JP3166036B2 - 遠隔システム - Google Patents

遠隔システム

Info

Publication number
JP3166036B2
JP3166036B2 JP15896791A JP15896791A JP3166036B2 JP 3166036 B2 JP3166036 B2 JP 3166036B2 JP 15896791 A JP15896791 A JP 15896791A JP 15896791 A JP15896791 A JP 15896791A JP 3166036 B2 JP3166036 B2 JP 3166036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
maintenance
line
maintenance operation
request
console
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15896791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0512058A (ja
Inventor
平田  俊明
晃 峰尾
和男 柳生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15896791A priority Critical patent/JP3166036B2/ja
Publication of JPH0512058A publication Critical patent/JPH0512058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3166036B2 publication Critical patent/JP3166036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔システムに関し、
さらに詳しくは、被保守装置と遠隔保守装置とこれらを
接続する接続媒体からなる遠隔システムにおいて、被保
守装置に接続する回線等のリソースに対し、被保守装置
および遠隔保守装置の両方から同等の保守操作を可能と
した遠隔システムに関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理装置等の被保守装置を、遠隔
地にあるホスト計算機等の遠隔保守装置により保守する
技術は、例えば、特開昭59-98528号公報「遠隔保守方
式」、特開昭60-182836号公報「遠隔システムの保守方
式」、特開昭60-181940号公報「リモート保守方式」、
特開平2-193445号公報「保守運用方法」、特開昭62-221
248号公報「交換機遠隔集中保守方式」等に開示されて
いる。
【0003】特開昭59-98528号公報に開示の「遠隔保守
方式」および特開昭60-182836号公報に開示の「遠隔シ
ステムの保守方式」は、被保守装置と遠隔保守装置間の
データ転送に関するものである。特開昭60-181940号公
報に開示の「リモート保守方式」は、収集情報の選択方
式に関するものである。特開平2-193445号公報に開示の
「保守運用方法」および特開昭62-221248号公報に開示
の「交換機遠隔集中保守方式」は、保守操作の簡略化に
関するものである。
【0004】このうち、保守操作の簡略化に関する特開
平2-193445号公報に開示の「保守運用方法」では、計算
機を用いて交換機の管理を行うシステムにおいて、交換
機に接続する保守用コンソールからの保守操作に加え
て、交換機の運転管理の細分化された機能要素処理部を
計算機側のコマンド用アプリケーションにより指定し
て、計算機側の保守用コンソールから交換機の管理を行
えるようにしている。
【0005】一方、HITACマニュアル「VOS3概
説、8090-3-001」には、1台の被保守装置を複数台の保
守用コンソールを用いて保守操作を行う技術が記載され
ている。この技術は、各保守用コンソールに特定のコマ
ンドやメッセージだけを扱わせるものである。例えば、
ディスク装置の付近に設置する保守用コンソールには、
ディスクパックのマウント指示や障害に関する処理だけ
を扱わせ、磁気テープのライブラリ室の保守用コンソー
ルには、磁気テープマウント要求だけを扱わせる。
【0006】また、HITACマニュアル「プログラム
プロダクト VOS3通信管理XNF、導入と運用、80
90-3-172、昭63−7」には、被保守装置に接続する回
線に対する保守操作の方法が記載されている。この技術
では、回線に対して「オンライン」状態と「オフライ
ン」状態の2状態を設け、「オフライン」状態の回線に
対してのみ保守操作を可能としている。保守操作の完了
後、該当回線に対して活性化要求を投入することによ
り、運用を開始する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、被保守
装置で行う保守操作と遠隔保守装置から行う保守操作が
異なり、同等の保守を行えない問題点がある。また、従
来技術では、被保守装置に接続する回線の保守操作の際
に、回線の非活性化操作や活性化操作が必要となる問題
点がある。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、被保守装
置での保守操作と遠隔保守装置からの保守操作とを同等
に実行可能とした遠隔システムを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、保守操作の際の回線に対
する非活性化操作や活性化操作を不要とした遠隔システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、被保守装置と,被保守装置を遠隔から保守する遠隔
保守装置と,前記被保守装置と前記遠隔保守装置とを接
続する接続媒体から構成する遠隔システムにおいて、被
保守装置と遠隔保守装置の両方に保守用コンソールを設
けると共に、これら被保守装置の保守用コンソールと遠
隔保守装置の保守用コンソールからの矛盾した保守操作
を禁止する排他制御装置を前記被保守装置上または前記
遠隔保守装置上の少なくとも一方に設け、前記排他制御
装置は、被保守装置に接続する構成要素に対して、被保
