JP3166189U - アスピレータ及びインクカートリッジ充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アスピレータに一回で充填待ちインクカートリッジを挿入した後、数回で内部移動部品のプッシュ・プールを通じて充填待ちインクカートリッジ及びインクベッセルにある空気を抽出することができ、何回もアスピレータを抜き出す必要がないアスピレーター及びインクカートリッジ充填装置を提供する。【解決手段】アスピレータ(抽吸器)は、空気貯蔵用の外スリーブ、外スリーブに取り付ける内部移動部品、抽気ノズル、内部移動部品の片側に外スリーブに組合せるピストンを有する。抽気ノズルの一端は外スリーブとつながり、他端は抽出待ちの容器と接続される。ピストンの上に排気チェックバルブを設け、抽気ノズルの上にインレットチェックバルブを設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、インクジェットプリンタ用のインクカートリッジにインクを充填する際に使用するアスピレータ(吸引装置)及びインクカートリッジ充填装置に関する。
インクジェットプリンタは、プリント信号に基づいて、インクをプリントヘッドのノズルから紙等の記録媒体に噴射して、キャラクター又は図形を記録する。このインクジェットプリンタは、インクジェット技術の発展に伴って、その体積がますます小さくなってきた。そのため、インク容器に対応するインクカートリッジの体積が小さくなり、そのために、ユーザーは頻繁にインクカートリッジを交換する必要が生じている。
また、使用済みのインクカートリッジが廃棄されている。この廃棄されたインクカートリッジは、プラスチック、フィルム等からなる部分を含み、それらのほとんどが自然的に分解しないので、資源の浪費及び環境汚染をもたらす。したがって、最も適切な対策は、インクカートリッジを交換するのではなく、インクカートリッジにインクを再充填して再利用に供することである。このような要求に応じて、市場ではインクカートリッジ充填用のインク充填装置が提供されている。
現在、負圧を利用してインクをインクカートリッジに注入し充填するインクカートリッジ充填装置が使用されている。このインクカートリッジ充填装置は、充填用インクを収納するためのインクベッセルと、インクベッセルに連通した抽気通路と、この抽気通路を介してインクベッセルを減圧するアスピレータを有する。アスピレータは、外スリーブ、内部移動部品、及び抽気ノズルからなる。インクカートリッジ充填装置を用いたインク充填時、充填待ちのインクカートリッジをインクベッセルに置く。抽気ノズルは、抽出通路に繋がる。そして、手でアスピレータ内部の移動部品を引っ張り、それを外スリーブの中で上に移動し、インクベッセルにある空気を抽出する。これにより、インクカートリッジとインクベッセルとの間が真空となる。その結果、手を放すと、気圧差によって内部の移動部品が下に移動し、インクベッセルにあるインクがインクカートリッジに吸引される。この方法は、便利で、素早く、ユーザーの操作も簡単である。
しかし、上述の方法では、インクベッセルとインクカートリッジとの間に密封空間が形成されるため、インクベッセルにある空気を抽出する場合、実際に密封空間全体の空気を抽出することになる。そのため、インクカートリッジに何回もインクを注入すると、インクベッセルのインク量が少なくなる(逆に、空気量が多くなる)。そのため、インクカートリッジにインクを注入し、ユーザーは何回も繰返してアスピレータを差入/抜出してできるだけ密封空間にある空気を抽出しなければならない。したがって、操作が頻繁で、密封性も比較的に悪く、密封空間で十分な真空を形成しにくく、インクカートリッジに充填するインク量を保証できない、という問題がある。
このような問題となる原因は、アスピレータをインクベッセルと組み合わせて使用する際、インクベッセルから抽気しかできないこと、空気をインクベッセルに圧入することにより一定量の空気を抽出できないからである。つまり、何回も充填する場合、インクベッセル及びインクカートリッジに存在する空気量は、アスピレータが毎回で抽出できる空気量を超えるため、インクベッセル及びインクカートリッジに負圧を導入するためには、アスピレータは必ず何回も挿入・抜出さなければならない。換言すると、予め一定量の空気を抽出し、その後にカートリッジを充填装置から取外して排気し、更に充填装置に挿入して抽気するといった一連の動作を繰返してインクベッセル及びインクカートリッジに負圧を導入しなければならず、明らかに、操作が頻繁で、ユーザーの使用に大きな不便をもたらしていた。
