JP3166513B2 - 回転形スイッチ - Google Patents

回転形スイッチ

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JP3166513B2
JP3166513B2 JP24498294A JP24498294A JP3166513B2 JP 3166513 B2 JP3166513 B2 JP 3166513B2 JP 24498294 A JP24498294 A JP 24498294A JP 24498294 A JP24498294 A JP 24498294A JP 3166513 B2 JP3166513 B2 JP 3166513B2
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御盤などで、例えば異
なった制御回路を選択するためなどに用いるセレクタス
イッチとして好適な回転形スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、この種の回転形スイッチとし
て、セレクタスイッチの従来例を示し、(a)は一部断
面を含む側面図、(b)は(a)のパッキンの組付前の
断面図である。図6において、このセレクタスイッチは
ケース1と、このケース1の中にこのケース1の中心軸
に対し回動自在に設けられた回転筒2と、その上面がリ
ング状の筒形をなし、そのリング状の上面に回動位置を
示す目盛が設けられ、その下方に回転筒2の内周面径方
向に設けられた孔21に嵌合する突起31が設けられた
レバー32を有する筒形の回転つまみ3と、この回転つ
まみ3の内孔に挿入され、その中央部の下方向に挿入時
に回転つまみ3のレバー32の下端部を外方向に押圧し
て、この突起31を回転筒2の孔21に嵌め合せる押棒
41およびその周辺部の下方向に回転つまみ3の内面に
設けられた段差33に嵌合する半矢尻状突起43が設け
られ、その上面に回転つまみ3の目盛に対応する矢印が
設けられた指示チップ4と、回転筒2に連動してケース
1内を回動し、その上面に回動方向に設けられた傾斜面
によって、この傾斜面に接するノッチカム6を上下方向
に移動させる円筒カム5と、ケース1の下方に設けられ
た上方向の台座11と円筒カム5との間に設けられ、ノ
ッチカム6と円筒カム5の傾斜面との間を押圧するばね
17と、回転筒2の外周に設けられた溝23に挿入さ
れ、この溝23に対向するケース1の内周面との間をシ
ールするパッキン18と、ケース1の下面に設けられた
支持金具12によってこのケース1に取り付けられ、ノ
ッチカム6の上下方向の移動によって駆動される図示し
ない接点部とからなっている。
【0003】ここで、パッキン18は外部からケース1
と回転つまみ3との間隙からスイッチの内部に侵入する
水,油などのシール用であり、図6(b)にその断面を
示すようにY字形として撓み量を大きくしたパッキンと
なっている。このセレクタスイッチは、回転つまみ3
を、指示チップ4の矢印で示されるこの回転つまみの上
面の目盛位置に回動することにより、接点部の接点が選
択的に切り換えられる。
【0004】なお、14はこのセレクタスイッチを、制
御盤などのパネルに取り付ける締付ねじであり、このセ
レクタスイッチのパネルへの取付は、セレクタスイッチ
の回転つまみ3をパネルの孔に裏面から挿入しこの締付
ねじ14を前面から締め付けることによって、パッキン
13を介してケース1をパネルに取り付ける。また、指
示チップ4の半矢尻状突起43は、この指示チップ4を
回転つまみ3から引き出したときに回転つまみ3のリン
グ状上面の裏面に引っ掛かるようにした脱落防止用であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のセレクタスイッ
チにおいては、外部からこのスイッチのケースと回転つ
まみとの間隙からスイッチの内部に侵入する水,油など
のシールを、この回転つまみが結合された回転筒の外周
に設けた溝とこの溝に対向するケースの内面との間に設
けられた断面がY字形の撓み量の大きいパッキンによっ
て行っているが、このY字形のパッキンの組付はこのパ
ッキンを一度広げてから、このパッキンの弾性によって