守装置または遠隔保守装置のうちの一つの保守用コンソ
ールから保守操作開始要求を入力すると、保守操作要求
元を記憶し、新たな保守操作が入力されたときにその保
守操作要求元と前記記憶している保守操作要求元とを照
合し、不一致のときに前記保守操作要求を拒否すること
により、前記記憶している保守操作要求元から保守操作
終了要求を入力するまでの間、他の保守用コンソールか
らの当該構成要素に対する保守操作要求を防止し、これ
により前記複数の保守用コンソールから被保守装置の構
成要素に対し同等の保守操作を可能としたことを特徴と
する遠隔システムを提供する。
【0010】第2の観点では、本発明は、上記遠隔シス
テムにおいて、回復の見込のある障害が回線に発生した
とき,相手通信ノードとの回線接続手順を一定時間間隔
で繰り返し,この状態で前記回線を収容する被保守装置
および遠隔保守装置のうちの一つの保守用コンソールか
ら前記回線に対して保守操作開始要求を入力すると,相
手通信ノードとの回線接続手順の実行を中止し,保守操
作の実行が可能となり,保守操作の終了後,保守操作要
求元の保守用コンソールから保守操作終了要求を入力す
ると,再び相手通信ノードとの回線接続手順を実行する
リトライ手段と、接続が成功したとき,前記被保守装置
および遠隔保守装置の保守用コンソールに障害回復を表
わすメッセージを出力する障害回復メッセージ出力手段
とをさらに有することを特徴とする遠隔システムを提供
する。
【0011】
【作用】上記第1の観点による本発明の遠隔システムで
は、排他制御装置を被保守装置上または遠隔保守装置上
の少なくとも一方に設け、その排他制御装置により被保
守装置の保守用コンソールと遠隔保守装置の保守用コン
ソールからの保守操作を照合し、不一致のときに新たな
保守操作要求を拒否し、矛盾した保守操作を禁止する。
そこで、前記複数の保守用コンソールから被保守装置の
構成要素に対し同等の保守操作が可能となる。
【0012】上記第2の観点による本発明の遠隔システ
ムでは、保守操作完了後、リトライ手段が、相手通信ノ
ードとの回線接続手順を再実行する。そこで、保守操作
の際の回線に対する非活性化操作や活性化操作が不要に
なる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 −第1の実施例− 被保守装置を通信制御処理装置(CCP)とし、遠隔保
守装置をホスト計算機とする。排他制御装置は、CCP
にあるとする。
【0014】システム構成:図1に、システム構成を示
す。ホスト計算機(1−1〜1−n)には、そのホスト
計算機(1−1〜1−n)が管理または制御するリソー
スに関するネットワーク構成定義情報を含む実行可能形
式のプログラムがそれぞれロードされている。各ホスト
計算機(1−1〜1−n)は、ロードされているプログ
ラムを実行する。ホスト計算機(1−1〜1−n)は、
チャネル(3−1〜3−m)を介して、CCP(2−1
〜2−j)に接続されており、メッセージの送受信が可
能である。
【0015】CCP(2−1〜2−j)には、そのCC
P(2−1〜2−j)が制御するリソースに関するネッ
トワーク構成定義情報を含む実行可能形式のプログラム
がそれぞれロードされている。CCP(2−1〜2−
j)は、ロードされているプログラムを実行する。CC
P(2−1〜2−j)は、回線(4−1〜4−l)を介
して、他のCCPまたは処理装置(5−1〜5−n)と
接続されており、メッセージの送受信が可能である。
【0016】あるCCPに対し、そのCCPおよびその
CCPに接続するリソースに対する保守・運用操作を行
うことが出来るホスト計算機を1つだけ決める。このホ
スト計算機を、前記CCPの管理ホストと呼ぶ。あるC
CPの管理ホストに障害が発生したとき、管理ホストを
変更することが出来る。
【0017】ホスト計算機の構成:図2に、ホスト計算
機の構成を示す。命令実行プロセッサ(IP)6は、プ
ログラムを実行し、データ通信処理,業務処理等を行
う。主記憶装置(MS)7は、プログラム,テーブル類
および送受信データを格納する。保守用コンソール8
は、サービスプロセッサ(SVP)9を介して、オペレ
ータコマンドの入力,オペレータに対するメッセージの
出力を行う。入出力制御装置(IOP)10は、チャネ
ル3によりCCPと接続し、データ送受信を制御する。
【0018】CCPの構成:図3に、CCPの構成を示
す。命令実行プロセッサ(IP)11は、CCPのプロ
グラムを実行し、データ通信処理を行う。主記憶装置
(MS)12は、プログラム,テーブル類および送受信
データを格納する。チャネルアダプタ(CA)(13−
1〜13−n)は、チャネル(3−1〜3−n)により
ホストと接続し、ホストとのデータ送受信を制御する。
回線アダプタ(LA)(14−1〜14−m)は、複数
回線の走査,キャラクタの組立・分解,回線とのデータ
送受信および相手ノードとの伝送制御手順を実行する。
保守用コンソール15は、サービスプロセッサ(SV
P)16を介して、オペレータコマンドの入力,オペレ
ータに対するメッセージの出力を行う。
【0019】保守・運用操作の装置ごとの役割分担:C
CPに接続するリソースに対する保守・運用操作は、ホ
スト計算機およびCCPの両方から可能とする。但し、
次の役割分担を行う。ホスト計算機は、前記リソースの
運用開始/運用停止操作(活性化/非活性化操作)が可
能である。また、折り返しテスト(障害箇所の切り分
け,障害修復後正常性確認)、パッケージの切り離しま
たは接続要求、回線アダプタの初期化等の保守操作が可
能である。CCPは、前記折り返しテスト等の保守操作
のみが可能である。
【0020】運用に関する操作をホスト計算機(あるC
CPに対する管理ホスト)からのみ実行可能とするの
は、運用者から見たリソースの状態管理を容易にするた
めである。保守操作をホスト計算機からでもCCPから
でも実行可能とするのは、ホスト計算機からの遠隔保守
と,CCPからの現地保守(CCPを構成するパッケー
ジの交換等)とが必要だからである。
【0021】回線の状態の定義:図4に示すように、4
つの回線の状態を設ける。「オンライン」24…通常デ
ータの送受信が可能であり、かつ、保守用データ(折り
返しテストデータ等)の送受信が不可能な状態。「オフ
ライン」25…通常データの送受信が不可能であり、か
