JP3166176U - 商品陳列用掛け具 - Google Patents
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Abstract
【課題】フックの無い商品の掛け吊り下げに適し、前後に並べて吊り下げた複数の商品の中から所望の商品だけを簡単に取り出すことができる商品陳列用掛け具を提供すること。【解決手段】商品陳列棚等の取り付け個所に掛止させる取り付け部4から前方に向けてメインバー2が突出し、メインバー2の長さ方向の所定間隔を設けた複数個所の下部から下方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる掛け部6bを有する側面視において略L字形状のL型バー6・・・が、開放端部6c・・・を前方に向けた姿勢で、夫々設けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、複数の商品を前後に並べて吊り下げる商品陳列用掛け具に関する。
肌着の小売店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ディスカウントショップ、小物金具等を小売りするホームセンター、雑貨店等の店頭において、小物の商品を前後方向に連ねて掛け吊り下げる商品陳列用掛け具が多数本、使用されている。
従来の商品陳列用掛け具は、例えば特許文献1(意匠登録第1062270号公報)に示すように、陳列棚等の取り付け個所に掛止させる取り付け部から前方に向けて1本のバーが突出し、このバーに複数の商品を前後方向に重ねて掛け吊り下げる構造のものである。
従来の商品陳列用掛け具は、例えば特許文献1(意匠登録第1062270号公報)に示すように、陳列棚等の取り付け個所に掛止させる取り付け部から前方に向けて1本のバーが突出し、このバーに複数の商品を前後方向に重ねて掛け吊り下げる構造のものである。
この種の商品陳列用掛け具を用いて店頭で陳列される袋入り商品には、以下の掛止部分を有する。
図9(a)に示す商品70Aでは、袋口を封止した台紙72に、バー30に掛けるフック73が取り付けられており、図8(b)に示す商品70Bでは、バー30に掛けるプラスチック製の環体73が取り付けられている。
図示していないが、例えば、タオルや靴下などの商品では、袋を用いないで、台紙を介してプラスチック製のフック又は及び環体が取り付けられている。
図9(c)に示す商品70Cでは、袋口を封止した台紙72に、バー30に掛け通す孔72aが設けられ、図9(d)に示す商品70Dでは、袋口をヒートシールで封止した袋71の上部面に孔71aが設けられている。
図9(e)に示す商品70Eでは、表面に透明プラスチックカバー75を取り付けた台紙76の上部面に、バー30に掛け通す孔76aが設けられており、図9(f)に示す商品70Fでは、紙箱77の背板部分を上方に延出させ、この延出させた部分77aに孔77bが設けられている。
図9(a)に示す商品70Aでは、袋口を封止した台紙72に、バー30に掛けるフック73が取り付けられており、図8(b)に示す商品70Bでは、バー30に掛けるプラスチック製の環体73が取り付けられている。
図示していないが、例えば、タオルや靴下などの商品では、袋を用いないで、台紙を介してプラスチック製のフック又は及び環体が取り付けられている。
図9(c)に示す商品70Cでは、袋口を封止した台紙72に、バー30に掛け通す孔72aが設けられ、図9(d)に示す商品70Dでは、袋口をヒートシールで封止した袋71の上部面に孔71aが設けられている。
図9(e)に示す商品70Eでは、表面に透明プラスチックカバー75を取り付けた台紙76の上部面に、バー30に掛け通す孔76aが設けられており、図9(f)に示す商品70Fでは、紙箱77の背板部分を上方に延出させ、この延出させた部分77aに孔77bが設けられている。
しかしながら、特許文献1に示す1本のバーに商品を前後に重ねて掛け吊るすタイプの構造には、次のような不具合がある。