回転筒の外周の溝内に挿入するので、形状が複雑なこの
Y字形のパッキンは広げたときに歪を生じ、回転筒の溝
面あるいはケースの内面との接触が不安定となりシール
不良を生じやすい問題がある。また、この形状が複雑な
Y字形のパッキンはコストが高い問題がある。
【0006】また、この種セレクタスイッチでは、回転
つまみの回動角度の仕様が、例えば90°のもの、ある
いは120°のものなどが要求されるが、前述のセレク
タスイッチでは、回転つまみの回動角度は接点部のノッ
チ機構で規制されるようになっており、回転つまみに過
大の回動力が加わった場合接点部が破損しやすい問題が
ある。
【0007】本発明の第1の目的は、外部からケースと
回転つまみとの間隙を通してスイッチの内部に侵入する
水,油などのシール用のパッキンのシールの確実性を向
上した回転形スイッチを提供することにある。また、本
発明の第2の目的は、回転つまみに過大の回動力が加わ
った場合の接点部の破損を防止する機構を備えた回転形
スイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は筒状のケースと、
このケース内に収納されこのケースの中心軸に対し回動
自在に設けられた回転筒と、この回転筒の上部に結合さ
れた回転つまみと、この回転筒の下部に結合されこの回
転筒に連動して前記ケース内を回動し、その上面に回動
方向に設けられた傾斜面によってこの傾斜面に接するノ
ッチカムを上下方向に移動させる円筒カムと、前記ノッ
チカムの上下方向の移動で駆動される接点部とを備えた
回転形スイッチにおいて、前記ケースの内周面に内方に
突出し、その上面に円環状の溝が設けられた円環状の段
差と、前記回転筒の外周面にその下面が前記段差の上面
に緩く摺接する段差とを設け、前記ケースの段差の溝に
挿入され、かつその上面が前記回転筒の段差の下面に摺
接するリング状パッキンを設けたことを特徴とする。ま
た、前記のパッキンは請求項2に記載の発明のようにそ
の断面が逆U字状のパッキンからなるようにすると好適
である。
【0009】また、請求項3に記載の発明は筒状のケー
スと、このケース内に収納されこのケースの中心軸に対
し回動自在に設けられた回転筒と、この回転筒の上部に
結合された回転つまみと、この回転筒の下部に結合され
この回転筒に連動して前記ケース内を回動し、その上面
に回動方向に設けられた傾斜面によってこの傾斜面に接
するノッチカムを上下方向に移動させる円筒カムと、前
記ノッチカムの上下方向の移動で駆動される接点部とを
備えた回転形スイッチにおいて、前記ケースの内周面に
内方に突出する円環状の段差を設け、この段差の下端に
上面が当接し、かつ前記回転筒の外周面にその内周面が
摺接するリング状のパッキンと、このパッキンとノッチ
カムの間に配設され、前記パッキンを前記段差の下端側
に押圧するばねとを設けたことを特徴とする。また、請
求項4に記載の発明のように、前記のパッキンとばねと
の間に座金を設けると好便である。更にまた、前記のパ
ッキンは請求項5に記載の発明のようにOリングからな
るようにすると好適である。
【0010】また、第2の目的を達成するために、請求
項6に記載の発明は、筒状のケースと、このケース内に
収納されこのケースの中心軸に対し回動自在に設けられ
た回転筒と、この回転筒の上部に結合された回転つまみ
と、この回転筒の下部に結合されこの回転筒に連動して
前記ケース内を回動し、その上面に回動方向に設けられ
た傾斜面によってこの傾斜面に接するノッチカムを上下
方向に移動させる円筒カムと、前記ノッチカムの上下方
向の移動で駆動される接点部とを備えた回転形スイッチ
において、前記ケースの内周面に内方に突出し、その上
面に円環状の溝が設けられた円環状の段差と、前記回転
筒の外周面にその下面が前記段差の上面に摺接する段差
とを設け、前記ケースの段差の溝に挿入され、かつその
上面が前記回転筒の段差の下面に摺接するリング状パッ
キンを設け、更に前記ケースの内周面に回転筒の回動方
向に延びる溝を設け、前記回転筒の外周面にこの溝内に
挿入され、該回転筒の回動角度を規制する突起を設けた
ことを特徴とする。また、請求項7に記載の発明のよう
に、ケースの内周面の溝はそれぞれ回転筒の突起を異な
る回動角度に規制する複数個の溝からなるようにすると