つ、保守用データの送受信が可能な状態。「リトライ
中」26…回線に障害が発生した後、相手ノードとの回
線接続手順を一定時間間隔で繰り返し試みており、通常
データ,保守用データともに送受信が不可能な状態。
「保守操作中」27…通常データの送受信が不可能であ
り、かつ、保守用データの送受信が可能であり、かつ、
保守操作要求元以外のいかなる回線操作要求も受付けな
い状態。但し、強制指示付き保守操作終了要求のみは、
保守操作要求元以外でも受け付ける。
【0022】回線制御テーブルの説明:図5に示すよう
に、CCPに接続する回線(4−1,4−2,4−3,
…)毎に、回線制御テーブル(60−1,60−2,6
0−3,…)を設定する(CCPの主記憶装置12上に
設定する)。回線制御テーブル(60−1,60−2,
60−3,…)は、現在の状態17と、直前の状態18
と、保守操作要求元19の3つの情報を持っている。
【0023】回線の保守手順の概要:回線の保守手順の
概要を図4の状態遷移図に従って説明する。まず、「リ
トライ中」26状態の回線に対する保守操作について説
明する。回線に対する保守操作は、その回線が接続され
たCCPの保守用コンソール15またはそのCCPの管
理ホストの保守用コンソール8により保守操作開始要求
を入力することにより開始できる。保守操作開始要求2
0を入力すると、直前の状態(「リトライ中」26)お
よび保守操作要求元を回線制御テーブルに格納し、現在
の状態を「保守操作中」27とする。
【0024】回線に対する保守操作の完了後、保守操作
終了要求21を入力すると、回線制御テーブルの直前の
状態18を参照し、その状態に戻る。ここでは、直前の
状態18が「リトライ中」26であるので、「リトライ
中」26に戻り、相手ノードとの回線接続手順を実行す
る。障害回復した(回線の接続に成功した)とき、回線
に対する現在の状態を「オンライン」24に移し、管理
ホストに対して障害回復通知を送信する。管理ホスト
は、その保守用コンソール8に障害回復メッセージを出
力する。一方、障害回復に失敗した(回線の接続に失敗
した)ときは、回線に対する現在の状態を「リトライ
中」のままとし、相手の通信ノードとの回線接続手順を
一定時間間隔で繰り返し試みる。
【0025】次に、「オフライン」25の状態の回線に
対する保守操作について説明する。回線に対する保守操
作は、その回線が接続されたCCPの保守用コンソール
15またはそのCCPの管理ホストの保守用コンソール
8により保守操作開始要求20を入力することにより開
始できる。保守操作開始要求20を入力すると、直前の
状態(「オフライン」25)および保守操作要求元を回
線制御テーブルに格納し、現在の状態を「保守操作中」
27とする。
【0026】回線に対する保守操作の完了後、その回線
が接続されたCCPの保守用コンソール15またはその
CCPの管理ホストの保守用コンソール8により保守操
作終了要求21を入力すると、回線制御テーブルの直前
の状態18を参照し、その状態に戻る。ここでは、直前
の状態18が「オフライン」25であるので、「オフラ
イン」25の状態に戻る。
【0027】保守操作を行っているときに、他の装置か
ら保守操作要求が入力されても、回線制御テーブルの保
守操作要求元19に既に格納されている保守操作要求元
以外からの保守操作要求は拒否される。この排他制御に
より、矛盾した操作が実行されることを防止している。
【0028】また、回線の状態として「リトライ中」を
設けたことにより、回線の活性化要求時または運用中に
障害が発生し、回線が切断したときでも、前記回線の障
害が回復したとき、自動的に「オンライン」状態とな
り、運用を開始できる。
【0029】また、保守操作は、「オフライン」状態ば
かりでなく、「リトライ中」状態でも可能なので、保守
操作性が向上している。
【0030】また、「リトライ中」からの保守操作で
は、保守操作の完了後、「リトライ中」状態に戻り、相
手の通信ノードとの回線接続手順を自動的に実行するの
で、前記回線接続手順が成功すれば、自動的に障害が回
復したように見え、回線に対する活性化要求の入力は不
要となる。
【0031】回線の接続手順:図6に示すように、回線
上の通常のデータ転送を開始する前に、一方の通信ノー
ドは、回線接続要求58を送信する。これを受信した他
方の通信ノードは、回線接続応答59を返送する。この
手順において、両通信ノード間で、伝送制御に必要な各
種パラメタについての合意を得る。そして、回線上の通
常のデータ転送が可能になる(「オンライン」24の状
態になる)。
【0032】回線の切断手順:図7に示すように、回線
上の通常のデータ転送を終了するとき、一方の通信ノー
ドは、回線切断要求60を送信する。これを受信した他
方の通信ノードは、回線切断応答61を返送する。これ
により、回線上での通常のデータ転送が不可能になる
(「オフライン」25の状態になる)。通常のデータ転
送中に回線障害が発生したときは、上記回線の切断手順
を行うことなく,回線は切断される。
【0033】管理ホストの決定方式:管理ホストの決定
方式としては、あるCCPとの間に管理用の論理的通信
路の設定に最も早く成功したホスト計算機を管理ホスト
とする方式(早いもの勝ち方式)や,ネットワーク構成
定義等で予め管理ホストを指定しておく方式(指定方
式)がある(この方式が運用は容易である)。早いもの
勝ち方式では、CCPは、管理ホストとの間の管理用の
論理的通信路の設定状態で別のホスト計算機から論理的
通信路の設定要求を受信したときは、これを拒否する。
指定方式では、CCPは、指定の管理ホストから論理的
通信路の設定要求を受信したときは管理用の論理的通信
路の設定を行うが、別のホスト計算機から管理用の論理
的通信路の設定要求を受信したときはこれを拒否する。
これにより、管理ホストは、CCPに対してただ1つと
なる。なお、障害により管理ホストとの管理用の論理的
通信路が切断されたときは、他のホスト計算機との間で
管理用の論理的通信路の設定が可能となる。そして、新
たに管理用の論理的通信路を設定したホスト計算機が新
たな管理ホストになる。なお、指定方式の場合は、他の
ホスト計算機との間で論理的通信路を設定するとき、管
理ホストが変更となった旨をホスト計算機からCCPへ
通知する必要がある。管理ホストの変更は、オペレータ