そこで、本考案は、従来のアスピレータではインクベッセル及びインクカートリッジにある空気量がアスピレータが毎回で抽出できる空気量を超えると何回も挿入・抜出さなければならないという問題の解決を図るものである。
この課題を解決するため、本考案は、
空気を貯蔵する外スリーブと、
前記外スリーブに取り付けられ、一端に前記外スリーブに組み合わされるピストンを備えた内部移動部品と、
一端が前記外スリーブとつながり、他端が抽出待ちの容器に接続される抽気ノズルを有し、
前記ピストンの上に一つ排気チェックバルブを設け、前記抽気ノズルにインレットチェックバルブを備えている、アスピレータを提供するものである。
本考案の好ましい形態は、前記排気チェックバルブが前記ピストンに設けたエアパス通路及びシールパーツを含み、前記シールパーツが前記外スリーブとの間に隙間嵌めされている。
本考案の好ましい形態は、前記空気通路が前記ピストンに形成された断面が台形の溝である。
本考案の好ましい形態は、前記空気通路が前記ピストンの片側に設けた柱状孔である。
本考案の好ましい形態は、前記排気チェックバルブが前記ストンに設けた傘形のプランジャー、バルブホール及び通し穴を含み、前記傘形プランジャーがディスク部及びロッド部からなり、前記ロッド部が前記通し穴に組み合わされる。
本考案の好ましい形態は、前記インレットチェックバルブが前記抽気ノズルに設けたスチールボール及びバルブシートからなり、前記スチールボールの直径が前記抽気ノズルの直径より大きい。
本考案の好ましい形態は、前記インレットチェックバルブが前記抽気ノズルに設ける傘形のプランジャー、バルブホール及びバルブシートからなり、前記傘形プランジャーがディスク部及びロッド部からなり、且つ前記ロッド部が前記通し穴に組み合わされる。
本考案の好ましい形態は、前記内部移動部品の他端にハンドルを設けた。
本考案の好ましい形態は、前記ピストンがピストンリング及びピストン枠からなり、前記ピストンリング及びピストン枠が前記外スリーブの間に隙間嵌めされている。
本考案に係るインクカートリッジ充填装置は、
インクを収納するインクベッセルと、
インクを充填待ちインクカートリッジに送るインク注入通路と、
前記インクベッセルとつながる抽出通路を有し、
請求項1〜9のいずれかのアスピレータが、前記抽出通路に接続され、連続的に前記インクベッセルと前記インクカートリッジにある空気を抽出するようにしてある。
本考案によれば、アスピレータに一回で充填待ちインクカートリッジを挿入した後、数回で内部移動部品のプッシュ・プールを通じて充填待ちインクカートリッジ及びインクベッセルにある空気を抽出することができ、何回もアスピレータを抜き出す必要がない。
図1は、本考案の第1実施例に係るアスピレータの分解斜視図である。 図2aは、本考案に係るアスピレータの一実施例の断面図である。 図2bは、本考案に係るアスピレータの不使用時の排気チェックバルブA部の部分拡大図である。 図2cは、本考案に係るアスピレータ不使用時のインレットチェックバルブC部の部分拡大図である。 図3aは、本考案に係るアスピレータの抽気時の断面図である。 図3bは、図3aに示すアスピレータにおけるインレットチェックバルブD部の部分拡大図である。 図4aは、本考案に係るアスピレータの排気時の断面図である。 図4bは、排気時の排気チェックバルブB部の部分拡大図である。 図5aは、本考案の第2実施例に係るアスピレータ(抽気時)の部分断面図である。 図5bは、本考案の第2実施例に係るアスピレータ(排気時)の部分断面図である。 図6は、本考案の第3実施例に係るアスピレータの分解斜視図である。 図7aは、本考案に係るアスピレータを本考案のインクカートリッジ充填装置に組み付けた状態を示す断面図である。 図7bは、アスピレータを取外したインクカートリッジ充填装置の断面図である。
以下、添付図面を参照して本考案の実施形態を説明する。
