼もC量が0.1
2%以上と高く、Pcmも0.25%以上と溶接施工性に
劣る鋼が記載され、現在の一般的な需要家の要望に応え
るものではない。
溶接施工性に優れた600MPa級厚肉鋼材で塑性変形
させた後の脆化を抑制する技術は未だ完成されていな
い。本発明は、溶接性に優れ、かつ歪時効後にも優れた
靭性を有する60キロ級焼入れ焼戻し鋼を提供するもの
であり、具体的には再加熱処理材と比較して組織が粗
く、靭性に劣り、特に塑性変形を受けると著しく靭性が
劣化する直接焼入れ焼戻し鋼で、歪時効シャルピー試験
の破面遷移温度vTs(aged)がー40℃以下とな
る60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼を提供する。
れ焼戻し鋼を対象に塑性変形をうけた後の靭性劣化の原
因、及びその防止技術について鋭意検討を行ない、靭性
劣化が以下の図1〜3に示す機構によりもたらされるも
のであり、その防止には粒界面積の増大が有効なことを
見出した。
示すもので、低成分設計:低Pcm,低Ceq(WE
S)の60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼の場合、オーステ
ナイトの細粒化が困難なため再加熱焼入れ焼戻し材のミ
クロ組織と比較すると粗いベイナイト組織となる。
織を示すもので、セメンタイトが粒界に析出する。セメ
ンタイトは焼戻し温度が同じ場合、再加熱材と比較して
粒界面積の小さい直接焼入れ材で粗大化する。
の状況を示すもので、セメンタイト周辺に歪が集中する
ようになる。歪集中は析出したセメンタイトが粗いほど
大きくなり、直接焼入れ焼戻し鋼の歪脆化は再加熱焼入
れ焼戻し鋼より著しくなり,又、その防止にはセメンタ
イトを微細化させる粒界面積の増大が有効である。
を増大させる方法について検討を行い、図4に示すよう
に直接焼入れ時、旧オーステナイト粒界に、数μm以下
の膜状のフェライトを生成させた場合、実質的に粒界面
積が増大し、セメンタイトが微細化することを把握し、
本発明を完成させたものである。
した組織を有し、質量%で、C:0.04%以上、0.
09%以下、Si:0.1%以上、0.5%以下、M
n:1.2%以上、1.8%以下、Cr:0.1%以
上、0.5%以下、Nb:0.01%以上、0.05%
以下、sol.Al:0.002%以上、0.07%以
下、N:0.001%以上、0.004%以下、残部F
e及び不可避不純物よりなり、且つ、Pcm≦0.20
%、Ceq(WES)≦0.42%を満足する化学組成
からなる溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級
直接焼入れ焼戻し鋼。 但し、Pcm=C+Mn/20+Si/30+Cu/2
0+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+
5B, Ceq(WES)=C+Mn/6+Si/24+Ni/
40+Cr/5+Mo/4+V/14とする。 2. 更に、鋼成分として、質量%で、Mo:0.02
%以上、0.3%以下、Cu:0.1%以上、0.6%
以下の一種又は二種を含有する1記載の溶接性及び歪時
効後の靭性に優れた60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼。
i:0.1%以上、0.5%以下を含有する1又は2記
載の溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接
焼入れ焼戻し鋼。 4. 更に、鋼成分として、質量%で、V:0.01%
以上、0.08%以下を含有する1乃至3の何れかに記
載の溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接
焼入れ焼戻し鋼。
i:0.005%以上、0.02%以下、Ca:0.0
01%以上、0.004%以下の一種又は二種を含有す