が管理ホスト変更コマンドを入力することにより行うこ
とが出来る。
【0034】保守用コンソールからの操作に対する内部
処理:図8は、保守用コンソール8,15からの操作に
対する内部処理を実現する機能構造である。ホスト計算
機1の保守用コンソール8から保守操作指令37を入力
すると、保守操作指令解析部31にて指令をチェックす
る。正しい指令のときは、保守操作指令39を、保守操
作指令送受信制御部32に通知する。保守操作指令送受
信制御部32は、CCP2に対して、図9の形式の保守
操作要求メッセージ41を送信する。
【0035】CCP2側の保守操作指令送受信制御部3
5は、前記保守操作要求メッセージ41を受信すると、
回線制御部36に対して保守操作指令43を通知する。
回線制御部36は、前記保守操作指令43の内容に応じ
た処理を実行し、その実行結果を反映した保守操作応答
44を保守操作指令送受信制御部35に通知する。ま
た、回線制御部36は、図4に示した状態管理および保
守用コンソール間の排他制御を行う。保守操作応答44
を受けた保守操作指令送受信制御部35は、ホスト計算
機1に対して、図10の形式の保守操作応答メッセージ
42を送信する。
【0036】保守操作応答メッセージ42を受信したホ
スト計算機1の保守操作指令送受信制御部32は、これ
を保守操作応答40として、メッセージ表示・作成部3
3に通知する。メッセージ表示・作成部33は、応答メ
ッセージ38を作成し、これを表示する。
【0037】CCP2の保守用コンソール15から保守
操作指令47を入力すると、保守操作指令解析部34に
て指令をチェックする。正しい指令のときは、保守操作
指令45を、回線制御部36に対して通知する。回線制
御部36は、前記保守操作指令45に応じた処理を実行
し、その実行結果を反映した保守操作応答46を、メッ
セージ表示・作成部62に通知する。メッセージ表示・
作成部62は、応答メッセージ48を作成し、これを表
示する。
【0038】回線の保守手順の詳細:回線の保守手順
を、回線の状態と発生事象の組合せ毎に説明する。図1
1は、「オフライン」25の状態の回線に対して保守操
作開始要求20を投入した場合の手順である。保守操作
要求元がホスト計算機1であれば(101)、回線制御
テーブルの直前の状態18を「オフライン」にし(10
2)、保守操作要求元19をホスト計算機にし(10
3)、現在の状態17を「保守操作中」にする(10
4)。一方、保守操作要求元がCCP2であれば(10
1)、回線制御テーブルの直前の状態18を「オフライ
ン」にし(105)、保守操作要求元19をCCPにし
(106)、現在の状態17を「保守操作中」にする
(107)。
【0039】図12,図13は、「保守操作中」26の
状態の回線に対して保守操作終了要求21を投入した場
合の手順である。保守操作終了要求が強制指示付きの要
求でなく(201)、保守操作要求元がホスト計算機な
らば(203)、回線制御テーブルの保守操作要求元1
9を読み込み(204)、これがホスト計算機であるか
を判定する(205)。ホスト計算機でないとき、入力
されたコマンドを拒否する(206)。ホスト計算機な
らば、回線制御テーブルの直前の状態18を読み込む
(207)。直前の状態18が「リトライ中」でなく
(211)、「オフライン」のときは(213)、回線
の状態を「オフライン」に設定する(219)。また、
保守要求元および保守要求元以外の保守用コンソール
に、保守操作終了メッセージを出力する(221)。
【0040】直前の状態18が「リトライ中」のときは
(211)、回線に対して回線接続手順を実行する(2
12)。回線接続手順が成功すれば、回線の状態を「オ
ンライン」にし、運用を開始する(216)。また、ホ
スト計算機1の保守用コンソール8に、障害回復メッセ
ージを出力する(220)。回線接続手順が失敗したと
きは(215)、回線の状態を「リトライ中」のままと
し(217)、一定時間ごとに成功するまで回線接続手
順を繰り返す(218)。
【0041】保守操作開始要求は、回線が「オフライ
ン」25の状態または「リトライ中」26の状態のとき
のみ受け付けるため、直前の状態18が「オフライン」
または「リトライ中」以外であると、異常処理を行う
(214)。
【0042】保守操作終了要求が強制指示付きでなく
(201)、保守操作要求元がCCPならば(20
3)、回線制御テーブルの保守操作要求元19を読み込
み(208)、これがCCPであるかを判断する(20
9)。CCPでないとき、入力されたコマンドを拒否す
る(206)。CCPならば、回線制御テーブルの直前
の状態18を読み込む(210)。そして、前記(21
1)〜(221)の手順を実行する。
【0043】「保守操作中」26の状態の回線に対する
保守操作要求元からの操作が障害等により続行できなく
なったときは、他の保守コンソールから強制指示付き保
守操作終了要求を投入する。強制指示付きの保守操作終
了要求が投入されたときは(201)、回線制御テーブ
ルの直前の状態18を読み込む(202)。そして、前
記(211)〜(221)の手順を実行する。これによ
り、他の保守コンソールから保守操作を終了させること
が出来る。
【0044】なお、一方の装置からの保守操作が終了す
ると、他方の装置へ保守操作終了メッセージを出力する
ため、両方の装置間で円滑な保守操作を行うことが出来
る。
【0045】図14は、「リトライ中」26の状態の回
線に対して保守操作開始要求20を投入したときの処理
手順である。保守操作要求元がCCPのとき(30
1)、回線制御テーブルの直前の状態18を「リトライ
中」にし(302)、保守操作要求元19をCCPにし
(304)、現在の状態17を「保守操作中」にする
(305)。保守操作要求元がホスト計算機のときは
(301)、回線制御テーブルの直前の状態18を「リ
トライ中」にし(303)、保守操作要求元19をホス
ト計算機にし(306)、現在の状態17を「保守操作
中」にする(307)。
【0046】図15は、「オフライン」25の状態の回
線に対して活性化要求28を投入したときの処理手順で
ある。
【0047】指定された回線に対して回線接続手順を実
行する(501)。回線接続手順の成功時(502)、
回線の状態を「オンライン」24にする(503)。回
線接続手順の失敗時(502)、回線の状態を「リトラ