好便である。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明では、外部からこのスイ
ッチのケースと回転つまみとの間隙を通して、スイッチ
の内部に侵入する水,油などのシールを、ケースの内周
に設けられた段差の上面の溝に挿入され、その上面が回
転筒の外周に設けられた段差の下面に摺接するパッキン
で行うようにしたので、このパッキンの組付はケースの
段差の溝に上方から挿入すればよく、従来例におけるよ
うにこのパッキンを一度広げる必要がないのでパッキン
に歪を生じることがなくなる。更に請求項2に記載のよ
うに、このパッキンの断面を逆U字状とすることで大き
な撓み量が得られ確実にシールされる。
【0012】また、請求項3に記載の発明では、外部か
らこのスイッチのケースと回転つまみとの間隙を通し
て、スイッチの内部に侵入する水,油などのシールを、
その上面がケースの内周に設けられた段差の下端に、そ
の内周面が回転つまみに結合された回転筒の外周面に摺
接し、ばねで上方向に押圧されるパッキンで行うように
したので、この押圧によってその上面とケースの段差の
下端との間と、この押圧によって生じるパッキンの内径
方向の伸びによってその内周面と回転筒の外周面との間
が確実にシールされる。なお、このばねは、同時にノッ
チカムを円筒カムの上面回動方向の傾斜面に押圧する。
また、このパッキンの組付はケースの段差に下方向から
挿入すればよく、従来例におけるようにこのパッキンを
一度広げる必要がないので、パッキンに歪を生じること
がなくなる。更にまた、請求項4に記載のようにこのパ
ッキンはばねで押圧されるので、請求項5に記載のよう
に通常のOリングからなるパッキンで充分大きな撓み量
が得られ、従来例あるいは請求項2に記載の発明におけ
るようにY字形パッキン、あるいは逆U字形パッキンな
どを用いる必要がない。
【0013】また、請求項6に記載の発明では、回転筒
の外周面に半径方向の突起を設け、ケースの内周面にこ
の突起が挿入され、この突起の回動角度を規制する溝を
設けたので、回転つまみに過大の回動力が加わったと
き、この突起と溝とで回転つまみの回動角度を所定の回
動角度に規制し、これら突起と溝とでこの回動力を受け
る。また、請求項7に記載のように、このケースの内周
面の溝はそれぞれ回転筒の突起を異なる回動角度に規制
する複数個の溝からなるようにしたので、ケースと回転
筒との取付角度をかえるだけで回転つまみの複数個の回
動角度に対応できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明のセレクタスイッチの一実施例
を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のパッキン
の組付前の断面図である。また、図2は図1のA−A横
断面図であり、図3は図1の組立途中における縦断面図
である。図1および図2において、このセレクタスイッ
チは、図6に示すセレクタスイッチと基本的構成は同様
であるが、ケース1はその内周面に内方に突出する円環
状の段差10を設けたフレーム1Aとこのフレーム1A
に後方から押し込んで結合されるベース1Bとからなっ
ており、このフレーム1Aの中に、このフレーム1Aの
中心軸に対し回動自在に設けられ、その外周面に前記段
差10の上面に緩く摺接する円環状の段差25が設けら
れた回転筒2と、その上面がリング状の筒形をなしその
リング状の上面に回動位置目盛が設けられ、その下方に
回転筒2の内周面径方向に設けられた孔21に嵌合する
突起31が設けられたレバー32を有する筒形の回転つ
まみ3と、この回転つまみ3の内孔に挿入され、その中
央部の下方向に挿入時に回転つまみ3のレバー32の下
端部を外方向に押圧して、この突起31を回転筒2の孔
21に嵌め合せる押棒41およびその周辺部の下方向に
回転つまみ3の段差33に嵌合する半矢尻状突起43が
設けられ、その上面に回転つまみ3の目盛に対応する矢
印が設けられた指示チップ4と、回転筒2の下部に結合
され、この回転筒2に連動してフレーム1A内を回転
し、その上面に回動方向に設けられた傾斜面によってこ
の傾斜面に接するノッチカム6を上下方向に移動させる