多くの店頭では、1本のバーに色違いの商品、サイズの違う商品が、前後に重ねた状態で掛け吊り下げられているのが現状である。図8(b)〜(f)に示す商品(70B,70C,70D,70E,70F)が、1本のバー30に、前後に並べて掛け吊り下げられていると、顧客が後方の商品を取り出すときに、手前の商品を全てバー30から抜き出し、しかもその後に、抜き出した手前の商品を再びバー30に掛け戻すという、顧客及び店員にとって面倒な作業が必要になり、顧客の商品購入意欲を減退させる。
多くの店頭では、1本のバーに色違いの商品、サイズの違う商品が、前後に重ねた状態で掛け吊り下げられているのが現状である。図8(b)〜(f)に示す商品(70B,70C,70D,70E,70F)が、1本のバー30に、前後に並べて掛け吊り下げられていると、顧客が後方の商品を取り出すときに、手前の商品を全てバー30から抜き出し、しかもその後に、抜き出した手前の商品を再びバー30に掛け戻すという、顧客及び店員にとって面倒な作業が必要になり、顧客の商品購入意欲を減退させる。
図9(a)に示すプラスチック製のフック73を用いると、後方の商品だけを取り出すことができるが、フック代が別に必要になり、フック73を取り付ける作業に手間とコストを要する。とくに薄物の商品を入れた袋にフック73を取り付けると、袋が嵩張り、これが梱包、輸送、在庫のコストアップを招く。しかも、プラスチック製のフック73は、商品購入後、使い捨てられる性質のものであるため、資源の無駄になり、分別廃棄の際に手間が掛かる。
本考案は斯かる事情に鑑みて提案されたものであり、フックの無い商品の掛け吊り下げに適し、前後に吊り下げた複数の商品の中から所望の商品だけを簡単に取り出すことができる陳列用掛け具を提供すること。延いては、フックの無い商品パッケージにすることにより、商品の製造コストが抑えられ、フックの廃棄による環境の悪影響を無くすことを解決課題とする。
請求項1に係る商品陳列用掛け具は、
陳列棚等の取り付け個所に掛止させる取り付け部から前方に向けてメインバーが突出し、該メインバーの長さ方向の所定間隔を設けた複数個所の下部から下方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる掛け部を有する側面視において略L字形状のL型バーが、開放端部を前方に向けた姿勢で、夫々設けられている。
この商品陳列用掛け具によると、L型バーの掛け部に商品を掛け吊り下げる。メインバーはL型バーを前後方向に所定間隔を設けて支持させるためにあり、L型バーとメインバーとは一体成形されている。L型バーの掛け部は水平姿勢よりも若干前方に向かうに従って上方に傾斜して、掛けた商品が不用意に前方から滑り落ちないようにしてある。
メインバーの前端部を除く大部分は水平姿勢でもよく、また、前方に向かうに従って若干上方に傾斜した姿勢であってもよい。
陳列棚等の取り付け個所に掛止させる取り付け部から前方に向けてメインバーが突出し、該メインバーの長さ方向の所定間隔を設けた複数個所の下部から下方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる掛け部を有する側面視において略L字形状のL型バーが、開放端部を前方に向けた姿勢で、夫々設けられている。
この商品陳列用掛け具によると、L型バーの掛け部に商品を掛け吊り下げる。メインバーはL型バーを前後方向に所定間隔を設けて支持させるためにあり、L型バーとメインバーとは一体成形されている。L型バーの掛け部は水平姿勢よりも若干前方に向かうに従って上方に傾斜して、掛けた商品が不用意に前方から滑り落ちないようにしてある。
メインバーの前端部を除く大部分は水平姿勢でもよく、また、前方に向かうに従って若干上方に傾斜した姿勢であってもよい。
請求項2に係る商品陳列用掛け具では、前記各掛け部の開放端部が、若干上方に傾斜した商品の滑り落ち防止形状を有している。これに対して請求項3に係る商品陳列用掛け具では、前記各掛け部全体が、前記開放端部に向かうに従って若干上方に傾斜した商品の滑り落ち防止形状を有している。