イ中」26にし(504)、一定時間ごとに回線接続手
順を成功するまで繰り返す(505)。
【0048】図16は、「オンライン」24の状態の回
線に対して非活性化要求29を投入したときの処理手順
である。指定された回線に対して回線切断手順を実行し
(601)、回線の状態を「オフライン」にする(60
2)。
【0049】図17は、「リトライ中」26の状態の回
線に対して非活性化要求29を投入したときの処理手順
である。回線接続手順の繰り返し実行を中止し(70
1)、回線の状態を「オフライン」25にする(70
2)。
【0050】図18は、「オンライン」24の状態の回
線に回復可能な障害が発生したときの処理手順である。
回線切断手順を実行し(801)、回線の状態を「リト
ライ中」26にし(802)、一定時間ごとに回線接続
手順を成功するまで繰り返す(803)。
【0051】図19は、「リトライ中」26の状態の回
線に対する回線接続手順が成功したときの処理手順であ
る。回線の状態17を「オンライン」24にする(90
1)。
【0052】なお、次の場合は、保守用コンソールから
の入力要求を拒否する。「オンライン」24の状態の回
線に対して、活性化要求,保守操作開始要求,保守操作
終了要求および保守操作要求が入力された場合。「オフ
ライン」25の状態の回線に対して、非活性化要求,保
守操作要求または保守操作終了要求が入力された場合。
「リトライ中」26の状態の回線に対して、保守操作終
了要求および保守操作要求が入力された場合。「保守操
作中」27の状態の回線に対して、活性化要求,非活性
化要求,保守操作開始要求が入力された場合。
【0053】回線アダプタの保守:次に、複数の回線を
収容し,データの送受信を制御する回線アダプタの保守
について説明する。 回線アダプタの状態の定義:図20に示すように、3つ
の回線の状態を設ける。「オンライン」63…回線アダ
プタに対し、動作に必要な初期化情報の設定が完了し
(回線アダプタの動作に必要なプログラムローディン
グ,初期パラメタの設定等)、かつ、配下の回線の状態
を「オンライン」24に設定可能な状態。「オフライ
ン」64…配下の回線の状態を「オフライン」25のみ
に設定可能な状態。回線アダプタの保守操作(パッケー
ジ交換,テスト操作等)は、この状態のときのみ可能で
ある。「保守操作中」65…回線アダプタに対し、動作
に必要な初期化情報の設定が完了し、配下の回線の状態
を「オフライン」25および「保守操作中」27のいず
れかに設定可能な状態。回線アダプタの保守操作後、一
般に、折り返しテスト等により配下の回線の動作の正常
性を確認する必要がある。このための回線アダプタの状
態である。
【0054】回線アダプタ制御テーブルの説明:図21
に示すように、CCPに接続する回線アダプタ(14−
1,14−2,14−3,…)毎に、回線アダプタ制御
テーブル(220−1,220−2,220−3,…)
を設定する(CCPの主記憶装置12上に設定する)。
回線アダプタ制御テーブル(220−1,220−2,
220−3,…)は、現在の状態70の情報を持ってい
る。
【0055】回線アダプタの保守手順の概要:回線アダ
プタの保守手順の概要を図20の状態遷移図に従って説
明する。回線アダプタの保守操作は、「オフライン」6
4の状態のときのみ可能である。回線アダプタの保守操
作完了後、配下の回線の動作の正常性を確認する場合、
回線アダプタに対し、初期化要求69を入力する。プロ
グラムローディング等の初期化処理完了後、現在の状態
を「保守操作中」65とする。配下の回線に対する保守
操作完了後、回線アダプタに対して、活性化要求66を
入力すると、現在の状態を「オンライン」63とし、配
下の全回線に対し、相手通信ノードとの回線接続手順を
実行する。
【0056】一方、回線アダプタ配下の回線の動作の正
常性を確認する必要のない場合(通常の運用開始操
作)、回線アダプタに対して、活性化要求66を入力す
る。初期化処理完了後、現在の状態を「オンライン」6
3とし、配下の全回線に対し、相手通信ノードとの回線
接続手順を実行する。
【0057】以上のように、回線アダプタの状態として
「保守操作中」を設けたことにより、回線アダプタの保
守操作完了後、配下の回線の動作の正常性を確認するこ
とができ、かつ、回線アダプタの活性化要求に対して
は、配下の回線を自動的に活性化し、運用を開始するこ
とが出来る。
【0058】回線アダプタの保守手順の詳細:回線アダ
プタの保守手順を、回線アダプタの状態と発生事象の組
合せ毎に説明する。図22は、「オフライン」64の状
態の回線に対して初期化要求69を投入した場合の手順
である。回線アダプタに対し、動作に必要な初期化情報
の設定を行い(1001)、対応する回線アダプタ制御
テーブルの現在の状態70を「保守操作中」に設定する
(1002)。
【0059】図23は、「保守操作中」65の状態の回
線アダプタに対して活性化要求66を投入した場合の処
理手順である。配下の回線がすべて「オフライン」25
の状態であるかを調べる(1101)。配下の回線がす
べて「オフライン」25の状態でないとき、コマンドを
拒否する(1103)。配下の回線がすべて「オフライ
ン」25の状態のとき、対応する回線アダプタ制御テー
ブルの現在の状態70を「オンライン」にし(110
2)、該当回線アダプタ配下の全回線に対し、相手ノー
ドとの回線接続手順を実行する(1104)。
【0060】図24は、「オフライン」64の状態の回
線アダプタに対して活性化要求66を投入した場合の処
理手順である。回線アダプタに対し、動作に必要な初期
化情報の設定を行い(1201)、対応する回線アダプ
タ制御テーブルの現在の状態70を「オンライン」にす
る(1202)。また、回線アダプタ配下の全回線に対
し、相手通信ノードとの回線接続手順を実行する(12
03)。
【0061】図25は、「オンライン」63の状態また
は「保守操作中」65の状態の回線アダプタに対して非
活性化要求67を投入したときの処理手順である。強制
指示付きの要求かを調べ(1301)、強制指示付きの
要求ならば、配下の回線をすべて「オフライン」25の
状態とし(1302)、対応する回線アダプタ制御テー
ブルの現在の状態70を「オフライン」にし(130
4)、回線アダプタに対しリセット操作を行う(130