円筒カム5と、フレーム1Aの段差10の上面に形成さ
れた円環状の溝10Aの中に挿入され、その上面が回転
筒2の段差25の下面に摺接するリング状のパッキン8
と、フレーム1Aの段差10とノッチカム6の間に設け
られたばね7と、ベース1Bの下面に設けられた支持金
具12によってこのベース1Bに取り付けられ、ノッチ
カム6の上下方向の移動によって駆動される図示しない
接点部とからなっている。そして、この回転筒2は内側
に撓む爪26および27を有しており、回転筒2を上方
からケース1のフレーム1Aに挿入するとこれら爪26
および27は一度内側に撓んでから元の状態に復帰し、
この爪26と回転筒2の段差25の下面とでフレーム1
Aの段差10を緩く挟みこみ、同時に爪27でノッチカ
ム6の下面を支持する。図3はこのときの状態を示す組
立途中の断面図であり、更に図1に示すように下方から
円筒カム5を、ばね7に抗してノッチカム6を押し上げ
ながら回転筒2に係合させる。
【0015】また、図2は別の発明の一実施例を示すも
のであり、図1に示す回転筒2の外周面に、回転筒2に
設けた段差25の外周面に半径方向の突起28を設け、
ケース1のフレーム1Aの内周面にこの突起28が挿入
され、この突起28の回動角度を規制する溝15を設け
てある。そしてこの溝15の回動角度を回転つまみ3の
回動角度に合致させる。
【0016】ここで、パッキン8は外部からケース1の
フレーム1Aと回転つまみ3との間隙からスイッチの内
部に侵入する水,油などのシール用であり、図1(b)
に示すように、その断面を逆U字形とすることで大きな
撓み量が得られシールが確実になる。また、回転つまみ
3に過大の回動力が加わったとき、回転筒2の外周面の
突起28とフレーム1Aの溝15とで回転つまみ3の回
動角度を所定の回動角度に規制して、これら突起28と
溝15とでこの回動力を受けるので、接点部12の破損
が防止される。
【0017】図4は本発明の異なる実施例を示す横断面
図であり、図2に示す横断面図に対応する。図4が図2
と異なるところは、図2においてフレーム1Aに設けら
れた溝15の他に、この溝15による回転筒2の突起2
8の規制回動角度と異なる規制回動角度の溝16を設け
た点にある。従って、フレーム1Aと回転筒2の取付位
置を変えるだけで、回転つまみ3の2種類の回動角度に
対応でき部品の点数を削減できる。これら溝の幅が小さ
いときはフレーム1Aに2個以上の複数個の溝を設ける
ことができ、回転つまみ3の複数種類の回動角度に対応
できる。
【0018】図5は本発明のセレクタスイッチの更に異
なる実施例を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)
のパッキンの組付前の断面図である。図5において、こ
のセレクタスイッチは、図6に示すセレクタスイッチと
基本的構成は同様であるが、ケース1はその内周面に内
方に突出する円環状の段差10を設けたフレーム1Aと
このフレーム1Aに後方から押し込んで結合されるベー
ス1Bとからなっており、このフレーム1Aの中に、こ
のフレーム1の中心軸に対し回動自在に設けられた回転
筒2と、その上面がリング状の筒形をなしそのリング状
の上面に回動位置目盛が設けられ、その下方に回転筒2
の内周面径方向に設けられた孔21に嵌合する突起31
が設けられたレバー32を有する筒形の回転つまみ3
と、この回転つまみ3の内孔に挿入され、その中央部の
下方向に挿入時に回転つまみ3のレバー32の下端部を
外方向に押圧して、この突起31を回転筒2の孔21に
嵌め合せる押棒41およびその周辺部の下方向に回転つ
まみ3の段差33に嵌合する半矢尻状突起43が設けら
れ、その上面に回転つまみの目盛に対応する矢印が設け
られた指示チップ4と、回転筒2の下部に結合され、こ
の回転筒に連動してフレーム1A内を回転し、その上面
に回動方向に設けられた傾斜面によってこの傾斜面に接
するノッチカム6を上下方向に移動させる円筒カム5
と、その上面がフレーム1Aの内周に設けられた段差1
0の下端にその内周面が前記回転筒2の外周面に接する
リング状のパッキン8と、このパッキン8とノッチカム
6との間に座金81を介して設けられ、パッキン8をフ
レーム1Aの段差10の下端側にノッチカム6を円筒カ