請求項4に係る商品陳列用掛け具は、更に、前記取り付け部の前端から前方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる最後部の掛け部が更に設けられている。
請求項5に係る商品陳列用掛け具は、更に、前記メインバーの後端部は、前記取り付け部に着脱自在に支持されている。
本考案に係る商品陳列用掛け具によれば、複数本のL型バーを利用して、商品を前後に並べて掛け吊り下げることができる。このため、顧客が前後に並んでいる商品の中から、手前の商品をL型バーの掛け部から抜き出さなくても、後方の商品だけを取り出すことができ、顧客が簡単に商品を取り出すことができるので、顧客の商品購入意欲を促進させる。
しかも、商品にフックが無くても掛け吊り下げることができるため、商品パッケージのコストを削減し、プラスチック製フックの分別廃棄による手間を解消し、プラスチック製フックの廃棄による環境問題を解消する。
また、最後部の掛け部を、L型バーの一部ではなく、前記取り付け部の前端から前方に向けた簡単な構造にすると、更に製造コストが抑えられる。
また、メインバーの後端部を取り付け部に着脱自在に支持させると、取り付け部の形状が異なる多品種の商品陳列用掛け具を、一層低価格で市場に供給できる。
しかも、商品にフックが無くても掛け吊り下げることができるため、商品パッケージのコストを削減し、プラスチック製フックの分別廃棄による手間を解消し、プラスチック製フックの廃棄による環境問題を解消する。
また、最後部の掛け部を、L型バーの一部ではなく、前記取り付け部の前端から前方に向けた簡単な構造にすると、更に製造コストが抑えられる。
また、メインバーの後端部を取り付け部に着脱自在に支持させると、取り付け部の形状が異なる多品種の商品陳列用掛け具を、一層低価格で市場に供給できる。
本考案は次の実施例により更に明確に理解されるであろう。
〔第1実施形態の商品陳列用掛け具〕
図1(a)(b)に示す本考案第1実施形態の商品陳列用掛け具1Aは、メインバー2の後端部に取り付け部4が設けられ、メインバー2の長さ方向に一定間隔を設けた複数箇所の下部から下方に向けて側面視略L字形状を有するL型バー6・・・が設けられた、全長Lが181mmの硬質プラスチック製一体成形品である。
図1(a)(b)に示す本考案第1実施形態の商品陳列用掛け具1Aは、メインバー2の後端部に取り付け部4が設けられ、メインバー2の長さ方向に一定間隔を設けた複数箇所の下部から下方に向けて側面視略L字形状を有するL型バー6・・・が設けられた、全長Lが181mmの硬質プラスチック製一体成形品である。
取り付け部4は、上板部4aと前板部4bと背板部4cとを具備する、側面視において略コ字の開放端部を下向きにした鞍形状を有する。
取り付け部4の好適とされる寸法は、横幅Wが30mm、最大高さH1が49mm、前板部4bと背板部4cの肉厚がいずれも6mm、前板部4bと背板部4cとの間に形成された空間5の前後間隔が15mmである。しかしながら、これら各部の寸法、及び後述する各部の寸法、並びに取り付け部4の形状は、本発明を限定するものではない。
取り付け部4の好適とされる寸法は、横幅Wが30mm、最大高さH1が49mm、前板部4bと背板部4cの肉厚がいずれも6mm、前板部4bと背板部4cとの間に形成された空間5の前後間隔が15mmである。しかしながら、これら各部の寸法、及び後述する各部の寸法、並びに取り付け部4の形状は、本発明を限定するものではない。
メインバー2は、取り付け部4の上板部4aの上端中央個所から前方に向けて突出する、全長L2が154mmの細軸形状部分であり、その長さ方向に沿う上面には、下方に向けた撓み及び折れを防止する補強リブ2aが一体形成されている。メインバー2の補強を更に向上させるため、補強リブ2aの後端部は、前記上板部4aの上面の後端部まで達している。
メインバー2は、前記上板部4aの上面と平行な向きにある。別の言い方をすれば、前記前板部4bの前面に対して直角する前方に向けられている。