図1は、本実施例に係るアスピレータ1の分解略図である。図1に示すように、アスピレータ1は外スリーブ2と内部移動部品3を有する。外スリーブ2は、中空の円柱形スリーブであり、内部の空間が空気貯蔵に用いられ、その一端(開口端)21に開口を開けている。内部移動部品3は、外スリーブ2の開口端21から外スリーブ2に装入され、外スリーブ2に対して上下を往復移動することにより抽気と排気を交互に行えるようになっている。内部移動部品3は、その一端に外スリーブ2の内壁に組み合わされるピストン31を有する。内部移動部品3はまた、ピストン31が外スリーブ2の中を上下に移動することで、アスピレータ1の抽気又は排気の動作を実現する。ユーザーがピストン31を移動させるために、内部移動部品2の他方端部にはハンドル32が設けてある。抽気ノズル4は、外スリーブ2の内部と外部を連通しており、アスピレータ1が使用される時抽気待容器(インクカートリッジ)から空気を抽出するために利用され、そのために、外スリーブ2と連通するインレット端42と抽気待容器に接続される抽出端41を有する。シールドケース13は、外スリーブ2に係合され或は螺旋構造によって接続され、抽気ノズル4を収納し、アスピレータ1の不使用時が抽気ノズル4を保護して損壊を防止する。
図1に示すように、ピストン31は、内部移動部品3と一体的に成型することができる。ピストン31は、内部移動部品3と別々に製造した後、組み付けることもできる。いずれにしても、ピストン31は、外スリーブ2の内壁との間に隙間の無い状態で組み合わされ、ピストン31が外スリーブ2の内壁に沿って移動することを保証する。本実施例中、図2a及び図2bに示すように、ピストン31は、ピストンリング311及びピストン枠312からなる。ピストンリング311は、内部移動部品3に係合され、ピストン枠312がピストンリング311に組み合わされる。図2bに示すように、ピストンリング311はそれを貫通する穴313を有する。ピストン枠312は排気チェックバルブ5を支持しており、アスピレータ1が排気動作を行う時のみ該排気チェックバルブ5が開き、空気が排気チェックバルブ5及び穴313を通じて大気に排出されるようにしてある。本実施例において、排気チェックバルブ5は、ピストン枠312に設けたエアパス通路及びピストン枠とピストンリングとの間に配置されたOリングからなる。本実施例において、エアパス通路は断面が台形の溝51で、小径を持つ上縁(図の上側にある縁)と大径の下縁(図の下側にある縁)を含み、ピストン枠と外スリーブ内壁との間の隙間に嵌め込まれ、台形溝51の下縁が外スリーブ2の内部と連通し、上縁が外気と連通している。また、図2bから分かるように、Oリング52は弾性材からなり、外径が外スリーブの内径より少々大きく、内径が台形溝の大径より小さいが台形溝の小径より大きく、そのために、外スリーブとの内壁と台形溝の下縁との間がすべて塞がれ、外スリーブと内部移動部品との間に十分にシールが形成される。
図2aに示すように、アスピレータ1の不使用時、Oリング52は台形溝51の下縁に位置し、外スリーブ2の内部が外気から遮断されている(図2bを参照)。図3aに示すように、アスピレータ1を用いて抽気する場合、内部移動部品3が矢印Eで示す方向に沿って移動すると、Oリング52は、外スリーブ2内壁との接触によって下向けの摩擦力を受けて台形溝51の下縁に留まる。そのため、外スリーブ2の内部は外気から遮断されており、外スリーブ2内の空気は外部に排出できない。図4aに示すように、アスピレータ1から排気する場合、内部移動部品3は矢印Fに示す方向に沿って移動される。このとき、Oリング52が外スリーブ2内壁との接触によって上向けの摩擦力を受け、台形溝51の下縁位置を離れて台形溝51上縁付近に移動する。その結果、図4bに示すように、外スリーブ2の内部が外気に連通し、抽気段階で外スリーブ2に貯蔵された空気は、図4bに示す矢印に沿って、穴313を経て外部に排出される。
図2aに示すように、アスピレータ1は、抽気ノズル4のインレット端42に、一つインレットチェックバルブ6を備えており、アスピレータ1の抽気時のみ抽気ノズル4が開くようにしてある。本実施例において、インレットチェックバルブ6は、一つボールバルブであり、スチールボール61とバルブシート62からなり、スチールボール61の直径がインレット端42の直径よりも多少大きくしてある。アスピレータ1の不使用時、図2cに示すように、スチールボール61はその自重により抽気ノズル4のインレット端42を塞ぎ、外スリーブ2への空気の侵入を防止する。図3aに示すように、アスピレータ1を抽気に用いる場合、ユーザーはハンドル32を掴んでピストン31を引抜き、外スリーブ2の内壁に沿って矢印Eに示す方向に向けて上に移動する。これにより、上述のように、外スリーブ2の内部が外気から遮断され、外スリーブ2に一定の真空が形成される。そして、抽気待の容器(後に説明する)との間に圧力差が生じ、その圧力差に基づいて容器内の空気が外スリーブ2の内部に向けて移動し、スチールボール61を押し上げ、外スリーブ2内に空気を吸引する。この状態が図3bに示されている。図4aに示すように、アスピレータ1を排気に用いる場合、ユーザーはハンドル32を掴んでピストン31を引抜き、外スリーブ2の内壁に沿って矢印Fに示す方向に向けて下に移動する。これにより、上述のように、外スリーブ2の内部が外気に連通し、外スリーブ2の内部にある空気が外部に排出される。また、外スリーブ2の内部の圧力は抽出待ちの容器中の圧力より大きいため、スチールボール61が抽気ノズル4のインレット端42を塞ぎ、抽出待ちの容器にある空気が入ることを防止する。