ム5の上面の傾斜面に押圧するばね7と、ベース1Bの
下面に設けられた支持金具12によってこのベース1B
に取り付けられ、ノッチカム6の上下方向の移動によっ
て駆動される図示しない接点部とからなっている。
【0019】ここで、パッキン8は外部からフレーム1
Aと回転つまみ3との間隙からスイッチの内部に侵入す
る水,油などのシール用であり、図5(b)にその断面
を示すよう丸形とした、通常Oリングと称されるパッキ
ンである。Oリングからなるパッキンは形状が簡単で強
度が大きく、かつ、低コストであるが撓み量が少ない欠
点がある。しかし、このセレクタスイッチでは、このO
リングからなるパッキンをばね7で押圧することによっ
て、その上面とフレーム1Aの段差10の下端との間
と、この押圧によって生じる横方向の伸びでその内周面
と回転筒2の外周面との間が確実にシールされる。ま
た、このパッキン8の組付は下方からフレーム1Aの段
差に下方向から挿入すればよく、挿入時に、従来例にお
けるようにこのパッキンを一度広げる必要がないので、
パッキンに歪を生じることがなくなる。なお、座金81
はばね7の圧力をパッキン8に均一に伝えるためのもの
で、必要に応じ設ける。
【0020】このセレクタスイッチは回転つまみ3を、
指示チップ4の矢印で示されるこの回転つまみの上面の
目盛位置に回動することにより、接点部の接点が選択的
に切り換えられる。この場合、図1および図2あるいは
図4に示すセレクタスイッチと同様に、回転つまみ3の
回動角度を規制する回転筒2の突起28およびフレーム
1Aの溝15あるいは16を設けることができることは
勿論である。
【0021】なお、図1および図5において14はこの
セレクタスイッチを、制御盤などのパネルに取り付ける
締付ねじであり、このセレクタスイッチのパネルへの取
付は、まずケース1のフレーム1Aからベース1Bを引
き外し、フレーム1Aをパネルの孔に前面から挿入し、
この締付ねじ14を後方から締め付けることによって、
パッキン13を介してフレーム1Aをパネルに取り付
け、その後このフレーム1Aにベース1Bを挿入固定す
る。また、指示チップ4の半矢尻状突起43は指示チッ
プ4を回転つまみ3から引き出したときに回転つまみ3
の裏面に引っ掛かるようにした脱落防止用である。
【0022】
【発明の効果】本発明の回転形スイッチは、外部からこ
のスイッチのケースと回転つまみとの間隔を通してスイ
ッチの内部に侵入する水,油などのシール用のパッキン
のシールの確実性が向上するので、製品の信頼性が向上
する。更に、このシール用のパッキンとして通常のOリ
ングからなるパッキンが用いられるのでコストが低下す
る。更に、回転つまみの回動角度が規制されるので、回
転つまみに過度の回動力が加わった場合の接点部の破損
に対する安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転形スイッチの一実施例を示し、
(a)は縦断面図、(b)は(a)のパッキンの組付前
の断面図
【図2】図1のA−A横断面図
【図3】図1の組立途中における縦断面図
【図4】本発明の回転形スイッチの異なる実施例を示す
横断面図
【図5】本発明の回転形スイッチの更に異なる実施例を
示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のパッキンの
組付前の断面図
【図6】従来の回転形スイッチの一例を示し、(a)は
一部断面を含む側面図、(b)は(a)のパッキンの組
付前の断面図
【符号の説明】
1 ケース 15 溝 16 溝 2 回転筒 25 段差 28 突起 3 回転つまみ 5 円筒カム 6 ノッチカム 7 ばね 8 パッキン 10 段差 81 座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 裕之 埼玉県秩父郡小鹿野町大字小鹿野755番 1号 株式会社秩父富士内 (56)参考文献 特開 昭59−215614(JP,A) 実開 平3−101824(JP,U) 実開 平1−174826(JP,U) 実開 平3−26939(JP,U) 実公 平5−26660(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 19/06 H01H 19/63