後述するように、メインバー2には下方に向けた荷重が作用する。とくにメインバー2の後部には、より大きな荷重が作用する。プラスチック製の商品陳列用掛け具1Aの場合には、メインバー2の後部の補強を更に図ることが望まれる。このため、メインバー2の後部両側面から前記上板部4aに至り補強翼部3,3が一体形成されている。
メインバー2の前端部(開放端部)2fは、美観と後述する最前端のL型バーに商品を掛ける作業の邪魔にならないように、若干上方に傾斜させてあり、さらにその先端は安全性を考慮した半球面に加工されている。
メインバー2は、前記上板部4aの上面と平行な向きにある。別の言い方をすれば、前記前板部4bの前面に対して直角する前方に向けられている。
後述するように、メインバー2には下方に向けた荷重が作用する。とくにメインバー2の後部には、より大きな荷重が作用する。プラスチック製の商品陳列用掛け具1Aの場合には、メインバー2の後部の補強を更に図ることが望まれる。このため、メインバー2の後部両側面から前記上板部4aに至り補強翼部3,3が一体形成されている。
メインバー2の前端部(開放端部)2fは、美観と後述する最前端のL型バーに商品を掛ける作業の邪魔にならないように、若干上方に傾斜させてあり、さらにその先端は安全性を考慮した半球面に加工されている。
メインバー2の長さ方向の所定間隔を設けた4個所の下部から下方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる、側面視において略L字形状を有するL型バー6・・・が一体形成されている。
L型バー6は、縦軸部6aと、側面視において横方向に向けた掛け部6bと、開放端部(先端部)6cとにより構成される。いずれのL型バー6・・・も、掛け部6b及び開放端部6cは、メインバー2と同様に前方に向けられている。縦軸部6bは、掛け部6bをメインバー2から下方の一定高さの位置にさせる機能を持つ。展示商品は、開放端部6cから掛け部6b内に掛け通すことにより、掛け吊下げられる。
L型バー6は、縦軸部6aと、側面視において横方向に向けた掛け部6bと、開放端部(先端部)6cとにより構成される。いずれのL型バー6・・・も、掛け部6b及び開放端部6cは、メインバー2と同様に前方に向けられている。縦軸部6bは、掛け部6bをメインバー2から下方の一定高さの位置にさせる機能を持つ。展示商品は、開放端部6cから掛け部6b内に掛け通すことにより、掛け吊下げられる。
図2(a)及び(b)において、メインバー2の好適とされる軸径D1は、例えば5mm、L型バー6の好適とされる軸径D2は4mmである。軸径D2を有するL型バー6は、先程説明した図9(c)〜(f)に示す各孔(72a,71a,76a,77b)に掛け部6bを突入させることができ、通常の使用による荷重で撓んだり折れたりしない。メインバー2は、図2(b)に示す断面形状に限定されない。図示していないが、例えば、肉厚長板形状、角棒形状、断面形状が楕円の棒形状等であっても構わない。
L型バー6について、縦軸部6aの好適とされる高さH2は、例えば17mmであり、掛け部6bの位置をメインバー2からこの高さH2まで低く位置させると、商品の取り付け及び取り外しの作業において、メインバー2が邪魔になることはない。
図2(a)において、掛け部6bは前方に向かうに従って若干上方に傾斜して、掛け吊るした商品が不用意に前方から滑り落ちないようにしてある。
そして、この滑り落ち防止機能をさらに向上させるため、開放端部6cははさらに上方に傾斜させてある。
掛け部6bの好適とされる傾斜角θは10°〜20°であり、この傾斜角θを含めた開放端部6cの好適とされる傾斜角αは25°〜約35°である。
掛け部6bの好適とされる前後方向の長さL4は、商品を掛け吊り下げるに十分な12mmである。各掛け部6bの前端とその前方に位置するL型バー6の後端部との間の好適とされる間隔L5は、例えば14mmであり、この間隔L5が確保されると、商品の掛け及び取り外しの各作業が容易に行え、商品陳列用掛け具の全長を必要以上に長くしない。1本の掛け部6bに掛けられる商品の点数は、商品の厚みにより異なるが、上記の前後長さL4は、少なくとも1点を掛けるに十分な長さである。