以上のように、アスピレータ1は、排気チェックバルブ5とインレットチェックバルブ6を備えており、アスピレータ1が抽気動作を行う場合、インレットチェックバルブ6が開き、排気チェックバルブ5が閉鎖状態を維持し、抽出した空気を外スリーブ2に貯蔵する。アスピレータ1が排気動作を行う場合、インレットチェックバルブ6が閉じ、排気チェックバルブ5が開き、外スリーブ2に貯蔵されている空気を排出する。ユーザーは、上述した引抜き/押す動作を数回で繰返するだけで、抽出待ちの容器中に十分な真空を形成させることができる。
図7aは、インクカートリッジ充填装置7にアスピレータ1を組み合わせて使用する状態を示す図である。図7aに示すように、インクカートリッジ充填装置7は、インクベッセル8、インク注入通路9、抽出通路10、位置決め部品11を有する。インクベッセル8は、充填待ちインクカートリッジ14に充填するインクを貯蔵する。インク注入通路9は、インクベッセル8内にあり、充填待ちインクカートリッジ14に接続され、インクベッセル8のインクを充填待ちインクカートリッジ14に注入するために利用される。充填装置7の不使用時、インク注入通路9は、インクカートリッジ14とつながる一端が普通ゴムプラグでシールされる。抽出通路10は、インクベッセル8に直接接続されており、インクベッセル8とインクカートリッジ14にある空気を抽出してインクベッセル8とインクカートリッジ14に負圧を形成するために利用されるもので、抽出通路10にアスピレータ1とつながる抽出口101を備えている。アスピレータ1は、抽出通路10に接続され、インクベッセル8とインクカートリッジ14にある空気を抽出する。位置決め部品11は、インクカートリッジ14の固定に用いられ、充填装置7に対してカートリッジ14を適正な位置に保持する。インク充填装置7は、それに着脱可能なコネクタパイプ12を有する。コネクタパイプ12の一端は抽出口101に挿入され、他端はアスピレータ1の抽気ノズル4に組み合わされる。本実施例において、抽出口101はセルフクローズシール102でシールする。セルフクローズシール102は、シリカゲルで作られ、良好的弾力性を有し、中央に自身を貫通するセルフクローズギャップを備えている。セルフクローズギャップ(自閉縫)は通常閉鎖状態にあり、コネクタパイプ12が挿入されると開状態となる。
ユーザーがインクカートリッジの充填状態を視覚で確認できるように、インクカートリッジ充填装置7は透明材で形成するのが好ましい。以下、図1〜図4、図7a、7bを参照して、アスピレータ1とインクカートリッジ充填装置7の使用を説明する。
(1)インクカートリッジ充填装置7を一つ平面(図示せず)に置き、インク注入通路9のシールパーツを抜出し、インク切れのインクカートリッジ14を位置決め部品11に組み込み、インクカートリッジ充填装置7に固定する。この時、インクカートリッジ14のインク出口をインク注入通路9に接続する。
(2)コネクタパイプ12を抽出口101に挿入し、シールドケース13を抜いたアスピレータ1をコネクタパイプ12に接続する。これにより、抽気ノズル4が抽出通路10につながる。アスピレータ1のインレットチェックバルブ6と排気チェックバルブ5の状態が図2bと2cに示されている。
(3)アスピレータ1の内部移動部品3を引き、インクカートリッジ充填装置7にある空気を抽出する。この時、インレットチェックバルブ6が開き、図3bに示すように、排気チェックバルブ5がクローズを保持し、空気を外スリーブ2に貯蔵する。次に、内部移動部品3を押し下げる。これにより、排気チェックバルブ5が開き、図4bに示すように、外スリーブ2にある空気が排出され、インレットチェックバルブ6が閉じる。内部移動部品3が上に引きにくい感覚が得られるまで、上述した抽気・排気動作を数回で繰返す。
(4)アスピレータ1を取外し、シールドケース13を取り付ける。この時、インクベッセル8がコネクタパイプ12を通じて外気と直接につながり、インクベッセル8とインクカートリッジ14が真空であるため、圧力差の作用でインクがインクベッセル8からインクカートリッジ14に流れる。