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のケースと、このケース内に収納され
    このケースの中心軸に対し回動自在に設けられた回転筒
    と、この回転筒の上部に結合された回転つまみと、この
    回転筒の下部に結合されこの回転筒に連動して前記ケー
    ス内を回動し、その上面に回動方向に設けられた傾斜面
    によってこの傾斜面に接するノッチカムを上下方向に移
    動させる円筒カムと、前記ノッチカムの上下方向の移動
    で駆動される接点部とを備えた回転形スイッチにおい
    て、前記ケースの内周面に内方に突出し、その上面に円
    環状の溝が設けられた円環状の段差と、前記回転筒の外
    周面にその下面が前記段差の上面に摺接する段差とを設
    け、前記ケースの段差の溝に挿入され、かつその上面が
    前記回転筒の段差の下面に摺接するリング状パッキンを
    設けたことを特徴とする回転形スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回転形スイッチにおい
    て、パッキンはその断面が逆U字状のパッキンからなる
    ことを特徴とする回転形スイッチ。
  3. 【請求項3】筒状のケースと、このケース内に収納され
    このケースの中心軸に対し回動自在に設けられた回転筒
    と、この回転筒の上部に結合された回転つまみと、この
    回転筒の下部に結合されこの回転筒に連動して前記ケー
    ス内を回動し、その上面に回動方向に設けられた傾斜面
    によってこの傾斜面に接するノッチカムを上下方向に移
    動させる円筒カムと、前記ノッチカムの上下方向の移動
    で駆動される接点部とを備えた回転形スイッチにおい
    て、前記ケースの内周面に内方に突出する円環状の段差
    を設け、この段差の下端に上面が当接し、かつ前記回転
    筒の外周面にその内周面が摺接するリング状のパッキン
    と、このパッキンとノッチカムの間に配設され、前記パ
    ッキンを前記段差の下端側に押圧するばねとを設けたこ
    とを特徴とする回転形スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の回転形スイッチにおい
    て、パッキンとばねとの間に座金を設けたことを特徴と
    する回転形スイッチ。
  5. 【請求項5】請求項3あるいは4のいずれかに記載の回
    転形スイッチにおいて、パッキンはOリングからなるこ
    とを特徴とする回転形スイッチ。
  6. 【請求項6】筒状のケースと、このケース内に収納され
    このケースの中心軸に対し回動自在に設けられた回転筒
    と、この回転筒の上部に結合された回転つまみと、この
    回転筒の下部に結合されこの回転筒に連動して前記ケー
    ス内を回動し、その上面に回動方向に設けられた傾斜面
    によってこの傾斜面に接するノッチカムを上下方向に移
    動させる円筒カムと、前記ノッチカムの上下方向の移動
    で駆動される接点部とを備えた回転形スイッチにおい
    て、前記ケースの内周面に内方に突出し、その上面に円
    環状の溝が設けられた円環状の段差と、前記回転筒の外
    周面にその下面が前記段差の上面に摺接する段差とを設
    け、前記ケースの段差の溝に挿入され、かつその上面が
    前記回転筒の段差の下面に摺接するリング状パッキンを
    設け、更に前記ケースの内周面に回転筒の回動方向に延
    びる溝を設け、前記回転筒の外周面にこの溝内に挿入さ
    れ、該回転筒の回動角度を規制する突起を設けたことを
    特徴とする回転形スイッチ。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の回転形スイッチにおい
    て、ケースの内周面の溝はそれぞれ回転筒の突起を異な
    る回動角度に規制する複数個の溝からなることを特徴と
    する回転形スイッチ。
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