そして、この滑り落ち防止機能をさらに向上させるため、開放端部6cははさらに上方に傾斜させてある。
掛け部6bの好適とされる傾斜角θは10°〜20°であり、この傾斜角θを含めた開放端部6cの好適とされる傾斜角αは25°〜約35°である。
掛け部6bの好適とされる前後方向の長さL4は、商品を掛け吊り下げるに十分な12mmである。各掛け部6bの前端とその前方に位置するL型バー6の後端部との間の好適とされる間隔L5は、例えば14mmであり、この間隔L5が確保されると、商品の掛け及び取り外しの各作業が容易に行え、商品陳列用掛け具の全長を必要以上に長くしない。1本の掛け部6bに掛けられる商品の点数は、商品の厚みにより異なるが、上記の前後長さL4は、少なくとも1点を掛けるに十分な長さである。
図3(a)に示すように、第1実施形態の商品陳列用掛け具1Aは、取り付け部4を、陳列台の取り付け材50に上方から嵌め込むことにより、確りと掛止される。
図3(b)に示すように、商品陳列用掛け具1Aを用いて袋入り商品60・・・を展示する場合には、袋上部に設けられている孔62aをL型バー6及びに掛け通す。このようにすると、各L型バー6・・・を利用して商品60A,60B,60C,60D,60Eを前後に所定間隔を置いて掛け吊り下げることができる。
図3(b)に示すように、商品陳列用掛け具1Aを用いて袋入り商品60・・・を展示する場合には、袋上部に設けられている孔62aをL型バー6及びに掛け通す。このようにすると、各L型バー6・・・を利用して商品60A,60B,60C,60D,60Eを前後に所定間隔を置いて掛け吊り下げることができる。
図4に示すように、本考案実施形態の商品陳列用掛け具1Aを用いた商品の陳列では、各L型バー6・・・の掛け部6b・・と最後部の掛け部7に、商品60・・・を掛け吊り下げることができるため、例えば商品60Dだけを取り出すときる。
〔第2実施形態の商品陳列用掛け具〕
図5に示す第2実施形態の商品陳列用掛け具1Bは、側面視L字形状を有する2本のL型バー6,6と、最後部の掛け部7を備える。
L型バー6,6にある掛け部6b,6bと掛け部7は、いずれも前述した第1実施形態の掛け部よりも前後方向に長い形状であり、掛け部6b,6b,7ごとに同じ色やサイズの商品を複数点数、掛けることができるようにしてある。
図5に示す第2実施形態の商品陳列用掛け具1Bは、側面視L字形状を有する2本のL型バー6,6と、最後部の掛け部7を備える。
L型バー6,6にある掛け部6b,6bと掛け部7は、いずれも前述した第1実施形態の掛け部よりも前後方向に長い形状であり、掛け部6b,6b,7ごとに同じ色やサイズの商品を複数点数、掛けることができるようにしてある。
〔第3実施形態の商品陳列用掛け具〕
図6に示す第3実施形態の商品陳列用掛け具1Cは、金属製であり、メインバー2と各L型バー6・・・とが一体成形されている。そして、メインバー2の後部2bと、プレス成形品である取り付け部5の上板部4aとが、蝋付け又は溶接により固着されている。この掛け具1Cが鉄製である場合には、防錆と美観向上を図るため、外面全体が鍍金処理されている。
図6に示す第3実施形態の商品陳列用掛け具1Cは、金属製であり、メインバー2と各L型バー6・・・とが一体成形されている。そして、メインバー2の後部2bと、プレス成形品である取り付け部5の上板部4aとが、蝋付け又は溶接により固着されている。この掛け具1Cが鉄製である場合には、防錆と美観向上を図るため、外面全体が鍍金処理されている。
〔第4実施形態の商品陳列用掛け具〕
本発明に係る商品陳列用掛け具の取り付け部は、上述した形状のものに限定されない。例えば、図7に示す商品陳列用掛け具1Dのように、図1(a)に示す取り付け部4と異なる形状の取り付け部41を、メインバー4の後端部に設けてもよい。この取り付け部41は、前板部41aの上部に後下方に向けたフック部41bが形成され、前板部41aの下部に後方に低段となった形状の係合部41cが形成されている。
