JP3165526U - 標本用スライドガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】隔壁体を粘着シート体の粘着剤層によってスライドガラス本体から分離でき、スライドガラス本体の上面に載せた検査試料を、嵩張ることなくコンパクトに保存でき、スライドガラス本体の上面に於ける隔壁体内に検査試料を載せ易くなり、検査試料が隔壁体外に漏れるような虞がなく、取扱い易く、安全性が高く、構成簡素で、量産に適し、低廉で、経済的な標本用スライドガラスを提供する。
【解決手段】スライドガラス本体Aと、該スライドガラス本体Aの上面に粘着シート体Cを介して接着する隔壁体Bとからなり、隔壁体Bは、粘着シート体Cの粘着剤層によってスライドガラス本体Aから分離可能となるよう形成して、スライドガラス本体Aの上面に載せた検査試料を保存できるよう構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、細胞や細菌やウイルスやその他の適宜検査試料を顕微鏡等で観察した後に、この検査試料を標本として保存し易くなるように工夫した標本用スライドガラスに関するものである。
従来、この種のスライドとしては、例えば、特許文献1に開示されているような疎水性防壁によって規定された反応区域を有するスライドがある。これは、実質的に矩形で平らなスライド基体の上面を、疎水性防壁部材によって少なくとも1つの反応区域の全境界を仕切るように形成し、しかも、前記疎水性防壁部材は、前記反応区域上に載せた一定量の水性溶液がその区域の境界を越えないような十分な高さまで上方向に突出させて構成したものである。
特表2002−526785号公報
ところが、前述の如きスライドにあっては、適宜検査試料を顕微鏡等で観察した後に、この検査試料を標本として保存する場合に、ある程度高さのある疎水性防壁部材によって嵩張ることとなり、よりコンパクトに保存することが難しい等の難点があった。
そこで、本考案は、前述のような難点等を解消すると共に、取扱い易く、構成が簡素で、量産に適し、比較的低廉で、経済的な標本用スライドガラスを提供すべく案出されたもので、請求項1にあっては、顕微鏡で検査試料が観察された後、この検査試料を標本として保存しておけるように構成された標本用スライドガラスであって、スライドガラス本体Aと、このスライドガラス本体Aの上面に粘着シート体Cを介して接着される隔壁体Bとからなり、隔壁体Bは、粘着シート体Cの粘着剤層7によってスライドガラス本体Aから分離可能となるよう形成されて、スライドガラス本体Aの上面に載せられている検査試料を保存しておけるよう構成する手段を採用した。
また、請求項2にあっては、前記隔壁体Bは、枠状の外周壁2と、この外周壁2内を区画する適数の仕切壁3とによって形成し、前記粘着シート体Cは、隔壁体Bの下端面形状に合致するように構成する手段を採用した。
更に、請求項3にあっては、前記粘着シート体Cは、樹脂製のベースフイルム5と、このベースフイルム5の上面に形成される接着剤層6と、ベースフイルム5の下面に形成される粘着剤層7とからなり、接着剤層6は隔壁体Bに接着され、粘着剤層7はスライドガラス本体Aの上面に剥離可能に接着されるよう構成する手段を採用した。
従って、請求項1記載の標本用スライドガラスによれば、スライドガラス本体Aの上面に載せた検査試料を顕微鏡で観察した後に、隔壁体Bを粘着シート体Cの粘着剤層7によってスライドガラス本体Aから分離させることができ、スライドガラス本体Aの上面に載せた検査試料を、嵩張ることなくコンパクトに保存できるようになる。
しかも、標本用スライドガラス自体の構成が簡素となり、量産に適し、比較的低廉で、経済的なものとなる。
加えて、スライドガラス本体Aの上面に粘着シート体Cを介して隔壁体Bを接着してあるので、スライドガラス本体Aの上面に於ける隔壁体B内に検査試料を載せ易くなると共に、検査試料が隔壁体B外に漏れるような虞のないものとなり、取扱い易く、安全性の高い標本用スライドガラスとなる。
また、請求項2記載の標本用スライドガラスによれば、一つのスライドガラス本体Aの上面に複数の検査試料を載せることができるようになると共に、クロス・コンタミネーションが生じ難いものとなる。
更に、請求項3記載の標本用スライドガラスによれば、スライドガラス本体Aの上面に隔壁体Bを確実に且つ簡単に接着することができ、しかも、スライドガラス本体A上面から隔壁体Bを比較的簡単に剥離することができるようになる。加えて、剥離したときに、スライドガラス本体Aの上面に粘着シート体Cの一部が残るような虞のないものとなる。
特に、粘着シート体Cは、加工が容易となり、隔壁体Bの形状に応じたものを簡単に形成できるようになる。
本考案の標本用スライドガラスを例示する分解斜視図である。 本考案の標本用スライドガラスを例示する部分断面図である。
以下、本考案を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本考案は、例えば、細胞や細菌やウイルスやその他の適宜検査試料を顕微鏡等で観察した後に、この検査試料を標本として保存し易くした標本用スライドガラスである。
具体的には、スライドガラス本体Aと、このスライドガラス本体Aの上面に粘着シート体Cを介して接着される隔壁体Bとからなるものである。