6)。強制指示付きの要求でないときは(1301)、
配下に「オフライン」25の状態でない回線があるかを
調べる(1303)。配下に「オフライン」25の状態
でない回線があるとき、入力コマンドを拒否する(13
05)。配下に「オフライン」25の状態でない回線が
ないとき、対応する回線アダプタ制御テーブルの現在の
状態70を「オンライン」にし(1304)、回線アダ
プタに対しリセット操作を行う(1306)。
【0062】なお、次の場合は、保守用コンソールから
の入力要求を拒否する。「オフライン」64の状態の回
線アダプタに対して、回線アダプタの非活性化要求が入
力された場合。「保守操作中」65の状態の回線アダプ
タに対して、初期化要求が投入された場合。配下に「オ
フライン」25の状態でない回線を有する「保守操作
中」65の状態の回線アダプタに対して、活性化要求が
投入された場合。「オンライン」63の状態の回線アダ
プタに対して、活性化要求または初期化要求が投入され
た場合。このように、配下に「保守操作中」27の状態
の回線を持つ回線アダプタに対する活性化要求を拒否
し、また、「保守操作中」65の状態の回線アダプタに
対する初期化要求を拒否する。このため、保守操作中に
他の保守用コンソールからの操作に影響されることがな
くなり、遠隔保守装置と被保守装置の両方から矛盾なく
独立に保守操作が可能となる。
【0063】−第2の実施例− 排他制御装置がホスト計算機にあるとする(図4に示す
回線の状態管理をホスト計算機側で行う)。その他は第
1の実施例と同様とする。CCP2から入力した保守操
作指令47は、ホスト計算機1へ転送される。ホスト計
算機1は、回線の状態より指令の実行可否を判定し、そ
の判定結果をCCPへ送信する。CCPは、ホスト計算
機1の判定結果が指令実行可能ならば、指令を実行す
る。ホスト計算機1の判定結果が指令実行不可能なら
ば、拒否メッセージを保守用コンソール15に出力す
る。
【0064】ホスト計算機1から入力した保守操作指令
37は、ホスト計算機1内で実行の可否を判定し、実行
不可能ならば、拒否メッセージを保守用コンソール8に
出力する。実行可能ならば、指令をCCP2へ転送す
る。CCP2は、指令を実行する。上記処理以外の処理
は、第1の実施例の処理と同様である。排他制御装置を
ホスト計算機側に設ける場合は、既存のCCPに変更を
加えることなく、保守用コンソール間で排他制御機能を
持った遠隔保守が実現できる。 −第3の実施例− 遠隔保守装置をホスト計算機とし、被保守装置を部門計
算機とする。 システム構成:図26に、システム構成を示す。部門計
算機71とホスト計算機1は、CCP2を介し、回線4
で接続する。部門計算機71は、回線4を介して端末と
接続する。
【0065】部門計算機の構成:図27に、部門計算機
71の構成を示す。部門計算機71は、図3に示すCC
Pの構成において、チャネルによるホスト計算機との接
続のない構成である。 保守・運用操作の装置ごとの役割分担:部門計算機に接
続するリソースに対する保守操作は、ホスト計算機およ
び部門計算機の両方から可能とする。但し、次の役割分
担を行う。部門計算機は、リソースの運用開始/運用停
止操作(活性化/非活性化操作)が可能である。また、
折り返しテスト(障害箇所の切り分け,障害修復後正常
性確認)、パッケージの切り離しまたは接続要求、回線
アダプタの初期化等の保守操作が可能である。ホスト計
算機は、前記折り返しテスト等の保守操作のみが可能で
ある。運用に関する操作を部門計算機からのみ実行可能
とするのは、運用者からみたリソースの状態管理を容易
にするためである。保守操作を部門計算機からでもホス
ト計算機からでも実行可能とするのは、部門計算機から
の現地保守(部門計算機を構成するパッケージの交換
等)と,ホスト計算機からの遠隔保守とが必要だからで
ある。
【0066】回線および回線アダプタの保守操作の実現
方法は、遠隔保守装置と被保守装置の役割を逆転しただ
けで、第1の実施例と同様である。
【0067】
【発明の効果】本発明の遠隔システムによれば、被保守
装置に接続する回線等のリソースに対し、遠隔保守装置
の保守用コンソールおよび被保守装置の保守用コンソー
ルの両方から独立に且つ矛盾なく保守操作が可能とな
る。また、被保守装置に接続する各回線に対して、回線
に対する非活性化,活性化操作が不要となり、オペレー
タ操作の負担が減る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の遠隔システムの構成図。
【図2】ホスト計算機のハードウエア構成図。
【図3】CCPのハードウエア構成図。
【図4】回線の状態遷移図。
【図5】回線制御テーブルの構成図。
【図6】通信回線の接続手順図。
【図7】通信回線の切断手順図。
【図8】回線の保守操作を実現するための機能構成図。
【図9】保守操作要求メッセージの形式図。
【図10】保守操作応答メッセージの形式図。
【図11】「オフライン」状態の回線に対し、保守操作
開始要求を投入したときの処理手順図。
【図12】「保守操作中」状態の回線に対し、保守操作
終了要求を投入したときの処理手順図。
【図13】「保守操作中」状態の回線に対し、保守操作
終了要求を投入したときの処理手順図。
【図14】「リトライ中」状態の回線に対し、保守操作
開始要求を投入したときの処理手順図。
【図15】「オフライン」状態の回線に対し、活性化要
求を投入したときの処理手順図。
【図16】「オンライン」状態の回線に対し、非活性化
要求を投入したときの処理手順図。
【図17】「リトライ中」状態の回線に対し、非活性化
要求を投入したときの処理手順図。
【図18】「オンライン」状態の回線に回復可能な障害
が発生したときの処理手順図。
【図19】「リトライ中」状態の回線に対する回線接続
手順が成功したときの処理手順図。
【図20】回線アダプタの状態遷移図。
【図21】回線アダプタ制御テーブルの構成図。
【図22】「オフライン」状態の回線アダプタに対し、
初期化要求を投入したときの処理手順図。
【図23】「保守操作中」状態の回線アダプタに対し、
活性化要求を投入したときの処理手順図。
【図24】「オフライン」状態の回線アダプタに対し、
活性化要求を投入したときの処理手順図。
【図25】「オンライン」状態または「保守操作中」状
態の回線アダプタに対し、非活性化要求を投入したとき