る1乃至4の何れかに記載の溶接性及び歪時効後の靭性
に優れた60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼。 6. 更に、鋼成分において、質量%で、B:0.00
02%以下、P:0.010%以下、S:0.002%
以下としたことを特徴とする1乃至5の何れかに記載の
溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接焼入
れ焼戻し鋼。
0.1〜5μm,旧オーステナイト粒界占有率が20%
以上であることを特徴とする1乃至6の何れかに記載の
溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接焼入
れ焼戻し鋼。 但し、粒界占有率(%)=ΣLn/旧オーステナイト粒
界全長*100 ΣLn:膜状フェライト全長
する理由について述べる。
イトを微細化させるため、旧オーステナイト粒界にフェ
ライトを析出させ、粒界面積を実質的に増大させる。
ルな場合、歪時効後の靭性改善効果に比して強度低下が
大きく、60キロ級の強度が得られるなくなるため、膜
状とする。本発明における膜状とは、均一な厚みの膜に
のみ限定するものではなく、60キロ級の強度を確保
し、歪時効後の靭性改善効果が得られる範囲での、厚み
の凹凸は許容できる。
ナイト粒界上の占有率を規定した場合、より好ましいも
のとなる。膜としての厚みは0.1μm未満の場合、歪
時効脆化の抑制効果が十分でなく、5μmを超えると強
度の低下が大きいため、0.1〜5μmが好ましい。上
述したように、この範囲であれば凹凸状に変動しても好
ましい結果が得られる。
トの旧オーステナイト粒界上の占有率を20%以上とし
た場合、歪時効脆化の抑制効果は顕著なものとなる。
尚、粒界占有率は図4において、粒界占有率(%)=Σ
Ln/旧オーステナイト粒界全長*100、ΣLn:膜
状フェライト全長として求める。
えると、予熱無しの場合、低温割れの生じる可能性が高
まるため、0.20%以下とする。
えると、大入熱溶接した場合、熱影響部の靭性が著しく
劣化するため、0.42%以下とする。
(WES)≦0.42%の成分組成で、60キロ級強度
を確保するため、直接焼入れ焼戻しに製造方法を限定す
る。尚、60キロ級鋼として好ましい成分組成は以下の
ようである。 C:0.04%以上0.09%以下 0.04%未満では厚肉材の場合60キロ級の引張り強
度を確保することが困難で、0.09%を超えると,歪
時効後の靭性が劣化するため、0.04%以上0.09
%以下とする。
ーステナイト粒界に膜状のフェライトを生成させるのに
有効である。0.1%未満ではその効果が十分でなく、
0.5%を超えると効果が飽和し、溶接熱影響部の靭性
が著しく劣化することがあるため、0.1%以上0.5
%以下とする。
では厚肉材の場合60キロ級の引張り強度を確保するこ
とが困難で、1.8%を超えると、溶接熱影響部の靭性
が著しく劣化することがあるため、1.2%以上1.8
%以下とする。
り、旧オーステナイト粒界に膜状のフェライトを生成さ
せるのに有効である。0.1%未満では、その効果が不
十分で、0.5%を超えると焼入れ性が著しく高まり、
膜状フェライトの生成が困難になるため0.1%以上
0.5%以下とする。
接焼入れ時のオーステナイト粒界を活性化させ、膜状フ
ェライトの生成を容易とする。また、焼戻し時にNb炭
化物として析出し、強度上昇に有効である。0.01%
未満ではそれらの効果が不十分で、0.05%超えでは
著しいNb炭化物の析出強化により靭性が劣化するため
0.01%以上0.05%以下とする。
%以下 Alは脱酸のため添加する。sol.Al量で0.00
2%未満の場合、その効果が十分でなく、0.07%を
超えて添加すると鋼材の表面疵が発生しやすくなるた
め、0.002%以上0.07%以下添加する。
TiNを生成し、オーステナイトを微細化させる。0.