本発明に係る商品陳列用掛け具の取り付け部は、上述した形状のものに限定されない。例えば、図7に示す商品陳列用掛け具1Dのように、図1(a)に示す取り付け部4と異なる形状の取り付け部41を、メインバー4の後端部に設けてもよい。この取り付け部41は、前板部41aの上部に後下方に向けたフック部41bが形成され、前板部41aの下部に後方に低段となった形状の係合部41cが形成されている。
〔第5実施形態の商品陳列用掛け具〕
図8に示す第5実施形態の商品陳列用掛け具1Eは、メインバー2と取り付け部とが着脱自在な構造を有する。
詳細には、取り付け部41の前板部41aから前方に向けてメインバー2の後端部を突入させる短筒部42が固着され、短筒部42内にメインバー2の後端部を突入させたあと、摘み付きねじ12の締結により、メインバー2の後端部が短筒部42内から抜け外れない構成としてある。
図8に示す第5実施形態の商品陳列用掛け具1Eは、メインバー2と取り付け部とが着脱自在な構造を有する。
詳細には、取り付け部41の前板部41aから前方に向けてメインバー2の後端部を突入させる短筒部42が固着され、短筒部42内にメインバー2の後端部を突入させたあと、摘み付きねじ12の締結により、メインバー2の後端部が短筒部42内から抜け外れない構成としてある。
本考案に係る商品陳列用掛け具は、肌着の小売店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ディスカウントショップ、小物金具等を小売りするホームセンター、雑貨店等の店頭において、従来から使用されている1本のバーに商品を掛けるタイプの商品陳列用掛け具に代わり、また新規に利用される可能性が大きい。
1A 本考案第1実施形態の商品陳列用掛け具
2 メインバー
4 取り付け部
6 L型バー
6a 縦軸部
6b 掛け部
6c 開放端部
7 (最後端の)掛け部
2 メインバー
4 取り付け部
6 L型バー
6a 縦軸部
6b 掛け部
6c 開放端部
7 (最後端の)掛け部
Claims (5)
- 陳列棚等の取り付け個所に掛止させる取り付け部から前方に向けてメインバーが突出し、該メインバーの長さ方向の所定間隔を設けた複数個所の下部から下方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる掛け部を有する側面視において略L字形状のL型バーが、開放端部を前方に向けた姿勢で、夫々設けられていることを特徴とする商品陳列用掛け具。
- 前記各掛け部の開放端部は、若干上方に傾斜した、商品の滑り落ち防止形状を有している、請求項1に記載の商品陳列用掛け具。
- 前記各掛け部全体が、前記開放端部に向かうに従って若干上方に傾斜した、商品の滑り落ち防止形状を有している、請求項1又は2に記載の商品陳列用掛け具。
- 前記取り付け部の前端から前方に向けて、小物の商品を掛け吊り下げる最後部の掛け部が更に設けられている、請求項1乃至3のいずれかの項に記載の商品陳列用掛け具。
- 前記メインバーの後端部は、前記取り付け部に着脱自在に支持されている、請求項1乃至4のいずれかの項に記載の商品陳列用掛け具。
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JP7524561B2 (ja) | 2020-03-17 | 2024-07-30 | Toppanホールディングス株式会社 | 商品陳列用合成樹脂製フック |
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- 2010-11-29 JP JP2010008174U patent/JP3166176U/ja not_active Expired - Fee Related
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