(5)インクベッセル8にあるインクのダウンストップが見えると、インクカートリッジ14にあるインクが満杯まで注入されたことを示し、インクカートリッジ14及びコネクタパイプ12を取外し、元のシールパーツでインク注入通路9をシールする。
上述したインクカートリッジ充填装置7の使用説明から分かるように、本考案に係るアスピレータ1は、従来のアスピレータの抽気及び空気押しの機能を抽気及び排気の機能に置換しているので、インクベッセル8で貯蔵容積が自身より大きい空気量を抽出する場合、一回のみ挿入・抜出をすれば連続的に空気を抽出でき、インクカートリッジ充填装置7の負圧形成過程が簡単になり、また、インク充填装置7の密閉性を保証することができる。
以上の説明から分かるように、上述したアスピレータ1の構造を採用することにより、負圧抽気する操作が簡単になり、また、アスピレータの密閉性が良くなり、十分にユーザーのタイムコストを節約することができる。
なお、インクカートリッジ充填装置7からコネクタパイプ12を取除くこともできる。この場合、抽出口101に普通ゴムプラグシールを採用し、通常は抽出通路10を塞ぐ。そして、インクカートリッジ充填装置7の使用時、ゴムプラグを抜取り、アスピレータ1の抽気ノズル4を抽出口101に直接に接続して、インクベッセル8にある空気を抽出する。
図5aと5bに示すように、排気チェックバルブ500は、一つ傘形バルブで構成してもよい。この傘形バルブは、傘形プランジャー5001,5002、バルブホール5003、及び通し穴5004からなる。傘形プランジャーは、シリカゲル等弾力材で作り、ディスク部5001及びロッド部5002を含む。バルブホール5003と通し穴5004は、ピストン枠312に形成されており、バルブホール5003が通し穴5004の周囲に配置されている。図5aに示すように、排気チェックバルブ500が閉鎖状態にある時、ディスク部5001がバルブホール5003を覆い、ロッド部5002が通し穴5004にあり、外スリーブ2は外気から遮断されている。図5bに示すように、排気チェックバルブ500が開状態にある時、ディスク部5001がバルブホール5003を開放し、外スリーブ2が外気に連通し、空気を排出することができる。
なお、本実施例では、ピストンリング312に穴3130を設け、傘形バルブから排出した空気を外気に排出ために利用してもよい。
具体的に言うと、アスピレータ1の抽気時、外スリーブ2にある圧力が外気の圧力より小さいことから、ディスク部5001がバルブホール5003を覆う状態を保持する。アスピレータ1の排気時、外スリーブ2の貯蔵空間が小さくなるため、理想的な気体方程式により、この時外スリーブ2にある圧力が高くなり、その圧力が外気の圧力より大きくなると、ディスク部5001が上に押されて変形し或は元の位置を外れてバルブホール5003を開け、この時空気が外スリーブ2から排出され、バルブホール5003を通じて穴3130から外気に流れ出る。
傘形プランジャーの排気時、外スリーブ2の圧力が外気より小さければ、元の位置に戻らず、ロッド部5002に直径が通し穴5004より大きい突起を設けて、傘形プランジャーの通し穴5004に対する移動距離を制限し、上述した状況の発生を防止する。
アスピレータ1、インクカートリッジ充填装置7、その他構造及び使用原理は、実施例1に類似しているので、その説明は省略する。
図6に示すように、アスピレータ1にあるピストン301も内部移動部品30と一体的に成型可能であり、構造が簡単である。しかも、実施例において、排気チェックバルブ50のエアパス通路は、ピストン301片側にある柱状穴501に設けられる。上述の図からわかるように、柱状穴501の下端が外スリーブ2とつながり、上端が外気とつながる。即ち、柱状穴501は、外スリーブ2を外気に接続する作用をなす。また、ピストン301にOリング502が設けてある。
具体的に、アスピレータ1が上述の構造を持つ場合、抽気時、Oリング502は下向き摩擦力を受けて柱状穴501の下にあり、外スリーブ2は外気から遮断される。しかし、排気時、Oリング502は上向けの摩擦力を受けて柱状穴501の上にあり、外スリーブ2が外気に接続し、空気が排出することができる。アスピレータ1、インクカートリッジ充填装置7、その他構造及び使用原理は、実施例1に類似しているので、ここでは説明を省略する。
なお、当業者は、傘形バルブの構造をインレットチェックバルブに使用でき、インクベッセルと外スリーブ間との圧力差により開閉を行い、空気の入りを制御するものと理解すべきである。