001%未満ではその効果が十分でなく、0.004%
を超えて含有すると焼入れ焼戻し後も固溶Nにより著し
い歪時効脆化を生じるため、0.001%以上0.00
4%以下とする。
分範囲を規定することが望ましい。
以下 本パラメータは上記成分範囲にある鋼の旧オーステナイ
ト粒界に、膜状のフェライトを生成させるのに有効で、
Si+3Crが0.50%未満の場合、その効果が十分
でなく、1.25%を超えると過度の焼入れ性により膜
状のフェライトの生成が抑制されるため、0.50%以
上1.25%以下とすることが望ましい。所望する特性
を向上させるため、Mo,Cu、Ni,V,Ti,Ca
を単独または複合添加し、更に不可避不純物であるB,
P,Sを規制することが可能である。
u:0.1%以上0.6%以下の一種または二種 Moは強度を向上させ、特に厚肉材で有効なため添加す
る。0.02%未満ではその効果が十分でなく、0.3
%を超えると溶接性及び溶接熱影響部の靭性が著しく劣
化するため0.02%以上0.3%以下とする。Cuは
強度を向上させるため添加する。
0.6%を超えて添加するとCu割れの懸念が高まるた
め0.1%以上0.6%以下とする。
ではその効果が十分でなく、0.5%を超えると鋼材コ
ストの上昇が著しいので0.5%以下とする。
ため添加する。0.01%未満ではその効果が十分でな
く、0.08%超えでは著しいV炭化物の析出強化によ
り靭性が劣化するため0.01%以上0.08%以下と
する。
Ca:0.001%以上0.004%以下の一種又は二
種 Ti、Caは母材靭性並びに溶接熱影響部の靭性を向上
させるため添加する。Tiは圧延加熱時あるいは溶接
時、TiNを生成しオーステナイト粒径を微細化する。
く、0.02%を超えて添加すると圧延時にTiNbの
複合炭化物が析出し、焼戻し時のNb炭化物の析出量が
不足するようになり強度低下が生じるため、0.005
%以上0.02%以下とする。
延加熱時あるいは溶接時、オーステナイト粒径を微細化
する。0.001%未満ではその効果が十分でなく、
0.004%を超えて添加すると多量のCa硫酸化物に
より清浄度を著しく劣化させるため、0.001%以上
0.004%以下とする。
て存在すると旧オーステナイト粒界における膜状フェラ
イトの生成が抑制されるため溶解原料の選別などにより
0.0002%以下に規制する。
02%とした場合、中央偏析が軽減され、板厚中央の靭
性及び溶接性を向上させるため規制する。
す(表示しない残部は実質的にFeよりなる)。表中、
鋼A〜FはPcm,Ceq(WES)に関する本発明の
規定を満足するが、鋼G、H,Jは何れか一方、又は両
者が発明の範囲外となっている。これらの化学成分を有
する250mm厚の鋳片を表2に示す制御圧延(CR)
と直接焼入れ焼戻し(DQT)による種々の製造条件に
より、旧オーステナイト粒界でのフェライトの析出状態
を変化させた板厚34〜80mmの鋼板とした。 熱処
理後のミクロ組織を、SEMにより500〜2000倍
で観察し、粒界に析出したフェライトの形態、粒界占有
率を調べた。機械的特性として強度、靭性および歪時効
後の靭性を求めた。引張り試験は1/4tより、採取し
たJISG14A号(14φ)試験片を用いた試験とし
た。
ノッチシャルピー衝撃試験片を用い試験温度をー100
〜0℃とする試験とした。歪時効後の靭性は板状の試験
片に、5%引張り予歪を付与し、250℃で1時間の時
効処理後、引張方向に2mmVノッチシャルピー衝撃試
験片を採取し、−100〜20℃で試験を行った。
る手溶接熱影響部の最高硬さ試験とした。また、溶接熱
影響部の靭性を、レ開先継手(溶接条件:入熱30kJ
/cmのCO2溶接)より採取した2mmVノッチシャ
ルピー衝撃試験片(ノッチ位置:HAZ1mm、図5に
試験片採取要領を示す)で求めた。 表2に鋼板の製造
条件に併せてミクロ組織観察結果を、表3に各試験結果
を示す。尚、表3において溶接熱影響部のシャルピー衝
撃試験結果は3本の試験片による結果の最小値を示す。
載の発明の実施例となる鋼板No.1〜11(旧オース
テナイト粒界に厚み0.1〜5μmの膜状のフェライト
が粒界占有率20%以上で析出し、且つPcm,Ceq
(WES)に関する規定を満足する)は、歪時効による
劣化度が10℃以内と優れ、且つ60キロ級として十分
な強度と優れた溶接性が得られている。