そして、隔壁体Bは、粘着シート体Cの粘着剤層7によってスライドガラス本体Aから分離可能となるよう形成されて、スライドガラス本体Aの上面に載せられている検査試料を保存しておけるよう構成することにより、前述の如き課題を達成するものである。
前記スライドガラス本体Aは、例えば、透明な適宜ガラスや、透明な適宜樹脂材によって矩形板状に形成され、その長手方向一端がわ部分には、標本の名称や、分析処理法や、その他の適宜情報が記載可能な情報表示部が設けられている。
尚、スライドガラス本体Aの具体的形状や、寸法や、材質や、情報表示部の有無や、情報表示部の具体的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更できるものである。
前記隔壁体Bは、例えば、透明な適宜樹脂材によって上下が開放されている適宜矩形枠状を呈し、スライドガラス本体Aの情報表示部1を除く部分に略合致するように形成されている。
しかも、図示例のものは、矩形枠状の外周壁2と、この外周壁2内を長手方向で二つに仕切る仕切壁3とで一体的に構成されている。
尚、隔壁体Bの具体的構成や、形状や、寸法や、材質や、外周壁2の具体的形状や、寸法や、仕切壁3の具体的形状や、寸法や、数や、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更できるものである。
前記粘着シート体Cは、例えば、樹脂製のベースフイルム5と、このベースフイルム5の上面に形成される接着剤層6と、ベースフイルム5の下面に形成される粘着剤層7とからなり、接着剤層6は隔壁体Bに接着され、粘着剤層7はスライドガラス本体Aの上面に剥離可能に接着されるよう構成されている。
しかも、粘着シート体Cは、隔壁体Bの下端面形状に合致するように切断して構成されている。
前記ベースフイルム5は、例えば、ポリプロピレンやPET等の極めて薄い樹脂シート材によって構成されている。しかも、検査試料の検査結果に影響を与えないようなもの(例えば、細菌等に対して毒性がないもの)が採用される。
前記接着剤層6は、適宜接着剤で構成され、粘着シート体C(ベースフイルム5)を隔壁体Bに確実に且つ強力に接着できるようなものが採用されている。しかも、検査試料の検査結果に影響を与えないようなものが採用される。
尚、接着剤層6は、適宜粘着剤で構成し、その粘着力を利用して隔壁体Bに確実に且つ強力に接着できるようにしたものであっても良い。但し、この接着剤層6の粘着力は、粘着剤層7の粘着力よりも強いものでなければならない。
前記粘着剤層7は、適宜粘着剤で構成され、その粘着力を利用して粘着シート体C(ベースフイルム5)をスライドガラス本体Aに剥離可能に接着できるものであれば良い。しかも、検査試料の検査結果に影響を与えないようなものが採用される。
特に、粘着剤層7に使用される粘着剤は、乾燥すると強力な粘着力を発揮でき、培養液や水に濡れた状態のときは粘着力が弱まって、剥離し易くなるように構成されたものが望ましい。
ところで、粘着シート体Cの具体的構成や、形状や、寸法や、材質や、ベースフイルム5の具体的形状や、寸法や、材質や、接着剤層6の具体的構成や、形状や、寸法や、材質や、粘着剤層7の具体的構成や、形状や、寸法や、材質等は、図示例等に限定されることなく、適宜自由に設定、変更できるものである。
しかして、本考案の標本用スライドガラスは、検査試料を顕微鏡で観察した後に、隔壁体Bをスライドガラス本体Aから分離させることが簡単に行え、スライドガラス本体Aの上面に載せた(マウントさせた)検査試料を、嵩張ることなくコンパクトに保存できるようになる。しかも、隔壁体Bで囲繞されたスライドガラス本体Aの上面に検査試料を載せ易くなると共に、検査試料が隔壁体B外に漏れるような虞がなくなり、取扱い易く、安全性の高いものとなる。
A スライドガラス本体
B 隔壁体
C 粘着シート体
1 情報表示部
2 外周壁
3 仕切壁
5 ベースフイルム
6 接着剤層
7 粘着剤層

Claims (3)

  1. 顕微鏡で検査試料が観察された後、この検査試料を標本として保存しておけるように構成された標本用スライドガラスであって、スライドガラス本体と、このスライドガラス本体の上面に粘着シート体を介して接着される隔壁体とからなり、隔壁体は、粘着シート体の粘着剤層によってスライドガラス本体から分離可能となるよう形成されて、スライドガラス本体の上面に載せられている検査試料を保存しておけるよう構成したことを特徴とする標本用スライドガラス。
  2. 前記隔壁体は、枠状の外周壁と、この外周壁内を区画する適数の仕切壁とによって形成し、前記粘着シート体は、隔壁体の下端面形状に合致するように構成したことを特徴とする請求項1記載の標本用スライドガラス。
  3. 前記粘着シート体は、樹脂製のベースフイルムと、このベースフイルムの上面に形成される接着剤層と、ベースフイルムの下面に形成される粘着剤層とからなり、接着剤層は隔壁体に接着され、粘着剤層はスライドガラス本体の上面に剥離可能に接着されるよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の標本用スライドガラス。
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