の処理手順図。
【図26】第3の実施例の遠隔システムの構成図。
【図27】部門計算機のハードウエア構成図。
【符号の説明】
1−1 ホスト計算機 2−1 通信制御処理装置(CCP) 3−1 チャネル 4−1 通信回線 5−1 処理装置、 6 命令実行プロセッサ 7 主記憶装置 8−1 保守用コンソール 9 サービスプロセッサ 10 入出力制御装置 11 命令実行プロセッサ 12 主記憶装置 13−1 チャネルアダプタ 14−1 回線アダプタ 15 保守用コンソール 16 サービスプロセッサ 60−1 回線制御テーブル 19 保守操作要求元記憶する領域 20 保守操作開始要求 21 保守操作終了要求 23 回線回復可能障害発生 26 回線の「リトライ中」状態 27 回線の「保守操作中」状態 28 回線活性化要求 29 回線非活性化要求 31 保守操作指令解析部 32 保守操作指令送受信制御部 33 メッセージ表示・作成部 34 保守操作指令解析部 35 保守操作指令送受信制御部 36 回線制御部 62 メッセージ表示・作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳生 和男 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社 日立製作所 システム開発研 究所内 (56)参考文献 特開 昭60−181940(JP,A) 特開 昭64−26940(JP,A) 特開 平1−261733(JP,A) 特開 昭61−195437(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/34 G06F 13/00 G06F 15/16 - 15/177

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被保守装置と,被保守装置を遠隔から保
    守する遠隔保守装置と,前記被保守装置と前記遠隔保守
    装置とを接続する接続媒体から構成する遠隔システムに
    おいて、 被保守装置と遠隔保守装置の両方に保守用コンソールを
    設けると共に、これら被保守装置の保守用コンソールと
    遠隔保守装置の保守用コンソールからの矛盾した保守操
    作を禁止する排他制御装置を前記被保守装置上または前
    記遠隔保守装置上の少なくとも一方に設け、前記排他制御装置は、被保守装置に接続する構成要素に
    対して、被保守装置または遠隔保守装置のうちの一つの
    保守用コンソールから保守操作開始要求を入力すると、
    保守操作要求元を記憶し、新たな保守操作が入力された
    ときにその保守操作要求元と前記記憶している保守操作
    要求元とを照合し、不一致のときに前記保守操作要求を
    拒否することにより、前記記憶している保守操作要求元
    から保守操作終了要求を入力するまでの間、他の保守用
    コンソールからの当該構成要素に対する保守操作要求を
    防止し、 これにより前記複数の保守用コンソールから被保守装置
    の構成要素に対し同等の保守操作を可能としたことを特
    徴とする遠隔システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠隔システムにおい
    て、前記排他制御装置は、強制指示付きの保守操作終了
    要求については、被保守装置および遠隔保守装置のどの
    保守用コンソールからでも受け付けるものであることを
    特徴とする遠隔システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遠隔シ
    ステムにおいて、保守操作要求元からの保守操作終了要
    求の入力時に、被保守装置および遠隔保守装置のうちの
    保守要求元以外の保守用コンソールに、保守操作終了を
    表わすメッセージを出力する保守操作終了メッセージ出
    力手段をさらに有することを特徴とする遠隔システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の遠隔システムにおいて、回復の見込のある障害が回線
    に発生したとき,相手通信ノードとの回線接続手順を一
    定時間間隔で繰り返し,この状態で前記回線を収容する
    被保守装置お よび遠隔保守装置のうちの一つの保守用コ
    ンソールから前記回線に対して保守操作開始要求を入力
    すると,相手通信ノードとの回線接続手順の実行を中止
    し,保守操作の実行が可能となり,保守操作の終了後,
    保守操作要求元の保守用コンソールから保守操作終了要
    求を入力すると,再び相手通信ノードとの回線接続手順
    を実行するリトライ手段と、接続が成功したとき,前記
    被保守装置および遠隔保守装置の保守用コンソールに障
    害回復を表わすメッセージを出力する障害回復メッセー
    ジ出力手段とをさらに有することを特徴とする遠隔シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の遠隔システムにおいて、被保守装置は、複数の回線を
    束ねて送受信制御を行う複数の回線アダプタを有し、運
    用を停止している回線アダプタに対して、前記回線アダ
    プタを収容する被保守装置および遠隔保守装置のうちの
    一つの保守用コンソールから、活性化要求を入力する
    と、当該回線アダプタに対して動作に必要な初期化情報
    の設定を行い、当該回線アダプタの配下の全回線に対
    し、相手通信ノードとの回線接続手順を実行し、初期化
    要求を入力すると、当該回線アダプタに対して動作に必
    要な初期化情報の設定を行い、当該回線アダプタの配下
    の回線に対する保守操作を可能とし、この状態で前記回
    線アダプタに対して、保守用コンソールから、活性化要
    求を入力すると、当該回線アダプタの配下の全回線に対
    し相手通信ノードとの接続手順を実行することを特徴と
    する遠隔システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遠隔システムにおい
    て、被保守装置は、回線アダプタの動作に必要な初期化