しているものの粒界占有率が10%と低いため歪時効後
の靭性がやや劣り、Pcmも高いため、溶接部の硬化が
著しい。粒界にフェライトが析出しない鋼板No.1
2,13,17、18及びポリゴナルなフェライトが析
出する鋼板No.15,16では歪時効による靭性の劣
化が大きい。又、鋼板12、13はPcm,Ceqに関
する規定の何れか又は両者が外れるため、溶接部が硬化
し、溶接熱影響部の靭性も低い。
ーステナイト粒界に生成する膜状のフェライトにより、
実質的な粒界面積が増大されるため、焼戻しにおいて析
出するセメンタイトに集中する歪が小さく、歪時効後の
靭性に優れると共に、Pcm,Ceq(WES)が低い
ため溶接性に優れる60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼の提
供が可能で、産業上その効果は極めて大きい。
織を模式的に示す図
出した組織の焼戻し後の状態を模式的に示す図
位置を示す図
Claims (7)
- 【請求項1】 旧オーステナイト粒界上にフェライトが
膜状に析出した組織を有し、質量%で、C:0.04%
以上、0.09%以下、Si:0.1%以上、0.5%
以下、Mn:1.2%以上、1.8%以下、Cr:0.
1%以上、0.5%以下、Nb:0.01%以上、0.
05%以下、sol.Al:0.002%以上、0.0
7%以下、N:0.001%以上、0.004%以下、
残部Fe及び不可避不純物よりなり、且つ、Pcm≦
0.20%、Ceq(WES)≦0.42%を満足する
化学組成からなる溶接性及び歪時効後の靭性に優れた6
0キロ級直接焼入れ焼戻し鋼。 但し、Pcm=C+Mn/20+Si/30+Cu/2
0+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+
5B, Ceq(WES)=C+Mn/6+Si/24+Ni/
40+Cr/5+Mo/4+V/14とする。 - 【請求項2】 更に、鋼成分として、質量%で、Mo:
0.02%以上、0.3%以下、Cu:0.1%以上、
0.6%以下の一種又は二種を含有する請求項1記載の
溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接焼入
れ焼戻し鋼。 - 【請求項3】 更に、鋼成分として、質量%で、Ni:
0.1%以上、0.5%以下を含有する請求項1又は2
記載の溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直
接焼入れ焼戻し鋼。 - 【請求項4】 更に、鋼成分として、質量%で、V:
0.01%以上、0.08%以下を含有する請求項1乃
至3の何れかに記載の溶接性及び歪時効後の靭性に優れ
た60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼。 - 【請求項5】 更に、鋼成分として、質量%で、Ti:
0.005%以上、0.02%以下、Ca:0.001
%以上、0.004%以下の一種又は二種を含有する請
求項1乃至4の何れかに記載の溶接性及び歪時効後の靭
性に優れた60キロ級直接焼入れ焼戻し鋼。 - 【請求項6】 更に、鋼成分において、質量%で、B:
0.0002%以下、P:0.010%以下、S:0.
002%以下としたことを特徴とする請求項1乃至5の
何れかに記載の溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60
キロ級直接焼入れ焼戻し鋼。 - 【請求項7】 膜状に析出するフェライトの厚みが0.
1〜5μm,旧オーステナイト粒界占有率が20%以上
であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載
の溶接性及び歪時効後の靭性に優れた60キロ級直接焼
入れ焼戻し鋼。但し、粒界占有率(%)=ΣLn/旧オ
ーステナイト粒界全長*100 ΣLn:膜状フェライト全長
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- 1999-08-19 JP JP23265899A patent/JP3166765B2/ja not_active Expired - Fee Related
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