以上の説明は本考案の好適な実施例に関するものである。したがって、当業者にとって、本考案の技術的範囲を逸脱しない範囲で、若干の変形と改良を行え、例えば柱状穴をピストンの片側に設ける溝等に変更することも可能であり、そのような変形と改良はすべて本考案の技術的範囲に属するものである。
1:アスピレータ、2:外スリーブ、21:口開け側、3、30:内部移動部品、31、301:ピストン、311:ピストンリング、312:ピストン枠、313、3130:穴、32:ハンドル、4:抽気ノズル、41:端部、5、50、500:排気チェックバルブ、51:台形溝、52:Oリング、501:柱状穴、502: Oリング、5001:ディスク部、5002:ロッド部、5003:バルブホール、5004:通し穴、6、60:インレットチェックバルブ、61:スチールボール、62:バルブシート、601:ディスク部、602:ロッド部、603:バルブホール、604:通し穴、7:インクカートリッジ充填装置、8:インクベッセル、9:インク注入通路、10:抽出通路、101:抽出口、102:シールリング、11:位置決め部品、12:コネクタパイプ、13:シールドケース、14:充填待ちインクカートリッジ。

Claims (10)

  1. 空気を貯蔵する外スリーブと、
    前記外スリーブに取り付けられ、一端に前記外スリーブに組み合わされるピストンを備えた内部移動部品と、
    一端が前記外スリーブとつながり、他端が抽出待ちの容器に接続される抽気ノズルを有し、
    前記ピストンの上に一つ排気チェックバルブを設け、前記抽気ノズルにインレットチェックバルブを備えている、アスピレータ。
  2. 前記排気チェックバルブが前記ピストンに設けたエアパス通路及びシールパーツを含み、前記シールパーツが前記外スリーブとの間に隙間嵌めされている、請求項1のアスピレータ。
  3. 前記空気通路が前記ピストンに形成された断面が台形の溝である、請求項1又は2のアスピレータ。
  4. 前記空気通路が前記ピストンの片側に設けた柱状孔である、請求項1〜3のいずれかのアスピレータ。
  5. 前記排気チェックバルブが前記ストンに設けた傘形のプランジャー、バルブホール及び通し穴を含み、前記傘形プランジャーがディスク部及びロッド部からなり、前記ロッド部が前記通し穴に組み合わされる、請求項1〜4のいずれかのアスピレータ。
  6. 前記インレットチェックバルブが前記抽気ノズルに設けたスチールボール及びバルブシートからなり、前記スチールボールの直径が前記抽気ノズルの直径より大きい、請求項1〜5のいずれかのアスピレータ。
  7. 前記インレットチェックバルブが前記抽気ノズルに設ける傘形のプランジャー、バルブホール及びバルブシートからなり、前記傘形プランジャーがディスク部及びロッド部からなり、且つ前記ロッド部が前記通し穴に組み合わされる、請求項1〜4のいずれかのアスピレータ。
  8. 前記内部移動部品の他端にハンドルを設けた、請求項1〜7のいずれかのアスピレータ。
  9. 前記ピストンがピストンリング及びピストン枠からなり、前記ピストンリング及びピストン枠が前記外スリーブの間に隙間嵌めされている、請求項1〜8のいずれかのアスピレータ。
  10. インクを収納するインクベッセルと、
    インクを充填待ちインクカートリッジに送るインク注入通路と、
    前記インクベッセルとつながる抽出通路を有し、
    請求項1〜9のいずれかのアスピレータが、前記抽出通路に接続され、連続的に前記インクベッセルと前記インクカートリッジにある空気を抽出するようにしてある、インクカートリッジ充填装置。
JP2010007978U 2010-06-21 2010-12-07 アスピレータ及びインクカートリッジ充填装置 Expired - Lifetime JP3166189U6 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107081967A (zh) * 2017-04-24 2017-08-22 习水县西科电脑科技有限公司 防漏墨盒
CN115676087A (zh) * 2021-07-21 2023-02-03 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 储料装置和干储柜

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