    情報の設定が完了した後、配下の回線に対して保守操作
    を行っている当該回線アダプタに対する活性化要求およ
    び初期化要求を拒否し、回線の保守操作を妨げないよう
    にすることを特徴とする遠隔システム。
JP15896791A 1991-06-28 1991-06-28 遠隔システム Expired - Fee Related JP3166036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15896791A JP3166036B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 遠隔システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15896791A JP3166036B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 遠隔システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512058A JPH0512058A (ja) 1993-01-22
JP3166036B2 true JP3166036B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=15683286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15896791A Expired - Fee Related JP3166036B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 遠隔システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3166036B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5947110B2 (ja) 2012-05-25 2016-07-06 Dmg森精機株式会社 切削加工用の吸塵用アタッチメント、工作機械用の吸塵ダクト、工作機械用の工具ホルダ及び工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0512058A (ja) 1993-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110647580B (zh) 分布式容器集群镜像管理主节点、从节点、系统及方法
US5535326A (en) System and method for logical console verification and feedback
US6173420B1 (en) Method and apparatus for fail safe configuration
US6212649B1 (en) System and method for providing highly-reliable coordination of intelligent agents in a distributed computing system
US20030177412A1 (en) Methods, apparatus and computer programs for monitoring and management of integrated data processing systems
US20030051186A1 (en) Methods to restore tests execution after unexpected crashes for use in a distributed test framework
US6651093B1 (en) Dynamic virtual local area network connection process
US7917672B2 (en) Path maintenance mechanism
JPH0581942B2 (ja)
US20050021908A1 (en) Storage system and setting method for storage configuration information
WO2002021275A1 (en) Method and apparatus for ensuring data integrity
EP1952254A2 (en) Method, process and system for sharing data in a heterogeneous storage network
JPH06243072A (ja) 分散処理システムの分散トランザクションコミット制御方式
US20040221203A1 (en) Method and system for handling an unexpected exception generated by an application
US5946463A (en) Method and system for automatically performing an operation on multiple computer systems within a cluster
JP3166036B2 (ja) 遠隔システム
JPH02266429A (ja) コンソール装置の監視方法及び情報処理システムのコンソール制御方法
EP0372411B1 (en) Floating console control system
JPH06250886A (ja) 計算機システムの遠隔監視方法及び遠隔計算機管理システム
EP0294891B1 (en) Office automation system
JP3446817B2 (ja) ファイバーチャネルスイッチ
JPH04117747A (ja) ネットワークシステムの被管理ノード計算機
JPH1091235A (ja) 工程管理機能付ネットワークシステム
JPH0258144A (ja) メッセージ代行送信方式
KR100300783B1 (ko) 고가용성시스템의구성방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees